FX リインカーネーションのお話

若田光一さんの滞在する国際宇宙ステーションを
日曜日の西北西の夜空に見ることができました。
星のように瞬(またた)いていました。^^

<先週末27日(金)の主な出来事>

東京時間ではドル円とクロス円が軟調傾向の揉み合いとなり、
ユーロドルなどドルストレートが
やや堅調傾向の揉み合いとなりました。
NZの四半期GDPは−0.9%、NZ貿易収支(2月)は4.89億NZドルと、
ともに市場予想よりも強い結果となりました。
日全国消費者物価指数(2月)は
市場予想とおりの−0.1%となりました。
日経平均は前日比−9.36円の小幅安で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調に推移しました。
独輸入物価指数(1月)は
市場予想よりやや弱い−0.5%となりました。
OECDの事務総長が「09年のOECD圏のGDPは4.2%縮小見通し。
米ドルは今後も準備通貨となる。」との認識を示しました。
英四半期GDP(確報)は−1.6%、
英四半期経常収支は−76億ポンドと、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
独財務相が「過度の債務は信頼を毀損する可能性。
安定と成長の協定が真摯に受け止められなければ
ユーロは脅威にさらされる。」
との認識を示す発言をしました。
英鉱工業新規受注(1月)は
市場予想よりは強い−3.4%となりました。
スイスKOF先行指数(3月)は市場予想より弱い−1.79となりました。
英政策委員のブランチフラワー委員の後任予定のマイルズ氏が
「英財政赤字はGDP比率で70%となる可能性。
英財政状況は当初予測よりはるかに悪化。」
との認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが上下動で揉み合う相場展開となりました。
米個人所得(2月)は−0.2%、米個人支出(2月)は0.2%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
米PCEコア・デフレータ(2月)は
市場予想より強い0.2%となりました。
独消費者物価指数(3月 速報)は
市場予想より弱い−0.1%となりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数(3月 確報)は、
市場予想より強い57.3となりました。
米オバマ大統領と主要金融機関のCEOとの会談では、
米不良資産買取計画への参加がほぼ合意となりました。
NY原油は52ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは軟調に推移して前日比−148.38ドルで取引を終えました。

<週はじめゴトウ日の今日30日(月)の主な予定>

朝6時45分にNZ住宅建設許可(2月)、
朝8時50分に日鉱工業生産(2月 速報)、
午後1時に日自動車生産(2月)、
午後5時半に英消費者信用残高(2月)、英モーゲージ承認件数(2月)
午後6時に欧業況判断指数(3月)、消費者信頼感(3月)、
鉱工業信頼感(3月)
夜11時半に米ダラス連銀製造業活動指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
(日速報)・欧・米の指標には注目です。
今日から英・欧が夏時間となります。
NY時間にガイトナー米財務長官の講演が予定されているようです。

<月末の明日31日(火)の主な予定>

朝8時01分に英GFK消費者信頼感調査(3月)、
朝8時半に日失業率(2月)、日家計調査消費支出(2月)、
午前11時にNBNZ企業信頼感(3月)、
午後2時に日住宅着工戸数(2月)、日建設工事受注(2月)、
午後3時に独ILO失業率統計(2月)、
午後4時55分に独失業率(3月 季調済)、独失業者数(3月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(3月)、
夜9時半に加GDP(1月)、加鉱工業製品価格(2月)、
加原料価格指数(2月)、
夜10時に米S&Pケースシラー住宅価格(1月)、
午後10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(3月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(3月)、
独・欧・加・米の指標には注目です。
この日は米GMとクライスラーの状況報告日で結果が注目されます。

そして、今週の4月1(水)からの主な注目材料は、

1日(水)に、日銀短観、豪小売売上高、豪住宅建設許可件数、
スイスSVME購買部協会景気指数、英PMI製造業、欧製造業PMI、
欧失業率、米チャレンジャー人員削減数、米ADP全国雇用者数、
米ISM製造業景況指数、米中古住宅販売保留、米建設支出、

2日(木)に、豪貿易収支、欧ECB政策金利、
欧トリシェECB総裁記者会見、米新規失業保険申請件数、
米製造業受注指数、G20ロンドン金融サミット、

3日(金)に、スイス消費者物価指数、英PMIサービス業、
欧サービス業PMI、米非農業部門雇用者数変化、米失業率、
米ISM非製造業景況指数、バーナンキFRB議長講演、

などがあります。

さて、年度末のレパトリエーションの残りの動きもあったようで、
受け渡し日の関係もあったか先週末が実質的なビッグデーとなって
為替相場に動きが見られました。

今週は決算期の月末を終えて新年度の始まりとなりますが、
ドルでの米国の雇用の落ち込み観測や、
日銀短観も悪化が予想されていて、
また、ユーロもECBの利下げ予想とともに、
一部ではECBにより量的緩和策が進められるとみる向きがあるようで円・ユーロ・ドルの主要3通貨はそれぞれ悪材料を抱え
ていて、悪材料の綱引きでの揉み合いとなると見る向きもある一方、
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の通貨先物取引市場では
3月17日時点から円が半年ぶりに売り越しとなってるとのことで、
アナリストの見解では年度替わりから円が売られやい状況になる
と見る向きの方が多いようです。
いかがなりますか、相場動向が注目されます。

今週は、年度替わり、ECBの政策金利発表、
トリシェECB総裁の記者会見、G20ロンドン金融サミット、
週末の米雇用統計などイベントが目白押しで、
相場が大きく動く可能性もありそうです。


さて今日は、リインカーネーションのお話です。

リインカーネーション" reincarnation "といいますと、
仏教思想の香りがしますが、
和訳しますと「輪廻」という意味なのだそうです。

「繰り返す輪のように永遠に流転すること」を表しますが、
これは相場の世界でも見られる事象のようです。

相場には、上げては下げる波のような動きをする性質が
あることが知られていますが、

相場の格言でも「山高ければ谷深し」と言われていて、
どこまでも続くかと思えるような大きなトレンドも
やがては大きく転換することがあります。

相場は上げたり下げたりを繰り返してくれて、
一過性でないリインカーネーションという
相場の基本性質があるからこそ、
何世代にもわたりトレーダーがトレードをすることができるわけで、

空気のようにあたりまえですが、
感謝すべき相場の根本的な性質のようです。

たとえば相場が、100がゼロとなったらお終(しま)いの
一過性のものであったら、証券会社もトレーダーも
きっと存在できないことでしょうね。(笑)

さて、リインカーネーションは、
ジョージ・ソロス氏の「再帰性」にも
少しかかわるところがあるようで、

また、ジョン・A・ボリンジャーも、
その著書「ボリンジャーバンド入門」の中で

平均への回帰(リグレッション)として、
ボラティリティについて、

「低いボラティリティが高いボラティリティを生み、
 高いボラティリティが低いボラティリティを生む。
 これが結論であり、根底となる考え方である。」

と述べられていて、

リインカーネーションの性質は、
価格(レート)の上げ下げを基としていますが、
分析的には様々に呼ばれています。

価格(レート)が上げる、
価格(レート)が下げる、

オーバーシュートで行き過ぎる、
調整"Correction"で戻る、

上昇トレンドとなる、
下降トレンドとなる、

異常に高騰してバブルとなる、
バブルがはじけて暴落となる、

平均値から乖離が起こる、
平均値へ回帰する、

ボラティリティが拡大する、
ボラティリティが縮小する、

などなど、レートの上げ下げが
その規模や状態でいろいろと呼称されますが、

ファンダメンタルズの他律と、
チャートの自己完結的な自律が織り成す相場において、

状態のリインカーネーションが、
平坦を挟んで、ある状態が次の状態の基となるように
繰り返していく様はまさに「輪廻」のようで
とても興味深いものですね。

確かに相場の上げ下げは、流転の輪のように思えます。

ところで、

ここで忘れてはならない、もう1つの状態があります。

それは「冥」や「空」とも言うべき状況で、
上げも下げもしない保ち合いや平坦期です。

たとえば、

移動平均線も急反転となることもありますが、

多くのケースで上昇(下降)の後の下降(上昇)に至る過程では、
平坦期の過程を経ることがあります。

また、ブレークの場合でも、
その後にV字の急転換となることもありますが、

多くのケースでは、ブレークの後にはいったんの平坦期が訪れて、
ジョン・A・ボリンジャーの主張するように、

ボラティリティの拡大の後には、
部分的にボラティリティが縮小した
スクイーズと呼ばれる状況が訪れることがあります。

そして、このような平坦期を経て相場が再始動することによって、
「段々畑」のような状況となることがありますね。

投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士は、
このことを駅になぞらえて、プラットフォームと呼びました。

「ここでいったん降りる人と、ここから乗り込む人がいる」
というわけですが、

プラットフォームは到着点(ゾーン)であると同時に、
再始動の始発点(ゾーン)となるわけで、とても面白いですね。

見方によれば、このプラットフォーム間の列車に乗ることが
トレードをすること、といえるのかもしれません。

もしもそうであるならば、
トレーダーにとって退屈な保ち合いこそ、
次のトレードの出発ゾーンとなるわけで、

トレンドを見るのがトレードにとって大切なのと同様に
保ち合いのプラットフォームの認識は、
トレードいう名のリインカーネーション「輪廻」にとって、
重要な意味がありそうです。

ここからが新たなトレードの出発点となるわけですね。


FX バスカービル家の犬のお話

「米AIGの頭文字は、アロガンス(傲慢)、インコンペテンス(無能)、
グリード(強欲)、の3文字だ。」という皮肉をこめた
ブラック・ジョークが米国で語られているそうですね。

<一昨日25日(水)の主な出来事>

主要通貨ペアは、オセアニア時間で上昇した後、
東京時間では軟調傾向の揉み合いとなりました。
日貿易収支(2月 季調済)は
市場予想よりは強い−433億円となりました。
オバマ米大統領が「済危機への対応には進展がみられる。
ドルが強いのは米国への信頼によるものである。
国際通貨は必要ないと認識。」などの主旨の発言をしました。
NZのWestpac四半期消費者信頼感は前回より弱い96.0となりました。
日経平均は前日比−8.31円と小幅安となりました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアがまちまちの動きながら揉み合い相場となりました。
ユーログループ議長が「欧州の刺激策は強力。
米国が要求しても、欧州は刺激策の額を引き上げるつもりはない」
との主旨の発言をしました。
IMFが「ルーマニアへ200億ユーロの追加支援する合意となった」
ことを発表しました。
独IFO景気動向(3月)は市場予想よりやや弱い過去最低の82.1となり、
独IFO予想値(3月)は市場予想よりやや強い81.6となりました。
また、IFOのエコノミストが「ECBは利下げすべき」と
コメントしました。

ニューヨーク時間では、
ガイトナー米財務長官の発言にドルが売られて、
そして買い戻される激しい上下動の展開となりました。
米耐久財受注(2月)は市場予想よりかなり強い3.4%となりました。
米財務省が「ノンバンク破綻処理権限に関する法案を議会に提出」
することを発表しました。
米新築住宅販売件数(2月)は市場予想より強い33.7万件となりました。
ガイトナー米財務長官が
「IMFの特別引出権(SDR)を世界的な基準通貨とする
中国の提案は排除しない。中国政府を重んじる。
金融システムにおけるドルの役割は持続可能な財政状況による。」
との主旨の発言をして、
一時ドルが急落してドルストレートが急上昇ました。
続いて、ガイトナー米財務長官が
「基軸通貨としてのドルの地位に変化はない。
強いドルは米国の国益。強いドルを信じる。」
と火消し的な発言をしました。
サンフランシスコ連銀総裁が
「デフレはインフレより重大なリスク。
失業率は来年にピークとなる可能性。」
などの認識を示す発言をしました。
NY原油は52ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは大きな上下動となって
前日比+89.84ドルで取引を終えました。

<昨日26日(木)の主な出来事>

主要通貨ペアが上下動しながらも堅調傾向で推移しました。
NZ四半期経常収支は市場予想よりやや弱い
−40.26億NZドルとなりました。
豪コンファレンスボード景気先行指数(1月)は−0.6%となりました。
豪RBAリポートでは「豪銀の資本基盤は良好。住宅市場は
弱含む可能性があるが、一部の国のように脆弱ではない。」
などの報告を発表しました。
フィナンシャル・タイムズ紙が「国連事務総長が1兆ドル規模の
新興国への支援をG20各国に要請するためG20で提案する予定。」
と報じました。
三菱UFJと米モルガンスタンレーが、証券会社の統合を
2010年3月末までに行うことが報道されました。
日経平均は前日比+156.34円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調傾向の揉み合いとなり、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
独GFK消費者信頼感調査(4月)は
市場予想よりやや弱い2.4となりました。
英BOEの政策委員が「英国の財政赤字は巨額という事実に直面。
中期的に持続可能であるかの確認をしなくてはならない。」
との主旨の発言をしました。
中国人民銀行総裁が「先行指標は中国経済の回復を示唆している」
との認識を示しました。
英小売売上高指数(2月)は市場予想より弱い−1.9%、
英四半期総合事業投資は市場予想よりは強い−1.5%となりました。
ポンドが一時軟調となりました。
オランダ中銀総裁が「ヘッジファンドの監視機関が必要。
ECBは利下げ余地がなくなれば非伝統的措置も取るが、
財政赤字を非常に懸念している。」
との認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が揉み合いながらも堅調に推移して、
ポンドドルなどドルストレートが軟調となりました。
米四半期GDP(確報)は−6.3%、米四半期個人消費は−4.3%、
米四半期コアPCEは0.9%と、
共に市場予想より強い結果となりました。
米新規失業保険申請件数は
市場予想よりやや弱い65.2万人となりました。
ガイトナー米財務長官が議会証言で、
「金融機関の決済システムを担当する監督当局が必要。
一定水準を超える資産を有するヘッジファンドを
SECに登録すべきだが、銀行と同じようにヘッジファンドを
規制すべきでない。新たな破綻処理権限について
FDICに依存するモデルを提案する。」
などの認識を示しました。
オバマ米大統領が「米国は自動車業界を維持する必要ある。」
自動車業界の具体策を数日以内に発表。」と発言しました。
ミネアポリス連銀総裁が「リセッションは6月頃まで続く可能性。
米国は過度な金融規制を回避すべき。
経済回復への回帰はそう遠くはない。
健全な経済成長は2010年中頃からの見通し。」
との認識を示しました。
NY原油は54ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+174.75ドルで取引を終えました。

<週末の今日27日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ四半期GDP、NZ貿易収支(2月)、
朝8時半に全国消費者物価指数(2月)、
朝8時50分に日小売販売額(2月)、
午後4時に独輸入物価指数(1月)、
午後6時半に英四半期GDP(確報)、英四半期経常収支、
午後7時に欧鉱工業新規受注(1月)、
午後7時半にスイスKOF先行指数(3月)、
夜9時半に米個人所得(2月)、米個人支出(2月)、
米PCEデフレータ(2月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(3月 確報)、
※独消費者物価指数(3月 速報)も発表予定ですが発表時間が未定です。
NZ・英・米の指標には注目です。

さて、ドルへの信認を巡る中国人民銀銀行総裁の
「基軸通貨を発行する国だけで世界に流動性を提供すると同時に
通貨価値を安定させることはできない。
IMFのSDR(特別引き出し権)を活用した新たな基軸通貨を提案する。」
としたドル限界論の提案に、
25日の講演会でガイトナー米財務長官が「排除しない。」と
発言したことで、ドルが一時急落するすることとなりましたが、
その後、「ドルの基軸通貨としての地位は変わらない。」と
火消し的な発言でドルが買い戻されるという展開がありました。

また、ガイトナー米財務長官は講演で、保険や証券会社など
銀行以外の金融機関が経営危機に陥った場合の破綻処理の
法制の概要を明らかにしました。
この法制は、連鎖破綻などの金融危機につながる恐れのある場合は
対象金融機関を政府管理下におき、ノンバンク破綻時に
秩序だった処理を進める、というものですが、
週内にも米議会に法案の草案を提出するとのことです。

そして、米リッチモンド連銀総裁が「住宅と自動車市場は
底に近い可能性。消費も上向き始めている可能性。
住宅市場に関する悪いニュースは過去のものになりつつある。
経済が今年底打ちするとの予測には合理性がある。」
との米経済の好転の兆しの認識を示す発言をしました。


さて今日は、バスカービル家の犬のお話です。

「バスカービル家の犬」とは、
アーサー・コナン・ドイルの推理小説が由来ですが、
アレキサンダー・エルダー博士がその著書の投資苑で紹介して
トレードの分野でも有名なお話となりました。

「バスカービル家の犬」のもともとのお話は、
名探偵のシャーロック・ホームズが田舎の大邸宅で起きた
殺人事件を解決するときの物語ですが、

その事件の解決に向かったシャーロック・ホームズは
現場である重要なことに気づいたのでした。

それは、殺人事件が起こった夜に、
その邸宅で飼っている犬がまったく吠えなかったことが
調査を進めるうちにわかったのです。

犬がまったく吠えなかったことがわかったので、
シャーロック・ホームズは、
「犬は以前から犯人を知っていて、
邸宅内に犯人がいるに違いない。」
と推理をして、事件の謎解きをしていきます。

そして、ついに事件の決定的な証拠を見つけだして
事件を解決したのでした。

この「バスカービル家の犬」と同じようなことが
チャート分析でも起こることがあると
アレキサンダー・エルダー博士はその著書で述べられていて、

たとえば、ヘッド&ショルダーの
強力なチャート・フォーメーションで
強い売りサインが出ているのにもかかわらず、
マーケットが下落を拒んで、
右側のショルダーから上昇する場合は、

マーケットは「バスカービル家の犬」のシグナルを発している、
と説いています。

チャート・フォーメーションで期待される動きが
起こらなかったということは、

「レート(価格)が吠えなかった!」ということであり、

チャートの表面では見えない水面下で
普通とは違う「何か」が根本的に変化しつつあることを
示しているというわけですね。

そして、

マーケットが「バスカービル家の犬」の
シグナルを発している場合、

たとえば、ヘッド&ショルダーの
強力なチャート・フォーメーションで
強い売りサインが出ているのにもかかわらず、
マーケットが下落を拒んで、
右側のショルダーからレートが上昇しているのなら、

「売りポジションを買い戻し、ドテンして買うとき。」と、

アレキサンダー・エルダー博士はその著書で述べられています。

このような「ダマシ」を新たなエントリーのセットアップとする
考え方は、「ダマシのブレークアウト」などにもあるようですが、

ブレークアウトのサインがしっかり現れていたのに、
明確にフェイラー(失敗)となったら、

このダマシをもって
「逆側へのエントリーの機会とする」というものですね。

たとえば、フェイラーとなった
ブレーク方向へのレートの速度よりも、
(ダマシとなって)早いスピードで戻る状況などでは、
案外とブレーク方向と逆のエントリーが、
精度の高いセットアップとなることもあるようです。

「ダマシを逆方向のエントリーのセットアップとする」
とはなんとも皮肉なお話ですが、

チャートもいろいろな視点で見てみると面白いですね。

「チクショー! 騙されちまったぜ。」と、
嘆くトレーダーがいる一方、

「よし、しっかりダマシとなったな。」と、
ニヤリとしているトレーダーもいるのですね。(苦笑)

安易なドテンは往復ビンタを食らうこともありますが、

「ここはこれしかない。」くらいの自信のサインに乗って、
しっかりダマシとなってしまったら、

普通とは違う「何か」が根本的に変化しつつあることを示す、
「バスカービル家の犬」の状況となっている可能性もありそうで、

嘆きからいち早く目覚めて、気を取り直し、
逆側へのエントリーの検討も一考の価値はありそうですね。


FX モメンタムのお話

ワールド・ベースボール・クラシックでは
日本が優勝しましたね。^^

<週はじめの一昨日23日(月)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動しながらも
堅調傾向の相場展開となりました。
米オバマ大統領が「大手銀行の破綻リスクは存在する。
これほど急激な景気悪化は予想していなかった。」
との認識を示す発言をしました。
ドイツのダイムラーが19.5億ユーロの増資を発表しました。
米紙が「米財務省も参加して、民間運営でリスク資産を扱う
投資基金を設立すること」を報道しました。
日経平均は前週末比+269.57円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ユーロが軟調となり、ドル円が揉み合いながらも上昇しました。
IMFの専務理事が「金融システムが浄化しない限り
景気の回復はない。全世界の景気刺激は世界のGDPの
1.6〜1.7%の規模となっている。」
との認識を示す発言をしました。
欧貿易収支(1月)は市場予想より弱い−55億ユーロ、
欧建設支出(1月)は1.3%となりました。
米財務省が「不良資産買い取り計画に
750-1000億ドルのTARP資金を投入。
FDICとFRBのTALF通じ新たな資産調達計画を創設。
銀行から5000億〜1兆ドルの不良債権化資産の買い取りを目指す。
約8%を民間部門が拠出。」
などの不良資産買い取りファンド構想を発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が上げては下げる上下動となって、
ユーロドルなどドルストレートが
下げては上げる上下動の展開となりました。
カナダの景気選好指標指数(2月)は、
市場予想より弱い1981年11月以来の水準の−1.1%となりました。
ガイトナー米財務長官が「銀行のストレステストと
資金の利用でリセッションは緩和へ。
(不良資産買い取りファンドの)
資産プログラムは銀行のバランスシート処理を助ける。
財務省の資産プログラムが機能するためには
投資家がリスクを取る準備をすることが必要。
民間市場によりレガシー資産の価格形成が可能となる。」
などの認識を示しました。
英BOE政策委員が「英国の失業率は大幅に悪化している。
楽観的に過ぎる景気見通しを懸念している。」
との主旨の発言をしました。
米中古住宅販売件数(2月)は
市場予想より強い472万件となりました。
スイスSNB理事が「スイスフランのさらなる上昇は容認できない。
スイスは深刻なリセッションに直面している。」
との発言をしました。
米オバマ大統領が「資産買取プランで
信用の即時回復とはならない。米政府とFRBとFDICは
協力してクレジット市場の緊張緩和を進める。」
との主旨の発言をしました。
格付け機関のムーディーズが米GEの格付けを引き下げました。
米アトランタ連銀総裁が
「成長トレンドへの回帰は2012年まではない見込み。
失業率は9%台に上昇する可能性。」との認識を示しました。
NY原油は53ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比+497.48ドルの大幅高で取引を終えました。

<昨日24日(火)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが堅調な展開となりました。
米財務省と米FRBが「FRBのバランスシートから
ベア・スターンズ破綻時の不良資産の受け皿の
特別目的会社の資産を分離もしくは精算していく。
財務省とFRBはあらゆる手段を用いて信用危機に対処して、
重要な金融機関の破綻回避に全力で取り組む。」
ことなどの共同声明を発表しました。
日経平均は前日比+272.77円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ユーロが軟調となりました。
その他の主要通貨ペアは上下動の揉み合いとなりました。
独PMI製造業速報(3月)は32.4、
独PMIサービス業速報(3月)は41.7と、
共に市場予想よりもやや強い結果となりました。
欧経常収支(1月)は−127億ユーロと前月より赤字が膨らみました。
欧PMI製造業速報(3月)は34.0、欧PMIサービス業速報は40.1と、
共に市場予想よりもやや強い結果となりました。
英消費者物価指数(2月)は0.9%、英小売物価指数(2月)は0.6%と、
共に市場予想よりも強い結果となりました。
英政策委員が「年末までに英失業率は2桁となる可能性。」
との認識を示しました。
英BOE総裁が「第1四半期の世界経済成長は
08年第4四半期よりも悪化。
景気低迷が財政赤字を上昇につながる可能性。」
との主旨の認識を示す発言をしました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
シカゴ連銀総裁が、「米経済は重大な収縮状況。
失業率は9%を超えるリスク。米経済は年末までに成長が回復。
失業率は10年に低下する可能性。」
との認識を示しました。
格付け機関のS&Pがリトアニアの
ソブリン格付けを引き下げました。
ガイトナー米財務長官が
「巨大金融機関の清算のための法律が必要。」
との認識を示しました。
リッチモンド連銀製造業指数(3月)は
市場予想よりは強い改善を見せる−20となりました。
欧州委員長が「欧州の景気減速は極めて酷い。
景気回復プランは力強く実行されるべき。」
との発言をしました。
英BOE総裁が「量的緩和はBOEによる決定。
政策金利の決定はCPIの目標にもとづいで実施。
必要になれば迅速にBOEは利上げを実施する。」
との認識を示す発言をしました。
米紙が「中国人民銀行総裁がドルに代わる
新たな通貨発足を提案した」ことを報道しました。
欧州委員が「ドルは今後も準備通貨として選好されるだろう。」
と発言しました。
スイスSNB総裁が「スイス経済は2010年も
停滞し続ける可能性がある。」と発言しました。
英BOEの政策委員が
「英国はリセッションが長期化するリスクに直面。
しばらくは緩和政策が続けられる。
銀行救済のための新たな政策が必要となる可能性。」
との主旨の認識を示す発言をしました。
NY原油は53ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−115.49ドルで取引を終えました。

<ゴトウ日の今日25日(水)の主な予定>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(2月)、
午後6時に独IFO景気指数(3月)、独IFO予想値(3月)、
独IFO現況評価値(3月)
夜9時半に米耐久財受注(2月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
独・米の指標には注目です。
また、豪RBA総裁の講演も予定されているようです。

<明日26日(木)の主な予定>

朝6時45分にNZ四半期経常収支、
朝8時に豪コンファレンスボード景気先行指数(1月)、
午前9時半に豪RBA金融安定化レビュー、
午後4時10分に独GFK消費者信頼感調査(4月)、
午後6時半に英小売売上高指数(2月)、英四半期総合事業投資、
夜9時半に米四半期GDP、米四半期個人消費、
米新規失業保険申請件数、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。
また、ガイトナー米財務長官の講演も予定されているようです。

さて、ガイトナー財務長官が懸案となっていました金融機関の
不良資産買取の「官民投資プログラム」と呼ばれる枠組みを
発表しました。

民間投資家の出資額に応じて米政府が最大1000億ドルの
公的資金を拠出、保証や低利融資とあわせて、
金融機関から不良化した資産を買い取り、
金融システムから不良資産を分離して
金融システムを健全化しようとするものですが、
この不良資産の買取では、納税者の負担を抑えるために
民間も参入して、市場原理を導入して、
価格算定の難しい「証券化商品」の買取の算定もしようと
するもので、マーケットはこれを好感して株価が上昇して、
為替でもリスクを選好するクロス円などの
上昇の動きが見られました。

バッドバンク構想が「官民投資プログラム」として
具体化されたことで、市場の関心は4月2日のロンドンG20
金融サミットや、4月末に発表される米政府による
金融機関の資産査定(ストレス・テスト)の思惑へと
向かって行きそうです。

また、G20の議長国の英ブラウン首相によりますと、
G20では「金融システム改革」「経済成長の支援」
「IMFなど国際機関の改革」で各国が一致する見通しと
しているとのことです。

ここのところ、新興国を含む世界の株価や米経済指標などで、
いくぶん回復の端緒もみられるようになってきているようですが、
なお世界経済は厳しいとする見通しもあり、
為替にも調整傾向が見られはじめているようで
G20がひとつの正念場となりそうです。


さて今日は、モメンタムのお話です。

モメンタム" Momentum "とは、
同名のオシレーター系の指標もありますが、
一般に相場では、「順張り」とか「勢い」とか「方向」などと
和訳されるようですね。

また、モメンタムについていくとは、
「模倣すること」や「同調すること」や
「順応すること」ですが、

少し小難しい言い回しをしますと、(笑)
これらのことを「正のフィードバック」と言うのだそうです。

「買うから上がる、上がるから買う」の
バブルのメカニズムもこのモメンタムが一役買っていたと
モノの本には解説されていますが、

異常に高い価格がさらに上昇する様子は、
ビートたけしさんの「赤信号、皆で渡れば怖くない。」
のギャグを地で行くようなところもありますね。

さて、

経済学者のケインズは、かつて投資家のモメンタム行動を

「この世の知恵が教えてくれたものは、
 誰もしないようなことで成功するより、
 誰でもするようなことで失敗したほうが世間体が良いのだ。」

と少し皮肉をこめて、

群集行動は安心と安全を与えてくれるもので、
人はその一部に属することを好むとして、
「順応への選好」と呼びましたが、

相場の世界には資金量の超大なビックプレーヤーもいて、

また、「情報の非対称性」とも言われるように
情報量や分析において、ほかの有力な機関投資家のほうが
私達個人トレーダーよりも多くの情報や価値ある情報を知っている、
という可能性も否定できなく、

行動模倣と言われようが、群集行動と言われようが、
相場の動きについていくモメンタム的な行動にも
頷(うなず)けるところはありそうです。

そして、このような群衆行動は相場の世界に限ったことでなく、
モノの本によりますと、
アリのコロニーの集団などにも見られるそうですが、

アリの習性のひととつに「前のアリについていく」
という追従行動があるのだそうで、(笑)

何匹かの先発隊のアリがコロニーから離れて動き出すと
追従する働きアリが次々と現れて、

アリの集団がとても大きくなる場合では、
犬が尻尾を追いかけるように、アリが旋回運動をはじめて
ときに一周するのに丸2日もかかる外周が1200フィートにもなる
円陣の旋回運動となることがあって、
死ぬまで旋回を続けることもあるのだそうで、
驚いてしまいます。

また、150年ほど前にチャールズ・マッケイという人が
バブルを言い表すかのように「模倣の罠」と題して

「人は群れをなして考える。
 だから、群れをなして狂気に陥り、
 やがて一人づつ、ゆっくりと正気を取り戻すのである。」

と語っていますが、

人の集団帰属性は持って生まれた「性(さが)」なれば、
理屈抜きに相場ついていくことも良いことなのかもしれませんね。

むしろ、虎穴に入らずんばとばかりに
リスクを選好してモメンタムには素直に付き従い、

そして、いかに集団に遅れずに
正気に戻れるかが大切なのかもしれません。(笑)

アリの場合では、集団行動が極になると
堂々巡りの旋回運動となるようですが、

これは相場では揉み合いの踊り場のようでもあり、

モメンタムに従って、揉み合いの踊り場に至ったら、
自身のポジションの立ち位置を一度顧(かえり)みてみるのが
良いのかもしれませんね。

古の賢人達に笑われようとも、モメンタムの風見鶏となって、
方向感がわからなくなったらトレンドから降りてみる、
小ズルい風見鶏トレーダーでいたいものです。

な〜んちゃって。。。(爆)


FX 基本と応用のお話

米下院で税率9割のAIG賞与課税が可決されたそうですね。
同様の事態を懸念してか一部の金融機関では米政府の資本注入を
回避するところもあるとのことで、話題となっているようです。

<先週末20日(金)の主な出来事>

18日深夜のFOMCで「向う6カ月間で最大3000億ドルの長期国債買取」
が発表されたことや、AIGの賞与問題でガイトナー米財務長官が
辞任となるかとの憶測や噂による19日までのドル売り動意が
一服となって、東京時間では日市場が休みであったこともあり、
主要通貨ペアが揉み合いとなりました。
AIGの賞与問題でのガイトナー財務長官の辞任問題は
一応否定されました。

ロンドン時間では、
はじめドル売りとなる場面がありましたが、
その後はドルが買い戻される展開となりました。
OECDが「加盟国の09年の成長率はネガティブ」
との見解を示しました。
独生産者物価指数(2月)は
市場予想より弱い−0.5%となりました。
欧鉱工業生産(1月)は市場予想よりは強い−3.5%となりました。
独バーンハルト議員が
「ユーロ加盟国の破綻回避に向けて救済策を用意。」
と発言しましたが、ECBによって間違いであると否定されました。

ニューヨーク時間では、
前半までドル買戻しの動きとなりましたが、
その後は揉み合いの展開となりました。
クロス円は上げては下げる上下動の相場となりました。
カナダの小売売上高(1月)は
市場予想より強い1.9%となりました。
カナダの新車販売台数は市場予想より弱い5.5%となりました。
EU首脳会談ではIMFの支援金を2倍にすることや、
東欧諸国への支援策として危機緊急資金を500億ユーロとする
ことなどが合意となりました。
独銀総裁が、「金融市場の問題は金融政策で解決できない。
金融システムに関する重大な問題を提起しなくてはならない。
支払いの問題を抱えるユーロ圏の国はない。」
などの認識を示す発言をしました。
バーナンキFRB議長が
「金融安定回復まで本格的な景気回復はない。
大手ノンバンクの破綻処理は改善して安全な方法とする必要。
破綻手続きの改善はシステミックリスク上で
重要な金融機関を安全に破綻させることが可能となる。」
との認識を示しました。
スイスSNB総裁が「先週の政策決定はデフレリスクが主な理由。
現在のスイスフランの為替レートは障害。
通貨切り下げ競争をせずにスイスフランの上昇をとめたい。
量的緩和のために外貨を取得しデフレと戦う。」
などの発言をしました。
NY原油は51ドル前半で取引を終えました。
NYダウは前日比−122.42ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日23日(月)の主な予定>

朝8時50分に日四半期景気判断BSI、
午後7時に欧貿易収支(1月 季調済)、欧建設支出(1月)、
夜9時半に加景気先行指標指数(2月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。

<明日24日(火)の主な予定>

朝8時50分に日銀政策会合議事録(2月分)、
午後5時半に独PMI製造業速報(3月)、独PMIサービス業速報(3月)、
午後6時に欧PMI製造業速報・サービス業速報(3月)、
欧経常収支(1月)、
午後6時半に英消費者物価指数(2月)、英小売物価指数(2月)、
午後7時に欧鉱工業新規受注(1月)、
夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(3月)、
米住宅価格指数(1月)、
などの経済指標が発表されます。
独欧速報・英・米の指標には注目です。
また、ドイツ銀行の決算発表や、NY時間のバーナンキFRB議長と
ガイトナー米財務長官の議会証言にも注目されます。

そして、今週の3月25(水)からの主な注目材料は、

25日(水)に、日貿易収支、豪RBA総裁の講演、独IFO景気動向、
独IFO予想値、米耐久財受注、米新築住宅販売件数(2月)、

26日(木)に、NZ経常収支、英小売売上高(確報)、
米新規失業保険申請件数、米四半期GDP(確報)、
米四半期個人消費(確報)、米四半期コアPCE(確報)、
ガイトナー米財務長官の講演、

27日(金)に、NZ四半期GDP、日全国消費者物価指数、
独消費者物価指数(速報)、英四半期GDP(確報)、英四半期経常収支、
米個人所得、米個人支出、米PCEデフレータ、
米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)、

などがあります。

さて、先週18日の米FOMCで「向う6カ月で最大3000億ドルの
長期国債買取」が発表されたことが、
ドルの価値の低下懸念を招くサプライズとなって、
さらに19日にAIGの賞与問題でガイトナー米財務長官が
辞任となるか?との憶測や噂によるドル売りで、
大きく相場が動きましたが、先週末には
バーナンキ議長が「FRBによる期間が長めの国債買い入れについて、
経済が支援を必要としなくなれば徐々に縮小することができる。」
との認識を示したことや週末調整もあって、
ドルの買戻し傾向となりました。
年度末・期末も大詰めとなりますが、
今週のドルを巡る動意がどのようになるかが
焦点となりそうで注目されます。

また、報道によりますと、米FRBによる
ターム物資産担保証券貸し出しTALFが
19日に第1回目の申し込みが締め切られましたが、
想定枠の2000億ドルに対して、申し込み額がわずか47億ドルと
需要が少なく低調なスタートとなったことで
株式市場などでは失望を招いたとのことです。

そして、今週は米住宅系の経済指標が発表予定で、
市場予想は前回値よりもやや落ち込みの予想となっていますが、
一部では金利低下により住宅ローン申請が好調とも伝えられていて、
市場予想と結果に乖離が生じる可能性もありそうですので、
米住宅系の経済指標の結果にも注目されます。


さて今日は、基本と応用のお話です。

学問でもスポーツでも囲碁や将棋などでもそうですが、
物事のほとんどのものに「基礎や基本」というものがありますね。

そして、その道を極めた人たちは異口同音に
「基本こそが大切である。」なんてことを言います。

ミスタージャイアンツといわれた長嶋茂雄さんも
現役当時は華麗なプレーでファンを魅了したものですが、
その影で宿舎の畳が立ち位置の2箇所がボロボロになるほど、
人知れず深夜に素振りの練習をしていたという逸話があったそうで
さすがに凄いものだなぁ、と思うと同時に、
基礎の大切さを物語っているようでもあり感心してしまいます。

このようなその道のスターの影の努力の逸話は、
1日に何十Kmも練習で走るマラソンランナーのお話や
数千問もの詰め将棋を解いていた棋士のエピソードなど、
枚挙に暇(いとま)がないほどですが、

基礎や基本といいますと、
ほとんどが地味で退屈なものですね。(苦笑)

さて、

トレードに基礎とか基本というものがあるかどうかは、
誰もが認めるオーソリティというものがないだけに
何が基礎や基本となるかは難しいテーマですが、

あるトレーダーのグループでは、
デモ口座で少なくとも1ヶ月間以上も
「損切りの練習」をすると聞いたことがあり、
これも基本のひとつかと感心したことがあります。

この練習で何を学ぶかと言いますと、
「損切りに対する心理抵抗をなくして」
損が切れる習慣を身につけることのようですが、

また、この練習では規定値になると損切りするとともに、
利益となってしまったときには利確もするので、

リアルではちゃんと損失となるのに、(苦笑)
練習では損切り訓練なのでエントリーは適当にするものの、
あんがい口座の残高が減らないこともあるのだそうで、(笑)

とくネガティブに捉えられがちな損切りですが、
「損切りはトレードの戦略の一部」であることを
体験的に学ぶというわけのようですね。

またその他、トレードには流儀や思想もたくさんあって、
(損切りすることにさえも異論を唱える流派もあるように)
何がトレードの基本となるかは難しいところですが、

「トレンド方向へのエントリー」なども、
基本となる可能性があるものなのかもしれませんね。

まぁ、でも一言にトレンド方向といっても、
ヘタをすれば高値つかみや、安値つかみをすることもあり、
また、いつかはトレンドも転換してしまうこともあったり、

時間軸ごとにトレンドが違う場合もあって、
そう簡単ではないのですが、(笑)

いつも見てトレードしている時間軸に加えて、
一段上の時間軸と一段下の時間軸が
同じ方向のトレンドとなっている場合などでは、

「トレンド方向へのエントリー」も
安心感があることが多いようですね。

保ち合いや揉み合いをトレンド方向へ抜けたあたりを
タイミングとしてエントリーしても面白そうです。

さて、そしてトレードの「応用」と言いますと、
これはおそらく流儀の数だけあるようで、

ダブル・トップやブル・フラッグやペナントやバタフライなどの
チャート・フォーメーションによるものや、

ピボット・ポイントでの逆張り手法や、
フェボナッチのポイントによるものや、

レジスタンスやサポートのラインやトレンドライン、
そして、チャネルやバンドによる
ブレーク・インやブレーク・アウトの手法、

また、テクニカル指標によるものや、
レートの動意への追従法や、通貨相関による方法などなど…、

流儀の数だけ「いろいろな応用」がありそうですね。

そして、応用というものには入らないかもしれませんが、
ドル円とドルストレートの「ハーフ」のようなクロス円では(笑)

「ドル円とドルストレートが逆方向であれば
 綱引きによってクロス円が浮動の揉み合いとなりやすく」

「ドル円とドルストレートが同方向であれば、
 クロス円は相乗的に一方向に動く傾向がある」

なんてことも、知っていて損はない
トレードの雑学とはなりそうです。

まぁ、トレードは学べばきりがなく、
また、誰もが認める絶対のトレードの基本もないものの、

「損失を限定させる損切り」と「トレンド方向への順張り」は、
ほぼトレードの基本となるものとしても良いような気がしますが、
どうなのでしょうか…。

もしもそうであるならば、基本に則りながらも、
判らないところは休んで、
そして、より良い状況をしっかり待って、
小ズルく立ち回ってトレードに臨みたいものです。(爆)


FX ワイルダーのインタビューお話

今日はWBCで3回目の日韓戦が行われますね。^^

<週はじめ一昨日16日(月)の主な出来事>

東京時間ではドル円が上窓を空けてのスタートで
上下動の揉み合いとなりました。
ドルストレートは下窓を空けてのスタートで
下げては上げる揉み合いとなりました。
NZ四半期製造業売上高は0.0%となりました。
米バーナンキFRB議長が「米景気後退は年内に終わる可能性。
2010年から景気は回復へ。米国の主要行は破綻しない。
新たな米経済の落ち込みリスクは回避された。」
などの認識を示す発言をしました。
英ライトムーブ住宅価格(3月)は0.9%となりました。
日経平均は前週末比134.87円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが堅調に推移しました。
英銀大手のバークレイズが「09年は力強いスタートを切った。」
と声明を出しました。
英紙が「中国政府系ファンドが金融市場混乱で莫大な損失。」
と報道しました。
日月例経済報告では「景気は急速な悪化が続き厳しい状況。
企業収益は大幅に減少。景気後退の長期化リスクが高まりつつある」
との認識が示されました。
欧消費者物価指数(2月)は市場予想とおり0.4%となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが軟調に推移しました。
米NY連銀製造業景気指数(3月)は市場予想より弱い
過去最悪の−38.23となりました。
カナダ四半期設備稼働率は
市場予想よりやや弱い74.7%となりました。
米長期TICフロー(1月対米証券投資)は
市場予想よりかなり弱い−430億ドルとなりました。
米鉱工業生産(2月)は−1.4%、米設備稼働率(2月)は70.9%と、
市場予想よりもやや弱い結果となりました。
米NAHB住宅市場指数(3月)は市場予想とおりの9となりました。
米財務省が「中小企業局保証ローン担保証券を最大150億ドル購入。
中小企業向け債務保証の上限を融資額の90%に拡大。」
することなどを発表しました。
NY原油は47ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比−7.01ドルで取引を終えました。

<昨日17日(火)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
日第三次産業活動指数(1月)は市場予想より強い0.4%となりました。
豪RBA議事録では「将来の会合に柔軟性を残すため
金利据え置きを決定。豪交易条件は低下しているが
向こう1年は依然として高い見込み。」
など、将来の利下げに含みがあることが明かされました。
日工作機械受注(2月 確報)は−84.4%となりました。
日経平均は前日比+244.98円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調傾向の揉み合いとなり、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
欧州委員が「欧州経済は3カ月前よりは良い兆しが見られる。」
との認識を示しました。
スイス政府が「失業率見通しを09年3.8%、2010年5.2%。
2010年GDP見通しを0.1%へ下方修正。」と発表しました。
日銀が「金融機関に対する劣後特約付貸付の
供与の具体的検討を開始」したことを発表しました。
英DCLG住宅価格(1月 前年比)は
市場予想よりはやや強い−11.5%となりました。
欧ZEW景況感調査(3月)は市場予想よりは強い−6.5となりました。
独ZEW景況感調査(3月)は市場予想よりは強い−3.5となりました。
独ZEWが「向こう6カ月間の経済展望は明るい。
景気減速は徐々に解消している。景気は今夏に底を打つ可能性。」
との見解を示しました。
独ハレ経済研究所が「独09年GDPの見通しは−4.8%、
独失業率の見通しは2010年までに9.5%、
独財政赤字の見通しは2010にGDPの6%へ拡大。」
との悲観的見解を発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調傾向の揉み合いとなり、
ドルストレートが堅調傾向の揉み合いとなりました。
米住宅着工件数(2月)は58.3万件、
米建設許可件数(2月)は54.7万件と、
共に市場予想より強い結果となりました。
米生産者物価指数(2月)は市場予想より弱い0.1%となりました。
カナダ製造業出荷(1月)は市場予想よりは強い−5.4%、
カナダ四半期労働生産性は
市場予想より弱い−0.5%となりました。
IMFが「09年の世界経済成長見通しを
−0.6%へ下方修正」しました。
欧州委員が「銀行の不良債権処理が進めば
数ヶ月以内に明確な効果が現れる。」との認識を示しました。
ユーログループ議長が「ユーロ圏にはデフォルトに陥る国はない」
との認識を示しました。
NY原油は48ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+178.73ドルで取引を終えました。

<今日18日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac先行指数(1月)、
正午過ぎに日政策金利、(市場予想は0.10%で据え置き)
午後2時に日景気先行CI指数(1月 確報)、
日景気一致CI指数(1月 確報)、
午後4時半に日銀総裁記者会見、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(1月)、
午後6時半に英失業率(2月)、英BOE議事録、
夜9時半に米消費者物価指数(2月)、米四半期経常収支、
同夜9時半に加卸売売上高(1月)、
深夜3時15分に米FOMC政策金利、
などの経済指標が発表されます。
日銀総裁記者会見・英・米の指標には注目です。

<明日19日(木)の主な予定>

朝8時50分に日全産業活動指数(1月)、
午前9時半に豪新車販売台数(2月)、豪四半期新規住宅、
午後2時に日銀金融経済月報、
午後4時15分にスイス貿易収支(2月)、
午後7時に欧鉱工業生産(1月 基調済)
同午後7時にスイスZEW景況感調査(3月予想)、
午後8時に加消費者物価指数(2月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数
同夜9時半に加国際証券取扱高(1月)、
夜11時に米フィラデルフィア連銀指数(3月)、
米景気先行指標総合指数(2月)
スイス・加・米の指標には注目です。

さて、過去4回にわたり計1700億ドルに達する公的資金での
救済措置を受けている米AIGが08年度分のボーナスとして
幹部約400名に最大6億円相当の賞与を含む
総額1億6500万ドルものボーナスを支給することが報じられ、
米サマーズ国家経済会議委員長が「言語道断」と厳しく非難して、
オバマ大統領も「ボーナス差し止めに向け、あらゆる
法的手段を探るようガイトナー財務長官に要請」するなど、
物議となっているようです。

一方、米政府は中小企業の資金繰り支援策として、
2月に成立した8000億ドル規模の景気対策法や
金融安定化法に基づく7000億ドルの一部を財源に、
中小企業向け融資への政府保証拡大、関連手数料の一部撤廃、
融資債権を裏づけとする資産担保証券の政府購入など
を発表して米中小企業の下支えの実施を打ち出しました。

また、IMFが「09年の世界経済成長見通しを−0.6%に下方修正」
したり、ドイツのDIWやIWHなどの経済研究所も悲観的な見解を示す
一方、ドイツZEWは「向こう6カ月間の経済展望は明るい。
景気減速は徐々に解消している。景気は今夏に底を打つ可能性。」
との見解を示したり、バーナンキFRB議長も「米景気後退は
年内に終わる可能性。2010年から景気は回復へ向かう。」
との見解を示すなど、経済予測はまちまちのようですが、

経済指標のほうでは、米商務省が発表した2月の住宅着工件数が、
2008年4月以降で初めて増加に転じて、
1990年1月以来の大幅な増加率となる前月比22.2%増となるなど、
暗雲の中に曙光も見られるようになってきているようです。


さて今日は、ワイルダーのインタビューお話です。

「ギャンの相場理論」や「基礎から学ぶデイトレード」など
多数の翻訳や著作で知られる林 康史さんの著作のひとつに
日本経済新聞出版社から発刊されている
「はじめてのテクニカル分析」という本がありますが、

その12章の中で林 康史さんが1990年に、
米国のノースカロナイナ州のグリーンズポロで

RSIやパラボリックで有名なJ・ウエルズ・ワイルダー・Jr氏を
訪ねてされた興味深いインタビューが載っていますので
一部を引用してご紹介いたします。

―なぜテクニカル分析を始めたのですか―

「私はもともとエンジニアでしたが、不動産を始め、
 年齢的には遅くマーケットの世界に入りました。
 その際、まず考えたことが相場の数理的処理ということでした。
 (中略)テクニカル分析はファンダメンタル分析と比べると、
 普遍性が高く、時間の無駄が省けると考えたのです。」

―ちなみに、どの手法を好んで使っているのですか―

「どれか1つの手法ということよりも、
 コンビネーションが大切だと考えています。
 さまざまな分析手法を組み合わせて意思決定していきます。
 ただ、シグナルが多すぎるシステムもよくないと思います。」

―テクニカル分析で重要と考えていることは何でしょうか―

「まず大切なのはトレンドでしょう。次にタイム・フレーム
 (時間枠・時間要素)も考慮しなければならないでしょう。」

―占星術など、いわゆる神秘主義についてはどう考えていますか。
 参考にすることはあるのでしょうか―

「ありません。そういったものは存在するかもしれませんが、
 不可知です。」

―エリオット波動理論やフェボナッチ数列についてはどうですか―

「使っていません。ある時は完璧なまでに当たるようですが、
 不確実だと考えています。」

―ギャン理論についてはいかがですか―

「使っていません。」

―RSIは期間の取り方が問題となりますが、
 14日で固定すべきではないのではないですか―

「いや。基本的にはRSIの場合は固定で考えています。
 RSIを作ったとき、過去の調査の結果から、
 相場のサイクルは一般的に7日の倍数、
 おおむね28日であることを結論づけました。
 そして、RSIは半周期で見るのが適しているから
 14日としたのです。」

―パラボリックについてですが、固定された係数ではなく、
 媒介変数として取り扱われるべきと思いますが。
 また、本日高値・安値ではなく、
 タームをもっと長くする方法もあると思いますが―

「いずれも興味ある意見ですね。
 先ほど、コンビネーションが大切と言いましたが、
 複数の分析手法を組み合わせて意思決定していく方法以外に、
 あなたの言うように、同じシステムや手法の中での
 (タームを複数にとる)コンビネーションも考えれるでしょう。」

鋭くインタビューで切り込む林 康史さんに、

J・ウエルズ・ワイルダー・Jr氏は、ときにエンジニアらしい
信念に基づく頑で妥協しない回答をしながらも、(苦笑)

「固定された係数ではなく、媒介変数として取り扱われるべき」

などの意見には、柔軟に興味を示していて、
なんか面白いですね。

J・ウエルズ・ワイルダー・Jr氏は、
RSIは相場のサイクルという観点から
期間についてベストの14日を譲りませんでしたが、

他のテクニカル指標については、
複数の分析手法を組み合わせて意思決定していくように、
期間パラメーターを複数とって考察することに
興味を示していたようです。

テクニカル指標のパラメーターは、
興味の尽きないテーマですが、

普遍的1つのベストのパラメーターを求めるよりも、
相場自体が変容するために、複数のパラメーターによる
同一テクニカルの複数表示による相場分析も面白そうですね。

もしかすると、相場を自動車に見立てるならば、
そもそもベストの固定的ギヤ比というものはなくて、

自動車が車速に応じてギヤ・チェンジするように
テクニカルの期間などのパラメーターも
相場状況によって可変されるべきなのか、

あるいは複数パラメーターの同時表示で、
そのときの相場をよく捉えているものを見ていく
などの方法もあるのかもしれませんね。(謎)


※ 3月20日(金)ブログの更新はお休みさせていただきます。


FX タラ・レバと相場のスキルのお話

北海道でも日一日と春の訪れが感じられるようになってきました。

<先週末13日(金)の主な出来事>

NZ小売売上高(1月)は市場予想よりかなり弱い−1.1%となりました。
東京時間は主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
スイスSNB総裁が「為替介入はスイスフランの
一段の上昇を避けるため」であったことを表明しました。
米シティグループの会長が
「米政府の追加資本注入は必要としていない。」と発言しました。
日銀総裁が「景気のさらなる下振れリスクに注意が必要。
ゼロ金利や量的緩和が長引くと弊害を生み出す。」
との認識を示しました。
中国首相が「必要なならば新たな景気刺激策を打ち出す可能性。
米国における中国の資産の安全性をやや懸念している。
外貨準備はすでに分散化計画を導入し始めている。」
との認識を示しました。
日鉱工業生産(1月 確報)は−10.2%、
日消費者態度指数(2月)は27.6となりました。
日経平均は今年最大の上昇幅の
前日比+371.03円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上昇した後に揉み合う展開となりました。
独卸売物価指数(2月)は
7ヶ月連続マイナスすの−0.1%となりました。
スイス生産者輸入価格(2月)は
市場予想より弱い−0.6%となりました。
欧小売売上高(1月)は市場予想より弱い0.1%となりました。
カナダの失業率は7.7%、雇用ネット変化率(2月)は−8.26万人と、
共に市場予想より弱い結果となりました。
スペインの経済相が「金融政策の効果は限定的となる可能性。
いつかは銀行救済から撤退が必要。
銀行救済は一時的措置であるべき。」
との認識を示す発言をしました。
この時間、欧州株価は堅調に推移しました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアがやや軟調な揉み合いとなりました。
米貿易収支は輸出・輸入共に減じて、
市場予想よりは強い−360億ドルとなりました。
米輸入物価指数は市場予想より強い−0.2%となりました。
カナダの国際商品貿易(1月)は
市場予想とおり−10億カナダドルとなりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数(3月 速報)は
市場予想より強い56.6となりました。
米サマーズ国家経済会議委員長が
「米国がデフレ入りするなら、GDPは悪化して多くの借入が必要」
との認識を示しました。
カナダ財務相が「金融システム修復のためには
不良資産切り離しが必要。大きな雇用喪失を予想している。」
との主旨の発言をしました。
NY原油は46ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは上下動しながらも
前日比+53.92ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日16日(月)の主な予定>

朝6時45分にNZ製造業売上高(四半期)、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(3月)、
午後7時に欧消費者物価指数(2月 確報)、
夜9時半に米NY連銀製造業景気指数(3月)、
同夜9時半に加設備稼働率(四半期)、
夜10時に米ネット長期TICフロー(1月 対米証券投資)、
夜10時15分に米鉱工業生産(2月)、米設備稼働率(2月)、
深夜2時に米NAHB住宅市場指数(3月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・米の指標には注目です。
また、欧トリシェECB総裁の講演が予定されているようです。

<明日17日(火)の主な予定>

朝8時50分に日第三次産業活動指数(1月)、
午前9時半に豪RBA議事録、
午後3時に日工作機械受注(2月 確報)、
午後5時15分にスイス鉱工業生産(四半期)、
午後6時半に英DCLG住宅価格(1月)、
午後7時に独ZEW景況感調査(3月)、
同午後7時に欧ZEW景況感調査(3月)、
夜9時半に米生産者物価指数(2月)、住宅着工件数(2月)、
建設許可件数(2月)、
同夜9時半に加製造業出荷(1月)、加労働生産率(四半期)、
などの経済指標が発表されます。
豪・独・米の指標には注目です。
また、英BOE総裁の講演も予定されているようです。

そして、今週の3月18(水)からの主な注目材料は、

18日(水)に、日政策金利発表、日銀総裁記者会見、
スイス実質小売売上高、英BOE議事録、英失業率、
米消費者物価指数、米経常収支、米FOMC政策金利発表、

19日(木)に、スイス貿易収支、スイスSNB総裁講演、
欧鉱工業生産、加消費者物価指数、米新規失業保険申請件数、
米フィラデルフィア連銀景況指数、米景気先行指標総合指数、

20日(金)に、東京市場休場、独生産者物価指数、欧貿易収支、
加小売売上高、米バーナンキFRB議長講演、

などがあります。

さて、
ロンドン近郊で週末に開かれていた
G20(財務相・中央銀行総裁会議)では、

1. 世界経済の成長の回復のために、成長が回復するまで
必要な行動をとる用意があり、あらゆる形の保護主義に対抗し、
開かれた貿易と投資を維持する。2. 流動性支援の継続と銀行の
資本増強を通じて金融システム上重要な機関の健全性を確保する。
3. 成長の回復と長期的な財政の持続可能性を確保する。
4. 価格の安定と整合的に非伝統的な政策手法も活用しながら、
必要期間、緩和政策を維持していく。5. 新興国や途上国が
国際的な資本フローの反転に対処するのを支援するため、
IMFの資金基盤を大幅に増加させ、世銀による進展を歓迎する。
6. 金融システムの強化のために、金融機関、市場、商品が
適切な規制と監督の下に置かれ、適切な情報を開示すること、
システミック・リスクの集積を防ぐためにマクロ健全性監督を
強化すること、危機解決・予防のための国際協調を強化すること、
などを提言。7. 信用格付け機関の登録等も含めた規制上の監督、
信用派生商品市場の標準化などと共に、非協力的な国や地域を
特定して、対抗措置を策定する。8. 国際金融機関の有効性と
正統性を強化するため、バナンスを向上させ、それらの機関が
世界経済における変化を反映することを確保させるべき。

などからなる、ロンドン金融サミットの前段としての
共同声明が採択されました。

一部では、協調優先で各論には温度差があり、
財政出動の具体的な目標は協調を得ていなく、
失敗の許されない4月2日のロンドンG20金融サミットへ向けての
総論採択で、具体性に欠けるとの厳しい声もあるようです。

一方、ロイターの報道によりますと、米財務省は金融機関の
不良資産買い取りに向けた官民共同ファンド設立の詳細を、
1週間以内に発表するとのことで、金融不安の根ともなっている
金融機関の不良資産切り離しに向けた具体策と
その後の動きが期待されます。

また、米リーマンの破綻から約半年目を向かえ、
各国政府の財政負担も膨張して、
いまだ金融不安は収まっていない状況ではありますが、
日本の景気ウォッチャー調査(2月)では
前月比で2.3ポイント上昇したり、
また、米国の個人消費にも改善が垣間見られたり、
中国でも最近の経済指標に好転の兆しがわずかながらも
見られるようになってきたとする向きもあるようです。
まだ楽観は許される状況ではないものの、
今後の経済指標が注目されます。


さて今日は、タラ・レバと相場のスキルのお話です。

タラ・レバとは、よく勝負事の禁句といわれますね。

勝負が進行しているのに、
あるいは結果が出てしまっているのに、

「○○だったタラ。」「○○していレバ。」
などという過去の仮定や後悔は無意味だというわけですね。

「はじめに想定していないと後付では手遅れで無意味だ。」
というわけです。(苦笑)

でも、タラ・レバは勝負事では誰しも思うことがあるもので、
競馬なんかでも「もう一点買っていレバ…。」
なんてことはありますね。(苦笑)

勝った時にも「もっと買っていれば」と思うことさえあります。(笑)

まぁ、同じシーンからやり直しがきくゲームの場合は、
少し事情が違うところがあって、
タラ・レバは学習効果となるようで、

たとえば再現性のあるコンピューター・ゲームなどでは、
繰り返すほどにしだいに上達して、
ゲームをクリアしてゴールができるようになるものですが、

ところがまったく完全に同条件のシーンのない勝負事では、
なかなか学習が難しいところがありますね。

たとえば、競馬でもまったく同じ馬が同じ体調で
騎手も同じで、距離や天気や馬場などの条件もまったく同じレース
などということは恐らくはないわけで、

そういった意味では、類型のレースはあったとしても
煎じ詰めますとほとんどレース毎では一発勝負となるようですし、

また、相場も似たような上げ下げをしているようでも、
その時点、その時点での各国のファンダメンタルズは
微妙に異なり、また新たなニュースや新たな思惑とともに
各通貨の強弱関係も一様ではありませんから、
類型の行く末は一様ではない、いろいろなパターンとなります。

ですので、完全再現となるコンピューター・ゲームとは
まったく異なるものとなるようです。

相場などは、学習や上達が極めて難しい勝負事となるわけです。

ある場面で「もっと我慢をしていレバ、利を伸ばせたのに」と
後悔の学習をしても、

別の似たような場面では、
「頑張りすぎて含み益が損失となった」という事態に遭遇して、
以前の後悔の学習がアダとなってしまうことがあって、

学習するほどに、
何がなんだか判らなくなってしまうことがありますね。

さて、

相場の類型はその時点での各国のファンダメンタルズが異なり、
また新たなニュースが発表され、新たな思惑が生じ、
総体的に似て非なる状況であるために、
過去のチャートは未来を推し量るに
完全なツールとまではなり得ないようですが、

それでも、チャートはその研究者によりますと、
過去のチャートと未来の相場は完全に無関係ではなく、
「有意の相関性」があるとされていて、
ひとつの有効なツールとしては扱えることができそうです。

過去のチャートと未来の相場をつなぐのは、
「今」という瞬間の時ですが、

「今」瞬間の相場にはいくつかの興味深い性質があるようです。

イゴール・トシュチャコフによれば、

「相場が動く方向は2つしかない」
「相場は常に動いている」
「相場は日々(その日の)レンジを形成する」

などという基本性質とともに

「相場が現行の方向に動き続ける確率は、
 相場がすぐに反対方向へ転換する確率よりも高い」

ということをその著書 " Beat the Odds in Forex Trading "
で明確に述べています。

また、J・ウエルズ・ワイルダー・ジュニアは、
アダムセオリーという著著の中で

「(前略) マーケットの動きが早いほど、
 マーケットによる未来の予測は正確になる。」

と書き記しています。

何のこっちゃ、という感じですが、(笑)

「急伸、急落など、動きが早く強いほど未来予測がしやすく
 また、予測も正確になる」

ということのようです。

また、古来からに言われているように、
(あたりまえのことですが)

「相場が上昇するときには、陽線が多くなる。」
「相場が下落するときには、陰線が多くなる。」

などということも、
テクニカル判断のエッジ(優位性)となりそうですね。

もしかしますと、

相場のすべてを法則的あるいは数理的に理解しようとすると
混乱してしまうものなのかもしれませんが、

「その多くの挙動は不可解で数理的に完全な分析はできないが、
 しかし、一部には確率的なエッジが間違いなく存在している。」

と捉えるならば、少し相場というものが理解できそうな気がします。

また、トレードのスキルとは不確かな中から、
このエッジを見出す技術といえるのかもしれませんね。

そして、タラ・レバも「後の祭り」の後悔であれば無意味でも、
トレード前にしっかりとタラ・レバでの
「場合のストーリー」を考察して、
シナリオを想定するのならば有効なのかもしれません。

事前のタラ・レバの考察と相場の性質のエッジで、
今日も相場を読み解く苦労を楽しんで行きたいものです。

えっ、「タラ・レバの想定違いとなったらどうするんだ。」
ですって?

それは、当然の損切りということに。。。(爆)


FX ジョン・F・カーター氏の語録

スペースシャトルの発射は延期となってしまったようですが、
WBCの侍ジャパンは好調なようですね。

<一昨日11日(水)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが堅調なスタートとなりましたが、
その後、軟調傾向の揉み合いとなりました。
ガイトナー米財務長官が「米景気後退は深刻化。
金融機関は有害資産のバランスシートの洗浄をすべき。
金融不良資産は数週間以内に詳細を提示。
自動車会社の再構築は長期的に存続能力があるか監視。」
などの認識を示しました。
豪Westpac消費者信頼感指数(3月)は−0.2%となりました。
日機械受注(1月)は−3.2%、日国内企業物価指数(2月)は−0.4%と
共に市場予想よりは強い結果となりました。
英NIESRのGDP予想(2月)は−1.8%となりました。
中国の貿易収支(2月)は
市場予想より黒字幅が縮小して48.4億ドルとなりました。
日経平均は前日比+321.14円で取引を終え
4営業日ぶりに反発しました。

ロンドン時間では、
ドルストレートやクロス円が堅調傾向の展開となりました。
IMFの専務理事が「先進各国の銀行の不良債権を
切り離す遅い動きを懸念している。」と発言しました。
スイスUBSの08年純損失は209億スイスフランと発表されました。
独生産者物価指数(1月)は市場予想より弱い−1.2%となりました。
英商品貿易収支(1月)は
市場予想より弱い−77.45億ポンドとなりました。
独製造業受注(1月)は市場予想より弱い−8.0%となりました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が軟調傾向の揉み合いとなって、
ユーロドルなどドルストレートが堅調傾向の揉み合いとなりました。
カナダの新築住宅価格指数(1月)は
市場予想より弱い−0.6%となりました。
IMFが「カナダ経済は下降リスクが支配して目先は縮小。
信用の成長は依然底堅く経済は回復の見込み。」
との認識を示しました。
オバマ米大統領が「G20では経済を復活させる協調行動を取るべき。
財政規制の議論は不可欠。各国が保護主義とならないことが重要。」
との認識を示しました。
米月次財政収支(月)は市場予想よりはやや強い
−1927億ドルとなりました。
NY原油は在庫増が嫌気されたか42ドル台半ば取引を終えました。
NYダウは前日比+3.91ドルで取引を終えました。

<昨日12日(木)の主な出来事>

RBNZの政策金利は0.50%の利下げとなりました。
RBNZ声明では「09年央に経済は底打ち。
経常赤字は09年にGDPの8%。09年第1四半期GDPは−0.8%。
将来の利下げ幅は小さくなる。」
などの見解が発表されました。
NZドルが反発しました。
東京時間ではドル円やクロス円が軟調となりました。
日四半期実質GDP(確報)は−3.2%、
日四半期名目GDP(確報)は−1.6%と、
共に市場予想よりは強い結果となりました。
豪消費者インフレ期待(3月)は2.2%となりました。
豪新規雇用者数(2月)は市場予想より強い0.18万人、
豪失業率(2月)は市場予想より弱い5.2%となりました。
RBNZ総裁が「状況が悪化すれば政策金利が2.50%を下回る可能性」
があるとの認識を示しました。
日経平均は前日比−177.87円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調傾向の揉み合いとなりました。
ECB月報(3月)では「09-10年のインフレは2%を下回る。
経済に対するリスクは均衡。10年に経済は緩やかに回復。」
などが示されました。
欧生産者物価指数(1月)は市場予想より弱い−0.8%となました。
独鉱工業生産(1月)は市場予想より弱い−7.5%となりました。
ユーログループ議長が「財政は危機対策により痛手を受けている。」
との認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
揉み合いながらも主要通貨ペアが堅調な展開となりました。
米小売売上高(2月)は市場予想より強い−0.1%、
米新規失業保険申請件数は市場予想より弱い65.4万件となりました。
スイスSNB政策金利が0.25%の利下げとなりました。
SNB声明では「09年GDPを−2.5〜3.0の見通し。
通貨高回避のため為替介入。
スイス国債買入を計画。社債買取。」など量的緩和も発表しました。
S&Pが見通しは安定的としながらも米GEの格付けを引き下げました。
米企業在庫(1月)は市場予想とおりの−1.1%となりました。
ガイトナー米財務長官が
「クレジットフローの回復がなければ金融は正常に機能しない。
信用障害の潜在的損失の回避のための分析は慎重に行う必要。
不良資産を除去する機構は民間資本と政府融資を使う。
時価会計ルールはSECの権限。」
との認識を示す発言をしました。
格付け会社のムーディーズが
米地銀23行の格付けを引き下げる可能性があることを報じました。
独・仏両首相がG20での財政出動に関する米国の呼びかけを
拒否することを明らかにしました。
バンカメのCEOが「09年最初の2ヶ月は黒字。通年でも黒字を予想。
メリルリンチの買収は長期的にはプラスなにると予想。」
との認識を示しました。
NY原油は47ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比+239.66ドルで取引を終えました。

<週末の今日13日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ小売売上高指数(1月)、
午後1時半に日鉱工業生産(1月 確報)、日稼働率(1月 確報)、
午後2時に日消費者態度指数(2月)、
午後4時に独卸売物価指数(2月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(2月)、
午後7時に欧小売売上高(1月)、
午後8時に加失業率(2月)、加雇用ネット変化率(2月)、
夜9時半に米貿易収支(1月)、米輸入物価指数(2月)、
同夜9時半に加国際商品貿易(1月)、
夜10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(3月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・欧・加・米の指標には注目です。

さて、米金融大手のシティ・グループやJPモルガンなどの
首脳による収益改善見通しが伝えられたことで、
7000ドルの大台を回復したNYダウですが、
一部ではこれは不安払拭を意図したもので、
保有資産の値下がり傾向は続いている状況では
最終損益は楽観視できないとして、
この反発がどこまで続くか疑問視する向きもあるようです。
今後の株式市場の動向が注目されます。

また、バーナンキFRB議長は、経営が悪化した大手金融機関を
対象に、金融システムへの影響を最小限にとどめて
破綻処理をする法制度が必要との認識を示し、
金融危機の再発防止のための金融機関の包括的改革の必要性や、
破綻が連鎖するリスクを監視する機関を設け監督を強化するのが
望ましい、との見解を示しました。

さて、今日13日からロンドン近郊でG20(財務相・中央銀行総裁会議)
が開催されますが、米国は「財政出動など景気回復へ世界的な
協調行動を各国に呼びかける」と共に「金融危機の再発防止へ
規制改革にも取り組む」として、これまで慎重であった
金融規制強化も前向きに検討するとしているものの、
欧州各国では「銀行以外にヘッジファンドも含めて
規制強化すべき」と、温度差がどこまで埋まり協調となるか
注目されます。G20を前にして早くも独・仏両首相が
財政出動に関する米国の呼びかけを拒否することを明らかにするなど
不協和音も聞かれるようです。


さて今日は、ジョン・F・カーター氏の語録のお話です。

ジョン・F・カーター氏は、
どことなく過去の二人の米大統領に似ているようなお名前ですが(笑)
トレード・ザ・マーケッツ社の社長で、
株式、オプション、先物などのベテラン・トレーダーです。

" Mastering the Trade " という著作でも有名ですが、
歯に衣着せぬ言い回しが痛烈な講演家でもあります。

ジョン・F・カーター氏の著作

" Mastering the Trade " の冒頭には

「プロトレーダーに転身するという過酷な作業に
 勇気をもって立ち向かおうとするすべての人に本書を捧げる。」

という静かな語り口ながらも、本の中身には
遠慮ないズケズケした文章が小気味よく踊っています。

ちょっと味わってみましょう。

悪たれ言葉や毒舌の裏にキラリとした真実が光っています。

「プロのトレーダーが金儲けできるのは、
 彼らがいつも正しいことをしているのではなく、
 俗にいう"フレッシュミート"をうまく利用する方法を
 知っているからなのだ。」

「フレッシュミート? そうさ新鮮な肉だよ。
 経験が10年に満たないアマチュア、
 つまり準備のないトレーダーたちのことだよ。」

「こういった知識のないトレーダーは、
 ライオンの群れに囲まれたアンティロープと同じさ。」

「プロのトレーダーになるための唯一の方法は、大移動する
 羊の群れから抜け出すための武器を手に入れることさ。」

「市場を動かすのは経済原理などではない。」

「勝つためには、舞台裏で起こっている市場の力学というものを
 理解しなければならないんだよ。」

「一般トレーダーは、間違ったときに、間違った場所で
 間違ったスキルを用いる、これが彼らの特徴さ。」

「トレードの第一段階は、常に負ける。
 トレードの第二段階は、恐れによるトレード。
 そして第3段階は、永遠の聖杯探し。」

「夢を食べて生きる者は空腹で死ぬ、とはベンジャミンの言葉だが
 人生で勝つために必要な決断力、楽観的思考、頑固さなどは、
 マーケットでは完敗へと導くものでしかない。」

「トレーダーと市場の関係はダンスに似ている。
 市場とうまくダンスするには、
 市場にリードしてもらうのがベストだ。
 過度に強気の展望を持ってもいけないし、
 過度に弱気の展望を持ってもいけない。
 ビジョンよりも規律が大事だ。」

「衝動的にトレードしていてはハゲワシたちの餌食になるだけだ。」

「トレーディングにも泣くなんてないし、
 コーヒーカップを壁に投げつけたり、
 モニターに向かって怒鳴りつけるなんてこともない。
 損失も失敗したトレードも
 すべてトレーディングの一部に過ぎない。
 何をやってもまるでチグハグという日もあるさ。」

「買った株が下がったら? ならば私はすぐに売る。
 私には下がる株を止めることはできないし、
 なぜ下げているのかも分るはずがない。
 下がっているから下がっているだけだ。
 投機家がトレードを手仕舞うときに
 それ以上の理由が必要だろうか。
 小さな損を取ることこそが成功の秘訣だ。」

「ブローカーの多くは、顧客の口座がいつ破産するかを予測する
 口座分析を実際にやっている。
 口座が破産する第一の兆候は、トレード回数の増加と
 指値注文が成り行きになることが増える点だ。
 ブローカーはこういった状況が起こると舌なめずりをして、
 顧客の行うすべてのトレードと逆のトレードを行う。
 突然、小利で利食いし始めるトレーダーはそれまでよりも
 トレード回数が増えていることが多い。
 顧客のこういった行動は90%以上のの確率で
 口座を破産させることが彼らには分っているのである。」

「トレードは待つこと、と言っても過言ではない。
 衝動的トレードに走らないのがここでのスキルだ。
 また、プロのトレーダーは動きがあるたびに
 仕掛けているわけではない。
 すべての動きを捉えるのは不可能だ。
 すべての動きを追っかけようとするのは
 アマチュアのやることだ。」

「アマチュアは1回のトレードでいくら儲けれるかを重視する。
 プロのトレーダーはリスクを限定し資産を守ることを重視する。」

「私のトレードに大きな変化が現れたのは、自分の考えを無視し、
 一握りの良いセットアップに集中するようになったときだった。」

ふーむ。

毒舌にして痛烈ながらも、参考となる言葉がありますね。

風邪の完治していない私にはクラクラくるほどです。(爆)


FX 得意技のお話

今日11日は若田光一さんも搭乗するスペースシャトル
「ディスカバリー」がケネディ宇宙センターから
打ち上げられますね。^^

<一昨日の週はじめ9日(月)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなました。
英BOE副総裁が「英国は特に酷いリセッションの初期段階。
必要があれば追加措置の余地がある。」と発言しました。
日国際収支(経常収支1月)は2580億円、
日国際収支(貿易収支1月)は
1985年以来で最大の赤字額の−8444億円と、
共に市場予想より弱い結果となりました。
日企業倒産件数(2月)は帯前年比で10.3%となりました。
日景気ウォッチャー調査(2月 現況判断DI)は市場予想より強い19.4、
同(2月 先行判断DI)は26.5となりました。
日経平均は前週末比−87.07円で引けて、
バブル後最安値を更新することとなりました。

ロンドン時間では、
ドル円が堅調に推移して、
ポンドドルなどドルストレートが軟調となる展開となりました。
スイス失業率(2月)は市場予想とおりの3.1%となりました。
英銀ロイズの政府管理下での大幅コスト削減の観測もあり、
ポンドが軟調となりました。
欧ECB専務理事が「ECBには金利を動かす余地があるが、
追加利下げが金融危機の根本的解決とはならない。」
との認識を示す発言をしました。
英国商工会議所が「リセッション状況を含めた
08-09年のGDPは−3.7%」との認識を示しました。
IMFが「スイス経済は09年に少なくとも2%縮小の見込み。」
との認識を示しました。
カナダの住宅着工件数(2月)は
市場予想より弱い13.46万件となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが上下動の揉み合いとなりました。
格付け会社のムーディーズが
英HSBCの格付け見通しをネガティブとしました。
米財務省がバッドバンク計画の詳細を
数週間以内に公表すると発表しました。
ユーログループ議長が
「ユーロ圏の経済状況が転換している兆しはない。
深刻な景気後退期にある。」との認識を示しました。
欧ECBトリシェ総裁が国際決済銀行(BIS)での
G10主要国中央銀行総裁会議で
「金融市場は回復の可能性を依然過小評価しているものの、
世界経済は転換点に近づいている可能性がある。」
との認識を示しました。
NY原油は47ドル前半で取引を終えました。
NYダウは前週末比−79.89ドルで取引を終えました。

<昨日のゴドウ日10日(火)の主な出来事>

東京時間ではユーロドルが堅調推移しましたが、
その他の主要通貨ペアは揉み合いの展開となりました。
英財務相が「G20では経済支援に財政と金融両面で
政策対応することを改めてコミットすべき。」と発言しました。
英RICS住宅価格(2月)は市場予想より弱い−78%となりました。
豪NAB企業信頼感指数(2月)は−22、
豪NAB企業景況感指数(2月)は−20、という結果になりました。
日財務相が「政府は株価下落による信用収縮に断固立ち向かう決意」
であると発言しました。
ガイトナー米財務長官が「米国は経済に関し、
ここ数週間で他国が数年間に行った以上の行動を取った。」
との認識を示しました。
日景気先行CI指数(1月)速報は77.1、
日景気一致CI指数(1月)速報は89.6、
と共に市場予想よりやや弱い結果となりました。
欧州航空関連大手のEADSの08年通期決算で純利益が
市場予想より強い15.7億ユーロとなりました。
日工作機械受注(2月)速報は前年比で−83.9%となりました。
日経平均は前日比−31.05円で取引を終え
バブル崩壊後の最安値を更新しました。

ロンドン時間では、
ドル円が軟調となり、ユーロドルが堅調となりました。
米紙が「米当局が米シティの経営悪化に備え追加策を検討」
していることを報じました。
IMFが「09年の世界の経済成長はゼロ以下」との認識を示しました。
独貿易収支(1月)は85億ユーロ、独経常収支(1月)が42億ユーロと
共に市場予想より弱い結果となりました。
独消費者物価指数(2月)確報は市場予想とおりの0.6%となりました。
ECB理事が「経済情勢が悪化すればゼロ金利もありえる。
流通市場からの国債買い入れはECB創設時の精神に反する。」
との認識を示しました。
英鉱工業生産(1月)は−2.6%、英製造業生産高は−2.9%と、
共に市場予想より弱い結果となりました。
独銀総裁が「09年に独失業率は一段と上昇。
独経済の安定化の兆しは見られない。
個人的にECB政策金利の下限は1.00%と見ている。
目標を上回るインフレは容認しない。先制行動をとるだろう。」
との認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円が揉み合いながらも堅調な展開となりました。
ドルストレートがしだいに軟調となりました。
米シティのCEOが「09年1-2月の収益は190億ドルと好調。」
とコメントしました。NYダウが反発しました。
バーナンキFRB議長が
「金融システム上重要な金融機関の破たんは回避すべき。
金融機関全体を監督する規制が必要。
銀行システムが安定すれば景気後退が年内に収束する可能性。
時価会計の凍結は支持しない。」などの認識を示しました。
米卸売在庫(1月)は市場予想よりは強い−0.7%となりました。
カナダ首相が「米国の金融が安定するまてせカナダは景気後退から
脱出できない可能性。4月に経済へ200億カナダドルの
注入を始める。」などの主旨の発言をしました。
米ドッド上院議員が「株の空売り規制の早期再開を支持する。」
と発言しました。
EU欧州連合が「ルーマニアを支援する準備ができている。」
ことを発表しました。
ガイトナー米財務長官が「一部の銀行には多額の政府資本が
必要な状況。金融システムは依然として大きな損傷を負っている。」
との主旨の発言をしました。
NY原油は45ドル台ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは大きく反発して前日比+379.44ドルで取引を終えました。

<今日11日(水)の主な予定>

朝8時半に豪Westpac消費者信頼感指数(3月)、
朝8時50分に日機械受注(1月)、日国内企業物価指数(2月)、
午前9時01分に英NIESRのGDP予想(2月)、
午後6時半に英商品貿易収支(1月)、
午後8時に独製造業受注(1月)、
夜9時半に加新築住宅価格指数(1月)、
深夜3時に米月次財政収支(2月)、
などの経済指標が発表されます。
英指標には一応注目です。

<明日12日(木)の主な予定>

早朝5時にRBNZ政策金利、(市場予想は0.75%の利下げ)
朝8時50分に日四半期実質GDP(確報値)、日四半期名目GDP(確報値)
午前9時に豪消費者インフレ期待(3月)、
午前9時半に豪失業率(2月)、豪新規雇用者数(2月)、
豪労働参加率(2月)、
午後6時に欧ECB月例報告(3月)、
午後7時に欧鉱工業生産(1月)、欧生産者物価指数(1月)、
午後8時に独鉱工業生産(1月)、
夜の9時半に米小売売上高(2月)、米新規失業保険申請件数、
夜の10時にスイスSNB政策金利、(市場予想は0.25%の利下げ)
夜11時に米企業在庫(1月)、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・米・スイスの指標には注目です。
※スイスSNB政策金利は発表時間が変更となる可能性があります。

さて、米シティの実質的な政府管理下入りなどで再燃することと
なった金融不安ですが、米保険大手AIGの巨額損失計上と
政府の追加支援、さらに英政府による大手銀行のRBS
英ロイズの相次ぐ実質国有化で深刻さが増してきていたようです。

そしてフォーブス2008年版世界有力企業2000社番付で
1位を獲得した英HSBCを格付け会社のムーディーズが
格付け見通しをネガティブにするなど、
危機のスピードには凄まじいものがあったようです。

一方、米バーナンキFRB議長は10日の講演で、金融機関全体を
監督する規制は必要としながらも、「金融システム上重要な
金融機関の破たんは回避すべき。」と明言して、
銀行システムが安定すれば景気後退が年内に収束する
可能性があることも示しました。
また、10日には米シティのCEOが「09年1-2月の収益は190億ドルと
好調。」とコメントしてNYダウが反発しました。

そして、ウォーレン・バフェット氏が、08年9月の時点で
米経済は崩壊寸前だったことを指摘して、現在は「崖から落ちた」
状況で、経済活動の鈍化や失業率の上昇など
「最悪のシナリオに近い」状態に直面しているとして、
即座には回復しない、としながらも「5年後には米経済が
良好に機能しているとことを保証する」と
長期的には楽観していることを示しました。

なお、ユンケル・ユーログループ議長によりますと、
欧州16カ国の財務相は各国に一段の景気刺激策を求める
米国の呼びかけには賛同しない、ことを明らかにしたそうです。
サマーズ米国家経済会議(NEC)委員長とユーロ圏の財務相の
景気刺激策に対する認識には明確な温度差があるようです。


さて今日は、得意技のお話です。

プロフェッションやプロフェッショナルのことを
よく「プロ」などといいますが、

専門職やいわゆる玄人のことを指して言いますね。

さて、元ヤクルトの古田さんと将棋の谷川九段との対談の
「勝負脳を鍛える」という本があるのですが、

野球と将棋というまったく分野の違う勝負真世界で、
いくつもの共通認識があることには驚きがありました。

何かプロといいますと、その道の「マスター」といいますか、
その道の高みに揺るぎなく立つ人というイメージがありますが、

確かに少年期に憧れた分野で一流となったわけですけれども、

それは今もなお続けている「不断の努力に支えられている」
ものなのだそうです。

たとえば、バッターでのプロであり続けるためには、

プロの世界であれば、当然、相手となるピッチャーもプロですから
ただ手をこまねいて、いつも球を投げているわけではなく、
バッターを凡打か三振に討ち取ろうと研究しているわけで、

もしも、そのバッターが内角低めが弱いと判ってしまうと、
プロのピッチャーは、いやらしくそこを中心に投げてくるのだそうで

プロとしては、まずはプロのレベルとしての
顕著な弱点がない状態は少なくともキープしておく必要があって、

その上で、「外角中ごろに来たら、いったるでぇ。」
というような得意を持っているのが一流なのだそうですね。

また、将棋でも特定の戦型が顕著に弱いとプロにはなれませんが、
しかしながら逆に、空中戦が得意、四間飛車が得意という
「得意技のない一流棋士」もいないのですね。

どの分野のプロも、一流と呼ばれるには
そつなきオールラウンドに加えて「得意技」も持っている
ものなのだそうです。

そういえば格闘技でも、「得意の右ストレート」とか
「得意のハイキック」など一流選手はほぼ例外なく
決め技を持っているものですね。

さて、

トレードでプロといいますと、
ファンド筋やディーラーのトレーダーなどはプロと呼ばれますが、

個人トレーダーでも、専業で飯を食っているトレーダーであれば
プロと呼んでよいのかもしれませんし、

兼業トレーダーではあっても、恐ろしく良い戦績を上げて
本業以上の収入をあげている人もプロと呼ばれるのかもしれません。

(まぁ、こんな定義はどうでもよいことなのですが)

元ヤクルトの古田さんと将棋の谷川九段との対談に習えば、

トレードであってもプロともなれば、
「レンジ相場に弱いプロ」も「ドル円以外は弱いプロ」も
プロとしてやっていけそうもないことになりそうですが、(苦笑)

顧客オーダーを捌かなくてはならないディーラーの
プロトレーダーは休むことは許されないのかもしれませんものの、

個人のトレーダーであれば、職務的な拘束も
会社のご機嫌伺いなどもまったく必要のないことですから、

「休む特権」を大いに行使して、(笑)

「自身を知ることによる不得手な相場には手を出さずに高みの見物」

「得意なパターン、得意な通貨ペア中心のトレード」

でも良いのではないかと思います。

むしろ、個人トレーダはこうあるべきなのかもしれませんね。

「得意技はズル賢くトレードで立ち回ることです。」

な〜んちゃって。。。(爆)


FX 3つの選択肢のお話

今日から米国が夏時間となり、NYダウも1時間早く始まりますね。

<先週末6日(金)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが
やや堅調傾向の揉み合いとなりました。
IMFの筆頭副専務理事が「先進国の不況は2010年まで続く可能性」
との認識を示しました。
中国人民銀行総裁が「中国経済には回復の兆しが見られる。
危機対応は遅いよりも早いほうが良い。」
との認識を示す発言をしました。
日経平均は前日比−260.39円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
米雇用統計前の調整によるものか、
ドル売り動意にドル円が軟調となって、
クロス円も軟調傾向の展開となりました。
ドルストレートはまちまちながらも
ユーロドルが堅調となりました。
ECB専務理事が「ユーロ圏ではない東欧諸国は困難にあるが、
ユーロ圏の国に債務不履行の可能性はなく、
それは報道関係者の仮説に過ぎない。」と発言しました。
スイス消費者物価指数(2月)は
市場予想より強い0.2%となりました。
英生産者仕入価格(2月)は市場予想より強い0.6%、
生産者出荷価格(2月)は市場予想とおりの0.1%となりました。
格付け会社のフィッチが欧州のアイルランドの格付けを
引き下げる方向で検討していることが報じられました。

ニューヨーク時間では、
ドル円とクロス円が上下動しながらも堅調となって、
ドルストレートが上下動しながらも軟調となる展開となりました。
米非農業部門雇用者数変化(2月)は
市場予想とほぼ同じ−65.1万人となりました。
また、過去2ヶ月分が下方修正されました。
米失業率(2月)は市場予想より弱い8.1%となりました。
市場反応はドル買いとなりました。
米フィラデルフィア連銀総裁が
「金融危機の圧力を被っている銀行は早急に資本増強する必要。
深刻で危険な兆候があれば閉鎖も選択肢となる。」
との認識を示す発言をしました。
格付け会社のフィッチが
「アイルランドの債務不履行の可能性は低い。」
との見解を示しました。
欧州委員が「経済危機は大異変。
今年の下半期も明確に悪化の可能性。
2010年の下半期に景気が上向く可能性。」
との主旨の発言をしました。
格付け機関のS&Pが英ロイズと英RBSの
短期発行体格付けを引き下げました。ポンドが急落しました。
米紙が「米メリル・リンチは昨年に
数億ドルの損失を出した可能性」と観測報道をしました。
格付け機関のS&Pが英ブリティッシュ航空の格付けを
ジャンク級に格下げしました。
カンザスシティ連銀総裁が
「損失処理が複雑すぎる金融機関は解体すべき」
との主旨の発言をしました。
米消費者信用残高(1月)は
市場予想よりは強い−18億ドルとなりました。
終盤にドルストレートがやや反発を見せる場面がありました。
NY原油は44ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは終盤に反発して前日比+32.50ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日9日(月)の主な予定>

朝8時50分に日国際収支(1月 経常収支)、日国際収支(1月 貿易収支)
午後1時半に日企業倒産件数(2月)、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(2月 現状判断DI・先行判断DI)、
午後4時15分にスイス失業率(2月)、
午後9時15分に加住宅着工件数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
日指標には一応注目です。
また、米国が夏時間となりますので、
NYダウのはじまりも今までより1時間早くなります。

<ゴトウ日の明日10日(火)の主な予定>

朝6時にNZIER企業景況感(第1四半期)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(2月)、
午前9時半に豪NAB企業信頼感指数(2月)、豪NAB企業景況感指数(2月)
午後2時に日景気先行CI指数(1月 速報)、日景気一致CI指数(同)、
午後3時に日工作機械受注(2月 速報)、
午後4時に独消費者物価指数(2月)、独貿易収支(1月)、独経常収支、
午後6時半に英鉱工業生産(1月)、英製造業生産高(1月)、
午後7時に欧生産者物価指数(1月)、
夜11時に米卸売在庫(1月)、
などの経済指標が発表されます。
(日速報)・独・英の指標には注目です。
また、NY時間にバーナンキFRB議長の講演が予定されているようです。

そして、今週の3月11(水)からの主な注目材料は、

11日(水)に、日機械受注、日国内企業物価指数、英商品貿易収支、
独製造業新規受注、加新築住宅価格指数、米月次財政収支、

12日(木)に、RBNZ政策金利、日実質GDP(確報値)、豪失業率、
豪新規雇用者数、欧ECB月例報告、欧鉱工業生産、独鉱工業生産、
欧生産者物価指数、米新規失業保険申請件数、米小売売上高、
スイスSNB政策金利、米企業在庫、

13日(金)に、NZ小売売上高指数、日鉱工業生産、欧小売売上高、
加失業率、加雇用ネット変化、加国際商品貿易、米貿易収支、
米輸入物価指数、米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)、
英国でのG20(財務相・中央銀行総裁会議)開催、

などがあります。

さて、先週末の米雇用統計では、
米非農業部門雇用者数変化(2月)が−65.1万人となり、
そして過去2ヶ月分が下方修正されました。
また、米失業率(2月)は1983年12月以来、25年ぶりの水準の
8.1%となりました。米ホワイトハウスも「景気後退の深刻さと
景気回復への道程は遠い。」と声明を出しましたが、
市場はドル買い反応となりました。

また、今年1月に米バンカメに救済合併された米証券大手の
メリル・リンチですが、幹部への巨額ボーナス支払いの問題に
加えて、NYタイムズ紙の報道によりますと、昨年にメリル・リンチの
ロンドンのトレーダーがノルウェー・クローネと
スウェーデン・クローナの取引で4億ドル相当の
巨額損失を出していた可能性があるとのことです。

一方、米政府による金融機関の調査が行われますが、
企業の倒産リスクを売買するデリバティブの
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)などによる損失は、
一部では市場の予想以上に深いとも囁かれていて、
金融機関の損失にかかわる観測報道などが注目されます。

さて、今週は12日(木)にRBNZ政策金利とスイスSNB政策金利などの
発表や週末には英国でG20(財務相・中央銀行総裁会議)が
開催されます。思惑などの動きも含めて相場動向が注目されます。


さて今日は、3つの選択のお話です。

3年ぶりくらいに、酷い風邪をひいてしまいました。(笑)

買い物好きの女房が何処からか風邪を貰(もら)ってきて、
それがうつってしまったようなのですが、

女房のほうは3日ほどで治ったものの、
私は風邪をこじらせてしまいました。

さて、

多くの物事には3通りあるそうなのですが、
風邪をひいたときにも選択肢が3つあって、

ひとつは、すぐさま病院にいって処置や処方を受けて、
なおかつ安静にする選択肢、

もうひとつは、風邪薬やビタミンを服用して
ゆっくり寝て汗をかけばよい、などという民間療法的な選択肢、

もうひとつは、風邪を引くとは気の緩んでいる証拠、
風邪くらいは仕事をやりながら根性で治すもんだという
鬼軍曹的な選択肢、(苦笑)

などですが、

たかが風邪だと舐めていたことや、
ご質問や問合わせなどが容赦なく寄せられていたこともありまして
風邪薬は飲んだものの、ほとんど鬼軍曹の選択をしてしまい、
酷いこととなってしまいました。(笑)

ところで、

トレードでも多くのケースで3つの選択肢がありますね。

エントリーの決断をするときにも

「買おうか」「売ろうか」「様子を見ようか」

の3つの選択肢の中から、
ある時点では1つを選択することとなりますし、

そして、ポジションを持った後にも、
3つの状況により、それぞれ3つの選択肢があります。

たとえば、買いでエントリーしたとたんに
保ち合いや浮動に捕まってしまった場合も、

「うーん。なんとも言えないなぁ。もう少し様子を見ようか」
というが選択肢の中心になるのかもしれませんが、

相場観に自信があれば「今のうちにもっと買い増しておこうか」
という選択肢もないわけではないと思いますし、

あるいは逆に
「この保ち合いは相場観と異なる状況には変わりなし。
 これではどちらに転ぶか分らない。
 いったん仕切り直しをしよう。」
という不明のリスクを嫌う選択肢もありそうです。

また、買いポジションで
相場観とおりに相場が展開している場合でも、

「反転に気をつけながらも、
 利大を目指しもっと様子を見てみよう。」
というのが中心となるかもしれませんが、

「よし、これはもっとイケるぞ。追撃の増し玉だ。」
という攻めの選択肢もあると思いますし、

あるいは逆に
「利食い千人力とも言うし、
 いつ反転するか分らない。
 とりあえずここらあたりで利食っておくか。」
という自己肯定の言葉で自身を納得させながら利食う(笑)
反対売買による手仕舞いの選択肢もありそうです。

そして、買いポジジョンで相場観に反して下落している場合でも、

「辛抱と祈りの含み損での様子見。」
を選択して、根拠なき戻りの期待感とともに、
問題の先送りをするトレーダーもいますし、

「チクショー、下げやがったか。
 ならば買いの平均値を下げてやれ。」
と、さらに買い下がりリスクを増大させる
難平(ナンピン)を選択肢とするトレーダーもいます。

あるいは逆に
「これは自分の判断を相場が違うと教えてくれたこと。
 ここは負けを認めて資金を温存しておくべき。
 直ちに損切りの売りだ。」
と損切りの執行を選択肢とするトレーダーもいます。

(さらにこの売りを細分化しますと、一部売り、全部売り、
手仕舞いと同時に売りポジする倍返し売りと、
また3つに分かれます)

それぞれが、ときに有効なことがある選択肢ですが、

でも、私が風邪をこじらせてしまったように、

「悪い状況となったとき」の選択肢は3つではなく、
もしかしますと、いくつかは選択してはいけない
ものなのかもしれませんね。

ときにたまたまの成功体験が、悪い習慣となって
取り返しのつかない事態となることもあるようです。

そういうことで、たかが風邪と侮らずに、
今週こそは病院に行ってみたいと思います。(苦笑)


余談ですが、含み損について、

「よく含み損は実損ではない。」と言いますが、

「実損は痛いが過去の死んだ損。
 含み損はさらに巨大化する可能性もある、生きている損。
 だから死んでそれ以上大きくならない実損よりも
 生きている含み損のほうが怖いんだよ。」

と言っていた某トレーダーがいますが、

「お化けなんかは怖くない。
 生きている人のほうがよほど怖い。」

という言葉にも似ていますね。

うーん。なんかイミフー。。。(爆)


FX 意識のフェーズのお話

WBCでは侍ジャパンが初戦を勝利しました。^^
さて、早くも来週から米国で夏時間が始まりますね。

<一昨日4日(水)の主な出来事>

東京時間時間では初め豪ドル米ドルなどドルストレートが
下落しましたが、その後、主要通貨ペアは揉み合いとなりました。
英ネーションワイド消費者信頼感(2月)は
市場予想より強い43となりました。
豪第4四半期GDPは市場予想よりかなり悪い−0.5%となりました。
日銀審議委員が「量的緩和とゼロ金利は現時点では
必要と思っていない。日経済見通しは下振れる可能性が高い。
株価対策は歪みを引き起こす可能性。
金融政策による経済サポートで株価に好影響となることを期待。」
との認識を示しました。
中国が「4兆元の景気対策に加え支出を拡大する」
ことを発表しました。
日経平均は前日比+61.24円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円など主要通貨ペアが堅調に推移しました。
独PMIサービス業(2月 確報)は市場予想よりやや弱い41.3、
欧PMIサービス業(2月 確報)は市場予想よりやや強い39.2、
という結果になりました。
米チャレンジャー人員削減数(2月)は
前年比で158.4%と悪化しました。

ニューヨーク時間では、
ドルストレートやクロス円が堅調傾向で推移して、
ドル円が揉み合いの展開となりました。
米ADP雇用統計(2月)は市場予想より弱い−69.7万人となりました。
米ISM非製造業景況指数(2月)は
市場予想より強い41.6となりました。
ガイトナー米財務長官の議会証言では
「金融安定化策に要するコストは一段と拡大する可能性。
世界経済は昨年9月以降に劇的に悪化。
AIGを破綻されば破局的大ダメージとなった可能性。」
との認識が示されました。
米GEが増資計画がないことを明らかにしました。
米ベージュブックでは、悲観的内容が示されました。
米財務省が、融資上限729,750ドルの
住宅ローン支援計画を発表しました。
NY原油は上昇して45ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは反発して前日比+149.82ドルで取引を終えました。

<昨日5日(木)の主な出来事>

東京時間ではドル円が堅調傾向の揉み合いとなり、
ドルストレートが軟調傾向の揉み合いとなりました。
格付け会社のムーディーズが
米JPモルガンの格付け見通しをネガティブに引き下げました。
豪貿易収支(1月)は9.7億豪ドル、
豪住宅建設許可数(1月)は−3.7%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
中国首相が第11期全人代第2回会議で、
金融危機の深刻化の中でも8%成長は可能であると表明しました。
日経平均は前日比+142.53円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが揉み合いながらも軟調な展開となりました。
独小売売上高指数(1月)市場予想より弱い−0.6%となりました。
中国人民銀行総裁が
「中国経済は09年下期に著しく回復の見込み。」
との認識を示す発言をしました。
欧四半期GDP(改訂値)は市場予想とおりの−1.5%となりました。
英BOEが政策金利を0.50%引き下げました。
英BOE声明では750億ポンド規模の資産買い入れプログラムや、
流通市場で中長期の英国債を買い入れる
量的緩和策が発表されました。
欧ECBが政策金利を0.50%引き下げました。

ニューヨーク時間では、
ドル売り動意にドル円が軟調となって
クロス円も軟調傾向の推移となりました。、
ドルストレートは反発を見せて揉み合いとなりました。
米四半期非農業部門労働生産性は市場予想より弱い−0.4%、
米新規失業保険申請件数は
市場予想よりやや強い63.9万件となりました。
カナダ住宅建設許可(1月)は
市場予想よりは強い−4.6%となりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「インフレ率は低下。金融市場の混乱の拡大を懸念。
各国政府は財政回帰を目指すべき。ECBは必要な流動性を供給。
ゼロ金利は問題があるが、ECBは1.5%が最低の金利とは決定せず。
追加利下げの可能性を排除しない。
信用市場緩和のための新たな政策が必要となる可能性。」
などの見解を示しました。
米製造業新規受注指数(1月)は
市場予想よりは強い−1.9%となりました。
カナダIvey購買部協会指数(2月)は
市場予想より強い45.2%となりました。
英財務相が「可能な策を全て実行すべき。
英政府は英経済を守るため出来得る全てを行う。」
と発言しました。
米電機大手のGEが「1-3月期は黒字を想定。増資の必要はない。」
との認識を発表しました。
英BOE総裁が「今後の追加利下げの可能性は非常に低い。」
と発言しました。
NY原油は43ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは大きく下落して前日比−281.40ドルで取引を終えました。

<週末の今日6日(金)の主な予定>

午後4時に独生産者物価指数(1月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(2月)、
午後6時半に英生産物価指数(2月)、
夜10時半に米非農業部門雇用者数変化(2月)、米失業率(2月)、
明け方5時に米消費者信用残高(1月)、
などの経済指標が発表されます。
米指標には特に注目です。

さて、金融危機で経営が悪化して今年1月に米バンカメに
救済合併された米証券大手のメリルリンチの幹部が、
昨年に276億ドルの巨額最終損失を計上したにもかかわらず、
年収1,000万ドル(9億9000万円)以上が11人、
300万ドル以上が149人もいたことが
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙によって報じられて、
NY州の司法長官が幹部報酬に関する情報開示を定めた
証券法に違反する可能性があるとして、メリルリンチの元幹部に
対して事情聴取を行うことになったことが報道されました。

また、米地区連銀経済報告(ベージュブック)では
「米経済は今年の1月から2月に大幅に悪化。
景気回復は今年後半から2010年初めまで期待できない。
製造業では顕著な落ち込み。住宅市場は停滞し、住宅価格の下落は
継続。商業用不動産市場は明らかに悪化。クレジット利用は逼迫。」
など、とても悲観的な内容となりましたが、
織り込みがある程度進んでいたためか、市場反応は限定的でした。

そして、5日には英欧の中央銀行がともに政策金利を0.50%下げて
過去最低の政策金となりました。英国の政策金利は0.50%となって
量的緩和策の発表もされました。
また、ユーロ圏の政策金利は1.50%となって、
トリシェECB総裁の記者会見では今後の追加利下げも排除しない
との認識が示されることとなりました。

一方、米GMが米証券取引委員会(SEC)に提出した文書では
「GMは企業存続能力に多大な懸念。事業継続できなければ
破産法に基づく救済申請の可能性」と示され、
米GMをめぐる動向が今後もまた台風の目となる
可能性がありそうです。

さて、今日は米雇用統計の発表ですが、4日の米ADP雇用統計では
−69.7万人と過去最悪を記録しましたものの、
織り込みが進んでいたためか、市場反応は限定的となりました。
今日の米雇用統計は、アトランタ連銀総裁も懸念を示していたように
市場予想のほうも悪い予想となっているようです。
米雇用統計の結果と共に市場がどのよう反応するか
大いに注目されます。


さて今日は、意識のフェーズのお話です。

ノンフィクション作家の柳田邦男さんによりますと、

人間の意識(覚醒)レベルには

寝ているような状態のフェイズ1のレベル、
寝ぼけているようなまどろみのフェイズ2のレベル、
意識がはっきりしているフェイズ3のレベル、
緊張や興奮しているフェイズ4のレベル、

などの4段階あるのだそうです。

平常心と呼ばれるものは、フェイズ3となるのだと思いますが、

閃(ひらめ)きなどは、2と3の中間的なリラックス状態で
得やすいのかもしれませんし、

また、アーティストなどが時のたつのも忘れて、
一心不乱に集中してキャンバスに向かったり、
楽曲作りにいそしんでいる時などは、
3と4の間のようでもあり、
ときにトランス状態のようでもありますね。

たとえば、「我(わ)ば、ゴッホになる。」の言葉でも有名な
版画の大家の青森の棟方志功(むなかたしこう)師も、
いつであったかNHKテレビの特集のときに見た映像では、
何かに取り付かれたかように
鬼気迫る形相で創作活動をしていましたが、

もしかしますと、2と3と4の意識のフェイズを
彷徨(さまよ)うようなマインド状態であったのかもしれませんね。

ところで、トレードでの意識のフェーズはどうなんでしょうか。

デモトレードでは、お気楽なためか、
だいたい意識レベルはフェーズ3で行えるものです。

ただ、慣れてきますと、「どうでもいいや」と
気の抜けたようにフェーズ2に近いものと
なってしまうこともありますが、(笑)

デモではあっても、真剣にトレーニングしようとするときは、
おおむね意識レベルはフェーズ3となるようです。

また、はじめてリアル・トレードした時のことは
もうよくは覚えていませんが、
おそらく、興奮状態とまではいかないまでも、
自動車の仮免後の路上教習初日のように緊張していて、(苦笑)
ほとんど意識レベルのフェーズ4に
近いような感じであったようです。

そして、リアル・トレードにもある程度なれてきますと、
意識レベルのフェーズ3の
平常心でトレードできるようになりますが、

負けトレードを何度も経験することによって、(苦笑)
相場の怖さも身に染みて知るようになり、
フェーズ3の平常心ではトレードできなくなってしまい、
緊張してしまうフェーズ4が恒常化してしまうことがありますね。

これは、ひとつの上達までのプロセスともいえそうですが、

全般的にトレードが萎縮して、ビビリとなってしまい、
「木っ端を集めては筏(いかだ)を流す」ような
リアルでは利小のトレードばかりとなってしまう
時期があるものです。

また、このようなことが余りないトレーダーでも
建て玉を大きくしたときには、
とたんに意識レベルがフェーズ4となって、
緊張しまくりで平常心のフェーズ3では
トレードできなくなることがあります。

1Pipで100円の値動きの1万通貨単位では、
さほどビビリとはならないのに、

1Pipで3,000円上下する30万通貨単位では、
ビビリのトレードとなってしまい、まともにトレードできない、

なんてことがあるわけです。

ファンドマネージャーなどは、他人のお金の運用ではあるものの、
1000万通貨単位以上でもほぼ平常心でトレードできるわけで、

場慣れや性格といってしまえば、まぁ、そうなのかもしれませんが、

どうも建て玉の大きさには、

口座資金に応じたリスク管理上の
適正レバレッジを守ることは当然としましても、

まぁ、練習では歌のうまい人が、
大きな舞台に上がり観衆の前に出ると
足はガクガク、声はプルプル、頭の中が真っ白になって、
普段の実力の半分も出せない、というような

「あがる」状況に、ある意味、似た状況が
トレードで起こることがあるわけで、

身の丈といいますか、トレーダーごとの精神的な許容範囲の
「マインド・キャパシティ」というものがあるようです。

もしかしますと、平常心を保てる範囲が、
そのトレーダーのその時点での
最大建て玉となるのかもしれませんね。

また、よく聞くお話に、

「デモトレードではうまく行くんだけど…。」

なんていうことがありますが、

これなどもマインドがトレードに与える影響の大きさを
物語っているようです。

このマインド面の克服には、
トレーダー各々が、自分自身で乗り越えていかなくてはならない
自分自身との戦いとなる課題で、

克服するのは自分自身しかできない
孤独で厳しい心のトレーニングの戦いとなりますが、

「この口座資金は飛ばしてもかまわない」
くらいの開き直りも必要なようで、
場数をこなしていく以外にはないようです。

開き直りますと、心が楽になり
のびのびとトレードできることがあります。

また、不思議と「実弾トレードなので慎重に」
と思って堅くなってトレードするよりも、

リラックスしてトレードするほうが戦績は向上するものです。

口の悪いベテラントレーダーでは、

「なに。デモだとうまく行くけど、
 実弾リアルのトレードだとうまく行かないだって?」

「……。」

「デモだとうまく行くんだだろう?
 じゃぁ、こんなのデモと同じだと思って
 気後れなく、やりゃいいだけのことじゃないか。」

という人もいるようで、(笑)

(そんなこと言ったってなぁ、と思ってしまいますものの)

ストップの防護服を着ているのだから、
トレードすることを極度に恐れることなく、

「デモトレードのように、のびのびとリアルトレードを行う」

心構えが結果的に良い戦績となる場合が多いようです。

トレードでは、意識レベルのフェーズ3の平常心か、
もしくは少し緊張感があったとしても
冷静さは失っていない状態の
フェーズ3とフェーズ4の中間あたりが、

どうも、一番良いあたりなのかもしれませんね。


FX プライス・アクションのお話

トリシェECB総裁が、英国の決定次第としながらも、
「英国のユーロ圏入りを歓迎する。」と表明しましたね。

<お詫び>

前号では、悪意のない軽い冗談のつもりで
アラフォーについて記載いたしましたが、
厳しいお叱りのメールをいただきました。
不快感を与えてしまいましたことに
深くお詫び申し上げます。 m(_ _)m

<週はじめ一昨日2日(月)の主な出来事>

主要通貨ペアがオセアニア時間では軟調に始まりましたが、
東京時間では上下動の揉み合いとなりました。
米政府が米保険大手のAIGに300億ドル規模の追加支援を
検討していることが報道されました。
日自動車販売台数(2月)は前年比で−32.0%となりました。
日経平均は前週末比−288.27円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが軟調に推移しました。
英銀大手のHSBCの08年通期決算では、
税引き前利益(のれん代償却前)で
199億ドルと前年比−18%となりました。
また、リストラ案とともに
177億ドルの増資を行うことを発表しました。
スイスSVME購買部協会景気指数(2月)は
市場予想より弱い32.6となりました。
独PMI製造業(2月 確報)は32.1、欧PMI製造業(2月 確報)は33.5と、
ほぼ市場予想とおりの結果となりました。
英消費者信用残高(1月)は
市場予想より弱い4.03億ポンドとなりました。
欧消費者物価指数(2月 速報)は
市場予想より強い1.2%となりました。
米政府が米AIGへ300億ドル規模の追加支援策を発表しました。
また、さらなる追加支援が必要となることも示唆しました。
米AIGの四半期決算では純損失が617億ドル、
1株あたり損失が22.95ドル、
08年通期の純損失が992億ドルとなったことが発表されました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアがやや軟調傾向の上下動の揉み合いとなりました。
米個人所得(1月)は0.4%、米個人支出(1月)は0.6%、
米PCEデフレータ(1月)は0.7%と、
共に市場予想より強い結果となりました。
カナダGDP(12月)は市場予想より弱い−1.0%となりましたが、
カナダ四半期GDP(年率換算)は
市場予想よりは強い−3.4%となりました。
米ISM製造業景況指数(2月)は市場予想より強い35.8となりましたが
構成項目の雇用指数は26.1と悪化しました。
米建設支出(1月)は市場予想より弱い−3.3%となりました。
スイスSNB総裁が「第4四半期GDPの年率換算は−1.9%の見込み。
09年のスイス経済は落ち込む公算。スイスフランの動向を懸念。」
などの主旨の発言をしました。
NYダウはAIGショックで下落して、
前週末比−299.64ドルと7000ドルの大台を割り込みました。

<昨日3日(火)の主な出来事>

東京時間では主要通貨ペアが堅調傾向の展開となりました。
英財務相が「英BOEは今週に量的緩和の活用を決定する可能性。」
との発言を示しました。
豪四半期経常収支は−64.99億豪ドル、豪小売売上高(1月)は0.2%と
共に市場予想より強い結果となりました。
日財務相が「株価の必要以上の下げは看過できない。」
と発言しました。
豪RBA政策金利は市場予想に反し3.25%で据え置きとなりました。
豪RBA声明では「世界経済は引き続き弱い。次回会合で再検討。
現時点のデータでは豪経済が大幅な収縮は見られない。」
などの認識が示されました。
日経平均は一時200円ほど下げていたものの、
日政府の株価安定策への期待もあってか下げ幅を縮小して
前日比−50.43円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ドル円や豪ドル円などが上下動しながらも上昇して、
その他の主要通貨ペアは上下動の揉み合いとなりました。
スイス四半期GDPは市場予想よりは強い−0.3%となりました。
独卸売物価指数(1月)は市場予想より強い−0.4%となりました。
欧州委員が「ウクライナの状況は憂慮すべき事態。
ユーロ1.2〜1.3ドルの範囲は正常な為替レート。」
との認識を示す発言をしました。
格付会社のムーディーズが米シティの日子会社を格下げしました。
独銀総裁が「CP買取には賛否両論がある。
ECBは非伝統的選択肢についても検討。」
との主旨の発言をしました。
アトランタ連銀総裁が「経済は劇的に落ち込み。
米政府はさらに銀行への資本投下が必要。
住宅市場の脆弱はまだ継続。
商業用不動産と世界経済が特別なリスク。」
との認識を示しました。

ニューヨーク時間では、
ドルが買われてドル円が上昇して、
ドルストレートが軟調となる展開となりました。
カナダBOCが政策金利を0.50%引き下げました。
BOC声明では「さらに金融刺激策が必要となる可能性。
必要に応じ量的緩和も検討。政策金利は低位で維持か、
さらに引き下げることもある。」
との主旨の表明がありました。
米FRBがターム物資産担保証券ローンファシリティー(TALF)を
今月25日から開始することを発表しました。
米中古住宅販売保留(1月)は市場予想より弱い
統計開始以来最低の−7.7%となりました。
米バーナンキFRB議長の議会証言では、
「銀行支援の規模は政府査定の結果による。
景気刺激策の効果には多大な不透明性がある。
金融安定化へ一段の措置が必要。労働市場は過去数週間で悪化。
ヘッジファンドのような運営をしていた
AIGの支援には怒りを感じるが、
AIGを破綻させたら衝撃が市場を襲うこととなった可能性。
米国はドルの価値を支えることができると確信。」
などの認識が示されました。
トリシェECB総裁が「現在の経済環境は異例な困難にある。
ECBとFRBは同様の課題に直面。英国のユーロ圏入りを歓迎する」
との認識を示す発言をしました。
格付け機関のS&Pが米バンカメの格付けを引き下げ、
見通しをネガティブとしました。
NYダウは上下動しながらも前日比−37.27ドルで取引を終えました。

<今日4日(水)の主な予定>

午前9時01分に英ネーションワイド消費者信頼感(2月)、
午前9時半に豪四半期GDP、
午後5時55分に独PMIサービス業(2月)、
午後6時に欧PMIサービス業(2月)、
午後6時半に英PMIサービス業(2月)、
午後7時に欧小売売上高(1月)、
午後9時に米MBA住宅ローン申請指数、
午後9時半に米チャレンジャー人員削減数(2月)、
夜10時15分に米ADP雇用統計(2月)、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(2月)、
深夜4時に米ベージュブック(米地区連銀経済報告)
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

<ゴトウ日の明日5日(木)の主な予定>

午前9時半に豪貿易収支(1月)、豪住宅建設許可件数(1月)、
午後7時に欧四半期GDP(改訂値)、
午後9時に英BOE政策金利、(市場予想は0.5%利下げ)
午後9時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は0.5%の利下げ)
夜10時半に欧トリシェECB総裁記者会見、
同夜10時半に米四半期非農業部門労働生産性、
米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加住宅建設許可(1月)、
深夜12時に米製造業新規受注指数(1月)、
同深夜12時に加Ivey購買部協会指数(2月)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・欧・米の指標には注目です。

さて、米AIGの四半期決算では、商業用不動産ローン担保証券(CMBS)
や、証券などの損失を保証するクレジット・デリバティブ・
スワップ(CDS)の評価損などで純損失が617億ドル(約6兆円)、
1株あたり損失が22.95ドル、08年通期の純損失が
過去22年の利益を帳消しとする
992億ドルの赤字となったことが発表され、
米政府が4度目の支援となる300億ドル規模の追加支援策
を発表することとなりました。

米政府のAIG追加支援では、AIGが米財務省へ優先株を段階的に
発行して、その見返りに同省が最大300億ドルの資本注入を受ける
とするもので、また、子会社の米アリコなどの株式を米FRBが
間接的に保有するとのことで、AIGはすでに以前に400億ドルの
注入を受けていて、全て完了すると米シティを上回り
米金融機関で最大の政府支援を受けることになるとのことです。

破綻回避を最優先した処置ですが、四半期決算が5期連続赤字と
なっているAIGの再建には目算があるわけでないとされ、
歯止めなき支援にFRBの資産劣化を懸念する声と共に、
不透明な金融再生の道筋を懸念する声もあって、
NYダウは7000ドルの大台を割り込むこととなりました。

一方、欧州の主要14銀行の08年決算では、スイスUBSや英RBSなど
6行が最終赤字で、残る8行も実質的に減益なり、
保有有価証券などの値下がりなどで
1560億ドル(約15兆円)の損失計上されたことが報道されました。

さて、日経新聞のマーケット・ウォッチャーの記事によりますと、
2月上旬に80円台後半であったドル円が、一ヶ月ほどで10円程度の
円安となっていることから、FXで個人投資家が円高となることを
狙う逆張り指向となって、ドル売り持ち高が最高水準に達して
いるとのことで、くりっく365のドル円取引では6割ほどが
ドル売りとなっていて、ポンド円では7割前後がポンド売りの
持ち高と、過去最高水準になっているとのことです。

ここのところのドル円の動きはビッグ・プレーヤーが日個人投資家の
建て玉をターゲットとしてストップ執行を狙っているいるわけでは
ないとは思いますものの、一部では不可解な動きであるという
声も聞かれるようです。

また一部では、以前の株価下落での円買いの構図のように、
日本の経済不安と政局の混迷で円の価値が低下したために、
今は消去法的にリスク回避でのドル買いとなっていると見る
向きもあるようですが、ドル円の動きはクロス円の動きにも
影響を与えますので、今後のドル円の動向が注目されます。


さて今日は、プライス・アクションのお話です。

相場の世界では「投資とは、失敗した投機である」

なんて言葉があるそうですが、(笑)

確かに失敗した投機玉を塩漬けの長期投資に
変更してしまう人も少なからずにいるようで、
私にも経験があり、あまり笑えたことではないものの、
ある意味、言い当て妙なところもあるようです。

さて、

実需筋には輸入のためのドル資金の調達や、
輸出によって得た外貨を円転するために、
買い切りや、売り切りということがあって、

また、経済動向がこの実需筋の動きに影響することとなって、
トレンドが形成されていくことになるようです。

一方、仮需といわれる投機のほうは、
売買差益のキャピタルゲインを得る目的で行われて、
また、この仮需の動きは市場に流動性を
提供する役割を担うわけですが、

投機にもある程度の長短がありますものの、
実需のように買い切りや売り切りというのはほとんどなく、
買われたポジションは反対売買の売りで、
売られたポジションは反対売買の買いで、

膨らんだポジションはいつかは必ず閉じられる
ネットで「ゼロ」となる性質があるために、

短期的(一時的)なトレンド形成は別としましても、
長期的なトレンドの形成に関与することなく、
結果的に市場のボラティリティに関与することになるようですね。

そして、実需よりも仮需となる投機のほうが
市場に占める割合がとても多いために、
プライス・アクションとしては
「上げては下げる」「下げては上げる」
上下動の動きのレンジ相場が形成されやすくなるようです。

ところで、

投機では価格の動きであるプライス・アクションが
命というところがあるようで、

シカゴの先物市場のピットでおしくら饅頭のように
ぎゅうぎゅう詰めとなって売り買いをしているトレーダー達も

テクニカル的には相場を検討することはあるようですが、
あまりファンダメンタルズを吟味するようなことはなく、
ポジションの偏り具合や他のピットの動向や他のトレーダーの挙動
などを参考に価格自体の動きを中心にトレードをしていると
言われているのだそうで、

目の前のプライス・アクションという
いろいろな事柄が織り込まれ集約されていくコンセンサス、

つまり、「短期的に相場の流れに付いて行くこと」が
投機では大切なこととなるようですね。

良い経済指標でも良いニュースでも、
プライス・アクションが事実として下落しているのなら、
場当たり的であろうが何であろうが
何はともあれ上げるまでは売るというわけです。

もちろん、

ただフットワーク軽く相場の流れに付いて行くといっても、
むやみな価格追いは、振動的な価格の動きや浮動に翻弄されるので
抵抗線やチャートポイントなどは参考とされますが、

上値が重いとか、下値が堅いとか、
プライス・アクションの勢いが強いとか、弱いとか、

テクニカル的には「曖昧だ!」とそしられる
感覚(センス)もある程度は必要なようで、(苦笑)

そういった意味では、

投機、特に短期トレードでは、

「エイ、とくれば、ヤー」のような(笑)

格闘技的な一面が、ある程度はあるのかもしれませんね。

「短期トレードは格闘技である」

な〜んちゃって。。。(大笑)


FX 市場センチメントのお話

はやくも各地で春の訪れが聞かれる3月となりました。^^
今週は各国の政策金利発表ウィークで週末には米雇用統計ですね。

<先週末27日(金)の主な出来事>

オセアニア時間では揉み合いとなりましたが、
東京時間ではドル円やクロス円が軟調となりました。
NZ住宅建設許可(1月)は−13.1%となりました。
米紙が「米ファニーメイの第4四半期は252.3億ドルの損失。
25日に米政府へ152億ドルの追加支援を要請。」と報じました。
日失業率(1月)は市場予想より強い4.1%、
日全国消費者物価指数(1月)は
市場予想とおり前年比0.0%となりました。
日鉱工業生産(1月)速報は市場予想とおりの−10.0%となりました。
英GFK消費者信頼感調査(2月)は
市場予想よりは強い−35となりました。
米シティ・グループが米政府と優先株を普通株に転換することで
合意となったことが報道されました。
日自動車生産(1月)は前年比で−41.0%となりました。
日住宅着工戸数(1月)は市場予想より弱い−18.7%、
日建設工事受注(1月)は−38.3%となりました。
日経平均は前日比+110.49円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
主要通貨ペアが上下動しながらも軟調傾向で推移して、
ポンドドルなどドルストレートが下落しました。
英ロイズ銀の08年12月期の決算発表では、
最終損益が約75億ポンド、評価損が3.012億ポンドとなって、
英政府と資産保護スキームの
協議が進んでいることが報道されました。
日09年度予算案が可決となりました。
欧消費者物価指数(1月)は市場予想とおりの−0.8%、
欧失業率(1月)は市場予想より弱い8.2%となりました。
ECB専務理事が「一部のユーロ圏の国は危機によって
脆弱な財政状態である。」との認識を示しました。
独消費者物価指数(2月)速報は
市場予想より強い0.6%となりました。
スイスKOF先行指数(2月)は
市場予想より弱い−1.41となりました。

ニューヨーク時間では、
主要通貨ペアが反発して、ポンドドルなどドルストレートが
しばらく上昇する展開となりました。
後半は調整でやや軟調となる動きが見られました。
米四半期GDP(改正値)は−6.2%、
米四半期個人消費(改訂値)は−4.3%と、
共に市場予想より弱い結果となりました。
カナダの四半期経常収支は
市場予想より弱い−75億カナダドルとなりました。
米シカゴ購買部協会景気指数(2月)は、
構成項目の雇用指数は26.2と悪化したものの、
市場予想より強い34.2%となりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数(2月 確報)は
市場予想よりやや強い56.3となりました。
米GEが四半期配当を10セントに減配することを発表しました。
格付け機関のムーディーズが米GEの格付けを引き下げる方向で
検討に入ったことを発表しました。
NY原油は44ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比−119.15ドルで取引を終えました。

<週初めの今日3月2日(月)の主な予定>

午後2時に日自動車販売台数(2月)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(2月)、
午後5時55分に独PMI製造業(2月 確報値)、
午後6時に欧PMI製造業(2月 製造業)、
午後6時半に英消費者信用残高(1月)、英PMI製造業(2月)、
午後7時に欧消費者物価指数速報(2月)、
夜10時半に米個人所得(1月)も米個人支出(1月)、
米PCEデフレータ(1月)、
同夜10時半に加GDP(12月)、加四半期GDP(年率)、
深夜12時に米ISM製造業景況指数(2月)、米建設支出(1月)、
などの経済指標が発表されます。
欧・米・加の指標には注目です。
また、米経済誌フォーブスの2008年版世界有力企業2000社番付で
1位を獲得した英HSBCホールディングスの
決算発表も予定されています。

<明日3日(火)の主な予定>

午前9時半に豪小売売上高(1月)、豪四半期経常収支、
昼12時半に豪RBA政策金利、(市場予想は0.5%の利下げ)
午後3時45分にスイス四半期GDP、
午後6時半に英PMI建設業(2月)、
午後7時に欧生産者物価指数(1月)、
夜11時に加BOC政策金利、(市場予想は0.25%の利下げ)
深夜12時に米中古住宅販売保留(1月)、
豪・加・米の指標には注目です。
また、NY時間に上院予算委員会での
バーナンキFRB議長の議会証言も予定されています。

そして、今週の3月4日(水)からの主な注目材料は、

4日(水)に、豪四半期GDP、欧小売売上高、
米チャレンジャー人員削減数、米ADP雇用統計、
米ISM非製造業景況指数、米ベージュブック、

5日(木)に、豪四半期貿易収支、豪住宅建設許可件数、
欧四半期GDP、英BOE政策金利、欧ECB政策金利、
欧トリシェECB総裁記者会見、米四半期非農業部門労働生産性、
米新規失業保険申請件数、米製造業受注指数、
加Ivey購買部協会指数、

6日(金)に、独生産者物価指数、スイス消費者物価指数、
英生産者物価指数、米非農業部門雇用者数変化、米失業率、
米消費者信用残高、

などがあります。

さて、報道によりますと、米財務省は現在米政府が保有する
優先株のうち最大250億ドル相当を議決権のある普通株に転換して、
シティ株の最大36%を保有して筆頭株主となり、
米シティは実質的に米政府の管理下におかれることとなりました。

これにより米シティの経営に事実上の米政府保証がつくこととなり、
併せて「巨大金融機関は潰さない」というメッセージを
市場に打ち出すことにもなりましたが、巨大資産を抱える
米シティは資産デフレの影響を今後も受けるとの指摘もあり、
今回の信用補完策の効果しだいでは、4度目の米政府の支援が
必要となる事態もありえると見る向きもあるようです。

一方、深刻な金融危機が進んでる中・東欧には、
世銀と欧州投資銀行(EIB)や欧州復興開発銀行(EBRD)などが、
総額で245億ユーロの緊急支援を表明して、欧州連合(EU)の
欧州委員会も最大150億ユーロの支援を表明するなど、
信用不安が欧州全体に広がるのを防ぐために
共同であたっているようです。

さて、ここのところの為替相場ですが、
アナリストの見解は割れていて、
日本の景気の急速な悪化と政局混迷に円の地位が低下して
ドル優位が続くと見る向きがある一方、
米国債発行に絡んだドル買いはそろそろ一服となり、
日本の機関投資家の3月期末に絡む海外資金を円に戻す
リパトリーの動きが優勢となって、
円安から円高に向かうとの見方があるようです。

また、一部ではここのところのドル円などの動きは、
経済指標やNYダウの動きも無視されているような格好となっている
と指摘があり、調整懸念の声も聞かれるようです。
今週の動きはいかがなりますか、注目されます。


さて今日は、市場センチメントのお話です。

今は「おセンチ」などという言葉はほとんど死語のようですが、
アラフォーのさらに少しお姉様たちのオバーフォー、

別名「おばフォー(オーバー40)」世代が、(失礼)
まだ青春時代の乙女であった頃に
「おセンチ」なんて言葉をよく使っていたようですね。

感傷的といいますか、

あこがれのA君が、別の女生徒とお話をしていただけで
この世も終わりと、泣いたりしていたものですね。(笑)

なんでも悲しくなってしまって、
ときにアルバムを見ては荒井(松任谷)由美の歌を思い出し、
春降る雪を見ても、イルカの「なごり雪」を思い出して
泣けてきたりしたそうです。

とにかく心が純で悲しかったのです。(笑)

似たようなことが相場の世界でもありますね。

市場センチメントが悲観のバイアスとなっていると、
良い経済指標の発表でも、少し上げては
ここぞとばかり売られて下落してしまう。

とにかく、このようなときには
悪い材料に反応しやすい地合いとなっているようで、
なんだかんだで鼻かんで、下げてしまう。

逆に、市場センチメントが躁(そう)状態のときには、(笑)
NYダウが下げようが、悪い経済指標が発表されようが、
なんだかんだで上げてしまう。

このようなことがありますね。

なんか相場の躁うつ病のようにも思えることがあります。

市場センチメントでは、
相場の地合いが弱いとか、強いとか、言われますが、

相場が「下げたがり」となったり、
「上げたがり」となります。

理屈ではうまく説明できないこともあるようで、
アナリストさん泣かせとなることもあります。

市場センチメントを形成する要因には、
いろいろあるようですが、

そのひとつには「織り込み」があります。

悪材料をある程度織り込んでしまうと、
その織り込みの範囲で予想できる「悪さ」には
反応しなくなることがあります。

血圧が150くらいであれば、けっこう高血圧と思いますが、

血圧が平常値の人が運動もしていないのに
急にこのくらいの血圧になりますと、
「こりゃたいへん」ということになりそうですが、

いつも高血圧傾向の人がたとえ160になっても

「あぁ、うちのお父さんは高血圧なのよ。
 ちょっと高いけど、まぁ大丈夫じゃない。」

と、あまりお母さんに心配してもらえないこともあります。(爆)

もうひとつは「期待感」がありますね。

現状、実態的には悪いのは悪くても、
期待する大きな要因があれば、

市場センチメントは、期待感での強気とか、
期待感での上げたがり、なんてことが起こります。

「オバマ政権への期待感で…」

なんてことが言われたりすることがありますね。

ところが期待感が一人歩きして行き過ぎると、
こんどは「失望」となることがあります。(苦笑)

そうすると実体の悪さに目覚めて、失望が悲観となって、
市場センチメントは弱気と
「売りたがり」になってしまうことがあります。

その他、「訓化」によるものもあります。

たとえばチャートの支持線を手がかりに買いを仕掛けても
相場が事実として「ずるずる下がったり」、

逆に売りから入ると、苦しい場面があっても儲かってしまう、

なんていうことが何回か繰り返されますと、
市場センチメントが弱気となってしまうことがあります。

そして、ビッグプレーヤーが仕掛けによって
無理やり市場センチメントを作っていくこともあるようですし、

また、過去玉の「ポジションの偏り」によるものがあるようです。

市場参加者の大勢の一部から

「やりすぎたかなぁ。あっ、充電充電。」(シローさん)

というわけではない思いますが、(笑)

以前に建てているポジションの偏りを解消したり修正しようと
カバー的に動くことによって、しだいにセンチメントが形成されて
調整方向にしばらくバイアスが生じることがありますね。

もしかしますと、こんな指標を見ているのかもしれません。

また、「実需的な理由」によるものがあります。

厳密に分類すると違うのかもしれませんが、

米国債の売り出し(笑)のときのドル需要とか、
期末の資金リパトリなどによって、強気や弱気と同じような
市場センチメントが形成されることがあります。

貿易の盛衰に起因した外貨の需要の変化によって、
結果的に強気や弱気と同じような
市場センチメントが形成されることもありますが、

こちらはセンチメントというよりは構造的なもので
トレンドのほうに関係してくるのかもしれませんね。

相場心と秋の空、てなわけではありませんが、(笑)

市場センチメントという切り口で
相場を観てみるのも面白いものです。

そのときのファンダメンタルズでは見えづらい
「理外の理」が少しだけ見えてくるかもしれませんね。

さて、今日の市場センチメントは如何に…。


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