FX 真説?ドル巻き戻しのお話

米GMの債権者が、急遽、修正案を受け入れることになって、
GM問題は新たな展開となりましたが、
破産法申請を計画しているとも報道されて、
混沌としているようですね。

<一昨日27日(水)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが
方向まちまちの揉み合いとなりました。
日通関ベース貿易収支(4月 季調済)は
市場予想より弱い−521億円となりましたが、
前回値が大きく上方修正されました。
日銀政策会合議事録では、
「金融面での追加措置は必要ないの意見が
多かったこと。政府の経済危機対策の効果には不確実な面があり、
幅を持ってみていく必要があるとの意見が多かったこと。」
などが発表されました。
豪Westpac先行指数(3月)は好転して0.3%となりました。
NBNZ企業信頼感(5月)も好転して1.9となりました。
日経平均は前日比+127.96円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
ポンドが堅調傾向でしたがNY前に一時反落しました。
ECB専務理事が「中国の為替と外貨準備に関する
国際協調が必要。」との認識を示しました。
中国人民銀行が「中国の経済回復には依然として
強い下方圧力がある。」との見解を示しました。
米GMが「既存債務と株式交換の申込み期限を終了。
272億ドルの無担保債務の株式化提案は期限切れとなった。
債務と株式との交換は完了しない。次の措置を協議する。」
と発表しました。

ニューヨーク時間では、
前半にドル円が軟調傾向の揉み合いとなり、
ポンドドルなどドルストレートが
堅調傾向での揉み合いとなりましたが、
後半はドル円が堅調となり、ドルストレートが軟調となりました。
中国が「輸出セクターの支援のため人民元の安定を維持。
外需の落込みは中国経済の最大の問題。」
との認識を発表しました。
米中古住宅販売件数(4月)は
市場予想より強い468万件となりましたが、
前回値が下方修正されました。
発表時間が未定であった独消費者物価指数速報が発表されて、
市場予想より弱い−0.1%となりました。
格付け会社のムーディーズが「米国は債務増となっているものの、
格付けAAAを維持する」と発表しました。
ECB副総裁が「域内の中期的な経済見通しは期待できるが、
財政コストが膨大に増加する見込み。
ユーロ圏経済は2010年に緩やかに回復。」との認識を示しました。
ガイトナー米財務長官が
「米経済には安定化の初期の兆候が見られる。」
との認識を示しました。
米5年債の入札では需要が堅調で、
落札金利が08年10月以来の高水準となりました。
NY原油は63ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−173.47ドルで取引を終えました。

<昨日28日(木)の主な出来事>

東京時間ではドル円が堅調となり、
ドルストレートが軟調となりました。
日小売業販売額(4月)は前年比で
市場予想よりは強い−2.9%となりました。
豪コンファレンスボード景気先行指数(3月)は0.4%となりました。
韓国が北朝鮮に対する警戒レベルを2に引き上げました。
NZ政府が「09-10年度の財政赤字は
118.7億NZドル」と発表しました。
NZ財務相が「2010年度のGDP見通しは−1.7%、
2010年度第1四半期の失業率は7.5%に上昇見通し。」
と発表しました。
格付け機関のムーディーズが「NZの財政には懸念があるが、
格付けは維持して、見通しは安定的。」と発表しました。
格付け会社のS&PがNZの格付け見通しを安定的に引き上げました。
日経平均は前日比+12.62円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円は初め堅調継続となりましたが、
その後、一時軟調な揉み合いとなりました。
ドルストレートは初め軟調継続となりましたが
その後、反発して揉み合いとなりました。
スイス貿易収支(4月)は25.6億スイスフランとなりました。
独失業率(5月)は市場予想より強い8.2%となりました。
欧業況判断指数(5月)は−3.17、欧消費者信頼感(5月)は−31、
鉱工業信頼感(5月)は−34となって、
それぞれ市場予想より弱い結果となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
ドルストレートの多くが上下動の揉み合いとなりました。
米耐久財受注(4月)は市場予想より強い1.9%となって、
米新規失業保険申請件数も
市場予想より強い62.3万件となりましたが、
前回値がともに下方修正されました。
CNBCが「米GMの債権者が修正案を受け入れることとなった。
社債保有者の委員会が債務株式化提案を支持することになった。
米GMが破産法を申請する場合は米財務省が財産を取得する。」
ことなどが報道されました。
米新築住宅販売件数(4月)は
市場予想より弱い35.2万件となりました。
米政府が「米GMへの新たな資金援助は400億ドルの可能性。
このうち90億ドルはカナダ政府からのものとなる。」
と発表しました。
次回のG20サミットは9月24-25日に
ピッツバーグで行われることが発表されました。
NY原油は64ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+103.62ドルで取引を終えました。

<週末で月末の今日29日(金)の主な予定>

朝7時45分にNZ住宅建設許可(4月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(5月)、
朝8時半に日失業率(4月)、日全国消費者物価指数(4月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(4月)、
午後2時に日住宅着工戸数(4月)、日建設工事受注(4月)、
午後3時に独小売売上高指数(4月)、
同午後3時に英ネーションワイド住宅価格(5月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(5月)、欧失業率(4月)、
午後6時半にスイスKOF先行指数(5月)、
夜9時半に米四半期GDP(改定値)、米四半期個人消費(改定値)、
米四半期コアPCE、
同夜9時に加四半期経常収支、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(5月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(5月 確報値)、
などの経済指標が発表されます。
(日)・独・欧・米の指標には注目です。

さて、米債の入札では米7年債入札がやや不調のようでしたが、
5年債はまずまずの結果となったようです。
米経済について年内にいったん緩やかな回復が始まり、
来年に小幅な回復が続くとの見方が市場では多いものの、
一部では、景気対策の効果が薄れれば、
民間セクターが再び景気後退となるとの懸念や、
国債増発への懸念が強まれば、
追加の景気対策の策定が難しくなる可能性もあるとして、
二番底もありえると指摘する声もあるようです。

また、英国のブラウン首相によれば、世界的な金融危機で
最も深刻な打撃を受けたのが貿易であり、
世界的な金融危機は貿易危機へと発展したとのことで、
各国が協調して貿易フローを維持するための
貿易金融の対策を打ち出さない限り世界貿易は
崩壊する可能性がある、と指摘したそうで(WSJ)、
市場では米債格下げリスク後退によりリスク選好動意も強いものの、
警戒感は忘れずにいたいものです。

そして、英国が第二次世界大戦後で最大の国債を09年に発行する
見込みとなったことに継いで、独政府も476億ユーロの国債を
発行することを閣議決定したとのことで、
ユーロ圏の長期金利の指標となる独連邦債10年物の利回りが
27日に3.6%超と半年ぶりの高水準となり、
長期金利が上昇しているとのことです。
景況感があまり改善しないまま長期金利が上昇すると
企業の資金調達コストの増加につながり
景気回復が遅れることもあり、
一部では各国の財政悪化とともに長期金利の上昇を
懸念する声もあるようです。

一方、報道によりますと、米GMの関係者の談話として
米GMは週内には破産法申請を行わない見込みとのことですが、
米GMは「272億ドルの無担保債務の株式化提案は期限切れとなった。
債務と株式との交換は完了しない。次の措置を協議する」とした後、
昨28日に急遽、債権者が修正案を受け入れることになったことや、
社債保有者の委員会が債務株式化提案を支持することになった
とのことで新たな展開となりました。
しかし、破産法申請を計画しているとも報道されて
混沌としているようです。
週明け6月1日(月)の「米GM運命の日」が注目されます。


さて今日は、真説?ドル巻き戻しのお話です。

世界的なビリオネアのウォーレン・バフェット氏が、
まだ若き頃に、すでにミリオネアとなってからも
ボロボロのポンコツ・ワーゲンに乗っていたお話も有名ですが、

日本でも経団連の会長であった故土光敏夫氏の
丸干しメザシのお話も有名でしたね。

また、ビル・ゲイツ氏がヨットの停泊料が高いといって、
停泊しようとしていた係留場所を替えたというお話もあって、(笑)

けっこうほんとうのお金持ちたちにも節約家がいるものですが、

一方、ブランド物を身につけてベンツを乗り回す人の中にも
ひところのIT関連の社長たちのように、
ともあれほんとうにお金のある人もいれば、

良い風体はしていても、その実、借金まみれの
ただのはったりや見栄っ張りという人もいるようで、(苦笑)

外観や生活様式だけでは、その中身が判らないことがありますね。

また、(話は変わりますが)

外気温ということだけでは、これから暖かくなる春と
これから寒くなる秋とのの区別がつかないこともあって、

一部の外観だけでは見えないものがあるものです。

さて、

このような外観と中身が違うことはよくあることで、
為替相場でも指摘されることがあります。

昨年の2008年の暮れに、
1ドルが対円で87円台にもなっていたドルですが、

今年2009年の3月から4月にかけて、
ドルが円に対してもユーロに対しても買い進まれたことがあって、
4月6日には一時101円前半までドル円が上昇しました。

金融危機の本家の米国の経済収縮のキリモミは緩和してきても
なお実体経済は収縮過程にあって好転しているわけでもないのに
なんとも不可解なところもあって、

「米国が7,600億ドル規模もの経済対策を行うということは、
 さらに巨額の財政赤字を積み増さなくてはならないのに…。」

といぶかる声もありました。

「これは、経済回復への期待感によるものである」という、

もっともらしい論調に無理に納得する見方も多い中、
一部では全く違う見方をしている専門家たちもいました。

「いや、この動きの主要因は米経済回復への期待感だけではない…。」
 これは投資マネーの回帰現象だ。」

「それは、どういうことですか?」

「うむ…。海外投資に使われる通貨のほとんどは米ドルで、
 海外投資ではそのドルを売って、現地通貨を買い、
 現地での決済を行うことが多いのだよ。」

「……。」

「新興国はほとんどが高金利通貨なので、
 あらかじめフォワードでドルを売り、
 現地通貨を調達するということは、
 広義のキャリートレードということなるんだよ。」

「……。」

「さて、ここにきて世界的な実体経済の悪化と経済収縮によって、
 新興国での事業や投資の不振から、投資家やファンドによる
 投資資金の引きあげが本格化して、為替市場を通じて
 興国の通貨を売り払ってドルを買戻し、世界の新興国から
 ドルを回収して米国へ還流させる動きとなったのさ。」

「……。」

「ドルの回帰現象といってよいと思う。
 まぁ、もっとも金融危機により米国内の銀行が
 資金不足となったことで、信用収縮によって開いた穴を
 埋めようとするためのドル回収の動きもあったと思うよ。」

「では、このドル高の動きは一時的と?」

「もちろん、経済回復への期待感も背景にはあるさ。
 投資資金の引きあげによるドル回帰という
 ひとつの理由だけではないよ。」

「……。」

「ただ、『米経済が底入れしてきているからドルが上げた』
 とだけと思っていると違うところもあるというわけだよ。」

「……。」

「もしも、新興国からの投資資金の引きあげによる
 ドル高としたら、この後の世界の経済はどうなると思う?
 収縮だろうか、拡大だろうか。」

「……?」

「そんなこと、あえて言わなくてもわかると思うが…、
 一時的なドル高は、あることの始まりのオーメンとなることも
 あるのだよ。次の章のプロローグとなるのかもしれない…。」

まるで書店に並ぶ一部のトンデモ本のような…。(失礼)
でも、リアルに迫る視点でもあるような…。

はて? その真相は如何に…。


FX ブラックジャックとトレードお話

ボクシングの内藤大助選手が苦しい戦いを征して
5度目のチャンピオン防衛を果たしましたね。

<週はじめの一昨日25日(月)の主な出来事>

東京時間では、ドル円が昼過ぎから堅調な動きとなりました。
他の主要通貨ペアは下げては上げる上下動となりました。
米GMが米財務省から40億ドルの追加融資を受けたことと、
6月1日以降に76億ドルが必要となることを発表しました。
日全産業活動指数(3月)は市場予想より弱い−2.4%となりました。
朝鮮中央通信が「北朝鮮が地下核実験を行った」
ことを報道しました。
日銀金融経済月報では「悪化が続く実体経済で低金利の緩和効果が
減殺されている。企業の資金調達コストは低水準。」
などが報告されました。
北朝鮮が短距離ミサイルを複数発射しました。
オバマ米大統領が「北朝鮮の核とミサイル実験は諸国にとって
重大な懸念要因。北朝鮮の行動に対して国際社会の対応が必要。」
などの認識を示す声明を出しました。
日経平均は前週末比+121.19円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
英国株式市場がレイト・バンク・ホリデーで休場となりました。
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
独IFO景気動向(5月)は84.2、独IFO現況評価値(5月)は82.5と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
独IFO予想値(5月)は市場予想より強い85.9となりました。
欧州委員が「米国よりも欧州銀行の資本再構築が必要な状況。
欧州では積極的に雇用を生み出す必要」などの認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
米主要市場がメモリアル・デーで休場となりました。
ドル円とクロス円がやや軟調傾向の揉み合いとなりました。
カナダ財務相が
「経済に良い兆候はあるが依然として景気後退にある」
との認識を示す発言をしました。
オバマ米大統領が「国際社会は北朝鮮の核実験に対し行動すべき」
との見解を表明しました。
欧ECBの専務理事が「1%が政策金利の最低水準と決定していない。
6月の理事会から数週間以内に不良資産買い入れを開始予定。」
などの主旨の発言しました。

<昨日26日(火)の主な出来事>

東京時間では、主要通貨ペアが
軟調傾向の上下動の揉み合いとなりました。
国連安保理が「北朝鮮の核実験に対して反対を表明」しました。
NZ貿易収支(4月)は市場予想より強い2.76億NZドルとなりました。
日企業向けサービス価格指数(4月)は前年比で−2.4%となりました。
朝鮮中央通信が「オバマ政権でも北朝鮮に対して敵視政策。
米国による無謀な攻撃に対し準備。」と報道しました。
英テレグラフ紙が「独金融当局が、独国内銀行の不良債権増大の
可能性を警告」したことを報道しました。
日経平均は前日比−36.19円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドルストレートが軟調となった後に反発して、
ドル円が堅調傾向で推移しました。
独四半期GDP(確報)は市場予想とおりの−3.8%、
独輸入物価指数(4月)は市場予想より弱い−8.6%となりました。
独GFK消費者信頼感調査(6月)は市場予想とおりの2.5となりました。
北朝鮮が短距離ミサイルを発射したことが報道されました。
欧経常収支(3月)は−65億ユーロとなりました。
原油先物価格が一時軟調となりました。

ニューヨーク時間では
主要通貨ペアが上下動しながらも堅調傾向となっていきました。
米S&Pケースシラー住宅価格(3月)は前年比で
市場予想より弱い−18.70%となりました。
米消費者信頼感指数(5月)は54.90、
米リッチモンド連銀製造業指数(5月)は4と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
米ダラス連銀製造業活動指数(5月)は
市場予想よりは強い−21.5%となりました。
株式交換に応じた米GMの債権者は10%以下であることが、
関係者の談話として報じられました。
英BOE政策委員が「英国は最終的に財政赤字を対処が必要」
との認識を示す発言をしました。
米2年物債券の入札は応札倍率が2.94倍で、
ほぼ前回並みの取引となりました。
NY原油は62ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+196.17ドルで取引を終えました。

<今日27日(水)の主な予定>

朝8時50分に日貿易収支(4月 季調済)、日銀政策会合議事録、
午前9時半に豪Westpac先行指数(3月)、
昼の12時にNBNZ企業信頼感(5月)、
〔時間未定〕独消費者物価指数速報(5月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(4月)、米住宅価格指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。

<明日28日(木)の主な予定>

朝8時50分に日小売販売額(4月)、日大型小売店販売額(4月)、
午前9時に豪コンファレンスボード景気先行指数(3月)、
午後3時15分にスイス貿易収支(4月)、
午後4時55分に独失業率(5月 季調済)、独失業者数(5月)、
午後6時に欧業況判断指数(5月)、欧消費者信頼感(5月)、
欧鉱工業信頼感(5月)、
夜9時半に米耐久財受注(4月)、米新規失業保険申請件数、
夜11時に米新築住宅販売件数(4月)、
などの経済指標が発表されます。
独・(欧)・米の指標には注目です。

さて、北朝鮮が2度めの核実験となる地下核実験を行ったことや、
短距離ミサイルを複数発射したことで地政学リスクの高まりから、
相場も限定的ながら一時揺れる展開となりました。

また、報道によりますと、日米間で金利差のねじれ現象が進んで
いるとのことで、長期金利では米財政悪化懸念を背景に拡大して、
短期金利では米国の金融緩和策が長引き政策金利はしばらくは
上がらないとの観測を背景に縮小しているとのことです。
アナリストの見解では、長期での金利差の拡大は政悪化懸念での
「ドルの悪い金利上昇」として、短期金利の縮小とともに
ドル売り圧力となると見る向きがあるそうです。

一方、米シカゴのマーカンタイル取引所の通貨先物取引では、
3週連続でユーロの対ドルでの買い越し額が拡大していて、
5ヵ月ぶりの水準まで上昇しているとのことで、
一部では「一方的に買われてきた反動が出やすくなってきている」
との見方が広がってきているとのことですが、

他方、ユーロ圏の短期金利が上昇したことを背景に、
根強い先高感もあるとのことです。

また、報道によりますと、ドイツ銀行、クレディ・スイス、
UBSの3行がレベル3の高リスク証券化商品を大量に保有している
ことが明らかになって、ドイツ銀行が自己資本の2.4倍、
クレディ・スイスが自己資本の2.4倍、UBSが自今資本の1.5倍、
ともなる保有量となっているとのことです。

なお、英RBS、英HSBC、北欧ノルディアは自己資本以内の保有量
のようですが、情報開示をしていないフランスやイタリアなどの
銀行を合わせると欧州銀全体の高リスク証券化商品の保有残高は
大幅に膨らむ見込みとのことで、今後、市場のテーマとなる
可能性もありそうです。

そして、今日27日(水)は米GMの債務株式化提案の期限延長に
ついての発表予定日ですが、債権者との調整は難航している
とのことです。


さて今日は、ブラックジャックとトレードお話です。

債券王といわれているピムコのビル・グロースは、
ウォールストリートから4,800Kmも離れた
ニューポートビーチを拠点として、

ビルの三階にある「ザ・ビーチ」と呼ばれる小部屋から
ピムコの総指揮を執っているのだそうですね。

グロースの執務室の「ザ・ビーチ」には彼が尊敬する
バーナード・バルークとJ・ピアポント・モルガン、
そして、ジェシー・リバモアの肖像画が飾られているそうです。

さて、グロースが大学生の頃に、
雨の日に車のスピードを出しすぎて自動車事故を起こし、
大学最後の一年間をほとんどノースカロナイナ州の病院で
過ごすことになりますが、

その治療中の退屈な日々の中で、ひょんなことから
エドワード・ソープという人の書いた "Beat the Dealer"という
本と運命の出会いをすることになったそうです。

この本はトレーディングのことではなく、
ディールはディールでもカジノのカードゲームの
ブラックジャックでディラーを打ち負かそうという内容で、(笑)
いわばギャンブル必勝本のたぐいのものでした。

そこに書かれていた方法は、
トランプカードを3つのグループに分けて、

「2から6まではマイナス1と数える」
「7から9まではゼロとして無視する」
「10と絵札とエースはプラス1と数える」

などとする方法で、
(詳細はお話が横道にそれてしまいますので割愛しますが)
トランプの52枚の出目のカウンティング法で
ディーラーをやっつけようとするものであったそうです。

やがて、自動車事故の怪我も治り、
若きグロースはなんとこの治療中の本がきっかけで、
ギャンブラーとしての生活がはじまります。

一泊6ドルのインディアン・モーテルというところに居を構えて、
200ドルを元手にカジノに入り浸るようになります。

そして、4ヵ月間で200ドルの元手が1万ドルとなっていました。(驚)

この若き日のギャンブルでの経験が、
後の債券トレーダーとしてのグロースの人生に
多大な影響を与えることとなったそうです。

そう…。

ギャンブルで「ある大切なこと」を彼は学んだのでした。

時がたち、2002年フォーチュン誌はグロースを
市場に多大な影響与える人として、
「債券王」という異名を与えることとなりました。

グロースが債券王と呼ばれるまでに、
その原動力となったのは、彼の投資哲学である
「トータル・リターン」という投資スタイルで、

そして、そのトレードスタイルの核は
彼が「趨勢」と「循環」と呼ぶ、
長期的"Seculer"と、短期的"Cyclical"の投資法でしたが、

さらにそのルーツを遡(さかのぼ)ると…、

若き日のグロースがカジノで学んだ

* 確率でプレー考える
* コツコツ単打を狙う
* 悪いときは降りる
* トータルで勝つ

であったのだそうです。

そして…、
カジノで学んだもうひとつのある大切なこと…。

グロースは、こう語ります。

「勝算があるときは大きな賭けに出るべきだ。
 ある特定の株が本当に気に入ったのか?
 それならポートフォリオの10%をそれに注ぎ込め。」

もちろん、抜け目のない彼は
しっかりとしたリスク管理を前提としているのですが、(苦笑)

グロースは勝ち目があると思えば巨大なポジションを恐れない、
ことでも伝説的なほどに有名なのだそうです。

細心にして大胆、大雑把なようで綿密。
そして、悪いときには降りるが、行くときには行く。

いかにも彼のトレードスタイルには
ギャンブラーの血が脈打っている感じがしますね。(笑)

さて、

もしかしますと私達のトレードでも、

(負けた後の感情的な大玉トレードはいけませんが)汗

「リスク許容囲以上はヤラないが、
 ここぞ! という勝算のあるときはイクぜ。」

リスク許容範囲は守るとしても、

トレードの自信度や確信度に優劣をつけて、
その自信や確信があるときや、
確率的にも優位な状況では、少し建て玉にメリハリをつけるのも
良いことなのかもしれませんね。


参考: 東洋経済 ティモシー・ミドルトン著
   「債券王ビル・グロース 常勝の投資哲学」


FX トレード・スタイルと裏技のお話

大相撲夏場所で大関の日馬富士が初優勝しましたね。

<先週末22日(金)の主な出来事>

東京時間では、主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
ガイトナー米財務長官が
「米失業率は10%ないし10%を超える可能性」
との認識を示す発言をしました。
英BOE副総裁が「英CPIは2%を下回り1〜2年継続する可能性。
英景気後退の底打ちは遠くない可能性。」
との認識を示しました。
格付け会社のムーディーズが「米国はAAA格付けを満たすが、
そのAAA格付けには長期的な圧力があるのは明らか。」
との見解を発表しました。
米財務省が「米GM系のGMACに75億ドルを注入する」
ことを発表しました。
米フィラデルフィア連銀総裁が
「リセッション減速のサインが見られる。
経済の安定化と住宅市場が底に近づきつつある兆候が見られる。
米個人消費は多数の予想ほど悪くはない見込み。
米国がデフォルトになる可能性は小さい。」
などの見解を示す発言をしました。
日財務相が「為替介入は考えの外」であると発言しました。
ワシントン・ポスト紙が
「米政府がGMの破産法申請の準備をしている」
ことを報道しました。
GMの関係筋からは「期限の6月1日以前の破産法申請はない見込み」
とのコメントがあったようです。
日政策金利は市場予想とおりの据え置きとなりました。
日景気先行CI指数(3月 確報)は76.3、
日景気一致CI指数(3月 確報)は85.1となりました。
日経平均は前日比−38.34円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
一時、主要通貨ペアが軟調となりましたが、
その後、ドルストレート通貨ペアとクロス円が堅調になりました。
OECDの事務総長が「米経済の回復は欧州より早いと予想。
09年後半には世界経済が回復する可能性。
英国の信用格付け引き下げは不合理。」
との認識を示しました。
英四半期GDP改正値は市場予想とおりの−1.9%でしたが、
英四半期個人消費改定値は市場予想より弱い−1.2%となりました。

ニューヨーク時間では、
多くの主要通貨ペアが上下動しながらも
堅調傾向での推移となりました。
カナダ小売売上高(3月)は市場予想より弱い0.3%となりました。
バーナンキFRB議長が「米経済にはファンダメンタルの強さがある。
経済の落ち込みは長くは続かない可能性。」
との認識を示す発言をしました。
ユーログループ議長が
「ユーロの上昇はユーロ圏の経済回復を妨げる。
ユーロの上昇は経済のファンダメンタルズに沿ったものではない。
欧州景気回復にはまだ遠い道のりがある。」
との見解を示す発言をしました。
NY原油は61ドル後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−14.81ドルで取引を終えました。

<週はじめでゴトウ日の今日25日(月)の主な予定>

朝8時50分に日全産業活動指数(3月)、
午後2時に金融経済月報、
午後5時に独IFO景気動向(5月)、独IFO現況評価値(5月)、
独IFO予想値(5月)
などの経済指標が発表されます。
独指標には注目です。
今日は英市場がレイト・メイ・バンク・ホリデーで、
米市場がメモリアル・デーで、ともにお休みです。

<明日26日(火)の主な予定>

朝7時45分にNZ貿易収支(4月)、
朝8時50分に日企業向けサービス価格(4月)、
昼の12時にRBNZ四半期インフレ期待、
午後3時に独四半期GDP(確報値)、独四半期個人消費、
独輸入物価指数(4月)
午後3時10分に独GFK消費者信頼感調査(6月)、
午後4時15分にスイス四半期失業水準、
午後5時に欧経常収支(3月 季調済)、
午後6時に欧鉱工業新規受注(3月)、
夜10時にS&Pケースシラー住宅価格(3月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(5月)、
米リッチモンド連銀製造業指数(5月)、
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動指数(5月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・米の指標には注目です。
また、連休明けとなる英米市場の動向が注目されます。

そして、今週の27日(水)からの主な注目材料は、

27日(水)に、日貿易収支、日銀政策会合議事録、
豪Westpac先行指数、独消費者物価指数(速報)、
米中古住宅販売件数、米住宅価格指数、

28日(木)に、日小売業販売額速報、
豪コンファレンスボード景気先行指数、スイス貿易収支、
独失業率、独失業者数、欧業況判断数、米耐久財受注、
米新規失業保険申請件数、米新築住宅販売件数

29日(金)に、NZ住宅建設許可、英GFK消費者信頼感調査、
日失業率、日全国消費者物価指数、日住宅着工戸数、
日鉱工業生産速報、欧消費者物価指数速報、欧失業率、
スイスKOF先行指数、欧トリシェECB総裁講演、
加四半期経常収支、米四半期GDP(改定値)、
米シカゴ購買部協会景気指数、
米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)、

などがあります。

さて、米GMの再建期限の6月1日(月)があと一週間と迫って
きていますが、米ワシントン・ポスト紙が「オバマ政権がGMの
来週の破産法適用申請に向けて準備を進めている」と報道するなど、
大詰めを迎えていますが、ロイターによりますと、
GMの関係筋が「米財務省は債務再編期限である6月1日より前に
GMに破産申請させることは計画していない」とのことです。

なお、報道によりますと、米GMは22日に米政府から40億ドルの
融資を追加で受けたとされ、また一方、270億ドルの無担保債務の
債権者のうち、大口投資家で構成するグループが、GMの債務削減提案
を拒否するとして、事態はなお混沌としているようです。
27日(水)に債務株式化提案の期限延長についての発表を行う
予定とのことですが、(米GM問題は市場では織り込みが進んでいると
されているものの) 米経済と雇用に大きな影響を与えるだけに、
その行方が注目されます。

一方、ドル売りを背景に英ポンドが対ドルで半年ぶりの高値を
つけるなど、英欧の通貨が堅調ですが、英RBSの試算によりますと、
英国の09年の財政赤字の対GDP比は米国と同じ12%で米国と
同水準とのことで、一部のアナリストによれば
「英国債の格下げ観測はあっても、現実には米国債のほうの
格下げは考えづらい」との見方もあるそうです。

ドル安継続と見る向きが優勢のようですが、
その一方、英欧通貨のレート動向を懸念する声もあり、
今週の米国債入札の動向が注目されます。

また、過去にいくつかの米株式の暴落を予言したことでも知られる
香港の有力投資家のマーク・ファーバー氏によりますと
「世界の株や債権の相場は戻りすぎだ。景気ニュースは今以上には
良くなりえないだろう。たとえばスペインの失業率が17.4%から
年末までに20%まで上がりそうな事態を直視すべきだ。」
との警鐘を鳴らしていて、このまま世界の経済危機が過ぎ去ると
見るにはまだ早すぎるようです。

そして、日米など主要8か国エネルギー相会合が24日、
ローマ市内で2日間の日程で始まって、低炭素技術の普及に向けた
国際協力のあり方や、ここのところまた高くなっている原油価格の
価格安定への国際協調を確認するとのことです。


さて今日は、トレード・スタイルと裏技のお話です。

人も十人十色などと言われるように、(笑)
トレードにも、いろいろなスタイルがありますね。

トレードのターム(期間)の切り口では、

ポジション・トレードや長期トレードと呼ばれる長いタームのものや
そして、日足を中心としたようなスイング・トレードもあり、
また一日でトレードを完結させるデイトレードと呼ばれるものや、
その中でも、さらに短期のスキャルピングまでいろいろあります。

また、トレードの方向性の切り口では、

基本的にトレンド方向へトレードする順張りや、
カウンターを狙う逆張りなどが代表的ですが、

最近ではスプレッドがとても小さくなっていることもあって、
方向感のない小幅揉み合いのノイズのような小さなレンジを
あえて薄利狙いで数多くトレードする高速ノイズ・トレード
というようなものまであり、多種多彩ですね。

どのトレード・スタイルが最も優れているか、というのは、
おそらく愚問で(笑)、トレーダーごとのライフ・スタイルや
相性や好みによって、選択されるべきもののようです。

最近では、数Pipsを狙う高速スキャルピングのことを
「しょぼいトレード」などという
化石人間も少なくなってきているようですね。(笑)

また、なんどか話題とさせていただいている
パンローリング社の「FXの小鬼たち」に登場する
フーサイン・ハーネカー氏のトレード・スタイルの
「1日10Pips」というのも、またひとつのトレード・スタイルで、

彼は、「1日10Pips、損切り20Pipsで、
10Pipsの利益が出たらその日はトレードしない」

ということを頑(かたく)なに守って、
事実、億万長者となりましたが、

一般に言われるトレードの理論では、
彼のトレード・スタイルは「損切り>利益」となって、
損大利小となることから、

このリスク・リワード比では、
最低の勝率が少なくても7割以上は必要となるために、
トレードの原則に反するとの批判もあるようですが、

それでも、ひとつのトレード・スタイルなのですね。

もしかしますと、

「事実、儲けている手法は、理論的にどうであれ正しい」

ということになるのかもしれませんね。

一方、

「相場は需給が決めるのだ」というような、
学者のような捉えかたもありますが、

また、別の見方では、もっと生々しく
「トレードは仮需のマネー・バトルという頭脳戦だ」
というという捉えかたもあり、

トレードのタームによるところもあるようですが、
どちらも、あるところでは正解であるようですね。

前者では、需給の傾向であるトレンドに沿った
順張りトレードが良いとされることが多いようですが、

後者のマネー・バトルという観点からは、

「まともに戦ってもやつらビッグ・プレーヤーに
 勝つのはなかなかたいへんなことだよ。
 俺はマーケットの行き過ぎの歪みを捉えて裏技で行くぜ…。」

というプレーヤーもいますね。

えっ、「どんな裏技なんだ?」ですって…。

うーん。あんまり教えたくはないのですが…、(苦笑)

解る人には判る業界コトバで言いますと、(笑)

分足チャートを小さいほうからズラ〜リと並べて、
確率の標準偏差の3.5(もしくは4)を表示させて、

標準偏差3の範囲の99.7%を逸脱することになる
標準偏差3.5(もしくは4)は、確率的異常値というあつかいで、
それにワンタッチしたのを見つけては逆張り、

なんていうのも、そのひとつですね。

1分足では獲得Pipsはわずかですが、
分足も大きいほうの60分足での3の逸脱となる
3.5からの戻りでは、そこそこ稼げます。

寸胴水平の状態での急な挙動からの戻りのほうが
やや安全度は高いようです。

傾斜していると、そのまましばらく行ってしまうこともあります。

10分足ではまだほぼ寸胴水平の範囲でも、
1分足では既に傾斜というときもありますが、
このような場合は10分足としてみていきます。

特に一発目のワンタッチがチャンスです。

「業界コトバかなんか知らないけど、なに言ってんだか
 イミフーで、さっぱり解らないよ。」

「あははっ。イミフーは意味不明という業界用語ですかね。
 お寿司屋さんの業界でのルービー下駄は、
 ビール2本のことでしたっけ。(冗談)」

「……。△□※$σ?」

「俺は裏街道を行くぜ。」なーんちゃって。。。(爆)


FX 得意パターンのお話

今年の年末頃にウィンドウズの新しい高速OSの
「Windows 7」が発売になるそうですね。

<一昨日20日(水)の主な出来事>

東京時間ではドル円がクロス円が軟調傾向で推移しました。
英フィナンシャル・タイムズ紙が英財務相の
「英国の景気後退は今年のクリスマスまでに終わる見込み。
英政府は保有している銀行株の売却は急いでいない。」
などの談話を報道しました。
日四半期実質GDP速報は市場予想よりは強い−4.0%となり、
4・四半期連続のマイナス成長となりました。
前年比でも市場予想より強かったものの、
戦後最大の減少率の−15.2%となりました。
豪Westpac消費者信頼感指数(5月)は−4.3%となりました。
豪四半期賃金コスト指数は市場予想とおりの0.8%となりました。
日経平均は前日比+54.35円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアの多くが反発しては押す上下動となりました。
ユーロがしだいに堅調となっていきました。
独生産者物価指数(4月)は市場予想より弱い−1.4%となりました。
英BOE議事録では「政策金利の据え置きと資産買い入れプログラム
について全会一致。資産買い入れ規模について
500億ポンドか750億ポンドかで討議。
消費者物価指数は今後数ヶ月の間に
目標の2%を下回る可能性がある。」
ことなどが公表されましたが、市場反応は限定的でした。
世界銀行の総裁が「保護主義は軽微で拡大していない。
世界経済の下落速度は緩和する見込み。」
との見解を表明しました。
ポルトガル財務相が「EU圏の財務相はここのところのユーロ高を
懸念していないと考える。」との認識を示しました。
カナダの消費者物価指数(4月)は
市場予想より弱い−0.1%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドルが売られる相場展開となり、
ドル円が下落してドルストレートが上昇しました。
カナダ景気先行指標指数(4月)は
市場予想よりやや弱い−1.1%となりました。
IMFが「日本の金融政策は引き続き柔軟であるべき。
09年の日GDPは6.25%の下落の見込み。
英国の生産性は緩やかに低下。
英金融システムは依然として緊張。」
などの見解を発表しました。
ガイトナー米財務長官が
「銀行の不良資産買取は6週間以内に開始。
米金融システムは改善し始めている。」
などの認識を示す発言をしました。
オバマ米大統領が「米経済は安定してきているが
失業率は高止まる可能性がある。」との認識を示しました。
FOMC議事録では「09年のリセッションは深くなるが、
米経済は2010年に緩やかに回復の見込み。
いくつかの経済安定化の兆候がある。インフレリスクは均衡。」
などが公表されました。
FRB経済見通しでは、GDP予想と失業率見通しなどが
下方修正されました。
NY原油は62ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−52.81ドルで取引を終えました。

<昨日21日(木)の主な出来事>

東京時間ではドル円が軟調傾向での推移となりました。
その他の主要通貨ペアは上下動の揉み合いとなりました。
英首相が「リセッションがデフレを招くリスクはない。
ポンド安が英国の輸出を支援。
英財政の復活のため増税の必要もある可能性。」
などの認識を示しました。
日第三次産業活動指数(3月)は
市場予想より弱い−4.0%となりました。
豪インフレ期待(5月)は2.4%となりました。
日銀副総裁が「4-6月期の日GDPはプラスになる可能性が充分ある」
との認識を示す発言をしました。
日経平均は前日比−80.49円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ポンドが急落しました。ドル円ははじめ軟調となりましたが、
反発する展開となりました。
独PMI製造業速報(5月)は市場予想より強い39.1となりました。
欧PMI製造業速報(5月)は市場予想より強い40.5となりました。
格付け会社のS&Pが、英国の格付け見通しを
「ネガティブ」に引き下げました。
英小売売上高指数(4月)は市場予想より強い0.9%となりました。
英四半期総合事業投資速報は
市場予想より弱い−5.5%となりました。
格付け会社のフィッチは、英国の格付けをトリプルAを維持して、
見通しは安定的とすることを発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドルストレート通貨ペアが堅調となり、
ドル円が上昇した後に下落する展開となりました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想より弱い63.1万件となりました。
カナダ国際証券取扱高(3月)は68.49億カナダドル、
カナダ卸売売上高(3月)は−0.6%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
米景気先行指標総合指数(4月)は市場世予想より強い1.0%、
米フィラデルフィア連銀指数(5月)は、
市場予想より弱い−22.6となりました。
ガイトナー米財務長官が
「金融規制改革の提案を数週間以内に行う。
TARPを9ヶ月間延長する可能性がある。
ドルの信認を持続させる政策を行う必要。
労働市場は安定化していない。」などの発言しました。
米財務省が「6月12日と13にイタリアでG8財務相会合を行う」
ことを発表しました。
NY原油は60ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比−129.91ドルで取引を終えました。

<週末の今日22日(金)の主な予定>

正午過ぎに日銀政策金利、(市場予想は据え置き)
午後2時に日景気先行CI指数(3月 確報)、日景気一致CI指数(3月)、
午後4時半に日銀総裁記者会見、
午後5時半に英四半期GDP(改定値)、英四半期個人消費(改定値)、
夜9時半に加小売売上高(3月)、
などの経済指標が発表されます。
英・加の指標には一応注目です。
また、NY時間にはバーナンキFRB議長の講演が
予定されているようです。

さて、20日にはドル資産からの逃避も背景にあったか、
主要通貨バスケットに対するドル指数のDXYが
5カ月ぶりの安値に迫ったのだそうでドル売り傾向となりました。

一方、昨日21日は格付け会社のS&P
(スタンダード・アンド・プアーズ)が、
英国の格付け見通しを安定的からネガティブに変更したことが
きっかけで、ポンドが一時全面安となりました。
一方、格付け会社のフィッチは英国の格付けを
トリプルAを維持するとして、
見通しは安定的とすることを発表するなど、
格付け会社の発表に揺れる相場展開となりました。

また、報道によりますと、米GMの再建期限の6月1日が
あと10日間となり、5月26日に社債など270億ドル無担保債務を
再建後のGM株の10%と交換する債務削減案に対する回答期限を迎えて
5月27日に回答状況を踏まえて今後の方針を発表するとのことです。

米GMのヘンダーソンCEOは金額ベースで債権者の9割が応じなければ
米連邦破産法第11条を申請するとしていて、
いよいよ大詰めを迎えています。
市場では米GMの破産法申請は避けられないとする見方が
強まっていますが、ガイトナー米財務長官が再建期限の6月1日には
訪中して米国に不在の予定であることから、
米政府が判断を下す「Xデー」は5月29日となるのではないか、
との観測があるそうです。(日経新聞)

今日22日は週末ですが、25日(月)に英米主要市場が休場となるため、
連休を前にしたポジション調整の動きにも少し注意が要りそうです。


さて今日は、得意パターンのお話です。

現代の子供達のヒーローは誰なのでしょうか。

私の少年時代のヒーローはウルトラマンでしたが、(笑)
なぜかいつも窮地に陥ってから、
必殺技のスペシューム光線を放っていました。

また、水戸のご老公の黄門様の漫遊記でも、
いつもたいへんな状況となってから、
「控えおろう〜。」と印籠を出していました。

銭形平次も銭を投げるのは決まって物語の後半で、

子供心に「最初から一番を出せばよいのに…。」と
思ったものでしたが、

まぁ、最初から必殺技を使ったら、きっと、
物語としてはつまらないものになってしまうのですね。(苦笑)

ところで、

格闘技でもその時代のヒーローとなった人たちは、
何がしかの必殺技を持っている人が多いようです。

ナジーム・ハメドというボクシングの選手は、
両手をだらりと下げたノーガードスタイルから、
いきなり飛び出すパンチが必殺技のようでしたし、

ジャクソン選手の右ショートフックや、
カリー選手のカウンターの左フックなど、
強いボクサーにはほとんど得意技があるようです。

そういえば、ボクシングの漫画の「明日のジョー」は、
トリプル・クロス・カウンターが必殺技でしたね。(笑)

さて、

著名トレーダーもこれらのヒーローと同じように、
何がしかの得意パターンをもっていることが多いようです。

たくさんの当時の先端トレーディング手法に精通していた
ミセス・ラシュキが最後に到達した必殺技は、

彼女自身がその著書で語るところによりますと、
古典的な「ブル・フラッグとベア・フラッグのパターン」
であったそうで、

1960年代のドンチャンという人や、
1980年代にリチャード・デニスらが薫陶した
トレーダーズ集団のタートルズなどは、
(手法は多少異なりますが)
ブレークアウトを狙ったトレードが必殺技でしたね。

どのような状況でもオールラウンドに
トレードできることは理想ではありますが、

多くの著名トレーダーたちがそうであるように、

「このパターンなら!」という
何がしかの得意技や必殺技(笑)は身につけたいものですね。

得意技を身につけるには、
いろいろな手法を学ぶことも当然必要とはなりますが、

どのパターンでのトレードが、
自身のトレードで良い結果となりやすいのかを
トライ&エラーで自分自身でつかんでいく必要もありそうです。

どのような状況でもトレードできる
スーパー・トレーダーに無理してなろうとすると、

えてして何でも食らいつくホッグ・トレーダーに
なってしまうこともあるようですが、(笑)

トレードの機会はある程度限定されたとしても、
トレードする状況をしっかり選び抜いて、

自分自身にとってエッジとなりえるパターンだけを中心に
トレードしていく戦略も良さそうで戦績も向上しそうですね。


FX 建て玉操作法のお話

新型インフルエンザの国内感染が広がっていますね。
北海道でもマスクが売り切れとなっている薬局が増えています。

<一昨日の週はじめ18日(月)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが下げては上げる
上下動の揉み合いになりました。
NZ四半期生産者物価(投入高)は−2.5%、
NZ四半期生産者物価(生産高)は−1.4%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
英ライトムーブ住宅価格(5月)は
08年2月以来の高水準の2.4%となりました。
独儀総裁が「金融と経済の希望の兆しを誇張すべきではない。
ユーロ圏のインフレは年末に1%以上となる見込み。
2010年〜11年初頭の冬季にかけて失業率は頂点となる可能性。
ユーロ圏の1%の政策金利は適切。」
などの認識を示すは発言をしました。
日消費者態度指数(4月)は市場予想より強い33.2となりました。
格付け会社のムーディーズが日本の債務格付けをAa2に引き下げて、
日本国債の格付けをAa2引き上げることを発表しました。
また、日本の政府債務格付け見通しを安定的としました。
日経平均は前週末比−226.33円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが、はじめ一時軟調となりましたが、
その後は主要通ペアが堅調に推移しました。
欧貿易収支(3月 季調済)は
市場予想よりは強い−21億ユーロとなりました。
独銀総裁が「欧州経済は最悪期を過ぎたが、
2010年半ばまでは持続的成長は見込めない。」
との認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアは揉み合いながらも堅調傾向で推移しました。
米ゴールドマン・サックスがバンカメの投資判断を
「バイ(買い)」に引き上げました。
ECB副総裁が「最近のデータは09年末へ回復が速まる可能性を示唆」
との認識を示しました。
米NAHB住宅市場指数(5月)は市場予想とおりの16となりました。
ガイトナー米財務長官が「米経済は明らかに安定してきている。
米経済の回復はしばらく緩やかとなる可能性。
失業率はしばらく上昇し続ける可能性。
米財政赤字を持続可能な水準に縮小させる必要。」
などの見解を発表しました。
NY原油は59ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+235.44ドルで取引を終えました。

<昨日19日(火)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが下げては上げる
上下動の振幅ある揉み合いになりました。
英フィナンシャル・タイムズ紙が
「ゴールドマン・サックスとJP・モルガンとアメックスが
米政府のTARPの資金の返済の第一陣となること。
モルガン・スタンレーも早期返済を希望していること。」
などを報道しました。
豪RBA総裁が「最近の経済動向は、
09年末にかけて世界経済の回復が始まることを示唆する。
豪の金利水準はとても低い。中国経済が上向いているのは疑いない」
との認識を示す発言をしました。
豪RBA議事録では「豪経済の本格的回復は09年末前後以降の見通し。
インフレ率は2%を割り込む見通し。輸出は安定的。
世界経済の最悪期は過ぎた兆しが見られる。」
などの見解が公開されました。
日鉱工業生産(3月)は1.6%となりました。
日工作機械受注(4月)は前年比で−80.4%となりました。
日経平均は前日比+251.60円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドルストレート通貨ペアなどが堅調傾向で推移しましたが、
ドル円は上下動の揉み合いになり、
しだいに軟調となっていきました。
世銀総裁が「世界経済縮小は鈍化する可能性。」
との認識を示しました。
英消費者物価指数(4月)は0.2%、英小売物価指数(4月)は0.1%と、
ともに市場予想より弱い数字となりました。
独ZEW景況感調査(5月)は市場予想より強い31.1となりました。
欧ZEW景況感調査(5月)は市場予想より強い28.5となりました。
ZEW独欧州経済センターが
「最悪期は脱したという指標が出てきているが、
労働市場の悪化期は今後訪れる。
鉱工業生産の大幅下落は終わりが近い。」
などの見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアがやや反発した後に揉み合う展開となり、
ドルストレートは堅調傾向で推移して、
ドル円は軟調傾向での推移となりました。
終盤に主要通貨ペアが軟調になりました。
米住宅着工件数(4月)は45.8万件、
米建設許可件数(4月)は49.4万件と、
ともに市場予想より弱い結果になり、
住宅着工件数は年率換算の前月比で
−12.8%と統計開始以来最悪の落込みとなりました。
ECBの理事が「各国政府は公的な赤字を適正水準にすべき。
ユーロ圏各国には実質的な金融危機はない。
経済状況は来年にかけて緩やかに改善。
金融市場の緊張は緩和。銀行間の信頼も回復しつつある。」
などの認識を示しました。
「英下院議長が親族による経費不正請求で辞任」
することが報道されました。
NY原油は59ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−29.23ドルで取引を終えました。

<今日20(水)ゴトウ日の主な予定>

朝8時50分に日四半期GDP速報、日四半期GDPデフレータ速報、
午前9時半に豪Westpac消費者信頼感指数(5月)、
午前10時半に豪賃金四半期コスト指数、
午後3時に独生産者物価指数(4月)、
午後5時半に英BOE議事録、
午後6時にスイスZEW景況感調査(5月 予想値)
午後8時に加消費者物価指数(4月)、
夜9時半に加景気先行指標指数(4月)、
深夜3時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
日・英・加・米の指標には注目です。

<明日21日(木)の主な予定>

朝8時50分に日第三次産業活動指数(3月)、
午前10時に消費者インフレ期待(5月)、
午前10時半に豪新車販売台数(4月)、
午後4時半に独PMI製造業速報(5月)、独PMIサービス業速報(5月)、
午後5時に欧PMI製造業速報(5月)、欧PMIサービス業速報(5月)、
午後5時半に英小売売上高指数(4月)、英四半期総合事業投資速報、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加卸売売上高(3月)、加国際証券取扱高(3月)、
夜11時に米景気先行指標総合指数(4月)、
フィラデルフィア連銀指数(5月)、
などの経済指標が発表されます。
(独)・(欧)・英・米の指標には注目です。
この日は、スイス・独・仏がキリスト昇天祭で休場です。

さて、報道によりますと、冷え込みが続いていた欧州金融機関の
企業向け融資態度に変化の兆しが出てきたとのことで、
09年4-6月期に融資基準をより厳しくする銀行の割合は
全体の3割と、ほぼ2年ぶりの低水準にとどまる見通しで、
信用収縮に一定の歯止めがかかりだしたようです。

一方、IMFのリプスキー筆頭副専務理事が
「米国など一部先進国の消費需要については、過去みられたほどの
力強い回復は難しい可能性。」と発言していたり、
またECB専務理事が「危機が終わったと自信を持って語ることは
できない。」との談話もあり、昨日のように米住宅着工件数が
年率換算で統計開始以来で最悪の落込みとなったり、
米GMの関係者からは米GMの破産法の申請準備が水面下で
進められていることが明らかにされたり、
そして一部のアナリストの見解では、
今後、期待感が先行して行き過ぎた楽観相場が
本格調整となることを予想する声もあるようで、
過度の楽観は許されないようではありますが、

ECB副総裁が「最新データは09年末へ回復が速まる可能性を示す。」
と発言したり、ガイトナー米財務長官が
「米経済は明らかに安定してきている。」と発言したり、
世銀総裁が「世界経済縮小は鈍化する可能性。」との
認識を示すなど世界の経済収縮は徐々に緩和してきているようです。


さて今日は、建て玉操作法のお話です。

日本語で書きますと、なんともいかめしいタイトルですが、(笑)

建て玉のテクニックのことで、

この一部に「利乗せ法」とか、
「乗せ商い」とか呼ばれるものがありますね。

欧米ではピラミッディングなどと呼ばれています。

一般的な手法では、「漸増型」とか「半減規模積み増し型」と
いわれるスケール・ダウンさせていくものがあります。

たとえば、相場が上昇しているときでは
「10枚、5枚、2枚、1枚」と買い増ししていくわけですね。

そして、最後の1枚をセンサー役として、
そのストップがヒットしてしまったら、

それまで利益の出ていた建て玉を全て利食うとか、
半分だけ手仕舞うとかするようです。

かっこよい名称がついているのだそうで、
「スケール・ダウン・ピラミッディング」と呼ばれています。

そのほかに、同規模積み増し型の
「イコール・ポジション・ピラミッディング」や、

前半はスケール・ダウン・ピラミツディングと同様に増し玉して、
後半は、ポジション全体を減らしていく、
ピラミッディングの過程での中央部が厚い建て玉法の
反射型と呼ばれる「リフレクティング・ピラミッディング」

などというものもあるようです。

これらはどちらかというと、

ある程度の期間にわたりポジションを保有する
スイング・ターム以上のトレードでの手法となると思いますが、

「思惑の方向に相場が動いていて、利が乗っている」

ことが前提となっていて、

含み損が増えているときに増し玉する
難平(ナンピン)とは異なりますが、(苦笑)
言わば「逆難平」のようなものなのかもしれませんね。

最良のところで建て玉して、
最良のところで手仕舞うのが理想ですが、
状況に呼応して建て玉を行う実戦味のある方法のようです。

どのくらいの幅で増し玉するのかも、

50Pipsとか100Pipsとか一定幅による方法や、

レジスタンスなどの主要なチャート・ポイント抜けたら
増し玉する方法や、

トレンド・リアクション・システムとも呼ばれる
ピボットを使ったポイントで増し玉する方法など、

いろいろあるようですね。

そのほか、建て玉法には、
数百年前の中国清の時代の相場師の陳雅山が用いたとされる
「中源線」と呼ばれるものもあるそうです。

これは「押し目(戻り)増し玉法」みたいなもののようですが、
私などには難しくて簡単には説明できそうにもありません。(笑)

さてところで、

「思惑の方向に相場が動いていて、利が乗っている」ことを
前提としたピラミッディングですが、

相場が思惑と逆に動いて含み損となっているときに
買値(売値)の平均値を下げる(上げる)手法に
難平(ナンピン)がというものがあります。

多くの正統とされる書籍ではこぞって否定的で、

著名トレーダーのジョン・F・カーター氏によれば
「難平は、沈み行く船にさらに水を注ぎ込む愚劣な行為」、

ウィリアム・ D・ ギャンによれば、
彼の価値ある28のルールの13条で
「難平は決してしてはならない。
 これはトレーダーがするかも知れない最悪の失敗の1つである」

などと邪道とばかりにボロクソに切って捨てていますね。(苦笑)

「難平するなら損切りせよ」と、
多くの著名トレーダーは教えています。

もっとも、この難平による1度の大きな負けで
トレーダーとしての命を落として
マーケットを去り行く人が多いのも事実のようです。

ただ…、

この難平に似て非なるものに
「分割建て玉法」という秘術(笑)があります。

これはたとえば、
仮に総建て玉数3枚でトレードするとして、

(これに対する)許容含み損の総金額、
つまり、「1トレードの損切り総含み損」を決定します。

そして、エントリーでは総建て玉数3枚のうち
まず1枚だけ建て玉します。

次に、もしも思惑通りに利が乗って含み益となったら、(笑)
総建て玉数の残りの2枚を、順次、
普通のピラミッディングをしていきます。

また、もしも思惑に反して含み損となったら、(苦笑)
総建て玉数の残りの2枚を、順次、
レジスタンスなどの主要なチャート・ポイント抜けたところや、
ピボット・ポイントなどで難平して、
買値(売値)の平均値を下げて(上げて)いきます。

いわば「限定難平法」ですが、

最良のところで建て玉することは理想なものの、
現実にこれが難しい場合に、

インフルエンザに対するタミフルのように(苦笑)
著しい効果を発揮して、方向感覚が合っている場合では、
小手先手法ながら勝率が驚くほど改善することがあります。

ただ、劇薬や麻薬のようなところがありますので、

1. 総建て玉数を鉄のルールとして確定する。

2. 決めた1トレードあたりの総含み損に達したら、
  四の五の言わず、絶対的に損切りする。

の2つのルールは、

無限難平で口座を飛ばさないために、
鉄の掟(おきて)として守る必要がありそうです。

本薬は、用法、用量を厳守ください。
本薬には劇薬に該当する成分が含まれていますので、
過剰服用はトレーダーとしての致死となる場合があります。
また、意志の弱い方の服用に際してはご注意ください。
しっかり相場の方向分析をして、安易には服用しないでください。
本薬を服用しても症状の改善の見られない場合は、
ただちに服用を中止してください。

(発売元: 限定難平製薬)

なーんちゃって。。。(爆)


FX クロス円トレードの大切なヒントのお話

鳩山氏が29票差で民主党代表に就任されることとなりましたね。

一方、世界最大の選挙規模(7億人の有権者)といわれるインドでは、
下院選挙が行われ、シン首相率いる国民会議派の与党連合が
過半数に迫る議席を獲得したそうです。

<先週末15日(金)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
NZ小売売上高(3月)は市場予想よりかなり弱い−0.4%となりました。
IMFが「NZの大規模な景気刺激策は景気減速を短期的に緩和。
NZの財政は刺激策と商品価格により中期的に悪化見通し。
NZの大幅な金融緩和は適切。
今後一段の金融緩和が必要となる可能性。」
などの見解を発表しました。
日機械受注(3月)は−1.3%、国内企業物価指数(4月)は0.2%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
日内閣府が機械受注の判断を上方修正しました。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙が、
「米GMは来週にも全米自動車労組と
年10億ドル以上の労務費削減で合意の見通し。」
と報道しました。
日経平均は前日比+171.29円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調な展開となりました。
ドル円が一時95円台を割り込みました。
独四半期GDP四半期速報は市場予想より弱い−3.8%となりました。
仏経済・雇用相が「09年の仏GDPは−3.0%の見込み。」
との認識を示しました。
スイス小売売上高(3月)は前年比で1.2%となりました。
IMFの専務理事が「銀行のバランスシートは健全化すべき。
経済は銀行のバランスシートの改善なくしては回復しない可能性。
2010年上期の景気は下振れリスクが大きいが、
希望の兆しがある。2010年上期以降に景気回復を予測。
ユーロ圏各国はIMFの支援なしで対処できるほど強い。
東欧諸国のリスクはコントロールが可能な範囲。」
などの認識を示す発言をしました。
欧四半期GDPは市場予想より弱い−2.5%となりました。
欧消費者物価指数(4月 確報)は
市場予想とおりの4.0%となりました。
独政府が「第1四半期のDGPの落込みが
再度起こりえる見込みはない。
独経済には安定化の希望の兆しが見られる。」
との声明を出しました。
欧州委員会が「ユーロ圏の第1四半期のGDPの数字は
緩やかな回復見通しを変更するものではない。」
との見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが反発の動きなった後に反落する展開となりました。
米消費者物価指数(4月)は市場予想とおりの0.0%となりました。
米NY連銀製造業景気指数(5月)は
市場予想よりかなり強い−4.55となりました。
カナダ製造業出荷(3月)は市場予想より弱い−2.7%となりました。
対米証券投資(3月 ネット長期TICフロー)は
市場予想より強い558億ドルとなりました。
米鉱工業生産(4月)は市場予想より強い−0.5%となりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(5月)は
市場予想より強い67.9となりました。
米ミネアポリス連銀総裁が「米経済はリセッションの底に近い。」
との認識を示しました。
スイスSNB中銀のスイスフランの売り介入があったか、
スイスフランが主要通貨に対して軟調になりました。
米大統領報道官が「米GMの破産の必要性は数週間以内に決断。」
との米政府の意向を発表しました。
NY原油は下落して56ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−62.68で取引を終えました。

<週はじめ18日(月)の主な予定>

朝7時45分にNZ四半期生産者物価、
朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(5月)、
午後2時に消費者態度指数(4月)、
午後6時に欧貿易収支(3月 季調済)、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数(5月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・欧の指標には一応注目です。
今日はカナダのトロントが休場です。
また、ガイトナー米財務長官の講演が
NY時間に予定されているようです。

<明日19日(火)の主な予定>

朝7時10分に豪RBA総裁講演、
午前10時半に豪RBA議事録、
午後1時半に日鉱工業生産(3月)、
午後3時に日工作機械受注(4月)、
午後5時半に英消費者物価指数(4月)、英小売物価指数(4月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(5月)、
同午後6時に欧ZEW景況感調査(5月)、欧建設支出(3月)、
夜9時半に米住宅着工件数(4月)、米建設許可件数(4月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・独・米などの指標には注目です。
また、ガイトナー米財務長官の証言が
NY時間に予定されているようです。
米ホーム・デポの四半期決算も注目されます。

そして、今週の20日(水)からの主な注目材料は、

20日(水)に、日四半期GDP一次速報、豪Westpac消費者信頼感、
独生産者物価指数、英BOE議事録、スイスZEW景況感調査、
加消費者物価指数、加景気先行指標指数、米FOMC議事録、

21日(木)に、スイス・ドイツ・フランスの休場、
日第3次産業活動指数、独PMI製造業、欧PMI製造業、
英小売売上高指数、加卸売上高、米新規失業保険申請件数、
米景気先行総合指標指数、米フィラデルフィア連銀景況指数、

22日(金)に、日政策金利、日景気動向指数(改訂値)、
日銀総裁記者会見、英四半期GDP(改訂値)、英個人消費(改訂値)、
加小売売上高、バーナンキFRB議長の講演、
25日(月)の英米主要市場の休場前の動向、

などがあります。

さて、先週末は独GDP速報が1990年のドイツ統一後で最大の
マイナス幅を記録して、続く欧州のGDP速報も通貨統合後で
最悪となる数字を示したことなどが契機となったか
リスク回避の動意となって、米国債償還日でもあり
ドル円が一時95円台を割り込むなど、
上下動しながらも主要通貨ペアが軟調傾向となりました。

今週のアナリストの予想レンジでは、ドル円が94.00〜98.00円、
ユーロドルが1.35〜1.38付近とのこと(ロイター)で、
下値余地は限定的との見方となっているようです。

別の見方では、大規模な景気刺激策によって財政負担から
米国債発行が増大して需給が悪化していて、
米長期金利が高止まりしているとのことで、
米FRBによる国債購入枠の拡大が余儀なくなり、
ドル売り圧力となるとの声もあるようです。
いかがなりますか、今週の相場動向が注目されます。

一方、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が
15日に「米GMは来週にも全米自動車労組と年10億ドル以上の
労務費削減で合意の見通し」と報道しました。
労働コストの圧縮や、全米に約6000あるディーラーのうち
約1100を削減するとのことですが、

全米自動車ディーラー協会(NADA)は一連の削減策で18万人が
職を失うと反対しているそうです。

また、米GMの退職者の医療保険基金への拠出義務の200億ドルの
半分以上を株式で支払うことについても今週にも基本合意して、
組合員による投票を経て最終承認となるとのことで、
米GM関連に新たな動きが出てきているようです。


さて今日は、クロス円トレードの大切なヒントのお話です。

何がいまさら「クロス円なのさ」という話題ですが、(笑)

じつはクロス円という名称それ自体に
大切なトレードのヒントが隠されているようです…。

さて、

米ドル円だけは、円絡みではあっても、
そのまま「ドル円」と呼ばれますが、

ドル円以外は、円と絡みのある通貨ペアは、
すべて「クロス円」と一括りで呼ばれることがあります。

ユーロ円やポンド円や豪ドル円などのクロス円がお馴染みですね。

なぜ「クロス」などと呼ばれるかといいますと、

(現在は、ユーロと円が直接交換されることもありますものの)

もともとは、ユーロと円を交換するためには、
いったん円を基軸通貨である「米ドル」と交換して、
そして、(円と交換した)米ドルとユーロを交換するという
手順が必要となっていたからです。

この際、ユーロと円の交換の際に
米ドルを介してクロス(交差)させてユーロ円となるために、
クロス円と呼ばれるようになったのだそうです。

「ややこしやー」という感じですが、(笑)

たとえば、先週末の終値のように、

ユーロドルの「ビット・レートが1.3494 (A)」で、
「オファー・レートが1.3496 (B)」で、

ドル円の「ビット・レートが95.18 (C)」で、
「オファー・レートが95.21 (D)」であったとしますと、

ユーロ円のビット・レートは、
(B)×(C)となるので、1.3496×95.18≒128.45 (円)

そして、ユーロ円のオファー・レートは、
(A)×(D)となるので、1.3494×95.21≒128.48 (円)

とクロス計算(四捨五入)されますので、

先週末の終値のクロス円としての
「ユーロ円は、128.45円(ビット・レート)」
ということになります。

(ユーロドル、ドル円、ユーロ円の
それぞれのチャートで確認してみてくださいね)

こんなことは、どうでもよいことのようにも思えますが、

ユーロ円のレートは、ユーロドルとドル円で
決定されていることがわかります。

つまり、

ユーロドルとドル円のレート変動の影響を
ユーロ円は例外なく必然的に受けることになるわけです。

言葉を換えますと、

絶対はないとされる相場ですが、

「ユーロドルとドル円の動き」は、
「ユーロ円」に絶対的な影響を与えるわけですね。

もう少し別の観点から噛み砕いてみましょう。

EUR/USDは、左側が主軸通貨で右側を決済通貨といいます。

通貨ペアのEUR/USDを買うということは、
EURを買って、USDを売るということです。

通貨ペアのEUR/USDを売るということは、
EURを売って、USDを買うということです。

同様に、

通貨ペアのUSD/JPYを買うということは、
USDを買って、JPYを売るということです。

通貨ペアのUSD/JPYを売るということは、
USDを売って、JPYを買うということです。

従いまして、

ユーロドルとドル円の両方を買ったとしますと、

EUR/USDを買うということは、
EURを買って、USDを売るということで、

USD/JPYを買うということは、
USDを買って、JPYを売るということですので、

(両方あわせますと)

EURを買って、USDを売って、
(同時に)USDを買って、JPYを売る、

こことになります。

これは、ドルを買って(同時に)ドルを売って、いまして、

そして、ユーロを買って、円を売ることになります。

そのため、ドルは消去されて、

EURを買って、JPYを売る

ことになります。

つまり、

「EURを買って、JPYを売る」 こととなって、

これをEUR/JPYを買うといいます。

つまり、ユーロ円を買うということになります。


「ユーロドルを買って、同時にドル円を買う」
ということが、

簡単な図式では、ユーロ円を買うということなのですね。

(ただし、ややこしい話しながら完全等価とまではなりません)

さて…、

「だからどうした?」ということになりますが、(苦笑)

クロス円どうしも同調傾向がありますので、
クロス円をトレードしようとするときに、
他のクロス円の動向を見てみるのも有効ながら、

「ユーロドルとドル円の動き」は、
「ユーロ円」に絶対的な影響を与えるわけで、

EUR/JPYをトレードするときには、
EUR/USDとUSD/JPYの両方の動きを見る方法が
特に有効なことがわかります。

ユーロ円を売ろうとしているときには、
「ドル円とユーロドルとがともに下落」
している状況が良く、

ユーロ円を買おうとしているときには、
「ドル円とユーロドルとがともに上昇」
している状況が良いのですね。

ユーロ円をトレードするときに、
ユーロドルとドル円とがバラバラな方向で動いているときには、

ユーロドルとドル円との動きが綱引きとなって、
ユーロ円が浮動の多い状況となりがちとなるようです。

これらの関係は、すべてのクロス円について言えることで、
ポンド円の場合では、ポンドドルとドル円の影響を受けます。

該当するドルストレート通貨ペアの動きとドル円との動きは
そのクロス円のチャートに集約的に描画されるので、
クロス円のチャートだけでもトレードはできますが、

もしもクロス円のトレードで少し迷うことがあったら、

その基となっている該当するドルストレートと
ドル円の動きを見てみると、

思わぬ発見やトレードのヒントが
見つけられる場合もあるかもしれませんね。^^


FX モノポリーのお話

米GMのラッツ副会長ら役員6人が
自社GM株を売却していたのだそうですね。

<一昨日13日(水)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが
下げては戻す上下動の揉み合いとなりました。
RBNZ副総裁が「NZ宅市場が底打ちしたと見るのは時期尚早。
金融政策には引続き変更させる余地がある。
NZドルの上昇は持続するとは思っていない。」
との認識を示す発言をしました。
英フィナンシャルタイムズ紙が
「米国はAAA格付けを失うリスクがある」と報じました。
ブルームバーグが「GMの副会長を含む役員6名が
GM株を売却した」ことを報道しました。
日国際経常収支(3月)は9023億円、日貿易収支(3月)は1329億円と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
中国鉱工業生産(4月)は前年比+7.3%、
中国小売売上高(4月)は前年比+14.8%となりました。
日景気ウォッチャー調査(現況判断DI 4月)が市場予想より強い34.2、
先行判断DIの4月が39.7と、改善を示す結果となりました。
日経平均は前日比+41.88円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調傾向で推移しました。
「独政府が資産担保証券(ABS)の不良資産
約2000億ユーロの買取のバッドバンク構想を閣議決定して
今夏までの議会決定を目指す」
との関係筋のコメントが報道されました。
欧鉱工業生産(3月)は市場予想より弱い−2.0%となりました。
英BOE四半期インフレ報告では
「景気回復は信用収縮と消費落込みでもたつく可能性。
英国と世界経済はさらなる衝撃に対して脆弱。
インフレ見通しは上方修正。GDPの見通しは下方修正。
経済の下落ペースは緩和してきている。」
などの見解を発表しました。
ネガティブな英BOE四半期インフレ報告にポンドが急落しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが一時反発を見せるも
軟調傾向での推移となりました。
米小売売上高(4月)は市場予想より弱い−0.4%となりました。
米輸入物価指数(4月)は市場予想より強い1.6%となりました。
スロベキア中銀総裁が「ECBのカバーボンドの購入規模は
600億ユーロを超える見通し。」との発言をしました。
ガイトナー米財務長官が「資産5億ドル以下の銀行にも
資産買い入れプログラムを再開。システミックリスクは後退。」
との主旨の発言をしました。
米企業在庫(3月)は市場予想より弱い−1.0%となりました。
独連銀総裁が「当初予想よりも動的な景気回復となる可能性。
ECBによるカバードボンドの購入額上限は600億ユーロ。
景気回復への過度の楽観論は排除すべき。
ユーロ圏CPIは数ヶ月マイナスとなる可能性。」
などの認識を示しました。
米GMが部品メーカーへの支払いの前倒しを
決定したことが報道され、GMの破産法適用の観測が強まりました。
NY原油は58ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−184.22ドルで取引を終えました。

<昨日14日(木)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
英フィナンシャルタイムズが
「EU圏での銀行システムのストレーステストは無意味。」
との独財務相の談話を報道しまた。
中国統計局が第1四半期の中国鉱工業部門企業利益を
前年比−32.2%と発表しました。
仏首相が「労働市場は悪化が継続の見込み。
2012年度に予算を均衡化できる欧州の国はない見込み。」
との認識を示しました。
日経平均は前日比−246.76円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが揉み合いの後に軟調となりました。
スイス生産者輸入価格(4月)は
市場予想より弱い−0.2%となりました。
スイスSNB理事が「世界経済は深刻なリセッションに直面。
その後の低成長は避けられない。」
との認識を示す発言をしました。
欧ECB月報では「ユーロ圏のインフレ圧力は緩和。
1-3月期の経済収縮は予想を上回ったが、経済安定の兆しがある」
との見解が発表されました。
オランダ中銀総裁とオーストリア中銀総裁が
「600億ユーロのカバーボンドの購入規模は十分」
との認識を示しました。
米ウォールマートの四半期決算では、
売上高が前年同期比0.6%減の934億7100万ドルで、
純利益が横ばいの30億2200万ドルとなりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも、
しだいに堅調となっていきました。
米生産者物価指数(4月)し市場予想より強い0.3%となりました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想より弱い63.7万件となりました。
米GMのCEOが「破産法適用の可能性がさらに高まった。」と
コメントを出しました。
ECB理事が「現在のユーロ圏の政策金利は適切な水準。
ECBはゼロ金利政策は考慮していない。
現在、カバードボンドの購入額の拡大は考えていない。
ECBの政策委は分断していない。
景気は底打ちしている可能性がある。」
などの認識を示す発言をしました。
NY原油は58ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+45.24ドルで取引を終えました。

<週末の今日ゴトウ日15日(金)の主な予定>

朝7時45分にNZ小売売上高(3月)、
朝8時50分に日機械受注(3月)、日国内企業物価指数(4月)、
午後3時に独四半期GDP速報、
午後4時15分にスイス小売売上高(3月)、
午後6時に欧四半期GDP速報、欧消費者物価指数(4月)、
夜9時半に米消費者物価指数(4月)、米NY連銀製造業景気指数(5月)
同夜9時半に加製造業出荷(3月)、
夜10時に米対米証券投資(ネット長期TICフロー 3月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(4月)、米設備稼働率(4月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(5月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・欧・米の指標には注目です。

さて、報道によりますと、米GMのラッツ副会長ら役員6人が
自社GM株を売却していたことが明らかとなって、
また、6月2日に予定していた部品メーカーへの支払いの
前倒しを決定したことで、GMの破産法適用の観測が強まり、
米GM株は一時1ドルとなりました。
市場はGMの破綻を織り込んできているようですが、
今月末までに再建案の期限も迫り、
いよいよ大詰めとなってきているようです。

また、ガイトナー米財務長官は「調整のプロセスは過去のものに
なり、金融システムは回復してきていてシステミックリスクの
懸念は解消した。」と市場に安堵感を与える
宣言にも似たポジティブな発言をしました。

一方、13日の米小売売上高の速報(4月)では、
3376億7700万ドルと前月比で0.4%の減少となって、
期待先行の相場が現実に目覚めると警鐘を鳴らす
厳しい見方も台頭してきているようです。

そして、現在も経済収縮は鈍化しながらも続いていて、
一説では少し良い兆しは財政出動などによるカンフル効果であり、
世界的な景気後退は2年から5年は続き、日本のバブル崩壊後の
ように、回復もV字型ではなくL字型となるとの見方もあって、
期待感で反発した後は、中期的に現実に目覚める
相場展開となるであろうとの指摘の声もあるようです。

また一方、日経新聞によりますと、ファンド勢がユーロ売りを
手仕舞っていることに加え、原油高を背景に産油国がドル建てで
得た利益をユーロに分散する動きが広がるとの見方や、
政策金利が1.00%と下げ余地が乏しくなってきていることなどで、
ユーロは底入れしてきたとのアナリストの見解があるそうです。


さて今日は、モノポリーのお話です。

その昔、米GM株が1ドル台であった頃…、
(あっ、現在もまた米GM株は1ドルほどとなりましたね)

今から74年も前の1935年のクリスマスに誕生したのが、
資産運用ゲームの「モノポリー」でした。

考案者は米ペンシルバニア州に住んでいた
チャールズ・B・ダロウと人であったとされています。

日本古来の「すごろく」にも少し似ているようですが、
現在もモノポリーは日本でも発売されていて、
「億万長者ゲーム」もこのゲームを原型としているそうです。

その昔、音楽で一時代を風靡(ふうび)したビートルズも
このゲームにはまっていたといいます。(笑)

モノポリーはいくつかのバージョンがあるようですが、
代表的なのはアトランティック・シティという仮想の町を
ステージとしたもので、地所・鉄道・会社などを巡り、
プレーヤー達によってバーチャルなマネーバトルが展開されます。

アトランティック・シティには、
ニューヨーク通りやイリノイ通りやインディアナ通りなど、
お馴染みの地名も登場します。

さて、モノポリーは戦略の研究もされていて、
モノの本によりますと、少人数の戦略とか大人数の戦略とか
いろいろな戦略があるそうですね。

モノポリーとは「独占」という意味で、
不動産22、鉄道4、公共会社2の
28の地所を争奪するバトルですが、
いかにして独占していくかを争います。

擬似経済ゲームのようでありながら、
その実、ゼロサム・ゲームとなっていて、

実際の経済のように「富の創出」はないので、
「いかにして対戦相手を破産させるか」が
戦略のテーマとなるのだそうです。(怖)

まぁ、リアル経済でも商売仇(かたき)を打ちのめし、
寡占(かせん)を目指すことがありますが、(苦笑)

単独では成り立たない実経済では
ときに一部の巨大なグリード(強欲)の暴挙が経済をきしませて、
今のような経済危機となることもあるようです。

甘いといわれることがあっても、
中世のギルドの共存共栄の精神も
忘れてはならないのかもしれませんね。

経済危機に、もしも効用が1つでもあったとすると、
先進国だけではなく、G20として世界で手を携えて
経済を育てていくということに国という垣根を越えて
現実的に取り組めるようになった点でしょうか。

大国や少数の国々だけで反映していくことは
グローバリズム経済となった今ではもはや出来ないのですね。

さてところで、

外国為替市場は貿易にかかわる通貨交換や
ヘッジなどで実経済と密接につながってはいますが、

その取引の9割くらいは投機にかかわるものとも言われていて、
ゼロサム・ゲームのマネー争奪戦という面も色濃く、

投機の収益には、全てとはいえないまでも、
誰かほかの市場参加者の損失あればこそ、
というゼロサムのマネーバトルという面があります。

そうです。

FXにはモノポリーのようなところもあるわけで、

まぁ、モノポリーのように
「いかにして対戦相手を破産させるか」が
テーマとはならないまでも、

市場取引の中で誰かを損させると
利得となる可能性が高まるわけです。

私達個人トレーダーは、相場について行くしかありませんが、

「ヤカラ」とも呼ばれるビッグプレーヤー達は、(苦笑)
ときにその巨大な資金に物を言わせて、
ブック・クリアと呼ばれるストップをつけることを狙い、
相場を操縦するように仕掛けたりたりすることがあるようですね。

「えっ? 為替取引はBISの調べで
 1日に320兆円相当もあるというじゃないか。
 そんな巨大なマーケットを意図的に動かせるのかよ。」

という疑問も湧いてきますが、

大きな相場の流れの中では、所詮、小手先の範囲ではあっても、

どのくらい為替相場を動かせるかは未知数ながら、
「彼らは確かに為替相場をある程度は動かすことができる」
という論説は良く見聞きします。

真偽は定かではありませんが、
ロンドン時間の初動あたりや、
主要マーケットが替わるころの時間帯あたりで
仕掛けてくることが多いとも聞きます。

もしもそうであるならば、

市場替わりの初動には注意をする必要がありそうですが、

それだけではなく、もしも自分にマーケットを
動かせるくらいの資金があったとしたら、(大笑)

「どうしたらトレーダー達を揺さぶって
 ダマシにひっかけることができるだろうか…。」

という視点で仕掛けを夢想してみるのも、
何かヒントが見えてくる場合もあるかもしれませんね。

「おいおい。そんな想像、
 身の程知らずの気違いのすることだろ。」

うーん。それもそうかなぁ…。(爆)


FX 驚異の1%のお話

昨日12日に英失業率(4月)が急遽13日の予定から
前倒しで発表されましたが、
発表元の英国立統計局によりますと、
事前リークされてしまったので急遽発表したのだそうですね。

<一昨日の週明け11日(月)の主な出来事>

ドル円など一部の主要通貨ペアが
小幅な上窓を空けてのスタートとなり、
東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
豪NAB企業信頼感指数(4月)は−14、
豪NAB企業景況感指数(4月)は−10となりました。
メキシコ中銀総裁が
「世界経済の改善に関する良いニュースが見られる。
金融市場の確かな改善が見られる。」との認識を示しました。
日民主党の小沢代表が辞任しました。
日経平均は前週末比+19.15円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調となりました。
ドイツ経済相が「今年度に独経済は底を打つと予想。」
との認識を示す発言をしました。
フランス財務相が「第1四半期のGDPは疑う余地なく悪くなる。」
との認識を示しました。
トリシェECB総裁が「中銀は物価安定を維持すべきである。
GDPはゆっくりと下落しているが一部成長の上向きも観測される。
緊急対策は継続するがインフレは回避しなくてはならない。」
との認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが反発を見せながらも
上下動の揉み合いとなりました。
カナダ新築住宅価格指数(3月)は
市場予想とおりの−0.5%となりました。
米GMのCEOが電話会見で
「破産法の適用の可能性が高まっている」ことを明かしました。
NY原油は58ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比−155.88ドルで取引を終えました。

<昨日12日(火)の主な出来事>
東京時間では主要通貨ペアが仲値あたりで軟調となった後、
上下に揉み合う展開となりました。
ドル円はやや軟調傾向が続きました。
英RICS住宅価格(4月)は
市場予想よりは強い−59.9%となりました。
バーナンキ米FRB議長が「ストレステストでの対象銀行の多くは
民間からの資本調達が順調にすんでいる。
数年後の米銀行の健全化を希望。
米経済は強くなり米ドルも強くなる。
米ドルは今後も世界の基軸通貨であり続けることを予想。
1.5〜2.0%がインフレの目標。」
などの認識を講演で示しました。
中国の1-4月期の輸出は前年比−20.5%、
貿易収支は129億ドルの黒字となりました。
日景気先行CI指数速報(3月)は76.9、
日景気一致CI指数速報(3月)は84.9と、
市場予想よりやや弱い結果となりました。
日工作機械受注速報(4月)は前年比で−80.4%となりました。
日経平均は前日比−153.37円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ポンドが反発して、主要通貨ペアに反発が見られましたが、
その後、ドル円など調整傾向も見られる展開となりました。
独消費者物価指数確報(4月)は市場予想とおりの0.0%、
独卸売物価指数(4月)は市場予想より強い0.1%となりました。
英商品貿易収支(3月)は−65.89億ポンド、
英鉱工業生産は(3月)−0.6%、英製造業生産高(3月)は−0.1%と、
ともに市場予想よりは強い結果となりました。
英DCLG住宅価格(3月)は市場予想より弱い−13.6%となりました。
関係筋の談話として、「9月までに、欧州で個別の銀行ではなく
銀行システム全体のストレステストが実施される」
ことが明かされました。
IMFリポートでは「欧州は金融の修正と2010年の経済回復を
確実にするために、さらなる措置が必要。」
との見解が発表されました。
格付け機関のムーディーズがウクライナのソブリン格付けを
引き下げ、見通しをネガティブとすると発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円など主要通貨ペアが軟調傾向となりました。
米貿易収支(3月)は市場予想よりは強い−276億ドルとなりました。
カナダ国際商品貿易(3月)は
市場予想より強い11.1億カナダドルとなりました。
英失業率と英NIESRのGDP予想(4月)は13日から前倒し発表となり、
英NIESRのGDP予想(4月)は−1.5%、
英失業率(4月)は市場予想とおりの4.7%となりました。
格付け会社のフィッチがギリシャの格付けを
ネガティブ格に引き下げました。
独連銀総裁が「ECBによる民間資産のこれ以上の買取は必要ない。
現在の性崎金利の水準は適切。
経済には明るい兆しがいくつか見える。
独の第1四半期のGDPは昨年第4四半期の−2.1%を上回る可能性」
などの認識を示す発言をしました。
米月次財政収支(4月)は
市場予想より弱い−209億ドルとなりました。
スイスSNB理事が「SNBはスイスフランの上昇を阻止していく。」
と発言しました。
NY原油は58ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+50.34ドルで取引を終えました。

<今日13日(水)の主な予定>

英NIESRのGDP予想は発表日が変更となり12日に発表されました。
朝8時50分日国際貿易収支(3月)、日国際経常収支(3月)、
午前9時半に豪Westpac消費者信頼感指数(5月)、
午後2時に日景気ウォッチャー現況判断DI(4月)・先行判断DI(4月)
午後3時に日工作機械受注(4月)、
英失業率(4月)は発表日が変更となり昨日12日に発表されました。
午後6時に欧鉱工業生産(3月)、
午後6時半に英BOE四半期インフレ報告、
夜9時半に米小売売上高(4月)、米輸入物価指数(4月)、
同夜9時半に加新車販売台数(3月)、
夜11時に米企業在庫(3月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<明日14日(木)の主な予定>

午前10時に豪消費者インフレ期待(5月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(4月)、
午後5時に欧ECB月例報告、
夜9時半に米生産者物価指数(4月)、米新規失業保険申請件数、
などの経済指標が発表されます。
欧・米の指標には注目です。

さて、米GMの交渉期限があと2週間半ほどとなりましたが、
全米自動車労組(UAW)は4月末にGMが発表した再建計画には
反対するとして、債権者側が再建案を逆提案するなど
混迷していて、米GMのヘンダーソンCEOが
「米連邦破産法第11条を申請する可能性が強まっている」と
電話記者会見で述べるなど、
市場ではある程度の織り込みが進んでいるとされるも、
今後の展開が注目されます。

また、欧州主要銀行の1-3月期の最終損益が出揃って、
クレディ・スイスやドイツ銀行や英バークレイズが増益黒字転換、
スペイン・サンタンデールや仏BNPパリバやBBVAなどが減益、
スイスUBSや英RBSや独コメルツや仏ソシエテ・ジェネラルなどが
赤字決算となったそうです。
そして、EU圏では主要銀行の(個別ではなく)銀行システム自体の
ストレス・テストを9月までに実施することとなりました。

一方、米オバマ政権は初の予算教書を発表して、
08年10月-09年9月の会計年度で財政赤字が
過去最大の1兆8410億ドルと予測すると発表しました。
近々に市場テーマとなることはない模様ですが、
将来的には市場テーマとなる可能性がありそうです。

また、ここのところのドル安について、アナリストによりますと、
世界的に景気底入れの期待感が広がり、
米国に回帰していた資金が新興国の通貨などに向かうとの見方が
市場に広がってきて、ドル以外の通貨が買われる動きにも
影響されているとのことです。ドルインデックスも軟調のようです。


さて今日は、驚異の1%のお話です。

もう一昔前になりますが、青木雄二さん作の
「ナニワ金融道」という漫画が人気となったことがありましたね。

商人の町の大阪を舞台に、
いわゆるマチ金の「帝國金融」に勤める主人公の灰原青年と、

「最高裁の裁判長かて、そら払わなアカンて言いまっせ。」

が口癖の彼の先輩の桑田や、銭田やなどが繰り広げる
人間模様と裏金融を描いた作品です。

闇高利貸の世界では、10日ごとに1割の金利が取られる「トイチ」
などはまだ甘いほうなのだそうで、(驚)

「トニ」「トサン」や、
夕方にカラスが鳴くと、つまり一日で1割の金利が取られる
「カラス金」という物凄いものまであるそうですね。(怖)

借りると怖い高金利ですが、
これは元金にだけではなく、利息にも利息がつく「複利」で
雪だるまのように返済額が膨れ上がるからです。

この「複利」というものは借金では想像以上に恐ろしいもので、

たとえば、100万円を1日に1%の金利で借りたとすると、
1日後の返済額は101万円で、2日後は102万100円で、
それほど大したことはないようにも一見思われますが、

仮に、一年365日返済しないでいると、
いくらになるかといいますと、

「年利で365%だから、元金とともに465万円」などというのは、
(これはこれで凄いお金ですが) これは複利の計算ではなく、

「おい、舐めるんじゃねぇぞ、ゴラァ!」
と凄まれることになります。(恐)

なんと、なんと、

100万円を日1%で借りた一年365日後の借金の元利合計は、
「3,847万円」もの金額となってしまうそうです。(驚)

そうです。

一年で、三千八百万円以上にもなるのですね。

さてところで、

これは借金でのお話ですが…、

でもこれって、利益を上げていくときも同じなんですね。

仮に100万円の口座資金ならば、

損切りをしっかりすることを前提に、
10万通貨単位の建て玉で
スプレッド分を別に「10Pips」の利益を上げることができると、

口座資金は、101万円となりますから、
100万円を元に1日1%の金利の利得となったことと同じとなります。

そして、次の日に、(笑)

(1000通貨単位でも建て玉ができる口座なら)

10万通単位+1000通貨単位の建て玉をして、
スプレッド分を別に「10Pips」の利益を上げることができると、

口座資金は、102万100円で、
「複利」で1日1%の金利の利得となったことと同じとなります。

まぁ、勝率100%などということはあり得なく、
FXの市場も土日は休みで、さすがに365日とはいかなく、

また、3日目からの端数の10通貨単位の建て玉もできないので、
端数を最低1000通貨単位とする調整も必要ですが、

(闇金さんの利得までには及びそうもなくとも)

想像するだけでも楽しくなるくらい、
皮算用の口座資金は増やしていけそうですね。(爆)

口座資金10万円に対して1万通貨単位であれば、
ドル円ならレバレッジは10倍程度ですし、
それに1日10Pips程度なら、何とかなりそうな気がします。

名づけて「逆ナニワ金融道投資法」な〜んちゃって。(冗談)

かつて、アインシュタイン博士が、
「人間の発明した仕組みでもっとも驚くべきものは複利である」
といったそうですが、

こんなことを考えると、複利で増やす資産が少し身近に感じます。

「そうは言ってもなぁ…。」とも思うものですが、

パンローリング社の「FXの小鬼たち」
という本の中で紹介されている
フーサイン・ハーネカー氏のトレード・スタイルが
これに近いものであったのかもしれませんね。

ハーネカー氏は
「1日10Pipsの利益が出たらその日はトレードしない」
ということを頑(かたく)なに守って
事実、億万長者となったのだそうです。

「200Pipsゲットォォォー!」と、
ときにある程度大きな獲得Pipsがあったとしても、
娯楽の無駄トレードや過剰トレードばかりしていて、
トータル収支が赤字になったら何にもならないものです。

焦りのトレードや無駄トレードをしないで、

ひとつのトレードを厳選に厳選を重ねて行う
たった10Pipsの「複利運用1%」のトレードは、
決してバカにはできないもののようですね。

複利は時間というパラメーターで増大して
単利と複利は天地ほども違うものとなるようです。

たかが1%、されど1%なのですね。(^-^)


FX オリバー・ベレスの天使のお話

新型ウイルスの感染が日本でも確認されたそうですね。

<先週末8日(金)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが
下げては上げる上下動の揉み合いとなりました。
米AIGの四半期決算では、純損失が43億5000万ドル、
1株あたり損失が1.93ドルとなり、
6四半期連続の赤字決算となりました。
米政府当局が「米主要19銀行のストレステストで、
10行が資本増強が必要で、合計で746億ドルとなる」
ことを発表しました。
豪RBA四半期金融政策報告では、
「豪経済とインフレ予測を下方修正。
09年終盤に緩やかに景気回復の可能性。
09年第2四半期のGDP予想は立て前年比で−1.25%。
失業率は大幅に上昇する見込み。
追加利下げは経済回復の見通し次第となる。」
などを発表しました。
豪財務相が「(最近の)経済データには勇気付けられる兆候がある」
との認識を示しました。
スイス失業率(4月)は市場予想とおりの4.3%となりました。
日経平均は前日比+47.13円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要各通貨ペアが小幅な揉み合いとなりました。
独貿易収支(3月)は113億ユーロ、
独経常収支(3月)は102億ユーロと、
ともに市場予想より強い結果となりました。
ECBの専務理事が「ユーロ圏1%の政策金利は最低ではない。」
との認識を示しました。
英生産者仕入価格(4月)は上予想より弱い−1.0%、
英生産者出荷価格(4月)は市場予想より強い0.6%となりました。
独鉱工業生産(3月)は市場予想より強い0.0%となりました。
カナダ失業率(4月)は8.0%、
同雇用ネット変化率(4月)は3.59万人と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
カナダドルが堅調となりました。

ニューヨーク時間では、
NYダウが上昇しましたが、
ドルが売られて、ドル円が軟調となり、
ドルストレートが堅調な展開となりました。
ナナダ住宅着工件数(4月)は
市場予想より弱い11.74万人となりました。
米雇用統計では、失業率(4月)が市場予想とおりの8.9万人、
非農業部門雇用者数変化(4月)は
市場予想より強い−53.9万人となりました。
また、前回値が3.6万人下方修正されました。
市場反応は、はじめドル買いに少し動きましたが、
その後、ドル売り動意となって行きました。
米卸売在庫(3月)は市場予想より弱い−1.6%となりました。
米ファニーメイの四半期決算では、
最終損益が231億8500万ドルの赤字となり、
7四半期連続の赤字となりました。
格付け会社のフィッチが日生命保険会社9社を格下げしました。
ガイトナー米財務長官が、「GMACは追加公的資金が必要。
米失業率は当面上昇する見通しで、09年下期に鈍化へ。
今回の雇用統計の数字にはいくぶん勇気付けられる。
米クライスラーの事例は米GMの破綻を必ずしも意味しない。」
などの認識を示す発言をしました。
NY原油は58ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+164.80ドルで取引を終えました。

<週はじめの11日(月)の主な予定>

午前10時半に豪NAB企業信頼感指数(4月)、豪NAB企業景況感指数(4月)
午後3時に日工作機械受注速報(4月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産(3月)、仏製造業生産指数(3月)、
夜9時半に加新築住宅価格指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
また、日経新聞日曜版8面によりますと、
米バーナンキFRB議長のストレステストについての講演が
予定されているようです。

<明日12日(火)の主な予定>

朝8時01分に英RICS住宅価格(4月)、
午後2時に日景気先行CI指数速報(3月)、日景気一致CI指数速報(3月)
午後3時に独消費者物価指数(4月 確報)、
午後5時半に英貿易収支(3月)、英鉱工業生産(3月)、
英製造業生産高(3月)
夜9時半に米貿易収支(3月)、
同夜9時半に加国際商品貿易(3月)、
深夜3時に米月次財政収支(4月)、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

そして、今週の13日(水)からの主な注目材料は、

13日(水)に、英NIESRのGDP予想、RBNZ金融リポート、日貿易収支、
日経常収支、日景気ウォッチャー調査、日工作機械受注、
英失業率、欧鉱工業生産、英BOE四半期インフレリポート、
英BOE総裁の講演、米小売売上高、米輸入物価指数、米企業在庫、

14日(木)に、豪インフレ期待、欧ECB月例報告、米生産者物価指数、
米新規失業保険申請件数、

15日(金)に、NZ小売売上高、独四半期GDP速報、
スイス実質小売売上高、欧消費者物価指数、加製造業出荷、
米消費者物価指数、米NY連銀製造業景気指数、対米証券投資、
米鉱工業生産、米設備稼働率、ミシガン大学消費者信頼感指数速報、

などがあります。

さて、米主要19銀行のストレステストや米雇用統計などの
イベントを終えたマーケットですが、
アナリストの予想では「日輸出企業が想定している09年のドル円の
為替レートが95円となっていることから、為替レートが
上げたところでは日輸出企業の円買いを予測する向き」と、
「目先の不安も和らぎ景気の底打ち感も出てきていることから、
リスク選好姿勢が強まるとの見方で円に売り圧力がかかる
と見る向き」があるようです。

やや後者の見解がアナリストの見解としては優勢なようですが、
バーナンキFRB議長の講演や、12日の米貿易収支と米財政収支、
13日の米小売売上高、14日の米生産者物価指数、
15日の米消費者物価指数とNY連銀製造景気指数と米鉱工業生産や、
対米証券投資とミシガン大学速報などと、
NYダウの動向をにらんだ展開となりそうで、
チャートをしっかり見てトレードしていきたいものです。


さて今日は、オリバー・ベレスの天使のお話です。

オリバー・ベレスの
" Tools and Tactics for the Master Day Trader " の
第6章「熟練トレーダーへの道」には、

とても興味深いことが記載されています。

「マーケットを極めることは苦難に満ちた旅である。
 危険と損失、試行錯誤は向上心のあるトレーダーが
 乗り越えなければならないものであるが、
 それにあえて挑む者の心に穴を穿ち、背骨を打ち砕きかねない。
 (中略)
 今日、成功を享受しているトレーダーは皆、
 かつて敗者の苦痛と苦しみを経験しているのは間違いない。
 人間というものは、むしろ失敗に終わったものから学ぶのである。」

「えーっ、そうなの〜。」という感じですが、(苦笑)
さらにこの章のお話は続きます。

「ここで質問がある。
 マーケットで失敗した時、それにどう対処しているか。
 失敗の経験が無駄になり、無視され、傷口はうずくままにされ、
 時間とともに忘れ去られているようなことはないか。
 そう、失敗が、将来に向けて行ってはならないことの
 貴重な例として活用されているだろうか。
 失敗の中にこそ、探し求めている成功への秘訣が
 隠されているのである…。」

「いったんかがまないと、前に大きく跳ぶことが出来ないことを
 忘れないで欲しい。前に飛ぶために、まずかがむのだ。
 これは自然の法則である。これが成功への青写真であり、
 トレーディングを極めるための方法なのである。
 損失を蒙っても、嘆いたり、泣き言をいうのはやめよう。
 むしろ、喜ばなければならないことではないか。
 将来の成功へ導く天使になりえるものである…。」

さて、

オリバー・ベレスのこのお話の感想は
経験によって様々であると思います。

「うん。確かになるほどそうだよね…。
 オリバー・ベレスの言うことは経験してきたからよくわかるよ。」

「へっ、こんなの駄目トレーダーへのお慰(なぐさ)みじゃないか。
 うまくいっている俺には関係ないやね。
 今日もフル・ポジションで突っ走るぜぃ。」

ところで、

16年間で250,000%! という驚くべきリターンを実現したという
システム・トレーダーの元祖のような(笑)
エド・スィコータでさえもマイケル・マーカスのインタビューで

「良いトレードの要素とは何ですか。」と問われて、

「良いトレードの要素とは、(1)に損切り、(2)に損切り、
 そして(3)に損切りだ。
 もし、この3つの法則に従うなら、
 誰にでもチャンスは巡ってくる。」

と答えています。

驚異的なトレーダーとしての成功の背景に
「損切りあり」は興味深い事実ですが、

もしかしますと、エド・スィコータも
失敗経験からこれらを学んだのかも知れません。

またむしろ、

かつて、イングランド銀行を潰したトレーダーとして知られる
ウィリアム・パターソンのように、

一時はトレードの天才と称され、
失敗らしい失敗を身に染みて経験したことがないと、

自信過剰とユーフォリアに狂い、
マーケットの支配者のような錯覚に陥って、
後々、取り返しのつかない致命的な
大失敗を犯してしまうこともあるようですね。

トレードでの大成功には

エド・スィコータのような真に優れた手法による場合と、

馬券に1,000万円を投じるような過剰リスク選好の暴挙によって、
大失敗と紙一重で、たまたまうまくいった場合とがあるようですが、

転ばぬ先の杖ならぬ、狂わぬ先の杖として、(笑)
失敗は早めに身で覚えておいたほうが良いようですね。

ただ、

厳しい語り口のマーセル・リンクが
彼の著書" High Probability trading " で語っているように、

「成功するトレーダーと負け続けるトレーダーとの決定的違いは、
 犯した過ちの扱いにある。良いトレーダーは、自分の犯した
 過ちを記録して、そこから学ぼうとするが、悪いトレーダーは、
 同じ過ちを何度も繰り返して、そこから何も学ぼうとしない。」

のだそうで、(苦笑)

嘆いているだけで、失敗から学ぼうとしない限り、

失敗という名の痛みの小悪魔は、
オリバー・ベレスのいう「将来の成功へ導く天使」には
ならないようですね。


FX 移動平均線のお話

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。
さて、週末の今日は米雇用統計の発表ですね。

<一昨日6日(水)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが軟調傾向での推移となりました。
英ネーションワイド消費者信頼感(4月)は、
市場予想より強い50となりました。
豪小売売上高(3月)は2.2%、豪貿易収支(3月)は24.98億豪ドルと、
ともに市場予想よりも強い結果となりました。
ウォール・ストリート・ジャーナルが、
「米政府によるストレステストで、バンカメが
350億ドルの資本不足への対策を求められることになる。」
との観測報道をしました。
NYタイムズが「米政府によるストレステストで、
米シティグループが50〜100億ドルの新規資本調達が必要となる」
との観測報道をしました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも反発を見せる展開となりました。
ポンドがNY時間入り前に一時軟調となりました。
スイスSNBま理事が「ユーロに対するスイスフランの上昇には、
あらゆる手段を用いて断固として行動する。」と発言しました。
中国人民銀行が「中国の経済は安定した早い成長となる。
急激な物価下落は起こりそうになく、
政策金利の改定を強める可能性。
ドルを含む基軸通貨には量的緩和策により
価値下落のリスクが見られる。」などの見解を発表しました。
欧小売売上高(3月)は市場予想より弱い−0.6%となりました。
米チャレンジャー人員削減数(4月)は前年比で47.0%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上昇の後に軟調に転じて、ユーロドルが下げては上げる
上下動となるなど、主要通貨ペアがまちまちの展開となりました。
米ADP雇用統計(4月)は市場予想より強い−49.1万人となりました。
カナダ住宅建設許可(3月)は
市場予想より強い23.5%となりました。
カナダIvey購買部協会指数(4月)は
市場予想より強い53.7となりました。
スイスSNB総裁が「スイスフランは
正しい評価にしなくてはならない。
デフレリスクがある限り断固として為替介入政策を行う。」
との認識を示す発言をしました。
NY原油は56ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+101.63ドルで取引を終えました。

<昨日7日(木)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアがまちまちの動きとなりました。
豪ドルが堅調となり、ユーロが軟調傾向で推移しました。
米政府当局が「ストレス・テストの結果は
日本時間8日午前6時に発表。
全銀行は最低資本水準(Tier1)の4%は満たす見通し。」
などを発表しました。
ガイトナー米財務長官が「世界経済の縮小ペースは鈍化。
ストレステストの対象19銀行に債務超過はない。
さらなる財政出動は不要。(資本増強の必要な金融機関は)6ヶ月間で
資本調達できると認識。」などの認識を示す発言をしました。
NZ四半期失業率は市場予想より強い5.0%となりました。
豪新規雇用者数(4月)は2.73万人、豪失業率(4月)は5.4%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
米財務省が「ストレステストの結果について、
米財務長官とFRB議長が日本時間の午前5時15分に会見を開く」
と発表しました。
日経平均は前週末比+408.33円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円や豪ドルなどが堅調に推移して、
他の主要通貨ペアも反発を見せました。
スイス消費者物価指数(4月)は
市場予想より強い0.9%となりました。
独製造業受注(3月)は市場予想より強い3.3%となりました。
英BOE政策金利は市場予想とおりの
0.50%の据え置きとなりました。
英BOE声明では「資産買入れプログラムの規模を
500億ポンドに拡大。経済の下落ペースは鈍化してきている。
英CPIは2%以下となる可能性。
世界の金融システムは依然として脆弱。」
などの認識を示しました。
ポンドが一時急落しました。
米GMの四半期決算では、総売上高が前年同期比の約半減となる
224億ドル、最終損益が59.75億ドルと7四半期連続の赤字となり、
1株当たり純損失は市場予想より強い9.66ドルとなりました。
欧ECBの政策金利は市場予想とおり0.25%の利下げとなり、
政策金利が1.00%となりました。
市場はユーロ買い反応となりました。

ニューヨーク時間では、
ポンドが軟調傾向となって、
ユーロは一時急落した後にしばらく上昇傾向となっていきました。
ドル円が一時上昇した後に反落して
その後は揉み合いとなっていきました。
NY後半にかけて主要各通貨ペアの多くが軟調となりました。
米四半期非農業部門労働生産性(速報)は0.8%、
米新規失業保険申請件数は60.1万件と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
トリシェ欧ECB総裁の記者会見では、
「利下げとともに信用支援の拡大を進めることを決定。
資産買い入れ詳細は6月に発表予定。
銀行や企業の資金調達環境を改善するために、
非標準的処置として資金供給の長期オペを12ヶ月間行う。
世界経済は依然として深刻な状態だが、
最新の欧経済指標は暫定的ながら安定の兆候が示唆される。
雇用市場は数ヶ月間一段と悪化する可能性がある。
第1四半期の欧州経済成長は大幅なマイナスとなる。
インフレ圧力は緩和ないし低下。
新たな金利水準を最低とは決定せず。」
などの認識を示しました。
バーナンキFRB議長が「銀行監督の効果向上がFRBの最優先課題。
米政府のストレステストは銀行に対する市場の信頼向上につながる。
インフレ期待は抑制されている。」
などの認識を示す発言をしました。
米消費者信用残高(3月)は
市場予想より弱い−111億ドルとなりました。
NY原油は56ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−102.43ドルで取引を終えました。

<週末の今日8日(金)の主な予定>

朝8時50分に日銀政策会合議事録(4月分)、
午前10時半に豪RBA四半期金融政策報告、
午後2時45分にスイス失業率(4月)、
午後3時に独貿易収支(3月)、独経常収支(3月)、
午後5時半に英生産者仕入価格(4月)、英生産者出荷価格(4月)、
午後7時に独鉱工業生産(3月)、
午後8時に加失業率(4月)、加雇用ネット変化率(4月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(4月)、
夜9時半に米失業率(4月)、米非農業部門雇用者数変化(4月)、
夜11時に米卸売在庫(3月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・加・米の指標には注目です。
今日は仏のパリが休場です。

さて、昨日の英BOE政策金利は0.50%のままの据え置きとなり、
欧ECB政策金利は0.25%の利下げとなって政策金利が1.00%となり、
ともに市場予想とおりの結果となりました。
資産買入などをめぐり、ポンドが下落して、
ユーロが堅調傾向となりました。

一方、米政府当局が「米19銀行のストレス・テストの結果は
日本時間の8日午前6時に発表。全銀行は最低資本水準(Tier1)の
4%は満たす見通し。」として、
この原稿を書いている時間ではその結果がまだわかりませんが、

ウォール・ストリート・ジャーナルやCNBCなど複数の報道機関の
観測報道によりますと、「米政府によるストレス・テストで、
JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスや
モルガン・スタンレーやメットライフなどは追加資本増強は不要。
また、シティ・グループは50億ドルの追加資本増強が必要。
GMACが115億ドルの追加資本増強が必要。
リージョーンズ・フィナンシャルも追加資本が必要。
19銀行中で少なくとも7行が追加資本増強を求められる」
という結果が予想されているとのことです。
また、米バンカメは340億ドルの資本不足となる
との観測があるようです。

そして、フィンランド財務相など欧州の一部の要人からは
「欧州の銀行にもストレス・テストを求める」
との発言があったようで、場合によれば欧州の主要銀行でも、
今後、ストレス・テスト(金融機関健全性テスト)がテーマとなる
可能性も僅かながらありそうです。

また、ここのところ市場予想より強い経済指標の発表が相次ぎ、
経済収縮の減速の兆候が見られ始めて、
市場のリスク回避傾向も後退してきているようですが
いまだ経済収縮は続いていて、ロイターによりますと、
金融危機を予測したことで知られる米NY大学の
ヌリエル・ルービニ教授は「まだ弱気相場の一時的反発」
とも指摘していて、短期的に市場動意に乗りながらも、
過度の楽観はまだ早計のようです。

さて、週末の今日は米雇用統計の発表ですが、
6日の米ADP雇用統計(4月)は市場予想より強い−49.1万人と
改善を見せていて、米雇用統計の結果が注目されます。


さて今日は、移動平均線のお話です。

何をいまさらというテーマですが、(苦笑)

移動平均線は、米国のウォール街のアナリストで
チャート分析家でもあったジョセフ・グランビルが、
統計学の移動平均法を株価動向の基調測定に応用して、

1960年代の中頃に出版された「グランビルの投資法則」
という本の中で紹介されたのが始まりと言われていますが、
日本にも昭和30年代の末頃には伝わっていたそうですね。

「グランビルの投資法則」では、200日移動平均線を用い、
経験則としてのトレード方法が紹介されていて、
「グランビルの法則」として投資家や投機家の間で
広く知られることとなりました。

そして、50年も経過した現代でも、
チャートを見てトレードするトレーダーの中で、
「移動平均線」を知らない人はいないくらい
最も代表的なトレンド系テクニカル指標のようです。

当初は、いわゆる単純移動平均線で、
一定期間を均等に平均化してグラフ描画したものだけでしたが、

その後「直近のデータは過去のデータよりも加重されるべき」
との考え方などから、加重移動平均線や指数移動平均線、
そして修正移動平均線や三角移動平均線など、
派生的なバリエーショーンも増えてきて今日に至っています。

また、今は古典的となるのかもしれませんが、
移動平均線をトレードに応用する方法として、

長短の移動平均線のゴールデン・クロスや
デッド・クロスによる方法が考案されたりしました。

そして、移動平均線乖離(かいり)率という考え方や、
長中短の複数の移動平均線の順列をみて
トレンドの趨勢(すうせい)を判断しようとする
パーフェクト・オーダーという考え方も考案されました。

どの移動平均線が最も優れているか、
その期間パラメーターは何本(何日)にするのが最も良いか、

などは諸説や異論があり、統一的な見解の一致は
できそうもありませんが、(苦笑)

移動平均線は、トレンドを示す基本的なテクニカル指標として、
今尚、その有効度は健在なようで、

移動平均線は、市場心理の平均線として、
ブルとベアを分かつ境界線の働きをしたり、

遅効性質はありながらも、相場の挙動のノイズを適度に吸収して
トレンドの方向やトレードすべき方向を指し示してくれます。

ちなみに私は抵抗線としての働きも考慮して、
あえて単純移動平均線の21日期間を愛用しています。

さて、

この移動平均線ですが、

私の思い込みだけかもしれませんが、
テクニカル指標という観点以外からも、

トレーダーとしてのレベルのバロメーター的な役割も
感じることがあります。(笑)

ごく初心の頃は

「ふーん。これを移動平均線というんだね。なるほどねぇ。」

腕に覚えが出始めた頃は、(苦笑)

「へっ、なんだって。単純移動平均線だぁ。
 そんな幼稚なテクニカルなんかは屁のツッパリにもならないぜ。
 せめてEMAくらい使わないとな。
 それに、移動平均線なんかじゃなくて
 もっと高度なテクニカルを使ったほうがイイんじゃない。」

やがて、トレードをいろいろと経験してくると

「遅行もあり、転換期ではダマシとなる移動平均線だけど、
 押し目買いにしても、戻り売りにしても、
 そしてときにブレーク狙いでも、なんだかんだと言っても、
 やはり移動平均線の方向へのトレードが基本となるようだなぁ。
 また、平坦で移動平均線に方向感のないときにさえも、
 移動平均線はレンジの振幅をトレードするべきことを
 示唆してくれているようだ…。」

というような、経験をたどるトレーダーは
案外多いようにも思いますがどうなのでしょう。(笑)

そして、

移動平均線の示唆を重要視しながら、
さらに精度を上げるトレードをするために、

ダマシ軽減のための何がしかのプラス・ワンや
精度向上のための何がしかのプラス・ツーの手法を組み入れて、
トレードをされているトレーダーの方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

その他にも、トレンド・ラインや
レジスタンス(サポート)・ラインなど
基本や原点と呼ばれるテクニカル手法がありますが、
これらも時を経て、今尚、凛として有効な手法のようです。

トレードには誰もが認めるオーソリティー(権威)はなく、
何が基本とは言えないものの、(苦笑)

新たな手法は取り入れながらも、
時の洗礼を経てなお有効な基本や原点となるものは
忘れずにいたいものですね。

えっ、

「さんざん遊んでわかったけど。
 やっぱり。家族が一番だよなぁ。」

というよな悪たれオヤジの回想録のようですって?

あれまぁ、なんと言うことを…。(爆)


FX ミリオネアとゼロサムのお話

オバマ米大統領が就任して
早くも「はじめの100日」が過ぎましたね。

<一昨日29日(水)の主な出来事>

前日に米紙が「米規制当局がストレステストの結果でバンカメと
シティグループに増資が必要となる可能性を通達」と報道
したことで、前日のNYダウは経済指標が良い数字にもかかわらず
軟調に推移しました。
29日の東京時間では東京市場は休場でしたが、
主要通貨ペアが上下動ながらも堅調傾向の相場展開となりました。
NZ貿易収支(3月)は市場予想より強い3.24億NZドルとなりました
NBNZ企業信頼感(4月)は改善となって−14.5となりました。
英BOE政策委員が「失業により差し押さえが増加して、
銀行は貸し出しに慎重となっている。」との認識を示しました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアの多くが大きめの上下動となりました。
ユーロは堅調傾向での推移となりました。
欧業況判断(4月)は−3.33、欧消費者信頼感は−31、
欧経済信頼感は67.2と、市場予想よりは強い数字となりました。
スイスKOF先行指数(4月)は
市場予想よりやや強い−1.86となりました。

ニューヨーク時間では、
しばらく主要通貨ペアの揉み合いが続きましたが、
終盤にドル円やクロス円が堅調な展開となりました。
米四半期GDP速報は市場予想よりかなり弱い−6.1%となりました。
米四半期個人消費速報は2.2%、米四半期コアPCE速報は1.5%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
ユーログループ議長が
「ユーロ圏の景気回復は米国より遅延する可能性」
との認識を示す発言をしました。
米ボルカー経済再生諮問会議議長が
「米経済は落ち着きつつあり追加の刺激策は必要ない可能性」
との認識を示す発言をしました。
米FOMCでは、市場予想とおりの政策金利据え置きとなりました。
FOMC声明では「米経済の収縮ペースはやや鈍化した。
景気見通しは3月に比べ緩やかに改善。
MBS・国債・政府機関債などの買取目標は維持。
景気回復と物価安定達成のために可能な手段を活用。」
などが発表されました。
NY原油は50ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+168.78ドルで取引を終えました。

<月末の昨日30日(木)の主な出来事>

東京時間では、
ドルが売られる展開となりドル円やクロス円が軟調となりました。
RBNZの政策金利は0.50%の利下げとなりました。
RBNZ声明では「政策金利は2010年後半まで
現状水準もしくはそれ以下で維持。
緩やかな追加利下げの可能性がある。」と発表しました。
NZ住宅建設許可(3月)は−4.6%となりました。
英GFK消費者信頼感(4月)は
市場予想よりやや強い−27となりました。
日鉱工業生産(3月 速報)は
市場予想より強い1.6%となりました。
豪カンファレンスボード景気先行指数(2月)は
0.2%となりました。
WHOが新型インフルエンザの警戒水準を
フェーズ5に引き上げました。
オバマ米大統領が「クライスラーの存続能力に強く期待。」
クライスラー再建のために破産法適用するか不明。」
との認識を示しました。
豪四半期NAB企業信頼感指数は−24となりました。
米UAWが労務費削減などクライスラーとの協約を
承認したことを発表しました。
日自動車生産(3月)は対前年比で−50%となりました。
NYタイムズが「クライスラーの債務削減に関する
米財務省と債権者との交渉が不調」となったことを報道しました。
日政策金利は据え置きとなりました。
日住宅着工戸数(3月)は前年比で
市場予想よりは強い−20.7%となりました。
日経平均は前日比+334.49円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドルが買われて、ドル円が上昇して、
ドルストレートが軟調となりました。
英ネーションワイド住宅価格(4月)は
市場予想よりは強い−0.4%となりました。
独失業率(4月)は市場予想より弱い8.3%となりました。
欧消費者物価指数速報(4月)は前年比で0.6%、
欧失業率(3月)は8.9%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
イタリア紙が「伊フィアットは米クライスラーとの合意に調印」
したことを報道しましたが、
フィアットの関係筋が調印を否定するなど、
情報が錯綜しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円がしばらく堅調に推移して
ドルストレートが反発を見せましたが、
終盤にかけて揉み合う展開となりました。
米個人所得(3月)は−0.3%、米個人支出(3月)は−0.2%、
そして米PCEコア・デフレータ(3月)前年比は0.6%と、
いづれも市場予想より弱い結果となりました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想より強い63.1万件となりました。
カナダGDP(2月)は市場予想とおりの−0.1%、
カナダ鉱工業製品価格(3月)は
市場予想より弱い0.3%となりました。
ホワイトハウスが「クライスラーが破産法第11条の申請を開始」
したことを発表しました。
米シカゴ購買部協会景気指数(4月)は
市場予想より強い40.1となりました。
オバマ米大統領が「クライスラーとフィアットの提携は合意。
新生クライスラーにはGMACが資金提供。
米GMとクライスラーは復活する。」との声明を発表しました。
また「政府は最大33億ドルの融資と最大47億ドルの再生資金を提供」
することも発表されました。
NY原油は51ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−17.61ドルで取引を終えました。

<週末で月初めの今日5月1日(金)の主な予定>

朝8時半に日失業率(3月)、日全国消費者物価指数(3月)、
午後2時に日自動車販売台数(4月)、
午後5時半に英消費者信用残高(3月)、英製造業PMI(4月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(4月 確報)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(4月)、米製造業受注指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。
今日はレーバーデイで、香港・シンガポール・
フランクフルト・パリ・チューリッヒなどの市場が休みとなります。
また、米ガイトナー財務長官講演が予定されているようです。

さて、豚由来の新型ウィルスはメキシコを中心に世界各国に
感染が拡大していて、メキシコ以外でも
米国内で幼児が死亡するなどの事態となり、
WHOにより警戒水準がフェーズ5に引き上げられました。
日本でもカナダから帰国した高校生に
新型ウィルス感染の疑いがあるそうです。

また、注目されていた米GDP四半期速報では、
オイルショック以来34年ぶりに3四半期連続のマイナスとなって、
市場予想よりかなり弱い年率換算で−6.1%となりましたが、
米GDPの7割を占める米個人消費のほうが前期のマイナスから
プラスに転じて2.2%増となったことで株式市場は上昇する
こととなりました。

そして、米クライスラーを巡る報道や観測が錯綜していましたが、
30日についに米クライスラーは米破産法第11条の申請を
開始することが正式に決定しました。
しかしながら、政府は最大33億ドルの融資と
最大47億ドルの再生資金を提供するとして、
新生クライスラーとして伊フィアットとの提携も
合意となることが正式に発表されました。

また、オバマ米大統領は「米GMとクライスラーは復活する」
との声明を発表しました。


さて今日は、ミリオネアとゼロサムのお話です。

ミリオネアといえば「ファイナル・アンサー!」の
クイズ・ミリオネアがお馴染みですが、(笑)

みのもんたさんが進行役の日本版だけではなく、
各国に似たようなクイズ番組があるようで、

小説「僕と1ルピーの神様」を映画化した
ダニー・ボイル監督の「スラムドッグ$ミリオネア」
という映画も話題となっていますね。

まぁ、現代ではミリオネアは小金持ち程度で、
大金持ちといえばビリオネア以上となるのかもしれませんが、

ミリオネアは昔の日本の「百万長者」ように、(笑)
お金持ちを表す慣用句として使っているのかもしれませんね。

さて、米経済誌のフォーブスの世界長者番付2009年版では、
資産が10億ドル(約1,000億円)の富豪は世界に793人いるそうですが、
2008年より3割も減ったのだそうで、
番付の富豪達の資産も、円換算で140兆円が消えたそうです。

また番付順位も入れ替わって、ビル・ゲイツ氏が1位となって、
2008年に世界一であったウォーレン・バフェット氏が
2位となったそうですね。

順位はともあれ、富豪の資産が140兆円が消えたのなら、
誰かが巨大な儲けをしていてもよさそうなものの、
必ずしもそうでもないようで、

経済は、富が創造されることがあるとともに、
富が消滅してしまうこともあって、

「ゼロサム(zero-sum)」ではなく、
「非ゼロ和」となっているようで、

世界の経済危機は世界の富を大きく消滅させたのですね。

ところで、

ゼロサム・ゲームといいますと、

「勝者の利得は、敗者が支払う」
「敗者の損失は、勝者の利得となる」ゲームのことですが、

マージャンなどはその典型的なもので、
経済と違い富の創造はなく、ゼロ和の中のやりとりで、
「Win-Win」などということはなく、
誰かが「ロン!」といえば、
別の誰かが必ず損をすることとなります。(苦笑)

一般に為替相場への参加も、
通貨交換だけでは企業活動のような富の創造はなく、
「和」への利得の加算がないために、
投資ではなく投機ということになって、
ほとんどゼロサム・ゲームとなるか、
手数料などもありマイナス・サムとなるようですね。

で、もしもそうであるならば、
必然的なあることが起こるようです。

このゼロサム・ゲームの特性について、

歯に衣着せぬことでも有名な(?)
イーストヒル・ジャパンのチーフアナリストの
陳 満咲杜さんの「為替の真実」という著作には、
興味深い記述があります。

「なぜゼロサム・ゲームで儲かるのは少数派かというと、
 ゼロサム・ゲームは新たな富や価値を創出しないからです。
 多数派が損しなければ、少数派の勝利は保証されません。
 仮に多数派が勝利してしまうと、
 少数派の損失だけでは分配しきれなくなってしまいます。
 だから多数派は自然に損をし、
 少数派に多数派の損失が分配されるのです。」

「これは非常に大事なポイントで、
 つまり、ゼロサム・ゲームにおいては
 往々にして他人と違うこと、要するに多数派と 違う
 行動を取らなければならないということです。」

「もちろんこれは戦略論・原則論であり、
 トレンドの逆をとるという方法論ではありません。」

ふーむ。なるぼどぉ…。

もしかしますと、

多数派によって作られることになる
トレンドにしっかり乗ってトレードしながらも、

どこかでは多数派に先んじて
トレンドが反転する前に
脱出しなければならないということでしょうか…。

そういえば、相場の格言にも、

「人の行く裏に道あり花の山」というものもあり、

「仕掛けは処女の如く、手仕舞いは脱兎の如し」

というのもありましたが、

トレンドに寄り添いながらも、
別れるときは素早い、というトレーダーが
勝ち組の少数派となれるのかもしれませんね。(爆)


<参考> 青月社発行  陳 満咲杜 著 「為替の真実」


<お知らせ>
4日(月)・6日(水)祝日のブログの更新はお休みさせていただきます。



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