FX トレードと凡事のお話 その246


先週のドル円は米CPIと米小売売上高で下落しましたが、
FOMC後に一時111円台へ上昇する展開になりましたね。


●今週(6月19日から23日)の主な予定

<6月19日(月)>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(6月)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(5月)、
午後6時に欧建設支出(4月)、
などが予定されています。日貿易収支には一応注目です。


<6月20日(火)>

午前10時半に豪RBA議事録要旨、豪第1四半期住宅価格指数、
午後3時に独生産者物価指数(5月)、
午後4時半からカーニー英BOE総裁の発言、
午後5時に欧経常収支(4月)、
夜9時半に米第1四半期経常収支、
同夜9時半に加卸売売上高(4月)、
などが予定されています。
豪・米の指標と英BOE総裁の発言には注目です。
そして、フィッシャーFRB副議長の講演も予定されています。


<6月21日(水)>

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録、
午後1時半に日全産業活動指数(4月)、
午後3時36分から日銀総裁の発言、
午後5時半に英財政収支(5月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜11時に米中古住宅販売件数(5月)、
などが予定されています。
日銀議事録要旨・米の指標には注目です。


<6月22日(木)>

朝6時にRBNZ政策金利、RBNZ声明、
午後3時にスイス貿易収支(5月)、
午後3時45分に仏企業景況感指数(6月)、
午後5時に欧ECB月報、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加小売売上高(4月)、加小売売上高(除自動車 4月)、
夜10時に米住宅価格指数(4月)、
夜11時に欧消費者信頼感速報(6月)、
同夜11時に米景気先行総合指数(5月)、
などが予定されています。
NZ・加・米・欧の指標には注目です。
そして、EU首脳会議が予定されています。


<6月23日(金)>

午後3時45分に仏第1四半期GDP確報、
午後4時に仏製造業PMI速報(6月)、仏サービス業PMI速報(6月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(6月)、独サービス業PMI速報(6月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(6月)、欧サービス業PMI速報(6月)、
夜9時半に加消費者物価指数(5月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(5月)、
などが予定されています。
仏・独・欧・加・米の指標には注目です。


<6月25日(日)>

イタリア地方選挙、決選投票



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(6月12日から16日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが97.20で始まり、96.31へ低下した後に
97.55へ反発して97.16で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.153%に低下しました。
NY原油先物(WTI)7月限は週レベルで44.74ドルへ低下しました。
NYダウは週間112.31ドル上昇、21384.28ドルで週の取引を終える。


<6月12日(月)>

報道
「仏国民議会(下院)選挙の1回目投票でマクロン大統領が率いる
 新党の共和国前進グループが、全577議席の約7割に当たる
 400議席を獲得の勢いで歴史的な大勝になる可能性。」
日経平均は92円安で寄り付き104円安で大引け。
報道「英保守党はDUPとの合意には至っていない。」
デービス英離脱担当相
「EU単一市場を離脱する方針を貫く。」
ムーディーズ
「英総選挙を受けてEU離脱交渉が遅れること懸念。
 財政赤字縮小の優先順位が下がることも格付けにはマイナス材料。
 ハードブレグジットが緩和されるとの見方はポジティブ。」
S&P
「仏マクロン新党勝利でユーロ圏成長見通し上方修正も。」
報道
「メリーランド州とワシントンDC、
 トランプ氏に重大な訴訟起こすと表明。」
報道
「トランプ大統領の新入国規制、SF連邦高裁が違法と判断。」
ウィルキンス加BOC上級副総裁
「カナダ中銀は刺激策の縮小が必要かどうか評価。
 現時点では刺激策が重要。直近の経済に励まされている。
 多様な成長が回復を力強く安定的にする。」
NYダウは36ドル安で取引を終える。


<6月13日(火)>

ムニューシン米財務長官(議会証言)
「第一目標は経済成長の促進。課題実施後に最低3%の成長を予想。
 より良い貿易協定と税制改革と規制緩和を望む。
 輸入縮小ではなく輸出を拡大したい。
 株高はトランプ大統領の経済政策への信頼感の表れ。
 債務上限引き上げを長引かせることを市場は望んでいない。
 債務上限が引き上げられない事態を想像したくはない。
 イエレンFRB議長とは生産的な協議をした。
 貿易交渉における最優先事項は現在はNAFTA。
 税制改革は税控除のカットを相殺する。」
日経平均は48円安で寄り付き9円安で大引け。
ショイブレ独財務相
「英国がEU離脱を撤回して復帰したい場合、扉は開かれている。」
加BOC総裁
「最近の経済データは勇気付けられるもの。
 住宅ローンの借り換えには少々の金利上昇を見込んだほうがよい。」
ECB
「外貨準備の一部をドルから人民元に移行。」
ムーディ−ズの米金融政策の見通し
「今年も来年も緩やかな利上げを継続。
 2019年までに約3%までの利上げも。」
ムニューシン米財務長官
「議会は8月の休会までに債務上限引き上げを。
 米金融システムの資本は潤沢。
 減税は中間所得層が目標で富裕層ではない。
 トランプ大統領の成長目標は予算巡る難しい決を断伴う公算。
 税制変更が税収に跳ね返ってくる効果の推計の
 ダイナミック・スコアリングは民主、共和で変わらない。」
報道
「セッションズ司法長官はロシア疑惑への関与を否定。」
NYダウは92ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。


<6月14日(水)>

日経平均は75円高で寄り付き15円安で大引け。
英BBC
「英政府とDUPの交渉が来週に延期の可能性。」
米小売売上高と米CPIは市場予想より弱い。ドルが売られる。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が166.1万バレル減少。
原油先物が44ドル台へ下落。
ムニューシン米財務長官(議会証言)
「中国との経済対話に真剣に取り組んでいる。
 リバランスが必要なことを明白にしている。
 ロシアとはまだ経済対話はオープンではない。
 米国の外交姿勢において制裁は統合的手段。
 現時点ではロシアへの制裁は強化する意向。」
FOMC政策金利は0.25%の利上げで1.00-1.25%。
FOMC声明
「保有資産の再投資方針を維持、縮小計画を説明。
 カシュカリ総裁は金利据え置きを支持し反対票投じた。
 バランスシートは今年縮小を始める見通し。
 資産縮小は当初3ヵ月は月100億ドルのペース。
 (国債60億ドル、政府機関債等40億ドル)
 3ヵ月ごとに縮小額を100億ドル増やす。
 1年後には月額500億ドルの縮小へ。」
FOMC見通し
「今年あと1回の利上げ予想を維持。
 来年は3回の利上げ予想で変わらず。
 実質GDPは17年2.2%増(3月2.1%増)
 18年2.1%増(3月2.1%増)、19年1.9%増(3月1.9%増)、
 長期 1.8%増(3月1.8%増)、
 失業率は17年4.3%(3月4.5%)、18年4.2%(3月4.5%)、
 19年4.2%(3月4.5%)、長期4.6%(3月4.7%)、
 PCEは17年1.6%(3月1.9%)、18年2.0%(3月2.0%)、
 19年2.0%(3月2.0%)、長期2.0%(3月2.0%)
 PCEコアは17年1.7%(3月1.9%)、18年2.0%(3月2.0%)、
 19年2.0%(3月2.0%)、」
FOMCメンバーによる金利見通し(ドットチャート)
「2017年の中央値は1.375%、年内あと1回の利上げ。
 2018年の中央値は2.125%、来年3回利上げ。」
イエレン議長
「適切な時期になれば保有資産の正常化に着手。
 コアインフレは小幅に低下した。
 引続き緩やかな利上げが正当化される。
 経済は我々の目標に向かって進展。引続き緩やかな成長を見込む。
 バランスシート縮小を年内に開始する。
 資産縮小の上限設定は金利変動を抑制へ。
 資産縮小の終了は恐らく数年先に。
 数回のインフレ指標に過剰反応しないことが重要
 今日のCPI、多くの分野で弱さ示した。雇用は強い。
 経済は回復を示している。賃金の伸びが依然として低い。
 インフレが上向いた証拠はない。
 保有資産の縮小は比較的早期の実行あり得る。」
NYダウは46ドル高。史上最高値を更新。


<6月15日(木)>

日経平均は67円安で寄り付き51円安で大引け。
英BOE
「政策金利据え置きは5対3で決定。
 サンダース、マカファティ、フォーブス委員が利上げ主張。
 資産買入枠の据え置きは全員一致。
 CPIのオーバーシュートが従来予想より大きくなる懸念。
 タカ派メンバーは労働市場のゆるみが減少していると分析>
 ハト派メンバーは消費落ち込みがどの程度続くのか不透明と分析。」
トランプ大統領
「GDP、とても良い数字を近く発表へ。」
報道
「米上院がロシアとイランへの制裁を強化する法案を可決。」
報道
「米議会予算局は予算と経済に関する最新の予測を29日、
 トランプ大統領の18会計年度の予算教書に関する分析を
 7月半ばにそれぞれ発表する。」
報道
「ユーロ圏財務相会合でギリシャ同国への85億ユーロの追加融資を
 7月から実行再開することで合意。
 ギリシャは同月に予定していた約70億ユーロの国債償還に充てる。
 同国のデフォルト不安が後退し、金融危機の再燃はひとまず回避。」
NYダウは14ドル安で取引を終える。


<6月16日(金)>

日経平均は99円高で寄り付き111円高で大引け。
日銀
「現状の金融政策の維持を決定。
 長短金利操作(賛成7反対2)、反対は佐藤委員、木内委員。
 短期、政策金利残高に−0.1%適用。
 長期、10年物がゼロ%程度で推移するように買い入れ、
 額について概ね現状程度のペース(保有残高増加年額80兆円)目途。
 資産買い入れ(賛成7反対2)なついては、
 EFT・ Jreitはそれぞれ年間約6兆円、年間約900億円。
 CP・社債はそれぞれ年間約2.2兆円、年間約3.2兆円。
 我が国の経済は緩やか拡大を続けるとみられる。
 国内需要は企業、家計両部門において前向き循環メカニズム持続。
 輸出は海外経済の改善を背景に緩やかな増加。
 リスク要因は米経済政策運営と国際金融市場に及ぼす影響、
 および新興国、資源国経済動向、英EU離脱など。
 2%物価安定目標実現と安定的な持続に必要な時点まで
 長短霧操作付き量的質的緩和を継続。」
黒田日銀総裁
「景気は緩やかな拡大に転じつつある。
 2%目標に向けた動き維持のため必要な政策調整行う。
 デフレマインドの転換に時間がかかっている。
 賃金上昇圧力は着実に高まっている。
 物価上昇率は先行き緩やかに高まっていく。
 国債買い入れ額はある程度の幅をもって変動してきている。
 あらかじめ国債買い入れ額を変えていくこと考えていない。
 現時点で出口の収支試算公表するのはかえって混乱招く。」
英FT紙
「EU離脱交渉で英国はEUから996億ユーロの支払いを
 請求される見込み。」
トランプ大統領
「米証券取引委員会SECの委員にへスター・ピアース氏を
 指名する可能性がある。」
ミネアポリス連銀総裁
「バランスシート縮小の開始時期を示すことを望んだ。
 コアインフレの鈍化が一時的なのかは分からない。
 2%の目標に接近しているようには見えない。
 完全雇用を達成したかは不明。
 インフレ指標確認のため利上げを遅らすべきだった。」
アトランタ連銀「GDPナウ」第2四半期予想を2.9%に下方修正。
NY連銀モデルの第2四半期米GDP見通しは1.9%に下方修正。
ダラス連銀総裁
「インフレは現在、非常に抑制されている。2%以下にいる。
 第1四半期GDPは弱かったが今年残りは回復を見込む。
 今年は2%成長を見込む。
 追加利上げには非常に注意深く、かつ、忍耐強くあるべき。
 インフレの改善を確認する必要がある。
 バランスシート縮小は年末より前に開始を。
 これで利上げが打ち止めとは見ていない。 
 利上げの前にインフレ改善を確認したい。
 現在の金利水準は心地よい。」
NYダウ24ドル高。史上最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は週初12日に110.32レベルで始まり、ロンドンフィッ
クスにかけて109.63へ下落しましたが、その後、切り返して、14日の
ロンドン時間にかけて110.34へ反発する展開になりました。その後、
米CPIと米小売売上高が弱い結果となったことを背景に反落して109
円台を割り込み、その後のFOMCの発表直後に週安値となる108.82へ
下落しましたが、その後、切り返して、109円台半ばでの揉み合いを経
た後に15日のロンドン時間から上伸して16日のロンドン時間かけて
週高値となる111.41へ上昇する展開になりました。その後、NY時間
から反落して110.87レベルで週取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初12日に1.1208レベルで始まり、1.1200を
挟む揉み合いになりましたが、14日の米CPIと米小売売上高が弱い結
果となったことを背景に反発してNY時間前半に週高値となる1.1295
へ上昇する展開になりました。その後、FOMCの発表の後に反落して
揉み合いながらも軟調傾向で推移して、15日のNY時間前半にかけて
週安値となる1.1132へ下落する展開になりました。その後、切り返し
て小幅な揉み合いを経た後に16日のロンドン時間から反発して1.1197
レベルで週の取引を終えました。



●今週(6月19日から6月23日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは111.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高値でもある
16日高値の111.41、さらに上昇した場合は2日の高値111.72、ここを
上抜けた場合は112.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は5月
24日の高値112.12から3月31日の高値112.19を巡る攻防が注目さ
れます。
一方、下落した場合は、まずは16日の安値110.64を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は14日の高値110.34、ここを下抜けた
場合は110.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は14日FOMC
後の戻り高値109.86、ここを下抜けた場合は12日の安値109.63を巡
る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、19日の日通関ベース貿易収支、
20日の米第1四半期経常収支、21日の日銀金融政策決定会合議事録と
米中古住宅販売件数、22日の米新規失業保険申請件数と米景気先行総
合指数、23日の米新築住宅販売件数、などが注目されます。


先週、注目の米FOMCでは、「バランスシートは今年縮小を始める見通
し。資産縮小は当初3ヵ月は月100億ドルのペース。」などが示される
とともに、FOMCメンバーによる金利見通し (ドットチャート)では
「2017年の中央値は1.375%、年内あと1回の利上げ。2018年の中央
値は2.125%、来年3回利上げ。」などが示されて、そして、イエレン
FRB議長の会見では「保有資産の縮小は比較的早期の実行あり得る。」
として、9月からの資産縮小の方針が示唆され、NYダウが史上最高値
を更新して堅調に推移したことも背景にドルが買われる展開になりま
した。

ただ、米CPIや小売売上高など、ここのところの米重要経済指標には
弱い結果も散見されているとともに、米10年債利回りが週間ベースで
は低下していることもあり、FEDの金融正常化への道筋に強引さを指
摘する声もあるようです。

Don't fight the Fed.(FEDには逆らうな)と言われていて、FEDの方針
には素直に従うべきとされていますが、今後の米重要経済指標および
米要人発言、そして米10年債利回りの動向が注目されるとともに、
価格の動きの事実をしっかり観てトレードしていきたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは15日の東京時間の
戻り高値1.1228から12日の高値1.1232を巡る攻防が注目されます。
ここを上抜けた場合は8日の高値1.1269、さらに上昇した場合は7日
の高値1.1282から14日のFOMC後の高値1.1289、ここを上抜けた場
合は先週高値でもある14日高値1.1295から1.1300の「00」ポイント
さらに上昇した場合は2016年9月8日の高値1.1327、ここを上抜け
た場合は2016年8月18日の高値1.1366を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは16日のロンドン時間の押し安値1.1157
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合15日の安値1.1132
さらに下落した場合は5月30日の安値1.1109から1.1100の「00」ポ
イント、ここを下抜けた場合は5月18日の安値1.1075、さらに下落し
た場合は5月8日の高値1.1022を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、22日の欧消費者信頼感速報、
23日の仏第1四半期GDP確報と仏・独・欧の製造業PMI速報と仏・
独・欧のサービス業PMI速報、などが注目されますが、対ドル通貨ペ
アとして、20日の米第1四半期経常収支、21日の米中古住宅販売件
数、22日の米新規失業保険申請件数と米景気先行総合指数、23日の
米新築住宅販売件数、などが注目されます。


先週のユーロドルは、週間ベースで上と下へ「行って来い」の相場展
開になりましたが、15日に「ユーロ圏財務相会合でギリシャ同国への
85億ユーロの追加融資を7月から実行を再開することで合意。」となっ
て、ギリシャの7月懸念は後退することとなりました。

前週のECB理事会後にIMM通貨先物でのユーロの買い越しが減少す
るかと思われましたが、6月13日終了週としてユーロの買い越しは
ネットで79,053枚に増加する状況になりました。

引き続き欧州を巡る政治リスクには留意が必要ではありますが、今週
初はマクロン大統領が率いる新党の共和国前進グループの仏国民議会
(下院)選挙の決選投票での獲得議席数が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その246 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十六話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は14日の米CPIと米小売売上高が
 弱い結果となったことで109円台を割り込み、その後のFOMCの
 発表直後に週安値となる108.82へ下落したが、その後に切り返して
 16日ロンドン時間に一時111.41へ上昇する展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 FOMC発表直後には一時セル・ザ・ファクトの動きも見られたが、
 FOMCでは、『バランスシートは今年縮小を始める見通し。
 資産縮小は当初3ヵ月は月100億ドルのペース。』などが示され、
 FOMCメンバーによる金利見通し (ドットチャート)では
 『2017年の中央値は1.375%、年内あと1回の利上げ。
  2018年の中央値は2.125%、来年3回利上げ。」となり、
 そして、イエレンFRB議長の会見では「保有資産の縮小は比較的
 早期の実行あり得る。」として、9月からの資産縮小方針が示唆され
 ドル円は16日にかけて一時111.41へ上昇する展開になったのう。」


『NYダウは最高値を更新するも、米10年債利回りは低下傾向にあり
 そして、ここのところ米CPIや小売売上高など米重要経済指標には
 芳しくない弱い結果もみられていることで…、
 FEDの金融正常化への道筋に強引さを指摘する声もあるようだが…
 今後のドル円はどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ふむ…。『 Don't fight the Fed. 』という言葉があるように、
 FEDの方針に逆らうべきではないとされておるが…、
 今後の米重要経済指標の結果、及びダウと米10年債利回りの動向が
 注目されるとともに、米要人発言の変化が注目されようのう…。
 予想や思惑をすることなく、価格の動きの事実をしっかり観て
 トレードしていきたいものじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『ふーん。なるほど「 Don't fight the Fed. 」ねぇ…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。前回は『投資の世界の不思議』のお話をさせてもらったが、
 少しばかり続きがあってのう。今日はそのお話をさせてもらおう。」


『まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…、ジイさん。』


「前回、溜口剛太郎殿が、6月6日の日経新聞の一面のコラムの中に
 『企業の長期の利益水準からみた米国株の割高さは、
  大恐慌が始まった1929年の「暗黒の木曜日」に迫ってきた。』と
 書いてあったとお話されておったが…、
 その他にも、『ブラック・マンデー』の事例もあるように、
 株価はときに突如として大暴落することがあるものなのじゃのう。」


『まぁな。バブルの崩壊を含めて、株価はときに世界的な
 歴史的大暴落になることがあるものだよな…。ジイさん。』


「ふむ…。バブルと言えば、古くは17世紀にオランダで起こった
 チューリップ・バブルや、バブルの語源にもなったとされる
 18世紀のサウスシー・バブルが有名であるが…、
 近代ではITバブルが記憶に新しく、『バブルはいつか必ず崩壊する』
 と言われることがあるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「バブル崩壊の予兆としては、ヒンデンブルク・オーメンが有名で、
 今年の6月13日に2年ぶり発生したことで話題となっておったが、
 https://www.j-cast.com/2017/06/14300576.html
 ヒンデンブルク・オーメンで必ず大暴落となるわけではないものの
 バブル的株価はやがて大きな調整となることがあるものじゃ…。」


『市場におけるバブルはこれからも「生成と崩壊を繰り返していく」
 ものなんだろうな…。ジイさん。
 最近話題の仮想通貨バブルも一度は崩壊するかもしれないな…。』


「ふむ…。『バブルはいつか必ず崩壊する』ということは、
 おそらくは相場の世界の真実(事実)であろうが…、
 17世紀にオランダで起こったチューリップ・バブル崩壊のように
 二度と再び『復興とならない大暴落』もあるものの、
 金融や株価など『主幹市場における大暴落は必ず再生する』
 という事実(史実)は、ある意味『投資の世界の不思議』と言っても
 よいのではあるまいかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、言われてみれば「暗黒の木曜日」も「ブラックマンデー」も
 そして、「ITバブル崩壊」も「リーマン・ショック」の歴史的暴落も
 ある程度時間は要しはしたが再生していくことになったからな…。
 大暴落の最中では市場も終わりかと恐怖で買えないものだが、
 タイム・マシンがあったなら、大暴落の激震後のバーゲンセールで
 今思えば、密かに株を買い持ちしておきたかったくらいだぜ…。』


「ふむ…。じつは世の投資家で巨万の富を得た人達の中には、
 バブルの上昇気流に乗り、うまく売り抜けた人達とともに…、
 タイム・マシンならずとも、歴史的な大暴落の後に
 しっかりと買い持ちをした人達がいるのじゃのう…。」


『天才的な蛮勇の逆張り野郎か、値ごろ感がたまたま当たっただけか
 ただ運が良かっただけ、なんじゃないのかなぁ…。』


「いや…。そうではないのじゃよ。溜口剛太郎殿。
 彼らは歴史的な『ある事』を知っていたのじゃ…。」


『えっ。なんだよそれは。歴史的な「ある事」って…。』


「ふむ…。金融や株価など主幹市場における世を震撼させるほどの
 歴史的な大暴落では、中銀が対策に動いたり政府が財政出動に動き
 『中銀や政府が総力を挙げて市場回復に努める』ということを
 彼らは歴史的に知っておったというわけなのじゃのう…。
 そして彼らは、中銀や政府が対策に動き始めたことを確認して
 買い出動したわけじゃが…、蛮勇の逆張りや、単なる値ごろ感で
 買い持ちしたわけではないということじゃ…。」


『……!』


「各国中銀や政府による市場押上げの力より強いものはあろうか…。
 彼らはこれを知っていて、確認の後に買いを実行したわけじゃ。」


『市場におけるバブルはこれからも『生成と崩壊』を繰り返して、
 「バブルはいつか必ず崩壊する」であろうが…、
 また一方、「中銀や政府が総力を挙げて市場回復に努める」とき、
 「主幹市場における大暴落は必ず再生する」ということは、
 「投資の世界の不思議」ならずとも、トレーダーとして
 歴史が証明している事実と知っておいてもよさそうだな…。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その245


先週の英総選挙では英保守党が318議席と過半数割れになりました。
さて今週は14日深夜の米FOMCが注目の焦点になります。



●今週(6月12日から16日)の主な予定

<6月12日(月)>

※ 豪が女王誕生日で休場。

朝8時50分に日機械受注(4月)、日国内企業物価指数(5月)、
深夜3時に米月次財政収支(5月)、
などが予定されています。日機械受注には一応注目です。


<6月13日(火)>

朝8時50分に日第2四半期大企業全産業景況判断BSI、
同8時50分に日第2四半期大企業製造業景況判断BSI、
午前10時半に豪NAB企業景況感指数(5月)、
午後2時半に仏第1四半期非農業部門雇用者数改定値、
午後5時半に英消費者物価指数(5月)、英生産者物価指数コア(5月)、
同午後5時半に英小売物価指数(5月)、
午後6時に独ZEW景気期待指数(6月)、
同午後6時に欧ZEW景気期待指数(6月)、
夜9時半に米生産者物価指数(5月)、米生産者物価指数コア(5月)、
などが予定されています。
英・独・欧・米の指標には注目です。
そして、OPEC月報の公表と
ムニューシン財務長官の公聴会(上院)が予定されています。


<6月14日(水)>

朝7時45分にNZ第1四半期経常収支、
午前11時に中国鉱工業生産(5月)、中国小売売上高(5月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(4月)、
午後3時に独消費者物価指数改定値(5月)、
午後5時半に英失業者数(5月)、英失業率(5月)、英ILO失業率(4月)、
午後6時に欧鉱工業生産指数(4月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米消費者物価指数(5月)、米消費者物価指数コア(5月)、
同夜9時半に米小売売上高(5月)、米小売売上高(除自動車 5月)、
夜11時に米企業在庫(4月)、
深夜3時に米FOMC、米FOMC声明、
深夜3時半からイエレンFRB議長の定例会見、
などが予定されています。
中国・独・英・欧・米の指標には注目です。


<6月15日(木)>

朝7時45分にNZ第1四半期GDP、
午前10時半に豪新規雇用者数(5月)、豪失業率(5月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値(5月)、
午後4時半にスイスSNB政策金利、スイスSNB声明、
午後5時半に英小売売上高指数(5月)、
午後6時に欧貿易収支(4月)、
午後8時に英BOE政策金利、英BOE議事録、
夜9時半に米NY連銀製造業景況指数(6月)、
同夜9時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(6月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に米輸入物価指数(5月)、米輸出物価指数(5月)、
同夜9時半に加製造業出荷(4月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(5月)、米設備稼働率(5月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(6月)、
早朝5時に対米証券投資(4月)、
などが予定されています。
NZ・豪・スイス・英・米の指標には注目です。
そして、ユーロ圏財務相会合も予定されています。


<6月16日(金)>

朝7時45分にNZ企業景況感(5月)、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策の発表、
午後3時半から黒田日銀総裁の定例会見、
午後6時に欧消費者物価指数確報(5月)、
夜9時半に米住宅着工件数(5月)、米建設許可件数(5月)、
同夜9時半に加国際証券取引高(4月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(6月)、
同夜11時に米LMCI労働市場情勢指数(5月)、
などが予定されています。
日・欧・米の指標には注目です。
そして、EU財務相理事会も予定されています。


<6月18日(日)>

仏国民議会下院選挙の決選投票が予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(6月5日から9日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが96.70で始まり、96.47へ低下した後に
反発して97.24で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.202%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)7月限は週レベルで45.83ドルへ低下しました。
NYダウは週間65.68ドル上昇、21271.97ドルで週の取引を終える。


<6月5日(月)>

報道「日本時間4日午後6時過ぎにロンドンでテロ、7人死亡。」
日経平均は41円安で寄り付き6円安で大引け。
報道「イランとカタールとの関係に対する問題で、サウジアラビア、
UAE、エジプト、バーレーンがカタールと国交断絶。」
スイス・独が休場。
英ユーガブ調査「英保守党305、労働党268議席を獲得する見込み。」
アトランタ連銀にボスティック新総裁が就任。
ISM非製造業の担当責任者ニーブス氏
「企業は上向きを維持。価格決定力が無くなった事実は現在はない。」
ホワイトハウス
「トランプ大統領はコミー前FRB長官の議会証言に対して、
 拒否する行政特権を行使しない。」
NYダウは22ドル安で取引を終える。


<6月6日(火)>

日経平均は48円安で寄り付き190円安で大引け。2万円台割り込む。
ホワイトハウスのマークショート議会担当補佐官
「8月の議会休会の前に連邦債務の上限引き上げを実施するよう望む。
 税制について中立が重要であるが、より重要なものは成長である。
 減税については米経済を前進させるために重要と確信している。」
豪RBA
「政策金利の現行1.50%での据え置きは
持続的な経済成長見通しと合致するもの。
CPIの長期的な目標達成に寄与。豪ドル高は経済の調整を複雑化。
雇用情勢はまちまち。賃金の伸びは総じて弱いが雇用の伸びは強い。
実質賃金の伸びの弱さが消費を抑制する。
活発な住宅投資はやや緩み始めるサインが出ている。」
英テレグラフ紙「支持率は英保守党が41%、英労働党が40%。」
中国「人民元安定のために米国債購入を増額する用意。」
ムニューシン米財務長官
「トランプ大統領は対中貿易不均衡を明確に問題視。
 対中不均衡の是正へ輸出押し上げが必要。
 短期的には中国経済に懸念はない。
 中国が市場をオープンにするか注視している。
 税制改革で上下議員と毎週協議を行っている。
 我々の政権では為替を真剣に取り扱っている。」
トランプ大統領
「史上最大規模の減税を目指す。国境の壁は建設する。
 惨事になる前にオバマケア代替措置が必要。」
NYダウは47ドル安で取引を終える。


<6月7日(水)>

日経平均は28円安で寄り付き4円高で大引け。
OECD経済見通し
「米国の成長率、今年は2.1%、来年は2.4%と予想。
 日本の成長率、今年は1.4%、来年は1.0%と予想。
 ユーロ圏の成長率、今年は1.8%、来年は1.8%と予想。」
ECB関係筋
「ECBが草案で2019年までのインフレ見通しを下方修正へ。
 インフレ率は2019まで各年1.5%程度となる公算。」
ユーロが一時急落。
ロイター「日銀が景気判断引き上げを検討、来週にも決定へ。」
EIA週間石油在庫統計では原油が329.5万バレル増。
原油先物は45.72ドル台。
報道「スペイン最大手サンタンデール銀が
経営危機のバンコ・ポピュラール・エイパニョール銀を買収救済。」
コミー前FBI長官(議会証言の事前テキスト)
「トランプ大統領が1月27日に自身をディナーに招待。
 トランプ大統領は忠誠を要求。
 2月14日の会合ではトランプ大統領はフリン氏の捜査終了を希望。
 3月30日の電話ではトランプ大統領自身が捜査対象ではないことを
 周知させる方策を探すよう要請。(命令ではなく要請)」
報道「トランプ大統領が新FBI長官に
元司法省高官のクリストファー・レイ氏を指名。」
NYダウは37ドル高で取引を終える。


<6月8日(木)>

早朝に北朝鮮が元山付近から日本海に向け複数のミサイルを発射。
日経平均は63円高で寄り付き75円安で大引け。
麻生財務相
「2%は目標として持っておかなければならない。
 消費増税は予定通りやらせていただきたい。」
ホワイトハウス関係筋
「トランプ大統領がセッションズ司法長官を解任する計画はない。」
ECB政策金利は0.00%に据え置き。上下限金利も−0.4%と+0.25%。
ECB
「金利追加引き下げを示唆するガイダンスを削除。
 金利は長期にわたり現行水準に維持する見込み。
 資産購入額は12月まで月額600億ユーロ、必要に応じ延長。」
ドラギECB総裁
「現行の金利水準はQE終了まで続ける。
 600億ユーロ規模のQEは少なくとも12月まで実施。
 成長へのリスク評価をほぼ均衡に上方修正。
 基調インフレ圧力は依然として低調。極めて大規模な緩和が必要。
 インフレ見通しの改定は主にエネルギー価格によるもの。
 今回の決定で反対はなかった。
 今後のテーパリングの方針について議論しなかった。
 ガイダンスの変更はデフレリスクが無くなったことが背景。
 ECBは必要なら依然として金利を引き下げることも可能。」
ECBスタッフ予測
「2017年の成長見通しを1.8%から1.9%に引き上げ。
 2018年の成長見通しを1.7%から1.8%に引き上げ。
 2019年の成長見通しを1.6%から1.7%に引き上げ。
 2017年のインフレ見通しを1.7%から1.5%に引き下げ。
 2018年のインフレ見通しを1.6%から1.3%に引き下げ。
 2019年のインフレ見通しを1.7%から1.6%に引き下げ。」
コミー前FBI長官(上院議会証言)
「自分は述べる立場にない。
 (大統領がロシア疑惑の捜査の妨害を試みたかとの質問に)
 大統領は選挙でのロシア疑惑の捜査をやめるよう要請していない。
 大統領が会合について嘘をつくだろうと懸念した。
 それが記録を取った理由。
 大統領はフリン氏捜査の中止を命令しなかった。
 フリン氏に関する大統領の言葉を指示と受け止めた。
 特別検察官の設置につながると思いメモ流出を望んだ。」
黒田日銀総裁(講演原稿)
「物価安定目標の達成にはなお距離がある。
 すでにデフレではなくなっている。
 政策は日本経済を正しい方向に導くもの。
 為替レートの変動を引き続きモニターして行く。
 日銀は為替レートの安定を目的に政策を運営しない。
 為替レート、均衡レンジからの逸脱は懸念になり得る。
 量的・質的緩和は狙い通りの効果。
 今年と来年は1.5%程度の成長に。労働市場は引き続き改善。
 個人消費は期待したほど強くない。
 日銀はこれまで物価水準目標を真剣に検討したことがない。」
NYダウは8ドル高で取引を終える。


<6月9日(金)>

英総選挙の出口調査
「与党保守党が第一党確保も単独過半数に届かず
 314議席(−17議席)を獲得の見込み。
 労働党は266議席(+34議席)の見込み。」
ポンドが急落。
日経平均は43円高で寄り付き104円高で大引け。2万円台を回復。
英BBC「メイ英首相は辞任する意向はない。」
英の株式市場(FTSE100)は一時1%超の上昇。
英選挙結果「与党保守党が318議席、労働党が262議席。」
英ガーディアン紙「メイ英首相は首相続投でDUPと暫定的に合意。」
メイ英首相
「今すぐに組閣を開始する。
 DUP(英北アイルランドのプロテスタント系民主統一党)と協力。
 EU離脱交渉は10日以内に開始へ。」
スペイン・カタルーニャ自治州首相
「独立を問う住民投票を10月1日に実施へ。」
報道「メイ内閣、主要閣僚は全て留任へ。」
アトランタ連銀「GDPPナウ」第2四半期予想を3.0%に下方修正。
ムニューシン米財務長官
「通貨操作をモニターすることは重要
 NAFTAの見直しは米、カナダ両国にとってポジティブ。
 8月の休会までに債務上限引き上げを望む。
 年内に税制改革を成し遂げることにコミットしている。
 税制改革よりも優先するものはない。
 税収の下げをあまり懸念していない。
 コミー氏がメモをリークしていたのは驚きだった。」
トランプ大統領
「コミー氏の証言では司法妨害も共謀も示されなかった。」
NYダウは89ドル高で取引を終える。


<6月10日>

英紙テレグラフ(電子版)
「英保守党員の3分の2近くがメイ氏は辞任すべきと考えている。
 保守党内の重鎮らが党首交代の可能性を含め態勢立て直しを協議。」



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初5日に110.36レベルで始まり、揉み合いを経た
後にしだいに軟調傾向で推移して7日のロンドン時間前半に週安値と
なる109.11へ下落する展開になりました。その後、切り返して、8日
の東京時間序盤に110.01へ反発しましたが、その後、東京時間終盤に
かけて109.38へ反落する展開になりました。その後、再び切り返して
揉み合いながらも堅調傾向で推移して、9日のNY時間序盤にかけて週
高値となる110.81へ上昇しましたが、その後、反落して110.33レベ
ルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初5日に1.1272レベルで始まり、1.12台前半
から1.12台後半を範囲とする揉み合いになりましたが、7日のロンド
ン時間に1.1204へ下落した後にNY時間前半に1.1282へ反発する上下
動になりました。その後、1.25台半ばから1.25台後半の揉み合いにな
りましたが、8日のロンドン時間前半から反落して、ECBの政策金利
発表とドラギECB総裁の会見で上下動となるも、しだいに軟調推移と
なって9日のNY時間序盤に週安値となる1.1166へ反落する展開にな
りました。その後、反発して1.1196レベルで週の取引を終えました。




●今週(6月12日から6月16日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは先週高値でもある9日の
高値の110.81を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は
111.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は2日の高値111.72、
ここを上抜けた場合は112.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合
は5月24日の高値112.12から3月31日の高値112.19を巡る攻防が
注目されます。
一方、下落した場合は、まずは110.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は9日の安値109.76、さらに下落
した場合は8日安値109.38、ここを下抜けた場合は7日の安値109.11
から109.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は4月18日安値
108.32、ここを下抜けた場合は4月17日の安値108.13を巡る攻防が
注目されます。


今週のドル円相場は経済指標およびイベントでは、12日の日機械受注
13日の米生産者物価指数とムニューシン財務長官の公聴会(上院)、
14日の中国鉱工業生産と中国小売売上高と米消費者物価指数と米小売
売上高と米FOMCと米FOMC声明とイエレンFRB議長の定例会見、
15日のNY連銀製造業景況指数とフィラデルフィア連銀製造業指数と
米新規失業保険申請件数と米鉱工業生産と米NAHB住宅市場指数と
対米証券投資、16日の日銀金融政策の発表と黒田日銀総裁の定例会見
と米住宅着工件数と米建設許可件数とミシガン大学消費者信頼感指数
速報と米LMCI労働市場情勢指数、などが注目されます。


先週の英国の総選挙ではメイ首相率いる英保守党が318議席と過半数
割れになり、北アイルランドのプロテスタント系民主統一党の協力の
もと政権運営をしていくことになりましたが、10日の英紙テレグラフ
(電子版)によれば「英保守党員の3分の2近くがメイ氏は辞任すべきと
考えている。保守党内の重鎮らが党首交代の可能性を含め態勢立て直
しを協議している。」と報じていてメイ首相の前途は多難なようです。

また、EU離脱に伴う清算金や、英国に住むEU市民の権利保護、新た
な自由貿易協定(FTA)の大枠など、項目だけで5000を超える(日経10
日の記事)と言われている英国のEUとの交渉も多難が予想されます。
英国を巡るリスクには引き続き留意が必要なようです。


さて、先週のコミー前FBI長官の上院情報特別委員会での証言は何と
か無事に通過した印象ですが、今週は14日の米消費者物価指数と米小
売売上高と米FOMCおよびFOMC金利予測(ドットチャート)とイエ
レンFRB議長の定例会見が注目の焦点になります。


今回のFOMCでの利上げは確実視されていますが、3月時点での失業
率の長期予測の中央値4.7%に対して5月の雇用統計では4.3%に改善
したその一方で賃金上昇が加速しない労働市場、また、利上げ判断で
重視するとするPCE物価指数は4月分で前年同月比+1.7%と予測の
+2%に届かない状況、そして米CPIの4月は1.9%と2%を割り込んで
いる状況となっていて、FOMCの金利予測(ドットチャート)が注目
されます。その結果とイエレンFRB議長の定例会見での今後の経済見
通しと利上げ見通し次第ながら、場合によってはセル・ザ・ファクト
となる可能性もありそうです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは9日のロンドン時間
の戻り高値1.1216を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は
9日の高値1.1237、さらに上昇した場合は8日の高値1.1269、ここを
上抜けた場合は7日の高値1.1282から2日の高値1.1285、さらに上昇
した場合は1.1300の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は2016年
9月8日の高値1.1327、さらに上昇した場合は2016年8月18日の高
値1.1366、ここを上抜けた場合は1.1400の「00」ポイントを巡る攻防
が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは9日の安値1.1166を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は5月30日の安値1.1109から1.1100の
「00」ポイント、さらに下落した場合5月18日の安値1.1075、ここ
を下抜けた場合は5月8日の高値1.1022、さらに下落した場合1.1000
の「000」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、13日の独・欧ZEW景気期待
指数、14日の独消費者物価指数改定値と欧鉱工業生産指数、16日の
欧消費者物価指数確報、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとし
て、13日の米生産者物価指数とムニューシン財務長官の上院公聴会、
14日の中国鉱工業生産と中国小売売上高と米消費者物価指数と米小売
売上高と米FOMCと米FOMC声明とイエレンFRB議長の定例会見、
15日のNY連銀製造業景況指数とフィラデルフィア連銀製造業指数と
米新規失業保険申請件数と米鉱工業生産と米NAHB住宅市場指数と
対米証券投資、16日の米住宅着工件数と米建設許可件数とミシガン大
学消費者信頼感指数速報と米LMCI労働市場情勢指数、などが注目さ
れます。


さて、先週のECB理事会ではガイダンスから利下げの可能性を示す文
言が削除され、景気見通しでは「下振れリスクが残る」から「概ね均
衡」になりましたが、「必要なら量的緩和を拡大」の表現は残されると
ともに、2019年までの成長見通しは上方修正されるもインフレ見通し
は下方修正されて、そして、ドラギECB総裁の会見で「現行の金利水
準はQE終了まで続ける。(中略)基調インフレ圧力は依然として低調。
極めて大規模な緩和が必要。今後のテーパリングの方針について議論
しなかった。ECBは必要なら依然として金利を引き下げること可能。」
と緩和姿勢の継続を示したことで、ユーロドルは揉み合いながらも、
やや軟調な相場展開になりました。


シカゴマーカンタイル取引所(CME)のIMM通貨先物ポジションによる
投機筋のユーロの買い越しが5月30日時点で約6年ぶりの高水準の
7万2869枚になっていましたが、先週のECB理事会及びドラギECB
総裁の会見を経て買い越しが減少したと思われます。

伊では来春と目されていた総選挙が早ければ年内にも実施される可能
性が浮上してきたとともに、9日にスペイン・カタルーニャ自治州首相
が「独立を問う住民投票を10月1日に実施へ。」と発表して、欧州を
巡る政治リスクには引き続き留意が必要なようです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その245 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十五話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。英国の氷の女王とも言われていたメイ英首相の
 前倒しの総選挙という大きな賭けは失敗して、英保守党は過半数を
 割り込みハングパーラメントとなって、DUP(民主統一党)が協力して
 政権運営をすることになったようだな…。』


「ふむ。英総選挙ではそのような結果になってしまったのう…。
 10日の英紙テレグラフ(電子版)によれば
 『英保守党員の3分の2近くがメイ氏は辞任すべきと考えている。
  保守党内の重鎮らが党首交代の可能性を含め態勢立て直し協議。』
 と報じていて、メイ英首相の前途は多難となりそうじゃのう…。」


『英総選挙を巡る余波にはまだ注意していた方がよさそうだな…。
 一方、先週のイベントの1つのコミー前FBI長官の上院情報特別委
 員会での証言では『大統領から要請は受けたが命令ではなかった。』
 として、何とか無事に通過したという印象だけど…、
 さて、今週はいよいよ米FOMCがあるが、どうなるんだろうね。』


「ふむ…。今回のFOMCでの利上げは既に確実視されており、
 むしろ利上げしないと市場が混乱することになろうが…、
 失業率は長期予測の中央値より改善するも、賃金上昇が加速しない
 労働市場、また、PCE物価指数は4月分で前年同月比+1.7%と
 予測の+2%に届かない状況、そして米CPIの4月は1.9%と
 2%を割り込んでいる状況となっていて…、
 FOMCの金利予測(ドットチャート)が注目されるのう…。
 その結果と、イエレンFRB議長の定例会見での今後の経済見通しと
 利上げ見通しの次第ながら…、場合によってはセル・ザ・ファクト
 となる可能性もありそうじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?
 6月6日(火)の日経新聞の一面のコラムの中に
 「企業の長期の利益水準からみた米国株の割高さは、
  大恐慌が始まった1929年の『暗黒の木曜日』に迫ってきた。」
 ともあり…、先週にペンディングとなっていた
 「リスクのお話」とか、なんちゃらかい?』


「ふむ…。そのお話もいつかはさせてもらいたいのじゃが…、
 今日は『投資の世界の不思議』のお話でもさせてもらおうかのう。」


『あははっ。また気が変わったというわけか…。
 まぁ、よろしい。「投資の世界の不思議」のお話とやらを
 聞いてやろうじゃないか…ジイさん。』


「ここでジイが述べることは、単に不思議だなと思っていることで、
 何かの批判をしたり、否定をするものではないということで
 聞いてもらいたいのじゃが、その投資の世界の不思議の1つとして
 世界の3大投資家のお話があるのじゃ…。溜口剛太郎殿。」


『それはどうのようなことだ?』


「ふむ。世界の3大投資家と言えば…、ウォーレン・バフェット氏と
 ジョージ・ソロス氏とジム・ロジャーズ氏と言ってよいと思うが、
 ジョージ・ソロス氏については有名なソロス・チャートがあり、
 テクニカル分析も駆使する投資家であるが…、他の2人、
 ウォーレン・バフェット氏とジム・ロジャーズ氏については
 もちろん価格動向としてチャートは見られるとは思われるも…、
 チャートにおけるテクニカル分析や金融工学を駆使しているとは
 思われず、いったい何を根拠に投資行動をしているかという
 不思議じゃ…。溜口剛太郎殿。」


『昨今はテクニカル分析や金融工学やAIの活用が盛んだが…、
 確かに言われてみれば、ウォーレン・バフェット氏と
 ジム・ロジャーズ氏は、移動平均線がどうだとかこうだとか言う
 テクニカル・トレーダーには思えないよな。』


「さりとて、米雇用統計がどうのCPIがどうの、というわけでもなく
 細かなファンダメンタルズ分析で立ち回っているとも思われず…、
 たとえば、世界の某所は高度経済成長期の直前の状況で
 人口増も見られるから、10年単位で投資する価値があるとか、
 ある産業は時代の流れでこれから大きく伸びる可能性があるとか、
 マクロ的視点とは思われるが…、彼らの投資行動の根幹は実は謎で
 少なくともテクニカル分析派ではない事は特筆すべき事であろう。」


『別の見方をすれば、世界の3大投資家の2人までもが、
 テクニカルを重要視していないことは不思議なことだよな…。
 投資行動を何をもって行っているか、実のところ謎というわけか。
 逆に言えば、テクニカル分析派の多くは、その2人に勝てていない
 ということにもなるだろうからな…。』


「ふむ…。投資において頭脳集団で金融工学も駆使していたであろう
 リーマン・ブラザーズが破綻したことは、トレーダーであれば
 誰もが知っていて…、そして、ソロモン・ブラザーズのトレーダー
 のジョン・メリウェザーの発案により設立され、FRB元副議長の
 デビッド・マリンズも参加して、さらにブラック-ショールズ方程式
 を完成させノーベル経済学賞を受賞したマイロン・ショールズと
 ロバート・マートンも参加し、ドリームチームと呼ばれたファンド
 LTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)が
 アジア通貨危機で破綻に至ったという史実もあるのじゃのう…。」


『LTCMについては、ポジションを取り過ぎて巨鯨となった彼らが、
 身動きが取れなくなって、手仕舞いたくても手仕舞えなかった
 ことが破綻の原因ともいわれているようだが…、期せずして、
 金融工学が万能ではないことを歴史が証明することになったよな。』


「これらの事は冒頭お話したように、テクニカルを否定するとか、
 テクニカルを批判してテクニカル無用論を意味するものではなく、
 単に『不思議な事実がある』と言っているのに過ぎないのじゃが、
 投資の世界にはこのような不思議な事実もあるものなのじゃのう。」


『まぁ、ウォーレン・バフェット氏とジム・ロジャーズ氏のような
 マクロ的視点を持ちえない我々、一般のトレーダーにとっては、
 テクニカルは少なくとも市場に臨む武器になるだろうからな…。』


「さて次に、投資の世界の不思議の2つ目じゃが…、
 『ヘッジ・ファンドには一般に知られない秘密の投資法がある』
 という神話やファンタジーが語られることがあるも…、
 https://zuuonline.com/archives/106813
 などで紹介されているように、
 世界一のグローバル・マクロ・ファンドであるレイ・ダリオ氏の
 ブリッジウォーター・アソシエイツでさえ、
 たとえば2016年1-2月期では7%の損失というのが現状で、
 月利100%だの月利300%などという秘密の投資法は
 果たして本当に存在するのか、という不思議じゃ…。」


『まぁ、月利100%や月利300%などで本当に運用ができたなら、
 ブリッジウォーターを超えるファンドが出てきてもよいものだが、
 実際にはそのようなファンドは事実上、出現していなく、
 また、主催者がフォーブス誌を飾ることもないようで、
 あたかも実在するかように喧伝はされているも、
 「ヘッジ・ファンドには一般に知られない秘密の投資法がある」
 という事は、神話やファンタジーに過ぎないのかもしれないよな。』


「こうしてみると、投資の世界はどうも不思議で満ち溢れている
 ようじゃのう…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その244


先週は日経平均が2万円台を回復して、NYダウも史上最高値を更新
しましたが、NFPが予想より弱くドルが売られる展開になりました。


●今週の主な予定

<6月5日(月)>

※ NZ・スイス・独などが休場です。

午前10時45分に中国Caixinサービス業PMI(5月)、
午後4時50分に仏サービス業PMI改定値(5月)、
午後4時55分に独サービス業PMI改定値(5月)、
午後5時に欧サービス業PMI改定値(5月)、
午後5時半に英サービス業PMI(5月)、
夜9時半に米第1四半期労働生産性確報、
同夜9時半に米第1四半期単位労働コスト確報、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(5月)、米製造業新規受注(5月)、
同夜11時に米労働市場情勢指数LMCI(5月)、
などが予定されています。
中国・英・米の指標には注目です。


<6月6日(火)>

朝8時01分に英BRC小売売上高調査(5月)、
午前10時半に豪第1四半期経常収支、
午後1時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後6時に欧小売売上高(4月)、
夜11時に加Ivey購買部協会景況指数(5月)、
などが予定されています。
豪・欧の指標には注目です。


<6月7日(水)>

朝7時45分にNZ第1四半期製造業売上高、
午前10時半に豪第1四半期GDP、
午後2時に日景気先行指数速報(4月)、日景気一致指数速報(4月)、
午後3時に独製造業新規受注(4月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に加住宅建設許可件数(4月)、
深夜4時に米消費者信用残高(4月)、
などが予定されています。
豪・独の指標には注目です。


<6月8日(木)>

朝8時01分に英RICS住宅価格指数(5月)、
朝8時50分に日第1四半期GDP二次速報、
同8時50分に日第1四半期GDPデフレータ二次速報、
同8時50分に日国際貿易収支(4月)、日国際経常収支(4月)、
午前10時半に豪貿易収支(5月)、
(時間未定) 中国貿易収支(5月)、
午後2時に日景気現状判断DI(5月)、日景気先行き判断DI(5月)、
午後2時45分にスイス失業率(5月)、
午後3時に独鉱工業生産指数(4月)、
午後3時45分に仏貿易収支(4月)、仏経常収支(5月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(5月)、
午後6時に欧第1四半期GDP改定値、
午後8時45分に欧ECB金融政策発表、
夜9時15分に加住宅着工件数(5月)、
夜9時半からドラギECB総裁の定例会見、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(4月)、
夜11時からコミー前FBI長官の上院情報特別委員会での証言、
などが予定されています。
また、英総選挙が予定されています。
日・中国・独・スイス・欧・米の指標と
コミー前FBI長官の証言と英総選挙には注目です。


<6月9日(金)>

午前10時半に中国消費者物価指数(5月)、中国生産者物価指数(5月)、
午前10時半に豪住宅ローン件数(4月)、
午後1時半に日第三次産業活動指数(4月)、
午後3時に独貿易収支(4月)、独経常収支(4月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産指数(4月)、仏財政収支(4月)、
午後5時半に英鉱工業生産指数(4月)、英製造業生産指数(4月)、
同午後5時半に英貿易収支(4月)、
夜9時に英NIESRのGDP予想、
夜9時半に加新規雇用者数(5月)、加失業率(5月)、
同夜9時半に加第1四半期設備稼働率、
夜11時に米卸売売上高(4月)、米卸売在庫(4月)、
などが予定されています。
中国・英・加の指標には注目です。


<6月11日(日)>

伊地方選挙と仏国民議会選挙の第1回投票が予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(5月29日から6月2日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが97.34で始まり、97.70へ反発した後に
反落して96.61で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.159%に低下しました。
NY原油先物(WTI)7月限は週レベルで47.66ドルへ低下しました。
NYダウは週間126.01ドル上昇、21206.29ドルで週の取引を終える。


<5月29日(月)>

早朝に北朝鮮が弾道ミサイルを発射。
日経平均は10円高で寄り付き4円安で大引け。
サンフランシスコ連銀総裁
「年内のバランスシート縮小開始を予想している。
 見通しが変わればバランスシートの予定も変更される。
 縮小は、目立たない、落ち着いた形で縮小するべきである。
 米経済はFRBの二つの命題にこれまでになく近づいている。
 米国は完全雇用に達し、それを上回る動き。
 インフレ率は来年までに2%目標にに達するとみられる。
 景気の過熱を防止するために、徐々に金利を引き上げていく。」
上海・英国・NYが休場。
オーストリア中銀総裁
「一国の成長が他国を害するとする考えは危険。
 金融危機後の成長は比較的緩やか。
 金融業のデジタル化は労働力の削減につながるだろう。」
ドラギECB総裁
「ユーロ圏の上向きの動きは底堅さを増している。
 成長への下方リスクは一段と後退。
 幾分かのテイルリスクは測定可能な程度まで後退してきている。
 ECBはユーロ圏に対するサポートが依然必要と強く確信。
 金融解除は時期尚早。」
報道「ギリシャが7月の70億ユーロの支払いができない可能性。」


<5月30日(火)>

日有効求人倍率が43年ぶりの高水準に。
日経平均は1円安で寄り付き4円安で大引け。
香港・上海は休場。
ギリシャ政府報道官
「債務削減がなければ次回分の融資を受け取らない可能性がある、
 との独紙ビルトの報道を否定する。」
ECB関係筋「6月理事会で経済見通しを上方修正へ。」
ブレイナードFRB理事
「バランスシート縮小の時期が近付いているのは明らか。
 世界経済は回復し、リスクバランスもより好ましいものに。
 弱いインフレ率が続くようだと、金利の変化を招く。
 追加利上げは相当すぐに実施。
 金融市場の状況はよりバランスのとれたものに。
 米国のGDPは第2四半期に持ち直す。
 バランスシート縮小は米国債やMBS市場に影響を与えない形で
 徐々に予測可能な方法で実施。
 中立なレートはかなり低く、現行からそれほど離れていない。
 中国は複雑な調整をコントロール。
 中国経済のリスク見通しは継続。
 ユーロ圏景気は力強い。日本でも良い兆候。
 海外からのダウンサイドリスクは低下。」
NYダウは50ドル安。


<5月31日(水)>

日経平均は47円安で寄り付き27円安で大引け。
ダラス連銀総裁
「インフレは緩やかでまだら模様だが、
 トレンド性が損なわれているとは考えず。
 世界的な過剰設備がインフレにとっての逆風に。
 人口構成の高齢化の進展がGDPの伸び鈍化に影響。
 FOMCの金利予測(ドットチャート)はきわめて有用。
 今年、失業率は一段と低下へ。
 今後数年間でインフレ率はゆるやかに2%へと上昇する見込み。
 FOMCの行動はドル相場に影響、注視する。
 緩和解除は忍耐をもってゆっくりと。
 インフレが制御できない事態は想定していない。」
報道「アフガンで爆弾テロ。90人死亡、400人以上負傷。」
ラウテンシュレーガーECB専務理事
「銀行規制改革は最終段階とすべき。緩和的な金融政策は適切。
 ECBは緩やかな刺激策の解除を準備すべき。
 状況が変化すればフォワードガイダンスも変更すべき。
 躊躇が長引けば新たな問題引き起こす。」
独連銀総裁
「ECBはフォワードガイダンスの調整をいつ始めるのかについて
 議論をスタートするべき。
 直近のインフレ率上昇は一時的なものではない。
 ECBはインフレについてうまく管理できていない。
 ECBのサポートが後退してもインフレ率は上昇していく。」
スイス中銀総裁
「金融危機は世界を変えた。
 マイナス金利はスイスフランの魅力を低下させた。
 スイスフランは明らかに過大評価。過大評価は大きな課題。
 必要とあれば為替市場で介入を実施。」
地区連銀経済報告(ベージュブック)
「米経済については、12の地区ほとんどで4月初めから5月にかけて
 緩やかなペースで拡大を続けた。
 ボストンとシカゴが前回の報告からやや減速とした。
 自動車を除く小売には大きな変化なし。自動車はやや減少。
 住宅緩やかなペースで成長。
 雇用市場は引き締まり継続。幅広い地区で労働不足に陥っている。
 雇用は緩やかなペースで拡大。
 賃金は緩慢もしくは緩やかなペースで拡大。
 物価は総じて変わらず。一部資源価格は上昇。」
ロス商務長官
「トランプ大統領はNAFTAを破棄するとは言っていない。
 貿易黒字は貿易赤字よりも国にとって利益がある。
 7月のNAFTA交渉に向けて議会と議論が必要。」
NYダウは20ドル安。


<6月1日(木)>

日経平均は41円高で寄り付き209円高で大引け。
中国首相
「北朝鮮のあらゆるミサイル発射実験に反対する。
 北朝鮮問題は外交的に解決しなければならない。」
ユーガブ調査「支持率は保守党42%に対して労働党は39%。」
報道「欧州委が伊モンテパスキの公的支援を承認。」
パウエルFRB理事
「世界経済見通しは明るく、米国は完全雇用に接近。
 FOMCでは今後のインフレ指標を注意深く評価。
 インフレ進行が鈍化、停滞しているのかどうか辛抱強く議論。
 経済が軌道上に留まるなら緩やかな利上げが必要。
 見通しへのリスクは以前よりも均衡してきている。」
米ADP雇用統計は予想より強い25.3万人。
報道「トランプ大統領が地球温暖化対策のパリ協定から離脱を表明。」
アトランタ連銀「GDPナウ」第2四半期は4.0%を予想。
NYダウは135ドル高で取引を終える。史上最高値を更新。


<6月2日(金)>

日経平均は110円高で寄り付き317円高の20177円で大引け。
英イプソス・モリ調査「英保守党支持45%、英労働党支持は40%。」
米雇用統計では、NFPが予想より弱い13.8万人、
(NFPの前回が21.1万人から17.4万に下方修正)
失業率は予想より強い4.3%、平均時給の前月比は予想とおりの0.2%
米10年債利回りが一時2.14%台へ低下。
コーンNEC委員長
「次期FRB議長人事はホワイトハウスでまだ何も決まっていない。」
フィラデルフィア連銀総裁
「軟調なインフレ指標巡る懸念は正当化されない。
 インフレ率は年末ごろに目標の2%に達すると予想。
 雇用は依然として強い。あと2回の利上げ予想を再表明。
 5月の13.8万人増は良い数字。
 年内のバランスシート縮小開始を予想。
 インフレは最近の低下にもかかわらず軌道上にある。」
NYダウは62.11ドル高の21206.29ドル。史上最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初5月29日に111.25レベルで始まり、軟調傾向
の揉み合いとなって、31日のロンドンフィックスにかけて110.48へ
下落する展開になりました。その後、切り返して、6月2日の東京時間
後半にかけて週高値となる111.71へ上昇しましたが、その後、米雇用
統計の発表後のロンドンフィックス過ぎに週安値となる110.33へ下落
して110.40レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初5月29日に1.1175レベルで始まり、30日
のロンドン時間序盤に週安値となる1.1109へ下落しましたが、その後
切り返して、揉み合いながらも堅調傾向で推移して6月1日の東京時
間前半に1.1256へ上昇する展開になりました。その後、NY時間序盤
にかけて1.1202へ下押した後に小幅な揉み合いとなりましたが、米雇
用統計の発表後に上伸してNY時間終盤にかけて週高値となる1.1285
へ上昇して1.1281レベルで週の取引を終えました。



●今週(6月5日から6月9日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは2日のNY時間後半の戻り
高値110.57を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は111.00
の「00」ポイント、さらに上昇した場合は5月31の高値111.22から
5月30日のNY時間の戻り高値111.24、ここを上抜けた場合は1日の
NY時間序盤の高値111.48、さらに上昇した場合は2日の高値111.71
ここを上抜けた場合は5月25日の高値111.95から112.00の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは2日の安値110.33から5月18日の安
値110.23を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は110.00
の「000」ポイント、さらに下落した場合4月25日の安値109.59、
ここを下抜けた場合は109.00の「00」ポイント、さらに下落した場合
は4月20日の安値108.72を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標およびイベントでは、5日の中国Caixin
サービス業PMIと米ISM非製造業景況指数と米製造業新規受注と米
労働市場情勢指数LMCI、8日の日第1四半期GDP二次速報と日第1
四半期GDPデフレータ二次速報と日国際貿易収支と中国貿易収支と
米新規失業保険申請件数とコミー前FBI長官の上院情報特別委員会で
の証言と英総選挙の結果、9日の中国消費者物価指数と中国生産者物価
指数、などが注目されます。


先週は、週末に日経平均が1年半ぶりに2万円の大台を回復して、NY
ダウも史上最高値を更新しましたが、米雇用統計では米失業率が16年
ぶりの低水準となるもNFPが市場予想より弱く前回値も下方修正され
たことを受けてドルが売られドル円が下落する展開になりました。

CMEのFEDウォッチでの6月FOMCでの利上げ確率は、雇用統計後
も95%超の水準で、6月利上げは濃厚ですが、今週はリスク・イベン
トとして8日の日本時間午後11時からのコミー前FBI長官の上院情報
特別委員会での証言と、9日未明から東京時間序盤にかけて判明する英
総選挙の結果が注目されます。

コミー前FBI長官の上院情報特別委員会での証言では、特別検察官に
任命されたモラー元FBI長官が捜査を進めていて、コミー氏が捜査に
支障となる事実の開示は避けるとの観測もありますが、トランプ大統
領から大統領補佐官だったフリン氏への捜査を中止するよう求められ
たとされる疑惑において、トランプ大統領がFBIの捜査を妨害する意
図があったことが証言で裏付けされた場合はトランプ大統領の弾劾に
発展する可能性もありますので注目されます。

一方、英総選挙については、調査会社により差異はあるも、英保守党
がリードながら英労働党が猛追していて、政党支持率が拮抗してきて
いることで、当初の「メイ首相が率いる英保守党の圧勝シナリオ」が
大きく揺らいでいるようです。英保守党が辛勝するとは思われますが
2016年のEU離脱を問う国民投票での逆転劇もあったことから、過度
の予断なく結果を見届けたいものです。英総選挙の結果は主にポンド
の動向に影響を与えますが、リスク・イベントとしてドル円にも影響
することが想定され、その結果が注目されます。


<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1.1300の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合2016年9月8日
の高値1.1327、さらに上昇した場合は2016年8月18日の高値1.1366
ここを上抜けた場合は1.1400の「00」ポイント、さらに上昇した場合
2016年6月23日の高値1.1427、ここを上抜けた場合は2016年5月
11日の高値1.1446を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは2日の米雇用統計後の押し安値1.1254
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は2日の米雇用統計
直前の押し安値1.1205から1.1200の「00」ポイント、さらに下落し
た場合は5月31日のの安値1.1164、ここを下抜けた場合は5月30日
の安値1.1109を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、6日の欧小売売
上高、7日の独製造業新規受注、8日の独鉱工業生産指数と欧第1四半
期GDP改定値と欧ECB金融政策発表とドラギECB総裁の定例会見と
英総選挙の結果、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、
5日の中国Caixinサービス業PMIと米ISM非製造業景況指数と米製造
業新規受注と米労働市場情勢指数LMCI、8日の中国貿易収支と米新規
失業保険申請件数とコミー前FBI長官の上院情報特別委員会での証言
9日の中国消費者物価指数と中国生産者物価指数、などが注目されま
す。


先週のユーロドルは、米雇用統計でNFPが市場予想より弱い結果とな
ったことも背景に1.12台後半へ上昇して年初来高値を更新しましたが
今週は8日のECB金融政策発表とドラギECB総裁の定例会見が注目
の焦点になります。

5月31日にラウテンシュレーガーECB専務理事が「緩和的な金融政策
は適切。」としながらも、「ECBは緩やかな刺激策の解除を準備すべ
き。状況が変化すればフォワードガイダンスも変更すべき。(要旨)」
と発言していることから、ドラギECB総裁は慎重姿勢ながらフォワー
ドガイダンスを出口戦略に向けて変更する可能性もありそうです。

そして、対ドル通貨ペアとして、コミー前FBI長官の上院情報特別委
員会での証言が注目されますとともに、英総選挙の結果が大いに注目
されます。8日から9日かけてユーロドルはボラタイルな相場展開に
なりそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その244 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十四話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は米ADP雇用統計が強い結果だったのに、
 週末の米雇用統計では米失業率が16年ぶりの低水準となるも、
 NFPが予想よりかなり弱く前回値も下方修正されたことでドルが
 売られる展開になったが…、6月利上げはどうなるんだろうな…。』


「ふむ。米ADP雇用統計が強い結果であっただけに、NFPの弱い
 結果はネガティブ・サプライズでドルが売られる展開になったが、
 CMEのFEDウォッチでの来週の6月FOMCでの利上げ確率は、
 雇用統計後も95%超の水準で、6月利上げは濃厚であろう…。
 ただ、6月14日その後の利上げ観測には諸説あるようで、
 来週のFOMCではドットチャートとイエレンFRB議長の定例会見
 での発言が注目されることになろうのう…。」


『今週は週末にメジャーSQがあるが、リスク・イベントとして
 8日の日本時間午後11時からのコミー前FBI長官の上院での証言と
 そして、英総選挙の結果が注目材料になりそうだな…。ジイさん。』


「ふむ。トランプ大統領が大統領補佐官だったフリン氏への捜査を
 中止するようコミー前FBI長官に求めたとされる疑惑については、
 特別検察官に任命されたモラー元FBI長官が捜査を進めていて、
 コミー氏が捜査に支障となる事実の開示は避けるとの観測も
 あるようじゃが…、もしも、8日のコミー氏の議会証言で
 トランプ大統領がFBIの捜査を妨害する意図があったことが
 裏付けされた場合は、トランプ大統領の弾劾に発展する
 その可能性もあるゆえ注目されるのう…。溜口剛太郎殿。」


『8日は「ロシアゲート」問題の1つのヤマ場になりそうだが…、
 トランプ大統領は地球温暖化対策のパリ協定から離脱を表明した
 ことで支持率もさらに低迷しているようで、
 8日はトランプ大統領にとっても重要な日になりそうだな…。
 ところで…、8日には英総選挙もあるがどうなるんだろうな。』


「ふむ。調査会社により差異があり…、6月1日の調査会社ユーガブ
 よれば、8日の英総選挙でメイ首相率いる保守党の獲得議席数は
 過半数に9議席足りない見通しとも報じられていて…、
 英保守党がリードながら英労働党が猛追していて、政党支持率が
 拮抗してきていることで、当初の『英保守党の圧勝シナリオ』が
 大きく揺らいでいるようじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『英保守党が政権公約で社会保障負担の増加を打ち出したことなどが
 影響しているようだが…、英保守党が辛勝すると思われるも、
 2016年EU離脱を問う国民投票で逆転劇もあった英国の選挙だけに
 安易な予断はできないのかもしれないな…。ジイさん。』


「ふむ…。8日の英総選挙の結果は9日未明から東京時間序盤にかけて
 判明すると思われるが、ポンドのみならず、リスクイベントとして
 ドル円やユーロドル相場にも影響を与えることになろうのう…。」


『またところで…、5月31日にラウテンシュレーガーECB専務理事が
 「緩和的な金融政策は適切。」としながらも、「ECBは緩やかな刺激
 策の解除を準備すべき。状況が変化すればフォワードガイダンスも
 変更すべき。(要旨)」と発言していたが…、8日のECB政策金利の
 発表およびドラギECB総裁の定例会見ではフォワードガイダンスが
 変更さるのかなぁ。ジイさん。』


「ふむ…。29日にドラギECB総裁は『ユーロ圏の上向きの動きは
 底堅さを増している。成長への下方リスクは一段と後退。』と
 しながらも、『ECBはユーロ圏に対するサポートが依然必要と
 強く確信。金融解除は時期尚早。』と発言していて…、
 慎重姿勢ではあるが、景気の下振れリスクを『均衡』に変更する
 とともに、もしかすると、フォワードガイダンスを変更する
 その可能性もあるのやもしれぬのう…。」


『もしもフォワードガイダンスが変更となったとしたら、
 ユーロドルはさらに上伸するのかねぇ…。ジイさん。』


「その可能性もなきにもしあらずじゃが…、先行織り込みの動きも
 見られているゆえ、フォワードガイダンスの変更内容の次第、
 ということになるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『事前予想するのではなく、相場の動き自体に聞けってか…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「NYダウが史上最高値を更新しているのに、米10年債利回りは
 2.15%台と低迷していて、これにちなみ
 今日は『コナンドラムのお話』、もしくは『リスクのお話』でも
 させてもらおうと思っておったが…、
 前段のお話に花が咲き、既に長くなり過ぎてしもうたようじゃ。
 それらのお話はまたの機会にさせてもらうとしよう…。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その243


G7首脳会議では自由で公正な貿易の推進を目指すことで一致して、
保護主義と闘うとの文言が盛り込まれることになりましたね。


●今週の主な予定

<5月29日(月)>

※ 上海・ロンドン・NYが休場。


<5月30日(火)>

※ 香港・上海が休場。

朝7時45分にNZ住宅建設許可件数(4月)、
朝8時半に日消費支出(4月)、日失業率(4月)、日小売業販売額(4月)、
午前10時半に豪住宅建設許可件数(4月)、
午後3時に独輸入物価指数(4月)、
午後3時45分に仏第1四半期GDP改定値、
同午後3時45分に仏消費者信頼感指数(5月)、仏消費支出(4月)、
午後4時にスイスKOF景気先行指数(5月)、
午後6時に欧消費者信頼感確報(5月)、欧経済信頼感(5月)、
夜9時に独消費者物価指数速報(5月)、
夜9時半に米個人消費支出(4月)、米個人所得(4月)、
同夜9時半に米コアPCEデフレータ(4月)、
同夜9時半に加第1四半期経常収支、
同夜9時半に加鉱工業製品価格(4月)、加原料価格指数(4月)、
夜10時に米ケースシラー住宅価格指数(3月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(5月)、
などが予定されています。
NZ・(日)・豪・仏GDP・独・米の指標には注目です。


<5月31日(水)>

朝8時01分に英GFK消費者信頼感(5月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(4月)、
午前10時に中国製造業PMI(5月)、中国非製造業PMI(5月)、
同午前10時にANZ企業景況感(5月)、
午後2時に日新設住宅着工戸数(4月)、
午後3時に独小売売上高指数(4月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数(5月)、仏卸売物価指数(4月)、
午後4時55分に独失業者数(5月)、独失業率(5月)、
午後5時半に英消費者信用残高(4月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(5月)、欧失業率(4月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に加第1四半期GDP、加GDP(3月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(5月)、
夜11時に米中古住宅販売成約(4月)、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
日・中国・独・欧・加・米の指標には注目です。


<6月1日(木)>

朝8時50分に日第1四半期法人企業統計設備投資、
午前10時半に豪小売売上高(4月)、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(5月)、
午後2時45分にスイス第1四半期GDP、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(4月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(5月)、
同午後4時半にスイス製造業PMI(5月)、
午後4時50分に仏製造業PMI改定値(5月)、
午後4時55分に独製造業PMI改定値(5月)、
午後5時に欧製造業PMI改定値(5月)、
午後5時半に英製造業PMI(5月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減予定数(5月)、
夜9時15分に米ADP雇用統計(5月)、
夜9時半に米第1四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜9時半に米第1四半期単位労働コスト確報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米ISM製造業景況指数(5月)、米建設支出(4月)、
などが予定されています。
豪・中国・スイスGDP・英・米の指標には注目です。
そして、EU・中国首脳会議が予定されています。


<6月2日(金)>

午後2時に日消費者態度指数(5月)、
午後5時半に英建設業PMI(5月)、
午後6時に欧生産者物価指数(4月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数(5月)、米失業率(5月)、
同夜9時半に米平均時給(5月)、米貿易収支(4月)、
同夜9時半に加貿易収支(4月)、加第1四半期労働生産性指数、
などが予定されています。
英・欧・米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが97.03で始まり、96.70へ下落した後に
反発して97.36で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.250%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)7月限は週レベルで49.80ドルへ低下しました。
NYダウは週間275.44ドル上昇、21080.28ドルで週の取引を終える。


<5月22日(月)>

報道「21日午後4時59分に北朝鮮がミサイルを1発を発射。」
日経平均は79円高で寄り付き87円高で大引け。
メルケル独首相
「ユーロ相場は安すぎる。独製品をより安価にしている。」
ダラス連銀総裁
「今年あと2回の利上げが適切。
 3、4月のインフレ低下はトレンド弱まり示さず。
 今年の原油価格は40ドル台半ばから50ドル台半ばを予想。
 バランスシートは年内に縮小開始するべき。
 完全雇用にかなり近づいている。」
バイトマン独連銀総裁
「回復が賃金を上昇させるようなら、正常化は近づく。
 ユーロ圏のインフレ圧力は弱まっている。」
報道「トランプ大統領の支持率は37%まで低下。」
NYダウは89ドル高で取引を終える。


<5月23日(火)>

報道「英国マンチェスターアリーナで爆破事件が発生。」
日経平均は30円安で寄り付き65円安で大引け。
麻生財務相「G7で自由貿易に関する力強いメッセージを出す。」
シカゴ連銀総裁
「金利の実効的な下限が金融当局者にとって大きな課題となる。
 回復力のある経済と安全な金融システムのために、
 名目金利が実効的な下限を上回る必要。
 目標達成のためにあらゆる政策を実行すべき。」
メイ英首相「マンチェスターでの自爆テロは北イングランド最悪。」
ムニューシン米財務長官
「10年で米財政に均衡をもたらす必要。年内の税制改革完了を望む。
 予算案に税制変更を織り込むのは時期尚早。
 キャピタルゲイン課税は最も非効率的。
 国境調整税は為替を動かす可能性が懸念されている。
 大統領は給付金制度を変更の意向はない。」
18会計年度の米予算教書
「10年間で3.6兆億ドルの歳出削減に取り組む。
 21年以降は3%成長を実現。10年後に財政収支を黒字化。
 インフラ投資は10年間で計2千億ドルを投じる。
 インフラ投資は10年間で総額1兆ドルとした目標の8割は
 民間資金で賄う方針。
 歳出削減策ではオバマケアの見直しと
 低所得者向けメディケイドの支出を大幅に削減。
 連邦政府の累積債務は27年度にGDP比60%を下回る。
 国防費は18年度に540億ドル増やす。
 地球温暖化対策などの予算は削減。
 メキシコ国境の壁建設する費用として16億ドルを投じる。
 法人税率を現行の35%から15%に引き下げる。
 所得税は10、25、35%の3段階に簡素化。」
NYダウは43ドル高で取引を終える。


<5月24日(水)>

日経平均は164円高で寄り付き129円高で大引け。
プラートECB理事
「基調インフレは引き続き抑制されている。デフレリスクは解消。
 しっかりとした循環的景気回復が強まっている。
 外部ショックからの回復力はきわめてしっかりしている。
 調査では強い第2四半期成長が見込まれている。」
コンスタンシオECB副総裁
「金融政策の目標はインフレ、金融安定ではない。
 銀行の収益性は金融政策の伝播を阻害していない。
 時期尚早な刺激策の解除には注意しなければならない。」
ドラギECB総裁
「フォワードガイダンスから離れる理由はない。
 銀行の収益性は金融政策の伝播を阻害していない。
 時期尚早な刺激策の解除には注意しなければならない。
カナダ中銀声明
「現在の刺激策は現段階では適切。直近のデータは心強い。
 4月の金融政策報告で指摘した不確実性が見通しをなお不透明に。
 原油安に対する調整は概ね完了した。
 住宅市場の動きは依然として沈静下していない。
 第1四半期は強い成長から、第2四半期はある程度緩むと予想。」
FOMC議事録
「引き締めは近く適切になる公算大。
 景気減速が一過性であるという証拠を待つのが賢明。
 大半はインフレのデータは一時的な現象と判断。
 バランスシート縮小規模を3ヵ月ごとに引き上げも。
 スタッフのバランスシート縮小計画は徐々に再投資を縮小。
 大半は年内の資産縮小開始を支持。
 大半は世界経済のリスクは更に後退と判断。
 個人消費は今後数ヵ月で回復と予想。」
ムニューシン米財務長官
「議会休会前に債務上限の引き上げを。
 暫定的な税制改革の方が何もないよりはまし。
 富裕層はやすやすと税逃れをすることはできないと確信。
 ボーイング、エアバスのイラン関連ライセンスを調査中。
 50年と100年物の超長期債の発行を検討。」
NYダウは74ドル高で取引を終える。


<5月25日(木)>

日経平均は5円安で寄り付き70円高で大引け。
ダラス連銀総裁
「今年3回の利上げが私の基本的なシナリオ。
 中立的な金利は2%から3%の間にある。
 まだ2%のインフレターゲットを下回っている。
 緩和政策の解除については急がずに辛抱強く行う必要がある。
 バランスシート縮小は市場の影響を最小化させる方法で行うべき。
 労働市場はほぼ完全雇用に近づいている。
 これ以上財政赤字を拡大する形でのGDPの押し上げはできない。
 カナダやメキシコとの貿易は、米国の国際競争力を押し上げる。」
岩田日銀副総裁
「出口戦略について市場が混乱するようなことがないよう進めたい。
 心配されるようなことはないと確信している。
 仮想通貨について動向を今後とも研究。決済への利用は限定的。
 付利金利を引き上げると長期金利も相応に上昇する。
 保有国債も高利回りに入れ替わり受け取り利息増加する。
 物価2%時の付利金利水準を現時点で言及することは困難。」
文部科学省の前川喜平前事務次官
「安倍首相の友人が理事長を務める学校法人加計学園の
 獣医学部新設計画を巡る記録文書は確実に存在していた。」
報道「ムーディーズが中国の国債を28年ぶりにA1に格下げ。」
報道「OPEC総会で減産の9ヶ月延長を合意。」
ブレイナードFRB理事
「現在の世界経済は明るくなっている。日本には安定化が見られる。」
ムニューシン米財務長官(上院議会証言)
「税制改革は成長目標に対して大きな役割を果たす。
 税制改革は簡素で、より競争力のあるものにする。
 雇用が拡大するような超党派の税制計画を希望する。
 トランプ大統領の目標は3%成長。」
米連邦高裁「トランプ大統領の入国制限令の執行差し止めを支持。」
コンスタンシオECB副総裁
「全体的なリスクはなお下向き。
 インフレ調整を確かなものにするには刺激策は重要。」
NYダウは70ドル高で取引を終える。


<5月26日(金)>

日経平均は14円安で寄り付き126円安で大引け。
ロンドン時間に原油先物が49ドル台へ反発。
米第1四半期のGDP改定値や個人消費改定値は市場予想より強い。
G7「テロと過激主義への対策は優先課題。北は新たな段階の脅威に。」
NYダウは2ドル安で取引を終える。


<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初22日に111.03レベルで始まり揉み合いとなっ
て翌23日のオセアニア時間に週安値となる110.86へ下落しましたが
その後、揉み合いながらも反発して、24日のロンドンフィックスに
かけて週高値となる112.12へ上昇する展開になりました。その後、
反落して、翌25日のオセアニア時間に111.48へ下押しましたが、
その後、切り返して、NY時間にかけて111.95へ反発する展開になり
ました。その後、小幅な揉み合いとなりましたが、翌26日の東京時間
後半から軟調推移となってロンドン時間に110.88へ下落する展開にな
りました。その後、反発して111.33レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初22日に1.1196レベルで始まりロンドン時
間に1.1161へ下落しましたが、その後、反発してNY時間に1.1263へ
上昇する展開になりました。その後、揉み合いを経て翌23日のロンド
ン時間序盤に週高値となる1.1268へ上昇しましたが、その後、反落し
て翌24日のロンドンフィックスにかけて1.1168へ下落する展開にな
りました。その後、切り返して、翌25日のロンドン時間序盤にかけて
1.1250へ反発しましたが、その後、反落して、翌26日の東京時間前半
に1.1185へ下押しする展開になりました。その後、切り返して、ロン
ドン時間序盤に1.1234へ反発しましたが、その後再び反落して揉み合
いになり1.1183レベルで週の取引を終えました。



●今週(5月29日から6月2日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは25日のオセアニア時間の
安値111.48を巡る攻防が注目されます。さらに上昇した場合は25日
のNY時間の戻り高値111.95から112.00の「00」ポイント、ここを
上抜けた場合は先週高値でもある25日の高値112.12、さらに上昇した
場合は17日のロンドン時間の揉み合い上辺112.54、ここを上抜けた場
合は113.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは111.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は26日の安値110.88から23日の
安値110.86、さらに下落した場合は18日の安値110.23、ここを下抜
けた場合は110.00の「000」ポイント、さらに下落した場合4月25日
の安値109.59を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、30日の米個人消費支出と米個人所
得と米コアPCEデフレータと米ケースシラー住宅価格指数と米消費者
信頼感指数、31日の日鉱工業生産速報と中国製造業PMIと中国非製造
業PMIと米シカゴ購買部協会景気指数と米中古住宅販売成約と米地区
連銀経済報告、6月1日の中国財新製造業PMIと米ADP雇用統計と
米新規失業保険申請件数と米ISM製造業景況指数、2日の米非農業部
門雇用者数と米失業率と米平均時給と米貿易収支、などが注目されます。


さて、イタリアで開催されたG7首脳会議では、北朝鮮が新たな段階の
脅威になっているとの認識で一致するとともに、自由で公正な貿易の
推進を目指すことで一致して、「あらゆる」という文言は削除されまし
たが、保護主義と闘うとの文言が宣言に盛り込まれることになりまし
た。

週初、まずはG7首脳会議を巡る市場反応が注目されます。
そして、引き続きトランプ米大統領の「ロシアゲート」問題が注目さ
れますが、先週は文部科学省の前川前事務次官の爆弾発言があり加計
学園問題が安倍政権の思わぬアキレス腱となる可能性もありますので
今後の展開が注目されます。そして、FF金利先物の動向から計算され
るCMEのFedwatchでは6月14日FOMCでの米利上げ確率が90%
近くになっていますが、今週末の米雇用統計の結果が注目されます。


<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1.1200の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は26日の高値の
1.1234、さらに上昇した場合は25日の高値1.1250、ここを上抜けた場
合は先週高値でもある23日の高値1.1268、さらに上昇した場合2016
年9月26日の高値1.1279、ここを上抜けた場合は1.1300の「00」ポ
イント、さらに上昇した場合は2016年9月8日の高値1.1327、ここ
を上抜けた場合は2016年8月18日の高値1.1366を巡る攻防が注目さ
れます。
一方、下落した場合は、まずは26日の安値1.1160を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は18日のNY時間の戻り高値1.1138、
さらに下落した場合は1.1100の「00」ポイント、ここを下抜けた場合
17日ロンドン時間の安値1.1081から18日の安値1.1075、さらに下落
した場合は1.1000の「000」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、30日の仏第1四半期GDP改
定値と独消費者物価指数速報、31日の独失業者数と独失業率と欧消費
者物価指数速報と欧失業率、6月2日の欧生産者物価指数、などが注目
されますが、対ドル通貨ペアとして、30日の米個人消費支出と米個人
所得と米コアPCEデフレータと米ケースシラー住宅価格指数と米消費
者信頼感指数、31日の中国製造業PMIと中国非製造業PMIと米シカ
ゴ購買部協会景気指数と米中古住宅販売成約と米地区連銀経済報告、
6月1日の中国財新製造業PMIと米ADP雇用統計と米新規失業保険申
請件数と米ISM製造業景況指数、2日の米非農業部門雇用者数と米失
業率と米平均時給と米貿易収支、などが注目されます。


さて、6月の仏議会選挙が近づいていますが、IMM通貨先物ポジショ
ン http://zai.diamond.jp/list/fxmarket/imm ではユーロドルの買い
越しが続いています。また、2019年の任期満了を向かえるドラギECB
総裁の後任にタカ派で知られるバイトマン独連銀総裁が就くとの観測
がありますが、先週のユーロドルは1.12を挟むレンジ性の相場展開に
なりました。今週は対ドル通貨ペアとして、引き続きトランプ米大統
領の「ロシアゲート」問題が注目されますとともに、6月14日FOMC
前のイベントとして今週末の米雇用統計の結果が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その243 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十三話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円やユーロドルは上下動のレンジ性の
 相場展開だったが…、今週も「ロシアゲート」問題が引き続き
 注目されるけど、週初まずはイタリアで開催されていたG7首脳会議
 を巡る市場反応が注目されそうだな…。』


「ふむ。G7では地球温暖化対策については一致には至らなかったが、
 『北朝鮮が新たな段階の脅威になっている』との認識で一致すると
 ともに『自由で公正な貿易の推進を目指す』ことで一致して…、
 「あらゆる」という文言は削除されるも、米国が折れる格好で
 『保護主義と闘う』との文言が宣言に盛り込まれることになった
 ようで…、週初はG7首脳会議を巡る市場反応が注目されよう…。」


『もしかすると、トランプ大統領は今後、「アメリカ・ファーストは
 保護主義ではない。」なんて強弁をするのかもしれないよな…。
 ところで話は変わるが…、先週は文部科学省の前川前事務次官の
 「安倍首相の友人が理事長を務める学校法人加計学園の
  獣医学部新設計画を巡る記録文書は確実に存在していた。」
 とする爆弾発言があったよな…。ジイさん。』


「ふむ…。野党の追及も厳しくなってきて、森友学園問題に続き、
 加計学園を巡る問題が安倍政権の思わぬアキレス腱となる可能性も
 あるやしれぬ…。少し心配じゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。『トレード手法の好みと相性のお話』でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よろしい…。聞いてやろうじゃないか。』


「トレーダー各々、トレード手法には好みや相性があるものでのう。
 高勝率を好む人、高獲得Pipsを好む人、低ドローダウンを好む人、
 また、より多いトレードチャンスを好む人など、様々であるが…、
 全てを完璧に満たす聖杯は存在しない故に、トレード手法では
 好みや相性も大切なファクターになるものなのじゃのう…。」


『まぁ、いくら高勝率でペイオフ・レシオやプロフィット・
 ファクターが優れていても、トレードチャンスが例えば月1回など
 極端に少なくては期間パフォーマンスとしては良いとは言えず…、
 また、高獲得Pipsでも大きなドローダウンでは危険なトレードで、
 そして、いくらトレードチャンスが多くても勝率が悪ければ
 決して良いトレード手法とは言えないだろうからな…。』


「ふむ。それにトレーダーにはそれぞれ資金量やライフスタイルなど
 トレード環境が異なるとともに、好みも異なるもので…、
 そしてトレード手法には相性というものもあるものなのじゃのう。」


『……。』


「例えば…、ドル円では輸出企業の円転などで、毎月23日から
 月末までは、午前9時に売り、午後3時に手仕舞うことを
 淡々と繰り返すことによって、勝ち負けのトータル収支で
 統計上、月利3%ほどの利益になると言われておるが…、もちろん、
 円売り材料が出た場合はこの間でもドル円は上昇するワケで、
 いくら統計上、月利3%ほどの利益になると言われていても
 ドル円を午前9時に売り午後3時に手仕舞うことを機械的に淡々と
 繰り返すという事を実行するトレーダーは少ないことじゃろう…。」


『まぁな…。トレーダーの9割近くは負けているともいわれていて、
 月利3%…、単純計算で年利36%は実は凄いことだけど…、
 その日の動意を観てトレードする方がより儲けられそうな気もして
 毎月23日から月末まで午前9時に売り午後3時に手仕舞うことを
 機械的に行うことには抵抗があるトレーダーも多いことだろうよ。』


「ふむ…。このようにトレードでは、知っていてもなかなか出来ない
 ということもあるものなのじゃのう…。
 また、いくらパフォーマンスに優れた手法でも煩雑であったり、
 脳内並行処理要素が多い場合は、人によっては難し過ぎて出来ない
 とか、混乱してしまうということもあるものなのじゃ…。」


『まぁ、そういうこともあるんだろうな…。』


「新進気鋭の頃はより良き最善を求めようとするものじゃが…、
 トレーダーも経験を経てくると、自分自身のトレード環境や
 好みや手法との相性も鑑みて、次第に『落し処』というものが判り
 ベストならずとも、自分自身にとってのベターな手法に
 落ち着いてくることが多いものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『憧れのスターが必ずしも自分自身の配偶者に相応しいわけではなく
 自分自身にとって良き妻や良き夫がいるのと同じようなものか…。』


「あははっ。溜口剛太郎殿のたとえ話が適切かどうかはわからぬが…、
 よく、移動平均線に始まり移動平均線に終わるとか…、
 ラインに始まりラインに終わるとか、ダウに始まりダウに終わる、
 などと言われることがあるように…、
 いろいろな手法の変遷を経て、最終的に移動平均線や
 水平線などのラインや、ダウ理論やプライスアクションなど
 シンプルな手法を基本とするトレーダーは少なくないようで…、
 これは、より良き最善のベストならずとも、
 『自分自身にとってのベターな手法として落し処を見つけた』
 ということになるのではあるまいかのう…。溜口剛太郎殿。」


『手法の選定では、より良きものを追求していくのみならず、
 自分自身のトレード環境や好みや能力や手法との相性も鑑みて、
 「自分自身にとってベターな手法として落し処を見つけていく」
 ということは大切な事なのかもしれないよな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その242


先週は「ロシアゲート疑惑」によるトランプ政権への懸念で
ドル円が一時110円台前半へ下落しましたね。


●今週の主な予定

<5月22日(月)>

※ カナダがビクトリアデーで休場

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(5月)、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(4月)、
午後2時に日景気先行指数改定値(3月)、日景気一致指数改定値(3月)
などが予定されています。
日貿易収支には一応注目です。


<5月23日(火)>

午後1時半に日全産業活動指数(3月)、
午後3時にスイス貿易収支(4月)、
同午後3時に独第1四半期GDP確報、
午後3時45分に仏企業景況感指数(5月)、
午後4時に仏製造業PMI速報(5月)、仏サービス業PMI速報(5月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(5月)、独サービス業PMI速報(5月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(5月)、欧サービス業PMI速報(5月)、
同午後5時に独IFO景況感指数(5月)、
午後5時半に英財政収支(4月)、
夜9時半に加卸売売上高(3月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(4月)、
同夜11時にリッチモンド連銀製造業指数(5月)、
などが予定されています。
独・仏・欧・米の指標には注目です。
そして、米予算教書の発表が予定されています。


<5月24日(水)>

朝7時45分にNZ貿易収支(4月)、
午前9時から黒田日銀総裁の発言、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(6月)、
午後4時15分にスイス第1四半期鉱工業生産、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
午後9時45分からドラギECB総裁の発言、
夜10時に米住宅価格指数(3月)、米第1四半期住宅価格指数、
夜11時に米中古住宅販売件数(4月)、
同夜11時に加BOC政策金利、加BOC声明、
深夜3時に米FOMC議事録要旨、
などが予定されています。
NZ・加・米の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。


<5月25日(木)>

※ スイスが休場。

午後5時半に英第1四半期GDP改定値、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、米卸売在庫(4月)、
などが予定されています。
英・米の指標には注目です。
そして、NATO首脳会談とOPEC総会が予定されています。


<5月26日(金)>

朝8時半に日全国消費者物価指数(4月)、
朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(4月)、
夜9時半に米第1四半期GDP改定値、米第1四半期個人消費改定値、
同夜9時半に米第1四半期GDPデフレータ改定値、
同夜9時半に米耐久財受注(4月)、米耐久財受注(除輸送用機器 4月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(5月)、
などが予定されています。
日・米の指標には注目です。
そして、G7首脳会議がイタリアで27日まで開催予定です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが99.08で始まり、軟調傾向で推移して
2016年11月以来となる97.00で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.235%に低下しました。
NY原油先物(WTI)7月限は週レベルで50.67ドルへ上昇しました。
NYダウは週間91.77ドル下落、20804.84ドルで週の取引を終える。


<5月15日(月)>

独の最大規模地方選挙で与党が勝利、秋の独総選挙への懸念が後退。
日経平均は130円安で寄り付き14円安で大引け。
プーチン露大統領「石油減産の9ヶ月間延長を支持する。」
IMF「独は恒常的に巨額の経常収支黒字となっている。
独は対外不均衡を是正すべき。
独はより急速な賃金と物価上昇を招く可能性。」
プラートECB理事
「インフレ圧力は依然として抑制。
ユーロ圏経済には引き続き高い水準の刺激策が必要。」
NY連銀製造業景況指数は予想より弱い−1.0。
マクロン仏大統領がエドゥアール・フィリップ氏を仏首相に指名。
サウジとロシアが9カ月間の減産延長で合意。
ワシントンポスト
「トランプ大統領がロシアにイスラム国に関する情報漏洩の疑惑。」


<5月16日(火)>

日経平均は83円高で寄り付き一時19,998に上昇も49円安で大引け。
英CPIなど物価指数は予想より強い。
英株式市場は9日続伸で7500台へ上昇。
米住宅関連指標は予想より弱い。
アトランタ連銀のGDPナウ第2四半期は4.1%を予想。
クーレECB専務理事
「長期金利上昇はECBの政策に影響を及ぼしていない。
金融市場の状況は回復を非常に支援している。
一部の変動は市場にとって自然であり健全な動き。
ECBは市場に変動を与えることを望んではいない。
ECBは透明で時間的整合性がとれたコミュニケーションが必要。」
ヘイリー国連大使
「ミサイル実験を中止するなら米国は北朝鮮と協議する可能性ある。」
マコネル米共和党院内総務
「税制改革は歳入に対して中立的である必要。
国境勢は恐らく上院で通過しない。」
米安全保障担当補佐官H・R・マクマスター氏
「トランプ氏がロシア外相と駐米大使と交わした会話は適切なもの。」


<5月17日(水)>

日経平均は113円安で寄り付き104円安で大引け。
独仏の株式市場は1%超の下落。
プーチン露大統領
「米政権が望むならラブロフ外相とトランプ大統領との
協議記録を提供する用意がある。
機密漏洩疑惑は米国の政治的統合失調症の兆候。
反ロシア感情をかき立てるのが目的。」
バーナンキ前FRB議長
「テーパータントラムのリスクは非常に低い。
FRBは年内に緩やかな利上げを続けると予想。
市場は先月まで政治リスクを無視してきた。
しばらくは緩やかな成長が続くと予想。
失業率は下限に達するほど非常に低い。」
ホワイトハウス
「大統領は4人のFBI長官候補と面会へ。
大統領とロシア外相とのロシア側の記録について承知していない。
大統領とコミー前FBI長官との協議の説明は正確ではない。」
報道「米大統領は在イスラエル米大使館のエルサレム移転を排除へ。」
NY時間に米10年債利回りが一時2.21%台へ低下。
NYダウは372ドルの下落。VIX指数が15.59へ急伸。


<5月18日(木)>

日経平均は257円安で寄り付き261円安で大引け。
独連銀総裁
「回復が続けばECB政策はは正常化すべき。
ユーロ圏の政治リスクは後退している。」
クーレECB理事
「行動が遅きに失すること警戒。
金融政策の過度の漸進主義はリスクを伴う。」
英小売売上高指数は市場予想より強い。
ロンドン時間に米10年債利回りが一時2.18%台へ低下
ECB議事要旨
「インフレ目標に向けた進展は不十分との見方を広く共有。
一部メンバーは景気見通しリスクは総じて均衡とみている。
複数のメンバーは下振れリスクが大きいとの判断を継続。
3月経済予測で指摘された力強い賃金上昇の前提は不確実。
6月の予測でインフレ予想の下方修正の可能性もある。
6月の予測に向けて回復の継続性と
インフレ見通しを再検討する可能性。
回復の勢いが継続しインフレが進展すれば、
フォワードガイダンスの調整を検討も。」
ムニューシン米財務長官
「税制改革で3%成長を実現へ。
日本や中国など6カ国・地域を為替政策の監視対象として注視。
税制や住宅、規制改革が最重要政策。」
ドラギECB総裁
「危機は過ぎ去った。ユーロ圏の回復は力強く全体に広がっている。
世界経済の下振れリスクは緩んだ。」
クリーブランド連銀総裁
「インフレは来年またはそれ位に2%の目標に達する公算。
FRBが後手に回わらないように警戒する必要。
市場のボラティリティは今のところ自身の見通しに影響はない。
バランスシート縮小は漸進的で予想可能な方法目指す。
バランスシート縮小でFRBは市場を驚かせないであろう。」


<5月19日(金)>

日経平均は37円高で寄り付き36円高で大引け。
メルケル独首相
「英国のEU離脱交渉は英総選挙翌日から開始する。
英国にとってEU離脱は高くつく可能性。
セントルイス連銀総裁
「FOMCの想定金利軌道は積極的過ぎる可能性。
インフレは過去数ヵ月、下向きサプライズ。
現行の失業率はインフレが大幅に上昇する可能性を意味しない。
恐らく利上げには反対しない。
バランスシート縮小の債券市場への影響は最小になると見込む。
第2四半期の成長は回復へ。しかし2%超えるとは予想していない。」
独シュピーゲル誌
「ドイツのメルケル首相とショイブレ財務相は、
2019年の任期満了を向かえるドラギECB総裁の後任に
バイトマン独連銀総裁を据えたい意向。」
サンフランシスコ連銀総裁
「米経済は良好。海外経済も全般的に良好。
米経済や雇用は拡大が続くと予想。」
ローゼンスタイン司法副長官
「トランプ大統領のコミーFBI長官の解任は適切。」
ワシントン・ポスト
「ロシア疑惑の捜査でトランプ大統領に近い人物が容疑者に。」


<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初15日に113.15で始まりNY時間後半にかけて
週高値となる113.85へ上昇しましたが、その後、反落して113円台前
半の揉み合いを経た後に17日のオセアニア時間に112円台へ下落する
展開になりました。その後も軟調傾向で推移して、18日のオセアニア
時間に110.53へ下落した後にロンドン時間序盤にかけて111.42へ反
発しましたが、その後、再び反落して週安値となる110.23へ下落する
展開になりました。その後、切り返して、NY時間後半にかけて111.73
へ反発しましたが、その後、111円台での揉み合いとなって111.26レ
ベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初15日に1.0930レベルで始まり小幅な揉み
合いを経た後にロンドン時間序盤から反発して、揉み合いながらも堅
調傾向で推移して、18日の東京時間前半に1.1172へ上昇する展開にな
りました。その後、反落してNY時間後半にかけて1.1075へ下押しま
したが、その後、反発して揉み合いを経た後に、19日のロンドン時間
序盤から上伸して、NY時間後半にかけて週高値となる1.1212へ上昇
して1.1206レベルで週の取引を終えました。



●今週(5月22日から5月26日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは19日の高値111.70から
18日の高値111.73を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は
112.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は17日ロンドン時間
の揉み合い上辺112.54、ここを上抜けた場合は16日の安値112.93
から113.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは19日の安値111.04から111.00の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は18日の
オセアニア時間の安値110.53、さらに下落した場合は先週安値でもあ
る18日の安値110.23、ここを下抜けた場合110.00の「00」ポイント
さらに下落した場合は4月25日の安値109.59を巡る攻防が注目され
ます。


今週のドル円相場は経済指標及び要人発言では、22日の日通関ベース
貿易収支、23日の米新築住宅販売件数とリッチモンド連銀製造業指
数と米予算教書の発表、24日の黒田日銀総裁の発言と米中古住宅販売
件数とFOMC議事録要旨、25日の米新規失業保険申請件数、26日の
全国消費者物価指数と米第1四半期GDP改定値と米第1四半期個人消
費改定値と米耐久財受注とミシガン大学消費者信頼感指数確報、など
が注目されます。


トランプ米大統領がフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)のロシア
との関係についての捜査をコミーFBI長官に対して打ち切るよう求めて
さらにトランプ大統領のロシア高官への機密漏洩疑惑を捜査していた
コミーFBI長官を突然解任したことが、司法妨害に当たる可能性がある
として米国憲法第2条第4節に基づきトランプ大統領の弾劾裁判を求
める声が出てきたことで、これをニクソン大統領の「ウォーターゲー
ト事件」にちなみ「ロシアゲート」と呼ばれるようになり、トランプ
政権の減税など政策実行への懸念を背景に先週のドル円は一時110円
台前半へ下落する展開になりました。

19日にローゼンスタイン司法副長官が「トランプ大統領のコミーFBI
長官の解任は適切。」との謂意を表明するも、ワシントン・ポストでは
「ロシア疑惑の捜査でトランプ大統領に近い人物が容疑者に。」という
報道がされていて、そして30日以降にはコミー前FBI長官の公聴会も
予定されているとのことで、「ロシアゲート」問題が今後どのような展
開になるのか注目されます。



<今週ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは先週高値の1.1212を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は2016年9月26日の
高値1.1279、さらに上昇した場合は1.1300の「00」ポイント、ここを
上抜けた場合は2016年9月8日の高値1.1327、さらに上昇した場合
2016年8月18日高値1.1366、ここを上抜けた場合1.1400の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは18日の高値1.1172を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は18日のNY時間の戻り高値1.1138、
さらに下落した場合は1.1100の「00」ポイント、ここを下抜けた場合
17日ロンドン時間の安値1.1081から18日の安値1.1075、さらに下落
した場合は1.1000の「000」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、23日の独第1
四半期GDP確報と仏・独・欧の製造業PMI速報と仏・独・欧のサー
ビス業PMI速報と独IFO景況感指数、24日のドラギECB総裁の発言
などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、23日の米新築住宅販
売件数とリッチモンド連銀製造業指数と米予算教書の発表、24日の米
中古住宅販売件数とFOMC議事録要旨、25日の米新規失業保険申請件
数、26日の米第1四半期GDP改定値と米第1四半期個人消費改定値
と米耐久財受注とミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目さ
れます。


先週のユーロドルは、独のノルトライン・ヴェストファーレン州の地
方選挙で与党が勝利して、秋の独総選挙への懸念が後退するとともに
ECB議事要旨はハト派的でしたが、クーレECB理事の「行動が遅きに
失することを警戒。金融政策の過度の漸進主義リスクを伴う。」との発
言や、ドラギECB総裁の「危機は過ぎ去った。ユーロ圏の回復は力強
く全体に広がっている。世界経済の下振れリスクは緩んだ。」との発言
も背景にECBの出口戦略への思惑や観測が高まり、これに加えて「ロ
シアゲート」問題によるドル売り圧力も背景に、堅調傾向で推移して
さらに週末19日には独シュピーゲル誌が「ドイツのメルケル首相とシ
ョイブレ財務相は、2019年の任期満了を向かえるドラギECB総裁の
後任にバイトマン独連銀総裁を据えたい意向。」と、タカ派で知られる
バイトマン独連銀総裁の次期ECB総裁観測も台頭して、1.12台へ上昇
する展開になりました。

独総選挙への懸念は後退するも、6月の仏議会選挙や、10月のオース
トリア議会選挙で極右・自由党が再び与党入りする可能性など、政治
リスクを抱えるユーロ圏ですが、ECB出口戦略への思惑や観測が次第
に高まってきているようです。調整となったところでは押し目買いの
戦略も有効となる可能性がありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その242 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十二話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は「ロシアゲート」問題の嵐が吹いて
 ドル円が一時110円台前半へ下落する展開になったな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 トランプ大統領の弾劾裁判を求める動きも出てきて、
 米共和党内部でも分裂が観られ、フリーダム・コーカス派の
 一部の議員はトランプ大統領の弾劾裁判を是認する発言を
 しておったようじゃのう…。」


『米国の弾劾裁判では下院が出席議員過半数の同意により訴追をして
 上院がそれに基づき弾劾裁判を行うが、大統領を罷免するためには
 上院の出席議員の3分の2以上の同意が必要とのことだけど…、
 弾劾裁判で辞めさせられた米大統領は歴史上まだいなく、
 トランプ大統領が罷免される可能性は低そうだな…。』


「ふむ。まぁ、現段階ではどうもそのように思われるが…、
 たとえもしもトランプ大統領が罷免されるようなことがあっても、
 その後任の大統領はペンス副大統領となることで、
 大きな懸念にはならないとみている向きもあるようじゃのう…。」


『まぁ、ペンス副大統領は良識ある人で評判も高いようだからなぁ。
 ところで、話は変わるが…、先週はユーロドルが堅調に推移して
 週末には1.12台へと上昇したよな…。ジイさん。』


「ふむ…。独のノルトライン・ヴェストファーレン州の地方選挙で
 与党が勝利して、秋の独総選挙への懸念が後退するとともに
 ECBの出口戦略への思惑や観測が次第に高まってきていて…、
 さらに週末に独シュピーゲル誌が『ドイツのメルケル首相とショイ
 ブレ財務相は、2019年の任期満了を向かえるドラギECB総裁の
 後任にバイトマン独連銀総裁を据えたい意向。」と報じて、
 タカ派で知られるバイトマン独連銀総裁の次期ECB総裁観測も
 台頭してきたことで、ユーロドルはドル売りも相俟って
 1.12台へと上昇したのう…。溜口剛太郎殿。」


『6月の仏議会選挙や、10月のオーストリア議会選挙も控えていて、
 政治リスクも抱えているユーロ圏だけど…、ユーロドルでは
 押したところで拾う押し目買いが有効な戦略になりそうだな…。』


「ふむ…。オーストリア議会選挙では極右・自由党が再び与党入り
 する可能性があり懸念する向きもあるようじゃが…、まぁ、
 ユーロドルでは押し目買いが有効な戦略になりそうじゃのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「先日、世界的なランサムウェアによるサイバー攻撃があったが…、
 このとき犯人・組織が要求したのはドルでもユーロでもなく、
 ビットコインであったことで仮想通貨が話題となっておってのう。
 以前も少しお話したが…、今日は仮想通貨について少し深堀りして
 お話させてもらおうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…。』


「仮想通貨(暗号通貨)は黎明期を過ぎつつある時期で
 乱立している状況は2000年頃のFX業界に似ているが…、
 http://winfx.jp/fx-history/
 仮想通貨交換業に係る登録制の導入、規制、監督、規定、罰則など
 https://www.amt-law.com/pdf/bulletins2_pdf/160318.pdf
 仮想通貨にかかわる法整備もされ始めていているのじゃのう…。」


『2000年当初のFX業界は拡大に伴い悪徳業者も蔓延していた
 というからなぁ…。仮想通貨にかかわる事件としては2014年の
 マウント・ゴックス事件が有名だが…、現在の仮想通貨は
 2000年当初のFX業界に似た状況だと…。』


「ふむ。現在、仮想通貨は1000近くあり、その9割以上の実態は
 事実上の『おもちゃのお金』とも言われておるようじゃのう…。
 ただ、実社会で現実に購入やサービスに利用できるばかりではなく
 ATMで円に換えることもできるビットコインをはじめ、
 https://www.youtube.com/watch?v=6ahMf6ke1oc
 銀行がその技術に注目していてGoogleも出資したリップル、
 そしてイーサリアムなど、『本物の仮想通貨も現実に存在』していて
 仮想通貨全てを怪しくワケのわからないもの、と決めつけていては
 チャンスを逸し時代の流れに取り残されてしまうことじゃろう…。」


『現在の1ビットコインは2000ドル程(20万円超)にもなり…、
 https://blockchain.info/markets/
 4月19日に3.2円だった1リップルは5月18日には40.2円にも
 なっているようで…、投資対象としても凄い分野じゃないかな…。』


「ふむ…。仮想通貨にかかわる情報サイトも次第に充実してきて、
 http://virtualmoney.jp/  https://jp.cointelegraph.com/
 仮想通貨にかかわる情報も豊富になってきているようじゃが…、
 仮想通貨への投資に際しては、どれか1つよりも複数の仮想通貨で
 ポートフォリオを組むのも一策ではなかろうかのう…。」


『ベストを選ぼうとするより黎明期では分散保有が良いという事か。』


「ふむ。実社会で現実に購入やサービスに利用でき、そしてATMで
 円に換えることもできるるビットコインの役割は大きく、
 ビットコインは仮想通貨の王で基軸と言えるが…、
 https://www.youtube.com/watch?v=Uld2emuSy1I
 決済が遅延する問題や、将来的なハードフォーク懸念もあり、
 http://bilee.net/bit-coin-split/
 ビットコイン以外にリップルやイーサリアムに分散するとともに
 先行者利益を狙っていくために運営主体がしっかりしていて
 有力と思われる仮想通貨のプレ・セール時に購入して
 http://bit.ly/2jsdHdD (LANGUAGEをクリック JAPANESE選択)
 仕込んでおくのも一策となるのではあるまいか。溜口剛太郎殿。」


『ノアコインの初年度20%配当は凄いが…、
 https://youtu.be/ru40C9cVyqk
 これからも新たな仮想通貨が誕生していくんだろうな…。
 たとえばiPhoneでおなじみのアップル社であれば、
 アップル・ペイの技術を使ってアップルコインなんて名称の
 仮想通貨がすぐにでも作れて、しかもiPhoneにはじめから
 ウォレットを搭載しておけば世界的な仮想通貨になりそうだな。』


「まぁ、アップル社が仮想通貨を作るとの情報はまだないが、
 将来的にはあり得ることかもしれぬのう…。溜口剛太郎殿。」


『ところで、リップルやイーサリアムにはATMで円に替えれるなど
 インフラ整備ができていないようだけど、どうなんだろうね。』


「それは、事実上、問題ないと言ってよいのではなかろうか…。
 なぜかなれば、リップルやイーサリアムはビットコインに交換可能
 であるからじゃ…。仮想通貨のポートフォリオを組むにあたり
 仮想通貨の選定に際しては『ビットコインに交換可能かどうか』が
 大切な要件の1つになるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その241


先週12日に世界99カ国で大規模なサイバー攻撃が起こりました。
また、14日早朝には北朝鮮が弾道ミサイルを発射しました。


●今週の主な予定

<5月15日(月)>

朝7時45分にNZ第1四半期小売売上高、
朝8時50分に日国内企業物価指数(4月)、
午前10時半に豪住宅ローン件数(3月)、
午前11時に中国鉱工業生産(4月)、中国小売売上高(4月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(4月)、
夜9時半に米NY連銀製造業景況指数(5月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(5月)、
早朝5時に対米証券投資(3月)、
などが予定されています。
NZ・中国・米の指標には注目です。
そして、中国の一帯一路サミットが14日から行われています。


<5月16日(火)>

午前10時半に豪RBA議事録要旨、
午後1時半に日第三次産業活動指数(3月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値(4月)、
午後5時半に英消費者物価指数(4月)、英生産者物価指数(4月)、
同午後5時半に英小売物価指数(4月)、
午後6時に独ZEW景気期待指数(5月)、
同午後6時に欧第1四半期GDP改定値、
同午後6時に欧ZEW景気期待指数(5月)、欧貿易収支(3月)、
夜9時半に米住宅着工件数(4月)、米建設許可件数(4月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(4月)、米設備稼働率(4月)、
などが予定されています。
豪・英・独・欧・米の指標には注目です。


<5月17日(水)>

朝7時45分にNZ第1四半期生産者物価指数、
朝8時50分に日機械受注(3月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(3月)、
午後5時半に英失業者数(4月)、英失業率(4月)、英ILO失業率(3月)、
午後6時に欧消費者物価指数確報(4月)、欧建設支出(3月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に加製造業出荷(3月)、
などが予定されています。
NZ・(日)・英・欧の指標には注目です。


<5月18日(木)>

朝8時50分に日第1四半期GDP速報、
同朝8時50分に日第1四半期GDPデフレータ速報、
午前10時半に豪新規雇用者数(4月)、豪失業率(4月)、
午後2時半に仏第1四半期失業率、
午後5時半に英小売売上高(4月)、
夜9時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(5月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加国際証券取引高(3月)、
夜11時に米景気先行指標総合指数(4月)、
深夜2時からドラギECB総裁の発言、
などが予定されています。
日・豪・英・米の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。


<5月19日(金)>

午後3時に独生産者物価指数(4月)、
午後5時に欧経常収支(3月)、
夜9時半に加消費者物価指数(4月)、
同夜9時半に加小売売上高(3月)、加小売売上高(除自動車 3月)、
夜11時に欧消費者信頼感指数速報(5月)、
などが予定されています。
加・欧の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが98.37で始まり、99.77へ上昇した後に
反落して99.13で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.326%に低下しました。
NY原油先物(WTI)は週レベルで47.84ドルへ上昇しました。
NYダウは週間110.33ドル下落、20896.61ドルで週の取引を終える。


<5月8日(月)>

仏大統領選でマクロン氏が勝利。
日経平均は263円高で寄り付き450円高で大引け。年初来高値更新。
仏の株式市場は一時1%超の下落。
クリーブランド連銀総裁
「最近の雇用成長はトレンドを上回るもの。
 3月のCPIからは減速の兆候はほとんどみられない。
 2017年のうちにバランスシートに変更加えること想定。
 第1四半期GDPの鈍化は一時的なもの。
 遅きに失することが無いように非常に警戒すべき。」
VIX指数が1993年以来の9.77の低水準に。

<5月9日(火)>

黒田日銀総裁
「現時点では2%の目標に向けた強力な緩和を推進することが必要。
 必要があれば迅速に対応していく。
 2018年度に2%に達するとみられる。」
UBSのウェーバー会長(独連銀の前総裁)
「ECBは6月にも声明での緩和バイアスの文言を一部変更の可能性。
 9月にはテーパリングを発表する見込みが高い。」
ライアン米下院議長「税制改革めぐりトランプ大統領と見解一致。」
韓国大統領選は文在寅氏が当選。
ロス米商務長官「米国の3%成長は今年は達成できない可能性。」
カンザスシティー連銀総裁
「緩やかな利上げを遅らせるのはリスク。
 第1四半期の成長減速は緩やかな利上げ停止の理由にはならない。
 自動車販売に注視。消費のシグナルの可能性も。
 国外環境による下向きリスクは低下。
 バランスシートの年内縮小開始を改めて支持。」
独財務相「ECBはまもなく金利正常化を開始すると見込む。」
北朝鮮の駐英大使
「6回目の核実験の準備を進めている。あとは金正恩委員長次第。」
トランプ大統領がコミーFBI長官を解任。

<5月10日(水)>

ドラギECB総裁
「ユーロ圏は明確に改善してきている。
 金融政策以外の分野でも断固たる措置が必要。
 ECBの金融措置はきわめて有効。ECBはインフレ期待安定に成功。
 いくつかの国では不均衡が増大している。
 経済が成功したと宣言するのは時期尚早。現在の刺激策は必要。
 出口戦略について検討する時期には至っていない。」
ボストン連銀総裁
「今年あと3回の利上げが妥当。(年内計4回の利上げが妥当)
 第1四半期の成長は弱かったが残る年内は2%超に。
 消費は第2四半期に再び上向く。賃金は緩やかに上昇して行く。
 バランスシート縮小は次回利上げ後に検討を。
 大規模な刺激策が実施されれば利上げ加速の可能性も。」

<5月11日(木)>

日経平均は43円高で始まり61円高で大引け。年初来高値更新。
NY連銀総裁
「貿易保護主義は長期的に経済を害する。
 貿易障壁は貿易戦争を招くリスク。
 貿易障壁は非常にコスト高な雇用創出手段。
 バランスシート縮小は今年後半か来年には開始する可能性。
 急速な米経済回復が続いている。」
英BOE議事録
「政策金利据え置きは7対1、フォーブス委員が利上げ主張。
 資産買入枠の据え置き、全員一致。社債買入枠も据え置き。」
英BOEインフレ報告
2017年成長見通しを1.9%に引き下げ。
2018年2019年の成長見通しを引き上げ。
2017年インフレ見通しを2.7%に引き上げ。
2018年2019年のインフレ見通しを引き下げ。」
カーニー英BOE総裁
「家計支出とGDP成長の鈍化が著しい。
 世界需要とポンド安が英国輸出を支えている。
 国内のコストや賃金は依然抑制されている。
 賃金を抑制する材料は長続きしないだろう。
 ポンドの反発はより秩序だったEU離脱への期待を反映。」

<5月12日(金)>

米小売売上高は予想より弱い0.4%。
米CPI前年同月比は予想より弱い2.2%。
シカゴ連銀総裁 (要旨)
「インフレ圧力は依然としてFOMC目標を下回っている。
 米国の実体経済は非常に良い状況。
 インフレ目標に達するまで緩和的政策を維持すべき。
 バランスシート縮小は正常化への一つのポイント。
 イールドカーブが発するシグナルに注意を払うべき。
 米国の賃金上昇は力強さに欠けている。
 年内の利上げはあと1回か2回が適切。
 インフレが2%の目標に達することが非常に重要。
 米経済は第2四半期に第1四半期の弱さを補う可能性。
 FRBの利上げ予想は市場よりも可能性が高い。」
G7財務相・中央銀行総裁会議
「ドルから新興国への波及リスクを指摘。
 英EU離脱と欧州債務の懸念を指摘。」
フィラデルフィア連銀総裁
「年内あと2回の利上げをなお予想。
 今年の成長は2.3%を見込み、弱い第1四半期から回復。
 インフレは年末までに2%で安定する軌道上にある。
 2回利上げをした後にバランスシート縮小開始が好ましい。」


<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初8日に112.96で始まりロンドン時間に週安値と
なる112.39へ下落しましたが、その後、切り返して、9日のNY時間
後半にかけて114.33へ上昇する展開になりました。その後、反落し
て、10日のオセアニア時間に113.63へ下押しましたが、その後、揉み
合いながらも反発して、NY時間後半から11日のオセアニア時間にか
けて週高値となる114.37へ上昇する展開になりました。その後、反落
して、揉み合いながらも軟調傾向で推移して113.38レベルで週の取引
を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初8日に1.1020で始まるも程なく反落して、
揉み合いながらも軟調傾向で推移して、11日のNY時間序盤にかけて
週安値となる1.0839へ下落する展開になりました。その後、切り返し
て、1.08台後半での揉み合いが続きましたが、週末12日のNY時間序
盤から反発して1.0932レベルで週の取引を終えました。


●今週(5月15日から5月19日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは12日ロンドン時間の押し
安値113.55を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は12日
のロンドン時間の高値113.92から12日の東京時間の高値113.95、
さらに上昇した場合は114.00の「00」ポイントから11日のNY時間
後半の戻り高値114.02、ここを上抜けた場合は11日の高値114.37、
さらに上昇した場合は115.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合、まずは12日の安値113.20を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は113.00の「00」ポイント、さらに下落
した場合は8日のロンドン時間の安値112.39、ここを下抜けた場合は
5日の安値112.09から112.00の「00」ポイント、さらに下落した場合
2月28日の安値111.69から2月7日の安値111.59を巡る攻防が注目
されます。


今週のドル円相場は経済指標では、15日の中国鉱工業生産と中国小売
売上高とNY連銀製造業景況指数と米NAHB住宅市場指数と対米証券
投資、16日の米住宅着工件数と米建設許可件数と米鉱工業生産、17日
の日機械受注、18日の日第1四半期GDP速報と日第1四半期GDPデ
フレータ速報と米フィラデルフィア連銀製造業指数と米新規失業保険
申請件数と米景気先行指標総合指数、などが注目されます。


先週末は米小売売上高と米CPI前年同月比が市場予想より弱い結果と
なり、そして米CPIコア前年比も2015年11月以来維持してきた2%
を割り込み3ヵ月連続で伸びが鈍化することとなってドル円は113円
台前半へ押し下げられました。また、FEDウォッチでの6月利上げの
確率も74%に低下することとなりました。

今週は16日の米住宅関連指標と18日の日第1四半期GDPなどが注目
されますが、要人発言として18日に予定されているセントルイス連銀
総裁とクリーブランド連銀総裁の講演、および19日に予定されている
セントルイス連銀総裁の講演が注目されます。


<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは5日の安値1.0948を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は8日のロンドン時間
の戻り高値1.0997から1.1000の「000」ポイント、さらに上昇した場
合は8日の高値1.1022、ここを上抜けた場合2016年8月5日の安値
1.1045、さらに上昇した場合は1.1100の「00」ポイント、ここを上抜
けた場合は2016年5月の高値から2017年1月の安値の61.8%戻しの
1.1129を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.0900の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は12日の安値1.0855、さらに下落
した場合は11日の安値1.0839、ここを下抜けた場合4月24日の安値
1.0821、さらに下落した場合は1.0800の「00」ポイント、ここを下抜
けた場合は4月20日の高値1.0777、さらに下落した場合は4月21日
の高値1.0738を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、16日の独ZEW
景気期待指数と欧第1四半期GDP改定値と欧ZEW景気期待指、17日
の欧消費者物価指数確報、18日のドラギECB総裁の発言、19日の欧
消費者信頼感指数速報、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとし
て、15日の中国鉱工業生産と中国小売売上高とNY連銀製造業景況指
数と米NAHB住宅市場指数と対米証券投資、16日の米住宅着工件数と
米建設許可件数と米鉱工業生産、18日の米フィラデルフィア連銀製造
業指数と米新規失業保険申請件数と米景気先行指標総合指数、などが
注目されます。


先週、仏大統領選挙で市場予想とおりマクロン氏が勝利するも一旦、
セル・ザ・ファクトを浴びることとなったユーロドルですが、週末は
市場予想より弱い結果となった米経済指標も背景に1.09台を回復する
展開になりました。

IMM通貨先物の建玉ではユーロが買い越しに転じましたが、10日に
ドラギECB総裁が「出口戦略について検討する時期には至っていな
い。」と発言するも、9日にはUBSのウェーバー会長(独連銀の前総裁)
が「ECBは6月にも声明で緩和バイアスの文言を一部変更の可能性。
9月にはテーパリングを発表する見込みが高い。」と発言していて、
市場では徐々にECBの出口戦略への思惑や観測が台頭してきているよ
うです。ただ、6月の仏議会選挙など今後の欧州政治リスクへの懸念は
潜在していて綱引きとなっているようで、チャートの事実をしっかり
観てトレードしていきたいものです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その241 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十一話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は、週半ばにかけて114.37へ
 上昇したが…、週後半にかけて軟調傾向で推移して、
 週末の米小売売上高や米CPI前年比が市場予想より弱かった
 こともあって113円台前半へ反落する相場展開になったな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 米CPIコア前年比が2015年11月以来維持してきた2%を割り込み
 そして、週末にはFEDウォッチでの6月利上げ確率も前日の84%
 から74%へ低下することになったようじゃのう…。」


『そして、14日の早朝に北朝鮮が弾道ミサイルを発射ようで
 週明けは少しリスク回避の動きとなるかもしれないな…。』


「米国と北朝鮮の対話に向けて非公式折衝が行われている最中に
 驚きの挑発行動ではあるが…、まぁ、それほど大きな動きには
 ならないとしても、もしかすると週初にリスク回避的な動きが
 観られるやもしれぬのう…。溜口剛太郎殿。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。今日は『思考パターンの違い』のお話でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よろしい…。聞いてやろうじゃないか。ジイさん。』


「ある勝ち組トレーダーが実際に言っていたことなのじゃが…、
 『スイング・トレードでは勝率をあまり高く設定しない方が良い。』
 という言葉を聞いてどのように思われるであろうか…。」


『まぁ、オレ様にはその言葉の真意がわかるけど…、
 初心のトレーダーがこの言葉を聞けばとても違和感があって
 「勝率なんて高い方が良いに決まっているじゃないか!!
  何言ってんだコイツ。」と思うだろうな…。』


「まぁ、勝率はそれだけみれば低いより高い方が良いのは確かじゃが
 それが『深い損切』と『浅い利食い』によるものであれば、
 つまりチキン利食いで深めのストップによる高勝率は、
 勝ち負けの『トータル収支として良い結果とならない』ことが多く
 そういった意味で、損大利小で高勝率を目指すことは
 良くないということなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『超高勝率でかつ極損小で極利大は理想ではあるが…、ときに
 全試合でノーヒット・ノーランの完全試合を目指そうとする
 少年野球でピッチャーになりたての少年が抱く夢のような
 聖杯探しの「手法の旅人」となってしまうこともあるもんだぜ…。』


「現実に即していえば、ダマシや負けのない手法は存在しなく、
 リスク・リワード比と勝率のバランスを鑑みて
 勝ちと負けとのトータル収支で収益を積み上げる事を目指すのが
 トレードということになるものなのじゃのう…。
 勝率至上主義こそ、初心の方が最も陥りやすい誤謬であろう…。」


『このような、一見当然にも思える誤謬というか…、
 「勝つトレーダーと負けるトレーダーの思考パターン違い」は
 ほかにも、もっとあるんだろうな…。ジイさん。』


「ふむ…。北海道で少年期と青年期を過ごし東京の大学を卒業後、
 法律事務所に入所して、2001年より10年間ひまわり証券に勤務し
 2011年より3年間efx.com証券(現、東郷証券)で部長職をされ
 15年以上にわたりセミナー講師を務められた黒田真人氏によれば、
 負けるトレーダーの典型的な思考パターンとして
 次のような指摘があるのじゃのう。溜口剛太郎殿。」


『それはどのようなことだい? ジイさん。』


「ふむ。ジイも黒田さんとは数年前に酒を酌み交わしたこともあり、
 メールにて下記の掲載の許諾を得ているが…、
 負けるトレーダーの思考パターンとして
 『利食いしか考えておらず、損切りを考えていない。』
 ということがあるのじゃのう…。
 つまり、負けるトレーダーは勝つことしか想定していなく、
 負けることは想定外で逆行すると慌てふためくということじゃ。
 そして『損切りは負けで、利食いのみが勝ちだ。』と思い込んでいて
 つまり、勝ち負けトータル収支で勝つという事が理解できていなく
 損切で資金を守る意識に欠けているということなのじゃのう…。
 また『相場は予想できないと勝てない。』と思い込んでいて、
 チャートの事実よりも予想を好む傾向があり…、
 そして『知識と技術は比例する。』と疑いもなく思い込んでいて、
 何かを加えるほど勝てると思い込む傾向があり…、
 削ぎ落してシンプル化する大切さや効用に気付くことができない、
 という傾向があると指摘されておるのじゃのう…。」


『ふーん。オレ様にもいくつか耳の痛い指摘があるぜ…。』


「そして『成功するまでには長い月日が必要だ。』との思い込みもある
 との指摘をされているが、じつは『ある事』を知り解ると、
 長い年月を要せずに勝ち組トレーダーの扉を開くことができると
 黒田氏は指摘されておられるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『それって何なんだい? ジイさん。』


「今回の思考パターンの掲載にあたり紹介のご要請も頂いておるが、
 FXの基礎的なことから節税方法まで解説していて、
 黒田氏の無料ブログ http://winfx.jp/ が参考となる事であろう。
 そして、安価な教材ながら http://winfx.jp/teachingmaterial/ に
 『大切なある事』が記されておるゆえ覗いてみられるとよかろう。」


『地味なサイトだけど本物の匂いがする感じだぜ…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その240


ゴールデンウィークも終わってみれば、あっという間でしたね。
今週初めは仏大統領選の決選投票の結果と市場反応が注目されます。


●今週の主な予定

<5月8日(月)>

早朝に仏大統領選挙の決選投票結果が判明予定
午前10時半に豪住宅建設許可(3月)、豪NAB企業景況感指数(4月)、
(時間未定) 中国貿易収支(4月)、
午後2時に日消費者態度指数(4月)、
午後3時に独製造業新規受注(3月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(4月)、
夜11時に米LMCI労働市場情勢指数(4月)、
などが予定されています。
仏大統領選挙結果および中国・独・米の指標には注目です。


<5月9日(火)>

朝8時01分に英BRC小売売上高調査(4月)、
午前10時半に豪小売売上高(3月)、
午後2時45分にスイス失業率(4月)、
午後3時に独鉱工業生産(3月)、独貿易収支(3月)、独経常収支(3月)、
午後3時45分に仏財政収支(3月)、
夜9時半に加住宅建設許可件数(3月)、
夜11時に米卸売売上高(3月)、米卸売在庫(3月)、
などが予定されています。
豪・独の指標には注目です。


<5月10日(水)>

午前10時半に中国消費者物価指数(4月)、中国生産者物価指数(4月)、
午後2時に日景気先行指数速報(3月)、日景気一致指数速報(3月)、
午後3時45分に仏貿易収支(3月)、仏経常収支(3月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
同午後8時からドラギECB総裁のオランダ議会での証言、
夜9時半に米輸入物価指数(4月)、米輸出物価指数(4月)、
深夜3時に米月次財政収支(4月)、
などが予定されています。
中国の指標とドラギECB総裁の議会証言には注目です。


<5月11日(木)>

早朝6時にRBNZ政策金利、RBNZ声明、
朝8時01分に英RICS住宅価格指数(4月)、
朝8時50分に日国際貿易収支(3月)、日国際経常収支(3月)、
午後2時に日景気現状判断DI(4月)、日景気先行き判断DI(4月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(4月)、
午後5時にECB月報、
午後5時半に英鉱工業生産(3月)、英製造業生産(3月)、
同午後5時半に英貿易収支(3月)、
午後8時に英BOE政策金利、英BOE資産買取プログラム規模、
同午後8時に英BOE議事録要旨、英四半期インフレレポート、
夜9時に英NIESRのGDP予想、
夜9時半に米生産者物価指数(4月)、米生産者物価指数コア(4月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(3月)、
などが予定されています。
NZ・日・英・米の指標には注目です。
そして、NY連銀総裁の発言とOPEC月報と
G7財務相・中央銀行総裁会議も予定されています。


<5月12日(金)>

朝7時半にNZ企業景況感(4月)、
午後3時に独第1四半期GDP速報、独消費者物価指数改定値(4月)、
午後3時45分に仏第1四半期非農業部門雇用者速報、
午後6時に欧鉱工業生産(3月)、
夜9時半に米小売売上高(4月)、米小売売上高(除自動車 4月)、
同夜9時半に米消費者物価指数(4月)、米消費者物価指数コア(4月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(5月)、
同夜11時に米企業在庫(3月)、
などが予定されています。
独・欧・米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが98.83で始まり、99.34へ上昇した後に
軟調傾向で推移して98.42で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.349%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)は週レベルで46.22ドルへ下落しました。
NYダウは週間66.43ドル上昇、21006.94ドルで週の取引を終える。


<5月1日(月)>

日経平均は3日ぶりに反発して113円高で大引け。
欧州の株式市場はレイバーデーで休場。
米ISM製造業景況指数は予想より弱い。
アトランタ連銀のGDPナウ第2四半期は4.3%の予想。
ムニューシン米財務長官
「最も重要なことは経済成長。
 税制改革は簡素化と所得税の引き下げに焦点。
 税制改革は共和党議員の間で80%合意。
 3%成長を回復するには2年かかる。
 国債増発によってインフラ整備の資金調達を望んでいない。
 ドルは世界の準備通貨
 中国が自国通貨を操作していたことは疑問の余地がない。
 トランプ大統領は中国と伴に取り組む方針を鮮明にした。
 我々は超長期債の研究をしている。」
トランプ大統領
「条件が適切なら金正恩委員長との会談にオープン。
 ドッド・フランク法の大胆な修正に取り組んでいる。
 ガソリン税の増税に可能性を閉ざさず。
 大手銀行の分割を前向きに検討。」

<5月2日(火)>

日経平均は25円高で始まり一時150円超の上昇。
NYダウはプラス圏で始まり36ドル高。
4月の米自動車販売台数は予想より弱い
仏大統領選世論調査ではマクロン氏の優勢が続く。

<5月3日(水)>

憲法記念日で日経平均は取引なし。
北朝鮮が中国を名指し批判。
ISM非製造業景況指数は予想より強い。
メイ英首相 
「欧州の一部は英国のEU離脱交渉の成功を望んでいない。
 英国のために戦うため自身を支持して欲しい。
 ブレクジットについて欧州では間違って伝えられている。」
ティラーソン米国務長官
「中国が北朝鮮に影響を及ぼせるか試している。
 北朝鮮に圧力をかけるため制裁を科す。
 必要に応じて北朝鮮への制裁を強化する用意。」
FOMCは政策金利を据え置く。
FOMC声明
「第1四半期の成長減速は一過性の可能性高い。
 インフレは2%目標に近い水準で推移。
 成長減速も労働市場は引き続き力を増している。
 決定は全会一致。雇用改善は底堅い。
 家計支出は緩やかに上昇。緩やかな利上げが正当化される。」
米下院が1.17兆ドルの包括歳出法案を可決。

<5月4日(木)>

みどりの日で日経平均は取引なし。
米下院の金融委員会がドッド・フランク見直し法案を可決。
米上院が会計年度末(9月末)までの1.1兆ドル包括的歳出法案を可決。
米下院がオバマケア代替法案を可決。原油先物が45ドル台へ下落。
トランプ大統領
「ヘルスケア法案の上院通過に自信がある。
 次は税制改革をやり遂げる。」

<5月5日(金)>

こどもの日で日経平均は取引なし。
米雇用統計のNFPは予想より強い+21.1万人。
米失業率は予想より強い4.4%。
米平均時給は前月比で予想とおりの0.3%。
セントルイス連銀総裁
「現在の政策金利は適切。年内にもう1回の利上げに反対はしない。
 下半期にもバランスシート縮小が開始される公算。」
サンフランシスコ連銀総裁
「インフレ目標に代わる政策は有益と見ている。
 FRBは柔軟な物価水準の政策メリットを真剣に検討。
 ポスト金融危機や代替政策を考えるには今が最適。
 自身の利上げとバランスシート縮小の見解は変わっていない。
 雇用の伸びはより安定的な水準が必要。」
シカゴ連銀総裁
「FRBのバランスシートは非常に大きい。
 それは縮小されるであろう。政治的圧力の温床となる。」
コーン米国家経済会議(NEC)委員長
「税制改革への道を開始。関係団体と話し合う。
 小さな税制改革では雇用は創出できない。
 規制改革も税制改革と同様に重要。
 経済は良好だが賃金は高くない。
 大統領は米国の賃金水準を好ましく思っていない。
 米国の景気浮揚には規制・税制改革が必要。
 15%の法人税率は米国を世界で大いに有利にする。」


<先週のドル円の概況>

先週のドル円は週初1日に111.31で始まりオセアニア時間に週安値と
なる111.21へ下落しましたが、その後、切り返して、揉み合いながら
も堅調傾向で推移して、4日のNY時間序盤に週高値となる113.05へ
上昇する展開になりました。その後、反落して、5日のロンドン時間序
盤にかけて112.09へ下押しましたが、その後、反発して112.72で週
の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは週初1日に1.0912で始まり揉み合いとなって3日
の東京時間前半に1.0937へ上昇した後に反落して4日のロンドン時間
序盤に週安値となる1.0875へ下落しましたが、その後、反発して、
5日の東京時間に1.0990へ上昇する展開になりました。その後、反落
して5日の米雇用統計の発表直後に一時1.0949へと下押しましたが、
その後、反発して1.0998で週の取引を終えました。



●今週(5月8日から5月12日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは113.00の「00」ポイント
から4日の高値113.05を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場
合は2016年12月の高値から2017年4月の安値の50%戻しの113.40
アラウンド、さらに上昇した場合は114.00の「00」ポイント、ここを
上抜けた場合は2016年12月の高値から2017年4月の安値の61.8%
戻しの114.64アラウンドを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは5日のNY時間終盤の安値112.44から
5日の早朝オセアニア時間の安値112.31を巡る攻防が注目されます。
さらに下落した場合は5日の安値112.09から112.00の「00」ポイン
ト、ここを下抜けた場合は2月28日の安値111.69から2月7日の安
値111.59、さらに下落した場合は111.00の「00」ポイントを巡る攻防
が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、8日の仏大統領選挙
の決選投票結果と中国貿易収支と米LMCI労働市場情勢指数、10日の
中国消費者物価指数と中国生産者物価指数、11日の日国際貿易収支と
米生産者物価指数と米新規失業保険申請件数とNY連銀総裁の発言、
12日の米小売売上高と米消費者物価指数とミシガン大学消費者信頼感
指数速報、などが注目されます。


日本が大型連休中の先週も市場ではいろいろな出来事がありましたが
1日にトランプ大統領が「条件が適切なら金正恩委員長との会談の用意
がある。」と発言して、北朝鮮に圧力を強めつつも「対話姿勢」も示し
たことで北調整を巡る有事リスクは一旦後退することになりました。

そして、FOMC声明では「第1四半期の成長減速は一過性の可能性が
高い。」として、市場における6月米利上げ観測を高めることになりま
した。

また、4日には米上院が会計年度末(9月末)までの1.1兆ドル包括的歳
出法案を可決するとともに、米下院がオバマケア代替法案を可決しま
したが、米上院でのオバマケア代替法案の審議は難航が予想されるも
トランプ政権が目指す減税策への財源確保に向けての進展が見られま
した。

そして、週末5日の米雇用統計では米平均時給は前月比で予想とおり
となるも、NFPと失業率ともに市場予想より強い結果になりました。

週間ベースでドルインデックスが98.42に低下して米10年債利回りが
2.349%に上昇する状況となっていますが、ドル円は揉み合いながらも
112円台後半へ上昇する展開になりました。

今週初は8日早朝に判明する仏大統領選の結果とその市場反応が注目
されますが、世論調査によればマクロン氏が当選する可能性が高そう
です。


<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは1.1000の「000」
ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は2016年
10月20日の高値1.1039から2016年8月5日の安値1.1045、さらに
上昇した場合は1.1100の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は
2016年5月の高値から2017年1月の安値の61.8%戻しの1.1129、
さらに上昇した場合は2016年11月4日の高値1.1142、ここを上抜け
た場合は1.1200の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは5日の米雇用統計発表直後の安値1.0948
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は1.0900の「00」ポ
イント、さらに下落した場合は4日の安値1.0875、ここを下抜けた場
合は4月28日の安値1.0857から4月25日の安値1.0851、さらに下
落した場合は4月24日の安値1.0821、ここを下抜けた場合は1.0800
の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、8日の仏大統領
選挙の決選投票結果と独製造業新規受注、9日の独鉱工業生産、10日
のドラギECB総裁の発言、12日の独第1四半期GDP速報と独消費者
物価指数改定値と欧鉱工業生産、などが注目されますが、対ドル通貨
ペアとして、8日の中国貿易収支と米LMCI労働市場情勢指数、10日
の中国消費者物価指数と中国生産者物価指数、11日の米生産者物価指
数と米新規失業保険申請件数とNY連銀総裁の発言、12日の米小売売
上高と米消費者物価指数とミシガン大学消費者信頼感指数速報、など
が注目されます。


今週初は、8日の早朝に判明する仏大統領選の結果が注目されますが、
世論調査によればマクロン氏が当選する可能性が高そうです。
ただ、先週は先行織り込みの動きも見られていたようですので、上昇
後の利益確定のセル・ザ・ファクトの動きにも注意が要りそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その240 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百四十話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。GWも終わってみれば、あっという間だったが、
 この間も市場ではいろいろな出来事があったな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 1日にトランプ大統領が『条件が適切なら金正恩委員長との
 会談の用意がある。』と発言して、北朝鮮に圧力を強めつつも
 『対話姿勢』も示したことで北朝鮮有事リスクが一旦後退して…、
 また、FOMC声明では『第1四半期の成長減速は一過性の可能性
 が高い。」ことが示され、6月米利上げ観測を高めることになり…、
 そして、4日には米上院が会計年度末(9月末)までの1.1兆ドルの
 包括的歳出法案を可決するとともに、米下院がオバマケア代替法案
 を可決して、米減税策への財源確保に向けての進展が見られ…、
 また、5日の米雇用統計は市場予想より強い結果となったのう…。」


『そして、今週8日の早朝にはEU信任の審判ともいえる仏大統領選の
 結果が判明するが…、世論調査によればEU肯定派のマクロン氏が
 仏大統領に選出される可能性が高そうだな…。ジイさん。』


「ふむ。米大統領選のような波乱とはならないと思われるが…、
 1958年以来の第5共和制で初めて大政党に属さない大統領の誕生で
 政策実現へ仏議会が大きな壁になるとの指摘があるようじゃ…。
 ともあれ、選挙結果を受けた週初の市場反応が注目されよう。
 先週は世論調査を背景に先行織り込みの動きも見られていたようで
 上昇の後の利益確定の動きにも少し注意が要りそうじゃのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう。今日は連休前にペンディングとなっておった
 『下位時間軸から上位時間軸へサインのバトンタッチ』のお話でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…。』


「トレンドはダウ理論が示すように明確な反転サインが現れるまで
 継続するもので、ときにそのトレンドは日足にとどまらず、
 週足や月足や年足レベルにさえ及ぶことがあるが…、
 その大きなトレンドも永続することなくやがて潰えることがあり、
 そのトレンドの転換の端緒は必ずと言ってよいほど小さな時間軸
 から現れてくるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『たとえば週足にまで及んだトレンドでもやがて転換する場合があり
 その転換の兆候は必ず小さな時間軸から現れるということか…。』


「このとき反転のサインが小さな時間軸から現れることになって…、
 その反転のサインが分足レベルから時間足レベル、
 そして、日足レベルへと反転のサインがバトンタッチされていくが
 たとえばこの反転のサインが時間足レベルから日足レベルへ
 サインのバトンタッチがされない場合、それは押し目や調整と
 いうことになるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「トレンドは時間軸の数だけそれぞれ存在するものであるが…、
 トレンドを観るに際しては、最大の時間軸として、
 『どの時間軸まで波及しているトレンドなのか』ということと、
 『また、トレンド転換のサインを観るに際しては、どの時間軸まで
  反転のサインがバトンタッチされていくのか』ということを
 観ていく必要があるということなのじゃのう…。」


『たとえば週足レベルにまで波及したトレンドとは、言ってみれば、
 分足から時間足、そして日足から週足へとトレンドが拡大的に
 バトンタッチされていったその結果、でもあろうからな…。』


「そのような意味でも、どの時間軸まで波及しているトレンドなのか
 を認識するために、複数の時間軸を観るマルチタイムフレーム分析
 はトレンド認識において有効な手法となるものなのじゃのう…。」


『分足レベルで強めに見えるトレンドでも、それが時間足レベルへと
 バトンタッチされない場合、それは単なるチョイ押しや一時の調整
 に過ぎないという場合もあるんだろうな…。ジイさん。』


「ふむ…。トレンドが最大波及している時間軸に対しては
 単なるチョイ押しや一時の調整、ということにはなるが…、
 ただ、上位時間軸のトレンドの状況や方向を認識しつつも、
 デイタームのトレードなどの場合、分足や時間足レベルにおける
 トレンドを認識してトレードすることは重要で、
 『トレードするタームのトレンドに逆らわない』ということも
 大切な心得になるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『木を見て森を見ず、とは言うが、トレードのタームやスタイルを
 現実的に考慮するならば、森を見つつもトレードのタームにおける
 木もしっかり観てトレードしなくてはならないということか…。』


「上位時間軸と下位時間軸のトレンドが整合する状況を待つなど
 この一見矛盾してみえることを現実に即して止揚していくことが、
 トレードの技術ということになるのではなかろうかのう…。」


『こうしてみると、トレンドの認識も奥が深く感じられるが…、
 「どの時間軸までサインがバトンタッチされている(いく)のか」を
 観ていくことはトレードの大切なヒントになりそうだな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その239


今週初めはフランスの大統領選挙の結果が注目されますが、
日本時間24日の早朝から午前中にかけて判明する見込みです。


●今週の主な予定

<4月24日(月)>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(4月)、
午後2時に日景気先行指数改定値(2月)、景気一致指数改定値(2月)、
午後5時に独IFO景況感指数(4月)、
午後6時に欧2016年対GDP比政府債務、
夜9時半に加卸売売上高(2月)、
などが予定されています。独の指標には注目です。


<4月25日(火)>

※ NZ・豪がアンザック・デーで休場。

朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(3月)、
午後3時45分に仏企業景況感指数(4月)、
午後5時半に英財政収支(3月)、
夜10時に米住宅価格指数(2月)、米ケースシラー住宅価格指数(2月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(3月)、米消費者信頼感指数(4月)、
同夜11時にリッチモンド連銀製造業指数(4月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。


<4月26日(水)>

午前10時半に豪第1四半期消費者物価指数、
午後1時半に日全産業活動指数(2月)、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数(4月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に加小売売上高(2月)、加小売売上高(除自動車 2月)、
などが予定されています。
豪・加の指標には注目です。
そして、トランプ米大統領が税制改革案を公表予定で注目です。


<4月27日(木)>

午前10時半に豪第1四半期輸入物価指数、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策発表、
午後3時にスイス貿易収支(3月)、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(5月)、
午後3時半から黒田日銀総裁の定例会見、
午後6時に欧経済信頼感(4月)、欧消費者信頼感確報(4月)、
午後8時45分に欧ECB金融政策発表、
夜9時に独消費者物価指数速報(4月)、
夜9時半からドラギECB総裁の定例会見、
夜9時半に米耐久財受注(3月)、米耐久財受注(除輸送用機器 3月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、米卸売在庫(3月)、
夜11時に米中古住宅販売成約(3月)、
などが予定されています。
日・欧・独・米の指標と日・欧の中銀総裁の会見には注目です。


<4月28日(金)>

朝7時45分にNZ貿易収支(3月)、NZ住宅建設許可件数(3月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感(4月)、
朝8時半に日全国消費者物価指数(3月)、日失業率(3月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(3月)、日小売業販売額(3月)、
午前10時にNBNZ企業信頼感(4月)、
午前10時半に豪第1四半期生産者物価指数、
午後2時に日新設住宅着工戸数(3月)、
午後2時半に仏第1四半期GDP速報、
午後3時に独小売売上高指数(3月)、独輸入物価指数(3月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数速報(4月)、
同午後3時45分に仏卸売物価指数(3月)、仏消費支出(3月)、
午後4時にスイスKOF景気先行指数(4月)、
午後5時半に英第1四半期GDP速報、
午後6時に欧消費者物価指数速報(4月)、
夜9時半に米第1四半期GDP速報、
同夜9時半に米第1四半期GDPデフレータ速報、
同夜9時半に米第1四半期個人消費速報、
同夜9時半に米第1四半期コアPCEデフレータ速報、
同夜9時半に米第1四半期雇用コスト指数、
同夜9時半に加GDP(2月)、加鉱工業製品価格(3月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(4月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(4月)、


<4月29日(土)>


EU首脳会議が予定されています。


<4月30日(日)>

午前10時に中国製造儀容PMI(4月)、中国非製造業PMI(4月)、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(4月24日から4月28日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが100.41で始まり、軟調傾向で推移して
99.29へ下落した後に99.88で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.246%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)は週レベルで49.62ドルへ下落しました。
NYダウは週間94.51ドル上昇、20547.76ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは先週高値でもある21日の
高値109.49を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は12日
のNY時間後半の戻り高値109.87から110.00の「000」ポイント、
ここを上抜けた場合は7日の安値110.13から6日の安値110.29、
さらに上昇した場合は111.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、まずは21日の安値108.88から20日の安値の
108.72を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は18日の安値
108.32から先週安値でもある17日の安値108.13、さらに下落した場
合は108.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は2016年11月
9日〜12月15日の61.8%押しの107.86、さらに下落した場合2016年
7月21日の高値107.49、ここを下抜けた場合は107.00の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、25日の米ケースシ
ラー住宅価格指数と米消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業指
数、26日のトランプ米大統領の税制改革案公表、27日の日銀金融政策
発表と黒田日銀総裁の定例会見と米耐久財受注と米新規失業保険申請
件数と米中古住宅販売成約、28日の日全国消費者物価指数と日失業率
と日鉱工業生産速報と米第1四半期GDP速報と米第1四半期個人消費
速報と米第1四半期コアPCEデフレータ速報とシカゴ購買部協会景気
指数とミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初17日に108.73で始まり、米10年債利
回りが2.19%台へ低下したことを背景に東京時間前半に週安値となる
108.13へ下落しましたが、その後、黒田日銀総裁の「物価安定の目標
までにはなお距離があり、現在の金融市場調節方針のもとで、強力な
金融緩和を推進していくことが適切。」との発言もあるなか米10年債
利回りの反発を背景に切り返して、イースターマンデーで欧州が休場
のなか揉み合うも、NY時間に米国務省の「米国は北朝鮮との紛争も
体制変換も求めていない。米国の目標は朝鮮半島の非核化。」との発表
や、ムニューシン米財務長官の英FT紙インタビューで「年内の税制改
革実施をなお予想。赤字より経済成長を重視。強いドルは長期的には
良いこと。」などが示されるなか、NYダウが183ドル上昇して、NY時
間終盤にかけて米10年債利回りが一時2.26%へ上昇したことも背景に
堅調傾向で推移して、翌18日の東京時間序盤に109.22へ上昇する展
開になりました。その後、日米経済対話で「近いうちに具体的成果で
一致。貿易ルール・共同戦略・分野別協力で構成することで一致。貿
易と投資の高い基準に関する2国間枠組みの議論で一致。」するも米国
側は改めてTPPを否定して会談に具体策なく、ドル円は揉み合いなが
らも反落する展開になりました。その後、メイ英首相が「6月8日に
総選挙を実施する。」との発表してポンドが上昇して英株式市場が2%
超の下落となるなか軟調傾向で推移して、その後、カンザスシティー
連銀総裁の「年内のバランスシート縮小を支持。(中略) 年内の利上げ
回数は経済次第。FOMCはドル相場を目標とせず。」との発言もある中
ゴールドマンサックスの第1四半期決算が大幅増益ながらトレーディ
ング部門が不振で市場予想を下回ったことも背景にNYダウが100ド
ル超の下落となったことも背景に下げ幅を拡大して、英ガーディアン
紙の「米軍は北朝鮮が核実験を実施した場合、その後のミサイル実験
でミサイルを撃墜することを熟考している。」との報道や、トランプ米
大統領が米製品を購入し米国人を雇用する「バイ・アメリカン」の大
統領令に署名との報道もあるなか、米10年債利回りが一時2.16%台へ
低下したことを背景にNY時間終盤にかけて108.32へ下落する展開に
なりました。その後、翌19日に日経平均が小幅ながらも3日続伸とな
ったことも背景に揉み合いながらも切り返して、NY時間序盤に米10
年債利回りが一時2.22%へ上昇したことを背景に109.18へ反発しまし
たが、その後、反落して、ボストン連銀総裁の「バランスシートは極
めてゆっくり縮小するべき。段階的な縮小は利上げ軌道の維持を助け
る。金利を主要政策手段として使うのは理にかなう。」との発言や、米
地区連銀経済報告で「米経済は3月末まで緩慢ないし緩やかに成長。
雇用は適度に緩やかな改善もまだ厳しい。製造業は緩やかなペースで
の拡大続く。(中略) 物価は適度に上昇している。(後略)」などが示さ
れるも、米IBMが大幅安となりNYダウが100ドル超の下落となった
ことや原油先物が50ドル台半ばへ下落したことも背景に108.69へ下
押しする展開になりました。その後、揉み合いながらも切り返して、
翌20日にのNY時間にダラス連銀総裁の「今年3回の利上げの基本的
見解を堅持。(後略)」との発言や、黒田日銀総裁の「資産購入やマネタ
リーベース拡大ペースは当面現状維持。(後略)」との発言や、ムニュー
シン米財務長官の「税制改革に日夜取り組んでいる。減税に伴う歳入
不足は成長で補う。まもなく税制改革案を公表する。年内には法案は
成立するであろう。医療保険法案の有無にかかわらず税制改革はやり
遂げる。インフラは大きな最優先課題。」との発言や、コーンNEC委
員長の「我々の目標は変わっていない。雇用に焦点。ヘルスケア、税
制改革、インフラに焦点をあてている。(中略) 法人税の税率引き下げ
に焦点を絞るべき。」との発言があるなか、NYダウが150ドル超上昇
して米10年債利回りが一時2.25%台へ上昇したことも背景にNY時間
後半にかけて週高値となる109.49へ上昇する展開になりました。
その後、翌21日に日経平均が一時200円超の上昇となるなか109円台
前半から半ばの揉み合いとなりましたが、ロンドン時間から反落して
NY時間にフィッシャーFRB副議長の「今年の利上げ回数への見方変わ
らない。(あと2回) 向こう数回のFOMCでバランスシートについて決
定。」との発言はあるも、ロンドンフィックス過ぎに米10年債利回り
が一時2.20%台へ低下して原油先物が49ドル台へ下落するなか108.88
へ下押す展開になりました。その後、ムニューシン米財務長官の「税
制改革案の公表はかなり近い。税規制の負担が重すぎれば是正する。
住宅市場改革はトランプ政権にとって非常に重要な課題。」との発言や
トランプ米大統領の「ドッド・フランク法の被害検証へ。税規制の検
証命じる大統領令にも署名。税制改革案は26日に公表。」との発言に
米10年債利回りが一時2.25%へ上昇したことを背景に109.32へ反発
して109.11レベルで週の取引を終えました。


ワシントンで開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議では共同声明
は発表されませんでしたが、「世界経済の見通しが回復基調にある」、
「為替政策では通貨安競争の回避確認。過度な変動は経済に悪影響」
「北朝鮮情勢など緊迫化する国際情勢が将来のリスクになり得るため
各国が経済を強固にして備えを固めていく必要」などが確認されまし
た。無難に通過した印象ですが、一部報道ではG20と並行して米共和
党関係者や学者ら100人弱が集まってドル高是正の「新プラザ合意」
ともいえる構想が議論されていたようです。


さて、今週初は仏大統領選の結果が注目の焦点になりますが、投票締
め切りは日本時間24日午前3時で、結果は早朝から午前中にかけて
判明する見込みです。

また、25日は朝鮮人民軍創設85周年ですが、15日に軍事パレードを
終えていることから、中国などの圧力で平穏に経過する可能性もある
ものの、もしもミサイルの発射や核実験を行った場合は米国が制裁行
動をとる可能性もありますので、24日から25日にかけて記念日に向け
た北朝鮮の動向が注目されます。

今週初めのドル円は良きにしても悪しきにしてもボラタイルな相場展
開になる可能性がありそうです。

そして、先週末にトランプ米大統領が「税制改革案を26日に公表。」
と発言していることから米時間26日のドル円の動向が注目されます。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは21日の高値1.0738
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合20日の高値1.0777、
さらに上昇した場合は1.0800の「00」ポイント、さらに上昇した場合
2月2日の高値1.0829、ここを上抜けた場合3月28日の高値1.0872
さらに上昇した場合は1.0900の「00」ポイントから3月27日の高値
1.0906を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、21日の安値1.0682を巡る攻防が注目されま
す。ここを下抜けた場合は17日のNY時間終盤の押し安値1.0635、
さらに下落した場合17日の安値1.0603から1.0600の「00」ポイント
ここを下抜けた場合は10日の安値1.0570、さらに下落した場合は3月
9日の安値1.0525を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、24日の独IFO
景況感指数、27日の欧消費者信頼感確報と欧ECB金融政策発表と独消
費者物価指数速報とドラギECB総裁の定例会見、28日の仏第1四半期
GDP速報と独小売売上高指数と欧消費者物価指数速報、などが注目さ
れますが、対ドル通貨ペアとして、25日の米ケースシラー住宅価格指
数と米消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業指数、26日のトラ
ンプ米大統領の税制改革案公表、27日の米耐久財受注と米新規失業保
険申請件数と米中古住宅販売成約、28日の米第1四半期GDP速報と
米第1四半期個人消費速報と米第1四半期コアPCEデフレータ速報と
シカゴ購買部協会景気指数とミシガン大学消費者信頼感指数確報、
などが注目されます。


先週のユーロドル (概況 ※簡略に記載) は、週初17日に1.0617レベ
ルで始まり週安値となる1.0603へ下落した後に切り返して、イースタ
ーマンデーで欧州休場のなか「ルペン氏の支持率が22.5%に低下」との
報道も背景に揉み合いながらも堅調傾向で推移して、ロンドンフィッ
クスにかけて1.0670へ上昇する展開になりました。その後、ムニュー
シン米財務長官の英FT紙インタビューも背景に米10年債利回りが上
昇したことで1.06台半ばへ下押して、翌18日にラガルド専務理事の
「仏政局は明らかに不透明。この状況がユーロの重しとなっている。
ギリシャ債務については再編が必要。」との発言があるなか小幅な揉み
合いとなるも、ロンドン時間にメイ英首相が(EU離脱交渉の基盤強化
を図るために)「6月8日に総選挙を実施する。」と発言したことを背景
にポンドドルが上昇したことを背景に連れ高となってNY時間後半にか
けて1.0736へ上昇する展開になりました。その後、やや反落して揉み
合いになり、翌19日のロンドン時間序盤に1.0737へ反発した後に下
押して、NY時間にプラートECB専務理事の「欧州の景気回復のモメ
ンタムが上昇。長期的なリスクは均衡だが、やや下振れも。世界経済
は良好になっている。マイナス金利は逆効果は見られていない。労働
市場の改革が機能している兆候。」との発言があるなか、1.0700へ反落
しましたが、その後、切り返して揉み合いになり、翌20日のロンドン
時間前半に「(仏大統領選で)マクロン氏の支持率が1ポイント上昇。」
との報道も背景に週高値となる1.0777へ上昇する展開になりました。
その後、1.0740へ下押した後にロンドンフィックスにかけて1.0776へ
再上昇しましたが、その後、米10年債利回りが一時2.25%台へ上昇し
たことも背景に反落して、時間足レベルのダブルトップを形成して、
1.07台前半へ下落して揉み合う展開になりました。その後、翌21日の
ロンドン時間序盤に仏・独・製造業PMIが市場予想より強い結果とな
ったことを背景に1.0738へ反発しましたが、その後、再び反落して、
1.07を挟む揉み合いとなって、ロンドンフィックス過ぎに1.0682へ
下押しましたが、IFOPの仏大統領選世論調査 (支持率) で「ルペン氏
22.5%、マクロン氏24.5% (+0.5%)、フィリョン氏19.5%、メラン
ション氏18.5%、」との発表も背景にNYクローズ後に反発して1.0727
で週の取引を終えました。


今週初めのユーロドルの注目の焦点は何といっても仏大統領選の結果
になりますが、仏でのテロ事件が移民の制限を唱えるルペン氏に有利
に働くとの観測もあり、また仏有権者の1/3が投票を決めかねている
との観測もあって、サイレント・マジョリティーは世論調査に反映さ
れにくいとの経験則もあることから、世論調査ではマクロン氏が優勢
ながら、投資家の一部では反EUのルペン、メランション両氏の決選投
票という悪魔のシナリオを懸念している向きもあるようで、対立軸を
「景気・EU・移民」とする仏大統領選挙の第1回投票の結果が大いに
注目されます。その結果を受けてユーロドルは週初からボラタイルな
相場展開になりそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その239 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十九話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週の相場やG20やTPP11の事はさておくが…、
 今週初めはまずはフランスの大統領選挙の結果が注目されるな。』


「ふむ。そうじゃのう…。溜口剛太郎殿。
 仏世論調査では4候補の混戦ながらマクロン氏が一歩リード、
 といった状況のようじゃが…、先般の米大統領選での逆転劇もあり
 投資家の一部では、反EUを唱えるルペン、メランション両氏の
 決選投票という悪魔のシナリオを懸念する声もあるようじゃのう。」


『まぁ、さすがにマクロン氏は決選投票に残ると思われるが…、
 先般の米大統領選では、優勢が伝えられていたクリントン氏の
 メール問題の再燃も影響して、隠れトランプ支持者の
 サイレント・マジョリティーにしてやられた格好だったからな…。』


「ふむ…。今回の仏大統領選でも偶然なのか計画的なのか…、
 パリのシャンゼリゼ通りで日本時間21日未明にテロ事件が発生して
 仏当局は確認していないとされるも、過激派組織「イスラム国」の
 犯行声明によればベルギー出身のアブ・ユスフ・アルバルジキ
 による犯行とされ、このテロ事件が仏大統領選で移民の制限を
 唱えるルペン氏に有利に働くとの観測もあるようで…、
 候補者の誰に投票するか考えあぐねていると言わている
 仏有権者の1/3の投票行動に影響があるやもしれぬのう…。」


『仏大統領選の第1回目の投票の結果は日本時間24日の早朝から
 午前中にかけて判明する見込みのようだが…、
 良きにせよ悪しきにせよ、米大統領選の時のように
 その結果によって東京市場がボラタイルな展開になりそうだな…。』


「ふむ…。仏大統領選の第1回目投票の開票結果は東京時間に
 ユーロドルのみならずドル円にも大きな影響となろうのう…。」


『ところで、話は変わるが…、25日は朝鮮人民軍創設85周年だけど
 北朝鮮の故・金日成主席の生誕105年を記念した軍事パレードは
 15日に既に終えているが…、25日の人民軍創設記念日に向けて
 北朝鮮はミサイル発射や核実験などの行動をとるのかねぇ…。』


「中国が水面下で交渉と圧力をかけている可能性があり、
 平穏に経過する可能性もあろうが…、もしやすると
 何らかの行動をとる場合もあるのではなかろうかのう…。」


『もしもそうなった場合、米国がどのような行動とるのか、
 マーケットとしても重要な関心事になるよな…。』


「ふむ…。18日の英ガーディアン紙によれば
 『米軍は北朝鮮が核実験を実施した場合、その後のミサイル実験で
  ミサイルを撃墜することを熟考している。』とのことで…、
 これを裏読みすると、北朝鮮が核実験を実施しても
 米軍は即時行動はとらなく、その後のミサイル実験でミサイルを
 撃墜することを熟考している、ということになろうが…、
 北朝鮮が核実験を実施した場合はリスク回避にドル円が下落する
 その可能性はあるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『米国が制裁行動に出た場合、北朝鮮も報復行動をとる可能性があり
 場合によっては有事に発展する場合もあろうからな…。
 内閣官房の国民保護サイト http://www.kokuminhogo.go.jp/
 にも、最近はアクセスが急増しているそうで、
 平穏かつ無事に経過することを願うが…、ともあれ、
 24日から25日は要注意日という事になりそうだな…。』


「ふむ…。無事に25日が経過することを願いたいものじゃが…、
 25日が無事に経過した場合は北朝鮮を巡るリスクは大きく低下して
 ドル円が巻き戻しで買われる場合もあろうのう…。
 また、先週末にトランプ米大統領が『税制改革案を26日に公表。』
 と発言していることから米国時間26日の動向が注目されよう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。『下位時間軸から上位時間軸へサインのバトンタッチ』
 のお話でもさせてもらおうと思っておったが…、
 今日は前段のお話が長くなり過ぎてしもうたようじゃ…。
 また、次回にでもさせてもらうとしようかのう。溜口剛太郎殿。」


『じゃぁ…、また来週にでも聞くとするぜ。ジイさん。』


「ふむ。来週の4月30日なのじゃが…、ゴールデン・ウィークで
 1週だけお休みをもらうと思っておってのう…。
 5月7日(日)にまたお会いしようぞ。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。人並みにゴールデン・ウィークってか。
 じゃぁ、5月7日(日)にまた会おうぜ。ジイさん。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週…、ではなくて、また再来週。

FX トレードと凡事のお話 その238


報道によりますと「米政権は2カ月にわたり政策を再点検した結果、
北朝鮮の体制転換を目指さない方針を決定した。」そうですね。


●今週の主な予定

<4月17日(月)>

※ NZ・豪・スイス・欧州・英などがイースター休暇。

午前11時に中国第1四半期GDP、
同午前11時に中国鉱工業生産(3月)、中国小売売上高(3月)、
午後3時15分から黒田日銀総裁の発言、
夜9時半にNY連銀製造業景況指数(4月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(4月)、
早朝5時に対米証券投資(2月)、
などが予定されています。
中国・米の指標には注目です。


<4月18日(火)>

午前10時半に豪RBA議事録、
夜9時半に米住宅着工件数(3月)、米建設許可件数(3月)、
同夜9時半に加国際証券取引高(2月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(3月)、米設備稼働率(3月)、
などが予定されています。
豪・米の指標には注目です。
そして、ペンス米副大統領が来日して行われる日米経済対話と、
IMF世界経済見通しの発表も予定されています。


<4月19日(水)>

午後6時に欧消費者物価指数確報(3月)、欧貿易収支(2月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
欧・米の指標には注目です。



<4月20日(木)>

朝7時45分にNZ第1四半期消費者物価指数、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(3月)、
午後3時に独生産者物価指数(3月)、
午後6時に欧建設支出(2月)、
午後7時半からカーニー英BOE総裁の発言、
夜9時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(4月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米景気先行指標総合指数(3月)、
同夜11時に欧消費者信頼感速報(4月)、
などが予定されています。
NZ・日・米・欧の指標には注目です。
そして、ワシントンでG20財務相・中銀総裁会議が
21日まで開催の予定です。


<4月21日(金)>

午後1時半に日第三次産業活動指数(2月)、
午後4時に仏製造業PMI速報(4月)、仏サービス業PMI速報(4月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(4月)、独サービス業PMI速報(4月)、
午後5時に製造業PMI速報(4月)、欧サービス業PMI速報(4月)、
同午後5時に欧経常収支(2月)、
午後5時半に英小売売上高(3月)、
夜9時半に加消費者物価指数(3月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(3月)、
などが予定されています。
仏・独・欧・英・加・米の指標には注目です。
そして、IMF・世銀、春季総会が予定されています。


<4月23日(日)>

仏大統領選挙第1回投票、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(4月17日から4月21日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが101.12で始まり、軟調傾向で推移して
99.93へ下落した後に100.46で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.232%に低下しました。
NY原油先物(WTI)は週レベルで53.18(52.89)ドルへ上昇しました。
NYダウは週間202.85ドル低下、20453.25ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは109.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合13日の高値109.39、
さらに上昇した場合12日の高値109.86、ここを上抜けた場合110.00
の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは108.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は2016年11月9日〜12月15日
の61.8%押しの107.86、さらに下落した場合2016年7月21日の高値
107.49、ここを下抜けた場合は107.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。


今週のドル円相場は経済指標およびイベントでは、17日の中国第1四
半期GDPと中国鉱工業生産と中国小売売上高と黒田日銀総裁の発言と
NY連銀製造業景況指数と米NAHB住宅市場指数と対米証券投資、
18日の日米経済対話と米住宅着工件数と米建設許可件数と米鉱工業生
産、19日の米地区連銀経済報告、20日の日通関ベース貿易収支と米
フィラデルフィア連銀製造業指数と米新規失業保険申請件数と米景気
先行指標総合指数とG20財務相・中銀総裁会議、21日の米中古住宅販
売件数、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初10日に111.06で始まり東京時間前半に
日経平均が一時150円超上昇して米10年債利回りが一時2.39%台へ上
昇するなか週高値となる111.58へ上昇しましたが、その後、米10年
債利回りの低下を背景に反落して、NY時間に米報道官の「露はシリア
北朝鮮、イランを支持。」との発言があるなか次第に軟調傾向で推移し
て一時111円台を割り込む展開になりました。その後、翌11日の早朝
5時過ぎにイエレンFRB議長の「米経済は非常に健全。経済は緩やか
なペースで拡大。(中略) 緩やかな利上げが適切。金利で後手に回りた
くはない。GDPの低迷は雇用の伸びの高さを考慮すれば驚き。生産性
の低さが非常に問題。潜在成長率は恐らく2%を下回っている。(中略)
急激な利上げは望ましくない。」との発言があるなか、111円を挟む揉
み合いになりましたが、その後、再び111円台を割り込む展開になり
ました。その後も軟調傾向が続き、NY時間序盤に米10年債利回りが
一時2.29%台へ下落して、NYダウが一時150ドル超の下落となるなか
110円台を割り込む展開になりました。その後、米国務省高官の「中国
が北朝鮮への圧力を強化するか、米国が攻撃するか、2つに1つの選
択肢しかないと説明。同方針をトランプ大統領から中国の習近平国家
主席にも伝達する。」との発言が伝わるなか109円台後半で揉み合いに
なり、翌12日の東京時間に日経平均が一時250円超の下落となるなか
109円台前半から半ばを範囲とする揉み合いが続き、その後、「習国家
主席、トランプ大統領と電話会談、協力強化へ」との報道も背景に、
ロンドン時間から反発して、NY時間にダラス連銀総裁の「年内にバラ
ンスシート縮小を開始できる。失業率は4.5%より低くなる可能性。
2017年の米GDP成長率は2%超に。」との発言もあるなか109.86へ
反発しましたが、NY時間終盤にトランプ大統領の「ドルは強すぎる。
中国を為替操作国に認定しない。イエレン議長を敬愛している。(中略)
中銀の低金利政策は好ましい。」との発言を背景に反落して、翌13日
の東京時間前半に日経平均が一時200円超の下落となるなか108.72へ
下落する展開になりました。その後、切り返して、NY時間序盤に市場
予想より強い米JPモルガンや米シティグループの第1四半期1株利益
が発表されて、トランプ大統領の「中国の習主席は北朝鮮問題の解決
に向けて懸命に取り組むと思う。」との発言もあるなか、109.39へ反発
しましたが、米財務省当局者の「為替の問題は公正な世界経済にとっ
て重要。G20でのコミュニケは想定していない。ムニューシン長官は
約12の2国間協議を予定。」との発言や「アフガニスタン(イスラム国)
に向け米軍が特殊爆弾を投下。」との報道があるなか、NYダウが100
ドル超下落して米10年債利回りが一時2.22%台へ低下したことも背景
に一時108.96へ下落する展開になりました。その後、109円台前半で
揉み合いになり、翌14日の東京時間後半に日経平均が年初来安値を更
新するなか109円台を割り込み、欧州の株式市場がイースターのグッ
ドフライデーで休場のなか揉み合いになりましたが、NY時間の序盤に
発表された米CPIなど米指標が市場予想より弱い結果となったことで
下落して、その後は小幅な揉み合いとなって108.62レベルで週の取引
を終えました。


先週のドル円は地政学的リスクとトランプ大統領発言などで軟調な展
開になりました。

15日の北朝鮮の故金日成国家主席生誕105年記念式典では新型ICBM
が公開され、米国の原子力空母カール・ビンソンも近海へと到着して
緊張が高まりましたが、15日までは懸念されていた北朝鮮による式典
に向けたミサイルの発射や核実験などは行われませんでした。
(その後、一部報道で、16日午前、北朝鮮東部・咸鏡南道新浦付近から
ミサイルを発射したが失敗したとの報道はありました。)

中国も、「1〜3月期の北朝鮮からの石炭輸入量を前年比51.6%減とす
る」、「15日の北朝鮮の軍事パレードに視察団を送らない」、「北京と
北朝鮮の首都を結ぶ航空便の運航停止」など米国に協力姿勢を示し、
米メディアによりますと「米政権は2カ月にわたり政策を再点検した
結果、北朝鮮の体制転換を目指さない方針を決定した。」とのことで、
25日の朝鮮人民軍創設85周年に向けた挑発行動の可能性はまだある
ものの、一旦、リスク回避が収まる可能性もありそうです。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは14日の高値1.0629
から13日のNY時間序盤の戻り高値1.0635を巡る攻防が注目されま
す。ここを上抜けた場合は13日の高値1.0677、さらに上昇した場合は
1.0700の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は3月30日のNY時間
の戻り高値1.0753、ここを上抜けた場合は3月30日のロンドン時間の
戻り高値1.0768から29日のNY時間の戻り高値の1.0773、さらに上
昇した場合は1.0800の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.0600の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は10日の安値1.0570、さらに下落
した場合は3月9日の安値1.0525、ここを下抜けた場合は1.0500の
「00」ポイントから2月22日の安値1.0493、さらに下落した場合は
1月11日の安値1.0453を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、19日の欧消費者物価指数確報
20日の欧消費者信頼感速報、21日の仏・独・欧の製造業PMI速報と
仏・独・欧のサービス業PMI速報、などが注目されますが、対ドル
通貨ペアとして、17日の中国第1四半期GDPと中国鉱工業生産と
中国小売売上高とNY連銀製造業景況指数と米NAHB住宅市場指数と
対米証券投資、18日の米住宅着工件数と米建設許可件数と米鉱工業生
産、19日の米地区連銀経済報告、20日のフィラデルフィア連銀製造業
指数と米新規失業保険申請件数と米景気先行指標総合指数とG20財務
相・中銀総裁会議、21日の米中古住宅販売件数、などが注目されま
す。


先週のユーロドル (概況 ※簡略に記載) は、週初10日に1.0588で始
まり週安値となる1.0570へ下落しましたが、米10年債利回りの低下
も背景にNY時間から切り返して、翌11日の独・欧ZEW景況感調査
が予想より強い結果となったことも背景に揉み合いながらも堅調傾向
で推移してロンドンフィックスにかけて1.0630へ上昇する展開になり
ました。その後、「仏大統領選で極右のメランション氏が躍進して上位
4人の支持率が接近。」との報道もあるなか、反落して上下動の揉み合
いになり、翌12日のNY時間後半にかけて1.0588へ下落しましたが
NY時間終盤にトランプ大統領の「ドルは強すぎる。(中略) 中銀の低金
利政策は好ましい。」との発言を背景に急伸して、翌13日の東京時間
に週高値となる1.0677へ上昇する展開になりました。その後、ロンド
ン時間から反落してNY時間前半にかけて1.06台前半へ下落して揉み
合う展開になりました。その後、翌14日も欧州の株式市場などがイー
スターのグッドフライデーで休場のなか小幅な揉み合いが続き1.0615
レベルで週の取引を終えました。


注目の23日の仏大統領選挙がいよいよ迫っていますが、仏調査会社の
IFOPの13日の世論調査によりますと、極右国民戦線のルペン氏の支
持率が23.5%、中道系独立候補のマクロン氏の支持率が22.5%、共和党
(中道右派)のフィヨン氏の支持率が19.0%、急進左派のメランション氏
の支持率が19.0%と、仏大統領選の第1回目投票の支持率は4人の混
戦状況となっているようです。対立軸は「景気・EU・移民」ですが、
引き続き仏大統領選挙を巡る世論調査や関連するニュース・ヘッド・
ラインが注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その238 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十八話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は、地政学的リスクとともに、
 トランプ大統領の「ドルは強過ぎる。低金利政策は好ましい。」
 との発言などで108円台へ下落する展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 15日の北朝鮮の故金日成国家主席生誕105年記念式典では
 新型の大陸弾道ミサイル(ICBM)が公開され、そして…、
 米国の原子力空母カール・ビンソンも近海へと到着して
 緊張が高まったが…、15日までは懸念されていた北朝鮮による
 式典に向けたミサイルの発射や核実験などは行われなかった
 ようじゃのう…。ただ、その後…、一部報道で、16日午前、
 北朝鮮東部・咸鏡南道新浦付近からミサイルを発射したが失敗した
 との報道はあったがのう…。」


『えっ。北朝鮮は16日にこの時期に及んでミサイル発射したってか。
 それにかかわる週初の市場動向が注目されるが…、
 でも、まぁ、14日の米メディアによれば「米政権は2カ月にわたり
 政策を再点検した結果、北朝鮮の体制転換を目指さない方針を
 決定。」とのことで、一旦、リスク回避も収まるかもしれないな。』


「ふむ…。北朝鮮の25日の朝鮮人民軍創設85周年に向けて
 再びミサイルを発射するなどの挑発行動の可能性はまだあるも…、
 北朝鮮がそのようなことをしなければ、一旦、リスク回避が
 収束して鎮静化する可能性はあるのではなかろうかのう…。」


『中国も、「北朝鮮からの石炭輸入量を前年比51.6%減とする」、
「北朝鮮軍事パレードに視察団を送らない」、「北京と北朝鮮の首都を
 結ぶ航空便の停止」など米に協力姿勢を示しているようだしな…。
 ところで話は変わるが、23日の仏大統領選が迫ってきているよな。』


「ふむ…。対立軸を『景気・EU・移民』とする仏大統領選挙では
 13日の世論調査によると、極右国民戦線ルペン氏の支持率が23.5%
 中道系独立候補のマクロン氏の支持率が22.5%、共和党(中道右派)の
 フィヨン氏の支持率が19.0%、急進左派のメランション氏の支持率が
 19.0%と、仏大統領選の第1回目投票の支持率は4人の混戦状況と
 なっているようじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『EU懐疑派はルペン氏とメランション氏だが…、5月7日の最終投票
 ではEU統合を唱えているマクロン氏が勝つとの市場予想ながら、
 混戦となっている仏大統領選の第1回目投票を巡る世論調査や
 関連のニュースが引き続き注目されそうだな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『マイ・ルールのお話』でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よろしい…。聞いてやろうじゃないか。』


「トレーダーは各々、性格も好みも資金量もトレード可能時間も違い
 兼業・専業も含めて環境が異なっているゆえ…、3つのМの
 『メソッド(Method)』、『マネー(Money)』、『マインド (Mind)』…、
 すなわち『手法』、『資金管理』、『マインドと自己規律』にかかわる
 『マイ・ルール』は策定しておく必要があるのではなかろうか…。」


『まぁ、トレーダー毎の環境や好みは確かに異なってるからなぁ…。
 世界一の美女や美男が自身にとって最良の配偶者とならないように
 また、お金持ちでも高級ホテル最上階でロマネコンティを飲むより
 焼き鳥の煙が立ち込める居酒屋で一杯の方が好きな人もいて…、
 トレードの「手法」、「資金管理」、「自己規律(マインド)」にかかわる
 「マイ・ルール」もトレーダー毎に自分自身に合ったものを
 策定する必要があるのかもしれないな…。』


「ふむ…。正統とされる『手法』、『資金管理』、『自己規律』を
 踏まえながらも、自身のトレード・ノートを検証したうえで
 自分自身のトレードの傾向を把握して、自分自身に合った
 『マイ・ルール』を策定していくのが良いのではなかろうか…。」


『……。』


「ここで大切なのは、自分自身で実行できる事にするは当然ながら…
 たとえば、手法をカスタマイズするには『シンプル』ということが
 とても重要になるのではなかろうか…。溜口剛太郎殿。」


『たとえば、どういうことよ…。ジイさん。』


「ふむ…。知能が高い人ほど陥りやすい誤謬として…、
 『複雑=高度=優れている』と思い込む複雑信仰があるが…、
 勝っているトレーダーの思考は意外なほどシンプルなことが多く、
 『シンプル』ということは、むしろ思考が精錬されていて
 優れている場合が多いという事を知るべきなのではあるまいか…。」


『……。』


「たとえば、スイング・パターンを観る手法としてハーモニック・
 トレーディングというものがあるが…、М字型(w型)の4本の
 ライン(波動)で構成されるガートレーのパターンは222あるとされ
 これを実際にトレーディングに役立てる事は容易なことではなく…
 基点から4本目が78.6%押し(戻し)の基本形、そして、さらに
 押し(戻し)が進み4本目が88.6%押し(戻し)となったBatと呼ばれる
 パターン、そしてМ字型(w型)の起点を超過(エクステンション)して
 4本目が128.2%押し(戻し)となったButterflyと呼ばれるパターン、
 そして、4本目が161.8%押し(戻し)のCrabと呼ばれるパターンなど
 主要4パターンに絞り込んだり…、あるいはさらに思考を精錬させ
 シンプル化して、『価格がスイングの起点を割り込まない限り、
 フィボナッチ・リトレースメントのポイントで(トレンド方向へ)
 反転することが多い』、『価格がスイングの起点を割り込んだ場合は
 フィボナッチ・エクステンションのポイントでスイングの起点を
 目途にプルバックとなることが多い。そして、その後はエクステン
 ション方向へ再上昇(再下降)することが多い』、などと認識して、
 ハーモニックの主意を単純思考化して、ポイントからのプライス・
 アクションを観ていくほうが、むしろ、実際のトレードに
 役立つ場合もあるのではなかろうか…。溜口剛太郎殿。」


『最近はハーモニック・パターンを知らせるソフトもあるようだが、
 確かに222パターンを識別することは容易なことではなく、
 また、そのパターンなっても必ず価格が反発(反転)するわけでもなく
 反発(反転)するパターンと認識しつつも、そのポイントからの
 プライス・アクションは観る必要があるだろうからな…。』


「異論もあろうが…、ともあれシンプルや単純は劣ったものではなく
 精錬や主要エッセンスという意味では複雑から昇華したもので、
 ときにむしろ、シンプル化や単純化は優れている場合も
 あるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『自分自身が実行できるという意味でも、マイ・ルールにおける
 シンプル化は大切な指針となるのかもしれないよな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その237


米中首脳会談では貿易不均衡是正「100日計画」が合意されましたが、
対北朝鮮問題では協力強化で一致も具体的合意に至りませんでした。


●今週の主な予定

<4月10日(月)>

朝8時50分に日国際貿易収支(2月)、日国際経常収支(2月)、
午前10時半に豪住宅ローン件数(2月)、
午後2時に日景気現状判断DI(3月)、日景気先行き判断DI(3月)、
夜9時15分に加住宅着工件数(3月)、
夜11時に米労働市場情勢指数LMCI(3月)、
などが予定されています。
日貿易収支と米の指標には一応注目です。
そして、黒田日銀総裁の発言(時間未定)や、伊でのG7外相会合、
IMFの世界経済見通しの発表なども予定されています。


<4月11日(火)>

早朝5時からイエレンFRB議長の講演、
朝8時01分に英BRC小売売上高調査(3月)、
午前10時半に豪NAB企業景況感指数(3月)、
午後5時半に英消費者物価指数(3月)、英生産者物価指数コア(3月)、
同午後5時半に英小売物価指数(3月)、
午後6時に独ZEW景況感調査(4月)、
同午後6時に欧鉱工業生産(2月)、欧ZEW景況感調査(4月)、
などが予定されています。
イエレンFRB議長の講演と英・独・欧の指標には注目です。


<4月12日(水)>

朝8時50分に日機械受注(2月)、日国内企業物価指数(3月)、
午前10時半に中国消費者物価指数(3月)、中国生産者物価指数(3月)、
午後3時に独卸売物価指数(3月)、
午後5時半に英失業者数(3月)、英失業率(3月)、
同午後5時半に英ILO失業率(3カ月 3月)、
同午後5時半からカーニー英BOE総裁の発言、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米輸入物価指数(3月)、米輸出物価指数(3月)、
夜11時に加BOC政策金利、加BOC声明、
深夜3時に米月次財政収支(3月)、
などが予定されています。
(日)・中国・英・加の指標には注目です。


<4月13日(木)>

朝7時半にNZ企業景況感(3月)、
朝8時01分に英RICS住宅価格(3月)、
午前10時半に豪新規雇用者数(3月)、豪失業率(3月)、
(時間未定) 中国貿易収支(3月)、
午後3時に独消費者物価指数改定値(3月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値(3月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(3月)、
夜9時半に米生産者物価指数(3月)、米生産者物価指数コア(3月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(2月)、加製造業出荷(2月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(4月)、
などが予定されています。
豪・中国・独・米の指標には注目です。


<4月14日(金)>

※ NZ・豪・英・欧・米・加がイースターのグッドフライデーで休場。

午後1時半に日鉱工業生産確報(2月)、
夜9時半に米消費者物価指数(3月)、米消費者物価指数コア(3月)、
同夜9時半に米小売売上高(3月)、米小売売上高(除自動車 3月)、
夜11時に米企業在庫(2月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(4月10日から4月14日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが100.35で始まり、揉み合いながらも堅調
傾向で推移して101.08で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.382%に低下しました。
NY原油先物(WTI)5月限は週レベルで52.24ドルへ上昇しました。
NYダウは週間7.12ドル低下、20656.10ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは7日の高値111.36を巡る
攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は5日の高値111.45から
3日の高値111.58、さらに上昇した場合は112.00の「00」ポイント、
ここを上抜けた場合は3月31日の高値112.20を巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、まずは111.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は6日の安値110.29から4日安値
110.27、さらに下落した場合は7日の米雇用統計後の安値110.16から
7日の安値110.13、ここを下抜けた場合は110.00の「00」ポイントを
巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、10日の日国際貿易
収支と米労働市場情勢指数LMCI、11日早朝のイエレンFRB議長の講
演、12日の日機械受注と中国消費者物価指数と中国生産者物価指数、
13日の中国貿易収支と米生産者物価指数と米新規失業保険申請件数と
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報、14日の米消費者物価指数と米
小売売上高、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初3日に111.42レベルで始まりロンドン
時間序盤に米10年債利回りが一時2.40%台へ上昇したことを背景に週
高値となる111.58へ上昇しましたが、NY時間に入り米自動車販売が
市場予想を下回ったことなどでNYダウが一時100ドル超下落となり
米10年債利回りが2.33%台へ低下したことを背景に111円台を割り込
む展開になりました。その後も軟調傾向で推移して、翌4日の日経平
均が172円安となり、ロンドン時間に米10年債利回りが2.31%台へ
低下したことを背景に110.27へ下落する展開になりました。その後、
米10年債利回りの反発を背景に切り返して、NY時間にトランプ米大
統領の「周主席と北朝鮮問題で協議。中国との貿易赤字問題は進展さ
せなければならない。インフラ整備法案の規模は1兆ドルを超える可
能性。大型パイプライン建設で4万2000人の雇用を創出。」との発言
や、リッチモンド連銀総裁の突然の辞任の報道などがあるなか、揉み
合いながらも堅調傾向で推移して、翌5日のオセアニア時間にかけて
110.91へ反発する展開になりました。その後、東京時間からロンドン
時間序盤にかけて110円台半ば近くまで押しとなるも、米10年債利回
りが2.36%台へ上昇したことを背景に反発して、NY時間序盤に発表さ
れた米ADP雇用統計が予想より強い結果となったことや、NYダウが
一時200ドル近い上昇となったことを背景に上伸して、タルーロFRB
理事の「バランスシートについて考え始めることが賢明に。バランス
シートについての示唆はイールドカーブに影響する可能性。」との発言
もあるなか111.43へ上昇する展開になりました。その後、ISM非製造
業景況指数が予想より弱い結果となったことで反落して111円台前半
で揉み合いとなって米FOMC議事録の発表を迎えました。FOMC議事
録では「一部から株価は非常に高いとの指摘。再投資の変更は年内に
正当化されると大半が判断。(中略) 緩やかな利上げが適切。」などが示
されるなか、一時111.45へ上昇するも、NYダウがマイナス圏へ反落
して米10年債利回りが一時2.32%台へ低下したことを背景に反落して
翌6日の日経平均が年初来安値を更新するなか東京時間序盤にかけて
110.29へ下落する展開になりました。その後、ロンドン時間から切り
返して、ロンドンフィックスにかけて米10年債利回りが2.36%台へ
上昇したことを背景に111.14へ反発しましたが、「米大統領がシリア
への軍事行動を検討するよう議員らに通知」との報道が伝わり、米10
年債利回りが2.34%台へ低下したことを背景に111円台を割り込み、
揉み合う展開になりました。その後、翌7日の東京時間午前10時過ぎ
に「米国がシリアの科学兵器使用に対応してアサド政権の軍事施設を
爆撃。」との報道や「ロシアが米国のシリア攻撃は重大な結果を招くと
警告。」などの報道があるなか、米10年債利回りが一時2.29%台へ急
落したことも背景に、リスク回避の円買い動意も相俟って週安値とな
る110.13へ下落する展開になりました。その後、一時マイナス圏へ反
落していた日経平均が持ち直したことや、米10年債周りが2.3%台を
回復したことなどを背景に切り返して、ロンドン時間に米10年債利回
りが一時2.33%台へ上昇したことも背景に110円台後半へ戻して米雇
用統計の発表を迎えました。米雇用統計では米失業率が予想より強い
4.5%となるもNFPが予想より弱い9.8万人となって、米10年債利回
りが一時2.27%へ低下したことも背景に110.16へ急落しましたが、
米10年債利回りが2.3%台へ持ち直したことを背景に反発して、NY
連銀総裁の「FOMCはまだバランスシート計画策定中。FRBの政策手
段の優先は金利でありバランスシートではない。(中略) バランスシー
ト縮小は今年終盤か来年始めに開始するであろう。」との発言や、ムニ
ューシン米財務長官の「非常に近い将来に中国の為替報告を発表。貿
易均衡にはさらなる努力必要との認識で米中は一致。シリア、北朝鮮
への制裁は重要な手段。」との発言もあるなか、米中首脳会談が緊張下
で一応ながら無難に進行したことや、米10年債利回りが2.38%台へと
上昇したことも背景にNY時間後半にかけて111.36へ上昇して111.10
レベルで週の取引を終えました。

米中首脳会談や米雇用統計など重要イベントや、そして米国が科学兵
器攻撃に対応してシリアのアサド政権の軍事施設を爆撃をするなどの
報道があった先週ですが、ドル円は110円台を維持して110円台前半
から111円台半ばを範囲とするレンジ相場となりました。

米中首脳会談では貿易不均衡是正「100日計画」が合意されましたが、
対北朝鮮問題では協力強化で一致するも、「単独行動も辞さず」とする
米国と「対話解決を堅持」すべきとする中国との見解が相違して、具
体的合意にまでは至りませんでした。

週初、まずは米中首脳会談を終えた後の市場反応が注目されますが、
引き続き米10年差利回りの動向が注目されます。そして、今週末は
欧米がイースター休暇入りとなりますので、週後半にかけて短期筋の
ポジション調整などの動向が注目されますとともに、15日に故金日成
国家主席生誕105年記念式典を迎えることで米中首脳会談後の北朝鮮
の動静も注目されます。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1.0600の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は6日の安値の
1.0529から7日NY時間序盤の戻り高値1.0633、さらに上昇した場合
7日の東京時間の戻り高値1.0660、ここを上抜けた場合は7日の米雇
用統計後の高値1.0666(チャートによっては1.0675)、さらに上昇した
場合は5日の高値1.0689、ここを上抜けた場合は1.0700の「00」ポイ
ントから3月31日の高値1.0702を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは7日の安値1.0580を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は3月9日の安値1.0525、さらに下落し
た場合は1.0500の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は2月22日
の安値1.0493から3月2日安値1.0495を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、11日の独・欧ZEW景況感調
査と欧鉱工業生産、13日の独消費者物価指数改定値、などが注目され
ますが、対ドル通貨ペアとして、10日の米労働市場情勢指数LMCI、
11日早朝のイエレンFRB議長の講演、12日の中国消費者物価指数と
中国生産者物価指数、13日の中国貿易収支と米生産者物価指数と米
新規失業保険申請件数とミシガン大学消費者信頼感指数速報、14日の
米消費者物価指数と米小売売上高、などが注目されます。


先週のユーロドル (概況 ※簡略に記載) は、週初3日に1.0661レベル
で始まり上下動の揉み合いとなって、1.0635から週の高値となる5日
ロンドン時間の1.0689を範囲とするレンジ相場が6日の東京時間終盤
まで続きましたが、6日ロンドン時間にドラギECB総裁の「政策変更
にはより一層のインフレ信頼感が必要に。インフレ見通しを変化させ
るに十分な証拠はそろっていない。ECBの金融政策はうまく機能して
いる。経済見通しは緩やかに改善してきている。インフレについての
成功を宣言するには時期尚早。フォワードガイダンスの文言に変更を
加える必要はない。」との発言を背景にECB出口戦略への期待が後退し
て1.0629へ下落する展開になりました。その後、プラートECB理事
の「フォワードガイダンスはQEとマイナス金利の補完に有効。金利は
現状もしくはより低い水準で維持。」との発言や、仏調査会社オピニオ
ンウェイの「ルペン氏支持が25%に低下。」との発表に揺れながらも
1.06台後半へ戻しましたが、ECB理事会議事要旨で「3月の段階では
金利の下方バイアスを取り除くには時期尚早。コアインフレの見通し
にとって賃金上昇がカギとなる。将来には正常化の議論を行うことに
ついて合意。」などが示されたことを背景に揉み合いながらも再び軟調
傾向で推移しました。その後、翌7日の東京時間に「米国が科学兵器
攻撃に対応してシリアのアサド政権の軍事施設を爆撃。」との報道に
1.06台半ばで上下動の揉み合いになりましたが、ロンドン時間から再
び軟調に推移して1.06台前半に下落して米雇用統計の発表を迎えまし
た。米雇用統計では米失業率が予想より強い4.5%となるもNFPが予想
より弱い9.8万人となって、米10年債利回りが一時2.27%へ低下した
ことを背景に一時1.0666(チャートによっては1.0675)へ上昇しました
が、米10年債利回りが2.3%台へ持ち直したことを背景に反落して、
NY連銀総裁の「(前略) バランスシート縮小は今年終盤か来年始めに
開始するであろう。」との発言や、ムニューシン米財務長官の発言もあ
るなか、米中首脳会談が緊張下で一応ながら無難に進行したも背景に
米10年債利回りが2.38%台へ上昇したことに伴うドル買いに1.0580
へ下落して1.0592で週の取引を終えました。

先週のユーロドルは週後半にかけて1.06台前半から1.06台後半を範囲
とするレンジ相場になりましたが、週末に米雇用統計後に一時反発す
るも、米10年債利回りが2.38%台へ上昇したことに伴うドル買いに
1.06台を割り込む相場展開になりました。

5日に独連銀総裁が「(前略) ECB政策の巻き返しの時期が近づいてい
る。債券購入プログラムがあと1年間で終了することを歓迎。」と発言
するも、6日にはドラギECB総裁が「政策変更にはより一層のインフ
レ信頼感が必要に。インフレ見通しを変化させるに十分な証拠はそろ
っていない。」と発言して、ECB要人達の見解は整合していませんが、
3月30日のノボトニー総裁の「時期尚早な利上げという失敗は望まな
い。」との発言も含めてECB出口戦略への期待がやや後退しているよう
で、今後のECB要人達の発言が注目されますとともに、2週間後に仏
大統領選挙が迫っていることで世論調査の動向など関連報道が注目さ
れます。そして、今週末は欧州もイースター休暇入りとなりますので
週後半にかけて短期筋のポジション調整などの動向も注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その237 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十七話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週末は米国がシリアの科学兵器使用に対応して
 アサド政権の軍事施設を爆撃したが、それが米中首脳会談の夕食会
 のさなかで驚きのタイミングだったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 米国が『状況によれば軍事行動も躊躇しない』ことを示して、
 軍拡する中国や核武装を目指す北朝鮮への牽制もあったか、
 米中首脳会談のさなかのタイミングであったのう…。」


『米中首脳会談では貿易不均衡是正「100日計画」が合意されて、
 対北朝鮮問題では協力強化で一致するも、「単独行動も辞さず」
 とする米国と「対話解決を堅持」すべきとする中国との見解が
 相違して、具体的合意にまでは至らなかったようだが…、
 米中首脳会談は、まぁ、何とか無難に通過した印象だな…。』


「ふむ。米国のシリアへの軍事施設爆撃で米ロの緊張関係は
 深まることとはなったが…、溜口殿が言うように
 米中首脳会談は何とか無難に通過した印象じゃのう…。」


『米中首脳会談と米雇用統計のビッグイベントを通過した今週だけど
 どんな展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「今週末は欧米がイースター休暇入りとなることで、週後半にかけて
 短期筋のポジション調整などの動向が注目されるとともに、
 15日に故金日成国家主席生誕105年記念式典を迎えることで
 米中首脳会談後の北朝鮮の動静も注目されるのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『選球眼と段階的進歩のお話』
 でもさせてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『野球になぞらえてのお話と思うけど…、まぁ、よろしい。
 「選球眼と段階的進歩のお話」とやらを聞いてやろうじゃないか。』


「優れたバッターはどんな球でも打てるというわけではなく、
 打撃能力だけではなく、ヒットや長打や高打率のその背景には
 自身にとって打ちやすい球を選ぶ優れた選球眼があるものでのう。
 トレードでも自身にとって『勝てる状況と時を選ぶ』ということが
 とても大切になるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『そりゃあ、そうだろうよ…。』


「勝てるようになったトレーダーがほぼ異口同音で言うことに
 『無駄トレードが減ってトレード数が少なくなりました。』
 という言葉あるが…、トレードでは、『買う』と『売る』以外に、
 トレードに良い状況と時を選ぶために『待つ』という事が大切で、
 負けトレードが多い、収支が向上しない、と嘆くトレーダほど
 この『待つ』という事が苦手な場合が多いものなのじゃのう…。」


『数多くトレードすれば儲かると思っているのはじつは誤謬で、
 無駄トレードが多いポジポジ病ではなかなか収支が向上しない、
 と言われているが…、無駄トレードを抑制するためにも
 「良い状況と時を待つ」という事はとても大切で、もしかすると、
 待てる能力の差が収支の明暗を分けているのかもしれないよな…。』


「まぁ…、何百ものトレードの果てにマイナス収支となるよりも
 たとえ僅かなトレード数でもプラス収支で終える方が優れている、
 というわけじゃが…、なかなか収支が向上しない場合は、
 何とかエントリーしてやろうという視点でチャートを観るよりも、
 むしろ、トレードを控えるべき状況と時という事に視点を切り替え
 フォーカスしていくほうが収支向上の特効薬となる場合も
 あるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……!』


「そして、『トレードに良い状況』と『トレードを控えるべき状況』
 にはトレーダーごとに異なる場合があるゆえ、
 トレード日誌やトレードノートをつけて、自分自身にとっての
 『勝ちやすい状況と、負けやすい苦手な状況』を把握することが
 とても有効になるもので、テクニカルの学習とともに、
 『自分自身のトレード傾向を知る』ことが大切となろうのう…。」


『「敵を知り、己(おのれ)を知らば…」ってやつだな。』


「ふむ。一般的なトレンドが発生しているなど勝ちやすい状況や
 ローソク足も小さく上下にヒゲも多いなど勝ち辛い状況、
 というものもあるが、自分自身にとって『勝ちやすい 負けやすい』
 ということもあるゆえ、それらの把握のために
 トレード日誌をつける事は大切な習慣となるものなのじゃのう…。」


『……。』


「そして、トレード日誌をつけていると次第に判ることじゃが…、
 自分自身にとって『勝ちやすい状況や負けやすい状況』のほかに、
 自分自身にとって『勝ちやすい時間帯や時』に気づく事ができると
 収支向上に大いに役立つことがあるものなのじゃ…。」


『今現在の自分自身の実力不相応なオールラウンド・プレーヤーを
 はじめから無理をして目指そうとするよりも、まずは
 自分自身にとって得意な状況や得意な時間帯でのトレードに絞り
 「チャンスは少なくても自分でも勝てそうなところだけ!」を
 トレードして収支向上に努める方がお利口さんというワケか…。』


「ふむ…。そうして、そこにずーっと留まるということではなく、
 トレードの学習を少しずつ深化させることによって、
 好みの手法とともに、自分自身にとって得意な状況や守備範囲、
 というものを一歩、また一歩と『段階的に拡大していく』のが
 賢明なトレーダーとしての進歩となるのではあるまいかのう…。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX情報をもっと見る
過去ログ
2017年06月(3)
2017年05月(4)
2017年04月(4)
2017年03月(4)
2017年02月(4)
2017年01月(4)
2016年12月(4)
2016年11月(4)
2016年10月(5)
2016年09月(4)
2016年08月(2)
2016年07月(5)
2016年06月(4)
2016年05月(4)
2016年04月(4)
2016年03月(4)
2016年02月(4)
2016年01月(5)
2015年12月(3)
2015年11月(4)
2015年10月(4)
2015年09月(3)
2015年08月(4)
2015年07月(4)
2015年06月(4)
2015年05月(4)
2015年04月(4)
2015年03月(4)
2015年02月(4)
2015年01月(3)
2014年12月(3)
2014年11月(4)
2014年10月(4)
2014年09月(4)
2014年08月(4)
2014年07月(4)
2014年06月(4)
2014年05月(3)
2014年04月(4)
2014年03月(4)
2014年02月(4)
2014年01月(4)
2013年12月(3)
2013年11月(4)
2013年10月(4)
2013年09月(5)
2013年08月(3)
2013年07月(4)
2013年06月(4)
2013年05月(4)
2013年04月(4)
2013年03月(5)
2013年02月(4)
2013年01月(4)
2012年12月(4)
2012年11月(3)
2012年10月(4)
2012年09月(5)
2012年08月(3)
2012年07月(5)
2012年06月(3)
2012年05月(4)
2012年04月(5)
2012年03月(4)
2012年02月(4)
2012年01月(4)
2011年12月(4)
2011年11月(4)
2011年10月(5)
2011年09月(4)
2011年08月(3)
2011年07月(5)
2011年06月(4)
2011年05月(5)
2011年04月(4)
2011年03月(4)
2011年02月(4)
2011年01月(5)
2010年12月(4)
2010年11月(4)
2010年10月(5)
2010年09月(4)
2010年08月(5)
2010年07月(4)
2010年06月(4)
2010年05月(5)
2010年04月(4)
2010年03月(5)
2010年02月(4)
2010年01月(4)
2009年12月(7)
2009年11月(8)
2009年10月(7)
2009年09月(8)
2009年08月(9)
2009年07月(13)
2009年06月(13)
2009年05月(11)
2009年04月(11)
2009年03月(12)