FX トレードと凡事のお話 その274


先週はNYダウが最高値を更新して25803ドルへ上昇しましたが、
ドル円は一時111円台を割り込む展開になりました。



●今週(1月15日から1月19日)の主な予定


<1月15日(月)>

※ NYはキング牧師誕生記念祝日で休場。

午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(1月)、
午後7時に欧貿易収支(11月)、
などが予定されています。
そして、黒田日銀総裁の発言も予定されています。


<1月16日(火)>

朝8時50分に日国内企業物価指数(12月)、
午後1時半に日第三次産業活動指数(11月)、
午後4時に独消費者物価指数改定値(12月)、
午後4時45分に仏財政収支(11月)、
午後6時半に英消費者物価指数(12月)、英生産者物価指数(12月)、
同午後6時半に英小売物価指数(12月)、
夜10時半に米NY連銀製造業景況指数(1月)、
などが予定されています。
独・英・米の指標には注目です。
そして、米シティグループの四半期決算発表も予定されています。


<1月17日(水)>

朝8時50分に日機械受注(11月)、
午前9時半に豪住宅ローン件数(11月)、
午後7時に欧消費者物価指数確報(12月)、欧建設支出(11月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜11時15分に米鉱工業生産(12月)、米設備稼働率(12月)、
深夜12時に加BOC政策金利発表、加BOC声明、
同深夜12時に米NAHB住宅市場指数(1月)、
深夜4時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
早朝6時に対米証券投資(11月)、
などが予定されています。
日・欧・加・米の指標には注目です。
そして、バンク・オブ・アメリカやゴールドマン・サックスの
四半期決算発表も予定されています。


<1月18日(木)>

午前9時01分に英RICS住宅価格指数(12月)、
午前9時半に豪新規雇用者数(12月)、豪失業率(12月)、
午前11時に中国第4四半期GDP、
同午前11時に中国鉱工業生産(12月)、中国小売売上高(12月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(11月)、
夜10時半に米住宅着工件数(12月)、米建設許可件数(12月)、
同夜10時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(1月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
などが予定されています。
豪・中国・米の指標には注目です。
そして、モルガン・スタンレーの四半期決算発表も予定されています。


<1月19日(金)>

朝6時半にNZ企業景況感(12月)、
午後4時に独生産者物価指数(12月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(12月)、
午後6時に欧経常収支(11月)、
午後6時半に英小売売上高指数(12月)、
夜10時半に加国際証券取引高(11月)、加製造業出荷(11月)、
深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(1月)、
などが予定されています。
英・米の指標には注目です。
そして、この日に米暫定予算期限切れを迎えます。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(1月8日から1月12日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが91.67で始まり、92.36へ上昇した後に
下落して90.62で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.550%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)2月限は週の終値で64.30ドルに上昇しました。
NYダウは週間507.32ドル上昇、25803.19ドルで週の取引を終える。



<1月8日(月)>

東京は成人の日で休場。
東京時間はドル買いが優勢。ドルストレートが軟調傾向で推移。
スペイン紙ムンド
「バイトマン独連銀総裁がQE終了の明確な期日設定は正当と発言」
欧小売売上高(11月)は予想より強い前年同月比2.8%。
英首相報道官
「メイ英首相、8日に内閣改造を実施する」
米10年債利回りは2.48%台へ上昇の後に2.46%台へ低下。
NY時間序盤にドル円が一時113円台を割り込む。
原油先物は61ドル台半ばから後半で推移。
報道
「メイ首相は内閣改造を開始、離脱交渉が不調に終わった場合の
 危機管理を担う決裂担当相を新設する方針。
 ハモンド財務相、デービスEU離脱担当相、ラッド内相は留任予定」
NY時間はポンドが反発して揉み合う。BTCは軟調に推移。
アトランタ連銀総裁
「3、4回の利上げは必要ない可能性。
 金融政策はより中立的スタンスに近づいている。
 減税は緩やかな成長をもたらす。緩やかな緩和解除が好ましい」
ブルームバーグ
「ホワイトハウスはFRB副議長の指名が近づいている」
S&P
「米国の今年の実質GDP伸び率は2.8%と予想」
NY時間後半に米10年債利回りは2.48%台へ上昇。
WSJ
「米当局者は朝鮮半島での全面戦争ではなく、
 北朝鮮に限定的な軍事攻撃を行うことが可能か議論している」
NYダウは12.87ドル安の25283.00で取引を終える。
NASDAQとS&P500は最高値を更新。


<1月9日(火)>

ワシントン・ポスト
「米特別検察官、露疑惑でトランプ大統領の直接聴取を検討。
 限定的な質問を数週間以内に行う可能性がある」
日経平均は234.44円高で寄り付き135.46円高の23849.99で大引け。
日経平均は26年ぶり高値を連日更新。
米10年債利回りは2.48%台で推移。
麻生財務相
「速いペースで株価は上昇している」
報道
「日銀オペ、国債買入(残存期間10年超25年以下) 1,900億円に減額。
 国債買入(残存25年超)は800億円に減額。
 残存期間10年超25年の国債買いオペ減額は2016年12月以来」
東京時間にドル円が112円台へ下落。
マクロン仏大統領 (中国を公式訪問中)
「マーケットの中国とのアクセスはアンバランス」
原油先物は62ドル台前半から61ドル台後半で推移。
報道
「日銀、2018年見通しで成長率引き上げを検討」
ロンドン間時間序盤に米10年債利回りは一時2.50%台へ上昇。
ロイター通信
「韓国外務省は、来月の平昌冬季オリンピックへの
 北朝鮮の参加を円滑にするために、
 必要なら同国への政策の一時解除を検討する方針を明らかにした」
報道
「北朝鮮が平昌冬季オリンピックへ参加決定」
ミネアポリス連銀総裁
「今の職務に満足していて変えるつもりはない。
 低過ぎるインフレは高過ぎるインフレより懸念が大きい。
 低インフレは世界中で起こっていて米国だけの問題ではない」
トランプ大統領
「数日内に移民法案が提出される。超党派による移民法改正を見たい。
 国境の壁は180億ドル未満で建設可能」
NYタイムズ
「トランプ大統領は世界経済フォーラム(ダボス会議)に出席する計画。
 ダボス会議は1月23日から4日間の日程で開催」
米3年債入札では最高落札利回り2.080%、応札倍率3.13倍。
報道
「翌日物金利スワップ(OIS)市場では来週のカナダ中銀の利上げ確率を
 80%超で織り込む動き」
原油先物は一時63ドル台へ上昇。14年12月以来の高値に。
NY時間後半にかけて米10年債利回りは2.55%台へ上昇。
NYダウは102.80ドル高の25385.80で取引を終える。最高値を更新。
NASDAQとS&P500も最高値を更新。
VIX指数(恐怖指数)は10.08へ上昇。


<1月10日(水)>

日経平均は17.18円安で寄り付き61.79円安の23788.20で大引け。
東京時間にドル円は112円台前半へ下落。
報道「ホンジュラスでM7.8の地震が発生」
原油先物は63ドル台半ばで推移。
ロンドン時間にドル円が111円台へ下落。
中国当局
「債券投資はこれまでほど魅力的ではなくなるだろう」
ロンドン時間序盤に米10年債利回りは2.59%台へ上昇。
独仏の株式市場は軟調傾向で推移。
報道
「南ア、ズマ大統領が退陣要求に対する予防的措置を打ち出す」
ダラス連銀総裁
「今年3回の利上げが依然としてベストシナリオ。
 イールドカーブのフラット化は世界的な過剰流動性が一部要因。
 18、19年の労働市場は過熱ぎみに推移する可能性。
 減税は投資の活発化を支援する可能性。
 負債によってファイナンスされた減税には懸念。
 循環的なインフレ圧力があることは疑いない。
 テクノロジーはインフレにとって一部逆風」
ブロードベント英中銀副総裁
「家計負債の高さは政策金利に大きく影響しない。
 英住宅市場はバブルではない。
 家計負債の高さで英中銀が利上げを止めることはない。
 目標に到達するために何でも行う。
 英中銀の見通しは追加利上げを示唆」
シカゴ連銀総裁
「利上げを今年半ばまで先送りするのが良いと前回会合で考慮。
 今年は2.5%成長を予想。
 減税案可決で現時点で勢いを加速させる材料はない。
 一過性のインフレ鈍化が解消すれば確信を強められる」
米10年債入札では最高落札利回り2.579%、応札倍率2.69倍。
ロイター通信 (関係者の話)
「カナダ当局は米国がNAFTAを離脱するとの見方を強めている。
 近いうちにトランプ大統領が発表するようだ。
 ただ、大統領は、条約改定のための協議を1月下旬に
 開催することも同時に発表するのではないか」
加ドル売り反応。ドルカナダが上昇。
セントルイス連銀総裁
「石油高で物価上昇を見込む。インフレ期待がやや上昇。
 過去5年間の穴埋めのためインフレ目標の引き上げ検討を」
CNBC
「ウォーレンバフェット氏は仮想通貨について
 ほぼ確実に悪い結末を迎えると述べた」
米10年債利回りは2.55%台。原油先物2月限の終値は63.57ドル。
NYダウは16.67ドル安の25369.13で取引を終える。


<1月11日(木)>

日経平均は131.81円安で寄り付き77.77円安の23710.43で大引け。
豪小売売上高(11月)は予想より強い前月比1.2%。豪ドル買い反応。
報道
「トランプ米大統領はイランに対する経済制裁再開を見送る見通し」
東京時間に米10年債利回りは一時2.53%台へ低下。
メルケル独首相
「連立を模索する協議には依然として障害が残っている。
 連立協議でできることは何でも行う方針」
原油先物は一時64ドル台へ上昇。
英首相報道官
「EU離脱をめぐる2回目の国民投票は行わない」
発表直後はポンド売り反応。
ECB理事会議事録要旨
「2018年の早い時期にガイダンスの段階的なシフトについて検討。
 リフレが継続すれば市場とのコミュニケーションに変化が必要」
ユーロ買い反応。ユーロドルが1.20台を回復。
NY時間序盤に米10年債利回りは2.56%台へ上昇。
米生産者物価指数(12月)は予想より弱い前月比−0.1%。
ドル売り反応。
報道「北海ブレントが2014年以来の70ドル台に」
NY時間終盤に米10年債利回りは一時2.52%台へ低下。
ドル円は111円台前半へ下落。
ダドリーNY連銀総裁
「今年の米GDP伸び率を2.50%から2.75%とみている。
 成長が過熱化するリスクを警戒。
 依然として緩やかな利上げが継続するという論拠は強い。
 資産価値は特に懸念していない。
 インフレは目標である2%に向けて上昇圧力が高まるとみている。
 最近のイールドカーブのフラットニングは懸念していない。
 今後の状況にもよるが2018年中に3回の利上げが合理的な出発点。
 データ次第では遅くなったり早くなったりする」
NYダウは205.60ドル高の25574.73で取引を終える。最高値を更新。
NASDAQとS&P500も最高値を更新。


<1月12日(金)>

WSJ紙
「トランプ大統領はインフラ支出がなすべきリストの
 優先順位のトップであると発言」
日経平均は9.23円高で寄り付き56.61円安の23653.82で大引け。
日経平均は3日続落。
米10年債利回りは2.55%から2.54%台で推移。
麻生財務・金融相
「(仮想通貨を)何でもかんでも規制すればいいとは思わない。
 利用者保護とイノベーションのバランスを
 注意しながらやっていかなければいけない」
中国貿易収支(12月)は予想より強い546.9億ドル。
原油先物は63ドル台半ばで推移。
ブルームバーグ
「独メルケル首相とSPD、暫定合意に達した」
ユーロドルが1.21台へ上昇。2014年12月以来の高値水準。
ロンドン時間にポンドドルが1.36台へ上昇。
ドル円が一時111円台を割り込む。
JPモルガン第4四半期調整後1株利益1.76ドル、
第4四半期調整後収入254.5億ドル(予想255.1億ドル)
第4四半期投資銀行収入16.4億ドル(予想16.6億ドル)
ダラス連銀総裁
「今年の米経済成長率見通しは2.5%から2.75%。
 今年の利上げ回数は3回との見方を繰り返す」
米ウェルズファーゴ第4四半期1株利益1.16ドル
第4四半期収入220.5億ドル(予想223.5億ドル)
米消費者物価指数(12月)は予想とおりの前月比0.1%、
米消費者物価指数コア(12月)は予想より強い前月比0.3%、
米小売売上高(12月)は予想より弱い前月比0.4%、
米小売売上高(除自動車 12月)は予想より強い前月比0.4%。
米10年債利回りは一時2.59%台へ上昇。ドル買い反応。
独仏英の株式市場は堅調傾向で推移。
フィラデルフィア連銀総裁
「米国の雇用に若干のスラックが残っている。
 年2回の利上げが適切であると再表明」
NY原油先物2月限の終値は64.30ドル。
米10年債利回りは2.550%に低下。ドル売り優勢。
ドル円が一時再び111円台を割り込む。ポンドドルが1.37台へ上昇。
日経新聞(観測報道)
「日銀は今月22日、23日開かれる金融政策決定会合で
 2018年の経済成長見通しを現行の+1.4%から
 0.1から0.2%ポイント引き上げへ」
ボストン連銀総裁
「フラットニングはリセッションを意味しない」
終盤にユーロドルが1.22台へ上昇。
NYダウは228.46ドル高の25803.19で取引を終える。最高値を更新。
NASDAQとS&P500も最高値を更新。VIX指数は10.16。

週末の報道
「米国は核の役割拡大へ。通常兵器への反撃にも」



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初8日に113.13レベルで始まり、ロンドン時間に
週高値となる113.38へ上昇しましたが、その後、反落して、9日の
日銀オペで長期債買入減額の発表も背景に揉み合いながらも軟調傾向で
推移して10日のNY時間にかけて111円台前半へ下落する展開になり
ました。その後、11日のロンドン時間序盤にかけて111.87へ反発しま
したが、その後、再び反落して12日のロンドン時間に一時111円台を
割り込む展開になりました。その後、NY時間序盤にかけて111.69へ
反発しましたが、NY時間終盤にかけて週安値となる110.91へ下落し
て111.05レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初8日に1.2028レベルで始まり、揉み合いな
がらも軟調傾向で推移して9日のNY時間序盤にかけて週安値となる
1.1915へ下落しましたが、その後、揉み合いながらも切り返して10日
のNY時間序盤にかけて1.2018へ反発する展開になました。その後、
再び反落して、11日のロンドン時間序盤にかけて1.1929へ下押しまし
たが、その後、再び反発して上伸し堅調に推移して週末の終盤にかけて
週高値となる1.2218へ上昇して1.2201レベルで週の取引を終えまし
た。




●今週(1月15日から1月19日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは12日の高値111.69を巡
る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は11日の高値111.87、
さらに上昇した場合は112.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合
10日の高値112.78、さらに上昇した場合は9日のロンドン時間の戻り
高値112.96から113.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されま
す。
一方、下落した場合は、まずは111.00の「00」ポイントから12日の
安値110.91を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は11月
27日の安値110.84、さらに下落した場合は8月31日の高値110.67、
ここを下抜けた場合は9月15日の安値109.55、さらに下落した場合は
109.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場にかかわる経済指標では、16日のNY連銀製造業景
況指数、17日の日機械受注と米鉱工業生産と米NAHB住宅市場指数と
米地区連銀経済報告と対米証券投資、18日の中国第4四半期GDPと
中国鉱工業生産と中国小売売上高と米住宅着工件数と米建設許可件数
とフィラデルフィア連銀製造業指数と米新規失業保険申請件数、19日
のミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが注目されます。


さて、先週のドル円は113円台前半で始まるも9日に日銀が長期債の
買入減額の発表をしたことが円買いのトリガーとなった格好で軟調傾向
で推移して週末には一時110円台へ下落する展開になりました。

一方、日経平均は先週後半に3日続落となるも、NYダウは史上最高値
を更新して25803ドルへ上昇して、米10年債利回りも一時2.597%に
上昇する状況で、ドル円の下落ではコリレーションの一部に崩れが見ら
れているようです。

NYダウはNASDAQとS&P500とともに連日のように史上最高値を
更新していますが、週足レベルで38.2%はもちろんのこと23.6%さえ
調整らしい調整がなく高値を更新していて、グランビルの8法則におい
ても高値が警戒される状況になってきているようです。

ドル円は戻し試しをする可能性はありますが、もしも仮にNYダウが
調整入りとなった場合はドル円のさらなる重しとなる可能性には注意が
要りそうです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは先週高値1.2218を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は2014年12月第4週
の高値1.2272、ここを上抜けた場合は1.2300の「00」ポイント、
さらに上昇した場合は2014年11月第2週の安値1.2358、ここを上抜
けた場合は1.2400の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは12日のNY時間の押し安値1.2111を
巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は1.2100の「00」ポイ
ント、さらに下落した場合は12日の東京時間の高値1.2066から11日
の高値1.2059、ここを下抜けた場合10日の高値1.2018、さらに下落
した場合は1.2000の「000」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場にかかわる経済指標では、16日の独消費者物価
指数改定値、17日の欧消費者物価指数確報、などが注目されますが、
対ドル通貨ペアとして、16日のNY連銀製造業景況指数、17日の米鉱
工業生産と米NAHB住宅市場指数と米地区連銀経済報告と対米証券投
資、18日の中国第4四半期GDPと中国鉱工業生産と中国小売売上高と
米住宅着工件数と米建設許可件数とフィラデルフィア連銀製造業指数と
米新規失業保険申請件数、19日のミシガン大学消費者信頼感指数速報
などが注目されます。


さて、先週のユーロドルは週前半に1.19台から1.20台前半揉み合いと
なりましたが週後半からはポンドドルなどとともに堅調に推移して、
11日のECB理事会議事録要旨で「2018年の早い時期にガイダンスの
段階的なシフトについて検討。リフレが継続すれば市場とのコミュニ
ケーションに変化が必要」などが示されたことがユーロ買いのトリガー
となったか2017年高値でもある9月8日の高値1.2092を上方ブレー
クして、週末にブルームバーグが「独メルケル首相とSPD、暫定合意
に達した」との報道で独10年債利回りが0.51%台へと上昇したことも
背景に1.22台へと上昇する展開になりました。

独連立協議は端緒についたばかりで、また3月4日にイタリアで総選
挙が予定されているなど今年の欧州は今後とも政治リスクには注意が
要りますが、今後1年半の間にECB理事の多数が入れ替わることも
ありユーロの上昇期待は根強いようです。

IMM通貨先物ポジションではユーロは買い越しに傾いていて、今後も
調整の動きもあるとは思われますが、2017年高値の1.2092を上方ブレ
ークしたことで、このアラウンドがロールリバーサルで下値支持となれ
ば、ユーロの上昇トレンドが継続する可能性がありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その274 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百七十四話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はNYダウが史上最高値を更新して25803
 ドルへと上昇して、NASDAQとS&P500も連日のように史上最高値
 を更新して債券利回りが上昇したが…、ドル安、円高、ユーロ高、
 ポンド高、資源国通貨高…、そして原油高の一週間だったよな』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 円買いでは9日に日銀が長期債の買入減額の発表をしたことが
 トリガーとなったようで…、またユーロ買いでは11日にECB理事会
 議事録要旨で『2018年の早い時期にガイダンスの段階的なシフトに
 ついて検討。リフレが継続すれば市場とのコミュニケーションに変化
 が必要』などが示されたことがトリガーとなったようじゃ…」


『ドル円の下落では日銀の長期債の買入減額の発表があったとはいえ、
 NYダウが史上最高値を更新して米10年債利回りも一時2.6%に迫る
 くらいに上昇したのに、なんか違和感も感じる相場だったが…、
 コリレーションの一部に崩れもあるようだな…。ジイさん』


「ふむ…。先週のドル円はNYダウが堅調な中でも軟調に推移して
 なんとなく違和感も感じる状況もあったようじゃのう…。
 ただ、NYダウは連日のように史上最高値を更新しておるが…、
 これまで38.2%はもちろんのこと23.6%さえ調整らしい調整がなく
 高値を更新していて、グランビル8法則でも高値が警戒される状況で
 もしも仮にNYダウが調整入りとなることでコリレーションの崩れが
 解消に向かうとするならば、ドル円のさらなる重しとなるその可能性
 には注意が要りそうじゃのう…。溜口剛太郎殿」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。ペンディングになってる『情報氾濫のお話』
 もいつかはさせてもらいたいと思っておるのじゃが…、今日は
 『行動と習慣と節目での判断のお話』でもさせてもらうとしよう…」


『まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…』


「松井秀喜選手や野村克也監督やウィリアム・ジェームズ氏、
 そして、マハトマ・ガンジーの名言としても有名じゃが…、
 『行動が変われば習慣が変わる』という言葉をご存知の事じゃろう。
 多くの著名人が語るこの言葉じゃが、語源は定かではないが
 おそらくどうもインドのヒンズー教の教えのようなのじゃのう…」


『まぁ、「行動が変われば習慣が変わる」なんちゃらという言葉は
 いろいろアレンジされてよく聞く言葉だよなぁ…』


「そして環境や人や情報との出会いや運も小さくはない要素ではあるが
 『今のあなたの状況は、これまでの人生であなたがしてきた思考と
 行動と習慣と、節目での判断の結果である』とも言われることがあり
 トレードでも行動と習慣の要素はかなり大きいものなのじゃのう…」


『よく「知ってるか知らないかの違い」などとも言われるけど、
 学習しても行動と習慣化がなければ知っていることが出来るよう
 には決してならないからな…。それに、就職や起業や結婚など
 人生の節目での判断が人生においても大きな影響となるように、
 トレードや投資でも節目での判断は大切な事になるもんだよな…』


「また、習慣が大切な節目の場面でも大きな作用として働くと考えると
 行動の習慣化という意味では『練習』が必要となることになろう…。
 まぁ、トレーダーや投資家としてとして、日々の情報収集と学習と、
 身に覚え込ませる練習は何年たっても必要なのではあるまいかのう」


『2017年の仮想通貨投資でも情報収集していても石橋を叩いて渡らず
 後悔することになった人も少なからずいたと聞くからなぁ…。
 大切な節目で決断出来るか出来ないかは大きな差となるものだよな。
 また、世の中が日進月歩というよりも、人工知能、自動運転、IoT、
 通信の5G、TVの8K、VR、ビッグデータ、量子コンピューター、
 そして、ブロックチェーンによるフィンテック革命などなど…、
 大きく変化する中で「もうこれで良いなどという事はあり得なく」、
 世の中もマーケットも日々、留まることなく変化している以上、
 トレーダーや投資家も「常に前進して学び続けなければ相対的後退」
 となってしまう、ということにもなるだろうからな…』


「ふむ…。2013年頃、『1.01と0.99の法則』という事がネットで
 話題となったことがあってのう…。わずか日々0.01%の微差ながら、
 日々0.01%減少した場合1年経つと1が約0.0255に減じてしまい、
 日々0.01%増加した場合1年経つと1が約37.783に増加する、
 ことになり、わずかな差は経年で大きな差になるというワケじゃが、
 トレーダーや投資家もまた、『前進なき相対的な後退とならぬよう』、
 ともどもに学び続けて、そして、身に覚え込ませる練習を
 粛々と怠りなく積み重ねて進めていきたいものじゃのう…」


『オレ様はこれからも、情報収集、学習と自身に対する訓練は
 怠りなく、ちょびっとづつでもずーっと続けていくつもりだぜ…』


「流石(さすが)じゃ…、溜口剛太郎殿。ジイも溜口殿を見習って
 これからの人生で今が一番若いとの思いで頑張っていきますぞ」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。





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FX トレードと凡事のお話 その273


新年は株式市場が堅調なスタートとなりました。
2018年もよろしくお願い致します。


●今週(1月8日から1月12日)の主な予定


<1月8日(月)>

※ 東京は成人の日で休場

午後4時に独製造業新規受注(11月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(12月)、
午後7時に欧小売売上高(11月)、
同午後7時に欧消費者信頼感確報(12月)、欧経済信頼感(12月)、
早朝5時に米消費者信用残高(11月)、
などが予定されています。
独・スイス・欧の指標には注目です。


<1月9日(火)>

午前9時01分に英BRC小売売上高調査(12月)、
午前9時半に豪住宅建設許可件数(11月)、
午後2時に日消費者態度指数(12月)、
午後3時45分にスイス失業率(12月)、
午後4時に独鉱工業生産(11月)、
同午後4時に独貿易収支(11月)、独経常収支(11月)、
午後4時45分に仏貿易収支(11月)、仏経常収支(11月)、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(11月)、
午後7時に欧失業率(11月)、
夜10時15分に加住宅着工件数(12月)、
などが予定されています。
豪・独・欧の指標には注目です。


<1月10日(水)>

午前10時半に中国消費者物価指数(12月)、中国生産者物価指数(12月)
午後4時45分に仏鉱工業生産指数(11月)、
午後6時半に英鉱工業生産指数(11月)、英製造業生産指数(11月)、
同午後6時半に英貿易収支(11月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時に英NIESRのGDP予想、
夜10時半に米輸入物価指数(12月)、米輸出物価指数(12月)、
同夜10時半に加住宅建設許可件数(11月)、
深夜12時に米卸売売上高(11月)、米卸売在庫(11月)、
などが予定されています。
中国・英の指標には注目です。


<1月11日(木)>

午前9時半に豪小売売上高(11月)、
午後2時に日景気先行指数速報(11月)、日景気一致指数速報(11月)、
午後7時に欧鉱工業生産(11月)、
夜9時半に欧ECB理事会議事録要旨、
夜10時半に米生産者物価指数(12月)、生産者物価指数コア(12月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(11月)、
深夜4時に米月次財政収支(12月)、
などが予定されています。
豪・欧・米の指標には注目です。


<1月12日(金)>

朝6時45分にNZ住宅建設許可件数(11月)、
朝8時50分に日国際貿易収支(11月)、日国際経常収支(11月)、
(時間未定) 中国貿易収支(12月)、
(時間未定) 日景気現状判断DI(12月)、日景気先行き判断DI(12月)、
午後4時45分に仏消費者物価指数改定値(12月)、
夜10時半に米消費者物価指数(12月)、米消費者物価指数コア(12月)、
同夜10時半に米小売売上高(12月)、米小売売上高(除自動車 12月)、
深夜12時に米企業在庫(11月)、
などが予定されています。
NZ・中国・米の指標には注目です。
そして、米JPモルガンと米ウェルズ・ファーゴの
四半期決算発表も予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(1月2日から1月5日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが91.89で始まり、91.47へ下落した後に
91.75で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.476%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)2月限は週の終値で61.44ドルに上昇しました。
NYダウは週間576.65ドル上昇、25295.87ドルで週の取引を終える。



<1月2日(火)>

東京株式市場は休場。
為替市場は静かな相場展開で始まる。
中国財新製造業PMI(12月)は予想より強い51.5。
オセアニア通貨が堅調傾向で推移。
中国上海株式市場は1.24%高で取引を終える。
報道
「トランプ大統領、パキスタンへの支援停止を警告」
米10年債利回りは2.45%台に上昇して始まり一時2.41%台へ低下。
ロンドン時間はドル売りが優勢。ポンドが堅調に推移。
欧州の株式市場は軟調傾向で推移。
報道
「英がEU離脱後のTPP参加を非公式に検討」
報道
「イラン反政府デモが全土に急拡大。21人死亡、政権不安も」
ルー前米財務長官
「米経済には的を絞った投資が必要。
 税制改革法案ほどシニカルな政策はない。
 税制改革法案は米国を破産状態に置くもの。
 税制改革法案は投票者が望むものとはほとんどかけ離れている」
トランプ大統領
「制裁や圧力が北朝鮮に大きな影響を与え始めている。
 兵士らは危険を冒して韓国に逃亡。
 ロケットマンは初めて韓国との対話を望む姿勢を示している。
 それが良いニュースか、そうでないかもしれない。
 そのうち分かるだろう」
NY時間に米10年債利回りは一時2.48%台へ上昇。
オーストリア中銀総裁
「政策担当者は株式市場のバブル回避に注意すべき。
 米株式市場は極めて過熱。欧州の不動産よりも危険。
 欧州でもバブルを招かないよう注意が必要。
 ECBの資産購入プログラムの終了が視野に入っている。
 バランスシート縮小開始までは2から3年かかるだろう」
米ニュースサイトのワシントン・フリービーコン
「中国共産党指導部が北朝鮮の核・弾道ミサイル開発に関し、
 同国がさらなる核実験を自制するならば
 新型の短・中距離弾道ミサイルなどの軍事援助を含む支援を
 拡大させるなどの秘密計画を採用したことが判明」
NY時間に原油先物は60ドル台前半で推移。
NYダウは104.79ドル高の24824.01で取引を終える。


<1月3日(水)>

東京株式市場は休場。
米10年債利回りは2.46%台で推移。
仏首相
「フランスの2018年成長率1.7%は誠実な数字。
 現時点ではこの予想を引き上げる計画はない」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.47%台へ上昇。
独仏の株式市場は堅調傾向で推移。
ポンドやユーロが軟調傾向で推移。
NY時間に米10年債利回りは一時2.44%台へ低下。
原油先物は61ドル台で推移。
米ISM製造業景況指数(12月)は予想より強い59.7。
ドル買い反応。
報道
「米朝が極秘協議、12月に北京で米の対北融和派巻き返しか?
 1.16バンクーバー閣僚級会合は紛糾の恐れ」
報道
「12月のアラバマ州の上院補欠選挙で勝利した民主党ジョーンズ氏が
 宣誓し米上院議員に就任。これで上院の議席は共和党が51、
 民主党が49となり与野党の差が僅差に縮小に」
トランプ大統領
「アラバマ州での議席喪失はバノン氏にも責任がある。
 1対1の会合はほんの数回だった。バノン氏は正気でなくなった」
FOMC議事録
「大半が緩やかな利上げ継続を支持。
 多くはインフレは緩やかに2%に向かうと予想。
 イールドカーブのフラット化は異例ではないと意見で一致。
 労働市場のひっ迫がインフレを押し上げる。
 減税は支出を拡大させる。減税で投資がわずかに拡大と予想。
 数人は低いインフレを懸念」
米10年債利回りは一時2.46%台へ上昇。ドル買い反応。
NYダウは98.67ドル高の24922.68で取引を終える。最高値を更新。
NASDAQとS&P500も最高値を更新。


<1月4日(木)>

日経平均は308.79円高で寄り付き741.39円高の23506.33で大引け。
大発会はバブル崩壊後の26年ぶり高値を更新。時価総額は700兆円。
米10年債利回りは2.45%から2.46%台で推移。ドル円は堅調に推移。
麻生財務相
「5年前に比べてGDPは順調に成長。
 雇用環境そして所得環境は大きく変わってきた。
 株価は安倍政権下で間違いなく上がった」
韓国メディア
「北朝鮮が近くミサイルを発射する兆候は見られない」
黒田日銀総裁
「日本経済は緩やかな成長が見られる。
 この状況が当面続くとみている。
 デフレマインドは簡単には消えない。
 量的緩和政策を続けていく必要」
独仏の株式市場は1%超の上昇。原油先物は一時62ドル台へ上昇。
ロンドン時間はドル売りが優勢。
ロイター通信
「昨日、メルケル首相とCSUとSPDの党首が数時間にわたり会談、
 共同声明では連立政権樹立への自信が高まり、楽観的」
ユーロが堅調に推移。
米ADP雇用統計(12月)は予想より強い前月比25.0万人。
NY時間序盤に米10年債利回りは一時2.48%台へ上昇。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が741.9万バレルの減少。
トランプ大統領
「米国民に仕事と安全を提供するために移民プログラム策定に
 取り組んでいる。米国は国境の壁を持とうとしている。
 DACA(不法入国した若者の救済制度)の変更には壁も含む。
 連鎖移民は終わらせなければならない」
ジンキ米内務長官
「トランプ政権はカルフォルニアやフロリダ沖を含む米沿岸の
 90%以上で石油掘削制限の解除を提案する方向」
セントルイス連銀総裁
「雇用とインフレの関連性が消えた可能性も。
 テイラー・ルール採用は期待の誘導を支援。
 FRBの金利見通しはインフレを十分考慮していない。
 株価の急騰を懸念していない。FRBは逆イールドは回避すべき。
 米経済は好調な中、イールドカーブについては議論すべき。
 現在のイールドカーブの傾きであれば問題ない。
 サプライサイドの減税の影響に反応する必要はない。
 ビットコインは中銀の政策担当者が懸念することではない」
NY時間後半に米10年債利回りは2.45%台へ低下。
NYダウは152.45ドル高の25075.13で取引を終える。最高値を更新。
NASDAQとS&P500も最高値を更新。


<1月5日(金)>

日経平均は136.67円高で寄り付き208.20円高の23714.53で大引け。
日経平均は26年ぶり高値を連日更新。
豪貿易収支(11月)は予想より弱い−6.28億ドル。豪ドル売り反応。
報道
「韓国と北朝鮮が9時半からホットランを通じた連絡を開始」
ロンドン時間はドル買い優勢。ドル円が113円台へ上昇。
独仏の株式市場は堅調に推移。原油先物は61ドル台半ばで推移。
欧消費者物価指数速報(12月)は予想とおりの前年同月比1.4%。
米10年債利回りは2.45%から2.46%台で推移。
セントルイス連銀総裁
「2018年の米経済成長率は2%台前半を見込む。
 雇用は増加しているがインフレにつながっていない。
 FOMCは利回り曲線のフラット化について議論すべき」
米非農業部門雇用者数(12月)は予想より弱い前月比14.8万人、
米失業率(12月)は予想とおりの4.1%、
米平均時給(12月)は予想とおりの前月比0.3%。
米10年債利回りは一時2.43%台へ低下。一時ドル売り反応。
加雇用統計は市場予想より強い。加ドル買い反応。
コーン米国家経済会議(NEC)委員長
「FRB副議長の人選は今月発表の可能性はある。
 減税は今始まったばかり。最低賃金の上昇は望ましい現象。
 株式市場は現時点で割高ではない。
 金融規制緩和法案は第1四半期の議会通過を目指す」
米ISM非製造業景況指数(12月)は予想より弱い55.9。
フィラデルフィア連銀総裁
「今年は2回の利上げが適切。
 低インフレでFOMCは政策目標を再考する必要。
 今年の成長は2.5%を若干下回る。
 雇用の伸びは2019年末までに月間10万人程度に減速へ。
 インフレ率は2019年には2%若干上回る水準に」
報道
「東京に震度4の地震 マグニチュードは4.8」
クリーブランド連銀総裁
「インフレ目標の変更は検討の価値あり。
 目標の引き上げは自身の選択肢にはない。
 向こう数年でインフレは2%を上回る。労働市場は強い」
米10年債利回りは2.476%。原油先物2月限の終値は61.44ドル。
NYダウは220.74ドル高の25295.87で取引を終える。最高値を更新。
NASDAQとS&P500も最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初2日に112.61レベルで始まりNY時間前半にか
けて週安値となる112.06へ下落しましたが、その後、切り返して、
揉み合いながらも堅調傾向で推移して週末5日のNY時間序盤にかけて
週高値となる113.31へ上昇する展開になりました。その後、米雇用統
計が発表されてNFPが市場予想より弱い結果となった事を背景に一時
113.02へ下押す上下動となり113.05レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初2日に1.2012レベルで始まりロンドン時間
に1.2081へ上昇しましたが、その後、反落して、揉み合いながらも軟
調傾向で推移して3日のNY時間終盤にかけて週安値となる1.2001へ
下落する展開になりました。その後、揉み合いながらも反発して、
4日のNY時間前半にかけて週高値となる1.2088へ上昇しましたが、
その後、1.20台前半へ反落して米雇用統計の発表を迎えました。米雇
用統計ではNFPが市場予想より弱い結果となって一時1.2083へ反発し
ましたが、その後、再び反落して揉み合いになり1.2029レベルで週の
取引を終えました。




●今週(1月8日から1月12日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは先週高値の113.31を巡る
攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は12月21日の高値113.63
から12月21日の高値113.74、さらに上昇した場合114.00の「00」
ポイント、ここを上抜けた場合は7月11日の高値114.49、さらに上昇
した場合は11月6日の高値114.73を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは113.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は4日のロンドン時間序盤の押し安
値112.49、さらに下落した場合は先週安値の112.06、ここを下抜けた
場合は112.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は10月16日の
安値111.65、ここを下抜けた場合は12月1日の安値111.39から11月
29日の安値111.38を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場にかかわる経済指標では、10日の中国消費者物価指
数と中国生産者物価指数、11日の米生産者物価指数と米新規失業保険
申請件数と米月次財政収支、12日の日国際貿易収支と中国貿易収支と
米消費者物価指数と米小売売上高、などが注目されます。


さて、先週のドル円は週初に112円台前半へ下落しましたが、その後
は堅調傾向で推移して、週末の米雇用統計を経過して113円台前半で
取引を終えました。

本年初めはNYダウが25000ドルの大台に乗せて、日経平均も26年ぶ
り高値を連日更新して23700円台へ上昇するなど、リスクオンの年始
相場になりました。

昨年は米国が利上げサイクル入りするもドルインデックスではユーロの
上昇も背景にドル安傾向の1年でしたが、日経通貨インデックスによる
円の実効レートでは5日時点で97.4と約1年11カ月ぶりの低水準と
なりました。

昨年のドル円はドル安と円安の綱引きとなって年間の変動率が約9.65
と低ボラティリティ相場となりましたが、今年は我々トレーダーとして
ドル円の変動率の拡大を期待したいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは2日の高値1.2081を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高値の1.2088か
ら2017年高値でもある9月8日の高値1.2092、さらに上昇した場合は
1.2100の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は1.2200の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは3日の安値1.2001から1.2000の「000」
ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合12月29日
のNY時間終盤の押し安値1.1992、さらに下落した場合は11月27日
の高値1.1960、ここを下抜けた場合は1.1900の「00」ポイント、
さらに下落した場合は10月12日の高値1.1879、ここを下抜けた場合
12月14日の高値1.1862から11月15日の高値1.1861を巡る攻防が
注目されます。


今週のユーロドル相場にかかわる経済指標では、8日の独製造業新規受
注と欧小売売上高、9日の独鉱工業生産と欧失業率、11日の欧鉱工業
生産とECB理事会議事録要旨、などが注目されますが、対ドル通貨ペ
アとして、10日の中国消費者物価指数と中国生産者物価指数、11日の
米生産者物価指数と米新規失業保険申請件数と米月次財政収支、12日
の中国貿易収支と米消費者物価指数と米小売売上高、などが注目されま
す。


さて、先週のユーロドルは1.20台での上下動の揉み合い相場となりま
した。

独欧の経済は良好でECBも量的緩和縮小に向かいますが、2日時点の
IMM通貨先物ポジションではユーロは35720枚の買い越し増で、総数
127868枚の買い越しとなっていて上値が重く、2017年高値でもある
9月8日の高値1.2092アラウンドが上値抵抗となっているようです。

ここを上抜けると動意づく可能性がありますが、なかなか上値抵抗も強
いようで、7日から予定されている独連立協議の行方が注目されます。
また、今年の欧州は3月4日にイタリアで総選挙が予定されているなど
政治リスクには注意が要りそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その273 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百七十三話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。あけおめ! 2018戌年がスタートしたが、
 年初はNYダウがあれよという間に25000ドルの大台に乗せて、
 日経平均も26年ぶり高値を連日更新して23700円台へ上昇するなど
 株式市場はリスクオンの年始相場になったよな…』


「新年明けましておめでとう。今年もよろしくお願い致しますぞ。
 年初の株式市場は幸先の良い堅調なスタートとなったのう」


『一方、ドル円は年初に一時下押すもその後は113円台へ上昇したが
 昨年のドル円は変動率がいまいちで差益も得にくい状況だったから、
 2018年の為替相場はもっと大きく動いてもらいたいもんだぜ』


「ふむ。昨年は米国が緩やかな利上げサイクル入りとなったが…、
 ドルインデックスではユーロの上昇もあってドル安傾向の1年で、
 そして一方、円の実効レートでは円安傾向となって…、
 昨年のドル円はドル安と円安の綱引きとなったことで
 年間の変動率が約9.65と低ボラティリティ相場となったのう。
 今年は溜口殿が言うように大きく動いてもらいたいものじゃ」


『アナリストさんの予想では強気な見解が多いようだけど…、
 今年はいったいどんな相場展開になるかねぇ。ジイさん。』


「強弱要因があり確かなことは誰にもわからぬことじゃが…、
 2017年に成立した米税制改革法案による減税や、1月下旬の
 米予算教書の前に発表予定の米インフラ整備はリスクオン要因で、
 また、リパトリによる資金還流の実行はドル買い要因となろう…。
 ただ…、米調査会社ユーラシア・グループが予想する2018年の
 10大リスクにあるように中国はリスク要因で、また、北朝鮮や
 シリアなどの偶発的なアクシデントもリスク要因となろう…。」


『5日にはバノン前首席戦略官が大統領の親族らを批判したことで
 話題となった、トランプ政権の暴露本「炎と怒り」が発売されて、
 トランプ政権の足元も動揺するかもしれないしな…』


「あまり述べ過ぎると売りの思考バイアスとなってもいけないが…、
 英国メイ政権の崩壊のリスク、独連立交渉の暗礁乗り上げのリスク、
 イタリア総選挙のリスク、メキシコのNAFTA交渉失敗のリスク、
 サウジ・イラン情勢のリスク、米中間選挙のリスク、日銀総裁人事、
 そして、世界債務残高が全世界GDPの324%にもなっているリスク
 などなど、地震も含め不確実要因は数多く潜在しておるのじゃのう」


『北朝鮮が平昌五輪出場を示唆していて8日の正恩委員長の誕生日では
 ミサイルの発射はないと思われるが、やがてあるかもしれないしな』


「ただ、我々ごときが知り得る事など市場のビッグプレイヤー達は
 既に先んじて百も承知な事であり…、予想でトレードしようなど
 我々一般トレーダーには到底できぬことで、チャートに従って
 トレードすることが最も賢明となるのではあるまいか…。」


『予想で「こうなるに違いない」と変にバイアスのかかった思考は
 むしろ有害なこともあり、我々一般トレーダーにとっては
 「チャートの事実に対応してトレードする」ほうが賢明な戦略と
 なるのかもしれないよな…。ジイさん。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その272


本年はたいへんにお世話になりました。m(_ _)m
明年2018もどうぞよろしくお願い致します。



●今週(12月25日から12月29日)の主な予定


<12月25日(月)>

※ クリスマスで日本以外の主要市場の多くが休場。

午後2時に日景気先行指数確報(10月)、日景気一致指数確報(10月)、
などが予定されています。


<12月26日(火)>

※ ボクシングデーなどで日米以外の主要市場の多くが休場。

朝8時半に日全国消費者物価指数(11月)、日失業率(11月)、
同朝8時半に日全世帯家計調査消費支出(11月)、
朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
同朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(11月)、
午後1時から黒田日銀総裁の発言、
夜11時に米ケースシラー住宅価格指数(10月)、
深夜12時に米リッチモンド連銀製造業指数(12月)、
などが予定されています。
日・米の指標と黒田日銀総裁の発言には注目です。


<12月27日(水)>

午後2時に日新設住宅着工戸数(11月)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(12月)、米中古住宅販売成約(11月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。


<12月28日(木)>

朝8時50分に日鉱工業生産速報(11月)、日小売業販売額(11月)、
午後6時に欧ECB月報、
夜10時半に米卸売在庫(11月)、米新規失業保険申請件数、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(12月)、
などが予定されています。
日・米の指標には注目です。


<12月29日(金)>

※ 東京証券取引所が大納会。
  英株式市場が短縮取引。米債券市場が短縮取引。

夜10時に独消費者物価指数速報(12月)、
が予定されています。独の指標には注目です。


<12月31日(日)>

午前10時に中国製造業PMI(12月)、中国非製造業PMI(12月)、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(12月18日から12月22日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.50で始まり、揉み合いながらも軟調
傾向で推移して92.88で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.487%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)2月限は週の終値で58.47ドルに上昇しました。
NYダウは週間102.32ドル上昇、24754.06ドルで週の取引を終える。



<12月18日(月)>

CMEで開始したビットコイン18年1月物の始値は20,650ドル。
日通関ベース貿易収支(11月)は予想より強い1134億円。
日経平均は217.22円高で寄り付き348.55円高の22901.77で大引け。
米10年債利回りは2.36%から2.37%台で推移。
インドのセンセックス指数が2%超の下落。
ECB
「英国のEU離脱は2018年の銀行監督の主要課題に」
独仏の株式市場は1%超の上昇。
原油先物は57ドル台後半で推移。
フィンランド連銀総裁
「ユーロ圏の景気回復の強さがインフレを下支え。
 中期的にインフレ支えるには十分な金融緩和が依然必要に」
英CBI製造業受注指数(12月)は1988年8月以来の高水準の17。
ポンド買い反応。
ミネアポリス連銀総裁
「低インフレとイールドカーブフラット化がFOMCで反対した理由。
 利上げは賃金の伸びを不必要に抑える可能性。
 米国債市場はリセッションのリスク上昇を示唆。
 現段階では金融市場の安定に差迫ったリスクがあるとは見ていない」
サンフランシスコ連銀総裁
「来年3回の利上げは妥当。来年の米国経済のモメンタムは良好」
NY時間後半に米10年債利回りは2.39%台へ上昇。
トランプ大統領
「北朝鮮封じ込めであらゆる必要な措置をとる。
 反勢力は中国とロシア。イスラム国との戦いでは良い仕事をした。
 GDPの成長も米国の最大の武器の一つ。
 南部国境の安全保障で壁建設が必要」
NYダウは140.46ドル高の24792.20で取引を終える。最高値を更新。


<12月19日(火)>

米10年債利回りは2.39%から2.40%台で推移。
日経平均は59.70円高で寄り付き33.77円安の22868.00で大引け。
麻生財務相
「ビットコインについて、定義されていなくて扱いづらい問題。
 通貨になり得るか証明されていない。
 もうしばらく見ていかないといけない」
独IFO景況感指数(12月)は予想より弱い117.2。
一時ユーロ売り反応。
エストニア中銀総裁
「ECBの金融政策のガイダンスを徐々に調整することが重要。
 賃金や物価は依然伸び悩んでいる」
米ダラス地区連銀総裁
「段階的かつ辛抱強い金融緩和の解消を予想。
 2018年は3回の利上げを予想。
 税制改革で自身の成長予測をやや上方修」
米住宅着工件数(11月)は予想より強い129.7万件、
米建設許可件数(11月)は予想より強い129.8万件。
NY時間序盤に米10年債利回りは2.42%台へ上昇。ドル買い優勢。
原油先物は57ドル台半ばで推移。
アトランタ連銀GDPナウ第4四半期は3.3%へ上昇。
NY時間後半に米10年債利回りは一時2.47%台へ上昇。
ドル円が一時113円台へ上昇。
報道
「米下院が税制改革の修正法案を一旦可決」
NYダウは37.45ドル安の24754.75で取引を終える。


<12月20日(水)>

NZ貿易収支(11月)は予想より弱い−11.93億NZドル。NZドル売り。
米10年債利回りは2.45%台で推移。
日経平均は33.07円安で寄り付き23.72円高の22891.72で大引け。
報道
「米上院が税制改革法案を可決」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.46%台へ上昇。
ドル円が113円台へ上昇。
新華社
「中国は慎重かつ中立的な金融政策を続けると再表明」
ハモンド英財務相
「英国は生産性で深刻な問題を抱えている」
EU
「英国のEU離脱移行期間は2020年12月末で終了へ」
コーン氏
「共和党の税制改革計画は賃金と成長を押し上げる」
NY時間序盤に米10年債利回りは一時2.49%台へ上昇。
原油先物は47ドル台後半で推移。
ユーロドルが一時1.19台へ上昇。独の株式市場は1%超の下落。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が649.5万バレルの減少。
原油先物2月限は揉み合いの後に58ドル台前半へ上昇。
報道
「メイ政権ナンバー2とされるダミアン・グリーン筆頭国務相が辞任」
報道
「NY証券取引所がビットコインのETFを申請」
報道
「米下院は税制改革法案を再採決で可決」
トランプ大統領
「税制改革法案は特別なもの。
 法案成立後に少なくとも4兆ドルが米国に戻る」
米10年債利回りは一時2.50%台へ上昇。
NYダウは28.10ドル安の24726.65で取引を終える。


<12月21日(木)>

NZ第3四半期GDPは市場予想とおりの0.6%。NZドル台反応。
日経平均は39.71円安で寄り付き25.62円安の22866.10で大引け。
米10年債利回りは2.49%から2.48%台で推移。
ロイター
「独2大政党、大連立を協議へ。1月7日から予備折衝」
日銀金融政策決定会合
「片岡委員が長短金利操作の現状維持に反対。
 10年超の国債金利幅広く下げるように買い入れが適当と主張。
 わが国の景気は所得から支出への前向きのメカニズムが働き、
 緩やかに拡大。海外経済は総じて緩やかな成長継続。
 個人消費は雇用・所得環境の着実な改善を背景に振れを伴いながら
 緩やかに増加。住宅投資は横ばい。
 公共投資は高め水準を維持しつつ横ばい。
 労働需給は着実な引き締まり。
 先行きのわが国経済は緩やかな拡大続ける。
 消費者物価指数の前年比はマクロギャップの改善や中長期的な
 予想物価上昇率の高まり亜飛駅にプラス派の拡大基調継し、
 2%に向けて上昇率を高めていく。
 リスク要因は米経済政策運営やその及ぼす影響、
 新興国・資源国経済動向、英国のEU離脱交渉、欧州債務問題。
 今後とも部下安定の目標に向けたモメンタムを維持するため、
 必要な政策の調整を行う」
黒田日銀総裁
「景気は緩やかに拡大している。
 経済全体では人手不足は経済活動の制約になるとは考えず。
 この1年で日本経済は着実に改善。物価についてもある程度改善。
 長期的成長の観点からは生産性の向上が必要。
 今後も経済、物価、金融情勢踏まえて必要な政策調整おこなう。
 リバーサル・レートはは興味深い学術的な分析。
 リバーサル・レートは金利操作の見直しとの意味ではない。
 過去5年で一貫した金融緩和が現在の状況に奏功している。
 物価2%目標までまだ距離あり粘り強く緩和継続。
 金融仲介機能、近い将来に問題生じるとは考えず。
 株価水準はバブルではない。
 今のビットコインは投機の対象になっている」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.50%台へ上昇。
独10年債利回りは11月14日以来の0.428%へ上昇。
米第3四半期GDP確報は予想より弱い3.2%。ドル売り反応。
加CPIと加小売売上高は市場予想より強い。加ドル買い反応。
原油先物は一時57ドル台後半へ下落。
トランプ大統領
「ペイゴー原則の問題解決なら明日22日に税制法案署名の意向。
 ※ペイゴー原則とは新たな歳出に財源確保を義務付ける原則」
報道
「米下院は現地時間の夕方に暫定予算案の採決を計画」
米上院共和党のフレーク議員
「1月までの暫定予算案の採決は明日にずれ込む可能性」
米CNBC
「ホワイトハウスは空席のFRB副議長として
 ラリー・リンゼー元FRB理事の指名を検討している」
ブルームバーグ
「ゴールドマンが仮想通貨のトレーディング部を創設へ」
NYダウは55.64ドル高の24782.29で取引を終える。


<12月22日(金)>

報道
「カタルーニャ州の州議会選挙で独立賛成派が過半数を確保」
報道
「米下院が来年1月19日までの暫定予算案を可決」
米10年債利回りは2.48%台で推移。
日経平均は15.37円安で寄り付き36.66円高の22902.76で大引け。
東京時間序盤にユーロドルが1.18台前半へ下落。
原油先物は58ドル台前半で推移。
独仏の株式市場は小幅安で推移。
英第3四半期GDP確報は市場予想より強い前年同期比1.7%。
ポンド買い反応。
報道
「ビットコインは22日の取引で1万3000ドルを割り込み、
 週初から時価総額の3分の1が失われた」
独シュピーゲル紙
「ドイツ主要3政党が1月3日に連立協議へ」
米個人消費支出(11月)は予想より強い前月比0.6%、
米コアPCEデフレータ(11月)は予想とおりの前月比0.1%、
米耐久財受注(11月)は予想より弱い前月比1.3%。
市場反応は限定的。
加月次GDP(10月)は予想より弱い前月比0.0%。
加ドル売り反応。
報道
「ビットコインは17日に1万9783ドルの過去最高値を付けて以来
 の大幅安。この日のビットコインの安値は1万776ドル。
 日中安値でイーサリアムは36%安、ライトコインは43%安」
米新築住宅販売件数(11月)は市場予想より強い73.3万件、
ミシガン大学消費者信頼感指数確報(12月)は予想より弱い95.9。
市場反応は限定的。
報道
「トランプ大統領が1月19日までの暫定予算案に署名。
 トランプ大統領が税制改革法案に署名。」
アトランタ連銀GDPナウ第4四半期は22日時点で2.8%。
報道
「国連安保理は北朝鮮が11月に実施したミサイル発射実験に対して
 新たな制裁を導入することを決議。制裁は原油の輸入や
 海外へ派遣している北朝鮮の労働者に制限を与える内容」
原油先物2月限の終値は58.47ドル。
米10年債利回りは2.487%。
NYダウは28.23ドル安の24754.06で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は週初18日に112.73レベルで始まりロンドンフィック
スにかけて週安値となる112.31へ下落しましたが、その後、切り返し
て、揉み合いながらも堅調傾向で推移して21日のロンドン時間に週高
値となる113.63へ上昇する展開になりました。その後、反落して揉み
合いとなり113.29レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは週初18日に1.1744レベルで始まり週安値となる
1.1738へ下落した後に切り返してNY時間前半にかけて1.1834へ上昇
する展開になりました。その後、NY時間終盤にかけて1.1775へ反落
しましたが、揉み合いながらも反発して20日のNY時間前半にかけて
週高値となる1.1901へ上昇する展開になりました。その後、反落して
揉み合いとなった後に22日の東京時間序盤に一時1.1817へ下落する
展開になりました。その後、反発して揉み合いになり1.1862レベルで
週の取引を終えました。




●今週(12月25日から12月29日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは21日の高値113.63を巡
る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は12日の高値113.74、
さらに上昇した場合は114.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合
11月7日の高値114.33、さらに上昇した場合は10月27日の高値の
114.45から7月11日の高値114.49、ここを上抜けた場合は11月6日
の高値114.73を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは113.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は13日の安値112.49、さらに下落
した場合は18日の安値112.34、ここを下抜けた場合は15日の安値の
112.03から112.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は10月
16日の安値111.65を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場にかかわる経済指標および要人発言では、26日の
日全国消費者物価指数と日失業率と日銀金融政策決定会合議事録要旨と
黒田日銀総裁の発言と米ケースシラー住宅価格指数とリッチモンド連銀
製造業指数、27日の米消費者信頼感指数と米中古住宅販売成約、28日
の日鉱工業生産速報と米新規失業保険申請件数とシカゴ購買部協会景気
指数、などが注目されます。


先週のドル円は、週初に112円台前半へ下落しましたが、米10年債利
回りの上昇を背景に切り返して、米税制改革法案が上下両院で可決と
なった事で揉み合いながらも堅調傾向で推移して、日銀金融政策決定
会合も無事に通過して週後半にかけて113円台後半へ上昇する展開に
なりました。その後、週末はやや下押しとなりましたが、1月19日ま
での暫定予算案も成立して動意薄のなか113円台前半で週の取引を終
えました。


さて、本年最後の週となる今週ですが、25日はクリスマスで日本以外
の主要市場のほとんどが休みで、26日もボクシングデーなどで日本と
米国以外の多くの主要市場が休みとなります。流動性が低下して動意薄
となりがちですが市場の薄みを衝くチョッピーな値動きには注意したい
ものです。27日からは本邦勢は年末モードとなりますが、クリスマス
を終えた欧米勢が動き出して動意づくこともありそうです。

また、国連安保理が22日に北朝鮮への輸出の9割を減らすなど厳しい
内容の追加制裁を採択して、中国では北朝鮮との国境地帯に軍駐留施設
を増設するとともに、数十万人を収容できる難民キャンプの設営準備を
始めたとのことで半島有事を想定した動きが見られますので、年末では
ありますが、国連安保理に反発する北朝鮮の核実験やICBMの発射など
北朝鮮の動向には注意をしたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは20日の高値1.1901
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1日の高値1.1940
さらに上昇した場合は11月27日の高値1.1960、ここを上抜けた場合
1.2000の「000」ポイントから9月22日の高値1.2004、さらに上昇し
た場合は9月20日の高値1.2034を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは22日のNY時間の安値1.1828を巡る攻防
が注目されます。ここを下抜けた場合は22日の安値1.1817、さらに下
落した場合は1.1800の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は18日
の安値1.1738、さらに下落した場合は12日の安値1.1717、ここを下
抜けた場合は1.1700の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場にかかわる経済指標では、29日の独消費者物価
指数速報、が注目されますが、対ドル通貨ペアとして、26日の米ケー
スシラー住宅価格指数とリッチモンド連銀製造業指数、27日の米消費
者信頼感指数と米中古住宅販売成約、28日の米新規失業保険申請件数
とシカゴ購買部協会景気指数、などが注目されます。


先週のユーロドルは、週初に1.17台前半へ下押しましたが、その後、
切り返して堅調傾向で推移して週半ばに一時1.19台へ上昇する展開に
なりました。その後、やや下押して揉み合いとなり、週末に「カタルー
ニャ州の州議会選挙で独立賛成派が過半数を確保」との報道を背景に
一時1.18台前半へ反落しましたが、その後、1.18台後半へ戻して週の
取引を終えました。


さて、本年最後の週の今週は、25日はクリスマスで日本以外の主要市
場のほとんどが休みで、26日もボクシングデーなどで日本と米国以外
の多くの主要市場が休みとなります。ドル円と同様に流動性が低下して
動意薄となりがちですが市場の薄みを衝くチョッピーな値動きには注意
したいものです。27日からはクリスマスを終えた欧米勢が動き出して
ユーロドルが動意づくこともありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その272 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百七十二話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。今年もあとわずか1週間ほどで暮れ征くけれど、
 2017年もマーケットではいろいろな事があったよな…。
 先週22日には一時、BTCが歴史的な暴落となったしな…』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 22日のシカゴ・マーカンタイル取引所のBTC先物の売買高は
 ファンド勢の売り浴びせがあったか前日の2.5倍にもなり、
 BTCがたった1日で一時29%もの大幅下落となったが…、
 これは15年1月のスイスフラン・ショック時のスイスフラン円の
 為替変動率さえもはるかに凌ぐものであったのう…」


『まぁ、それでも先週は米税制改革法案と1月19日迄の米暫定予算案
 が成立して今年も何とか無事にクリスマスを迎えることになったが、
 年末年始の市場が平穏に経過すると良いよな…。ジイさん。』


「ふむ。そうありたいものじゃのう…。溜口剛太郎殿。
 ただ、27日からは本邦勢は年末モードとなるが、クリスマスを
 終えた欧米勢が動き出して動意づくことはあるやもしれぬのう…。
 それと、22日に国連安保理が北朝鮮への輸出の9割を減らすなど
 厳しい内容の追加制裁を採択したが、中国では北朝鮮との国境地帯に
 軍駐留施設を増設するとともに、数十万人を収容できる難民キャンプ
 の設営準備を始めたとの事で半島有事を想定した動きが見られるゆえ
 国連安保理決議に反発する北朝鮮の核実験やICBMの発射など
 北朝鮮の動向には一応ながら注意だけは怠らずにいたいものじゃ…」


『ところで…、今年も新語・流行語があったけど…、これにちなみ
 ジイさんに1つ2つダメ出しをしておいてやらぁ…。』


「ほう。何か言い間違えでもあったかのう…。溜口剛太郎殿」


『あははっ。まず1つ目は、先週、仮想通貨のお話の中で
 「基本ガチ保で下落時にショートでトレードする戦略」という
 くだりがあったけど、「ガチ保」は「がっちりホールドする事」で
 「ガチ保」は「ガチホ」と言うべきであり…、そして、
 「20012年にFXがそれまでの雑所得扱いから申告分離課税扱い」
 というくだりでは、「20012年」は「2012年」と言うべきであり…、
 流行語的には「ちーがーうーだーろー!」ということになるぜぃ』


「あははっ。18000年ほど言い間違えてしもうたようじゃのう…。
 『20012年』は2012年の事と忖度(そんたく)を願いたいものじゃ。」


『冗談はさておき、来年2018はどんな年になるんだろうな…』


「ふむ。2018年がどうなるか確かなことは誰にもわからぬことじゃ。
 トランプ米大統領の公約である米税制改革法案が成立したことが
 一旦の頂点になりドル円は利益確定で売られるやも知れぬし…、
 あるいはレパトリの動きなどでドル円は上昇するやも知れぬ…。
 また、北朝鮮が軍事挑発行動を強めて戦火となるやも知れぬし、
 ウクライナ問題やエルサレム問題の火種が大きくなるやも知れぬ…。
 NYダウに調整が起こるやも知れぬし、地震が起こるやも知れぬ…。
 トレーダーとして大切なのは予測して当てようとする事ではなく、
 変化に対応する行動ができるかどうかという事ではあるまいか…」


『チャールズ・ダーウィンも「生き残る種とは最も強いものではない。
 最も知的なものでもない。それは変化に最よく適応したものである」
 と言っているからなぁ…。変化に対応する事こそが大切なのかもな』


「そして、我々は相場に詳しい人になる事を目指しているわけではなく
 相場(トレード)で稼げる人を目指しているワケであり…、
 トレーダーとして成長していくためには、why(なぜ)からhowへ、
 更にknow-how(知識)からcan-do(出来る)へ進化して行かねばならず
 また利益追求とともに損失抑制の無駄トレード排除も目指せばならぬ
 のではなかろうかのう…。どのようなものじゃろう。溜口剛太郎殿」


『市場や相場つきは常に変化しているので、我々トレーダーもまた
 常に成長と進歩を目指していかねばならないということか…』


「相場を山に例えるならジイも溜口殿も4合目を汗かき歩む登山者で、
 来年2018も共々に常に成長と進歩を目指していこうではないか…」


『今日は陸王の最終回でクリスマスイブでもあるいう事で、少し早いが
 じゃぁ、ジイさん。来年2018にまた会おうぜ。良い年を迎えなよ』


「溜口剛太郎殿、ありがとう…。どうぞ良いお年をお迎えくだされ」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


本年はたいへんにお世話になりました。

ではまた来年1月7日に。

FX トレードと凡事のお話 その271


先週末、2018年に連邦法人税を21%へ引き下げる
米共和党の税制改革の最終法案がまとまりましたね。



●今週(12月18日から12月22日)の主な予定


<12月18日(月)>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(11月)、
午後7時に欧消費者物価指数確報(11月)、
夜10時半に加国際証券取引高(10月)、
深夜12時に米NAHB住宅市場指数(12月)、
などが予定されています。
日・欧・米の指標には注目です。


<12月19日(火)>

午前9時にNBNZ企業信頼感(12月)、
午前9時半に豪RBA議事録要旨、
午後6時に独IFO景況感指数(12月)、
午後7時に欧建設支出(10月)、
夜10時半に米住宅着工件数(11月)、米建設許可件数(11月)、
同夜10時半に米第3四半期経常収支、
などが予定されています。
豪・独・米の指標には注目です。


<12月20日(水)>

朝6時45分にNZ貿易収支(11月)、NZ第3四半期経常収支、
午後1時半に日全産業活動指数(10月)、
午後4時に独生産者物価指数(11月)、
午後6時に欧経常収支(10月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時半に加卸売売上高(10月)、
深夜12時に米中古住宅販売件数(11月)、
などが予定されています。
NZ・米の指標には注目です。


<12月21日(木)>

朝6時45分にNZ第3四半期GDP、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感(12月)、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策発表、
午後3時半に黒田日銀総裁の定例記者会見、
午後4時にスイス貿易収支(11月)、
午後4時45分に仏企業景況感(12月)、
午後6時半に英財政収支(11月)、
夜10時半に米第3四半期GDP確報、米第3四半期個人消費確報、
同夜10時半に米第3四半期GDPデフレータ確報、
同夜10時半に米第3四半期コアPCEデフレータ確報、
同夜10時半に米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(12月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加消費者物価指数(11月)、
同夜10時半に加小売売上高(10月)、加小売売上高(除自動車 10月)、
夜11時に米住宅価格指数(10月)、
深夜12時に欧消費者信頼感速報(12月)、
同深夜12時に米景気先行指標総合指数(11月)、
などが予定されています。
NZ・日・米・加・欧の指標と黒田日銀総裁の会見には注目です。
そして、スペイン・カタルーニャ州議会選挙も予定されています。


<12月22日(金)>

午後4時に独GFK消費者信頼感調査(1月)、
午後4時45分に仏第3四半期GDP確報、
同午後4時45分に仏卸売物価指数(11月)、仏消費支出(11月)、
午後5時にスイスKOF景気先行指数(12月)、
午後6時半に英第3四半期GDP確報、英第3四半期経常収支、
夜10時半に米個人所得(11月)、米個人消費支出(11月)、
同夜10時半に米コアPCEデフレータ(11月)、
同夜10時半に米耐久財受注(11月)、
同夜10時半に米耐久財受注(除輸送用機器 11月)
同夜10時半に加月次GDP(10月)、
深夜12時に米新築住宅販売件数(11月)、
同深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(12月)、
などが予定されていまする
(仏)・英・米・加の指標には注目です。
英株式市場は短縮取引になります。米債券市場が短縮取引になります。
そして、この日に米暫定予算の期限を迎えます。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(12月11日から12月15日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.87で始まり94.21へ上昇した後に
93.28へ下落して、その後、93.96へ反発して週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.351%に低下しました。
NY原油先物(WTI)1月限は週の終値で57.30ドルに下落しました。
NYダウは週間322.58ドル上昇、24651.74ドルで週の取引を終える。



<12月11日(月)>

CBOEがビットコイン先物取引をスタート、始値は15,460ドル。
米10年債利回りは2.38%台で推移。
日経平均は83.22円高で寄り付き127.65円高の22938.73で大引け。
日経平均は年初来高値を更新。
NZ財務相
「ウィーラーNZ中銀総裁が任期で辞任した後を受けた新総裁として、
 エイドリアン・オア元副総裁(現老齢年金基金トップ)を指名する。
 オア氏は来年3月27日に就任し、任期は5年」
NZドル買い反応。
アジアの株式市場は前週末比プラス圏で推移。
原油先物は57ドル台前半で推移。
英の株式市場は前週末比プラス圏で推移。
デービス英離脱担当相
「EU離脱移行交渉は21ヶ月かかる見込み」
一時、ポンド売り反応。
オーストリア中銀総裁
「低金利の巻き戻しは慎重に行うべき」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.35%台へ低下。
メルケル独首相
「CDU指導層はSPDとの連携でコンセンサスがとれている」
英10年債利回りが今月の最低水準まで低下。ポンドが軟調に推移。
米CB雇用トレンド指数(11月)は前月より弱い135.88。
米3年債の入札では最高落札利回り1.932%、応札倍率3.15倍。
原油先物は57ドル台後半へ上昇。
米10年債の入札では最高落札利回り2.384%、応札倍率2.37倍。
米10年債利回りは2.38%台へ上昇。ドル買い優勢。
報道
「NASA、40年ぶり有人月面探査へ。トランプ大統領が指示」
NYダウは56.87ドル高の24386.03で取引を終える。最高値を更新。
S&P500とNASDAQも最高値を更新。


<12月12日(火)>

日経平均は2.32円安で寄り付き72.56円安の22866.17で大引け。
原油先物は58ドル台へ上昇。
中国上海株式市場が1.25%の下落。
報道
「アラバマ州連邦上院補欠選挙は、共和党候補であるムーア氏と、
 民主党候補であるジョーンズ氏の支持が拮抗」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.37%台へ低下。
英消費者物価指数(11月)は予想より強い前年同月比3.1%、
英生産者物価指数(11月)は予想とおりの前年同月比2.2%、
英小売物価指数(11月)は予想より弱い前年同月比3.9%。
ポンドが一時上昇の後に一時下落。
独ZEW景気期待指数(12月)は予想より弱い17.4、
欧ZEW景気期待指数(12月)は前回値より弱い29.0。
ユーロ売り反応。
米生産者物価指数(11月)は予想より強い前月比0.4%。
NY時間に米10年債利回りは一時2.42%台へ上昇。
一時ドル買い優勢。
原油先物は57ドル台へ反落。
米30年債入札では最高落札利回り2.804%、応札倍率2.48倍。
ティラーソン米国務長官
「北朝鮮が選択を誤れば軍事的な準備がある」
NYダウは118.77ドル高の24504.80で取引を終える。最高値を更新。


<12月13日(水)>

トランプ大統領
「軍事増強とミサイル防衛を強化へ」
米10年債利回りは2.39%から2.40%台で推移。
日経平均は13.10円高で寄り付き108.10円安の22758.07で大引け。
報道
「アラバマ州連邦上院補欠選挙、民主党ジョーンズ候補に当確」
米10年債利回りは一時2.38%台へ低下。一時ドル売り反応。
伊ジェンティローニ首相
「英国の次の交渉段階(通商交渉)は、より困難なものとなるだろう」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.42%台へ上昇。
伊紙
「来年3月4日にイタリア総選挙実施へ」
黒田日銀総裁
「経済実体に合わせた適切な政策を打つ」
英失業統計は強弱まちまちの結果に。
欧州議会
「英EU離脱交渉の第2フェーズの開始を承認」
米消費者物価指数コア(11月)は予想より弱い前月比0.1%。
米10年債利回りは一時2.37%台へ低下。ドル売り反応。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が511.7万バレルの減少。
米司法省副長官 (議会証言)
「モラー特別検察官を解任する根拠はない。
 特別検察官が何を行っているか承知している。
 もしも不適切な行動をしているならば行動する」
トランプ大統領
「米税制改革成立に非常に非常に近づいている。
 新法人税は非常に印象的。経済の成長には長い道のり。
 21%の法人税を支持」
FRBは政策金利を1.25%-1.50%に0.25%利上げ。
FOMCメンバー金利見通し(ドット・プロット)
「2018年は、1.125% 1人、1.375% 1人、1.625% 1人、
 1.875% 3人、2.125% 6人、2.250% 0人、2.375% 3人、
 2.625% 1人、中央値は2.125%。来年3回利上げ」
FOMC経済見通し
「実質GDPは17年2.5%増(2.4%増)、18年は2.5%増(2.1%増)、
 19年は2.1%増(2.0%増)、20年は2.0%増(1.8%増)、
 長期では2.0%増(1.8%増)、
 失業率は17年4.1%(4.3%)、18年は3.9%(4.1%)、
 19年は3.9%(4.1%)、20年は4.0%、長期では4.6%(4.6%)、
 PCEは17年1.7%(1.6%)、18年は1.9%(1.9%)、
 19年は2.0%(2.0%)、20年は2.0%、長期では2.0%(2.0%)、
 PCEコアは17年1.5%(1.5%)、18年は1.9%(1.9%)、
 19年は2.0%(2.0%)、20年は2.0%(2.0%)」
FOMC声明
「労働市場は力強さを維持。インフレは中長期的に2%目標へ向かう。
 短期的なリスクは概ね均衡。
 シカゴ連銀総裁とミネアポリス連銀総裁が反対。据え置き主張」
イエレンFRB議長
「第2、第3四半期の成長は底堅かった。
 米税制改革はこの先数年、経済を浮揚させる。
 米税制改革法案のマクロ経済への影響は不透明。
 利上げは段階的引き締めが適切。労働市場は向こう数年力強い。
 雇用の増加はいずれ緩やかになる。
 必要に応じて金融政策を調整する用意。
 税制改革は緩やかな成長引き上げを支援。
 経済見通しはかなり不透明。政策は事前に決めていない。
 インフレ鈍化は一時的な要因を反映。  
 直近の賃金指標は緩やかな上昇を示すのみ。  
 税制改革は需要を引き上げると見ている。
 税制改革は供給も一部上昇すると見ている。
 ビットコインは極めて投機的資産。 
 個人的には米国の債務状況を懸念している」
米10年債利回りは2.34%台へ低下。ドル売り反応。
トランプ大統領
「議会が税制改革法案に関して合意に達した。数日中の実現を望む」
原油先物は56ドル台半ばへ下落。
NYダウは80.63ドル高の24585.43で取引を終える。最高値を更新。


<12月14日(木)>

日経平均は58.77円安で寄り付き63.62円安の22694.45で大引け。
豪雇用統計では新規雇用者数が予想より強い。豪ドル買い反応。
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.38%台へ反発。
英小売売上高指数(11月)は予想より強い前月比1.1%。
発表直後はポンド買い反応。
英BOE政策金利は0.50%に据え置き。
英BOE
「政策金利据え置きは9対0で決定。
 資産購入枠の据え置きは9対0で決定。
 EU離脱が英経済見通しの最大の課題。
 交渉の進展は無秩序な離脱の可能性を低減。
 離脱交渉の進展は消費と企業信頼感を下支えするだろう。
 利上げは段階的かつ限定的となる見込み」
ポンド売り反応。
欧ECBは政策金利を0.00%に据え置き。
ECB
「見通し悪化すればQEの規模拡大や期間延長をする可能性。
 300億ユーロ規模のQEを来年1月から9月まで実施。
 金利はQE終了後も相当期間にわたり現在の水準を維持。
 QE終了後も長期間、保有債券の償還元本を再投資する。
 QEはインフレが持続的に調整されるようになるまで続ける」
米小売売上高(11月)は予想より強い前月比0.8%。
ECBスタッフ経済予測
「2017年のインフレ見通しを1.5%に据え置き。
 2018年のインフレ見通しを1.2%から1.4%に引き上げ。
 2019年のインフレ見通しを1.5%に据え置き。
 2017年の成長見通しを2.2%から2.4%に引き上げ。
 2018年の成長見通しを1.8%から2.3%に引き上げ。
 2019年の成長見通しを1.7%から1.9%に引き上げ。
 2020年のコアインフレの見通しは1.8%」
一時ユーロ買い反応。
ドラギECB総裁
「現在の金利水準はQE終了後もしばらく継続。
 極めて良好な金融環境が必要とされている。
 インフレ上昇のために引き続き大規模な緩和が必要。
 経済のモメンタムはしっかりと広範にわたっている。
 金利に関するガイダンス、重要性高まるだろう。
 需給ギャップは来年中に解消する。
 2ヵ月前に比べ目標に到達できる公算高まった。
 資産購入を300億ユーロから突然停止は議論したことない。
 賃金上昇の抑制がインフレ見通しに影響を与えた」
ユーロ売り反応。
IMF
「米減税の影響を予想するのは時期尚早。
 米減税は1月の世界予測に影響する可能性。
 FOMCは適切な軌道上にあり直近の利上げ決定を支持する。
 FOMCの今後の政策、漸進的なものになるべき」
加BOC総裁
「いずれ刺激策を縮小する必要があるとの信頼感が増している」
加ドル買い反応。
IEAた月報
「来年前半は供給過剰が続くが来年後半にかけて供給不足の見通し」
原油先物1月限の終値は57.04ドル。
NY時間に米10年債利回りは2.34%台へ低下。ドル円が軟調に推移。
NYダウは76.77ドル安の24508.66で取引を終える。


<12月15日(金)>

日銀短観大企業製造業業況判断は予想より強い25、
日銀短観大企業全産業設備投資は予想より弱い前年度比7.4%。
日経平均は73.09円安で寄り付き141.23円安の22553.22で大引け。
米10年債利回りは2.35%から2.36%台で推移。
ドイツ銀行グループの研究報告
「中国の金融危機の発生確率は、他の主要経済体と比べて2倍高い」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.34%台へ低下。
ユンケル欧州委員長
「メイ英首相の多大な努力について認識すべき。
 英EU離脱は英国議会および国民次第。
 昨晩はEU首脳らは英EU離脱問題について議論しなかった」
オーストリア中銀総裁
「ECBは石油価格がインフレに与える影響を注意深くみるべき」
ドイツ連銀
「ドイツの2017年GDP成長率は2.6%(従来1.9%)
 2018年GDP成長率は2.5%(従来1.7%)
 2019年GDP成長率は1.7%(従来1.6%)
 2018年まで基調的な高成長が続く見通し。
 2019年以降は高水準の稼働率は、
 労働力不足によって抑制される見通し」
EU首脳会議
「英EU交渉の第2フェーズ入りを承認、全会一致」
ポンドは軟調に推移。
ドイツSPD指導部
「メルケル首相との連立への暫定交渉開始を支持」
NY時間に米10年債利回りは一時2.37%台へ上昇。
メイ英首相
「通商交渉はこの先直ちに始まるだろう」
トランプ大統領
「北朝鮮問題でロシアの支援を得たい」
シカゴ連銀総裁
「利上げをしなかったらインフレ期待に寄与していた。
 インフレ鈍化基調を懸念。インフレは低過ぎ、かなり長期間に渡る」
ブレイディ米下院歳入委員長が
「共和党の税制改革法案の最終案が完成した。
 全ての上院議員から支持があるはずだ」
米CNBC
「ルビオ上院議員はチャイルドケアの税額控除修正後の
 税制法案を支持すると述べた」
BTCが最高値を更新。
報道
「上院共和党の税制改革法案に唯一反対票を投じていた
 共和党のコーカー上院議員が今回の修正案には賛成する意向」
原油先物1月限の終値は57.30ドル。米10年債利回りは2.351%。
NYダウは143.08ドル高の24651.74で取引を終える。最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は週初11日に113.54レベルで始まり、揉み合いの後に
12日のNY時間前半に週高値となる113.74へ上昇しましたが、その後
反落して13日FOMC発表後に112.46へ下落する展開になりました。
その後、14日のロンドン時間前半にかけて112.88反発しましたが、
その後、再び反落して、15日のロンドン時間序盤にかけて週安値とな
る112.03へ下落する展開になりました。その後、反発して112.60レベ
ルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは週初11日に1.1765レベルで始まりNY時間前半に
かけて1.1811へ上昇しましたが、その後、揉み合いながらも反落して
12日のロンドンフィックスにかけて週安値となる1.1717へ下落する展
開になりました。その後、揉み合いながらも反発し13日の米FOMCの
発表後に上伸して14日のECB理事会後に週高値となる1.1862へ一時
上昇しましたが、その後、15日のオセアニア時間にかけて1.1764へ
反落する展開になりました。その後、揉み合いながらもロンドン時間に
かけて1.1812へ反発しましたが、その後、再び反落して1.1749レベル
で週の取引を終えました。




●今週(12月18日から12月22日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは14日の高値112.88を巡
る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は113.00の「00」ポイン
ト、さらに上昇した場合は先週高値の113.74、ここを上抜けた場合は
114.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは先週安値の112.03から112.00の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合10月16日
の安値111.65、さらに下落した場合は111.00の「00」ポイントを巡る
攻防が注目されます。


今週のドル円相場にかかわる経済指標および要人発言では、18日の
日通関ベース貿易収支と米NAHB住宅市場指数、19日の米住宅着工
件数と米建設許可件数と米第3四半期経常収支、20日の米中古住宅販
売件数、21日の日銀金融政策発表と黒田日銀総裁の定例会見と米第3
四半期GDP確報と米第3四半期個人消費確報と米第3四半期コアPCE
デフレータ確報と米フィラデルフィア連銀製造業景気指数と米新規失業
保険申請件数と米景気先行指標総合指数、22日の米個人消費支出と米
コアPCEデフレータと米耐久財受注と米新築住宅販売件数とミシガン
大学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のドル円は、週初11日に113円台後半で始まり揉み合いとなった
後に13日のFOMCとイエレンFRB議長の会見を経て軟調に推移して
15日のロンドン時間に112.03へ下落しましたが、その後、2018年に
連邦法人税を21%へ引き下げて国際物品税も見送る内容の米共和党の
税制改革の最終法案がまとまり、ルビオ上院議員とコーカー上院議員が
今回の修正案には賛成する意向を示したことを背景に112円台後半へ
反発して週の取引を終えました。


さて、FOMCなどビッグイベントを終えた今週ですが、米共和党の
税制改革の最終法案が上下両院で可決となるのか注目されます。

10年で1.5兆ドル規模減税の税制改革法案ですが、その一方で企業の
借入金の支払利息の損金算入を制限するなど控除を見直すことで差し
引きでの企業減税規模は10年で実質6500億ドル程度となることへの
今後の市場反応が注目されます。

そして、21日の日銀金融政策発表と黒田日銀総裁の定例会見ですが、
無事に通過すると思われるものの、一部の観測報道で「出口論は時期
尚早も、一方で追加緩和は不要との説明を全面に出す可能性」が指摘さ
れていましたので注目されます。

また、ロシアゲート問題を巡る動向、および北朝鮮の動向なども引き続
き注目されますが、22日に期限を迎えることで米暫定予算についても
一応注目されます。今週はクリスマス週となることで手仕舞いの動きや
流動性の低下によるチョッピーな値動きにも留意したいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは15日の安値1.1764
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.1800から15日
の高値1.1812、さらに上昇した場合は14日の東京時間の高値1.1843
ここを上抜けた場合は先週高値の1.1862、さらに上昇した場合1.1900
の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値の1.1717を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は1.1700の「00」ポイント、さらに下落
した場合は10月6日の安値1.1669、ここを下抜けた場合は1.1600の
「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場にかかわる経済指標では、18日の欧消費者物価
指数確報、19日の独IFO景況感指数、21日の欧消費者信頼感速報、
22日の仏第3四半期GDP確報、などが注目されますが、対ドル通貨
ペアとして、18日の米NAHB住宅市場指数、19日の米住宅着工件数と
米建設許可件数と米第3四半期経常収支、20日の米中古住宅販売件数
21日の米第3四半期GDP確報と米第3四半期個人消費確報と米第3
四半期コアPCEデフレータ確報と米フィラデルフィア連銀製造業景気
指数と米新規失業保険申請件数と米景気先行指標総合指数、22日の米
個人消費支出と米コアPCEデフレータと米耐久財受注と米新築住宅販
売件数とミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のユーロドルは、週初11日に1.17台後半で始まった後にイベント
前のユーロ・ロングのポジション調整の動きもあったか、12日のNY
時間に1.17台前半へと下落するも、その後、切り返して米FOMC後に
上伸しECB理事会の後に一時1.18台後半へ上昇しましたが、その後、
ドラギECB総裁の定例会見で「現在の金利水準はQE終了後も暫く
継続。極めて良好な金融環境が必要とされている。インフレ上昇のため
に引き続き大規模な緩和が必要。(後略)」などが示されたことで反落し
て揉み合いながらも軟調傾向で推移して1.17台半ばで週の取引を終え
ました。


さて、FOMCおよびECB理事会のビッグイベントを終えた今週ですが
12月12日の時点のIMM通貨先物のユーロの買い越しが113889枚と
大幅増となっていますのでクリスマスを前にしたポジション調整の動き
には注意が要りそうです。また、21日にスペイン・カタルーニャ州議
会選挙も予定されて相場への影響は大きくないと思われますが一応なが
ら注目したいものです。

今週はクリスマス週となることで流動性の低下によるチョッピーな値
動きにも留意したいものです。





さて今回は、トレードと凡事のお話 その271 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百七十一話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円はFOMCでの利上げとイエレン議長
 の会見の後にセル・ザ・ファクトとなって112.03へ下落したけど、
 その後、週末に上院案をほぼ踏襲する格好で2018年に連邦法人税を
 21%へ引き下げる米共和党の税制改革の最終法案がまとまり、
 ルビオ上院議員とコーカー上院議員が賛成する意向を示したことで
 NYダウも最高値を更新してドル円も112円台後半へ戻したよな…』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 米共和党の税制改革の最終案では国際物品税も見送るとのことで
 10年で1.5兆ドル規模減税となる内容じゃったが…、
 その一方で、企業の借入金の支払利息の損金算入を制限するなど
 控除を見直すことで差し引きでの企業減税規模は10年で
 実質、6500億ドル程度となるとの見込み (17日の日経1面) で、
 上下両院本会議での採決と今後の市場反応が注目されるのう…」


『FOMCとイエレンFRB議長の会見を経過したドル円だけどさぁ、
 今週はいったいどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「21日に日銀金融政策発表と黒田総裁の会見が予定されておるが…、
 無事に通過すると思われるものの、一部の観測報道で『出口論は
 時期尚早も、一方で追加緩和は不要との説明を全面に出す可能性』
 が指摘されておるようで、一応ながらも注目されよう…。
 そして、ロシアゲート問題を巡る動向や北朝鮮の動向なども
 引き続き注目されるが、今週はクリスマス週となることで
 手仕舞いの動きや流動性の低下によるチョッピーな値動きにも
 留意したいものじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい。
 ペンディングになっていた「情報の氾濫のお話」とやらかい?』


「ふむ。そうじゃのう…。『情報の氾濫のお話』もいつかはさせて
 もらおうと思っとるのじゃが、今日は今話題の『仮想通貨のお話』
 でもザックリとさせてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『今週はBTCが高騰して1BTCで220万円に迫っているからなぁ。
 「仮想通貨のお話」とやらを聞いてやるとしようじゃないか…』


「ジイは仮想通貨については後学であり、詳しい人はたくさんいて、
 あくまでもジイ的な視点でのザックリとしたお話ではあるが…、
 2017年の初めころ10万円程度であったビットコインが12月の今や
 22倍にもなっているのは溜口剛太郎殿もご存知のとおりじゃ…」


『22倍といえばさぁ、100万円が2200万円相当にもなったわけで…、
 石橋を叩いて渡らなかった人達の中にはチャンスを逃してしまったと
 悔しがっている人も少なからずいるんじゃないかなぁ…。
 でも、2017年初めは10万円でも既に高くなり過ぎていた気がしたし
 仮想通貨なんてオランダのチューリップ・バブルのようなもんだ、
 なんて揶揄するアンチ仮想通貨の評論家の声もあったからなぁ…』


「我々が勇気をもって飛び込んだFX為替取引でもそうであったように
 どのような分野にもいつの時代でもアンチの声はあるものじゃが…、
 仮想通貨の代表格のBTCは今月18日に米シカゴ・マーカンタイル
 取引所で先物の上場が決定していて、2018年には米ナスダックでも
 上場計画が報じらており、かつてのチューリップ・バブルのような
 一過性の幻想などではない事は確かなことではなかろうかのう…」


『でもさぁ、BTCが先物に上場されるという事はファンド勢によって
 売り浴びせになるんじゃないかと危惧する声も聞こえるぜぃ…』


「まぁ、上昇を煽ったその後に、将来、そうなる事があるやも知れぬが
 そして先物の下落に慄いて現物のパニック売りになる事態も、将来、
 短期的にあるやも知れぬが…、ただ、先物のショートはやがて必ず
 買い戻されるということと、仮想通貨の市場規模が拡大している
 事実は無視はできなく注目すべき事であろう…。溜口剛太郎殿」


『今、仮想通貨市場はいったいどのくらいに拡大しているんだい?』


「ふむ…。2016年で仮想通貨市場は10兆円相当と言われておったが
 今や10日現在でBTCの時価総額は2830億ドルで仮想通貨市場全体
 では60兆円相当の規模になっていると言われておるようじゃのう。
 ただ…、東京証券取引所の規模の約600兆円と比べてもまだ1/10で
 仮想通貨が世界的に普及していくするならば、まだ市場拡大の端緒と
 言ってもよいのかもしれぬのう…。溜口剛太郎殿」


『ふーん。先日、JPモルガンのダイモンCEOがビットコインは詐欺だ
 なんて言っていたけど、そのJPモルガンでさえ仮想通貨の取り扱い
 を検討しているらしいからなぁ。まだまだ市場は拡大するのかもな』


「仮想通貨市場が拡大過程にあるという事では、やや出遅れたとは言え
 まだ参入していない人にとっても、まだまだ参入する価値がある
 市場という事になるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿」


『1BTCが約220万円近くになったといっても、1BTC単位ではなく
 少額分でも購入して市場に参入できるワケだし…、そしてもしも
 先物主導で短期的に暴落してくれたなら、絶好の買い場という事も
 あるかもしれないからな…。ジイさん。』


「ふむ…。まずは小額からでも初めてみるのは良いのではなかろうか」


『仮想通貨ではどのような戦略が有効になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ふむ…。今現在、BTCが仮想通貨の主要通貨である事は明らかだが
 トランザクションの詰まりや遅延、送金手数料の上昇などもあり…、
 ブルームバーグによればBTCの4割は1000人に保有されていて
 また報道によればBTCの4割は円建てで日本人が保有している事で
 投機色が高く偏向した状況であるとともに、やがて将来的に
 決済スピードの速い仮想通貨や、量子コンピュータの普及が始まった
 ならばよりセキュリティの高い仮想通貨が主流になるとも限らない
 ことで、上場している有力と思われる仮想通貨を複数で保有する
 ポートフォリオを組む事は有効な戦略となるのではあるまいかのう」


『BTCオンリーや特定の1つの仮想通貨に惚れこんで投資するよりも
 「仮想通貨市場の拡大にベットする」という意味で、上場している
 有力と思われる仮想通貨を複数でポートフォリオを組んで保有する
 方が良い場合もあるという事か…。で、未上場のICOはどうよ。』


「仮想通貨によるICOも有力な1つの分野とは思っておるが…、
 また、例えば1単位0.2円程度の仮想通貨が50円以上にもなる
 大化となって、いわゆる『億り人』を作る可能性もあるが…、
 注意しなくてはならない事は、上場に至ることが出来なかった
 仮想通貨のICOやプレセールは法定通貨に1円さえも換金できない
 電子クズとなる場合もあることで、儲けるにしても損するにしても
 リスクが高い投資であるということは認識すべきであろうのう…。
 まぁ、ICOもポートフォリオの1つに組み入れてリスク資産として
 わきまえた上で保有するならよい場合もあるのではあるまいかのう」


『ICOは儲けるにしても損するにしてもリスクは高いという事か…』


「もちろんICOを否定しているわけではなく、ジイも保有しておるが
 ジイ的にはベンチャー企業にIPOのように投資する事に興味はなく
 銀行の口座の保有率が3割程度のアジアなどの諸国で送金手段として
 本当に使われる可能性があるのかなどともに、通貨本来の価値である
 モノやサービスが買える通貨としてその仮想通貨が成長するのか…、
 あるいはトランザクションの遅延のあるBTCに代わって将来的に
 『ポストBTC』になりうる可能性のある仮想通貨はどれなのか…、
 などという視点でプレセールの選別をしているワケなのじゃのう…」


『仮想通貨の保有だけではなく、トレーディングではどうよ…』


「ふむ…。仮想通貨市場が拡大期にあることで基本はガチ保でも、
 相場ならば下落することもある事で、下落時に現物保有を担保として
 信用売りする、基本ガチ保で下落時にショートでトレードする戦略は
 仮想通貨市場では有効となるやもしれぬのう…。溜口剛太郎殿」


『その他、仮想通貨に関して何かあるかい? ジイさん。』


「話も長くなってきておるが…、税金に関して一言いわせてもらおう。
 今現在、仮想通貨による利益は税率の高い雑所得扱いではあるが…、
 20012年にFXがそれまでの雑所得扱いから申告分離課税扱いとなり
 利益に対する税金が実質的に軽減された経緯があるように…、
 もしかすると、仮想通貨による利益もやがて数年後には申告分離課税
 扱いとなる可能性もあるのではないかと思っておってのう…。
 そうなった場合は、仮想通貨を手仕舞って法定通貨の円などに替える
 大きな両替の好機となるやもしれぬと思っておるのじゃ…。」


『あははっ。ジイさんもいろいろ考えているんだなぁ…』


「ただ…、20012年にFXが申告分離課税扱いとなる前には、
 金融庁が2009年に店頭FX事業者に対して法定調書の提出を
 義務付けた経緯もあって…、もしも同様に仮想通貨取引所に対して
 法定調書の提出を義務付けがされたなら、仮想通貨で誰がいくら
 儲けたのが税務署に筒抜けになることで、当然と言えば当然じゃが
 納税申告は偽りなく正しく行うべきであろう…。溜口剛太郎殿」


『あははっ。不正申告がバレて追徴課税されるのは怖いからな…。
 もちろん、善良なオレ様は正しく申告してキチンと納税するぜぃ』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その270


今年もクリスマス・ソングが聞かれる時節になりましたね。
今週はFOMC、BOE、ECBなど重要イベントが目白押しです。



●今週(12月11日から12月15日)の主な予定


<12月11日(月)>

朝8時50分に日第4四半期大企業全産業景況判断BSI、
同朝8時50分に日第4四半期大企業製造業景況判断BSI、
午後4時にトルコ第3四半期GDP、
などが予定されています。トルコの指標には注目です。


<12月12日(火)>

朝8時50分に日国内企業物価指数
午前9時半に豪NAB企業景況感指数(11月)、
同午前9時半に豪第3四半期住宅価格指数、
午後1時半に日第三次産業活動指数(10月)、
午後3時半に仏第3四半期非農業部門雇用者改定値、
午後6時半に英消費者物価指数(11月)、英生産者物価指数(11月)、
同午後6時半に英小売物価指数(11月)、
午後7時に独ZEW景気期待指数(12月)、
同午後7時に欧ZEW景気期待指数(12月)、
夜10時半に米生産者物価指数(11月)、米生産者物価指数コア(11月)、
深夜4時に米月次財政収支(11月)、
などが予定されています。
豪・英・独・欧・米の指標には注目です。


<12月13日(水)>

朝8時50分に日機械受注(10月)、
午後4時に独消費者物価指数改定値(11月)、
午後6時半に英失業者数(11月)、英失業率(11月)、
午後6時半に英ILO方式失業率(11月)、
午後7時に欧鉱工業生産(10月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時半に米消費者物価指数(11月)、米消費者物価指数コア(11月)、
深夜4時に米FOMC政策金利発表、米FOMC声明、
深夜4時半にイエレンFRB議長の定例記者会見、
などが予定されています。
(日)・(独)・英・欧・米の指標と
イエレンFRB議長の定例記者会見には注目です。
また、OPEC月報の発表も予定されています。


<12月14日(木)>

午前9時01分に英RICS住宅価格(11月)、
午前9時半に豪新規雇用者数(11月)、豪失業率(11月)、
午前11時に中国小売売上高(11月)、中国鉱工業生産(11月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(10月)、
午後4時45分に仏消費者物価指数改定値(11月)、
午後5時に仏製造業PMI速報(12月)、仏サービス業PMI速報(12月)
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(11月)、
午後5時半にスイスSNB政策金利発表、スイスSNB声明、
午後5時半に独製造業PMI速報(12月)、独サービス業PMI速報(12月)
午後6時に欧製造業PMI速報(12月)、欧サービス業PMI速報(12月)
午後6時半に英小売売上高指数(11月)、
午後8時にトルコ中銀政策金利発表、
夜9時に英BOE政策金利発表、英BOE資産買取プログラム規模、
同夜9時に英BOE議事録要旨、
夜9時45分に欧ECB金融政策発表、
夜10時半からドラギECB総裁の定例記者会見、
夜10時半に米小売売上高(11月)、米小売売上高(除自動車 11月)、
同夜10時半に米輸入物価指数(11月)、米輸出物価指数(11月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(10月)、
深夜12時に米企業在庫(10月)、
などが予定されています。
豪・中国・仏・スイス・独・英・欧・トルコ・欧・米
の指標には注目です。そしてEU首脳会議も予定されています。


<12月15日(金)>

朝6時半にNZ企業景況感(11月)、
朝8時50分に日銀短観大企業製造業業況判断、
同朝8時50分に日銀短観大企業非製造業業況判断、
同朝8時50分に日銀短観大企業全産業設備投資、
午後7時に欧貿易収支(10月)、
夜10時半に米NY連銀製造業景況指数(12月)、
同夜10時半に加製造業出荷(10月)、
夜11時15分に米鉱工業生産(11月)、米設備稼働率(11月)、
早朝6時に対米証券投資(10月)、
日・米の指標には注目です。
独CSU党大会も予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(12月4日から12月8日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.06で始まり、堅調傾向で推移して
93.84で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.378%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)1月限は週の終値で57.36ドルに下落しました。
NYダウは週間97.57ドル上昇、24329.16ドルで週の取引を終える。



<12月4日(月)>

米10年債利回りは一時2.41%台へ上昇。
ドル円は112円台後半へ上昇して始まる。
日経平均は24.50円高で寄り付き111.87円安の22707.16で大引け。
ダウ先物が200ドル超の上昇。原油先物は57ドル台へ下落。
仏中銀総裁
「景気回復の勢いが増しつつある。現在の景気の順風は力強い。
 ただし、満足できる余地はまだない。
 金融政策はユーロ圏経済を支えてきた」
独仏の株式市場が1%超の上昇。
ロンドン時間に米10年債利回りは2.38%台へ低下。
安倍首相
「日中が協力してアジアのインフラ需要に応えていく」
報道
「IMM円ショートは2013年以来の高水準から2週減。
 IMMユーロロングは2011年以来の高水準で高止まり」
英インディペンデント紙
「BTCの現在の価値はボーイング社やNZ経済を上回るもの」
EUバルニエ氏
「英離脱交渉で本日中の進展の可能性がある」
ポンド買い反応。
アイルランド政府
「英国側からの明確な言葉を期待している」
日経
「中国、一斉に水増しを修正か。省の3分の2が成長減速」
リッチモンド連銀
「次期総裁にマッキンゼーのバーキン氏を指名」
NYダウが一時300ドル超の上昇。
BBC「今日は、英国のEU離脱交渉は不成立」
ポンド売り反応。
ユンケル欧州委員長
「完全な合意を結ぶことは不可能だった。
 12月のEUサミットまでには進展可能」
報道
「米CMEが12月18日、米CBOTが12月10日から
 BTCの先物の取引を開始する。BTCは最高値を更新」
米10年債利回りは2.37%台へ低下。
メイ英首相
「週内にもう一度会議を招集する。
 ポジティブな結果が出ると前向きに捉えている」
NYダウは58.46ドル高の24290.05で取引を終える。最高値を更新。


<12月5日(火)>

日経平均は111.83円安で寄り付き84.78円安の22622.38で大引け。
米10年債利回りは2.37%から2.39%台で推移。
原油先物は57ドル台半ばで推移。
米下院
「上下両院がそれぞれの独自案を可決した税制改革法案について、
 一本化に向けて両院協議会で審議を行うことについての動議を可決。
 賛成222、反対192となった」
スペンサーNZ中銀総裁代行
「雇用の最大化を中銀の責務とする新政府方針に関して、
 NZ中銀によるインフレ目標について柔軟性が増している。
 生産、雇用、金融安定性に一段の重点を置いていく。
 物価安定で信認保つことが重要」
豪RBA声明
「低金利が引き続き豪経済を支える。
 持続可能な経済成長に向けて姿勢に変更はない。
 インフレ目標についての変更はない。経済成長に伴って物価は上昇。
 高い豪ドルはインフレや経済成長を鈍化させる可能性がある。
 第3四半期までの今年の経済成長はおおよそトレンドに沿う。
 非鉱業部門への投資は改善していくと見込まれる」
ロンドン時間はポンドドルが一時1.34台を割り込む。
報道
「英DUPと英政府との話し合いはまだ続いている」
AFP
「スペイン最高裁判所はカタルーニャ前首相の欧州逮捕状を取り下げ」
メイ英首相 (英議会にて)
「英国は(EUと)離脱協議で合意に極めて近づいている」
インターファクス通信
「ロシア法務省は米国メディア9社をスパイ機関を意味する
 外国のエージェントに指定」
米上院銀行委員会
「次期FRB議長にパウエルFRB理事を承認」
メイ英首相
「週内にはEU離脱交渉を再開する」
NY時間終盤に米10年債利回りは2.35%台へ低下。
アトランタ連銀GDPナウの第4四半期のGDP見通しは3.2%。
ライアン下院議長
「共和党指導部は短期的な暫定予算案について、
 メンバーと良い話し合いを持った」
NYダウは109.41ドル安の24180.64で取引を終える。


<12月6日(水)>

日経平均は97.00円安で寄り付き445.34円安の22177.04で大引け。
日経平均は今年最大の下げ幅で3日続落。
豪第3四半期GDPは予想より弱い前年同期比2.8%。豪ドル売り反応。
政井日銀委員
「海外経済情勢は総じてみれば緩やかな成長が続いている。
 海外経済の下振れリスクは全体として低下。
 我が国の経済物価情勢は所得から支出への前向きの循環メカニズムが
 働くもとで緩やかに拡大している。個人消費は底堅さ増す。
 2018年度までの期間を中心に潜在成長率を上回る成長を維持する。
 消費者物価上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまで
 マネタリーベースの拡大方針を維持する。
 (オーバーシュート型コミットメント)
 長短金利の操作を行う。(イールドカーブ・コントロール)
 量的・質的金融緩和は、導入後5年近く経ち、
 その効果と副作用については引き続き肌理細かくみていく必要」
報道
「トランプ大統領が現地時間6日にイスラエルの首都を
 現在のテルアビブではなくエルサレムと公式に認定する」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.33%台へ低下。
独の株式市場が一時1%超の下落。
アイルランド財務相
「(国境についての)英国との合意は維持されなければならない」
メルシュECB理事
「個人的には、これ以上の期間の資産購入は必要ない。
 実体経済進展への期待の改善に沿った政策アプローチをとっている。
 金融刺激策を時期尚早かつ早過ぎるペースで解除することは、
 資産価格の急落と金利の急上昇を招く。
 一方で、資産購入プログラムが長引けばリスクも増大する。
 出口戦略についての信頼できる見通しが必要とされている」
英紙サン
「国境問題について、英DUPの今週中の合意はないだろう」
ポンドが軟調に推移。
原油先物が56ドル台へ下落。
報道
「プーチン大統領は任期6年となるロシア大統領選に出馬すると表明」
NY時間に米10年債利回りは一時2.31%台へ低下。
加BOC声明
「利上げに関して注意深くなり続ける。
 10月の見通しよりも成長は緩やか。
 インフレは一時的要因で予想よりもやや上昇。
 貿易や地政学リスクに相当程度の不透明さがある。
 カナダドルの水準について言及せず。雇用が改善もスラックは残る」
加ドル売り反応。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が561万バレルの減少。
原油先物は55ドル台後半へ下落。
トランプ米大統領
「エルサレムはイスラエルの首都と認識するとき。
 米大使館をエルサレムに移転するプロセスを開始へ。
 イスラエルとパレスチナ双方が合意した2国家共存解決案を支持
 数日中にペンス副大統領が中東訪問。
 中東の平和を望む人々は過激派を追放しなければならない」
米上院
「税制改革法案の両院協議会の審議入り動議を可決」
米シティCFO
「上院案で成立なら200億ドルの損失が見込まれる」
NYダウは39.73ドル安の24140.91で取引を終える。


<12月7日(木)>

米10年債利回りは2.33%から2.34%台で推移。
日経平均は140.11円高で寄り付き320.99円高の22498.03で大引け。
黒田日銀総裁
「物価は弱めの動きが続いている。金融環境はきわめて緩和的であり、
 景気は改善を続けている。力強い金融緩和を粘り強く続けていく。
 海外経済は昨年半ば以降、着実な改善を続ける。
 日本経済は世界経済同様、バランスのよい成長を続けている。
 需給ギャップ、昨年後半に長期的な平均であるゼロ%を超えた後、
 足もとにかけてプラス幅が拡大」
朝鮮中央通信
「残る問題は、いつ戦争が起きるかだ。
 戦争を望んではいないがそこから逃げるつもりもない。
 米国がわれわれの忍耐力について見込み違いをし、
 核戦争の導火線に火をつければ、
 われわれの強力な核能力によって米国は高い代価を払うことになる」
原油先物は56ドル台前半で推移。
トランプ米大統領
「(予算切れによる政府閉鎖は)起こりうる。
 米民主党は非常に危険なことを考えている」
米民主党下院のペロシ院内総務 (ツイッターにて)
「政府閉鎖と言っているのはトランプ氏だけ」
ブルームバーグ
「メイ英首相が交渉の瀬戸際になって別の提案を用意している」
ロイター通信
「英運輸相、EU離脱交渉を巡って悪い取引には署名しない。
 たとえ合意しなくても英国経済はうまくいくだろう」
EU
「離脱交渉の期限に延長はない。
 引き続き英国とEU27カ国との話し合いが行われている」
EU報道官
「英国の提案期限は10日に。合意はまだできず」
ポンドが上下動。
NY時間序盤に米10年債利回りは2.32%台へ低下。
一部報道
「英国における欧州裁判所の役割の問題に関して解決、
 残るはアイルランドの国境問題のみ」
ポンド買い反応。
報道
「ドイツ社会民主党(SPD)は本日開催した党大会で、
 メルケル首相率いる与党との連立協議を行うことを支持」
一時ユーロ買い反応。
EU「英EU離脱交渉は進展はしているがまだ十分ではない」
一部報道
「国境問題で英国とアイルランドが合意する可能性がある」
トランプ米大統領
「来年1月30日の一般教書演説までに道路や橋、
 空港などの改修を行うインフラ整備計画を発表したい」
米10年債利回りは一時2.37%台へ上昇。
NYダウは70.57ドル高の24211.48で取引を終える。


<12月8日(金)>

WSJ
「米下院つなぎ予算案を可決。政府閉鎖回避へ」
報道「米上院、暫定予算案を可決」
米10年債利回りは2.37%台で推移。
日第3四半期GDP二次速報は予想より強い年率換算2.5%。
日経平均は129.92円高で寄り付き313.05円高の22811.08で大引け。
BTCが17000ドルを突破。最高値を更新。
中国貿易収支(11月)は予想より強い402.1億ドル。
EU
「通商交渉の段階に進むかどうか速やかに協議する用意」
ユンケル欧州委員長
「英国はアイルランド国境での厳格な管理を回避するとコミット。
 英国に在留するEU市民の権利を確保」
メイ英首相
「アイルランド国境で厳格な管理は無いことを保証。
 交渉が通商協議の段階に移行できる見通し歓迎」
ポンドが上下動。
ロイター
「英国とEUは離脱交渉を巡り、清算金、在英EU市民と権利、
 アイルランドの国境問題の3分野で合意」
EU大統領
「英EU離脱交渉が前進した。
 英国は移行期間中はEU法、予算などを遵守すべき。
 速やかに通商交渉の段階に移行を」
報道
「独SPD、CDU・CSUと13日に連立に向けた予備協議行う」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.39%台へ上昇。
原油先物は57ドル台へ上昇。
報道
「メイ英首相は厳格な国境管理を回避としたが具体的方策は先送り」
ポンドが軟調に推移。
米国務長官
「在イスラエル米大使館の移転は今年来年の可能性は低い」
米非農業部門雇用者数(11月)は予想より強い22.8万人、
米失業率(11月)は予想とおりの4.1%、
米平均時給(11月)は予想より弱い前月比0.2%。
米10年債利回りは一時2.36%台へ低下。ドル売り反応。
コーン国家経済会議(NEC)委員長
「今四半期のGDPは3%超で推移している。
 我々はFRBと伴に良好な時期にいる。
 ビットコインについては言及を控える」
アトランタ連銀GDPナウの第4四半期GDP見通しは2.9%。
報道
「トランプ大統領は上下両院で可決した12月22日までの
 暫定予算案に署名。ひとまず政府機関の閉鎖は回避」
報道
「国連安保理は緊急会合を開催。エルサレム宣言に批判相次ぐ。
 英のライクロフト国連大使は米国の動きは和平に寄与しないとし、
 英は東エルサレムをパレスチナ領域の一部とみなしていると述べた」
NY原油先物1月限の終値は57.36ドル。
米10年債利回りは2.378%で取引を終える。
NYダウは117.68ドル高の24329.16で取引を終える。最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、米上院本会議で2日未明に税制改革法案が可決となっ
たことを背景に週初4日に上窓を空けて112.82で始まりNY時間序盤
にかけて112.91へ上昇しましたが、その後、反落して、揉み合いなが
らも軟調傾向で推移して、「トランプ大統領がイスラエルの首都を現在
のテルアビブではなくエルサレムと公式に認定」との報道を背景に6日
のロンドン時間にかけて週安値となる111.99へ下落する展開になりま
した。その後、切り返し堅調傾向で推移して、8日のロンドン時間序盤
にかけて週高値となる113.59へ上昇する展開になりました。その後、
米雇用統計の発表後に一時113.13へ反落しましたが反発して113.48
レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初4日に下窓を空けて1.1862レベルで始まり
東京時間に1.1878へ反発した後にNY時間前半にかけて1.1829へ下落
する展開になりました。その後、5日の東京時間にかけて1.1876へ反
発しましたが、NY時間後半にかけて1.1800へ下落する展開になりま
した。その後、6日の東京時間にかけて1.1848へ反発しましたが、
その後、再び反落し軟調傾向で推移して7日のNY時間序盤にかけて
1.1776へ下落する展開になりました。その後、NY時間後半に一時
1.1814へ反発しましたが、その後に再び反落して8日の米雇用統計の
発表後に週安値となる1.1730へ下落する展開になりました。その後、
反発して1.1772レベルで週の取引を終えました。




●今週(12月11日から12月15日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは先週高値の113.59を巡る
攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は114.00の「00」ポイント
さらに上昇した場合は7月11日の高値114.49、ここを上抜けた場合は
11月6日の高値114.73、さらに上昇した場合は115.00の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは8日の米雇用統計後の安値113.13を巡
る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合113.00の「00」ポイント
さらに下落した場合は5日の高値112.86、ここを下抜けた場合は5日
の安値112.30、さらに下落した場合は先週安値の111.99を巡る攻防が
注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、12日の米生産者物
価指数と米月次財政収支、13日の日機械受注と米消費者物価指数と米
FOMC政策金利発表とFOMC声明とイエレンFRB議長の定例記者会
見、14日の中国小売売上高と中国鉱工業生産と米小売売上高と米新規
失業保険申請件数、15日の日銀短観とNY連銀製造業景況指数と米鉱
工業生産と対米証券投資、などが注目されます。


先週のドル円は2日未明に米上院本会議で税制改革法案が可決となっ
たことを背景に上窓を空けて始まりましたが、6日の「トランプ大統領
がイスラエルの首都をエルサレムと公式に認定」との報道を背景に下落
して一時112円台を割り込む展開になりました。しかし、その後に切
り返して週末にかけて113円台後半へと上昇しました。そして、米雇
用統計の発表後に一時113円台前半へ反落しましたが、その後、米上
下両院で暫定予算案が可決され政府機関の閉鎖が回避されたことも背景
に反発して113円台半ばで週の取引を終えました。

さて今週は、13日の米消費者物価指数および米FOMC政策金利発表と
FOMC声明とイエレンFRB議長の定例記者会、そして14日の米小売
売上高など重要イベントが目白押しです。

米FOMC政策金利発表では0.25%の利上げが確実視されていますが、
市場はほぼ完全に織り込んでいる状況で、FOMCメンバー金利見通し
ドット・プロットやイエレンFRB議長の定例記者会見が注目の焦点に
なりそうです。

先週後半のドル買いは、年末やイベントに向けた事前のファンド勢の
ドルショートの巻き戻しの動きとの観測も聞かれますので、利上げ後
の一旦のセル・ザ・ファクトの動きにも注意したいものです。

また、ロシアゲート問題を巡る動向、米上下両院共和党内の米減税に
かかわる時期を巡る擦り合わせの進展、そしてエルサレムを巡る情勢
および北朝鮮の動向なども引き続き注目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1.1800の「00」ポイ
ントから7日の高値1.1814を巡る攻防が注目されます。ここを上抜け
た場合は6日の高値1.1848、さらに上昇した場合は5日高値1.1876か
ら4日の高値1.1878、ここを上抜けた場合は1.1900の「00」ポイント
さらに上昇した場合は1日の高値1.1940、ここを上抜けた場合は11月
27日の高値1.1960を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値の1.1730を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は11月21日の安値1.1713から1.1700
の「00」ポイント、さらに下落した場合は10月6日の安値1.1669、
ここを下抜けた場合は1.1600の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、12日の独・欧
ZEW景気期待指数、13日の独消費者物価指数改定値と欧鉱工業生産、
14日の仏・独・欧製造業PMI速報と仏・独・欧サービス業PMI速報
とECB金融政策発表とドラギECB総裁の定例記者会見、などが注目
されますが、対ドル通貨ペアとして、12日の米生産者物価指数と米
月次財政収支、13日の米消費者物価指数と米FOMC政策金利発表と
FOMC声明とイエレンFRB議長の定例記者会見、14日の中国小売売上
高と中国鉱工業生産と米小売売上高と米新規失業保険申請件数、15日
のNY連銀製造業景況指数と米鉱工業生産と対米証券投資、などが注目
されます。


先週のユーロドルは、年末に向け2011年以来の高水準で高止まりとな
っていたIMMユーロ・ロングのポジション調整、および米10年債利
回りの上昇も背景にイベントに向けた事前のファンド勢のドルショート
の巻き戻しの動きもあったか軟調傾向で推移して、8日の米雇用統計の
発表後に週安値となる1.17台前半へ下落した後に1.17台後半に戻して
週の取引を終えました。

さて今週は、13日のECB金融政策発表とドラギECB総裁の会見が
注目の焦点になりますが、ECBスタッフ経済見通しも注目されます。
そして、対ドル通貨ペアとして13日の米消費者物価指数およびFOMC
政策金利発表とFOMCメンバー金利見通しドット・プロットとイエレ
ンFRB議長の定例記者会見、そして14日の米小売売上高などが注目
されます。次第よってはボラタイルな相場展開になりそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その270 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百七十話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は、米上院本会議で税制改革法案が
 可決となった事で上昇して始まった後に、週半ばにトランプ大統領が
 イスラエルの首都をエルサレムと公式に認定したことで一時112円
 円台を割り込んだが、その後は113円台半ばへ上昇したよな…』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 先週末の米雇用統計では上下動とはなったが…、今月22日までの
 暫定予算案が成立して、ひとまず政府機関の閉鎖が回避されて、
 米10年債利回りが上昇してNYダウも最高値を更新したことも
 ドル円の上昇の背景となったのではあるまいかのう…」


『先週6日の日経平均は445円安と今年最大の下げ幅で驚いたけど、
 その後はしっかり持ち直した格好だよな。今後もロシアゲート問題や
 エルサレムを巡る情勢、北朝鮮の動向などには注意が要ると思うけど
 さて今週はビッグイベントが盛りだくさんだよな。ジイさん。』


「FOMC、BOE、ECBの金融政策、そして米CPIに米小売売上高など
 重要指標が多く、今週は年末最大のイベント・ウィークじゃのう。
 次第によってはボラタイルな相場展開になるのではなかろうか…」


『ビットコインの話もしたいところだが長くなるといけねぇ…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい。
 ペンディングになっていた「情報の氾濫のお話」とやらかい?』


「ふむ…。そのお話もいつかはさせてもらいたいと思っとるのじゃが、
 今日は『シンプルの価値』のお話でもさせてもらうとしようかのう」


『まぁ、よろしい…。聞いてやるとしようじゃないか。ジイさん。』


「日本語で『単純』と言うとあまり良い印象を受けないものじゃが、
 よく『シンプル・イズ・ベスト』などと言われているように、
 簡潔、純粋こそ最良で、価値あるものとされる事があるのじゃのう」


『シンプルには、無駄が削ぎ落された「精髄(エッセンス)」なんて
 意味合いも、もしかしたらあるのかもしれないよな…。ジイさん。』


「ふむ。料理などでも一流のシェフが腕によりをかけて丁寧に
 作り込んだものは素晴らしく深き味わいとなろうが…、
 一方、和食のお刺身も美味の極みと言われることがあるのじゃのう」


『あははっ。かなりひねくれた見方をすれば、刺身なんて新鮮な生魚を
 ただ切り揃え盛りつけただけで手抜き料理と言えなくもないけれど、
 お刺身に生ワサビをつけてダシ醤油や旨塩をつけて一口頬張れば
 新鮮な魚のとろけるような本来の旨味が口一杯に広がって
 思わず「これは美味い!」と舌鼓を打つことになるだろうよ…。
 もしかしたら、料理は手間をどれだけかけて作り込んだのかよりも
 「どれだけ美味いのか」ということが大切なのかもしれないよな…』


「このようなことは投資系の教材にも言える場合があってのう…。
 あくまでも仮の例えじゃが、『他の教材の追従を許さない圧倒的な
 ボリューム全3000ページ。ガートレー・チャートパターン222、
 エリオット波動、フィボナッチリトレースメントとエクステンション
 タイムサイクル理論、ボリンジャーバンド、移動平均線、MACD、
 RSI、RCI、そしてKu-chart、IMM通貨先物ポジションの見方と活用
 米10年債利回りとドルの相関など、動画詳細解説付きの総合学習』、
 という教材に対して、『トレードエッセンスをまとめた全3ページ、
 動画解説付き』という教材があったとして、ともに価値があるもので
 しかも同じ価格であった場合、さてどちらが選ばれるであろうか…」


『あははっ。かなり極端すぎる例だけれども、そりゃぁ多くの人が
 コンテンツ的にもお得な前者を選ぶんじゃないかな…。ジイさん。』


「ふむ…。まぁ、恐らくはそうなることであろうのう…。
 一概には言えないことかもしれぬが、前者は総合学習教材として
 価値のあるものになろう。ただ、この膨大なコンテンツを学習して
 学習者自身の具体的なトレード手法に洗練させ昇華していくことは
 容易なことではない場合もあるのかもしれぬ…。
 一方、後者はコンテンツボリューム的に遥かに見劣りがするけれども
 学習の目的が相場の物知りになる事やアナリストになる事ではなく
 トレードで収益を上げる事であるならば、筆者の人の膨大な学習から
 シンプルで具体的なトレード手法として、削ぎ落しのプロセスを経て
 精髄(エッセンス)にまとめ上げられているものの方が価値あることも
 ある場合もあるのやも知れぬのう…。溜口剛太郎殿。」


『大型書店の相場関連の書籍を100冊読んでも勝てない人は勝てない
 と言われることのあるトレードだけど…、目的が膨大な学習をする
 という事ではなく、トレードで収益を上げるという事であれば、
 3トンの原石よりも磨き抜かれた1つのダイヤモンドそのものの方が
 価値があり、それこそ求めていたものという事もあるだろうからな』


「ふむ。チャートでもより良いものを求めて有効とされるテクニカルを
 数多く重ねるように、一目均衡表、ボリンジャーバンド、ピボット、
 パラボリック、複数の移動平均線、MACD、RSIなどを表示させる
 トレーダーさんがいるが…、これは『(相互補完の)ワークの問題』
 だけではなく、これらのコンプレックス(複雑)な判断要素で総合的に
 『買うべき、売るべき、待つべき』の判断の帰結を得るためには
 かなりのトレーダー自身の判断の力量が必要で…、混乱してしまう
 という場合があることもよく聞く話で…、削ぎ落しのプロセスを経て
 精髄(エッセンス)としてシンプルにまとめ上げた方が判断が明瞭で
 結果的にかえって戦績が良くなるという場合もあるのじゃのう…」


『チャートでの判断が予想ではなく「買うべき、売るべき、待つべき」
 という示唆や判断の結論を得るという事であるならば…、
 コンプレックス(複雑)&ベストを目指すのも1つのトレード思想なら
 ディスラプション(創造に向けた破壊)の削ぎ落しのプロセスを経て
 シンプル&ベターを目指すのも1つの考え方になるかもしれないな』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。





<お知らせ>

おかげさまでマエストロFXが発売以来7年目を迎えまして、、
メンバーサイトで毎週、更新され続けている動画も400本を超えました。

近日中に「シンプルトレードの新手法」を公開する予定です。

http://www.w-crew.com/mfx/

FX トレードと凡事のお話 その269


米上院本会議で2日未明に税制改革法案が僅差で可決となりましたが
週初の動向および今週末の2017年最後の米雇用統計が注目されます。



●今週(12月4日から12月8日)の主な予定


<12月4日(月)>

午後2時に日消費者態度指数(11月)、
午後6時半に英建設業PMI(11月)、
午後7時に欧生産者物価指数(10月)、
深夜12時に米製造業新規受注(10月)、
などが予定されています。
英・欧・米の指標には注目です。
そして、メイ英首相とユンケル欧州委員長の会談と
ユーロ圏財務相会合も予定されています。


<12月5日(火)>

午前9時01分に英BRC小売売上高調査(11月)、
午前9時半に豪小売売上高(10月)、豪第3四半期経常収支、
午前10時45分に中国財新サービス業PMI(11月)、
昼12時半に豪RBA政策金利発表、豪RBA声明、
午後5時50分に仏サービス業PMI改定値(11月)、
午後5時55分に独サービス業PMI改定値(11月)、
午後6時に欧サービス業PMI改定値(11月)、
午後6時半に英サービス業PMI(11月)、
午後7時に欧第3四半期GDP改定値、欧小売売上高(10月)、
夜10時半に米貿易収支(10月)、
同夜10時半に加貿易収支(10月)、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(11月)、
などが予定されています。
豪・中国・英・欧・米の指標には注目です。
そして、EU財務相理事会も予定されています。


<12月6日(水)>

午前9時半に豪第3四半期GDP、
午後4時に独製造業新規受注(10月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(11月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時15分に米ADP雇用統計、
夜10時半に米第3四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜10時半に米第3四半期単位労働コスト確報、
同夜10時半に加第3四半期労働生産性指数、
深夜12時に加BOC政策金利発表、加BOC声明、
などが予定されています。
豪・独・スイス・米・加の指標には注目です。


<12月7日(木)>

午前9時半に豪貿易収支(10月)、
午後2時に日景気先行指数速報(10月)、日景気一致指数速報(10月)、
午後3時45分にスイス失業率(11月)、
午後4時に独鉱工業生産(10月)、
午後4時45分に仏貿易収支(10月)、仏経常収支(10月)、
夜9時半に米チャレンジャー人員削減予定数(11月)、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加住宅建設許可件数(10月)、
深夜12時に加Ivey購買部景況指数(11月)、
早朝5時に米消費者信用残高(10月)、
などが予定されています。
独・米の指標には注目です。


<12月8日(金)>

朝6時45分にNZ第3四半期製造業売上高、
朝8時50分に日第3四半期GDP二次速報、
同朝8時50分に日第3四半期GDPデフレータ二次速報、
午前9時半に豪住宅ローン件数(10月)、
(時間未定) 中国貿易収支(11月)、
午後2時に日景気現状判断DI(11月)、日景気先行き判断DI(11月)、
午後4時に独貿易収支(10月)、独経常収支(10月)、
午後4時45分に仏鉱工業生産指数(10月)、仏財政収支(10月)、
午後6時半に英鉱工業生産指数(10月)、英製造業生産指数(10月)、
同午後6時半に英貿易収支(10月)、
夜10時に英NIESRのGDP予想、
夜10時15分に加住宅着工件数(11月)、
夜10時半に米非農業部門雇用者数(11月)、米失業率(11月)、
同夜10時半に米平均時給(11月)、
同夜10時半に加第3四半期設備稼働率、
深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(12月)、
同深夜12時に米卸売売上高(10月)、米卸売在庫(10月)、
などが予定されています。
日・中国・英・米の指標には注目です。
そして、週末のこの日が米暫定予算の期限と
債務上限の適用停止の期限になります。


<12月9日(土)>

午前10時半に中国消費者物価指数(11月)、
同午前10時半に中国生産者物価指数(11月)、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(11月27日から12月1日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが92.80で始まり、93.46へ上昇した後に
92.43へ下落して92.81で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.363%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)は週の終値で58.36ドルに下落しました。
NYダウは週間673.6ドル上昇、24231.59ドルで週の取引を終える。



<11月27日(月)>

BTCが100万円台に上昇。
日経平均は106.23円高で寄り付き54.86円安の22495.99で大引け。
米10年債利回りは2.34%台で推移。
中国上海株式市場は0.94%安で取引を終える。
ハモンド英財務相
「英国の経済規模は2017年にフランスに抜かれ世界6位に低下」
ズマ南ア大統領
「週末の格下げを受けて財政支出削減などの計画策定を指示」
ランド円が上昇。
ロンドン時間に米10年債利回りは2.35%台へ上昇後2.32%台へ低下。
米新築住宅販売件数(10月)は予想より強い68.5万件。
NY時間に米10年債利回りは2.35%台へ上昇。
TBSテレビ
「政府が北朝鮮の弾道ミサイル発射準備とみられる信号を感知し警戒。
 電波信号は27日に捕捉されたが、現在のところ特異な兆候はない」
米10年債利回りは再び2.32%台へ低下。
原油先物は一時57ドル台へ下落。
米2年債入札では最高落札利回り1.765%、応札倍率2.73倍。
米5年債入札では最高落札利回り2.066%、応札倍率2.46倍。
ダラス連銀総裁
「近い将来の追加利上げが適切。雇用市場は数ヵ月先に過熱が進む。
 ビハインド・ザ・カーブに回ることを留意」
トランプ大統領 (ツイッター)
「減税法案は非常にうまくいっている。
 手を加えるだけで中間層や雇用創出者が得られるお金は増える。
 パススルー条項は一段と簡素化され非常にうまく機能する」
報道
「世界の運用資産が1.6京円へ。世界GDPの約2倍に達する見通し」
NYダウは22.79ドル高の23580.78で取引を終える。


<11月28日(火)>

パウエルFRB理事 (上院での次期FRB議長指名承認公聴会にて)
「金利は更に幾分の上昇を見込む。
 新たな経済上の脅威には断固として対応していく。
 不確実性に備え、政策設定には柔軟性が必要となる。
 ランスシートの規模は徐々に縮小へ」
日経平均は21.25円安で寄り付き9.75円安の22486.24で大引け。
米10年債利回りは2.32%から2.33%台で推移。
原油先物は57ドル台で推移。
黒田日銀総裁
「世界経済は回復を続け、金融システムは安定性維持している。
 アジアの経済成長は、世界の経済成長に対して最も貢献している。
 今後の20年でアジアの経済統合がさらに進む。
 アジアの金融市場もそうした経済の発展と統合に合わせて、
 発展・統合がさらに追及されるべきである。
 アジア金融市場が効率的で流動性に富んだ市場に育つことを期待」
NY連銀総裁
「FRB議長の交代に向けた動きはこれまで順調。全く心配はない。
 FRB及びFOMCに関して適切な政策の道筋で強く団結している。
 当局が良い仕事をすればドルの信認は高いままである。
 ドットフランク法の撤廃を望んでいない。
 資本や流動性の強化策は堅持するべき。
 世界の中銀間でのコミュニケーションについては改善が必要である。
 米国は完全雇用の状態にある。
 インフレ率が目標を少々下回っても懸念はしない。
 労働市場がさらにひっ迫し、賃金の伸びが加速していく。
 税制上の刺激策は現状では不要」
黒田日銀総裁 
「長期金利が1%上昇すると24.6兆円の損失。
 現時点で金融仲介機能が阻害されているとは思わない。
 リバーサルレートは参考となり得る一つの理論」
安倍首相
「2%目標は現時点においても妥当で、改定は必要ない。
 同目標に関する政府と日銀の共同声明の内容は今も妥当。
 日銀に対しては大胆な緩和を着実に推進することを期待。
 具体的な手法については日銀に委ねられるべき」
英BOE
「英各銀行は現在のバランスシート基準でストレステストに合格。
 RBSとバークレイズは16年度末のデータが基準に達成できず」
カーニーBOE総裁
「秩序なきブレグジットは誰も望まない。
 ブレグジット移行期間の交渉開始は早いほどよい。
 移行期間は18−24ケ月必要に。
 フィンテック革命のリスクについて留意
 秩序無きブレグジットはポンド下落と英経済弱体化につながる」
ポンド売り反応。
OECD
「2018年世界成長率+3.7%、19年+3.6%と予測。
 20188年日本の成長率+1.2%、19年+1.0%と予測。
 2018年米国の成長率+2.5%、19年+2.1%と予測。
 2018年成長は減税が押し上げと想定。
 2019年は労働力の伸び鈍化、個人消費の抑制を想定。
 2018年ドイツの成長率+2.3%、19年+1.9%と予測。
 2018年英国の成長率+1.2%、19年+1.1%と予測
 消費者物価(前年比)の伸びは2018年+2.6%、19年+2.2%と予想」
関係筋
「OPECの全加盟国が9ヶ月の減産延長を支持、ロシア待ち」
NY時間に米10年債利回りは2.31%台へ低下。
パウエル理事 (指名承認公聴会)
「FRBは最大の米国債保有者。
 バランスシート調整には3〜4年かかる。
 バランスシートは2.5兆〜3兆ドル規模に。
 ボルカー・ルルーは最も大きなトレーダーに最も強く適用すべき。
 減税の経済への影響については予見を所持していない。
 FRBの独立性に強くコミットする。
 トランプ政権は誰もFRBの独立性を脅かしてはいない。
 4.1%またはそれ以下が自然失業率。
 25歳から54歳の男性の労働者には依然としてスラックがある。
 賃金は労働市場のひっ迫を示唆していない。景気に過熱感はない。
 FRBは金利を正常化するとき。財政赤字の長期的な持続性を懸念。
 利上げに対する忍耐強さはFOMCに役立っている。
 12月利上げの論拠は強まっている。
 今年のGDP伸び率は2.5%、来年もそれに近い伸びを見込む。
 ボルカールールの修正を支持。強い成長が段階的な利上げを正当化。
 市場はバランスシート縮小にまだ反応していない。
 インフレの弱さが一時的かどうか注意深く見ている。
 インフレ基調が弱いと判断すれば、利上げはより緩やかになる」
報道
「シューマー民主上院院内総務とぺロシ下院民主院内総務が
 トランプ大統領のツイッターを受けて会合への出席を拒否」
英テレグラフ紙「英国とEUが離脱に伴う精算金で合意」
ポンド買い反応。
英FT紙「英国の負担金は最大1000億ユーロ」
英当局
「英国の負担金は最大1000億ユーロとの報道内容は承知していない」
米7年債入札では最高落札利回り2.230%、応札倍率2.36倍。
韓国の聯合ニュース
「北朝鮮が弾道ミサイルを発射」
報道
「発射されたミサイルは米本土全域を攻撃できる
 大型の核弾頭の装着が可能な新型のICBM火星15型」
円買い反応。
ボブ・コーカー米上院議員
「上院予算委員会では共和党の税制改革法案を支持する」
報道
「米上院予算委員会が共和党の税制改革法案を可決。本会議に送付へ」
米10年債利回りは2.33%台へ上昇。ドル買い反応。
NYダウは255.93ドル高の23836.71で取引を終える。最高値を更新。
S&P500とNASDAQも最高値を更新。


<11月29日(水)>

米10年債利回りは2.32%から2.33%台で推移。
日経平均は127.72円高で寄り付き110.96円高の22597.20で大引け。
韓国の聯合ニュース
「北朝鮮が午後0時半位に重大発表」円買い反応。
北朝鮮
「新しい形のICBM(大陸間弾道弾)火星15を発射した。
 火星15は米全体を射程にいれた。核戦力を完成」
金委員長
「国家核武力完成の歴史的な偉業、ミサイル強国の偉業が実現した」
S&P
「朝鮮半島での戦争は無い見通し」
カンリフ英BOE副総裁
「(英国の)経済の潜在成長率は低下している。
 国内のコスト圧力はまだ高まっていない」
EUのバルニエ主席交渉官
「英国の離脱清算金、数日中に合意を報告したい。交渉は継続中。
 合意しなければ次の移行交渉フェーズに進めない。
 支払い条件についてはまだ交渉中。
 アイルランドと北アイルランドの国境について保障を」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.34%台へ上昇。
ECB金融安定報告
「ユーロ圏ソブリン債市場への圧力は金融危機依然の水準まで低下。
 主要国の国政選挙を終えて、懸念が後退。
 ECBの緩和的な金融政策の継続が下支え。
 金利上昇が各国の債務履行能力に懸念広げるリスクがある。
 これまでと違った政治の断片化のリスクがある」
イエレンFRB議長
「緩やかな金利上昇が適切。米景気拡大は一層の広がりをみせている。
 金融セクターの脆弱性は大きくないだろう」
NY時間序盤に米10年債利回りは一時2.39%台へ上昇。
米第3四半期GDP改定値は予想より強い前期比年率3.3%。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が342.9万バレルの減少。
原油先物は57ドル台前半で推移。
イエレンFRB議長 (質疑応答)
「政策金利は徐々に中立に近づけることが重要。
 直近の失業率の低下は非常に望ましいこと。
 強い雇用は経済格差の消去を支援。
 労働市場からのサインに励まされる。
 強く安定的な雇用を望む。賃金の上昇圧力は緩やか。
 労働市場も経済も過熱していない。・生産性の低さの理由は不明。
 法人税率の引き下げは議会の課題」
バイトマン独連銀総裁
「ECBが量的緩和(QE)を続けていることに疑問。
 強い指標がECBの成長見通し引き上げの可能性を示唆」
メイ英首相
「負担金についてEUとの交渉が続いている」
一部報道
「米ナスダックもビットコインの先物を来年上場する予定。
 導入は早ければ4−6月期の可能性。
 ナスダックの先物取引所NFXで取引される」
米地区連銀報告
「米景気は緩やかなペースで拡大。先行きの見通しは若干改善。
 労働市場のひっ迫が広範の地域で報告される。
 個人消費は横這い。ホリデーシーズンに楽観的。
 インフレ圧力は前回から強まった。賃金上昇は大半の地域で緩やか」
サンフランシスコ連銀総裁
「賃金の伸び率が3〜3.5%に加速すると予想。
 米経済は良好な位置にありFRBは拡大を維持しなければならない」
ミネアポリス連銀総裁
「労働市場にには我々の認識よりもスラックがある公算。
 もしも、他の手段が尽きたならばマイナス金利も排除しない」
トランプ大統領「小さいロケットマンは病気の小犬」
オランダ中銀総裁
「2018年9月以降の資産購入停止は妥当。
 インフレ見通しは物価安定への脅威なし」
NYダウは103.97ドル高の23940.68で取引を終える。最高値を更新。
NASDAQは1.27%の下落。


<11月30日(木)>

NBNZ企業信頼感(11月)は予想より弱い−39.3。NZドル売り反応。
日経平均は4.63円高で寄り付き127.76円高の22724.96で大引け。
米10年債利回りは2.38%から2.39%台で推移。
原田日銀審議委員
「円は量的・質的緩和以降、ほぼ110円程度で安定している。
 今後、物価の上昇とともに金利の上昇が期待できる。
 金融政策で景気が改善し人手が不足するならば、
 規制緩和などの動きも取りやすい。
 現行の2%目標の修正について、日本だけより低い物価目標を持てば
 円高をもたらす可能性が高い。
 物価が上がらないのは人手不足が不十分だからである。
 現行政策続ければ賃金と物価ともに上昇局面が現れる」
欧消費者物価指数速報(11月)は予想より弱い前年同月比1.5%。
プラートECB理事
「ユーロ圏の景気拡大は広範にわたっている。
 国や業種ごとの成長率のばらつきは過去20年間で最も低水準。
 高い成長率に収斂。金融政策は引き続き回復力持続に重要。
 金融政策以外の方策も成長には必要」
OPEC代表「減産延長2018年末までで合意」
ロンドンフィックスにかけてドル円が一時111円台後半へ反落。
ブルームバーグ
「ホワイトハウスはティラーソン国務長官に代わり
 ポンペオCIA長官を国務長官の起用を検討している。
 CIA長官の後任にはコットン上院議員の起用を検討。
 この件についてはケリー首席補佐官が取りまとめている」
イラクのルアイビ石油相
「OPEC総会で9ヵ月の減産延長を確認した」
原油先物は57ドル台で推移。
WSJ
「ケリー首席補佐官はティラーソン長官の更迭計画を否定した」
一部報道
「共和党のマケイン上院議員が減税賛成への意向を示した。
 市場は年内の法案成立への期待感を高めている」
ダラス連銀総裁
「労働参加率は61%以下に低下する可能性。
 FRBにとって大きな問題は完全雇用がそれに近い状態にあること。
 完全雇用と低インフレの困難に直面している。
 GDPに対する家計負債の割合は良好な状態。
 金融機関は良好な状態。企業はやや負債が多い。
 石油は世界的に均衡あるいはそれに近い状態。
 財政赤字が成長の足かせになって行くことに懸念。
 減税は短期的な浮揚を提供する可能性」
クリーブランド連銀総裁
「税制改革案は成長に大きな影響与えない。
 金融政策は予防的である必要。
 12月利上げの可能性があることには賛同する。
 インフレ期待は適切に抑制されている。個人消費は堅持されている」
サンダース大統領報道官
「政府は仮想通貨を監視している。
 ボサート大統領補佐官のチームが監視にあたっている。
 今回の税制改革法案では大統領が控除を失う」
米10年債利回りは一時2.43%台へ上昇。VIX指数は11.33へ上昇。
NYダウは331.67ドル高の24272.35で取引を終える。最高値を更新。


<12月1日(金)>

WSJ
「米下院共和党、12月22日までのつなぎ予算提案へ」
日経平均は191.97円高で寄り付き94.07円高の22819.03で大引け。
米10年債利回りは2.41%から2.40%台で推移。
麻生財務相
「円建ての通貨スワップについて
 円の通貨としての価値が上がりつつある。
 確実に円の信用を広めていく」
英通信社
「英国とEUとの離脱負担金について、
 500億ユーロ前後で基本合意とEU高官が発言」
クリーブランド連銀総裁
「株価や資産価格上昇には警戒しているが、
 イールドカーブのフラット化については懸念していない」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.39%台へ低下。
報道
「ギリシャの10年債利回り格差が拡大、10月末以来の511bp」
独ビルト紙
「メルケル独首相とシュルツSPD党首と連立協議開始で合意」
ブルームバーグ
「ビットコイン先物、CMEとCBOEでの取引を米規制当局が認可へ」
加雇用統計は市場予想より強い。加ドル買い反応。
セントルイス連銀総裁
「利上げ継続は逆イールドのリスクもたらす。
 逆イールドになるほどの金融引き締めは不要。
 もしも、9月FOMCの金利予測通りに利上げを実施すれば
 18年の後半には逆イールドになる可能性。
 長期金利は政策金利に追随しない可能性」
米ISM製造業景況指数(11月)は予想より弱い58.2.。
NY時間に米10年債利回りは一時2.42%台へ上昇。
ブルームバーグ
「前米大統領補佐官のマイケル・フリン氏は、
 ロシア大使とのやりとりについてFBI捜査官に虚偽の発言をしたと
 今日、ワシントンの法廷で有罪を認める見通し」
フリン前米大統領補佐官 (ロシア疑惑に関する裁判所での有罪証言)
「トランプ大統領の当選後に当時の駐米ロシア大使と会い、
 対ロシア制裁やロシア側の対応について協議した。
 その後、トランプ大統領の別荘「マー・ア・ラゴ」で
 政権移行チームに対応を協議するよう電話した」
米10年債利回りは一時2.319%へ低下。ドル売り反応。
NYダウが一時350ドル超の下落。独仏の株式市場は1%超の下落。
マコネル上院院内総務
「米税制改革法案の可決に必要な共和党票を確保した」
米10年債利回りは2.363%。NY原油先物の終値は58.36ドル。
NYダウは40.76ドル安の24231.59で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は週初27日に111.51レベルで始まりロンドンフィック
スにかけて週安値となる110.84へ下落しましたが、その後、揉み合い
ながらも切り返して30日のロンドン時間前半にかけて112.48へ上昇
する展開になりました。その後、NY時間前半に111.73へ下押しまし
たが、その後、再び反発して、1日のNY時間前半にかけて週高値とな
る112.87へ上昇する展開になりました。その後、111.40へ急反落した
後に反発して112.16レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは週初27日に1.1926レベルで始まりNY時間序盤に
かけて週高値となる1.1961へと上昇しましたが、その後、反落して、
28日のNY時間終盤にかけて1.1827へ下落する展開になりました。
その後、29日のロンドン時間前半にかけて1.1882へ反発しましたが、
その後、NY時間序盤にかけて1.1816へ反落する展開になりました。
その後、再び反発して揉み合いになりましたが、30日のロンドン時間
前半に週安値となる1.1809へ下落する展開になりました。その後、
反発して1日のロンドン時間序盤にかけて1.1940へ上昇しましたが、
NY時間前半にかけて1.1851へ反落した後に1.1934へ急反発する上下
動の揉み合いとなって1.1895レベルで週の取引を終えました。




●今週(12月4日から12月8日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは先週高値の112.87を巡る
攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は113.00の「00」ポイント
さらに上昇した場合は10月6日の高値113.43、ここを上抜けた場合は
11月14日の高値113.91、さらに上昇した場合は114.00の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは112.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は10月16日の安値111.65、さら
に下落した場合は1日の安値111.40、ここを下抜けた場合は111.00の
「00」ポイント、さらに下落した場合は先週安値の110.84、ここを下
抜けた場合は8月31日の高値110.67、さらに下落した場合は110.00
の「000」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、4日の米製造業新規受注、5日の
中国財新サービス業PMIと米貿易収支と米ISM非製造業景況指数、
6日の米ADP雇用統計、7日の米新規失業保険申請件数、8日の日第
3四半期GDP二次速報と中国貿易収支と米非農業部門雇用者数と米
失業率と米平均時給と米ミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが
注目されます。


先週のドル円は週初に一時111円台を割り込みましたが、その後は
切り返して、北朝鮮のミサイル発射があるも週末のNY時間前半にか
けて112円台後半へと反発して、その後、フリン前米大統領補佐官の
ロシア疑惑に関する裁判所での有罪証言で111円台前半へ急落して、
その後、マコネル上院院内総務の「米税制改革法案の可決に必要な共和
党票を確保した」との発言を背景に112円台を回復する相場展開にな
りました。

さて今週は、2日未明に米上院本会議で2019年から法人税率を20%に
下げる税制改革法案が賛成51、反対49の僅差で可決となったことで
週初の動向が注目されますが、今週末8日の本年最後の米雇用統計が
注目されます。また、ロシアゲート問題を巡る動向、米上下両院共和党
内の米減税にかかわる時期を巡る擦り合わせの進展、そして今後、核実
験をする可能性のある北朝鮮の動向、などが注目されますとともに、
米債務上限問題で導入した暫定予算の期限を今週末の8日に迎えること
で、米債務上限問題にかかわる動向も注目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1日の高値1.1940を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高値の1.1961、
さらに上昇した場合は1.2000の「000」ポイントから9月22日の高値
1.2004、ここを上抜けた場合は9月20日の高値1.2034、さらに上昇し
た場合は8月29日の高値1.2070、ここを上抜けた場合は9月8日の
高値1.2092を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1日の安値1.1851を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は11月29日の安値1.1816、さらに下落
した場合は先週安値の1.1809から1.1800の「00」ポイント、ここを
下抜けた場合は10月23日の安値1.1725から11月21日安値1.1713
さらに下落した場合は1.1700の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、4日の欧生産者物価指数、
5日の欧第3四半期GDP改定値と欧小売売上高、6日の独製造業新規
受注、7日の独鉱工業生産、などが注目されますが、対ドル通貨ペアと
して、4日の米製造業新規受注、5日の中国財新サービス業PMIと米
貿易収支と米ISM非製造業景況指数、6日の米ADP雇用統計、7日の
米新規失業保険申請件数、8日の中国貿易収支と米非農業部門雇用者数
と米失業率と米平均時給とミシガン大学消費者信頼感指数速報、など
が注目されます。


先週のユーロドルは週初に1.1961へ上昇しましたが、その後、1.18台
前半へと下落した後に反発して1.19を挟む上下動の揉み合いとなって
1.18台後半で週の取引を終えました。

さて今週は、メルケル独首相率いる与党のキリスト教民主・社会同盟
(CDU・CSU)と第2党の社会民主党(SPD)との大連立政権の樹立に向け
た協議の進展の動向が引き続き注目されますが、対ドル通貨ペアとして
今週末8日の本年最後の米雇用統計の結果が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その269 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十九話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は週初に一時111円台を割り込むも
 その後は北朝鮮によるICBM発射などがあったが112円台後半へと
 反発して、そして週末は上下に振れる波乱の展開になったよな…』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 先週末はフリン前米大統領補佐官のロシア疑惑に関する裁判所での
 有罪証言で111円台前半へ急落したが、その後、マコネル上院院内
 総務の『米税制改革法案の可決に必要な共和党票を確保した』との
 発言を背景に112円台を回復する波乱の相場展開になったのう…」


『今週のドル円はどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ふむ…。米上院本会議で米国時間の2日未明に税制改革法案が可決
 となったことで週初のドル円は上昇して始まる可能性があろうが
 今週末8日の2017年最後の米雇用統計が注目されよう…。
 また、ロシアゲート問題を巡る動向、米減税の時期を巡る上下両院
 共和党内の擦り合わせの進展、そして今後、核実験をする可能性の
 ある北朝鮮の動向、また、米債務上限問題で導入した暫定予算の期限
 を今週末に迎える事で米債務上限問題に係わる動向も注目されよう」


『米上院本会議で税制改革法案が可決となった事は大きな前進だけど
 米下院にはフリーダム・コーカス派の厄介な連中もいるから…、
 上下両院共和党内の米減税に係わる時期協議の進展は注目されるぜ。
 また、今週末に迎える米債務上限問題もリスク要因ではあるよな…。
 さてところで…。ジイさん。今日はいったい何のお話だい?』


「ふむ…。溜口殿にお会いするまでは『情報の氾濫のお話』でも
 させてもらおうと思っとったのじゃが、また気が変わってのう…。
 今日は『金融工学が追い求めた数式トゥルース』のお話でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『いつもと随分と違ったテーマじゃないかよ。ジイさん。
 まぁ、よろしい。聞いてやるとしようじゃないか…』


「トレーダーが存在しないと知りながら密かに追い求めているものが
 絶対不敗の完全なトレード手法である『聖杯』であるならば…、
 全てを統一できると科学者たちが金融工学で追い求めたものが
 真実という名の数式『トゥルース』であろう…。溜口剛太郎殿。」


『金融工学でも聖杯のように絶対の数式を追い求めていたという事か』


「ウォール街がファンダと勘と度胸で相場を張る時代から、
 金融工学を取り入れるようになったその起こりは1960年代に
 ブラック・ジャックの必勝法をヒントにエドワード・ソープが
 考案した数式と言われておるが…、その後、フィッシャー・ブラック
 とマイロン・ショールズによって1973年に発表された数式、
 ブラック・ショールズ方程式が『トゥルース』と言われておった
 時期があったのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『マイロン・ショールズ氏は1997年にノーベル経済学賞を受賞して、
 ブラック・ショールズ方程式は様々なデリバティブにも応用できる
 めっちゃ有名な金融工学の数式だよな…。ジイさん。』


「ふむ…。その後年、ブラック・ショールズ方程式で実際に市場で
 運用をはじめたドリーム・ファンドがLTCMであったが…、
 計算上では確率的には100万年に僅か3回の確率でしか起こらない
 とされた危機(1998年ロシア危機)で破綻に至ってしまったことは
 皮肉な歴史的実験の結末というワケじゃ…。溜口剛太郎殿。」


『LTCMの時のみならず、リーマンショックの時もショールズ氏が
 かかわるファンドがまたしても破綻してしまった事も有名な話だぜ』


「ただ、ブラック・ショールズ方程式それ自体はとても優れたもので、
 数式は特許にできないことでファンドごとに秘密にされておるが
 現代でも活躍する金融工学の数式の元となるものはブラック・
 ショールズ方程式だと言われておるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『でも…、破綻という歴史的な実績があるんだからなぁ…』


「金融工学の数式はその前提(仮定)となる条件の上で成り立つもので、
 その前提とは『(金融市場の)平常時』であり、危機という異常時では
 成り立たなくなる場合があるという事なのじゃ。溜口剛太郎殿。」


『欲望と恐怖が渦巻く市場と物理は似て非なるものかもしれないが、
 物理法則がブラックホールで成立しなくなるのと似ているのかもな』


「ニュートンが南海泡沫事件で損失を被った時に語ったとされる
 『星の動きは計算できるが、人間の狂気は計算できない』との
 言葉があるが、恐怖が引き起こすパニック相場は特別なのじゃのう」


『ところで…、今日は何でこんな話をしたんだい? ジイさん。』


「ふむ…。金融工学によってデリバティブなど金融派生商品は
 500兆ドル以上と、円換算すると京の単位にまで肥大している事と
 NYダウでの信用買い残が信用売り残の3倍超にもなっていて
 ひとたび手仕舞いの動きとなれば巨大な売り圧力になる要素を秘め
 『パニック相場はある日、突然にやってくる』ことで…、
 楽観に過度に浸らず、『治に居て乱を忘れず』の思いだけは
 忘れずにいたいものだと、『戒め』を思ったからなのじゃのう…」


『…で、ついでながらに聞くけど、ジイさんは金融工学に
 いったいどのような所見を持っているんだい?』


「浅学の身に所見などというような大そうなものはないが…、
 相場が波を描くということがもしも仮に正しいとするなら、
 波を描くのであれば、大なり小なり部分的に価格の連動性がある事で
 相場に於る価格の上昇(下降)の強まりと減衰を1つの単位波動として
 微分的に切り取り、それらを積算して利大を目指すという考え方は
 もしかすると有効なのやも知れぬとは思っておるがのう…」


『あははっ。浅学は浅学の身なりにいろいろと考えているんだなぁ』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その268


先週は、ドルインデックスが軟調に推移して
ドル円が111円台に下落、ユーロドルが1.19台へ上昇しました。



●今週(11月27日から12月1日)の主な予定


<11月27日(月)>

朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(10月)、
深夜12時に米新築住宅販売件数(10月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。


<11月28日(火)>

午後4時45分に仏消費者信頼感指数(11月)、
夜9時に独GFK消費者信頼感調査(12月)、
夜10時半に米卸売在庫(10月)、
同夜10時半に加鉱工業製品価格(10月)、加原料価格指数(10月)、
夜11時に米第3四半期住宅価格指数、米住宅価格指数(9月)、
同夜11時に米ケースシラー住宅価格指数(9月)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(11月)、
同深夜12時に米リッチモンド連銀製造業指数(11月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。
また、パウエル次期FRB議長の指名承認公聴会も予定されています。


<11月29日(水)>

朝8時50分に日小売業販売額(10月)、
午後4時45分に仏第3四半期GDP改定値、仏消費支出(10月)、
午後6時半に英消費者信用残高(10月)、
午後7時に欧経済信頼感(11月)、欧消費者信頼感確報(11月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時に独消費者物価指数速報(11月)、
夜10時半に米第3四半期GDP改定値、米第3四半期個人消費改定値
同夜10時半に米第3四半期GDPデフレータ改定値、
同夜10時半に米第3四半期コアPCEデフレータ改定値、
深夜12時に米中古住宅販売成約(10月)、
深夜4時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
仏・独・米の指標には注目です。
そして、英首相の党首討論と、イエレンFRB議長の
上下両院合同経済委員会での証言も予定されていて注目されます。


<11月30日(木)>

早朝6時45分にNZ住宅建設許可件数(10月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(10月)、
午前9時にNBNZ企業信頼感(11月)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感調査(11月)、
午前9時半に豪第3四半期民間設備投資、豪住宅建設許可件数(10月)
午前10時に中国製造業PMI(11月)、中国非製造業PMI(11月)、
午後2時に日新設住宅着工戸数(10月)、
午後3時45分にスイス第3四半期GDP、
午後4時45分に仏消費者物価指数速報(11月)、仏卸売物価指数(10月)
午後5時にスイスKOF景気先行指数(11月)、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(10月)、
午後5時55分に独失業者数(11月)、独失業率(11月)、
午後7時に欧消費者物価指数速報(11月)、欧失業率(10月)、
夜10時半に米個人所得(10月)、米個人消費支出(10月)、
同夜10時半に米コアPCEデフレータ(10月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加第3四半期経常収支、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(11月)、
などが予定されています。
NZ・日・豪・中国・スイス・独・欧・米の指標には注目です。
また、OPEC総会も予定されています。


<12月1日(金)>

朝8時半に日全国消費者物価指数(10月)、日失業率(10月)、
同朝8時半に日全世帯家計調査消費支出(10月)、
朝8時50分に日第3四半期法人企業統計設備投資、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(11月)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(11月)、
午後5時50分に仏製造業PMI改定値(11月)、
午後5時55分に独製造業PMI改定値(11月)、
午後6時に欧製造業PMI改定値(11月)、
午後6時半に英製造業PMI(11月)、
夜10時半に加第3四半期GDP、加GDP(9月)、
同夜10時半に加新規雇用者数(11月)、加失業率(11月)、
深夜12時に米ISM製造業景況指数(11月)、米建設支出(10月)、
などが予定されています。
日・中国・英・加・米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(11月20日から11月24日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.84で始まり、軟調傾向で推移して
92.72で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.340%に低下しました。
NY原油先物(WTI)1月限は週の終値で58.95ドルに上昇しました。
NYダウは週間199.75ドル上昇、23557.99ドルで週の取引を終える。



<11月20日(月)>

独メディア
「独首相が進める連立協議で連立への参加が有力視されていた
 独自由民主党(FDP)が連立協議から離脱。」
ユーロ売り反応。
日経平均は116.82円安で寄り付き135.04円安の22261.76で大引け。
東京時間に米10年債利回りは2.32%台へ低下。
メルケル独首相
「これまで交渉を行っていた政党と共通の解決策がないことは遺憾。
 大統領に明日、協議の決裂を報告する。
 (自身が率いる)CDUは引き続き責務を果たしていく。」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.34%台へ上昇。
独FDP幹部のベーア氏「野党に転じることを恐れていない。」
独ビルト紙
「FPD、メルケル首相の少数政権をサポートする」
ユーロ買い反応。
EUバルニエ氏
「英EU離脱は銀行のEUパスポートの喪失を意味する」
ポンド売り反応。
報道「円ショートが2013年12月以来の高水準」
メルケル独首相
「首相を続ける用意はある。少数与党での政権樹立は予定しない。
 再度の大連立樹立にはオープン。少数与党よりも再選挙の方がまし」
ユーロが軟調に推移。
NY時間に米10年債利回りは一時2.37%台へ上昇。ドル買い優勢。
原油先物は一時55ドル台後半へ下落も56ドル台へ反発。
トランプ米大統領
「北朝鮮をテロ支援国家に指定して制裁および罰則を強化する。
 米財務省が北朝鮮への追加制裁を発表、非常に大規模なものになる」
NYダウは72.09ドル高の23430.33で取引を終える。


<11月21日(火)>

イエレンFRB議長
「パウエル次期議長の就任をもって理事も退任する。
 米経済が危機以降、著しく回復したことを喜ばしいと感じている。
 最大雇用と物価安定の二つの目標が達成されつつある」
日経平均は195.03円高で寄り付き154.72円高の22416.48で大引け。
米10年債利回りは2.36%台で推移。
豪RBA議事録要旨
「賃金圧力を巡りかなりの不確実性が見られる。
 3Qの消費の伸びは2Qを下回る公算が大きい。
 インフレは加速が見込まれるがそのペースはゆっくりしたものに。
 小売マージンやコストに対する競争がインフレ加速の重し」
独公共放送ARD
「メルケル首相、少数政権には懐疑的。連立協議決裂で再選挙を主張」
麻生財務相
「高齢化と働き方の多様化に対応した形で、
 税の在り方の検討を行っていく。控除の在り方も検討。
 設備投資を促進するにあたり一括償却は大きい材料」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.34%台へ低下。
独仏の債券利回り格差が2009年以来最小に。
ロイター
「イランのロウハニ大統領、イスラム国の終焉を宣言」
豪RBA総裁
「緩和的な政策の継続が適切。
 近い将来に政策を調整する強い理由はない。
 金融政策の次の一手はどちらかと言えば利上げの方向の可能性。
 しばらくの間、インフレは抑制される見込み」
豪ドル買い反応。
カンリフ英BOE副総裁
「英国のインフレは今年第4四半期にピークをむかえるだろう。
 英国の賃金動向を注視している」
サンダース英政策委員
「CPIはしばらくの間、目標を上回る状態続くだろう。
 引き締めは限定的かつ段階的に」
マカファティー英政策委員
「均衡的な失業率はおそらく4.5%以下」
ブリハ英政策委員
「賃金の上昇は3%に達する見込み。
 ゆるやかな金融引き締めとなる見通し。
 労働市場に逼迫の兆候があり、賃金に影響する可能性」
NY時間に米10年債利回り2.36%台へ上昇後に一時2.33%台へ低下。
原油先物1月限は一時57ドル台へ上昇。
クーレECB専務理事
「資産購入は特別な措置であって恒久的な金融政策ではない。
 金利に関するガイダンスがいずれ重要になる。
 異なる手段のトレードオフの関係を利用するのがより良い」
独自由民主党(FDP)のリントナー党首
「メルケル首相率いるCDU、CSUは
 FDPと緑の党との3党での連立を模索したが、
 FDPと緑の党が考えが合わず頓挫している」
NYダウは160.50ドル高の23590.83で取引を終える。最高値を更新。


<11月22日(水)>

イエレンFRB議長
「バランスシート縮小について、直近ではうまくいっている。
 FRBは市場に対して開かれた姿勢を維持する必要。
 市場の見通しに対してワナを仕掛けてはいけない。
 中立金利の推計値低下で政策を再考。
 非常に大事なことは経済状況が時間とともに不変ではないこと。
 我々は常にアジャストを考えることが重要。
 インフレ目標と雇用の最大化の目標におおむね近づいている。
 インフレ率は目標を下回っており、段階的な利上げが適切。
 目標に届かないことを容認することは非常に危険。
 速すぎる引き締めはインフレ率を目標である2%に届かず、
 2%未満でとどめる可能性がある。
 引き締めが遅くなりすぎると労働市場が過熱する可能性がある。
 インフレ期待が大幅に下振れしたとは思わないが、
 下振れしている一部の兆候がある。低インフレが一時的と確信せず。
 長期の正常な金利の推計を下方修正している」
WSJ
「特別検察官はクシュナー氏の海外指導者との接触を調査」
米10年債利回りは2.34%から2.35%台で推移。ドル売りやや優勢。
日経平均は185.07円高で寄り付き106.67円高の22523.15で大引け。
原油先物1月限は57ドル台で推移。
北朝鮮外務省報道官
「米政府によるテロ支援国家再指定は我が国に対する重大な挑発。
 米国の敵視政策が続く限り我々の抑止力は一層強化されるだろう」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.37%台へ上昇。
ハモンド英財務相
「ブレグジットは重要な局面にある。
 今後2年間のEU離脱準備で30ポンドを計上」
英政府経済見通し
「2017年成長率見通し+1.5%(3月時点+2.0%)
 2018年成長率見通し+1.4%(3月時点+1.6%)
 2019年成長率見通し+1.3%(3月時点+1.7%)
 2020年成長率見通し+1.3%(3月時点+1.9%)
 来年には財政赤字がGDPの2%以下に」
一時ポンド売り反応。
ハモンド英財務相「初回住宅購入者に対する印紙税を廃止」
EIA石油在庫統計では原油在庫が185.5万バレルの減少。
FOMC議事録要旨
「多くは当面の利上げが正当化されると見ている。
 数人が弱いインフレで当面の利上げに反対。
 低いインフレ期待を幾人かが懸念。
 大半がインフレ率が目標を下回る時期が長引く可能性を指摘。
 労働市場はひっ迫し、インフレは上昇すると予想。
 米税制改革は設備投資を押し上げる可能性」
米10年債利回りは2.32%台へ低下。ドル売り反応。
原油先物は58ドル台へ上昇。
NYダウは64.65ドル安の23526.18で取引を終える。


<11月23日(木)>

日経平均は勤労感謝の日で休場。
新華社
「中国、外相会議で韓国のミサイルシステムの追加配備を牽制」
韓国大統領府
「五輪期間中の米韓軍事演習の中断を検討」
中国上海株式市場は2.28%の下落。中国債も下落。
独SPD
「メルケル政権との協議の場は開かれている」
ECB理事会議事録要旨
「QE期限を厳密に決めることを市場が引き締めと捉えることを懸念。
 市場がより一層のQE延長を期待していることを懸念。
 QEで民間社債を購入することは主旨に沿わない」
報道
「中国、北朝鮮からの10月の輸入が前年同月比62%減。制裁影響」
ユーロ圏のPMIは6年半ぶりの高水準に。
米国は感謝祭で休場。
クーレECB理事「ユーロ圏の回復はしっかりとして均一的」


<11月24日(金)>

日経平均は133.01円安で寄り付き27.70円高の22550.85で大引け。
米10年債利回りは2.34%台へ上昇。ドル買いがやや優勢。
テンレイロ英政策委員
「11月利上げは時期尚早ではない、市場は理解。
 賃金上昇、CPI上昇圧力の兆候も。
 今後3年間で2回の利上げが適切とみられる。
 EU離脱が今後のCPIに与える影響は不確か」
メイ英首相 (EU首脳会談の前に記者団に)
「EU離脱交渉はともに前進することが必要。
 英国は欧州の安全保障の維持にコミットする」
ポンド買い反応。
独IFO景況感指数(11月)は予想より強い117.5。過去最高水準。
ユーロ買い反応。
朝鮮中央通信
「北朝鮮の核戦力の完成は既成事実となりつつある」
シュルツ独SPD党首
「メルケル政権との連立には党員投票が必要」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.35%台へ上昇。
OPEC関係者
「OPECとロシアは来年3月末までとなっている
 協調減産の来年末までの延長の枠組みで合意」
ムーディーズ
「南アフリカの格付けをジャンク級に引き下げる可能性がある」
ブラックフライデーでNY市場は短縮取引。
原油先物は58.95ドルで取引を終える。米10年債利回りは2.340%。
NYダウは31.81ドル高の23557.99で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初20日に112.14レベルで始まり111.89へ下落し
た後にNY時間終盤にかけて週高値となる112.72へ上昇しましたが、
その後、揉み合いながらも軟調傾向で推移して、23日の東京時間序盤
にかけて週安値となる111.06下落する展開になりました。その後、
揉み合いが続きましたが、24日の東京時間から反発して111.52レベル
で週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初20日に1.1787レベルで始まり1.1722へ
下落した後にロンドン時間序盤にかけて1.1808へ反発しましたが、
その後、反落して、21日のNY時間序盤にかけて週安値となる1.1713
へ下落する展開になりました。その後、反発して揉み合いになりました
が、22日のNY時間から堅調傾向で推移して、24日のロンドンフィッ
クスにかけて週高値となる1.1944へ上昇して1.1932レベルで週の取引
を終えました。




●今週(11月27日から12月1日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは20日の安値111.89から
112.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は22日のロンドン時間の戻り高値112.17、さらに上昇した場合は
先週高値の112.72、ここを上抜けた場合は113.00の「00」ポイントを
巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは先週安値の111.06から111.00の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は8月31日
の高値110.67、さらに下落した場合は110.00の「000」ポイントを巡
る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、27日の米新築住宅
販売件数、28日のケースシラー住宅価格指数と米消費者信頼感指数と
リッチモンド連銀製造業指数とパウエル次期FRB議長の指名承認公聴
会、29日の米第3四半期GDP改定値と米第3四半期個人消費改定値
と米第3四半期GDPデフレータ改定値と米第3四半期コアPCEデフ
レータ改定値と米中古住宅販売成約とイエレンFRB議長の上下両院
合同経済委員会での証言と米地区連銀経済報告、30日の日鉱工業生産
速報と中国製造業PMIと中国非製造業PMIと米個人消費支出と米コア
PCEデフレータと米新規失業保険申請件数とシカゴ購買部協会景気指
数、1日の日全国消費者物価指数と日失業率と中国財新製造業PMIと
米ISM製造業景況指数、などが注目されます。


先週のドル円はドル安を背景に111円台へ下落する展開になりまし
た。今週のドル円は、28日のパウエル次期FRB議長の指名承認公聴会
29日の米経済指標およびイエレンFRB議長の上下両院合同経済委員会
での証言と、30日の米経済指標などが注目の焦点になりますが、引き
続きロシアゲート問題を巡る動向、イールドカーブのフラット化が続い
ている米債利回りの動向、および米減税法案を巡る上下両院共和党の
擦り合わせの状況なども目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは先週高値1.1944を巡
る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.2000の「000」ポイ
ントから9月22日の高値1.2004、さらに上昇した場合は9月20日の
高値1.2034、ここを上抜けた場合は9月8日の高値1.2092を巡る攻防
が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.1900の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は24日のロンドン時間序盤の押し
安値1.1837、さらに下落した場合20日のロンドン時間の高値1.1808
から1.1800の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は22日のロンド
ン時間の戻り高値1.1773を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、29日の仏第3四半期GDP改定
値と独消費者物価指数速報、30日の独失業者数と独失業率と欧消費者
物価指数速報と欧失業率、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとし
て、27日の米新築住宅販売件数、28日のケースシラー住宅価格指数と
米消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業指数、29日の米第3四
半期GDP改定値と米第3四半期個人消費改定値と米第3四半期GDP
デフレータ改定値と米第3四半期コアPCEデフレータ改定値と米中古
住宅販売成約とイエレンFRB議長の上下両院合同経済委員会での証言
と米地区連銀経済報告30日の中国製造業PMIと中国非製造業PMIと
米個人消費支出と米コアPCEデフレータと米新規失業保険申請件数と
シカゴ購買部協会景気指数、1日の中国財新製造業PMIと米ISM製造
業景況指数、などが注目されます。


先週のユーロドルは、メルケル独首相が進めている連立協議で独自由
民主党(FDP)との協議が決裂となりましたが、再選挙を避けるため
シュタインマイヤー大統領の呼びかけで独第2党の社会民主党 (SPD)
と大連立協議を行うことになったことや、堅調な独欧経済指標および
ドル安を背景に1.19台前半へ上昇する展開になりました。

今週のユーロドルは29日の独消費者物価指数速報と30日の欧消費者
物価指数速報などが注目材料になりますが、難航の可能性もある独連立
協議を巡る動向と、対ドル通貨ペアとして、28日のパウエル次期FRB
議長の指名承認公聴会、29日の米経済指標およびイエレンFRB議長の
上下両院合同経済委員会での証言と、30日の米経済指標などが注目さ
れます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その268 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十八話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はドルインデックスが軟調に推移して、
 ドル円が111円台に下落、ユーロドルが1.19台へ上昇したよな…』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 ドル円では先週前半に反発する場面も見られておったが…、
 22日にイエレンFRB議長が『低インフレが一時的と確信せず。
 長期の正常な金利の推計を下方修正している』と発言したことが
 ドル売りを誘うことになったのやも知れぬのう…」


『ユーロでも、メルケル独首相が進めている連立協議で独自由民主党
 との協議が決裂となって一旦はユーロ売りとなったけど…、
 再選挙を避けるため、シュタインマイヤー大統領の呼びかけで
 独第2党の社会民主党と大連立協議を行うことになって、
 その期待でユーロドルが上昇したこともドル売りとなったようだな』


「シュルツ独社会民主党(SPD)党首によれば『メルケル政権との
 大連立には党員投票が必要』とのことであるが…、今後、
 メルケル独首相とSPDとの話し合いがどうなるか注目されるのう」


『先週の20日時点では円ショートが2013年12月以来の高水準と
 なっていたことも気になる所で…、今週末から12月に入るが、
 今週はどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん』


「ふむ…。28日のパウエル次期FRB議長の指名承認公聴会、そして
 29日の米経済指標とイエレンFRB議長の上下両院合同経済委員会
 での証言と、30日の米経済指標などが注目されるが…、
 安易に予想するのではなく、相場についていこうではないか」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう。今日は『ファンダ予想とチャート対応のお話』
 でもさせてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿」


『まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…。ジイさん』


「さて、『今後、相場はどう動くのだろうか?』ということは、
 トレーダーなら誰しも最も気になる所で…、そのために
 いろいろとファンダメンタルズ的な情報収集をすることがあろう」


『まぁな…。オレ様もいろいろとファンダ情報を収集しているぜ…。
 「20日時点で円ショートが2013年12月以来の高水準となってる」
 「世界の債務残高がリーマンショック時よりはるかに大きい
  226兆ドルに拡大して、全世界のGDPの324%にもなっている」
 「NYダウでの信用買い残が信用売り残の3倍超にもなっていて
  ひとたび手仕舞いの動きとなれば巨大な売り圧力になる」
 「全世界のGDPの24.4%は米国で世界一の経済大国は米国である」
 「30年前の大量の米債の償還が2017年10月から始まっている」
 「レパトリ減税が成立すれば、次年度、大きなドル買い圧力になる」
 などなど、いろいろと調べているんだぜ。ジイさん』


「ほほう。溜口剛太郎殿はなかなかの勉強家じゃのう…」


『挙げれば切りがないくらいだが…、まだまだあるぞ。
 「購買力平価よればドル円は95円前後が適正ということになる」
 「日本の経常収支はザクっと言って+20兆円程度と大きいが、
  欧州経常収支は+50兆円相当にもなる。これはユーロ買い要因」
 「ドイツ銀行の破綻は一旦回避されたが問題が解決したわけでない」
 「(24日の記事要旨) 中国中央政府は経済政策の軸足を景気下支え
  からリスク抑制に移しつつあり、官民パートナーシップPPPの
  見直しの為、地方のインフラ事業1000件を停止に追い込んだ。
  そして、中国では住宅販売も減速している。」
 「サウジ・リスクも世界経済に大きな衝撃となる可能性がある」
 などというファンダメンタルズ要因もあるぜ…。ジイさん』


「まぁまぁ、切りもなかろう。それくらいでよいではないか…。
 トレードのためにいろいろと情報収集をすることは、
 もちろん良い事ではあるのじゃが…、ただ、忘れてはならぬのは、
 『ファンダメンタルズ要因は好悪が混在している』、
 『ファンド勢は我々が知り得たよりもはるかに早くかつ多く
  ファンダ要因を把握していて、そして市場は織り込んでいる』
 ということじゃよ。溜口剛太郎殿」


『…てことは、ファンダの情報収集は無駄なこととでも言うのかい』


「そういう意味ではないのじゃよ…。勉強することは良い事じゃ。
 優秀なプロップ・トレーダーはファンダメンタルズ要因を駆使するが
 ただ、我々一般トレーダーが好悪のファンダ要因を総合的に勘案して
 正確に相場動向を『予想する事』は容易なことではないのじゃのう」


『まぁ、常に正確な予想ができるアナリストさんはほぼ皆無だし、
 暴落を予言のように的中させたというアナリストさんも現れるが、
 「常日頃から暴落論者だった」ということもあるからなぁ…』


「ふむ…。特に我々のような一般トレーダーは、総合勘案は至難の業で
 例えば『米国は利上げに入り日本は緩和継続で円売りとなるはずだ』
 という1つの思考バイアスに囚われてしまうと、ドル円が事実として
 下落しているにもかかわらず、下げるほどに買い向かうという
 心理的に偏向したトレードをしてしまう場合もあるものでのう…」


『そう言われてみれば、そんな経験もあるにはあるけどな…』


「偏向した『こうなるはず』という思考バイアスは恐ろしいもので、
 ときに口座資金を飛ばすに至るまで治らない場合もあるのじゃのう」


『……』


「ファンダメンタルズ要因は好悪が混在しているとともに…、
 ダウ理論が示しているように『平均(価格)は全ての事象を織り込む』
 ということで、未然が徐々に織り込まれ征くこともあるけれども、
 『我々が知り得た事は既に価格に織り込まれている』可能性が高い
 ことを認識して、『そしてここから』と、価格そのものの動きである
 『チャートに対応してトレードする事』が賢明なのではあるまいか」


『知り得たファンダ要因がどうであろうと、そして誰が何と言おうと
 「価格の動きのみが真実」で、トレーダーは価格自体の動きである
 チャートに対応してトレードすべきという事か…。ジイさん。』


「ふむ。それが賢明な事ではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿」


『…で、チャートに対応してトレードする、とはどういう事さ』


「ふむ…。それはじゃ、ファンダ要因はそれとして認識するとしても、
 トレードでは、予想することなく『チャート自体に素直に従う』
 という事になるのではなかろうか…。溜口剛太郎殿」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その267


今年も早いもので米国の感謝祭のシーズンとなりましたが、
再び燻り始めたロシアゲート問題、そしてイールドカーブの
フラット化が続いている米債利回りの動向が注目されます。



●今週(11月20日から11月24日)の主な予定


<11月20日(月)>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(10月)、
午後4時に独生産者物価指数(10月)、
夜11時からドラギECB総裁の発言、
深夜12時に米景気先行指標総合指数(10月)、
などが予定されています。
日・米の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。


<11月21日(火)>

午前9時半に豪RBA議事録要旨、
午後1時半に日全産業活動指数(9月)、
午後4時にスイス貿易収支(10月)、
午後6時半に英財政収支(10月)、
夜10時半に加卸売売上高(9月)、
深夜12時に米中古住宅販売件数(10月)、
などが予定されています。
豪・米の指標には注目です。


<11月22日(水)>

朝8時からイエレンFRB議長の発言、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時半に米耐久財受注(10月)、米耐久財受注(除輸送用機器 10月)
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
深夜12時に欧消費者信頼感指数速報(11月)、
同深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(11月)、
深夜4時に米FOMC議事録要旨、
などが予定されています。
欧・米の指標とイエレンFRB議長の発言には注目です。


<11月23日(木)>

※ 東京市場は勤労感謝の日で休場。
  NYは感謝祭で休場。

早朝6時45分にNZ第3四半期小売売上高指数、
午後4時に独第3四半期GDP確報、
午後4時45分に仏企業景況感指数(11月)、
午後5時に仏製造業PMI速報(11月)、仏サービス業PMI速報(11月)、
午後5時半に独製造業PMI速報(11月)、独サービス業PMI速報(11月)
午後6時に欧製造業PMI速報(11月)、欧サービス業PMI速報(11月)、
午後6時半に英第3四半期GDP改定値、
夜9時半に欧ECB理事会議事録要旨、
夜10時半に加小売売上高(9月)、加小売売上高(除自動車 9月)、
などが予定されています。
NZ・独・欧・英・加の指標には注目です。


<11月24日(金)>

※ 米国の株式と債券市場はブラックフライデーで短縮取引。

早朝6時45分にNZ貿易収支(10月)、
午後2時に日景気先行指数改定値(9月)、日景気一致指数改定値(9月)
午後5時15分にスイス第3四半期鉱工業生産、
午後6時に独IFO景況感指数(11月)、
などが予定されています。
NZ・独の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(11月13日から11月17日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが94.47で始まり、軟調傾向で推移して
93.61で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.345%に低下しました。
NY原油先物(WTI)12月限は週の終値で56.55ドルに低下しました。
NYダウは週間63.97ドル下落、23358.24ドルで週の取引を終える。



<11月13日(月)>

英紙サンデー・タイムズ
「英国議会の保守党議員40人がメイ首相に対する
 不信任を表明する書簡の署名に同意した。」
仏紙報道
「EUのバルニエ主席交渉官が、私の望む選択肢ではないが、
 英離脱交渉は失敗の可能性があると述べた。」
ポンド売り反応。
日経平均は73.86円安で寄り付き300.43円安の22380.99で大引け。
米10年債利回りは2.39%から2.38%台で推移。
フィラデルフィア連銀総裁
「年内にもう一回の利上げを見込んでいる。
 今後のバランスシート縮小については退屈なものになる。
 労働市場のたるみは非常にわずか。インフレ率は依然として
 当局の目標を下回っていて引き続き警戒が必要。
 労働市場がここまでひっ迫すると、
 どこかの時点でインフレの上昇が顕在化する可能性が高い。」
デベル豪RBA副総裁
「鉱山関連以外の設備投資はここ数年堅調な上向き軌道。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.37%台へ低下。
独仏の株式市場は軟調傾向で推移。
報道「トランプ大統領は厚生長官にアザール氏を指名」
デービスEU離脱担当相
「12月までに英国とEUと合意できるかは半々といったところ」
黒田日銀総裁 (スイスにて)
「日銀は強力な金融緩和を押し進めている。
 2%のインフレ目標にはまだ長い道のり。
 企業の賃金、価格設定スタンスは次第に積極的に。
 仮想通貨はいまのところ深刻な問題は見られない。
 仮想通貨の状況を注意深く見守っている。
 対GDP比の債務残高の高さは持続不可能。」
報道
「世界のドルの量を示すワールドダラーは
 10月末で約6.9兆ドル、10年で3.4倍に。」
原油先物は56ドル台後半で推移。
NY時間に米10年債利回りは2.24%台へ上昇。
NYダウは下げて始まるも17.49ドル高の23439.70で取引を終える。


<11月14日(火)>

ブルームバーグ
「トランプ大統領は16日に下院共和党と税制で協議する」
米10年債利回りは一時2.41%台へ上昇。
日経平均は38.06円安で寄り付き0.98円安の22380.01で大引け。
ムニューシン米財務長官
「政権の目標は米経済の3%超の成長。
 法人減税の実施については来年からが望ましい。
 現状の下院と上院における税制法案の相違はわずか。
 下院での今週の税制法案の可決を楽しみにしている」
報道「小池東京都知事が希望の党の代表を辞任」
独第3四半期GDP速報は予想より強い前年同期比2.8%。
ユーロ買い反応。
英CPIなど物価指数が予想より弱い結果に。ポンド売り反応。
ドラギECB総裁
「フォワードガイダンスは政策手段として十分に定着している」
黒田日銀総裁
「フォワードガイダンスはある程度機能した。
 インフレ期待は小幅に上昇してきている。強力な緩和策を継続する」
イエレンFRB議長
「あらゆるガンダンスは景気見通し次第であるべき。
 想定される政策の先行きについて伝えることは有益。
 FOMCの政策議論はきわめて健全に行われている
 米当局者からの発言多すぎると混乱をまねく。
 米当局は政策決定に対して市場にあらかじめ準備させようと意図」
カーニー英BOE総裁
「コミュニケーションの成功には複数の異なる手段を持つ必要」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.38%台へ低下。
米生産者物価指数(10月)は予想より強い前月比0.4%。
セントルイス連銀総裁
「今年下期成長は予想上回る可能性。
 来年の米成長は今年下期よりは鈍化しそうだ。
 現状の政策金利が短期的には適切に。
 低インフレ継続、利上げの必要はない。
 賃金上昇のためには生産性向上が必須。
 追加利上げがインフレ期待を落とさないか懸念。
 FRBは9月の経済見通しを修正すべき。
 12月の利上げがインフレ期待を目標以下に押し下げる可能性」
ダウジョーンズ
「ホワイトハウスは次期FRB副議長の候補の1人に
 独アリアンツのエルエリアン首席経済顧問を検討している」
カンリフ英BOE副総裁
「国内での消費者物価指数からの圧力は低い。
 利上げの前に賃金上昇の証拠を確認したい」
アトランタ連銀総裁
「完全雇用に近く、成長は2%をやや上回る水準見込む。
 財政政策の影響を予想するのは時期尚早。
 企業は総じて成長の急加速を予想していない」
IEA月報
「石油価格の上昇と比較的穏やかな冬期の気候を背景に
 需要見通しを下方修正。2017年と2018年の需要見通しの伸びを
 それぞれ日量10万バレル引き下げ」
原油先物が55ドル台へ下落。米10年債利回りは2.37%台へ低下。
NYダウは30.23ドル安の23409.47ドルで取引を終える。


<11月15日(水)>

日第3四半期GDP速報は予想より弱い前期比年率1.4%。
日経平均は129.03円安で寄り付き351.69円安の22028.32で大引け。
日経平均は6日続落。
米10年債利回りは2.36%台に低下。
豪第3四半期賃金コスト指数は予想より弱い前期比+0.5%。
豪ドル売り反応。
報道
「アフリカ南部のジンバブエで国営放送局を兵士らが占拠」
一部報道
「ジンバブエのムガベ大統領が辞任の用意」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.33%台へ低下。ドル売り優勢。
欧州の株式市場は軟調に推移。
シカゴ連銀総裁
「目標を下回るインフレ期待に直面。
 インフレを継続的に抑制する材料を懸念。
 米経済はしっかりとした足取りを示している。
 2%目標は象徴的な目標であり上限ではないこと強調すべき。
 金融安定性について金利以外の方策もある」
プラートECB理事
「今後フォワードガイダンスの重要性が増す」
ブロードベント英BOE委員
「ブレグジットの消費者物価への影響は不明確。
 英国の消費者物価は目標を上回っている。余剰資源は次第に減少。
 金利に対するリスクのバランスは不明確。
 ブレグジットは短期的に生産性に打撃与える可能性。
 今月の会合での利上げは正当なもの」
米消費者物価指数(10月)は予想とおりの前月比0.1%、
米小売売上高(10月)は予想より強い前月比0.2%、
NY連銀製造業景況指数(11月)は予想より弱い19.4。
NY時間に米10年債利回りは一時2.31%台へ低下。
ブルームバーグ
「ソフトバンクは向こう3〜4年でサウジアラビアに
 最大250億ドルを投資する計画」
EIA石油在庫統計では原油在庫が185.4万バレルの増加。
原油先物は一時55ドル台を割り込む。
アトランタ連銀GDPナウ第4四半期3.2%成長の見通し。
ウィルキンス・加BOC上級副総裁
「経済は力強く進展している。
 オイルショックの影響はほぼ後退した。
 金融刺激策の解除は適切。更なる引締めには注意深くなる。
 インフレと労働市場の間の関係は失われていない。
 NAFTAの不透さは明らかに景気に影響。
 仮想通貨は資産であり通貨ではない」
トランプ大統領
「株価上昇やGDP伸び、国防支出を称賛。米国は再び将来を楽観。
 習中国国家主席は核問題で北朝鮮に圧力と約束。
 われわれは2度と貿易上の不正に目をつぶることはない。
 貿易に関するメッセージはアジアに響いた
 米国が利用される日々は終わった」
VIX指数は13.15へ上昇。
NYダウは138.19ドル安の23271.28で取引を終える。


<11月16日(木)>

ボストン連銀総裁
「経済情勢は緩やかな利上げ継続を正当化。
 見通しは12月の利上げ予想と合致。
 失業率低下はインフレや資産価格を押し上げへ。
 一時的要因が低インフレの主因。
 失業率が4%を割り込む可能性は極めて大きい」
日経平均は53.09円安で寄り付き322.80円高の22351.12で大引け。
米10年債利回りは2.32%から2.34%台で推移。
ウィルキンス・加BOC上級副総裁
「長期間に代わって物価が低迷している場合、
 中銀は下向きリスクによりウェイトを置く。
 現状のような不透明感が強いときには慎重な施策が必要。
 但し慎重さには制限がある」
ポリティコ
「EUは英国との貿易協定で特別扱いはしない」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.36%台へ上昇。
報道
「欧州新車登録台数(10月)は前年比5.9%増」
メルシュECB理事
「さらなるQE延長を見込む市場は誤っている」
一部報道で
「メイ英首相がEU離脱に関する支払額を200億ポンド引き上げ、
 倍増させる可能性がある」
プラートECB理事
「QEの再調整はインフレ見通しへの自信が強まっていること示す。
 インフレの進展は成長に比べると抑制されている。
 ECBは辛抱強く継続性もって政策実施を」
クリーブランド連銀総裁
「段階的な利上げは理にかなっている。
 段階的な利上げは均衡と取れたアプローチ。
 インフレが2%に向かうと確信」
下院共和党のロス議員
「トランプ大統領は下院共和党との会合を行い、
 減税後のステップとして福祉予算の削減を主張した」
オーストリア中銀総裁
「ユーロの回復は今後2年間は続くことが見込まれる」
カーニー英BOE総裁
「追加利上げは向こう数年間は可能。
 利上げは経済が予想通り進展するか次第。
 EU離脱交渉の結果は経済に影響」
ダラス連銀総裁
「米成長率は今年2.5%、来年2%超を予想。
 家計部門は健全で労働市場もタイト。
 FOMCは人々の中の変化を吸収するよう設計した。
 パウエル氏の議長選出は継続のサイン」
報道「米下院、共和党の税制改革法案を可決」
NY時間に米10年債利回りは2.37%台へ上昇。
原油先物は一時55ドル台を割り込む。
NYダウは187.08ドル高の23458.36で取引を終える。


<11月17日(金)>

日経平均は252.18円高で寄り付き45.68円高の22396.80で大引け。
WSJ
「モラー特別検察官がトランプ陣営のメンバーに召喚状」
米10年債利回りは2.35%台へ低下。ドル円が下落。
報道
「米上院の財政委員会は財政改革法案を賛成14反対12で可決。
 27日からの週に本会議での採決が行われる見込み」
ドンブレット独連銀理事
「銀行監督の観点からは低金利は問題。
 12月中にEU離脱交渉が次の局面に移行できるかは不確実」
ドラギECB総裁
「ユーロ圏は確固たる経済拡大の最中。回復への信頼感が増している。
 インフレはまだ自律的に上昇しているわけではない。
 財政政策の助けが必要なタイミング」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.36%台へ上昇。
ブルームバーグ
「英EU離脱担当のデイビス氏はEU側に譲歩を求めていて、
 交渉は行き詰まり状態となっている」
アイルランドのコベニー外相
「英EU離脱交渉は次の段階に進む状況にない」ポンド売り反応。
バイトマン独連銀総裁
「緩和的なECBの政策が引き続き適切。
 インフレ圧力は引き続き抑制されている。
 ドイツ経済の回復は期間、力強さにおいて印象的。
 インフレよりも回復の進展が先んじている」
米住宅着工件数(10月)は予想より強い129.万件。
NY時間に米10年債利回りは一時2.33%台へ低下。
ダラス連銀総裁
「米10年債利回りは将来の成長に対する悲観を反映。
 米国の債務の対GDP比率は歴史的な水準に照らして高い。
 パウエル理事は優れたリーダーになるだろう」
2−10年債の利回り格差は62とフラット化が進行。
NY原油先物12月限は56.55ドル。米10年債利回りは2.345%。
NYダウは100.12ドル安の23358.24で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初13日に113.50レベルで始まり揉み合いながら
も14日のロンドン時間に週高値となる113.91へ上昇しましたが、
その後、反落して、15日のNY時間序盤にかけて112.47へ下落する
展開になりました。その後、揉み合いながらも反発して16日のロンド
ン時間にかけて113.32へ上昇しましたが、その後、再び反落して、
揉み合いながらも軟調傾向で推移して、17日のNY時間後半に週安値
となる111.94へ下落して、112.09レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初13日に1.1658レベルで始まりロンドン時
間序盤にかけて1.1637へ下落しましたが、その後、切り返して、堅調
傾向で推移して15日のNY時間序盤にかけて週高値となる1.1861へ
上昇する展開になりました。その後、反落して、16日のロンドン時間
にかけて1.1756へ下押しましたが、その後、揉み合いながらも反発し
て17日の東京時間前半に1.1821へ上昇する展開になりました。
その後、反落して揉み合いとなって1.1789レベルで週の取引を終えま
した。




●今週(11月20日から11月24日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは17日のNY時間序盤の
戻り高値112.68を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は
113.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は17日のオセアニア
時間の戻り高値113.14、ここを上抜けた場合は16日の高値113.32、
さらに上昇した場合は15日の東京時間序盤の戻り高値113.49、ここ
を上抜けた場合は14日の高値113.91を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値の111.94を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は10月16日の安値111.65、さらに下落
した場合は9月25日の安値111.47、ここを下抜けた場合は111.00の
「00」ポイント、さらに下落した場合は8月31日の戻り高値110.67、
ここを下抜けた場合は110.00の「000」ポイントを巡る攻防が注目さ
れます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、20日の日通関ベー
ス貿易収支と米景気先行指標総合指数、21日の米中古住宅販売件数、
22日のイエレンFRB議長の発言と米耐久財受注と米新規失業保険申請
件数と米ミシガン大学消費者信頼感指数確報と米FOMC議事録要旨、
などが注目されます。


先週のドル円は、揉み合いの後に軟調傾向で推移して、「モラー特別検
察官がトランプ陣営のメンバーに召喚状」との報道も背景に一時112
円台を割り込む相場展開になりました。

さて今週は、引き続きロシアゲート問題を巡る動向、およびイールド
カーブのフラット化が続いている米債利回りの動向が注目されますが、
22日のイエレンFRB議長の発言と米FOMC議事録要旨、および米国
の年末商戦のスタートとなる感謝祭(サンクスギビング)での小売動向も
注目されます。また、北朝鮮の動向についても引き続き一応ながら注意
だけはしておきたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは17日の高値1.1821
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高値でもある
15日の高値1.1861、さらに上昇した場合は12日の高値1.1879、ここ
を上抜けた場合は1.1900の「00」ポイント、さらに上昇した場合は
9月25日の高値1.1936を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは16日安値1.1756を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は1.1700の「00」ポイント、さらに下落
した場合は10日の高値1.1677、さらに下落した場合は10日の安値の
1.1623を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、20日のドラギ
ECB総裁の発言、22日の欧消費者信頼感指数速報、23日の独第3四半
期GDP確報と独・欧の製造業PMI速報と独・欧のサービス業PMI速
報とECB理事会議事録要旨、24日の独IFO景況感指数、などが注目さ
れますが、対ドル通貨ペアとして、20日の米景気先行指標総合指数、
21日の米中古住宅販売件数、22日のイエレンFRB議長の発言と米耐
久財受注と米新規失業保険申請件数と米ミシガン大学消費者信頼感指数
確報と米FOMC議事録要旨、などが注目されます。


先週のユーロドルは、揉み合いを経た後に、ユーロ圏経済成長見通しの
改善とドル安を背景に週半ばにかけて一時1.18台後半へと上昇して、
その後、1.18を挟む揉み合いになりました。

さて今週は、20日のドラギECB総裁の発言および欧消費者信頼感指数
速報とPMI速報などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、再び
燻り始めたロシアゲート問題を巡る動向およびイールドカーブのフラッ
ト化が続いている米債利回りの動向、22日のイエレンFRB議長の発言
とFOMC議事録要旨、および米国の感謝祭での小売動向が注目されま
す。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その267 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十七話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は、揉み合いながらも
 軟調傾向で推移して一時112円台を割り込んだよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 先週はNYダウが週足で2週連続の陰線となって…、
 米10年債利回りも低下してイールドカーブのフラット化が進み、
 週末の『モラー特別検察官がトランプ陣営のメンバーに召喚状』
 との報道も背景にドル円は一時112円台を割り込んだのう…。」


『今年も早いもので、今週は米国の感謝祭ウイークだけど…、
 どんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ふむ…。米国の感謝祭は年末商戦のスタートとなるが…、
 ブラックフライデーでは米国の株式と債券市場は短縮取引で、
 週末と合わせて連休を取る投資家が多く、手仕舞いの動きや
 流動性の低下には少しばかり留意が要るやも知れぬのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『弱点の克服のお話』でも
 させてもらうとしようかのう。溜口剛太郎殿。」


『ふん。以前からペンディングとなっていたテーマだな。
 まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…。』


「人とはある意味では不思議なもので…、自分自身のことを
 誰よりも知っているようで案外と知らないものでのう…。」


『あははっ。検査を受けないと自分自身の血糖値もわからないし…、
 また背中にいくつホクロがあるかさえも案外と知らないもんだぜ。』


「同様に、トレードにおける自分自身の長所弱点も知っているようで
 案外とわかっていないという場合があるものなのじゃのう…。」


『まぁな…。自分自身のトレードの弱点や改善点ついて、
 自分自身でわかっているようで実は何もわかっていない、
 という事もあるのかもしれないよな…。ジイさん。』


「そうして、トレードを企業活動に例えるならば…、最も弱い部分、
 つまり弱点が全体の制約や足枷となるという事があるのじゃのう。」


『まぁ。商品企画や製造がいくら優秀でも、営業販売がまるでダメなら
 企業として全体の業績はなかなか向上しないだろうからなぁ…。』


「ふむ…。長所こそ伸ばすべき、という考え方があるその一方で、
 克服すべきは弱点やネックであるという考え方があるのじゃのう。」


『企業活動で例えるなら、商品企画や製造品質が優秀な会社において、
 さらに商品企画や製造品質に力を入れて改善を重ねたとしても、
 ダメな営業販売部門の改善を補うことはできないだろうからな…。』


「ふむ…。トレードを企業活動に例えるならば…、
 マーケットにおける収益が業績であり、もしも収益が悪い場合は、
 どこかに必ず、改善すべきネック(弱点)があるという事になり、
 まずは自身のトレードにおけるネックを見つけねばならぬのじゃ…」


『それにはどうしたら良いんだい? ジイさん。』


「己を知るためには、トレード日誌をつけることが必要となろう…。
 例えば、勝率は悪くないのに収益が向上していないのであれば、
 リスク・リワード比に問題がある可能性が高く、
 損切りが深過ぎたり、チキン利食いとなっているやも知れず…、
 またもしも、1回の大負けで収支がガタガタになっていたとしたら、
 資金管理やリスク管理に問題がある可能性があろうのう…。」


『その他にも過剰頻度トレード癖がネックになっている場合もあろうが
 トレード日誌によって改善すべきネック洗い出しができていないのに
 トレードの改善を目指そうとすることは、企業に例えるなら
 商品企画や製造が優秀なのに営業販売がまるでダメな会社で
 営業販売の改善をせず商品企画や製造の改善を目指そうとするような
 的外れな改善となってしまう場合もあるんだろうな…。ジイさん。』


「ふむ…。問題のネックが資金管理やリスク管理であるにもかかわらず
 自己に対する検証なき思い込みで、『良い手法さえ得れれば…』と
 手法探しの旅人となっても問題は解決できないものなのじゃのう。」


『でも…、これって逆に言えば、問題点のネックの改善さえできれば
 大きな飛躍となるという事でもあるんじゃないかな…。ジイさん。』


「おお、そのとおりじゃ! 溜口剛太郎殿。
 切れているチェーンを針金などで繋いでもまたそこで切れてしまうが
 本物のチェーン・ブロックがガチっとはまったならば、
 トレードは今まで勉強してきたことが活性化するかのように
 順調に回転して収支が向上していくことであろう…。」


『孫子の兵法風に言うならば「己を知り改善すれば百戦危うからず」
 ということにも通ずるのかもしれないな…。ジイさん。』


「あははっ。溜口剛太郎殿も面白いことを言うものじゃのう。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その266


APECでは「あらゆる不公正貿易慣行を含む保護主義に対抗する」
との共同声明が採択され閉幕となりました。


●今週(11月13日から11月17日)の主な予定


<11月13日(月)>

朝8時50分に日国内企業物価指数(10月)、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(11月)、
午後4時に独卸売物価指数(10月)、
深夜2時45分から黒田日銀総裁の発言、
深夜4時に米月次財政収支(10月)、
などが予定されています。
そして、OPEC月報が発表予定です。


<11月14日(火)>

午前9時半に豪NAB企業景況感指数(10月)、
午前11時に中国鉱工業生産(10月)、中国小売売上高(10月)、
午後4時に独第3四半期GDP速報、独消費者物価指数改定値(10月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(10月)、
午後6時半に英消費者物価指数(10月)、英生産者物価指数(10月)、
同午後6時半に英小売物価指数(10月)、
午後7時に独ZEW景気期待指数(11月)、
同午後7時に欧第3四半期GDP改定値、
同午後7時に欧ZEW景気期待指数(11月)、欧鉱工業生産(9月)、
同午後7時からドラギECB総裁の発言、
同午後7時からイエレンFRB議長の発言、
同午後7時からカーニーBOE総裁の発言、
同午後7時から黒田日銀総裁の発言、
夜10時半に米生産者物価指数(10月)、米生産者物価指数コア(10月)、
などが予定されています。
中国・独・英・欧・米の指標と
米・欧・英・日の中銀総裁のパネル討論会での発言には注目です。


<11月15日(水)>

朝8時50分に日第3四半期GDP一次速報、
同朝8時50分に日第3四半期GDPデフレータ一次速報、
午後1時半に日鉱工業生産確報(9月)、
午後4時45分に仏消費者物価指数改定値(10月)、
午後6時半に英失業者数(10月)、英失業率(10月)、英ILO失業率(9月)
午後7時に欧貿易収支(9月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時半に米消費者物価指数(10月)、米消費者物価指数コア(10月)、
同夜10時半に米小売売上高(10月)、米小売売上高(除自動車 10月)、
同夜10時半に米NY連銀製造業景況指数(11月)、
深夜12時に米企業在庫(9月)、
早朝6時に対米証券投資(9月)、
などが予定されています。
日・英・米の指標には注目です。


<11月16日(木)>

午前9時半に豪新規雇用者数(10月)、豪失業率(10月)、
午後3時半に仏第3四半期失業率、
午後6時半に英小売売上高指数(10月)、
午後7時に欧消費者物価指数確報(10月)、
夜10時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(11月)、
同夜10時半に米輸入物価指数(10月)、米輸出物価指数(10月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加国際証券取引高(9月)、加製造業出荷(9月)、
夜11時からカーニーBOE総裁の発言、
夜11時15分に米鉱工業生産(10月)、米設備稼働率(10月)、
深夜12時に米NAHB住宅市場指数(11月)、
などが予定されています。
豪・英・欧・米の指標とカーニーBOE総裁の発言には注目です。


<11月17日(金)>

早朝6時半にNZ企業景況感(10月)、
早朝6時45分にNZ第3四半期生産者物価指数、
午後5時半からドラギECB総裁の発言、
午後6時に欧経常収支(9月)、
午後7時に欧建設支出(9月)、
夜10時半に米住宅着工件数(10月)、米建設許可件数(10月)、
同夜10時半に加消費者物価指数(10月)、
などが予定されています。
NZ・米・加の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(11月6日から11月10日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが94.90で始まり、軟調傾向で推移して
94.30で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.402%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)12月限は週の終値で56.74ドルに上昇しました。
NYダウは週間116.98ドル下落、23422.21ドルで週の取引を終える。



<11月6日(月)>

報道「ダドリーNY連銀総裁が早ければ2018年春に辞任へ。」
報道
「全世界の債務残高が226兆米ドルに拡大して
 全世界のGDPの324%に。IIFは危険なレベルと指摘。」
日経平均は73.84円高で寄り付き9.23円高の22548.35で大引け。
日経平均は一時100円超の下落も年初来高値を更新。
米10年債利回りは一時2.35%へ上昇。原油先物は55ドル台後半。
ドル円が一時114円台後半へ上昇。
トランプ米大統領 (日本の財界トップとの会談)
「現在、日本との貿易は公平でなく開かれていない。
 米国はインフラ計画の承認を加速化していく。
 米自動車産業は非常によくやっており、製品は素晴らしい。
 経済連携の将来を非常に楽観している。
 貿易を迅速かつ友好的に交渉する必要あるのは疑いない。
 TPP協定については良いアイデアとは考えていない。」
黒田日銀総裁
「低金利継続が金融仲介に与える影響今後も注視。
 日本経済外需と内需がバランス良く景気を牽引。
 物価を押し上げる力は徐々に強まっている。
 緩和的な金融環境のもと景気は緩やかな拡大続く。」
 現在の政策の継続で物価目標を達成できる。
 今年の春闘は期待できる。
 FRBは新議長の下で適切な政策を運営していく。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.32%台へ低下。
原油先物は一時56ドル台へ上昇。
プラートECB理事
「デフレリスクは消えたが、インフレ圧力は引き続き抑制。
 大規模な緩和策は依然として必要。」
S&P
「世界の金融引き締め局面に最も脆弱な国々の新フラジャイル5は
 トルコが筆頭、アルゼンチン、パキスタン、エジプト、カタール。」
サンフランシスコ連銀総裁
「FOMCは12月に利上げをすべき。」
ダドリーNY連銀総裁
「来年半ばに引退を表明。後任探しのプロセスは現在進行中。
 FOMCの空席は政策に影響しない。
 米経済は完全雇用に近く、インフレは不可解。
 インフレ抑制維持へ2%を小幅に上回る必要。」
米10年債利回りは2.31%台へ低下。ドル円が113円台へ下落。
報道
「サウジアラビア政府が王子や現職閣僚を汚職の疑いで一斉に逮捕。」
NY原油先物12月限の終値は57.35ドル。
NYダウは9.23ドル高の23548.42で取引を終える。最高値を更新。


<11月7日(火)>

日経平均は29.60円安で寄り付き389.25円高の22937.60で大引け。
日経平均はバブル崩壊後の戻り高値を上抜け25年10カ月ぶり高値。
米10年債利回りは2.32%台で推移。
NZアーダーン政権
「RBNZの責務について、現行求められている物価安定の実現に加え
 完全雇用の達成を目標とする二本立てとすることを検討している。」
NZ財務相
「金融政策の決定について、現行方式である総裁単独での決定から、
 委員会形式の政策決定モデルへ変更する。
 その後責務の追加について調査する二段構えで見直す方針。」
安倍首相 (米FOXとのインタビュー)
「日本と米国との同盟の強化を望んでいる。
 北朝鮮は武器開発の時間稼ぎのために対話を利用している。
 制裁の厳格な履行が必要である。
 対話のため対話は無意味となっている。」
麻生財務相は
「日米の貿易赤字について、経済対話で話すことで合意している。
 両国間の貿易不均衡の是正はFTAで行うことは考えていない。
 事実として日米間に貿易不均衡がある。
 ただ、対日赤字が大部分を占めていた時代とは違う。」
豪RBA声明
「当面インフレは低水準を維持。低金利は豪経済を引き続きサポート。
 豪ドル高は生産と雇用の重石。シドニーの住宅市場の状況は緩和。
 金利の据え置きは将来的なCPI目標と合致している。
 非鉱山投資はより活発化している。メルボルン住宅価格は依然上昇。
 家計消費の先行きは不透明。」
日本テレビ
「安倍首相との会談の中で、トランプ大統領は北朝鮮がアメリカ本土に
 届くICBMを完成させることは絶対に許さないとの考えを伝えた。」
ロンドン時間に米10年債利回り一時2.33%台へ上昇。ドル買い優勢。
ドラギECB総裁
「ユーロ圏に信用創造による住宅バブルの兆候はない。」
ラウテンシュレーガーECB理事
「出口を明確に示すべきだった。」
トランプ米大統領
「北朝鮮が交渉のテーブルに着くことは
 同国や全世界の市民にとって良い事。」
OPEC
「減産による価格上昇後、米シェール生産は大幅増加の見通し。」
原油先物は57ドル台前半で推移。
NY時間に米10年債利回りは2.30%台へ低下。ドル円が反落。
米3年債の入札では最高落札利回り1.750%、応札倍率2.76倍。
加BOC総裁
「利上げに関して注意深くなっている。
 インフレの状況は許容範囲。経済的能力を評価するのは指標次第。
 いずれ刺激策が必要とされなくなる。
 余剰生産能力のしつこさに驚いている。基調インフレは目標内。
 労働市場のスラックが無くなるまで成長の足かせは続く可能性。」
報道
「イエレンFRB議長は金融政策や景気見通しに言及せず。」
NYダウは8.81ドル高の23557.23で取引を終える。最高値を更新。


<11月8日(水)>

ワシントンポスト
「米上院が法人税の減税について、
 実施を一年先送りすることを検討している。」
米10年債利回りは一時2.30%台へ低下。
日経平均は87.69円安で寄り付き23.78円安の22913.82で大引け。
トランプ大統領 (韓国の国会演説テキスト)
「我々を過小評価するべきではないと北朝鮮に対して伝える。
 米国の都市が脅威にさらされることは許さない。
 危険に共に立ち向かうことがわれわれの責務である。
 責任ある国家は北朝鮮政権の孤立化に参加する必要がある。
 北朝鮮への支援などを断つ必要。
 文大統領とは、貿易、軍事で生産的な協議を行った。
 中国はなぜ北朝鮮支援の義務があると感じているのか。」
フィラデルフィア連銀総裁
「物価上昇が加速する兆候を確認したい。
 次回12月の利上げについては支持する。」
日銀の布野審議委員
「物価2%に到達するまで全く変更しないというわけではない。
 現時点では追加緩和は必要ない。」
サンダース米報道官
「トランプ大統領が北朝鮮に対して、
 テロ支援国家に再認定するかどうか、アジア歴訪終了時には決定。」
ロシア世論調査 (ロシア革命100年)
「ロシア革命を誇りに思わないと答えたロシア人は94%に上り、
 否定的な意見が大多数を占めた。」
ドイツの政府経済諮問委員会(5賢人委員会)
「2017年の同国成長率見通しを1.4%から2.0%に上方修正。
 2018年の成長率見通しも1.6%から2.2%に上方修正。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が223.7万バレルの増加。
原油先物は56ドル台後半で推移。
ブルームバーグ
「トランプ大統領の訪中に合わせ、米企業が今週中国でまとめる商談は
 規模2500億ドルを上回ると、米政権当局者が明らかにした。」
ムニューシン米財務長官
「新たな法人税率は来年のスタートが好ましい。
 ドル高の一部は好調な米経済を反映。
 貿易における為替の影響には短期的な懸念がある。
 イエレンFRB議長が理事として残るとは思わない。
 12月に債務上限引き上げを望む。
 少なくとも1月までは賄うことはできる。」
ワシントン・ポスト
「米税制改革法案の法人税引き下げを1年延期する可能性がある。」
米10年債の入札では最高落札利回り2.314%、応札倍率2.48倍。
報道
「明日からのEU離脱交渉再開を前にメイ政権の足元が揺らいでいる。
 先日はセクハラ問題でファロン英国防相が辞任した。
 パテル国際開発相がネタニヤフ首相を含むイスラエル政府当局者と
 無許可で会談を行っていたこと明らかになっている。」
米10年債利回りは2.32%から2.33%台で推移。
報道「パテル英国際開発相が辞任。」
政治専門サイトのポリティコ
「上院共和党が新たな税制改革案を明日提示する計画。」
RBNZは政策金利を1.75%に据え置き。
RBNZ声明
「利上げ予想を2019年第2四半期に前倒し。従来19年第3四半期。
 多くの不確実性が残り、政策は調整が必要な可能性。
 住宅価格の鈍化は続く見通し。
 消費者物価の見通しは目標レンジの中間で変わらず。
 第4四半期のGDP見通しを従来の1.0%から0.9%に下方修正。
 NZドル安が持続的なら貿易可能な製品のインフレ上昇。」
NZドル買い反応。
NYダウは6.13ドル高の23563.36で取引を終える。最高値を更新。


<11月9日(木)>

米10年債利回りは2.32%台で推移。
日経平均は75.62円高で寄り付き45.11円安の22868.71で大引け。
日経平均は一時23300円台へ上昇するも終盤に反落。
ECB経済報告
「着実で広範な経済拡大がユーロ圏で続いている。
 各データは今年下半期の成長の勢いに衰えはみられないこと示唆。
 ECBの緩和策は引き続き内需を下支え。
 インフレは中期的に2%に接近する。雇用の強さが消費を下支え。
 緩和的金融環境が投資に寄与。
 成長見通しへのリスクはバランスしている。」
EU
「ユーロ圏成長見通しは、2017年2.2%(従来1.7%)、
 2018年2.1%(従来1.8%)にそれぞれ上方修正。」
クーレECB専務理事
「ユーロ圏の回復はここ20年で最強。」
報道
「トランプ米大統領の訪中で米企業が28兆円相当の商談成立。」
マカファティ英BOE委員
「政治や経済の不安定は企業活動、投資、経済に有害。
 来年春までに確実な進展がなければ事態は先立ち動き始めるだろう。
 銀行はロンドンから出てゆく動きも。」
英FT紙
「EU交渉担当幹部は英国に離脱の支払い額を
 2から3週間以内に提示を要求している。これは非公式の期限。」
欧州の株式市場は軟調に推移。
NY時間序盤に米10年債利回りは一時2.34%台へ上昇。
メルシュECB理事
「ECBは引き続き銀行の不良債権圧縮を推進する。」
原油先物は57ドル台前半へ上昇。
コンスタンシオECB副総裁
「最近のデータには励まされる。
 最近のデータは成長が加速している兆候を示唆。」
ライアン米下院議長
「下院歳入委員会が本日遅くに税制改革法案の投票を実施。
 法案の詳細に関しては解決している。
 法案はゴールラインに到達するだろう。
 今回の法案は全階層で平均的に減税されていると分析。」
米上院共和党のカシディ議員
「上院が提出する税制改革法案は、法人税減税を
 2019年に先送りする案を盛り込むだろう。」
米10年債利回りは一時2.31%度台へ低下。ドル売り反応。
米30年債の入札では最高落札利回り2.801%、応札倍率2.23倍。
米下院歳入委員会の修正案
「企業が海外に留保している資産を
 米国内に還流する場面の一時的減税措置について、
 当初の案では現金など流動性資産には12%、
 非流動資産には5%の暫定的課税となっていたが、
 それぞれ14%、7%に2%引き上げるよう要請。」
米上院共和党の米税制改革法案概要
「法人税減税については2019年からの適用で1年先延ばし。
 住宅ローン減税は現行のまま最大100万ドルのローンまで適用。
 所得税の課税区分は現行の7区分。
 税率は若干引き下げ(最高税率:38.5%)」
報道
「米下院歳入委員会は修正法案を可決。採決は賛成24、反対16。」
NYダウは101.42ドル安の23461.94で取引を終える。


<11月10日(金)>

米10年債利回りは2.33%から2.34%台で推移。
日経平均は288.01円安で寄り付き187.29円安の22681.42で大引け。
サンフランシスコ連銀総裁
「来年2月に就任するパウエル次期議長の下での政策金利動向は
 将来的に2.5%前後の通常水準に戻る。
 FRBの独立性については政策の決定と金融政策の戦略作成において
 FRBが強いコンセンサスを引き続き持つ。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.37%台へ上昇。
英鉱工業生産指数(9月)は予想より強い前月比0.7%。
独BDI
「英EU離脱交渉は2年の期限内にまとまることは不可能。」
独首相報道官
「EU離脱交渉の次の局面入りのカギは引き続き英国が握っている。」
オーストリア中銀総裁
「ECBはQE終了の意思を示すべきだった。
 ECBガイダンスは2019年以前の利上げの可能性を排除している。」
メイ英首相
「EU離脱は2019年3月29日午後11時(現地時間)に。」
EUバルニエ氏
「我々の最優先課題は12月までに合意に至ること。
 市民の権利について幾分かの進展があったが更なる作業が必要。」
英デイビス氏
「支払いについて手続き上の進展も。
 いまは政治的な交渉が必要とされている。」
英NIESRの8−10月GDP推計は前期比0.5%(前回0.4%)。
米国はベテランズデーの振り替え休日。
NY時間に米10年債利回りは2.40%台へ上昇。
セントルイス連銀総裁
「インフレは年末までに改善しないだろう。
 12月に利上げすればインフレ期待を抑制する恐れ。」
NY原油先物12月限の終値は56.74ドル。
米10年債利回りは2.402%で取引を終える。
NYダウは39.73ドル安の23422.21で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初6日に114.02レベルで始まり東京時間前半に
週高値となる114.73へ上昇しましたが、その後、反落して、7日の
オセアニア時間にかけて113.69へ下落する展開になりました。
その後、ロンドン時間前半にかけて114.33へ反発しましたが、
その後、再び反落して、8日のNY時間序盤にかけて113.39へ下落
する展開になりました。その後、9日の東京時間前半にかけて114.06
へ反発しましたが、その後、再び反落して、NY時間後半にかけて
週安値となる113.09へ下落する展開になりました。その後、反発して
揉み合いにになり113.53レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初6日に1.1615レベルで始まり揉み合いなが
らも軟調傾向で推移して7日ロンドン時間前半に週安値となる1.1554
へ下落する展開になりました。その後、切り返して、8日のオセアニア
時間に一時1.16台を回復して1.16を挟む揉み合いが続きました。
その後、9日のロンドン時間前半から上伸して、揉み合いながらも堅調
傾向で推移して10日のNY時間前半にかけて週高値となる1.1677へ
上昇する展開になり1.1664レベルで週の取引を終えました。




●今週(11月13日から11月17日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは114.00の「00」ポイント
から9日の戻り高値114.06を巡る攻防が注目されます。ここを上抜け
た場合7日の戻り高値114.33、さらに上昇した場合は先週高値114.73
ここを上抜けた場合は115.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、先週安値の113.09を巡る攻防が注目されま
す。ここを下抜けた場合は113.00の「00」ポイントから10月31日の
安値112.96、さらに下落した場合は10月19日の安値112.29、ここを
下抜けた場合は112.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、14日の中国鉱工業
生産と中国小売売上高とイエレンFRB議長の発言と黒田日銀総裁の発
言と米生産者物価指数、15日の日第3四半期GDP一次速報と日第3四
半期GDPデフレータ一次速報と米消費者物価指数と米小売売上高と
NY連銀製造業景況指数と対米証券投資、16日のフィラデルフィア連銀
製造業指数と米新規失業保険申請件数と米鉱工業生産と米NAHB住宅
市場指数、17日の米住宅着工件数と米建設許可件数、などが注目され
ます。


先週のドル円は、トランプ米大統領が日本などアジア歴訪の中、週初に
7月11日の高値を一時上抜け114.73へ上昇ましたが、その後は軟調傾
向で推移して113円台半ばで週の取引を終えました。


さて今週は、10月31日の安値112.96で下支えされるかが注目されま
すが、14日の中銀総裁のパネル討論会でのイエレンFRB議長の発言、
15日の日第3四半期GDP速報と米消費者物価指数と米小売売上高が
主な注目材料になりそうです。

また、先週はドルインデックスが軟調に推移するも、米10年債利回り
は週レベルで2.402%に上昇する状況となっていて、今週の米債利回り
の動向が注目されますとともに、先週はNYダウが週足で陰線を示現し
たこともあり今週の株式市場の動向が注目されます。

そして、先週は米上院共和党が米税制改革法案で「法人税減税について
2019年からの適用で1年先延ばし。」を示しましたが、上下両院の米税
制改革法案の擦り合わせが今後どうなっていくのか注目されます。

また、ここのところ軍事挑発行動をしていない北朝鮮ですが、11日に
北朝鮮外務省の報道官が「我々の思想と制度を全面拒否する妄言を並べ
立て、わが国を悪魔化した。わが共和国の自衛的な核抑止力を奪おうと
する好戦狂の対決行為。トランプの妄言は、われわれを、核武力建設の
偉業の完成へと、さらに疾走させる。」と発言して、核・ミサイル開発
を加速させる姿勢を改めて強調していることから、北朝鮮の動向には
一応ながら引き続き注意したいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは先週高値の1.1677
から3日の高値1.1690を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は1.1700の「00」ポイント、さらに上昇した場合は10月23日の
安値1.1725から10月18日安値1.1730、ここを上抜けた場合は10月
24日の高値1.1793、さらに上昇した場合は1.1800の「00」ポイント
ここを上抜けた場合は10月26日の高値1.1836を巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、まずは10日のロンドン時間の押し安値1.1623
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は1.1600の「00」
ポイント、さらに下落した場合は8日のロンドンフィックスでの安値
1.1579、ここを下抜けた場合は先週安値の1.1554、さらに下落した場
合は1.1500の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、14日の独第3
四半期GDP速報と独消費者物価指数改定値と独・欧ZEW景気期待指
数と欧第3四半期GDP改定値と欧鉱工業生産とドラギECB総裁の発
言、16日の欧消費者物価指数確報、17日のドラギECB総裁の発言、
などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、14日の中国鉱工業生
産と中国小売売上高とイエレンFRB議長の発言と米生産者物価指数、
15日の米消費者物価指数と米小売売上高とNY連銀製造業景況指数と
対米証券投資、16日のフィラデルフィア連銀製造業指数と米新規失業
保険申請件数と米鉱工業生産と米NAHB住宅市場指数、17日の米住宅
着工件数と米建設許可件数、などが注目されます。


先週のユーロドルは、週前半に1.1554へと下落しましたが、その後、
切り返して、EUによるユーロ圏経済成長見通しの上方修正、および
クーレECB専務理事の「ユーロ圏の回復は、ここ20年で最強」との
発言も背景に揉み合いながらも堅調傾向で推移して1.16台後半へ戻す
相場展開になりました。


さて今週は、14日の独第3四半期GDP速報および中銀総裁のパネル
討論会でのドラギECB総裁の発言などが注目されますが、対ドル通貨
ペアとして15日の米消費者物価指数と米小売売上高が主な注目材料に
なりそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その266 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十六話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はトランプ米大統領のアジア歴訪をはじめ
 「ダドリーNY連銀総裁が2018年に辞任するとの表明」、
 「サウジアラビア政府が王子や現職閣僚を汚職の疑いで一斉逮捕」、
 「米上院共和党が米税制改革法案で法人税減税を1年先延ばし」、
 「NYダウが週足で陰線を示現」などいろいろあったがよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 そしてドル円は、週初に7月11日の高値を一時上抜け114.73へ
 上昇するもその後は113円台半ばへ反落する展開になったのう…。」


『トランプ米大統領のアジア歴訪では中国が最上級のもてなしをして、
 そして、米企業が28兆円相当もの商談成立となったようだな…。』


「ふむ…。中国のトランプ米大統領へのもてなしはまさに桁違いで、
 APECを終えてASEAN首脳会議へ向かう米大統領専用機内にて
 『私は習近平国家主席が好きだ。毛沢東以来の最強の指導者だ。
 毛より力を持っていると言う人もいる。(中略) 巨額の対中貿易赤字
 については私が解消する。』と発言したとの報道もあり、
 トランプ米大統領はたいそうご満悦のようであったのう…。」


『そして、米上院共和党が米法人税減税案について19年からの適用で
 1年先延ばしとしたが、米下院と足並みがそろっていないようで、
 なんとも気になるところだよな…。ジイさん。』


「ふむ。今後の上下両院の減税案の擦り合わせが注目されるのう…。」


『今週はどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ドル円では、10月31日の安値112.96で下支えされるか注目じゃ。
 14日の中銀総裁のパネル討論会でのイエレンFRB議長の発言、
 15日の米消費者物価指数と米小売売上高などの次第によっては
 それなりにボラタイルな相場展開になるやも知れぬのう…。」


『NYダウとBTCの相場はどことなく似ているとの話もしたいが…、
 長くなるといけねぇ。さてところで…、今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『不合理な選択のお話』でも
 させてもらうとしようかのう。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よかろう…。聞いてやるとしようじゃないか。ジイさん。』


「人間とは不思議なもので『解っているのに不合理な選択をする』
 という事がときにあるものでのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁな…。人間は感情の動物なんて言うからなぁ…。
 トレードなんかでもさぁ、結構ありがちな事だよな。』


「その後がわかっている過去チャートによる検証や練習では
 かなり合理的にトレードが出来たとしても…、
 未来が未確定の今現在動いているチャートを前にすると
 とたんに合理的な判断が出来なくなり、
 『1Pipでも先んじようとフライングをしたり』、
 『慎重になり過ぎて出遅れたり』、
 『完璧を求めようとして決定(判断)できなかったり』、
 『ついついグリードになってポジポジ病になったり』、
 『上昇(下降)の事実を観ながら予想が脳内にこだまして渦巻いたり』
 などということがあるものでのう…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。耳が痛い話だが、そういうことってあるよなぁ…。
 過去チャートと未来が未確定の今現在動いているチャートでは
 全く別の世界と言ってよいくらいに心理的には違うものだぜ…。』


「ポジションを持ってからも、このようなことがあって、
 『トレンドが継続しているのに反転を恐れてチキン利食いしたり』
 『損切るべきと解っていても損切りを遅延したり出来なかったり』
 『何とか負けポジションを助けようと無理なナンピンをしたり』、
 などということもあるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁな。そういうこともあるわなぁ…。で、こうしてみると
 負けるトレーダーは「知っている事とやっている事がまるで違う」
 結局、自己流のトレードをしてしまっているとも言えそうだな…。』


「ふむ。人の観念や潜在的意識は恐れや不安ベースとなりやすく…、
 また一方、人は含み損に対してはプロスペクト理論が示すように
 リスクテイカーになりやすいという習性があるものなのじゃのう…。
 そして、これらの『解っているのに不合理な選択をする』習性は
 潜在意識に根付くもので、なかなか容易に治らないものなのじゃ。」


『で…、どうすりゃよいのさ。ジイさん。』


「まぁ、おそらくは『ルールを守ろう』、『規律を守ろう』、
 『ちゃんと切るべきところでは損切りをしよう』、
 『無理な難平はやめよう』などと百回唱えても治ることはなかろう。
 潜在意識に深く根付いたものはそれほど強固なものなのじゃ。」


『だからさぁ…。いったいどうすりゃいいんだよ。ジイさん。』


「それには、この世で全勝できる人はただの1人もいないことを知り、
 『トレードは勝ちと負けとのトータル収支で勝ちを目指すもの』、
 『損切りこそが資金を守る唯一の技術』、
 『大負けはルール破りの結果であり、無理な難平は慎むべき』
 ということを心底わかり潜在意識レベルに刷り込むために
 小ロットでの実弾トレードや過去チャートの検証や練習によって
 『繰り返し潜在意識にインプットする必要』があるのじゃのう…。」


『繰り返し潜在意識にインプットする事が検証や練習の意義なのか。』


「ふむ。『こうしなくてはならない』、『これはしてはならい』、
 などという意識レベルでのマストではなく…、意識の抵抗がなく
 『無意識にできるまで検証や練習は必要』なのじゃのう…。そうして
 最終的にトレーダーとして解る(実感できる)べき事こそが…。」


『それは何だ! ジイさん。』


「それは…、『ちゃんとやればトータル収支で本当に勝てるんだ!!』
 ということが無意識レベルでしっかりと実感できる事であろう…。」


『ちゃんとやれば勝ち負けのトータル収支で勝てる事が確信できた時、
 勝てるトレーダーへの扉が初めて開くという事か…。』


「これこそが、トレードへの確信と自信となるのではなかろうか…。
 これが得られた時、『解っているのに不合理な選択をする』という
 悪しき習性から解放され、自然に合理的な選択ができるトレーダーへ
 となっていけるのではなかろうか…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その265〜


次期FRB議長候補はパウエル氏となりましたね。
さて、今週からは米国やカナダも冬時間に移行します。


●今週(11月6日から11月10日)の主な予定


<11月6日(月)>

※ 米国・カナダが冬時間に移行。

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
午前10時から黒田日銀総裁の発言、
午後4時に独製造業新規受注(9月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(10月)、
午後5時50分に仏サービス業PMI改定値(10月)、
午後5時55分に独サービス業PMI改定値(10月)、
午後6時に欧サービス業PMI改定値(10月)、
午後7時に欧生産者物価指数(9月)、
深夜12時に加Ivey購買部景況指数(10月)、
などが予定されています。
日・独・スイス・欧の指標には注目です。
そして、ユーロ圏財務相会合が予定されています。


<11月7日(火)>

午前9時01分に英BRC小売売上高調査(10月)、
昼12時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後4時に独鉱工業生産(9月)、
午後4時45分に仏財政収支(9月)、
午後6時からドラギECB総裁の発言、
午後7時に欧小売売上高(9月)、
早朝5時に米消費者信用残高(9月)、
などが予定されています。
豪・独・欧の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。
そして、EU財務相理事会と
トランプ米大統領の韓国訪問が予定されています。


<11月8日(水)>

(時間未定) 中国貿易収支(10月)、
午後2時に日景気先行指数速報(9月)、日景気一致指数速報(9月)、
午後4時45分に仏貿易収支(9月)、仏経常収支(9月)、
夜9時に米住宅ローン申請指数、
夜10時15分に加住宅着工件数(10月)、
夜10時半に加住宅建設許可件数(9月)、
などが予定されています。
中国・(加)の指標には注目です。
そして、トランプ米大統領の中国訪問が予定されています。


<11月9日(木)>

早朝5時にRBNZ政策金利、RBNZ声明、
朝8時50分に日国際貿易収支(9月)、日国際経常収支(9月)、
同朝8時50分に日機械受注(9月)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(10月)、
午前9時半に豪住宅ローン件数(9月)、
午前10時半に中国消費者物価指数(10月)、中国生産者物価指数(10月)
午後2時に日景気現状判断DI(10月)、
午後3時45分にスイス失業率(10月)、
午後4時に独貿易収支(9月)、独経常収支(9月)、
午後6時に欧ECB月報、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(9月)、
深夜12時に米卸売売上高(9月)、米卸売在庫(9月)、
などが予定されています。
NZ・日・中国・米の指標には注目です。


<11月10日(金)>

午前9時半に豪RBA四半期金融政策報告、
午後1時半に日第三次産業活動指数(9月)、
午後4時45分に仏鉱工業生産指数(9月)、
午後6時半に英鉱工業生産指数(9月)、英製造業生産指数(9月)、
同午後6時半に英貿易収支(9月)、
夜10時に英NIESRのGDP予想、
深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(11月)、
深夜4時に米月次財政収支(10月)、
などが予定されています。
豪・英・米の指標には注目です。
そして、APEC首脳会議が11日まで予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(10月30日から11月3日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが94.75で始まり、94.31へ下げた後に
反発して94.83で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.333%に低下しました。
NY原油先物(WTI)12月限は週の終値で55.64ドルに上昇しました。
NYダウは週間105ドル上昇、23539.19ドルで週の取引を終える。



<10月30日(月)>

日経平均は39.50円高で寄り付き3.22円高の22011.67で大引け。
米10年債利回りは2.41%から2.39%台で推移。
英・欧が冬時間に移行。
スペイン紙「カタルーニャの独立支持は33.5%。」
フィッチ「英国がEU離脱で合意しないなら格下げも。」
スペイン検察「カタルーニャ州首相を訴追。」
英首相報道官
「英内閣は明日、ブレグジットのプランについて話し合う。」
原油先物は53ドル台後半から54ドル台前半で推移。
米コアPCEデフレータ(9月)は予想とおりの前月比0.1%。
独消費者物価指数速報(10月)は予想より弱い前月比0.0%。
NY時間序盤に米10年債利回りは2.38%台へ低下。
報道「カタルーニャ州首相のプチデモン氏、ベルギーで亡命申請へ。」
アトランタ連銀GDPナウ第4四半期は年率換算で2.9%の予想。
安倍首相(トランプ大統領との電話会談)
「米大統領訪日を機に日米で連携の強力なメッセージを発出したい。」
ホワイトハウス当局者
「次期FRB議長を2日に発表へ。」
ブルームバーグ報道
「法人税を現在の35%から20%への引き下げることについて
 下院が協議に入り、素案として2018年から2033年までの
 5年間で毎年3%づつ引き下げる案が検討されている。」
ムニューシン米財務長官
「超長期債への関心が小さいのは驚き。
 もう少し市場動向の監視を続ける。」
米商務省
「中国経済は市場原理で運営されていない。中国経済は非市場経済。」
報道
「露ゲート疑惑でトランプ陣営元選対本部長マナフォート氏を起訴。」
日経新聞
「ソフトバンクは傘下のスプリントと
 TモバイルUSの統合中止を申し入れた。」
サンダース報道官
「(米下院が5年間の段階的導入検討との報道に対して)
 トランプ大統領の方針に段階的法人税減税は認めていない。」
米10年債利回りは2.36%台に低下。
NYダウは85.45ドル安の23348.74で取引を終える。


<10月31日(火)>

トランプ大統領の弁護士セクロー氏
「大統領はモラー特別検察官を解任しないと語った。」
日経平均は114.38円安で寄り付き0.06円安の22011.61で大引け。
日銀展望レポート
「18年度までの期間潜在成長率を上回る成長を維持。
 19年度は成長ペース鈍化も景気拡大続く。CPIは弱めの動き続く。
 マクロ的な需給ギャップが改善続ける下で、
 賃金・価格設定スタンスが次第に積極化し、
 中長期的な予想物価上昇率も上昇。
 従来の見通しと比べ、成長率は概ね不変、
 物価は17年度について幾分下振れ、18年度、19年度は概ね不変。
 物価安定目標に向けたモメンタムは維持も、力強さに欠け、
 引き続き注意深く点検。
 2018年、コアCPI見通し+1.4%。GDP見通し+1.4%。」
日銀政策金利は市場予想とおり-0.1%に据え置き。
米10年債利回りは2.36%台で推移。原油先物は54ドル台前半。
報道
「日銀金融政策会合では片岡委員が前回に続いて反対。
 片岡委員は15年物国債金利が0.2%以下で推移するように
 買い入れすることを主張。」
黒田日銀総裁
「所得から支出への前向きなメカニズム働いている。
 景気は緩やかに拡大している。
 物価については下振れリスク、力強さに欠けており注意深くみる。
 経済はおおむね上下にバランスしている。
 今後も経済、物価、金融情勢踏まえ必要な政策調整行う。
 引き続き強力な金融緩和を粘り強く進めていく方針。
 これまでの株式市場で過度の期待の強気化は観察されず。
 株価は基本的に将来の企業業績の見通しを反映。
 ETF購入額年間6兆円、特定の時期を定めていない。」
独は休場。ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.38%台へ上昇。
欧第3四半期GDP速報は予想より強い前年同期比2.5%。
欧消費者物価指数速報(10月)は予想より弱い前年同月比1.4%。
伊中銀総裁
「ECBはQE調整後もきわめて緩和的姿勢維持へ。
 ユーロ圏の低インフレはイタリアなど数カ国で
 賃金圧力が極めて弱いこと反映。
 労働市場のスラックは依然として大きい。」
プチデモン氏
「スペインはカタルーニャへの激しい攻撃を計画していた。
 暴力に上に共和国を樹立することはできない。
 ベルギーには亡命申請しない。
 我々は分離独立の動きから逃げることはしない。
 正義が保障されればスペインに戻る。」
米消費者信頼感指数(10月)は予想より強い125.9。
カナダ中銀総裁
「金利調整に関しては注意深くなる。労働市場にスラックの兆候。
 我々は景気サイクルにおいて重要な時点に立っている。」
トランプ大統領
「段階的導入は一部の人々が言及したことで、
 それについては検討していない。」
原油先物は54ドル台前半で推移。
NYダウは28.50ドル高の23377.24で取引を終える。


<11月1日(水)>

NZの雇用統計は予想より強い結果に。NZドル買い反応。
英BOE
「EU離脱で英金融業界は最大7.5万人失業と予想。」
報道「米CME、年末までにビットコイン先物を上場へ。」
日経平均は133.31円高で寄り付き408.47円高の22420.08で大引け。
日経平均は年初来高値を更新。
米10年債利回りは2.39%台へ上昇。
報道
「衆議院本会議で安倍晋三氏を第98代首相に指名。」
ロンドン時間に原油先物が一時55ドル台へ上昇。
独の株式市場が1.5%超の上昇。
米ADP雇用統計(10月)は予想より強い23.5万人。ドル買い反応。
安倍首相
「閣議で新しい政策パッケージを策定する。
 2020年までを生産性革命集中投資期間と位置づける。
 これからも経済最優先、三本の矢を放ち続ける。
 賃上げの勢いを力強いものとし、デフレ脱却を目指す。
 憲法改正は、スケジュールありきではない。
 黒田日銀総裁の手腕を信頼している。」
米自動車販売(10月)は予想より強い1809万台。
報道
「米5年債−30年の債利回りスプレッドが
 2007年11月以来の一時83bp割れまで縮小。
 米債利回り曲線のフラットニング化が進んでいる。」
米ISM製造業景況指数(10月)は予想より弱い58.7。
米10年債利回りは一時2.35%台へ低下。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が243.5万バレル減少。
原油先物は54ドル台で推移。
アトランタ連銀GDPナウ第4四半期見通しは4.5%に上昇。
FRB政策金利は1.00-1.25%に据え置き。
FOMC声明
「経済活動はハリケーンにもかかわらず底堅い。
 インフレは食品、エネルギー以外の項目で鈍化。
 労働市場は依然として底堅く推移。失業率は低下。
 消費は緩やかに上昇。設備投資は上昇。
 段階的な利上げが正当化される経済を予想。」
米10年債利回りは2.37%台。
NYダウは57.77ドル高の23435.01で取引を終える。


<11月2日(木)>

WSJ
「トランプ大統領は次期FRB議長にパウエル氏指名を正式に通知。」
日経平均は92.10円高で寄り付き119.04円高の22539.12で大引け。
日経平均は年初来高値を更新。
米10年債利回りは2.36%から2.35%台で推移。
原油先物は54ドル台で推移。
ロンドン時間に米10年債利回りは2.37%台へ上昇。
英BOEは政策金利を25bp引き上げ0.50%に。
英BOEが資産買取プログラム規模を4350ポンドに据え置き。
英BOE議事録要旨
「7対2で政策金利の引き上げを決定。
 据え置き票は、カンリフ氏とラムスデン氏。
 全会一致で資産購入枠の維持を決定。」
英BOEインフレ報告
「2017年成長見通しは1.5%(前回1.3%)
 2018年成長見通しは1.7%(前回1.8%)
 2019年成長見通しは1.7%(前回1.7%)
 2020年成長見通しは1.7%
 2017年インフレ見通しは3.0%(前回2.8%)
 2018年インフレ見通しは2.4%(前回2.5%)
 2019年インフレ見通しは2.2%(前回2.2%)
 2020年インフレ見通しは2.1%」
カーニー英BOE総裁
「英企業投資にEU離脱の不透明性が影響与える。
 国内のインフレ圧力は今後数年にわたって増加する可能性が高い。
 経済状況は正常とはいえない。
 8月時点よりも経済のスラックはわずかに減少。
 国内のインフレ圧力は今後数年で高まる公算。
 利上げの影響が通常よりも大きいと考える根拠はない。
 英中銀がアクセルから足を離すときにきている。
 利上げで家計の状況は改善する見込み。
 英国民の実質所得の下落は最悪期を終えた。
 EU離脱が英経済見通しの最大の決定要因。」
英10年債利回りは1.265%に低下。ポンド売り反応。
パウエルFRB理事は経済見通しや金融政策の言及せず。
米下院共和党の税制改革法案概要
「法人税は20%へ引き下げ、
 401KやIRA(個人退職年金)への課税は変更なし。
 住宅ローン控除は夫婦で100万ドルから50万ドルに引き下げ。
 海外留保資金の米国回帰を促す一度限りの減税措置が12%
 大学基金に1.4%の新税を導入すると提案。」
米10年債利回りは一時2.33%台へ低下。一時ドル売り反応。
トランプ米大統領
「感謝祭までに法案が机の前に着くことを望む。
 民主党が反対するのは困難だろう。
 共和党の税制改革法案は大幅な修正は必要ない。」
ムニューシン米財務長官(税制改革法案に関して)
「小規模事業主の圧迫を緩和する。全体的な改革が必要。
 海外の雇用へのインセンティブを排除。
 超党派の議題にすべきではない。大量の資金が米国に流入する。
 数兆ドルの資本が米国に還流。労働参加率の上昇を誘発。
 今日は改革に向けた最初の日。年内に大統領に法案を留ける必要。
 富裕層への優遇はない。」
報道
「米大統領は次期FRB議長にパウエル氏を指名する人事を発表。」
ホワイトハウス高官
「FRB副議長の人事は今週発表しない。
 トランプ大統領は候補と金利についは話さなかった。
 トランプ大統領はFRBの独立性を尊重。
 トランプ大統領はパウエル氏が最も心地よかった。」
トランプ米大統領
「パウエル氏は強力で意欲的、賢い人物だ。
 パウエル氏は健全な政策のために合意を形成する。
 パウエル氏は独立したFRBを率いていく。
 イエレン議長は素晴しい仕事をした。」
パウエル次期FRB議長候補
「FRBの2大責務の達成を目指す決意。
 米金融当局は市場の変化を引き続き警戒へ。
 客観的かつ独立心をもって判断。」
NYダウは81.25ドル高の23516.26で取引を終える。最高値を更新。


<11月3日(金)>

日経平均は文化の日で取引なし。
米10年債利回りは2.34%%台で推移。
原油先物は54ドル台で推移。
ロンドン時間に米10年債利回りは2.35%台へ上昇。
オーストリア中銀総裁
「QEの終了時期の検討は時期尚早。」
米非農業部門雇用者数(10月)は予想より弱い26.1万人、
米失業率(10月)は予想より強い4.1%、
米平均時給(10月)は予想より弱い前月比0.0%。
米10年債利回りは一時2.32%台へ低下。
米ISM非製造業景況指数(10月)は予想より強い60.1。
WSJ
「スプリントとTモバイルUSは合併協議を再開させ、
 数週間以内に合意に達する可能性がある。」
米10年債利回りは一時2.36%台へ上昇。
ミネアポリス連銀総裁
「パウエル理事は議長として素晴らしい仕事をするだろう。
 パウエル氏は非常にまじめで思慮深い政策当局者だ。
 パウエル議長で金融政策の運営方法に大きな変化は見込んでいない。
 労働市場にはまだスラックの兆候が残っている可能性がある。
 インフレがここ数ヵ月に減速していることに留意。」
コーンNEC委員長
 コーン米国家経済会議(NEC)委員長
「パウエル次期FRB 議長について大統領は素晴らしい人選を行った。
 大統領は副議長の人選に非常に精力的に取り組んでおり、
 年内に何らかの発表があるだろう。」
原油先物12月限の終値は55.64ドル。米10年債利回りは2.333%。
NYダウは22.93ドル高の23539.19で取引を終える。最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初30日に113.73レベルで始まり揉み合いながら
も軟調傾向で推移して31日のロンドン時間序盤に週安値となる112.96
へ下落しましたが、その後、切り返して、1日のNY時間序盤にかけて
114.28へ上昇する展開になりました。その後、114円を挟む上下動の
揉み合いとなって2日のNY時間前半に113.54へ下押した後に再び戻
して114円を挟む揉み合いが続きました。その後、3日の米雇用統計の
発表後に一時113.64へ下押しましたが、その後、反発して、週高値と
なる114.42へ上昇する展開になりました。その後、反落して114.07
レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初30日に1.1609レベルで始まり週安値とな
る1.1594へ下落した後に揉み合いながらも反発して31日のNY時間
前半に1.1661へ上昇しましたが、その後、1日のNY時間序盤にかけ
て1.1606反落する上下動の揉み合いになりました。その後、揉み合い
ながらも反発して2日のNY時間序盤にかけて1.1687へ上昇しました
が、その後、やや下押して揉み合う展開になりました。その後、3日の
米雇用統計の発表後に週高値となる1.1690へ上昇しましたが、その後
反落して1.1607レベルで週の取引を終えました。




●今週(11月6日から11月10日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは先週の米雇用統計後の高値
114.42から10月27日の高値114.45および7月11日の高値114.49
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は115.00の「00」ポ
イント、さらに上昇した場合は3月10日の高値115.50を巡る攻防が
注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週の米雇用統計後の安値113.64から
2日の安値113.54を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は
113.00の「00」ポイントから10月31日の安値112.96、さらに下落し
た場合は10月19日の安値112.29を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、6日の日銀金融政策
決定会合議事録要旨と黒田日銀総裁の発言、8日の中国貿易収支、9日
の日国際貿易収支と日機械受注と中国消費者物価指数と米新規失業保険
申請件数、10日のミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが注目さ
れます。


先週のドル円は、日銀金融政策発表、FOMC、米下院共和党の税制改革
法案の発表、次期FRB議長候補の発表、そして週末の米雇用統計など
数々の重要イベントを経過して、相場は下げては上げる揉み合いとなっ
て週の始値と終値では34Pipsほどの上昇となりました。


さて今週は、先週に重要イベントを経過して材料は少なめですが、トラ
ンプ米大統領の日本をはじめとする韓国と中国の訪問を巡る市場動向が
注目されます。また、米海軍が原子力空母3隻で北朝鮮に圧力を加えて
いて、北朝鮮の軍事挑発行動は抑制されていますが、一応ながら北朝鮮
の軍事挑発行動には注意をしておきたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは先週の米雇用統計後の
高値1.1690から1.1700の「00」ポイントを巡る攻防が注目されま
す。ここを上抜けた場合は10月23日の安値1.1725から10月18日の
安値1.1730を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは3日の安値1.1599を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は10月27日の安値1.1574、さらに下落
した場合は1.1500の「00」ポイント、ここを下抜けた場合7月12日
の高値1.1489から7月20日の安値1.1479、ここを下抜けた場合は
6月30日の高値1.1445を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、6日の独製造業
新規受注と欧生産者物価指数、7日の独鉱工業生産とドラギECB総裁
の発言と欧小売売上高、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとし
て、8日の中国貿易収支、9日中国消費者物価指数と米新規失業保険申
請件数、10日のミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが注目され
ます。


先週のユーロドルは、カタルーニャ問題はあまり材料視されなかった
ようで、対ドル通貨ペアとして、FOMC、米下院共和党の税制改革法案
の発表、次期FRB議長候補の発表、米雇用統計などを経過して1.16台
を中心とする揉み合いとなり上へ行って来いの相場で、週の始値と終値
では僅か2Pipsの下げで週足では上ヒゲのある十字線となりました。


今週は、先週までの重要イベントを経過して材料不足の感がありますが
7日のドラギECB総裁の発言は注目されそうです。




さて今回は、■トレードと凡事のお話 その265 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十五話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は日銀金融政策発表、FOMC、
 米下院共和党の税制改革法案の発表、次期FRB議長候補の発表、
 そして週末の米雇用統計など数々の重要イベントがあったが…、
 週の始値と終値では34Pipsほどの上昇で大きな動きとはならなく
 イベントが無事に通過したといったような印象だったな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 次期FRB議長候補も最終的にパウエル氏に決定したが…、
 これも大方の市場予想とおりで、値動きは限定的じゃったのう。
 そして、114円台半ばのレジスタンスが強固な印象じゃった…。」


『北朝鮮は1カ月以上にわたって不気味なくらいに大人しいが…、
 今週からトランプ米大統領のアジア歴訪がいよいよ始まるよな…。』


「ふむ…。米海軍が原子力空母3隻で北朝鮮に圧力を加えていて、
 北朝鮮のミサイル発射などの挑発行動は暫く抑制されておるが、
 一応ながらも、注意だけは忘れずにいたいものじゃのう…。」


『そして、先週、NYダウは23539ドルと史上最高値を更新して
 日経平均も22539円へと上昇して株式市場は総じて堅調だよな…。』


「ふむ…。11月1日に『米5年債と30年の債利回りスプレッドが
 2007年11月以来の一時83bp割れまで縮小。』との報道もあり…、
 米債利回り曲線のフラットニング化が進んでいるのは不気味じゃが、
 事実として株式市場はなんとも堅調ではあるのう…。」


『米債利回り曲線フラットニング化が進んでいても株式が堅調なのは
 いわゆるニュー・ノーマルってやつなのかもしれないが…、
 まぁ、少しばかりは気味が悪いところはあるようだな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。溜口剛太郎殿には、『攻守のバランスのお話』や
 『因果関係と相関関係の違いのお話』や『全体思考のお話』、
 そして、『弱点の克服のお話』、などなど…、
 いろいろとさせてもらいたいお話があるのじゃが…、今日は相場の
 『イナーシャの法則お話』でもさせてもらうとしようかのう。」


『イナーシャの法則だって? それってロシアの少女のお話かい?』


「何でも英語のカタカナ表記をする傾向がある昨今じゃが、
 どういうワケかこの言葉は馴染みが少ないようで…、
 イナーシャとは、『慣性』、『惰性』という意味の英単語で、
 いわば、『状態が継続する』ことを意味するのじゃのう…。」


『で…、相場には「イナーシャの法則」があると?』


「ふむ…。価格はもちろん物質ではなく、値動きは物理法則で
 動ているというワケではないのじゃが…、
 相場は状態が継続することが少なくないものなのじゃのう。」


『まぁ、上昇トレンドも下降トレンドも言ってみれば状態継続で…、
 延々と続くレンジ相場も状態継続と言えるのかもしれないよな。』


「ふむ…。ダウ理論でも『トレンドは明確な転換シグナルが
 発生するまでは継続する』とされていて…、
 相場は疑似的ながらもイナーシャの法則のように惰性的で
 『状態が継続する』ことが少なくないのじゃのう。但しじゃ…。」


『但しって何だよ…。ジイさん。』


「ふむ…。相場には状態が継続しやすい傾向があるものじゃが…、
 但し『いつかは必ずその状態は変化する』ものなのじゃのう…。」


『その相場(価格の動き)に変化たらしめるものは何なのさ?』


「その1つは価格の節目で、そこで跳ね返されるのか突破するのか…、
 レジスタンスやサポートと呼ばれているチャートポイントの節目は
 相場動向に変化をもたらす事があることが知られていよう…。」


『チャートには見えない壁があって、それを視覚化するものが、
 レジスタンス(サポート)ラインやトレンドラインという事だな…。
 そこで跳ね返されれば反発で、突破すればブレークというワケか。』


「ふむ。そのとおりじゃ…。溜口剛太郎殿。
 そして、2つ目がファンダメンタルズ的インパクト(衝撃)であり、
 重要経済指標の発表や重要要人発言や突発的なニュースなどで…、
 相場はこれらによって変化することがあるものなのじゃのう…。」


『不測の突発的なニュースにも相場は影響を受けることがあり…、
 相場は過去の動向のみで数学的に完全に解明はできなく、
 ときに損切りも技術として必要になる場合があるというワケか…。』


「そして、3つ目が『時間の節目』じゃ。溜口剛太郎殿。」


『えっ。時間の節目だって?』


「ふむ。日々、観られるものに『市場替わりの相場動向の変化』
 があるが…、これらの他に、9、17、26、52の日数(時間)や
 よく言われておる3週間、3ヶ月などの日柄の節目のことじゃ…。」


『まぁ、どんな理屈かは分からないが…、3週間、3ヶ月などで
 トレンドが変わるなど相場が変化することはあるもんだよな…。』


「ファンド勢の四半期決算などの影響もあるのやも知れぬが…、
 相場が一旦、エネルギーを放出してしまうかのように、
 日柄(時間)が相場に与える影響は否定できないようじゃのう…。」


『トレンドも若いトレンドなどと言う事があるが…、こうしてみると
 日柄や時間はどことなく人の生活サイクルにも似ているよなぁ…。
 睡眠や休息をとっているような小幅揉み合いが続くこともあり、
 あたかも出社して仕事をしているように活発な活動の時期もあり、
 そして、少し長いタームでは、何かをきっかけに転職したり、
 あるいは長い会社勤めもいつかは定年でピリオドとなるように…。』


「あははっ。溜口剛太郎殿も面白い例え話をするものじゃのう…。」


『「相場の状態は継続する傾向があるが、いつかは必ず変化する」
 ということで、相場に於ける「イナーシャと変化の法則」として、
 1. 価格の節目(チャート・ポイント)はどこなのか
 2. 経済指標や要人発言やニュース等のファンダメンタルズの変化
 3. 時間(日柄)の節目(タイム・ポイント)はいつなのか
 の3つのファクターにしっかり着目してトレードしてやるぜ…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

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