FX トレードと凡事のお話 その235


先週は米ヘルスケア法案が共和党内反乱で撤回に追い込まれました。
さて、桜の時節となりましたが今週から欧州が夏時間へ移行します。


●今週の主な予定

<3月27日(月)>

※ 欧州が夏時間へ移行。

朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(2月)、
午後5時に独IFO景況感指数、
などが予定されています。独の指標には注目です。


<3月28日(火)>

夜9時半に米卸売在庫(2月)、
夜10時に米ケースシラー住宅価格指数(1月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(3月)、
同夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(3月)、
深夜1時50分からイエレンFRB議長の発言、
などが予定されています。
米の指標とイエレンFRB議長の発言には注目です。


<3月29日(水)>

朝8時50分に日小売業販売額(2月)、
午後3時に独輸入物価指数(2月)、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数(3月)、
午後5時半に英消費者信用残高(2月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜11時に米中古住宅販売保留指数(2月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。
そして、この日に英国がEUへ離脱手続き開始を通告の予定です。


<3月30日(木)>

午後4時にスイスKOF景気先行指数(3月)、
午後6時に欧経済信頼感(3月)、欧消費者信頼感確報(3月)、
夜9時に独消費者物価指数速報(3月)、
夜9時半に米第4四半期GDP確報、米第4四半期個人消費確報、
同夜9時半に米第4四半期GDPデフレータ確報、
同夜9時半に米第4四半期コアPCEデフレータ確報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加鉱工業製品価格(2月)、加原料価格指数(2月)、
などが予定されています。
独・米の指標には注目です。


<3月31日(金)>

早朝6時45分にNZ住宅建設許可(2月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感(3月)、
朝8時半に日全国消費者物価指数(2月)、日失業率(2月)、
同朝8時半に日全世帯家計調査消費支出(2月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(2月)、
午前9時にANZ企業景況感(3月)、
午前10時に中国製造業PMI(3月)、中国非製造業PMI(3月)、
午後2時に日新設住宅着工戸数(2月)、
午後3時に独小売売上高指数(2月)、
同午後3時に英ネーションワイド住宅価格(3月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数速報(3月)、
同午後3時45分に仏卸売物価指数(2月)、仏消費支出(2月)、
午後4時55分に独失業者数(3月)、独失業率(3月)、
午後5時半に英第4四半期GDP確報、英第4四半期経常収支、
午後6時に欧消費者物価指数速報(3月)、
夜9時半に米個人所得(2月)、米個人消費支出(2月)、
同夜9時半に米コアPCEデフレータ(2月)、
同夜9時半に加GDP(1月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(3月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(3月)、
などが予定されています。
NZ・日・中国・独・英・欧・米・加の指標には注目です。
そして、日銀が当面の長期国債等の買入運営について発表予定です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(3月27日から3月31日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが101.12で始まり軟調傾向で推移して、
99.59で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.412 %に低下しました。
NY原油先物(WTI)5月限は47.97 ドルで週の終値になりました。
NYダウは週間317.9ドル下落、20596.72ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは24日の高値111.48から
23日の高値111.58を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は
112.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は21日の東京時間の
押し安値112.26、ここを上抜けた場合は21日高値112.86から20日
高値112.89、さらに上昇した場合は113.00の「00」ポイントを巡る
攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは111.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は24日の安値110.62、さらに下落
した場合は110.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は2016年
11月9日〜12月15日の50%押しの109.92、さらに下落した場合は
11月16日の高値109.75を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、28日の米ケースシ
ラー住宅価格指数と米消費者信頼感指数と米リッチモンド連銀製造業
指数とイエレンFRB議長の発言、29日の米中古住宅販売保留指数、
30日の米第4四半期GDP確報と米第4四半期個人消費確報と米第4
四半期GDPデフレータ確報と米第4四半期コアPCEデフレータ確報
と米新規失業保険申請件数、31日の日全国消費者物価指数と日失業率
と日鉱工業生産速報と中国製造業PMIと中国非製造業PMIと米個人消
費支出と米コアPCEデフレータとシカゴ購買部協会景気指数と米ミシ
ガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、G20後となる週初20日に112.70で始まり
東京市場が休場のなか小幅に揉み合いになりましたが、ロンドン時間
に週高値となる112.89へ上昇する展開になりました。その後、NY時
間にシカゴ連銀総裁の「インフレが加速するとの確信をやや強めてい
る。今年2度か3度の利上げを支持。」との発言や、ミネアポリス連銀
総裁の「利上げ急ぐ必要ない。インフレ期待は引き続き抑制。バラン
スシート縮小のプロセスを急ぐ必要はない。」との発言があるなか米10
年債利回りが2.46%台へ低下したことを背景に軟調傾向で推移して、翌
21日の東京時間序盤に112.26へ反落しましたが、その後、100円超下
落していた日系平均が下げ幅を縮小したことを背景に切り返して、米
10年債利回りが2.49%台へ上昇したことを背景に112.86へ反発する
展開になりました。その後、ミネアポリス連銀総裁の「バランスシー
ト正常化において資産売却は好ましくない。データは利上げを支持し
ていない。」との発言もあるなかNY時間に米10年債利回りが2.42%
台へ低下して、NYダウがトランプ政権発足後で最大の下落幅となる
200ドル超下落したことを背景に軟調に推移して、翌22日のオセアニ
ア時間にサポートを下抜けて111.43へ下落する展開になりました。
その後も日経平均が400円超の下落となるなか揉み合いながらも軟調
傾向で推移して、NY時間序盤に米10年債利回りが一時2.37%台へ低
下したことを背景に111円台を割り込みNY時間後半に110.73へ下落
する展開になりました。その後、切り返して、翌23日に米10年債利
回りが2.41%台へ上昇したことを背景に東京時間序盤に111.58へ反発
しましたが、森友学園問題を巡る籠池氏の証人喚問が混迷するなか日
経平均が一時19000円台を割り込んだことも背景に再び軟調傾向で推
移して、NY時間序盤に110.63へ下落する展開になりました。その後
サンフランシスコ連銀総裁の「2017年は3回かそれ以上の利上げを予
想。」との発言があるなか米10年債利回りが2.43%台へ上昇したこと
も背景に切り返して一時111円台を回復しましたが、米下院がヘルス
ケア法案の採決を延期するなか再び111円台を割り込み揉み合う展開
になりました。その後、翌24日に日経平均が一時200円超の上昇とな
るなか反発して東京時間終盤にかけて111.48へ上昇しましたが、ロン
ドン時間から反落して再び111円台を割り込む展開になりました。
その後、NY時間に入り米財務長官の「ドルの強さは米経済への信頼を
反映している。」との発言や、NY連銀総裁の「2大責務の達成は非常
に近い。経済は非常に良好な状態にある。債券投資は今後、魅力が弱
まるだろう。」との発言を背景に一時111.28へ反発しましたが、セン
トルイス連銀総裁の「今年3回の利上げは行き過ぎの可能性。2017年
下期にはバランスシートを縮小する可能性。」との発言もあるなかNY
ダウがマイナス圏へ反落して米10年債利回りが一時2.39%台へ低下し
たことを背景に軟調に推移して、トランプ米大統領の看板政策であっ
た米ヘルスケア法案が共和党内の反乱で撤回に追い込まれたことが報
じられると週安値となる110.62へ下落する展開になりました。
しかし、その後、トランプ大統領の「これから直ぐ税制改革に動く。」
との発言が伝わると米10年債利回りが一時2.42%台へ上昇したことも
背景に111.34へ反発して週の取引を終えました。

先週末にはティーパーティに連なる共和党内の保守強硬派の「フリー
ダム・コーカス」が異議を唱えたことで、トランプ米大統領の看板政
策であった米ヘルスケア法案(オバマケア代替法案)が撤回されるという
事態になりました。その直後、トランプ大統領が「これから直ぐ税制
改革に動く。」と発言したことで、税制改革の時期が早まるとの期待に
ドル円は反発する展開になりましたが、米共和党内が一枚岩となって
いないことが露呈され、今後の市場反応が注目されます。

また、森友学園を巡る問題も混迷していて今後の展開が注目されます
とともに、今週は月末並びに年度末となりますので、週末にかけての
市場動向も注目されます。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは24日の高値1.0818
から2月2日の高値1.0829巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は12月8日の高値1.0874、さらに上昇した場合1.0900の「00」
ポイント、ここを上抜けた場合は11月10日の高値1.0953、さらに
上昇した場合1.1000の「000」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは24日の安値1.0760を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は21日の安値1.0719、さらに下落した
場合は16日の安値1.0705から1.0700の「00」ポイント、ここを下
抜けた場合は6日の高値1.0639、さらに下落した場合は14日の安値
1.0600の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、27日の独IFO景況感指数、
30日の独消費者物価指数速報、31日の独小売売上高指数と独失業者数
と独失業率と欧消費者物価指数速報、などが注目されますが、対ドル
通貨ペアとして、28日の米ケースシラー住宅価格指数と米消費者信頼
感指数と米リッチモンド連銀製造業指数とイエレンFRB議長の発言、
29日の米中古住宅販売保留指数、30日の米第4四半期GDP確報と米
第4四半期個人消費確報と米第4四半期GDPデフレータ確報と米第4
四半期コアPCEデフレータ確報と米新規失業保険申請件数、31日の中
国製造業PMIと中国非製造業PMIと米個人消費支出と米コアPCEデ
フレータとシカゴ購買部協会景気指数と米ミシガン大学消費者信頼感
指数確報、などが注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、G20後となる週初20日に1.0734で始
まりロンドン時間序盤に米10年債利回りが2.48%台へ低下したことも
背景に1.0777へ上昇しましたが、その後、英首相報道官の「英国は3
月29日にEU離脱通告を行う。」との発表もあるなか反落して、翌21
日にのオセアニア時間にかけて週安値となる1.0719へ下落する展開に
なりました。その後、切り返して、「仏大統領選のテレビ討論会でマク
ロン氏優勢」との視聴者調査が報道されたことも背景にNY時間前半に
1.0819へ上昇しましたが、その後、揉み合いを経て、翌22日のロンド
ン時間に仏調査会社IFOPの「仏大統領選第一回投票ではフィヨン氏と
マクロン氏がともに25.5%。」との報道があるなか一時1.0776へ反落
する展開になりました。その後、切り返して、NY時間序盤に米10年
債利回りが一時2.37%台へ低下したことを背景に週高値となる1.0824
へ上昇しましたが、その後、再び反落して、翌23日のロンドン時間に
仏大統領選まであと一カ月となるなか1.0768へ下落した後に1.07台後
半で揉み合いとなって、翌24日に米10年債利回りが2.43%台へ上昇
したことも背景に軟調傾向で推移してロンドン時間序盤に1.0760へ下
落する展開になりました。その後、独・欧の製造業PMI及びサービス
業PMIが市場予想より強い結果となったことを背景に1.08台へ反発し
た後に米10年債利回りが一時2.39%台へ低下するなか1.08を挟む揉
み合いとなって、米ヘルスケア法案が共和党内の反乱で撤回に追い込
まれたことが報じられると1.0818へ上昇しましたが、その後、トラン
プ大統領の「これから直ぐ税制改革に動く。」との発言が伝わると米10
年債利回りが一時2.42%台へ上昇したことも背景に1.0790へ反落して
1.0793レベルで週の取引を終えました。

25日、英国を除くEU27カ国がローマで首脳会議を開き、EU統合60
周年としてローマ宣言を採択しましたが、ポーランドなどから不協和
音も聞かれていてEU結束に揺らぎも見られているようです。

さて、極右政党リスクは後退しているようですが、仏大統領選まであ
と一カ月を切り世論調査が引き続き注目されますとともに、今週29日
に英国がいよいよEUに対して離脱通告することで、ポンドとともにユ
ーロの市場反応が注目されます。

また、ドラギECB総裁は緩和縮小に慎重姿勢を見せていますが、市場
では出口観測が既に台頭していて、もしも欧州CPIが2月に続き今月
も2%を超えてくると「CPIを2%未満でその近辺とするECBの物価
目標」に到達したことになり、金融緩和継続の根拠を失うことになる
だけに、(今月の欧CPIの市場予想は1.8%ながら) 31日に発表される
欧CPIの結果とその市場反応が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その235 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十五話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は森友学園問題を巡る籠池氏の証人喚問など
 もあったが…、オバマケア代替法案(ヘルスケア法案)の採決が延期に
 なった挙句に、共和党内の保守強硬派の「フリーダム・コーカス」
 が異議を唱え譲らなかったことで、ヘルスケア法案自体が一旦、
 撤回されるという事態になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 その発表直後、トランプ大統領が『これから直ぐ税制改革に動く。』
 と発言したことで、ドル円は反発をみせたが…、
 米共和党内の不協和音を露呈する格好となり、税制改革の時期が
 早まるとの期待もある一方で、今後の税制改革法案の議会通過を
 いぶかる声も聞こえ始めているようじゃのう…。」


『今後の米税制改革を巡る進展とその市場反応が注目されるけど…、
 今週は月末と年度末で思わぬ動きとなる場合もありそうだな…。』


「ふむ。31日の仲値の動きなどが注目されるが…、
 月末と年度末ゆえ、不測の動きにも注意が要りそうじゃのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『問題解決のチェーン思考のお話』
 でもさせてもらうとしようかのう。溜口剛太郎殿。」


『どこかで聞いたことのあるようなテーマだが…、
 まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか。ジイさん。』


「トレードを含め物事は単体要素で成立している場合はむしろ少なく
 いくつかのファクターが連なり構成されているもので、
 それをチェーンに見立てるというワケじゃが…、
 ビジネス・セミナーなどでも聞くことがあるのではあるまいか。
 たとえば、何かのメーカーであれば、『研究と良い製品作り』は
 もちろん重要なファクターではあるが…、
 良い製品の開発と製造には設備投資が欠かせないことが多く、
 それにはしっかりとした『財務体質』が必要で、
 また、良い製品を作っても売れなくては企業として存続できない故
 当然ながら宣伝を含めた『営業力(販売力)』が必要となろう…。」


『あははっ。オレ様は数年前に人気番組だった池井戸潤さんの
 TVドラマ「下町ロケット」の大ファンだったけど…、 
 そのことはよく分かるような気がするぜ…。ジイさん。』


「まぁ、さらに人材確保など問題となりえる要素は沢山あろうが…、
 製造業であれば…、『研究と良い製品作り』は中核としても、
 しっかりとした『財務体質』、そして『営業力(販売力)』が
 三位一体のチェーンとして向上させるべき課題であり、
 もしも、どこか1つでも弱いという問題があれば、
 チェーンが切れて企業としての発展も望めないゆえに、
 最も弱いところこそが解決すべき問題になるというワケじゃ…。」


『まぁ、そういうことなんだろうな…。』


「このことは、トレードにも言えることで…、
 『手法』、『資金管理』、『マインド』の三位が一体とならなくては
 全体チェーンとしての収益向上も望めないものなのじゃのう…。」


『アレキサンダー・エルダー博士もその著書『投資苑3』の中で
 3つのМとして、『メソッド(Method)』、『マネー(Money)』
 『マインド (Mind)』、が三位一体で重要であると説いていたよな。』


「ふむ…。そして、重要なことは要素の1つをいくら強化しても
 『決して他の2つを補完させることはできない』ということで
 三位一体が重要で必要な要素であるということじゃ…。
 むしろ、全体チェーンのためには弱いところこそ、
 強化すべき課題になるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……!』


「同じ手法を学んでいても勝てる人と勝てない人がいる、
 ということも、理解力や努力の個人差ということもあろうけれども
 むしろ、このことを物語っているやもしれぬのじゃのう…。」


『「良い手法を学びそれさえ得れれば…」という前提は恐らく間違いで
 「資金管理(マネー・マネジメント)」と
「マインドにあたる、自己マネジメントや規律」も
 トレードには必要不可欠な要素というワケか…。ジイさん。』


「ふむ…。もしも、トレードを何年も学んでいて、
 良いとされる手法をあれこれ遍歴しても収益が向上しない場合、
 もしやすると、『資金管理(マネー・マネジメント)』と
『マインドにあたる、自己マネジメントや規律』こそが
 改善のキーポイントになるやもしれぬのう…。
 そして、欠けていたものが改善されたとき、
 これまでの学習が大きく開花する場合もあるのではなかろうか…。」


『……!』


「たとえば、さして重要とも思えぬ足の小指の負傷や痛みでも
 100m走などのスプリント競技では重要な問題となることもあり
 全体チェーンとして、弱きところの改善は
 大きな良い結果をもたらす場合があるのではなかろうか…。」


『ついつい手法を重要視して、他の2つは軽視しがちだけど、
 トレードを全体チェーンに見立てるならば、
 問題は「資金管理(マネー・マネジメント)」と
「マインドにあたる、自己マネジメントや規律」にあり、
 ということも少なからずあるのかもしれないよな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その234


先週はFOMCを経過してドルが売られる展開になりました。
今週初はG20を巡る市場反応がまずは注目されます。


●今週の主な予定

<3月20日(月)>

※東京市場が春分の日で休場。

午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(3月)、
午後4時に独生産者物価指数(2月)、
夜9時半に加卸売売上高(1月)、
などが予定されています。


<3月21日(火)>

午前9時半に豪RBA議事録、豪第4四半期住宅価格指数、
午後4時にスイス貿易収支(2月)、
午後6時半に英消費者物価指数(2月)、英小売物価指数(2月)、
同午後6時半に英生産者物価指数(2月)、英財政収支(2月)、
夜9時半に米第4四半期経常収支、
同夜9時半に加小売売上高(1月)、加小売売上高(除自動車 1月)、
などが予定されています。
豪・英・米・加の指標には注目です。
そして、EU財務相理事会が開催予定です。
また安倍首相と欧州委員長・EU大統領との会談も予定されています。


<3月22日(水)>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(2月)、
同朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
午後1時半に日全産業活動指数(1月)、
午後6時に欧経常収支(1月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時に米住宅価格指数(1月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(2月)、
などが予定されています。
日・米のの指標には注目です。


<3月23日(木)>

早朝5時にRBNZ政策金利、RBNZ声明、
午後4時に独GFK消費者信頼感調査(4月)、
午後4時45分に仏企業景況感指数(3月)、
午後6時に欧ECB月報、
午後6時半に英小売売上高(2月)、
夜9時からイエレンFRB議長の発言、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米新築住宅販売件数(2月)、
深夜12時に欧消費者信頼感速報(3月)、
などが予定されています。
NZ・英・米・欧の指標とイエレンFRB議長の発言には注目です。


<3月24日(金)>

早朝6時45分にNZ貿易収支(2月)、
午後2時に日景気先行指数改定値(1月)、日景気一致指数改定値(1月)
午後4時45分に仏第4四半期GDP確報、
午後5時に仏製造業PMI速報(3月)、仏サービス業PMI速報(3月)、
午後5時半に独製造業PMI速報(3月)、独サービス業PMI速報(3月)、
午後6時に欧製造業PMI速報(3月)、欧サービス業PMI速報(3月)、
夜9時半に米耐久財受注(2月)、米耐久財受注(除輸送用機器 2月)、
同夜9時半に加消費者物価指数(2月)、
などが予定されています。
NZ・仏・独・欧・米・加の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(3月20日から3月24日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが101.12で始まり、101.66へ上昇した後に
反落して100.14で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.501%に低下しました。
NY原油先物(WTI)4月限は48.78ドルで週の終値になりました。
NYダウは週間11.64ドル上昇、20914.62ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは113.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は17日の東京時間の
高値113.49から16日のロンドン時間の高値113.54、さらに上昇した
場合は114.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは17日の安値112.56から1月23日の安値
112.52を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は112.00の
「00」ポイントから2月27日の安値111.92、さらに下落した場合は
2月28日の安値111.69から2月7日の安値111.59、ここを下抜けた
場合11月28日の安値111.36、さらに下落した場合111.00の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、21日の米第4四半
期経常収支、22日の日通関ベース貿易収支と日銀金融政策決定会合議
事録要旨と米中古住宅販売件数、23日のイエレンFRB議長の発言と
米新規失業保険申請件数と米新築住宅販売件数、24日の米耐久財受注
などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初13日に114.77レベルで始まりロンドン
時間に米10年債利回りが2.56%へ低下したことを背景に114.48へ下
落しましたが、その後、切り返して、翌14日ロンドン時間に米10年
債利回りが一時2.63%台へ上昇したことを背景に週高値となる115.19
へ上昇する展開になりました。その後、欧州の株式市場およびNYダウ
が軟調に推移するなか米10年債利回りの低下を背景にロンドンフィッ
クスにかけて114.52へ反落した後に114円台後半で揉み合いとなって
15日深夜のFOMCを迎えました。FOMCでは市場予想とおり0.25%の
利上げとなりましたが、ドットチャートの中央値が1.375%となり年内
あと2回の利上げ見通しに留まったことでセル・ザ・ファクトとなり
イエレンFRB議長の会見で「再投資の方針がいずれ変更することにつ
いて協議した。」とするも「金融政策は利上げ後も緩和的であり続け
る。(今回を含め)年内3回の利上げは緩やかなペースだと確実に言え
る。」などが示されて、米10年債利回りが一時2.5%台を割り込んだこ
とも背景に113.17へ下落する展開になりました。その後、オランダの
下院議会選挙で与党の自由民主国民党が7議席を失うも第1党を維持
したとの報道があるなか、113円台前半で揉み合う展開になりました。
その後、翌16日の米予算教書への反応は限定的で、日銀が金融政策を
現状維持とすることを発表した後の黒田日銀総裁の会見で「マイナス
金利の深堀り、現時点では考えられない。」との発言に反応したか、
ロンドン時間序盤に一時112.90へ下落して、その後戻して再び113円
台前半で揉み合いなりましたが、その後、ロンドンフィックスにかけ
て一時113円台を割り込む展開になりました。その後、ムニューシン
米財務長官の「ドル高は長期的には良いことだが、短期的には問題も
ある。安定的な準備通貨として位置付けに注目している。安定的な米
成長は3%からそれ以上になる公算。税制改革は成長を刺激するため
の最優先事項。」との発言があるなか反発して、再び113円台前半で
揉み合う展開になりました。その後、翌17日のロンドン時間から次第
に軟調推移となり、「競争的な通貨切り下げへの反対と、為替相場の過
度の変動回避をあらためて訴える」とのG20の為替にかかわる草案が
報道されるなか、NY時間に米10年債利回りが2.49%台へ低下したこ
とを背景に週安値となる112.56へ下落する展開になりました。
その後、小幅な揉み合いとなって112.67で週の取引を終えました。

先週は3/15のFOMCなど重要イベントを経過して米ドルが売られる
相場展開になりました。

ドイツ南西部のバーデンバーデンで開かれていたG20財務相・中央銀
行総裁会議では、保護主義を巡り議論の応酬となりましたが、中国な
どが保護主義に反対するも、声明文からこれまでの「保護主義に対抗
する。」とする文言が削除されることになり、保護主義的な政策を掲げ
る米トランプ政権に配慮した形となりました。
週初まずはこのG20の声明を受けた市場反応が注目されます。

また、森友学園を巡る問題が安倍政権の信任問題に発展する可能性も
ありますので23日に行われる籠池理事長の証人喚問も注目材料になり
そうです。そして今週は、20日にシカゴ連銀総裁の講演、21日にNY
連銀総裁がパネルディスカッションに参加、同日にクリーブランド連
銀総裁とカンザスシティ連銀総裁の講演、23日にイエレン議長の講演
のほか、ダラス連銀総裁とミネアポリス連銀総裁の講演、24日にシカ
ゴ連銀総裁とセントルイス連銀総裁の講演、などが予定されています
ので、一連のFED要人発言およびその市場反応が注目されます。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは17日のNY時間の戻
り高値1.0756巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週の
高値1.0782、さらに上昇した場合は1.0800の「00」ポイント、ここを
上抜けた場合は2月2日の高値1.0829、さらに上昇した場合2016年
12月8日の高値1.0874、ここを上抜けた場合は1.0900の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは13日の高値1.0714を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合16日の安値1.0705から1.0700の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。さらに下落した場合は15日の
NY時間の押し安値1.0607から15日の安値1.0600、ここを下抜けた
場合9日NY時間後半の押し安値1.0566を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、23日の欧消費者信頼感速報、
24日の仏・独・欧の製造業PMI速報とサービス業PMI速報、などが
注目されますが、対ドル通貨ペアとして、21日の米第4四半期経常収
支、22日の米中古住宅販売件数、23日のイエレンFRB議長の発言と
米新規失業保険申請件数と米新築住宅販売件数、24日の米耐久財受注
などが注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、週初13日に1.0678で始まり、ロンドン
時間に米10年債利回りの低下も背景に1.0714へ上昇しましたが、
その後、仏中銀総裁の「ユーロ圏のインフレ懸念は誇張されており、
引き続き活発な金融政策が必要。ECB会合での協議をめぐる報道につ
いては臆測を過剰評価することは控えたい。」との発言もあるなか、
米10年債利回りの上昇を背景に次第に軟調に推移となって、翌14日
に「フィヨン元仏首相が公金横領の罪で起訴される。」、「オランダの世
論調査でルッテ首相率いる自由民主党がリード。」、「EUは6月20日の
EU首脳会談で正式に英離脱通知を認可へ。」などの報道があるなか、
軟調推移が続き、翌15日のオセアニア時間に週安値となる1.0600へ
下落する展開になりました。その後、切り返して、ロンドン時間序盤
にかけて米10年債利回りが2.58%あたりで揉み合うなか1.0639へ
反発しましたが、その後、プラートECB理事の「現行のインフレ見通
しは金融政策の見直しを正当化しない。」との発言もあるなか1.0607
へ反落する揉み合いになりました。その後、米10年債利回りが2.56%
台へ低下したことや原油先物が一時49ドル台へ反発したことを背景に
反発してFOMCの発表を迎えました。FOMCでは予想とおり0.25%の
利上げとなりましたが、ドットチャートの中央値が1.375%となり年内
あと2回の利上げ見通しに留まったことでドル売りとなり、イエレン
FRB議長の会見で「再投資の方針がいずれ変更することについて協議
した。」とするも「金融政策は利上げ後も緩和的であり続ける。(今回
を含め)年内3回の利上げは緩やかなペースだと確実に言える。」など
が示されて、米10年債利回りが一時2.5%台を割り込んだことも背景
に上伸して、オランダの下院議会選挙で与党の自由民主国民党が7議
席を失うも第1党を維持したことも背景に翌16日の東京時間序盤にか
けて1.0746へ上昇する展開になりました。その後、反落して米予算教
書が発表されるなか揉み合いとなってロンドン時間序盤に米10年債利
回りが2.53%台へ上昇したことを背景に一時1.0705へ下押しした後に
オーストリア中銀総裁の「ユーロ圏にはこれ以上のデフレリスクはな
い。緩やかな正常化が好ましい。資産購入を突如中止するのは非現実
的。ECBは償還期限まで債券を保有する公算。」との発言があるなか
NY時間序盤に1.0743へ反発する展開になりました。しかしその後、
ムニューシン米財務長官の「ドル高は長期的には良いことだが、短期
的には問題もある。安定的な準備通貨として位置付けに注目。安定的
な米成長は3%からそれ以上になる公算。税制改革は成長を刺激する
ための最優先事項。」との発言があるなか1.0707へ反落して、上下動
の揉み合いになりましたが、その後、オーストリア中銀総裁の独紙で
のインタビューで「政策金利であるリファレンスレートを引き上げる
前に、マイナス金利を実施している預金金利を引き上げる可能性があ
る。」との見解が報じられたことを背景に上伸して、翌17日のロンド
ン時間序盤にかけて週高値となる1.0782へ上昇する展開になりまし
た。その後、「競争的な通貨切り下げへの反対と、為替相場の過度の変
動回避をあらためて訴える」とのG20の為替にかかわる草案が報道さ
れるなか、週末調整の動きもあったかNY時間序盤にかけて1.0727へ
反落して、その後、小幅な揉み合いとなって1.0737レベルで週の取引
を終えました。


先週は3/15のFOMCなど重要イベントを経過して米ドルが売られる
とともに、オーストリア中銀総裁の独紙インタビューも背景にユーロ
ドルは1.07台へ上昇する展開になりました。

オランダ下院議会選挙は無事に通過しましたが、引き続き仏大統領選
挙を巡る世論調査が注目されます。また、対ドル通貨ペアとして、
23日のイエレン議長の講演などFEDの要人発言および市場反応が注目
されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その234 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十四話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はFOMCを経過して米ドルが売られ、
 ドル円が下落する相場展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 FOMCでは市場予想とおり0.25%の利上げとはなったが…、
 ドットチャートの中央値が1.375%となり年内あと2回の利上げ
 見通しに留まったことや、そして、イエレンFRB議長の会見で
 『再投資の方針がいずれ変更することについて協議した。』とするも
 『金融政策は利上げ後も緩和的であり続ける。(今回を含め)
  年内3回の利上げは緩やかなペースだと確実に言える。』
 などが示されて、米10年債利回りが一時2.5%台を割り込んだこと
 も背景に米ドルが売られ、また、週末にはG20も意識されたか、
 ドル円は112円台へと下落する展開になったのう…。」


『そして今週だけど…、独で開催されていたG20で、
 声明文からこれまでの「保護主義に対抗する。」とする文言が
 削除されることになったことで…、週初、まずはG20への
 市場反応が注目されるよな…。ジイさん。』


「ふむ…。中国などが保護主義に反対するも、保護主義的な政策を
 掲げる米トランプ政権に配慮した形で『保護主義に対抗する。』
 とする文言が削除されたが、週初、G20に対する市場反応が
 まずは注目されよう…。そして、今週はFOMC後として、
 FEDの要人達の発言が多数予定されており、これも注目されよう。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。『集合(総合)として観る(考える)のお話』
 でもさせてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『なんのこっちゃ、よく分からないが…、
 まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか。ジイさん。』


「よくアナリストさん達が彼らの注目している根拠(論拠)に基づき
 マーケットを解説されて予想を示してくれることがあろう…。」


『まぁな…。アナリストさん達にもドル高論者やドル安論者がいるが
 聞いているとそれぞれ説得力があり惚れ惚れすることさえあるも、
 実際のトレードで役に立つかと聞かれればそうなることも、
 逆に偏ったバイアスとなってしまうこともあるよな…。ジイさん。』


「『いいですか皆さん、日本は緩和を継続して、米国は緩やかながら
  利上げサイクル入りしたのですよ。日米金利差を考えれば…。』
 などど聞けば、ドル円が上昇するように思えたり…、また、
 『インフレを加味した日米実質金利とドル円相場を見れば、現在、
  ドル円は高過ぎるレベルで、105円あたりが適正になるのです。』
 などと聞けば、ドル円は下落すべきと思えたり…、そして、
 購買力平価による論述を聞けばそのようになるべきと思えたり…、
 また一方、『テーラールールによれば米FF金利は3.8065%が適正で
 そして、やがてFRBはこれまで購入してきた国債などの資産圧縮へ
 向かわねばならず、2018年には約4250億ドル相当の米国債の満期
 償還を控えていて、これを再投資しなければ…、』などと聞いたり、
 『いいですか皆さん、トランプ政権は様々な減税策の一環として
  ブッシュ政権時のように本国投資法(HIA)を検討しているんです。
  2005年のHIAでは3000億ドルもの資金が米国へ還流して
  そのときドル円は何円上昇したと思っているんですか…。』
 と聞けば、ドル円が上昇するように思えるものでのう…。」


『まぁな、それぞれ論拠を示していることで説得力があるが…、
 いろいろと聞けば聞くほど混乱してしまうこともあるよな。』


「いろいろなファクターを総合的に論じるアナリストさんは少なく、
 また、1つ2つの少ないファクターを論拠に論じる方が論旨明確で
 聞いていて小気味良いものではあるが…、少ない要素での論述は
 ときに論旨が偏ってしまう場合もあるものなのじゃのう…。」


『まぁ、いろいろとゴチャゴチャ、あーでもない、こうでもないと
 論じられるより、たとえ偏っていたとしても、特定の論点で
 スパッと切るように論じるアナリストさんの方が聞いてて心地よく
 むしろ人気があるんじゃないかなぁ…。ジイさん。』


「ふむ…。まぁ、そうではあるが…、日米実質金利差の論拠にしても
 購買力平価の論拠にしても、テーラールールなどの論拠にしても、
 実際のドル円相場とは事実上『常に乖離している』といってよく、
 『相場は理論通りには動かない。』、『価格こそが真実である。』
 ということを認識して、聞き手の方で
 『そういう観方もあるのだな。』と『総合の一部として捉えて』
 そして、トレード判断は予想することなく、
 チャートの事実に従っていく必要があるのやもしれぬのう…。」


『それが今日のテーマの「集合(総合)として観る(考える)」
 ということか…。ジイさん。』


「ふむ…。まぁ、ファンダメンタルズ的な予想のみならず、
 チャートに従うトレード自体も『集合(総合)として観る(考える)』
 その必要があるやもしれぬのう…。溜口剛太郎殿。」


『どういうことだよ。ジイさん。』


「1つに偏すると大切なことを忘れたり見誤ってしまうゆえ、
 トレードでも『集合(総合)として観る(考える)』必要があり…、
 つまり、1つのトレードとしてではなく、トレードは
 『勝ちと負けとのトータル収支として観ていく必要』が
 あるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「1つのトレードの勝ちに固執すると、勝率重視となりがちで
 負けを少なくするために深いストップにしたり、
 また、価格が逆行したときになんとか負けトレードを
 勝ちにもっていこうと際限なき難平もしてしまう…、
 などということにもなりがちじゃが…、トレードを
 『勝ちと負けとのトータル収支として観ていく』ことができると、
 全く別の発想でトレードを捉えれるようになるものなのじゃ…。」


『……。』


「誰人も全てのトレードに全勝することなどはできなく…、
 不確実性のある相場では負けることもあるのは、ある意味、必然で
 トレードを『勝ちと負けとのトータル収支として観ていく』ならば
 『トータル収支のために浅い損切で損小を目指そう。』、
 『トータル収支のために負けるときは潔く負けよう。』、
 『トータル収支のために(利大を目指して利小となることもあるが)
  利確の誘惑に耐えてなんとかできる限り利大を目指そう。』、
 『トータル収支のためになんとかポジポジ病を克服して
  より良い状況を待って、厳選してトレードしよう。』
 『トータル収支のためにたとえトレード数が少なくなっても
  自身の得意パターンに絞ってトレードしよう。』
 『トータル収支のために勝率よりリスクリワード比を重視しよう』
 などを目指す発想の転換もできるようになるものなのじゃのう…。」


『負けているトレーダはポジポジ病でありながら
 1つのトレードに執着しがちで、負けることを極端に嫌い、
 それがかえって損大を招く元凶になっていると聞くけど…、
 不確実性のある相場では負けることもあるのは、ある意味、必然で
 トレードを『勝ちと負けとのトータル収支として観ていく』
 ことができるようになる…、つまり、トレードを
 「集合(総合)として観る(考える)」るという発想の転換は
 もしかすると、とても大切なことかもしれないな…。ジイさん。』


「ふむ…。トレードを『集合(総合)として観る(考える)』
 ことができるようになる事は、勝ち組トレーダーへの
 大切なはじめの一歩になるやもしれぬのう…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その233


今週から米国やカナダが夏時間に移行しますね。
今週は15日のFOMCとオランダ下院選挙などが注目されます。


●今週の主な予定

<3月13日(月)>

※米国とカナダが夏時間に移行します。

朝8時50分に日機械受注(1月)、日国内企業物価指数(2月)、
午後1時半に日第三次産業活動指数(1月)、
夜10時半からドラギECB総裁の発言、
夜11時に米LMCI労働市場情勢指数(2月)、
などが予定されています。
(日)・米の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。


<3月14日(火)>

午前9時半に豪NAB企業景況感指数(2月)、
午前11時に中国小売売上高(2月)、中国鉱工業生産(2月)、
午後4時に独消費者物価指数改定値(2月)、
午後7時に独ZEW景気期待指数(3月)、
同午後7時に欧ZEW景気期待指数(3月)、欧鉱工業生産(1月)、
夜9時半に米生産者物価指数(2月)、米生産者物価指数コア(2月)、
などが予定されています。
中国・独・欧・米の指標には注目です。
トランプ米大統領とメルケル独首相の会談も予定されています。


<3月15日(水)>

早朝6時45分にNZ第4四半期(対GDP比)経常収支、
午後1時半に日鉱工業生産確報(1月)、
午後4時45分に仏消費者物価指数改定値(2月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(2月)、
午後6時半に英失業者数(2月)、英失業率(2月)、英ILO失業率(2月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米消費者物価指数(2月)、米消費者物価指数コア(2月)、
同夜9時半に米小売売上高(2月)、米小売売上高(除自動車 2月)、
同夜9時半に米NY連銀製造業景況指数(3月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(3月)、米企業在庫(1月)、
深夜3時に米FOMC、米FOMC声明、
深夜3時半からイエレンFRB議長の定例会見、
早朝5時に対米証券投資(1月)、
などが予定されています。
英・米の指標とイエレンFRB議長の定例会見には注目です。
そして、オランダ下院選挙も予定されていて注目です。


<3月16日(木)>

早朝6時45分にNZ第4四半期GDP、
午前9時半に豪新規雇用者数(2月)、豪失業率(2月)、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策の発表、
午後3時半から黒田日銀総裁の定例会見、
午後5時半にスイスSNB政策金利、スイスSNB声明、
午後7時に欧消費者物価指数確報(2月)、
夜9時に英BOE政策金利、英BOE資産買取プログラム規模、
同夜9時に英BOE議事録要旨、
夜9時半に米住宅着工件数(2月)、米建設許可件数(2月)、
同夜9時半にフィラデルフィア連銀製造業指数(3月)、
同夜9時半に新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加国際証券取引高(1月)、
などが予定されています。
NZ・豪・日・スイス・欧・英・米の指標には注目です。


<3月17日(金)>

早朝6時半にNZ企業景況感(2月)、
午後7時に欧貿易収支(1月)、欧建設支出(1月)、
夜9時半に加製造業出荷(1月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(2月)、米設備稼働率(2月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(3月)、
同夜11時に米景気先行指標総合指数(2月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。
そして、G20財務相・中銀総裁会議が予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(3月13日から3月17日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが101.40で始まり、102.25へ上昇た後に
週末に101.17へ反落して101.38で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.573%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)4月限は48.49ドルに下落し週終値になりました。
NYダウは週間102.73ドル下落、20902.98ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは115.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は10日の高値115.50
さらに上昇した場合は1月27日高値115.37、ここを上抜けた場合は
1月19日高値115.62、さらに上昇した場合116.00の「00」ポイント
ここを上抜けた場合は1月11日高値116.87を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは9日のロンドン時間の押し安値114.51を
巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は8日のNY時間後半の
押し安値114.26、さらに下落した場合は114.00の「00」ポイント、
ここを下抜けた場合は3日の安値113.81、さらに下落した場合は2日
のNY時間後半の押し安値113.47、ここを下抜けた場合は113.00の
「00」ポイント、さらに下落した場合は1日の東京時間の押し安値
112.77を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、13日の日機械受注
と米LMCI労働市場情勢指数、14日の中国小売売上高と中国鉱工業生
産と米生産者物価指数、15日の米消費者物価指数と米小売売上高と米
NY連銀製造業景況指数と米NAHB住宅市場指数とFOMCとイエレン
FRB議長の定例会見、16日の日銀金融政策発表と黒田日銀総裁の定例
会見と米住宅着工件数と米建設許可件数とフィラデルフィア連銀製造
業指数と新規失業保険申請件数、17日の米鉱工業生産とミシガン大学
消費者信頼感指数速報と米景気先行指標総合指数、などが注目されま
す。


先週のドル円 (概況) は、週初6日に113.92レベルで始まり北朝鮮が
4発のミサイルを発射したとの報道もあるなか日経平均の軟調も背景に
ロンドン時間序盤に週安値となる113.56へ下落しましたが、その後、
米10年債利回りの上昇を背景に切り返して、欧州及びNYダウが軟調
傾向で推移するなかNY時間後半に114.10へ反発する展開になりまし
た。その後、113円台後半での揉み合いを経て米10年債利回りが2.5%
台へ上昇したことを背景に翌7日のNY時間序盤にかけて114.15へ上
昇しましたが、その後、再び揉み合いを経て翌8日の東京時間に日経
平均が4日続落となるなか113.61へ反落する展開になりました。
その後、ロンドン時間から米10年債利回りが2.54%台へ上昇したこと
を背景に反発して、その後、NY時間序盤に発表された米ADP雇用統
計が市場予想より強い+29.8万人となったことや、米10年債利回りが
一時2.58%台へ上昇したことを背景に114.75へ上昇する展開になりま
した。その後、米10年債利回りが2.55%台へ低下して原油先物が50
ドル台へ下落したことを背景にNY時間終盤にかけて114.26へ反落し
ましたが、その後、揉み合いながらも切り返して、翌9日のロンドン
時間に米10年債利回りが2.58%台へ上昇したことを背景に114.93へ
上昇する展開になりました。その後、一時反落した後にIMFのライス
報道官の「今月のG20では為替が議題に上る。G20の焦点は経済成長
や政策統合になるであろう。中国の経済の脆弱性は依然として拡大。」
との発言に揺れながらもNYダウが4日ぶりに小反発となって米10年
債利回りが2.6%台へ上昇したことを背景に114.96へ上昇する展開にな
りました。その後、揉み合いながらも堅調傾向で推移して、翌10日の
オセアニア時間に115円台に乗せて、米10年債利回りが一時2.62%台
へ上昇して日経平均が250円超の上昇となったことを背景に堅調傾向
で推移してNY時間序盤に週高値となる115.50へ上昇して米雇用統計
の発表を迎えました。米雇用統計の発表ではNFPが市場予想より強い
+23.5万人となりましたが米平均時給が市場予想より弱い+0.2%にな
り米10年債利回りが2.57%台へ低下したことも背景に反落して、ロス
米商務長官の「貿易問題について日本の優先度は高い。国境税に結論
を出すのは難しい。」との発言もあるなか揉み合いながらも軟調傾向で
推移して114.79レベルで週の取引を終えました。


先週のドル円は2月7日の安値111.59と2月28日の安値11.69に対
するネックラインとなる2月15日の高値114.95を一旦は上抜けて
ダブルボトムが完成したように見受けられる場面がありましたが、
週の終値ベースでは再びネックラインを割り込む展開になりました。
再び2月15日の高値114.95ないし115.00の「00」ポイントを上抜け
ることができるかが注目されます。

さて、今週のドル円相場ですが、相関の高い米10年債利回りの動向が
引き続き注目されますとともに、15日の米消費者物価指数と米小売売
上高およびFOMCとイエレンFRB議長の定例会見が注目の焦点になります。

15日のFOMCでの米利上げは既に確実視されていますが、ドット・チ
ャートにおけるFOMCメンバーの今後の利上げ観測がどのようになる
か、そして、イエレンFRB議長の会見で今後の利上げペースについて
どのような見解が示されるかが注目されます。これらの次第でセル・
ザ・ファクトとなるのか、あるいは上昇するのか、ドル円相場が大き
めに動く可能性がありそうです。

また、15日にはオランダの下院選挙も予定されていてリスク要因とし
て注目されますとともに、週末17日にはG20財務相・中銀総裁会議が
予定されていますが、初参加となるムニューシン米財務長官がどのよ
うな発言をするか注目されます。次第よっては来週初のドル円が窓を
空けて始まる可能性もありそうです。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは10日の高値1.0699
から1.0700の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜
けた場合は1月24日の高値1.0775、さらに上昇した場合は1.0800の
「00」ポイント、ここを上抜けた場合は2月2日の高値1.0829、さら
に上昇した場合は12月8日高値1.0874を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは10日の深夜12時過ぎの押し安値1.0620
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合1.0600の「00」ポイ
ント、さらに下落した場合は9日のNY時間の押し安値1.0542から
9日の安値1.0525、ここを下抜けた場合は1.0500の「00」ポイント
から2月22日の安値1.0493、さらに下落した場合は1月11日の安値
1.0453を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、13日のドラギ
ECB総裁の発言、14日の独消費者物価指数改定値と独・欧ZEW景気
期待指数と欧鉱工業生産、16日の欧消費者物価指数確報とオランダの
下院選挙結果などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、13日の
米LMCI労働市場情勢指数、14日の中国小売売上高と中国鉱工業生産
と米生産者物価指数、15日の米消費者物価指数と米小売売上高とNY
連銀製造業景況指数と米NAHB住宅市場指数とFOMCとイエレンFRB
議長の定例会見、16日の米住宅着工件数と米建設許可件数とフィラデ
ルフィア連銀製造業指数と新規失業保険申請件数、17日の米鉱工業生
産とミシガン大学消費者信頼感指数速報と米景気先行指標総合指数、
などが注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、週初6日に1.0609レベルで始まり軟調
傾向の揉み合いを経た後にオピニオンウェイによる仏大統領選挙にか
かわる世論調査で「第一回目投票、ルペン氏27%、マクロン氏24%、
フィヨン氏19%」との報道や「ジュペ元首相が大統領選に出馬しない
と表明。」との報道があるなかロンドン時間に一時1.0639へ反発しま
したが、その後、米10年債利回りの上昇も背景に再び軟調傾向で推移
する展開になりました。その後、8日のNY時間序盤に発表された米
ADP雇用統計が市場予想より強い+29.8万人となったことや米10年
債利回りが一時2.58%台へ上昇したことを背景に1.0535へと下げて、
その後、一時戻すも原油先物が下落するなか再び軟調傾向で推移して
翌9日のロンドン時間序盤に週安値となる1.0525へ下落する展開にな
りました。その後、揉み合いながらも切り返して、ECBの金融政策の
発表を迎えました。ECB金融政策では政策金利が市場予想とおり0.00
%に据え置きとなって、「資産購入額は4月から12月まで月額600億
ユーロ」などが示されましたが、その後のドラギECB総裁の定例会見
で「新規のTLTROに関するは議論なかった。成長へのリスクバランス
は改善。量的緩和の拡大も出口も議論しなかった。」などが示されて、
ECBスタッフ予測で「17年と18年成長見通しを引き上げる。17年と
18年インフレ見通しを引き上げる。」などが示されたことを背景にNY
時間序盤にかけて1.0615へ上昇する展開になりました。その後、米10
年債利回りが2.6%台へ上昇するなか1.06台を割り込み揉み合いになり
ましたが、翌10日のロンドン時間に発表されたオピニオンウェイによ
る仏大統領選挙にかかわる世論調査で「第一回投票で、マクロン氏と
ルペン氏がともに26%。フィヨン氏は1ポイント低下の20%。決選投
票については、マクロン氏対ルペン氏は65%対35%と差が開いた。」
との報道を背景に1.06台前半へ上昇して米雇用統計の発表を迎えまし
た。米雇用統計の発表ではNFPが市場予想より強い+23.5万人となり
ましたが米平均時給が市場予想より弱い+0.2%になり米10年債利回り
が2.57%台へ低下したことも背景に上伸して、その後、ブルームバー
グが関係筋の話として「ECBが量的緩和の終了前に利上げが可能かど
うか協議した。」との報道も背景に週高値となる1.0699へ上昇する展
開になりました。その後、週末の利食い調整もあったか、やや反落し
て1.0672レベルで週の取引を終えました。


日足レベルでは高値を切り下げているユーロドルですが、先週はドラ
ギECB総裁の定例会見と米雇用統計の2つのイベントを経て1.07に
ほぼ迫るあたりまで上昇する展開になりました。ただ、終値では2月
17日に反落したレベルを下回って引けていますので、今週初の動向が
まずは注目されます。

仏大統領選挙を巡る世論調査では「第一回投票でマクロン氏とルペン
氏がともに26%。」とルペン氏優勢の状況から拮抗となって、仏大統領
選挙にかかわるリスクは後退していますが、15日にオランダ下院選挙
が予定されていて、EU離脱を公約とするウィルダース党首率いる自由
党とルッテル首相の率いる自由民主党が拮抗している状況で、リスク
イベントとなりますので、その結果および市場反応が注目されます。
次第によっては仏大統領選挙へ影響する場合もあり得るため、ユーロ
相場に大きな影響となる場合もありそうです。また、対ドル通貨ペア
として米10年債利回りの動向も注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その233 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十三話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は2月7日の安値と2月28日の安値
 に対するネックラインとなる2月15日の高値を上抜けて115円台へ
 上昇してダブルボトムを完成したかに観えたが…、週末の米雇用統
 計の結果を受けて再び115円台を割り込む展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 米雇用統計ではNFPが市場予想より強い+23.5万人となるも、
 注目されていた米平均時給が市場予想より弱い+0.2%になり…、
 利食い調整もあったか、米10年債利回りが2.57%台へ低下した事も
 背景に、ドル円は再び115円台を割り込む展開になったのう…。」


『さて今週は15日深夜にFOMCとイエレンFRB議長の会見があるが
 ドル円はどのような相場展開になるんだろうな…。ジイさん。』


「ふむ…。FOMCでの0.25%の利上げはほぼ完全に織り込まれており
 市場の注目は、ドット・チャートにおけるFOMCメンバーによる
 今後の米利上げ観測がどのようになるのかと、イエレンFRB議長の
 会見での今後の利上げペースへの言及に移行しておるが…、
 オランダ下院議会選挙もリスク要因として意識される可能性もあり
 また、15日に期限を迎える米債務上限問題も控えていて…、
 セル・ザ・ファクトとなるのか、あるいは上昇するのかは、
 これらの次第によることになろう…。予想するのではなく、
 チャートの事実を観てトレードしていきたいものじゃのう…。」


『ここのところ、米10年債利回りとドル円の相関が強まっていて
 米10年債利回りの動向も注目されるが…、まぁ、いずれにしても
 今週のドル円相場はけっこうボラタイルな展開になりそうだな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。今日は『過去のチャートと動いているチャートは天地の差』
 のお話でもさせてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『よろしい。まぁ、聞いてやろうじゃないか…。』


「チャートの勉強をしていくと次第に『過去チャートにおいて』
 法則とまでは呼べないにしてもトレンドにおける相場の傾向や、
 節目となるチャートポイントの存在も理解できるようになり…、
 (1)『トレンドの状況および方向の認識』
 (2)『ボラティリティの認識』
 (3)『抵抗線の位置の認識』
 (4)『ローソク足の状況の認識』
 (5)『時間(帯)の認識』など、いわゆる過去チャートにおける
 環境認識が次第にできるようになるものじゃが…、
 ところが、トレーダーの多くが経験するように
 チャートの右端に立ち『動いているチャートを前にすると』
 不思議なことに途端に何が何だか判らなくなってしまう、
 ということがあるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『過去チャートはそれなりに理解できるようになっても、
 いざ動いているチャートを前にすると判らなくなってしまう…、
 ということは確かに誰しもよくある事だぜ…。ジイさん。』


「上げ下げ振動する価格の動きに翻弄されてしまったり…、
 また、たとえば115円手前には売りのオーダーが並んでいるなどの
 情報を見聞きしてしまったことで売りのバイアスに憑りつかれて
 価格が115円を超えているチャートの事実を観ていながらにして
 売りしか考えられなくなってしまったり、ということもあるもので
 事実上、『過去のチャートと動いているチャートは天地の差』
 となってしまうことがあるものなのじゃのう…。」


『……。』


「この『動いているチャートを前にすると何が何だか判らなくなる』
 という問題の解決においては、過去チャートの検証のみならず
 『動いているチャートにおけるプラクティス』こそが必要で、
 動的なプライスアクションを観るトレーニングが足りないと
 動いているチャートの右端に立つと途端に何が何だか判らなくなる
 ということになるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『過去の静止チャートによる学習(後付け学習)だけでは不完全で、
 動的チャートでのトレーニングこそが必要ということか…。』


「ふむ…。過去チャートの後付け講釈をいくら学習しても、
 動的チャートにおける実践トレーニングが不足していると
 動いているチャートの右端に立った時に判断に迷ってしまう、
 ということがあるものなのじゃ…。溜口剛太郎殿。」


『講師陣の中には後付け講釈が専門で、実際に動いているチャートで
 トレードして解説ができる講師陣はそう多くはないようだけど…、
 「動いているチャートにおけるプラクティス」として
 フォレックス・テスターやトレード・インターセプターなど
 検証ソフトでのトレーニングや、未来未確定の動的チャートでの
 デモトレードなどは必須トレーニングになるのかもしれないな…。』


「そして、マインドに負荷をかけてのトレーニングとして、
 最小単位でのリアルトレードによるトレーニングも必要と思うが、
 動いているチャートの右端に立つと判断に迷ってしまうのであれば
 ともあれ、過去チャートの後付け学習に偏することなく、
 動的チャートでのトレーニングはトレーダーとして必須となろう。」


『トレード実践のトレーニングで上達していくというわけか…。』


「トレーニングをせずとも勝てる聖杯のような手法を求めることなく
 基礎学習とともに動的チャートでの鍛錬をしていきたいものじゃ。
 ただ、どんなにトレーニングを積んでも全てのトレードに勝てる
 ようになれるわけではないが…、トレーニングを積むことによって
 負けを認めて損切をすることの大切さや、エッジのある状況での
 確率的思考で『トレードは勝ちと負けとトータル収支として勝つ』
 という意味も次第に分かってくることであろう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、ジイさん。ともに相場山の4合目を登るトレーダーとして
 日々、実践トレーニングをめげず怠らずしていきたいもんだぜ…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その232


先週はFEDの要人達やイエレンFRB議長の発言を背景に
3月FOMCでの利上げ観測が一気に高まりましたね。


●今週の主な予定

<3月6日(月)>

早朝6時45分にNZ住宅建設許可(1月)、
午前9時半に豪小売売上高(1月)、
深夜12時に米製造業新規受注(1月)、
などが予定されています。
NZ・豪・米の指標には注目です。


<3月7日(火)>

午前9時01分に英BRC小売売上高調査(2月)、
昼12時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後4時に独製造業新規受注(1月)、
午後4時45分に仏財政収支(1月)、
午後7時に欧第4四半期GDP確定値、
夜10時半に米貿易収支(1月)、
同夜10時半に加貿易収支(1月)、
深夜12時に加Ivey購買部景況指数(2月)、
早朝5時に米消費者信用残高(1月)、
豪・独・欧・米の指標には注目です。
また、OECD経済見通しが公表予定です。


<3月8日(水)>

早朝6時45分にNZ第4四半期製造業売上高、
朝8時50分に日第4四半期GDP改定値、
同朝8時50分に日第4四半期GDPデフレータ改定値、
同朝8時50分に日国際貿易収支(1月)、日国際経常収支(1月)、
(時間未定) 中国貿易収支(2月)、
午後2時に日景気先行指数速報(1月)、日景気一致指数速報(1月)、
午後3時に日景気現状判断DI(2月)、日景気先行き判断DI(2月)、
午後4時に独鉱工業生産(1月)、
午後4時45分に仏貿易収支(1月)、仏経常収支(1月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(2月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時15分に米ADP雇用統計(2月)、
同夜10時15分に加住宅着工件数(2月)、
夜10時半に米第4四半期非農業部門労働生産性確報、
同夜10時半に米第4四半期単位労働コスト確報、
同夜10時半に加建設許可件数(1月)、加第4四半期労働生産性指数、
深夜12時に米卸売売上高(1月)、米卸売在庫(1月)、
などが予定されています。
日・中国・独・スイス・米の指標には注目です。


<3月9日(木)>

午前9時01分に英RICS住宅価格指数(2月)、
午前10時半に中国消費者物価指数(2月)、中国生産者物価指数(2月)、
午後3時半に仏第4四半期非農業部門雇用者改定値、
午後3時45分にスイス失業率(2月)、
夜9時半に米チャレンジャー人員削減予定数(2月)、
夜9時45分に欧ECB金融政策発表、
夜10時半からドラギECB総裁の定例会見、
同夜10時半に米輸入物価指数(2月)、米輸出物価指数(2月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(1月)、加第4四半期設備稼働率、
などが予定されています。
中国・欧・米の指標には注目です。
また、EU首脳会議が10日まで開催予定です。


<3月10日(金)>

朝8時50分に日第1四半期大企業全産業景況判断BSI、
同朝8時50分に日第1四半期大企業製造業景況判断BSI、
午前9時半に豪住宅ローン件数(1月)、
午後4時に独貿易収支(1月)、独経常収支(1月)、独卸売物価指数(2月)
午後4時45分に仏鉱工業生産指数(1月)、
午後6時半に英鉱工業生産指数(1月)、英製造業生産指数(1月)、
同午後6時半に英貿易収支(1月)、
夜10時半に米非農業部門雇用者数(2月)、米失業率(2月)、
同夜10時半に米平均時給(2月)、
同夜10時半に加新規雇用者数(2月)、加失業率(2月)、
深夜12時に英NIESRのGDP予想、
深夜4時に米月次財政収支(2月)、
などが予定されています。
英・米・加の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(3月6日から3月10日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが101.16で始まり、102.27へ上昇た後に
週末に101.33へ反落して101.55で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.480%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)4月限は53.33ドルで週の終値になりました。
NYダウは週間183.95ドル上昇、21005.71ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは3月2日の高値114.59を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高値の114.75、
さらに上昇した場合は2月15日高値114.95から115.00の「00」ポイ
ント、ここを上抜けた場合は1月27日高値115.37、さらに上昇した
場合は1月19日高値115.62、ここを上抜けた場合は116.00の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは3日の安値113.81を巡る攻防が注目され
ます。ここを下抜けた場合は2日のNY時間後半の押し安値113.47、
さらに下落した場合は113.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合
1日の東京時間の押し安値112.77、さらに下落した場合は112.00の
「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、6日の米製造業新規受注、7日の米
貿易収支、8日の日第4四半期GDP改定値と日国際貿易収支と中国貿
易収支と米ADP雇用統計、9日の中国消費者物価指数と中国生産者物
価指数と米新規失業保険申請件数、10日の米非農業部門雇用者数と
米失業率と米平均時給、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初2月27日に112.15レベルで始まり小幅
な揉み合いを経た後にトランプ大統領の「インフラに大きく支出する
つもりだ。国防費を540億ドル増額へ。」との発言もあるなか、NYダ
ウが12連騰となって米10年債利回りも2.36%台に上昇したことを背
景にNY時間後半に112.84へ上昇しましたが、その後、翌28日の
日銀による「(日国債)10年超25年以下の1回オファーは1500億から
2500億円程度。25年超の1回オファーは500億から1500億円程度。
実施日予告も。」との発表への反応は限定的で次第に軟調推移となって
NY時間に発表された米第4四半期GDP改定値が市場予想を下回った
ことやNYダウが反落したことを背景に週安値となる111.69へ下落す
る展開になりました。その後、切り返して、サンフランシスコ連銀総
裁の「3月利上げを真剣に検討する公算。」との発言があるなか、米10
年債利回りが2.39%台へと上昇したことを背景に113円台を回復して
日本時間3月1日午前11時のトランプ米大統領の上下両院合同会議で
の演説を迎えました。トランプ米大統領の演説では「議会に1兆ドル
のインフラ投資求めていく。崩れつつある米国のインフラを刷新。中
間層を対象とした減税をしていく。移民法は巨額な巨額な節約とコミ
ュニティのすべての人の安全に寄与。」などが示され、減税の具体的な
数値は示されませんでしたが、一時反落した後に堅調推移となって、
その後、米10年債利回りが一時2.46%台へ上昇したことやNYダウが
大幅上昇となったことを背景にNY時間前半に114円台前半へ上昇す
る展開になりました。その後、利食い売りに113.47へ反落しましたが
米地区連銀経済報告で「経済は緩慢ないし緩やかに成長。一部の地区
で労働力不足が拡大。(中略) 賃金の伸びが加速したと一部が指摘。
企業は今後数ヵ月に物価は緩やかに上昇と予想。エネルギー、住宅建
設、住宅販売は緩やかに成長。」などが示され、再び反発する展開にな
りました。その後、翌2日に日経平均が一時200円超上昇したことも
背景に堅調傾向で推移して、NY時間にハト派で知られるブレイナード
FRB理事の「利上げについてすぐに適切になりそう。早期利上げの準
備は整った。」との発言も背景に、NYダウは100ドル超下落するも
米10年債利回りが一時2.5%台へ上昇したことを背景にNY時間後半に
かけて114.59へ上昇する展開になりました。その後、翌3日の東京時
間に日経平均の軟調を背景に114.07へ下押しましたが、その後、揉み
合いながらも反発してイエレンFRB議長の講演を迎えました。イエレ
ンFRB議長の講演では「経済が予想通りなら3月利上げは適切。緩や
かなペースでの緩和解除がなお適切となりそう。国外からのリスクは
いくらか後退したもよう。雇用はかなり堅調、経済見通しは明るい。」
などが示されて、一時週高値となる114.75へ上昇しましたが、その後
上昇していた米10年債利回りが上げ幅を縮小したことや、イエレン
FRB議長の質疑応答で「財政政策の変更を巡り不透明感が強い。労働
力人口の増加基調は鈍化している。米潜在成長率は2%を若干下回る
水準。トランプ大統領の経済政策にはかなりの不確実性がある。」など
が示されたことも背景に、週末の利益確定売りもあったか113.81へ
反落して114.01レベルで週の取引を終えました。

先週はトランプ大統領の上下両院合同会議での演説を無事に通過して
NYダウが21000ドル台へと上昇して、FEDの要人達やイエレンFRB
議長の発言を背景に、CMEがFF金利先物取引から算出しているFED
ウォッチでの3月FOMCでの利上げ確率が一気に82%に上昇して、
「3月FOMCでの利上げが確実視」される状況になりました。

今週は10日の米雇用統計が注目の焦点になりますが、3月に入り期末
を控えてリパトリーの時節にもなり、先週末のドル円は米10年債利回
りが上げ幅を縮小したことも背景に利益確定売りの動きも見られまし
たので、ドル円と相関の強い米10年債利回りの動向に留意してトレー
ドしていきたいものです。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは2月28日高値1.0630
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は2月17日の高値の
1.0676から2月16日の高値1.0679、さらに上昇した場合は1.0700の
「00」ポイント、ここを上抜けた場合は1月18日の高値1.0712から
1月17日の高値1.0719、さらに上昇した場合は1月23日高値1.0772
から1月24日の高値1.0775、ここを上抜けた場合は1.0800の「00」
ポイント、さらに上昇した場合は2月2日の高値1.0829を巡る攻防が
注目されます。
一方、下落した場合、まずは3日のNY時間後半の押し安値1.0543を
巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は2日の安値1.0495
から2月22日の安値1.0493、さらに下落した場合は1月11日の安値
1.0453、ここを下抜けた場合は1.0400の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、7日の独製造業
新規受注と欧第4四半期GDP確定値、8日の独鉱工業生産、9日の欧
ECB金融政策発表とドラギECB総裁の定例会見、などが注目されます
が、対ドル通貨ペアとして、6日の米製造業新規受注、7日の米貿易収
支、8日の中国貿易収支と米ADP雇用統計、9日の中国消費者物価指
数と中国生産者物価指数と米新規失業保険申請件数、10日の米非農業
部門雇用者数と米失業率と米平均時給、などが注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、週初2月27日に1.0563レベルで始まり
1.0551へ下落した後に切り返して、仏大統領選の投票調査で「マクロ
ン氏がルペン氏に2ポイント差で追い上げている。」との報道も背景に
ロンドンフィックスにかけて1.0630へ上昇しましたが、その後、反落
して翌28日の東京時間序盤に1.0569へ下落する展開になりました。
その後、再び切り返して、「オランダの極右政党ウィルダース氏の支持
率が上昇。」との報道に揺れながらもNY時間前半に1.0630へ上昇しま
したが、ロンドンフィックスから再び反落して、サンフランシスコ連
銀総裁の「3月利上げを真剣に検討する公算。」との発言を背景に米10
年債利回りが2.39%台へ上昇したことで翌3月1日の東京時間序盤に
1.0555へ下落する展開になりました。その後、トランプ米大統領の上
下両院合同会議での演説時に一時1.0589へ反発するも、その後、再び
反落して、米10年債利回りが一時2.46%台へ上昇したことも背景に
NY時間序盤にかけて1.0514へ下落する展開になりました。その後、
仏世論調査の「ルペン氏とマクロン氏の差は1%に縮まる。」との報道
もあるなか、ドル円の調整反落に伴うドル売りも背景に1.0571へ反発
しましたが、米地区連銀経済報告の発表を契機にドル円が反発したこ
とに伴うドル売りも背景に再び反落して、翌2日にハト派で知られる
ブレイナードFRB理事の「早期利上げの準備は整った。」との発言も
あるなか、米10年債利回りが一時2.5%台へ上昇したことを背景にNY
時間後半にかけて週安値となる1.0495へ下落する展開になりました。
その後、揉み合いながらも切り返して、翌3日のロンドン時間に一部
世論調査で「仏大統領選の第1回投票ではマクロン前経済相が極右政
党の国民戦線(FN)のルペン党首に勝利へ。」との発表を背景に1.05台
後半へ反発してイエレンFRB議長の講演を迎えました。イエレンFRB
議長の講演では「経済が予想通りなら3月利上げは適切。」などが示さ
れて、一時1.0543へ反落しましたが、その後、上昇していた米10年
債利回りが上げ幅を縮小したことや、イエレンFRB議長の質疑応答で
「米財政政策の変更を巡り不透明感が強い。」などが示され、ドル円が
反落したことに伴うドル売りも背景に再び上伸して1.0623レベルで
週の取引を終えました。

引き続き15日に迫るオランダ総選挙を巡る観測や、仏大統領選を巡る
世論調査報道などが注目されますが、今週のユーロに関わる注目の焦
点は9日のECB金融政策発表とドラギECB総裁の定例会見会見で、
欧州の景気認識と欧州の政治リスクへの認識、および将来的なテーパ
リングを仄めかす言及があるかどうかが注目されます。また、対ドル
通貨ペアとして、米10年債利回りの動向や10日の米雇用統計と市場
反応が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その232です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十二話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はトランプ米大統領の上下両院合同会議での
 演説も無事に通過して、FED要人達やイエレンFRB議長の講演を
 経て『3月FOMCでの利上げが確実視』されるようになったよな。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 ドル円相場は週末にイエレンFRB議長の講演を確認した後に
 上昇していた米10年債利回りが上げ幅を縮小したことも背景に
 利益確定セル・ザ・ファクトを先取りするような動きも見られたが
 CMEがFF金利先物取引から算出しているFEDウォッチでの
 利上げ確率が一気に82%に上昇して、3月のFOMCでの利上げは
 確実になったと言ってよいのではなかろうか…。」


『先週はハト派で知られるブレイナードFRB理事も
 「早期利上げの準備は整った。」と発言していたが…、
 なぜゆえにFEDは3月利上げに前向きになったんだろうな…。』


「ふむ…。米経済が好調である事とともに、欧州政治リスクでFRBの
 手足が縛られてしまう前に行動してしまおうという意図もあり…、
 そして、金融規制担当のタルーロ理事が4月初旬に退任することに
 なっていてFRBの理事の空席が3つに増えるが、その理事の空席に
 ドル高と金利上昇を警戒するトランプ政権が利上げに慎重なハト派
 を送り込んでくる可能性などを鑑みて、3月利上げへ傾斜していった
 のではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『いろいろな観点から「待ち過ぎるリスク」を警戒して、
 「利上げをできるうちにしておこう」というワケか…。
 ところで…、先週のトランプ大統領の議会演説では
 「議会に1兆ドルのインフラ投資求めていく。」とは発言したけど、
 9日に「目を見張るような税制改正案を出す」としていながら、
 議会演説では減税などに具体的な数値が示されなかったよな…。』


「ふむ…。トランプ大統領は米共和党幹部と減税の具体案について
 すり合わせをしているものと思われるが…、
 議会演説でも中間層を対象とした減税には言及していて、
 今月半ばの予算教書では具体的数値が示されるのではなかろうか。
 また、もしかすると『目を見張るような税制改正案』の一環として
 これまで市場観測では2018年の実行と目(もく)されていた
 本国投資法(HIA)に係る減税を本年実行とするなどの検討も
 水面下で密かに検討されている可能性もあるやもしれぬのう…。」


『ところで、その他の話題とはなるが…、日経の4日の報道によると
 仮想通貨のビットコインが史上最高値を更新したそうで、
 日本のビットコイン保有者も数十万人になっていて、
 大手取引所のビットフライヤーでは2月の取引高が前年同月比で
 なんと50倍にも増えたそうだよな…。ジイさん。』


「ふむ…。今年は仮想通貨(暗号通貨)元年ともいわれておるが、
 米国でビットコインの上場投資信託(ETF)が認可されるとの
 観測もあり、ビットコインを安全資産ととらえる動きが活発化
 しているようじゃのう…。
 ただ、取引量の増加によってビットコイン送受信後の
 pendingステータスから完了ステータスになかなかならない
 未確認取引状態も増えているようで、
 https://blockchain.info/unconfirmed-transactions
 今後、ビットコインは中国の富裕層の利用を背景に
 ますます需要が高まって価格も高騰していくと思われるが、
 ビットコインのブロックチェーンを用いた承認(決済)システムPOW
 の決済遅延がやがて大きな課題となるやもしれぬのう…。』


『仮想通貨(暗号通貨)の承認(決済)システムには種類があるのかい?』


「ふむ…。ブロックチェーンを用いたPOW方式が代表的なようじゃが
 決済遅延問題の解決を目指すPOSという承認(決済)システムを
 用いた仮想通貨(暗号通貨)もあるようじゃのう…。
 http://bit.ly/2jsdHdD (ニュース記事 http://bit.ly/2m7DNU7 )
 仮想通貨(暗号通貨)はビットコインのように実際に世の中で
 使えるようになるインフラが整備されないと『おもちゃのお金』に
 なってしまうゆえ、仮想通貨(暗号通貨)への投資には注意がいるも、
 まぁ、ジイも少しばかり仮想通貨(暗号通貨)への投資をしているが、
 航空会社もファウンデーションに参画しているとともに、
 POS承認(決済)システムを用いるものは今後有望なものとなろう。」


『ふーん。さて、前段の話が少し長くなってしまったが…、
 ところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。有名な孫子の兵法に『知彼知己者、百戰不殆』という
 言葉があるが…、『彼を知りて我を知れば、百戦危うからず』
 という意味で、溜口剛太郎殿もご存知のことであろう…。
 相場は決して『敵ではない』が、相場に臨むには
 相場のことを知る(学ぶ)とともに、自分自身のことも知っておく、
 その必要があるようなのじゃのう…。」


『チャート分析だけではなく、自己分析も必要ということか…。』


「ある意味、自分自身ほど未知なるものはなく…、
 たとえば、自分自身の頭髪の本数や全身のホクロの数は誰も知らず
 また体調不良の時も自分自身の体でありながらその原因がわからず
 医師の診察によってはじめて病気が判るということもあるもので
 トレードにおいても、自分自身を知る『自己分析』は
 必要な要素となることがあるものなのじゃのう…。」


『……。』


「トレーダーは勝ち負けの原因を手法に求める傾向があるが…、
 負けを受け入れることができずに損切を躊躇してナンピンするなど
 ときに勝ち負けの原因が自分自身にある場合もあり…、
 自分自身の過去のトレードを検証して、その時の感情の動きや
 自分自身のクセや傾向やミスのパターンを客観的に知ることは、
 有効な改善点の発見に寄与することがあるものなのじゃのう…。」


『たくさん学んでも、結局「オレ様流」ということもあるからな…。』


「自分自身を知る『自己分析』ではトレード・ノートをつけることが
 よいとされておるが…、トレード・ノートをつけていると、
 自分自身のトレードにおいて、たとえば午前7時過ぎのオセアニア
 時間が大きな利とはならずとも、薄利ながら結構勝ちやすいとか、
 ロンドン時間初動ではブレーク以外に手を出すと負けやすいとか、
 NY時間のロンドンフィックス以降はFOMCなど重要イベントが
 ある場合は別として、大相場以外では逆張りで勝ちやすいなど…、
 いろいろな気づきも得れる場合もあるものなのじゃのう…。」


『うん。自分自身と時間帯の相性みたいなものもあるんだろうな…。
 それに、大きめの建玉でトレードするとつい薄利決済してしまう
 なんて自分自身のトレード傾向も認識できる場合もあるだろうし、
 トレード・ノートをつけることは決して無駄にならないというか、
 自分自身のトレードに対する気づきや発見のためにも必要なことで
 価値のある事なのかもしれないよな…。ジイさん。』


「知己のために『自己分析』は一度は取り組むべきではなかろうか。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その231


先週はNYダウが11連騰となるも米10年債利回りは低下しました。
今週は28日(日本時間1日の11時)の米大統領演説が注目されます。


●今週の主な予定

<2月27日(月)>

午後7時に欧経済信頼感(2月)、欧消費者信頼感確報(2月)、
夜10時半に米耐久財受注(1月)、米耐久財受注(除輸送用機器 1月)、
深夜12時に米中古住宅販売成約(1月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。


<2月28日(火)>

早朝6時45分にNZ貿易収支(1月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(1月)、日小売業販売額(1月)、
午前9時にNBNZ企業信頼感(2月)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感(2月)、
午前9時半に豪第4四半期経常収支、
午後2時に日新築住宅着工戸数(1月)、
午後4時45分に仏消費者物価指数(2月)、仏卸売物価指数(1月)、
同午後4時45分に仏第4四半期GDP改定値、仏消費支出(1月)、
午後5時にスイスKOF景気先行指数(2月)、
夜10時半に米第4四半期GDP改定値、米第4四半期個人消費改定値
同夜10時半に米第4四半期GDPデフレータ改定値、
同夜10時半に米第4四半期コアPCEデフレータ改定値、
同夜10時半に米卸売在庫(1月)、
同夜10時半に加鉱工業製品価格(1月)、加原料価格指数(1月)、
夜11時に米ケースシラー住宅価格指数(12月)、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(2月)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(2月)、
同深夜12時に米リッチモンド連銀製造業指数(2月)、
などが予定されています。
NZ・(日)・(仏)・米の指標には注目です。
この日にアトランタ連銀のロックハート総裁が退任されます。


<3月1日(水)>

朝8時50分に日第4四半期法人企業統計設備投資、
午前9時半に豪第4四半期GDP、
午前10時に中国製造業PMI(2月)、中国非製造業PMI(2月)、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(2月)、
午前11時からトランプ米大統領の上下両院合同会議での演説
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(2月)、
午後5時50分に仏製造業PMI改定値(2月)、
午後5時55分に独失業者数(2月)、独失業率(2月)、
同午後5時55分に独製造業PMI改定値(2月)、
午後6時に欧製造業PMI改定値(2月)、
午後6時半に英製造業PMI(2月)、英消費者信用残高(1月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時に独消費者物価指数速報(2月)、
夜10時半に米個人所得(1月)、米個人消費支出(1月)、
同夜10時半に米コアPCEデフレータ(1月)、
同夜10時半に加第4四半期経常収支、
深夜12時に米ISM製造業景況指数(2月)、米建設支出(1月)、
同深夜12時に加BOC政策金利、加BOC声明、
深夜4時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
豪・中国・英・独・米・加の指標と米大統領の演説には注目です。


<3月2日(木)>

午前9時半に豪貿易収支(1月)、豪住宅建設許可(1月)、
午後3時45分にスイス第4四半期GDP、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(1月)、
午後6時半に英建設業PMI(2月)、
午後7時に欧消費者物価指数速報(2月)、欧生産者物価指数(1月)、
同午後7時に欧失業率(1月)、
夜9時半に米チャレンジャー人員削減予定数(2月)、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加GDP(12月)、加第4四半期GDP、
などが予定されています。
豪・スイス・英・欧・米・加の指標には注目です。


<3月3日(金)>


朝8時半に日全国消費者物価指数(1月)、日失業率(1月)、
同朝8時半に日全国家計調査消費支出(1月)、
午前10時45分に中国財新サービス業PMI(2月)、
午後2時に日消費者態度指数(2月)、
午後4時に独小売売上高指数(1月)、
午後5時50分に仏サービス業PMI改定値(2月)、
午後5時55分に独サービス業PMI改定値(2月)、
午後6時に欧サービス業PMI改定値(2月)、
午後6時半に英サービス業PMI(2月)、
午後7時に欧小売売上高(1月)、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(2月)、
深夜3時からイエレンFRB議長の発言、
日・中国・独・欧・米の指標とFRB議長の発言には注目です。
そして、中国人民政治協商会議が開幕して、
5日からは中国全人民代表大会が開幕します。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(2月27日から3月3日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが100.86で始まり、101.71へ上昇た後に
週末に100.64へ反落して101.12へ戻して週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.314%に低下しました。
NY原油先物(WTI)4月限は53.99ドルで週の終値になりました。
NYダウは週間197.71ドル上昇、20821.76ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは24日NY時間の戻り高値
112.47を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は24日の東京
時間の戻り高値112.95から113.00の「00」ポイント、さらに上昇し
た場合は23日のオセアニア時間の戻り高値113.46、ここを上抜けた場
合は22日NY時間後半の戻り高値113.65から先週高値113.78、さら
に上昇した場合は114.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は
15日NY時間後半の戻り高値114.37を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは先週安値の111.93を巡る攻防が注目され
ます。ここを下抜けた場合は8日の安値111.63から7日の安値111.59
さらに下落した場合は11月28日の安値111.36、ここを下抜けた場合
111.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は11月21日の安値の
110.46、ここを下抜けた場合は11月22日の安値110.27、さらに下落
した場合は110.00の「000」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標及び要人発言では、27日の米耐久財受注
と米中古住宅販売成約、28日の日鉱工業生産速報と米第4四半期GDP
改定値と米第4四半期個人消費改定値と米第4四半期コアPCEデフレ
ータ改定値と米ケースシラー住宅価格指数とシカゴ購買部協会景気指
数と米消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業指数、3月1日の
中国製造業PMIと中国非製造業PMIと中国財新製造業PMIとトラン
プ大統領の上下両院合同会議での演説と米個人消費支出と米コアPCE
デフレータと米ISM製造業景況指数と米地区連銀経済報告、2日の米
新規失業保険申請件数3日の日全国消費者物価指数と失業率と米ISM
非製造業景況指数とイエレンFRB議長の発言、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初20日に112.88レベルで始まり日通関ベ
ース貿易収支が−1兆869億円と5カ月ぶりの赤字となるなか揉み合
いを経て翌21日の東京時間から日経平均の上昇も背景に堅調に推移し
てNY時間序盤に週高値となる113.78へ上昇する展開になりました。
その後、揉み合いを経て、翌22日の東京時間に黒田日銀総裁の「マイ
ナス金利の深掘りの可能性低い。」との発言もあるなか軟調傾向で推移
して米10年債利回りの低下も背景にNY時間序盤にかけて112.91へ
下落しましたが、米中古住宅販売件数が市場予想より強い結果になっ
たことを背景に113円台半ばへ戻して米FOMC議事録の発表を迎えま
した。米FOMC議事録では「景気が見込み通りなら利上げはかなり早
期に。大幅なインフレリスクはかなり低いと大半が判断。緩やかな利
上げペースが適切と大半が判断。一段のドル高からの下振れリスクが
あると判断。」などが示されて113.65へ上昇の後に112.95へ反落する
展開になりました。その後、揉み合いを経て、翌23日にムニューシン
米財務長官の「おそらく低金利が長期化する見込み。ドル高には一定
の問題も。」との発言があるなかロンドン時間から米10年債利回りの
低下も背景に軟調に推移して112円台半ばへ下落する展開になりまし
た。その後、揉み合いを経た後に翌24日のロンドン時間から再び軟調
に推移して米10年債利回りが2.31%台へ低下したことも背景にNY時
間終盤にかけて週安値となる111.93へ下落した後にやや戻して112.12
レベルで週の取引を終えました。


NYダウが11連騰するも米10年債利回りが2.31%台へ低下する状況と
なっていますが、米国買いによると観る向きがある一方、債券利回り
の低下は市場が戦争など何らかのリスクを織り込んでいる動きと観る
向きもあるようです。

さて、今週の最大の注目の焦点は、通常の年の一般教書演説にあたる
28日(日本時間で1日の午前11時)のトランプ大統領の米上下両院合同
会議での演説になりますが、9日の航空業界のCEOと懇談での「目を
見張るような(驚異的な)税制改正案を出す。」との大統領発言を背景に
減税への期待とインフラ投資への期待でドルが買われる可能性がある
その一方でNYダウなどが期待先行で織り込んでいることから演説後の
「セル・ザ・ファクト」を懸念する見方もあるようです。
引き続き米10年債利回りの動向、および11連騰後のNYダウの動向
が注目されますが、予測ではなくチャートの事実を観てトレードして
いきたいものです。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1.0600の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は24日の高値の
1.0618、さらに上昇した場合は先週高値の1.0633、ここを上抜けた場
合は17日NY時間の戻り高値1.0667から16日の高値1.0679、さらに
上昇した場合は1.0700の「00」ポイントから8日の高値1.0714、ここ
を上抜けた場合は6日NY時間終盤の戻り高値1.0755、さらに上昇し
た場合は3日の高値1.0797から1.0800の「00」ポイントを巡る攻防
が注目されます。
一方、下落した場合、まずは23日の安値1.0537から22日NY時間後
半の押し安値1.0530を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合
1.0500の「00」ポイントから22日の安値1.0493、さらに下落した場
合は1月11日の安値1.0453、ここを下抜けた場合は1.0400の「00」
ポイント、さらに下落した場合は12月28日の安値1.0372、ここを下
抜けた場合は1月3日の安値1.0340を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、28日の仏第4
四半期GDP改定値、3月1日の独失業者数と独失業率と独消費者物価
指数速報、2日の欧消費者物価指数速報と欧生産者物価指数と欧失業率
3日の独小売売上高指数と欧小売売上高、などが注目されますが、
対ドル通貨ペアとして、27日の米耐久財受注と米中古住宅販売成約、
28日の米第4四半期GDP改定値と米第4四半期個人消費改定値と
米第4四半期コアPCEデフレータ改定値と米ケースシラー住宅価格指
数とシカゴ購買部協会景気指数と米消費者信頼感指数とリッチモンド
連銀製造業指数、3月1日の中国製造業PMIと中国非製造業PMIと中
国財新製造業PMIとトランプ米大統領の上下両院合同会議での演説と
米個人消費支出と米コアPCEデフレータと米ISM製造業景況指数と米
地区連銀経済報告、2日の米新規失業保険申請件数3日の米ISM非製
造業景況指数とイエレンFRB議長の発言、などが注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、週初の20日に1.0608レベルで始まり、
週高値となる1.0633へ上昇した後にNYがプレジデンツデーで休場の
なか小幅な揉み合いが続きましたが、翌21日の東京時間から軟調推移
となって、仏大統領選の世論調査で「ルペン氏28%、フィヨン氏21%
マクロン氏18.5%」、「仏大統領選の決選投票予想でフィヨン氏56%、
ルペン氏44%(初の40%超え)」との発表があるなかNY時間序盤にか
けて1.05台前半へ下落する展開になりました。その後、小幅な揉み合
いを経て、翌22日のロンドン時間から再び下げて週安値となる1.0493
へ下落しましたが、その後、NY時間に「仏大統領選で支持率で6番手
の民主運動のバイル氏がマクロン氏に協調を呼びかけ、マクロン氏が
二番手争いでリード。ルペン氏に肉薄。」との報道を背景に1.05台半ば
へ反発する展開になりました。その後、米FOMC議事録が発表されて
ドル売り動意を背景に1.0574へ上昇した後に揉み合いになりましたが
翌23日にムニューシン米財務長官の「おそらく低金利が長期化する見
込み。ドル高には一定の問題も。」との発言があるなか、ロンドン時間
から再び堅調傾向で推移して、米10年債利回りが2.31%台へ低下した
ことも背景に翌24日のNY時間序盤にかけて週高値となる1.0618へ
上昇する展開になりました。その後、反落して、1.0563レベルで週の
取引を終えました。


これまでのユーロ安を背景に独および欧州の経済は概ね好調ですが、
ユーロは仏大統領選を巡る世論調査や報道に揺れる展開となっている
ようです。また、独でも公共放送のARDが24日に発表した世論調査
によりますと、メルケル首相の率いるキリスト教民主・社会同盟の支
持率が31%に低迷しているのに対して、独中道左派・社会民主党の支
持率が32%に上昇して10年ぶりの首位となったそうで、今後、独の政
治リスクもギリシャの債務問題とともにユーロの重しとなる可能性が
ありそうです。ただ、概ね好調な独および欧州の経済を背景にユーロ
反騰のポテンシャルは水面下で高まっている可能性がありますので、
留意していきたいものです。

今週のユーロドル引き続き仏大統領選を巡る報道などが注目されます
が、対ドル通貨ペアとして、米10年債利回りの動向、および28日
(日本時間で1日の午前11時)のトランプ米統領の米上下両院合同会議
での演説および市場反応が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その231 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十一話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。NYダウは驚きの11連騰となったけど、
 米10年債利回りは低下して、ドル円は113円台後半へ反発するも
 週後半からは軟調に推移して一時112円台を割り込んだよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 NYダウの連騰は減税策への期待がその背景と思われるが…、
 FOMC議事録で慎重姿勢が垣間見られて、また23日に
 ムニューシン米財務長官が『おそらく低金利が長期化する見込み。
 ドル高には一定の問題も。』と発言したこともあり、
 米10年債利回りが低下することとなって、
 ドル円の重しとなったようじゃのう…。」


『いよいよ今週の28日(日本時間の1日午前)にトランプ大統領の
 米上下両院合同会議での演説が行われるけど、
 どのような市場反応になるんだろうな…。ジイさん。』


「ふむ…。大統領の演説は通常の年の一般教書演説にあたるもので、
 減税やインフラ投資などの指針が示されることになると思われるが
 期待でドル円が週半ばにかけて反発を試す可能性はあるも、
 問題は大統領演説の内容で、それが市場期待以上となるのか、
 あるいは市場期待に足りぬことになるのか、であろうのう…。
 市場期待以上の内容であればドル買いとなるであろうが、
 市場期待に満たぬなど、場合によってはセル・ザ・ファクトとなり
 NYダウが利食いに押され、これまで相関が鈍っていたドル円が
 この時ばかりは同調することも排除されないのではなかろうか…。
 ただ…、トレードは予想で行うものではないゆえに、
 チャートの事実をしっかり観てトレードしていこうではないか…。」


『ともあれ、28日(日本時間で1日の午前11時)のトランプ大統領の
 米上下両院合同会議での演説が今週の注目の焦点となりそうだな。
 さてところで…。ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『ゴールを想定する』のお話でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『よろしい。聞いてやろうじゃないか…。』


「よくトレーダーの多くは数年で退場するなどと言われておるが…、
 その原因は、どうも勝率が悪いということではないようで、
 『資金量に対して大き過ぎるポジション』(ナンピン含む)と
 『損大利小のリスクリワードレシオ(ペイオフレシオ)』にある、
 との指摘があるのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『でかいポジションで損大なら、退場も余儀なくなるってもんだが、
 期せずして、ナウザー・バルサラという数学者の破産確率を
 実地で証明している結果になっているということか…。』


「勝つための手法を求めることには熱心で、勝率に異常に拘るが…、
 資金管理やリスク管理を軽視し過ぎているというワケで、
 ここにこそ問題があるというわけじゃ…。溜口剛太郎殿。」


『手法のうんぬん以前に、リスク管理に問題があるということか…。』


「ふむ…。資金管理やリスク管理も詳述すれば簡単ではないが、
 あくまでも最低限の『手法以前のルール』として…、
 証拠金維持率を少なくとも200%は維持する、
 トレードの執行前に利確目標と損切の『ゴールを想定する』という
 ことはトレーダーとして最低のルールになるのではなかろうか…。」


『儲けようと大きめの玉で上げそうだから買う(下げそうだから売る)
 利が乗れば薄利で手仕舞い、逆行したときには慌てふためき、
 金縛りにあって挙句の果てに塩漬けする…、
 あるいは、何とか勝ちにもっていこうと際限なきナンピンをする、
 というのが負けるトレーダーの典型的な姿だからな…。
 まずは、トレードの執行の前に、利確目標の位置と損切の位置の
 『ゴールを想定する』ということは、手法うんぬん以前の
 最低限のルールになるのかもしれないよな…。ジイさん。』


「利確目標についてはスイングトレードなどではこれを想定せず
 トレーリング・ストップを活用する方法もあるようじゃが…、
 トレードの執行前に損切の位置の決定と『その実行』は、
 市場に生き残るための手法以前の最低限のルールとなろう…。」


『損切については、何Pips逆行で執行する定量法もあるようだけど
 一般にはチャートポイントの少し下(上)とするのが多いよな…。』


「ふむ…。損切の候補としてのポイントは
 (エントリー時の価格の位置に対する)
 A. 前回高値(安値)
 B. レジスタンス(サポート)ライン
 C. トレンドライン
 D. 移動平均線(21期間や75期間や200期間など)
 E. ボリンジャーバンドの各σ
 F. フィボナッチポイント
 G. ピボットポイント
 H. ラウンドナンバーの「00」ポイント
 I. ブレークポイント(ブレークした起点のポイント)
 などになろうが…、重合すると意識されやすいポイントとなり、
 損小を目指すには、単に上げそうだから買うということではなく、
 合理的な損切ポイントの候補の位置に『引き付ける』ことは
 大切なトレード執行の要領の1つとなるのではなかろうか…。」


『……!』


「そして、利確目標のポイントは必達となるとは限らなくても、
 (エントリー方向に対する) 上位時間軸を含めたAからHになろうが
 ここで、想定として、『損切りの幅 < 利益目標の幅』となる
 損小利大が目指せるかどうか、ということが大切となろう…。」


『損切り目標も利益目標も想定できない場合は論外だけど、
 例え上げそうでも、損切すべきポイントから離れ過ぎていたり、
 あるいは出遅れ利確目標とすべきポイントが既に迫っていたりして
 損小利大が見込めない場合はトレードを控えるべきということか。』


「ふむ…。リスクリワードレシオ(ペイオフレシオ)の向上を目指すには
 もしも仮にトレードチャンスを逃すことになったとしても
 勝ちと負けとのトータル収支で勝ちを目指すトレードでは
 大切な心得となるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『トレードの執行前に(損切の位置と利益目標の)「ゴールを想定する』
 ということはどうやら手法以前の大切なルールになりそうだな…。』


「それと…、当然ながら、重要経済指標や要人発言の発表時間にも
 留意しておくその必要もあろうのう…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その230


今週20日はトランプ米大統領就任から1カ月の節目となりますが、
16日の初の単独会見でもトランプ流の異例の会見になりましたね。


●今週の主な予定

<2月20日(月)>

※ 米・加が休場です。

早朝6時45分にNZ第4四半期生産者物価指数、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(1月)、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(2月)、
午後4時に独生産者物価指数(1月)、
夜10時半に加卸売売上高(12月)、
深夜12時に欧消費者信頼感速報(2月)、
などが予定されています。
NZ・日・欧の指標には注目です。


<2月21日(火)>

午前9時半に豪RBA議事録、
午後1時半に日全産業活動指数(12月)、
午後4時にスイス貿易収支(1月)、
午後4時45分に仏消費者物価指数確報(1月)、
午後5時に仏製造業PMI速報(2月)、仏サービス業PMI速報(2月)、
午後5時半に独製造業PMI速報(2月)、独サービス業PMI速報(2月)、
午後6時に欧製造業PMI速報(2月)、欧サービス業PMI速報(2月)、
午後6時半に英財政収支(1月)、
などが予定されています。
豪・仏・独・欧の指標には注目です。


<2月22日(水)>

午後6時に独IFO景況感指数(2月)、
午後6時半に英第4四半期GDP改定値、
午後7時に欧消費者物価指数確報(1月)、
夜9時に米MBA自由宅ローン申請指数、
夜10時半に加小売売上高(12月)、加小売売上高(除自動車 1月)、
深夜12時に米中古住宅販売件数(1月)、
深夜4時に米FOMC議事録、
などが予定されています。
独・英・欧・加・米の指標には注目です。


<2月23日(木)>

朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(1月)、
午後2時に日景気先行指数改定値(12月)、
同午後2時に日景気一致指数改定値(12月)
午後4時に独第4四半期GDP確報、独GFK消費者信頼感調査(3月)、
午後4時45分に仏企業景況感指数(2月)、
午後5時15分にスイス第4四半期鉱工業生産、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
夜11時に米住宅価格指数(12月)、米第4四半期住宅価格指数、
などが予定されています。
独・米の指標には注目です。


<2月24日(金)>

午後4時45分に仏消費者信頼感指数(2月)、
夜10時半に加消費者物価指数(1月)、
深夜12時に米新築住宅販売件数(1月)、
同深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(2月)、
などが予定されています。
加・米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(2月20日から2月24日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが100.93で始まり、101.75へ上昇た後に
100.40へ反落して週末に100.89へ戻して週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルでは2.420%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)3月限は53.40ドルで週の終値になりました。
NYダウは週間354.68ドル上昇、20624.05ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは113.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は17日の東京時間の
戻り高値113.50、さらに上昇した場合は16日のNY時間の戻り高値
113.84、ここを上抜けた場合は114.00の「00」ポイントから16日の
ロンドン時間の戻り高値114.03、さらに上昇した場合は15日NY時間
後半の戻り高値114.37、ここを上抜けた場合は15日のロンドン時間の
揉み合い上辺114.61、さらに上昇した場合は先週高値の114.95を巡る
攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは先週安値の112.62を巡る攻防が注目され
ます。ここを下抜けた場合は112.00の「00」ポイント、さらに下落し
た場合は8日の安値の111.63から7日の安値111.59、ここを下抜けた
場合11月28日の安値111.36、さらに下落した場合111.00の「00」
ポイント、ここを下抜けた場合は11月23日の安値110.85を巡る攻防
が注目されます。


今週のドル円相場は経済指では、20日の日通関ベース貿易収支、22日
の米中古住宅販売件数と米FOMC議事録、23日の米新規失業保険申請
件数、24日の米新築住宅販売件数と米ミシガン大学消費者信頼感指数
確報、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、日米首脳会談が無事に通過した週初13日に
113.55レベルで始まり114.17へ上昇した後に反落して揉み合いになり
翌14日の日経平均が200円超の下落となったことも背景にロンドン時
間にかけて113.25へ下落する展開になりました。その後、切り返して
イエレンFRB議長の議会証言で「引き締めを待ち過ぎるのは賢明では
ないと再表明。経済が軌道維持すればさらなる調整必要も。FOMCは
バランスシート戦略を今後数ヵ月で協議へ。トランプ政権のもと大き
な経済政策の変更がある可能性。FRBはその内容が明らかになるを待
つ。」などが示されたことを背景に上伸して、翌15日のNY時間に発
表された米小売売上高や米消費者物価指数やNY連銀製造業景況指数
などが予想より強い結果となったことも背景に週高値となる114.95へ
上昇する展開になりました。その後、オプション絡みの売りとともに
利益確定売りもあった模様で反落して、翌16日は米10年債利回りの
低下および日経平均の下落も背景に軟調傾向で推移して、週末17日に
米10年債利回りの低下も背景に週安値となる112.62へ下落した後に
112.86レベルで週の取引を終えました。


日米首脳会談を無事に通過して始まった先週は、ムニューチン氏が米
財務長官に就任となるもフリン大統領補佐官が辞任に追い込まれるな
どトランプ政権の閣僚人事で波乱がありましたが、イエレンFRB議長
の議会証言で利上げへの姿勢が再確認されたことで堅調推移となって
15日に発表された米小売売上高やCPIが強い結果となったことも背景
にドル円は115円に迫るあたりまで上昇する展開になりました。
しかし、その後はオプション絡みの売りと利益確定売りに押されて、
NYダウは連騰するも、日経平均が東芝の債務超過もあり軟調に推移し
たことや米10年債利回りの低下を背景に112円台後半へ下落する展開
になりました。

今週初めの20日はトランプ大統領就任から1か月の節目となりますが
9日の航空業界のCEOと懇談での「数週間のうちに目を見張るような
税制改正案を出す。」との大統領発言への期待は大きくも、経済紙によ
れば「法制化が必要な減税やインフラ投資の実行は、来年以降にずれ
込むとの見方が多い。」とのことで、期待と実行とのタイムラグへの思
惑に揺れる展開となっているようです。
先週末の終値112.86レベルは、1月17日・18日から23日・24日の
サポートのあたりでもあり、踏ん張れるのかどうか週初の動向が注目
されます。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは17日NY時間の戻り
高値1.0667を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は先週高
値1.0679、さらに上昇した場合は1.0700の「00」ポイントから8日の
高値1.0714、ここを上抜けた場合6日NY時間終盤の戻り高値1.0755
さらに上昇した場合は3日高値1.0797から1.0800の「00」ポイント
ここを上抜けた場合は2日高値1.0829を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは16日のロンドン時間の押し安値でもある
1.0600の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は14日の東京時間の
揉み合い下辺の1.0591から15日の東京時間の揉み合い上辺1.0586、
さらに下落した場合は先週安値の1.0521、ここを下抜けた場合1.0500
の「00」ポイント、さらに下落した場合は1月11日の安値1.0453、
ここを下抜けた場合は1.0400の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。


今週のユーロドル相場は経済指では、20日の欧消費者信頼感速報、
21日の仏・独・欧の製造業PMI速報とサービス業PMI速報、22日の
独IFO景況感指数と欧消費者物価指数確報、23日の独第4四半期GDP
確報、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、22日の米中古
住宅販売件数と米FOMC議事録、23日の米新規失業保険申請件数、
24日の米新築住宅販売件数と米ミシガン大学消費者信頼感指数確報、
などが注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、週初13日に1.0628レベルで始まり揉み
合いながらもロンドン時間序盤にかけて1.0658へ上昇しましたが、
その後、反落してNY時間から翌14日の東京時間前半にかけて1.06を
挟み揉み合う展開になりました。その後、ロンドン時間にかけ1.0633
へ反発しましたが、NY時間にイエレンFRB議長の議会証言で「引き
締めを待ち過ぎるのは賢明ではないと再表明。経済が軌道維持すれば
さらなる調整必要も。FOMCはバランスシート戦略を今後数ヵ月で協
議へ。」などが示されたことを背景とするドル買いに1.0561へ下落す
る展開になりました。その後、翌15日のロンドン時間の前半にかけて
小幅な揉み合いになりましたが、NY時間に発表された米小売売上高や
米消費者物価指数やNY連銀製造業景況指数などが予想より強い結果と
なったことを背景とするドル買いに週安値となる1.0521へ下落する展
開になりました。その後、ドル円の下落に伴うドル売りを背景に切り
返して、翌16日は米10年債利回りの低下も背景に堅調傾向で推移し
ロンドンフィックスにかけて週高値となる1.0679へ上昇する展開にな
りました。その後、翌17日の東京時間終盤にかけて高値圏での小幅な
揉み合いになりましたが、ロンドン時間から反落して、仏大統領選で
左派政党が中道派を牽制するため選挙協力するのではとの憶測が台頭
した模様で極右国民戦線のルペン党首に有利に働くとの観測も背景に
揉み合いながらも軟調傾向で推移して1.0614レベルで週の取引を終え
ました。

先週半ばの15日に1.05台前半に下落した後に1.06台後半に反発した
ユーロドルですが、週末は仏大統領選挙を巡る政治リスクとギリシャ
懸念が重しになり再び軟調推移になりました。
「3月5日にはオランダ総選挙」も予定されていて、「4月23日および
5月7日の仏大統領選挙」とともに、ユーロドルは暫く欧州政治リスク
が意識される相場展開となる可能性がありそうです。週初は1.06台が
維持できるかどうかが注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その230 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百三十話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。日米首脳会談とイエレンFRB議長の議会証言の
 2つのイベントを経過して、先週のドル円は米小売りや米CPIが
 強かったこともあり115円にあと一歩というところまで上昇したが
 その後、週の後半は失速してしまったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 オプション絡みの売りをトリガーとするかのように反落して
 一旦の頂点と観る向きの利食い売りも出たようで…、
 日経平均も東芝などの問題もあり軟調傾向で推移したこともあって
 ドル円は112円台後半へと下落する展開になり…、そして週後半は
 米10年債利回りも後追いするように低下することになったのう。」


『今週初めの20日はトランプ大統領就任1カ月目の節目になるが、
 9日の「数週間のうちに目を見張るような税制改正案を出す。」
 との発言から早くも2週間近くになり注目されるが…、
 「法制化が必要な減税やインフラ投資実行は来年以降にずれ込む」
 との見方も多いようで、期待と実行時期とのタイムラグへの思惑も
 台頭してきている感じだよな…。ジイさん。』


「ふむ。先週のドル円の終値は1月下旬のサポートのあたりでもあり
 そのアラウンドで踏ん張り切れるかどうか注目されるのう…。
 チャートの事実をしっかり観てトレードしていきたいものじゃ。」


『来月の3月ともなればNYダウも「セル・イン・メイ」の時節を迎え
 ドル円も本邦企業のリパトリーの時節にもなり…、
 その一方で生保など機関投資家のヘッジ外しへの思惑もあるようで
 112円台後半は結構重要な節目となるかもしれないよな。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『思い込みの誤謬』のお話でも
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『よろしい…。聞いてやろうじゃないか。』


「よく『人は信じたいように物事(情報)を解釈する』と言われるが、
 トレードでもこのようなことがあるものなのじゃのう…。」


『……。』


「先般の大統領選でヒラリー氏が負けたらドル円は100円を割り込む
 という観測を信じてしまったばかりに、
 ドル円の上昇の事実を観ていながら売りしか考えられなかった…、
 そして、年末から年始にかけてこの考えが改まり、
 『120円などは通過点に過ぎない。ドル円は125円を目指す。』
 という某アナリストさんの見解を信じてしまったばかりに
 買いしか考えられなくなってしまったトレーダーも多かったようで
 思い込みによる心理バイアスはチャートを観る目を曇らせてしまう
 あるいはテクニカル分析が思い込みバイアスに影響を受けてしまう
 ということがあるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、その後の事実は現段階ではほぼ真逆となったワケだけど、
 その時聞くと、その手の話は結構な説得力があるからな…。』


「このような『思い込みの誤謬』はテクニカル分析でもあり得る事で
 『テクニカルの重装備をすればトレードに勝てる』と思い込むと
 1つのチャート画面にたくさんのインジケーターを表示させて
 かえって混沌に何が何だか判らなくなり判断に支障きたしてしまう
 ということもよくあることなのじゃのう…。」


『あははっ。一目にボリンにGMMAとピボットにパラボも表示させ、
 その下にRSIやMACDなどオシレーター5種も表示させて、
 さらにオプションの想定位置も書き込んでいるチャートを
 観たことがあるが、そのようなことをしているトレーダーは
 さぞや勝ちまくっていると思いきや、不思議なことに
 案外と戦績が振るわないこともあるようだぜ…。』


「ふむ…。むしろテクニカルに精通していながら、
 加える事から削ぎ落しを経て『本当にこれだけですか?』
 というくらいシンプルなチャートでトレードしている人の方が
 戦績が良いということはよく聞くことでのう…。」


『勝っているトレーダーの中には水平線だけとか、移動平均線だけ、
 という人もいて、「何か秘密を隠しているんじゃないか』と思うほど
 シンプルチャートでトレードしている人は案外いるようだからな。』


「ふむ…。何かを加えることしか考えられない時期から、
 削ぎ落してシンプル化を目指す時期に至るころ
 自身のトレードスタイルを確立して勝てるようになる、
 ということは多いのやもしれぬのう…。溜口剛太郎殿。」


『複雑よりシンプルが優れているということはよくある事だからな。』


「ふむ…。教材でも目方(ボリューム)に価値があるかのように、
 例えばじゃが…、同一の価格の教材の場合、モデルケースとして
 『トレンドを捉える12のテクニック』、『フェイク回避10の法則』
 『レンジ・ボックスにおける12のテクニック』
 付録『アーサー・メリルのM型・W型の32パターン詳述』、
 PDF500ページ、解説動画50本、などというような教材があれば
 販売ページを観る際の満足度は高くなる傾向がある、その一方で、
 もしも仮に、『トレンド認識のシンプルな3つのテクニック』、
 『シンプルな2つのラインテクニック』、
 『フェイク軽減の3つの法則』、PDF30ページ、動画解説10本、
 というような教材があったとするならば、ボリュームで見劣りして
 販売ページを観る際での評価は一般に低い傾向があるが…、
 もしかすると、前者は混沌の中でトレードすることが余儀なくなり
 後者は削ぎ落されたシンプルさに優れ、実際のトレードに役立つ、
 ということもある場合があるやもしれないのじゃのう…。」


『まぁ、ときにそういう場合もあるのかもしれないよな…。
 ノウハウは量よりもその中身と実践に役立つかが大切だからな。』


「また…、トレードに対する認識でも、血眼になってチャンスを探し
 数多くトレードすることが利益に繋がると思い込んでいる時期から
 むしろ、無駄トレードを控えようと指向するようになるときに
 トレードで収益を上げられるようになる、ということもあるもので
 思い込みの誤謬はいろいろなことであり得るものなのじゃのう…。」


『ポジポジ病ではなかなか収益が改善しないというからな…。』


「いくつか例を用いてお話をさせてもらったが、知らず知らず
 思い込んでいたことが実は誤謬となっていることはあるもので…、
 情報の価値の判別は受け手側に委ねられているゆえに、
 『何が本当に大切なことか』について常に自問して
 自身の思い込みと認識の誤謬を修正していきたいものじゃのう…。」


『"Simple" is "best". とよく言われるが、もしかすると
 思い込みの誤謬を正すには「シンプルに」ということが
 キーワードになるのかもしれないよな…。ジイさん。』


「ふむ。もしかすると、そうなのやもしれぬのう…。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その229


米国での日米首脳会談では安倍首相が異例ともいえる厚遇で迎えられ
懸念されていた自動車貿易や為替を巡る批判はなかったようですね。


●今週の主な予定

<2月13日(月)>

朝8時50分に日第4四半期GDP一次速報、
同朝8時50分に日第4四半期GDPデフレータ一次速報、
午後4時に独卸売物価指数(1月)、
などが予定されています。日の指標には注目です。
また、米加首脳会談が予定されています。


<2月14日(火)>

午前9時半に豪NAB企業景況感指数(1月)、
午前10時半に中国消費者物価指数(1月)、中国生産者物価指数(1月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(12月)、
午後4時に独第4四半期GDP速報、独消費者物価指数改定値(1月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(1月)、
午後6時半に英消費者物価指数(1月)、英生産者物価指数コア(1月)、
同午後6時半に英小売物価指数(1月)、
午後7時に独ZEW景況感調査(2月)、
同午後7時に欧第4四半期GDP改定値、
同午後7時に欧鉱工業生産(12月)、欧ZEW景況感調査(2月)、
夜10時半に米生産者物価指数(1月)、米生産者物価指数コア(1月)、
深夜12時からイエレンFRB議長の上院銀行委員会での証言、
などが予定されています。
中国・独・スイス・英・欧・米の指標と
イエレンFRB議長の上院銀行委員会での証言には注目です。
また、イタリアやギリシャのGDP速報も発表予定です。


<2月15日(水)>

午後6時半に英失業者数(1月)、英失業率(1月)、英ILO失業率(12月)
午後7時に欧貿易収支(12月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時半に米小売売上高(1月)、米小売売上高(除自動車 1月)、
同夜10時半に米消費者物価指数(1月)、米消費者物価指数コア(1月)、
同夜10時半に米NY連銀製造業景況指数(2月)、
同夜10時半に加製造業出荷(12月)、
夜11時15分に米鉱工業生産(1月)、米設備稼働率(1月)、
深夜12時に米NAHB住宅市場指数(2月)、米企業在庫(12月)、
深夜12時からイエレンFRB議長の下院金融委員会での証言、
早朝6時に対米証券投資(12月)、
などが予定されています。
英・米の指標とイエレンFRB議長の下院での証言には注目です。
また、米イスラエル首脳会談も予定されています。


<2月16日(木)>

午前9時半に豪新規雇用者数(1月)、豪失業率(1月)、
午後3時半に仏第4四半期失業率、
夜9時半に欧ECB理事会議事録要旨、
夜10時半に米住宅着工件数(1月)、米建設許可件数(1月)、
同夜10時半に米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(2月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
などが予定されています。
豪・米の指標とECB理事会議事録要旨には注目です。


<2月17日(金)>

早朝6時半にNZ企業景況感(1月)、
早朝6時45分にNZ第4四半期小売売上高指数、
午後6時に欧経常収支(12月)、
午後6時半に英小売売上高指数(1月)、
午後7時に欧建設支出(12月)、
夜10時半に加国際証券取引高(12月)、
深夜12時に米景気先行指標総合指数(1月)、
などが予定されています。
NZ・英・米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(2月13日から2月17日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが99.70で始まり、堅調に推移して101.02
へ上昇して100.79で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルでは2.407%に低下しました。
NY原油先物(WTI)3月限は53.86ドルで週の終値になりました。
NYダウは週間197.91ドル上昇、20269.37ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは10日NY時間の戻り高値
113.73から10日の高値113.85を巡る攻防が注目されます。ここを上
抜けた場合は114.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は1月
30日の東京時間の押し安値114.26、ここを上抜けた場合1月30日の
ロンドン時間戻り高値114.94から115.00の「00」ポイント、さらに
上昇した場合は1月27日の高値115.37を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは113.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は10日の安値112.86、さらに下落
した場合は揉み合い上辺でもある7日の高値112.58、ここを下抜けた
場合は112.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は8日の安値の
111.63から7日の安値111.59、ここを下抜けた場合11月28日の安値
111.36、さらに下落した場合は111.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、13日の日第4四半
期GDP一次速報、14日の中国消費者物価指数と中国生産者物価指数
と米生産者物価指数とイエレンFRB議長の上院銀行委員会での証言、
15日の米小売売上高と米消費者物価指数とNY連銀製造業景況指数と
米鉱工業生産と米NAHB住宅市場指数とイエレンFRB議長の下院金融
委員会での証言と対米証券投資、16日の米住宅着工件数と米建設許可
件数とフィラデルフィア連銀製造業景気指数と米新規失業保険申請件
数、17日の米景気先行指標総合指数、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初6日に112.48レベルで始まり揉み合い
を経た後に米10年債利回りの低下を背景に112円台を割り込み欧州の
政治リスクも背景に翌7日の東京時間序盤に週安値となる111.59へ下
落する展開になりました。その後、切り返して、112.58から111.63を
範囲とするレンジ相場が続きましたが、9日のNY時間にトランプ大統
領が航空業界のCEOとの懇談で「数週間のうちに航空インフラ投資と
目を見張るような税制改正案を出す。」として日本の新幹線を評価して
米鉄道インフラ整備に言及したことで米10年債利回りが上昇してNY
ダウも100ドル超上昇したことを背景に113円台を回復して、翌10日
に日経平均が大幅上昇となったことや中国貿易収支が予想より強い結
果になったことも背景にロンドン時間序盤に週高値となる113.85へ上
昇する展開になりました。その後、NYダウが史上最高値を更新して
米10年債利回りも堅調傾向で推移するなか、日米首脳会談を前にポジ
ション調整となり、その後の日米首脳共同会見時に一時112.86へ反落
しましたが、その後、113円台を回復して113.21で週の取引を終えま
した。


日米首脳会談では安倍首相が異例の厚遇で迎えられ、懸念されていた
自動車貿易や為替を巡る批判はなかった模様で、麻生副総理とペンス
米副大統領をトップとする経済対話の枠組みを新設することで合意し
て無事に通過したと言えそうです。ただ、日米首脳会談後の共同会見
で安倍首相が「為替問題は専門家である財務相同士で議論する。」と話
した直後にトランプ大統領が「各国の通貨切り下げに不満を言ってき
た。極めて短期間に公平な条件を取り戻す(米貿易赤字の削減には通貨
安誘導の是正が)唯一の道。」と発言していることから、その解釈を巡る
週明けの市場の二次反応が一応注目されます。

そして今週はイエレンFRB議長の議会証言予定されていて、特に初日
となる14日の上院銀行委員会での証言が注目されますが、米利上げの
時期について踏み込んだ言及は見送られるとの観測は多いものの、米
早期利上げに前向きな発言があった場合はドル買い動意となりますの
で過度の予断なくトレードに臨みたいものです。
また、米小売売上高と米消費者物価指数も注目材料になりそうです。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは10日NY時間の戻り
高値1.0653から10日の高値1.0667を巡る攻防が注目されます。ここ
を上抜けた場合は1.0700の「00」ポイントから8日の高値1.0714、
さらに上昇した場合は6日NY時間終盤の戻り高値1.0755、ここを上
抜けた場合は3日の高値1.0797から1.0800の「00」ポイント、さら
に上昇した場合は2日の高値1.0829を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは10日の安値1.0607から1.0600の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は1月19日
の安値1.0589から1月16日の安値1.0579、さらに下落した場合は
1月9日の安値1.0510から1.0500の「00」ポイント、ここを下抜け
た場合は1月11日の安値1.0453を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、14日の独第4四半期GDP速
報と独消費者物価指数改定値と欧第4四半期GDP改定値と欧鉱工業生
産と独・欧ZEW景況感調査、16日の欧ECB理事会議事録要旨、など
が注目されますが、対ドル通貨ペアとして、14日の中国消費者物価指
数と中国生産者物価指数と米生産者物価指数とイエレンFRB議長の米
上院銀行委員会での証言、15日の米小売売上高と米消費者物価指数と
NY連銀製造業景況指数と米鉱工業生産と米NAHB住宅市場指数とイエ
レンFRB議長の米下院金融委員会での証言と対米証券投資、16日の米
住宅着工件数と米建設許可件数とフィラデルフィア連銀製造業景気指
数と米新規失業保険申請件数、17日の米景気先行指標総合指数、など
が注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、週初6日に1.0790レベルで始まり、仏
大統領選挙など欧州政治リスクへの懸念やギリシャ債務への不安再燃
を背景に揉み合いながらも軟調傾向で推移して8日ロンドン時間前半
にかけて1.0640へ下落する展開になりました。その後、米10年債利
回りの低下を背景に切り返してロンドンフィックスにかけて1.0714へ
反発しましたが、その後、揉み合いを経て翌9日のNY時間にトランプ
大統領が航空業界のCEOとの懇談で「数週間のうちに航空インフラ投
資と目を見張るような税制改正案を出す。」として米10年債利回りが
上昇してNYダウも100ドル超上昇したことを背景とするドル買いに
再び軟調推移となって翌10日のNY時間序盤に週安値となる1.0607
へ下落する展開になりました。その後、ドル円のポジション調整に伴
うドル売りも背景に反発して1.0641レベルで週の取引を終えました。


仏大統領選を巡り有力候補のフィヨン氏やマクロン氏にスキャンダル
報道が相次いで、先週の仏世論調査では「不法移民は送還する」とす
る極右政党の国民戦線(FN)のルペン氏が支持率トップとなり、足元で
仏10年債利回りと対独10年債利回りの差が平時の3から4倍に拡大
していて政治リスクが高まっているとともに、ギリシャ債務問題を巡
り「経済再建には抜本的な債務負担の軽減や緊縮策の緩和が必要」と
するIMFとユーロ圏との意見対立が鮮明化してギリシャ国債の売りが
膨らみ、10日にはギリシャの2年物国債の利回りが一時10%半ばに上
昇するなどギリシャのデフォルト懸念が再び高まっていることなどが
ユーロドル相場の重しとなっています。

今週は独第4四半期GDP速報と独消費者物価指数改定値と欧第4四半
期GDP改定値などが注目されますが、14日には伊やギリシャのGDP
速報も発表予定で注目材料になりそうです。また今週はイエレンFRB
議長の議会証言予定されていて対ドル通貨ペアとして注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その229 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百二十九話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。注目されていた米国での日米首脳会談では
 安倍首相が異例ともいえる厚遇で迎えられて、懸念されていた
 自動車貿易や為替を巡る批判は、会談後のゴルフをしていた時も
 含めて特段なかったようだよな…。』


「ふむ。首脳会談後の共同会見ではトランプ大統領が『極めて短期間
 に公平な条件を取り戻す (米貿易赤字の削減には通貨安誘導の是正
 が) 唯一の道。』と発言されていたが…、まぁ、無事に通過したと
 言ってよいのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『トランプ米大統領は就任後に台湾の蔡英文総統と電話会談をして
 米中関係がギクシャクしていたが、日米首脳会談前に中国の習近平
 国家主席と電話会談をして中台がともに一つの中国に属するという
 「1つの中国」政策の維持で合意したとのことで…、
 ときに方針がガラリと豹変することがあるようだけどさぁ、
 日米は良き経済パートナーとしてやっていきたいもんだぜ…。』


「ふむ。話し合い前に一発かましておいて、そして落とし所を求める
 というのがトランプ流の通商や外交のやり方なのやもしれぬが…、
 例えば、先般の米大使館をテルアビブからエルサレムに移転する
 という発言などは大きな紛争の火種になり得る可能性もあり…、
 世界をハラハラドキドキさせてもいるのう…。溜口剛太郎殿。」


『ユーロの話もしたいところだが、話が長くなるといけねぇ…。
 さてところで…、ジイさん。今日はペンディングになっていた
 「人工知能(AI)とトレード」ついてのお話だな…。』


「ふむ…。今日は『人工知能(AI)とトレード』についてのお話を
 させてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『よろしい。まぁ、聞いてやろうじゃないか…。』


「人工頭脳が注目されたのは案外と昔からで、今から28年も前じゃが
 IBMが1989年より開発を開始したチェス専用スーパーコンピュータ
 『ディープ・ソート』ではなかろうかのう…。
 そして、それの後継の『ディープ・ブルー』が1997年の5月に
 当時のチェス・チャンピオンのガルリ・カスパロフ氏に
 6戦中2勝1敗3引き分けで勝利して脚光を浴びたが、
 知っている人も多いのではなかろうか…。」


『うーん。聞いたことがあるかもな…。』


「まぁ、当時の人工頭脳は評価関数(差し手の有効度を導く数式)を
 人が考案するなど、どうしたらチェスに勝てるかについて
 人がコンピーターの教師であり、現在の人工知能(AI)のように
 どうしたらチェスに勝てるかを深層学習(ディープ・ラーニング)
 によってコンピューター自身(自体)が自己学習で進化していく、
 ものとは異なっていたようじゃがのう…。」


『当時は、一昔前のEA(自動売買)みたいに
 ロジックは人が考案していたというワケか…。』


「時は流れ、2011年にはIBMの人工知能ワトソンがクイズ番組に
 参加して見事なまでにチャンピオンになったり…、
 また、近年では人との過去の会話を記憶して『人のように話す』
 マイクロソフト社の人工知能シャオアイスが中国でリリースされて
 人工知能にほんとうに恋をする若者が現れる時代になり…、
 そして、2016年にはグーグル傘下のディープ・マインド社の
 アルファー碁(AlphaGo)が韓国の天才囲碁棋士イ・セドル九段に
 4勝1敗で勝利したことで人工知能(AI)による深層学習
 (ディープ・ラーニング)の凄さが証明されることになったが…、
 将棋の世界でも電脳戦でコンピューターがプロ棋士に勝ち越す
 時代になってきているのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『ふーん。コンピーターはもう人を超えつつあるようだな…。』


「ふむ。コンピューターの深層学習では知能指数で人の10倍に至るも
 ただ…、アルファー碁(AlphaGo)とイ・セドル九段の第4局で
 イ・セドル九段が放った定石外の一手にアルファー碁(AlphaGo)が
 突然、暴走を始め自滅するような差し手を連発したり…、
 また、マイクロソフト社の人工知能『Tay』がTwitterでの会話を
 通じて人種差別や性差別、陰謀論を学習してしまったことにより、
 不適切な発言を連発するようになったことで緊急停止されるなど、
 自己深層学習ゆえに制御の問題は課題であり…、
 2045年頃には人工知能が人の手を離れて加速度的に発達して
 その先には人智の想像を超えた『シンギュラリティ』を迎えると
 言われているが…、コンピューターを天使とするか悪魔とするか、
 人類は大きな課題に直面することになろう…。」


『……。』


「深層学習(ディープ・ラーニング)を得たコンピューターは、
 『直感』、『創造性』、『感情』など、これまで人のみ可能とされ、
 機械には無理とされていた領域にまで踏み込みつつあってのう…。」


『ほんとうかよ! ジイさん。』


「ふむ…。NHKスペシャル『天使か悪魔か羽生善治人工知能を探る』
 (Bing の検索サイトで調べると「動画」が視聴可能のようです)
 などを観れば驚愕の事実を知ることができよう…。溜口剛太郎殿。」


『へぇー。検索して観てみるとするぜ。ジイさん。』


「ともあれじゃ…、世界は既に人工知能(AI)の時代に突入していて、
 チェスや囲碁や将棋のみならず自動車や各種機器制御にも利用され
 先に紹介したように投資やトレーディングにも活用されていて
 https://matome.naver.jp/odai/2143505597597036701
 現在、レンブラントが描いたと同様の絵画も描画できるようになり
 また、小説や、気象情報によりお天気キャスターの原稿を書いたり
 融資判断、保険の審査、電話オペレーターなどなど、
 将来は弁護士の補助や、行政補助を含めてほとんど全ての分野で
 人工知能(AI)が活躍する時代が到来することであろうのう…。」


『人の雇用が脅かされる時代が来るのかもな…。』


「ふむ…。近い将来にその問題も大きな課題となるやもしれぬのう。」


『で…、我々個人トレーダーにとって人工知能(AI)とは
 どう付き合っていけばよいのかな…。ジイさん。』


「現在、人工知能(AI)を用いた投資や投機では、
 過去のチャートを深層学習(ディープ・ラーニング)させて
 『チャートにおいて未来相場を予測する(させる)』ものは
 むしろ少数で…、チャートという枠を超えて、
 マイクロ秒レベルで売買発注に追従していく
 『超高速取引(ハイ・フリクエンシー・トレード)』で
 『価格変動において小利を積算的に繰り返す方法』や…、
 『ネット上にある言葉(ワード)数と相場との相関を利用』したり、
 『要人発言における言葉(ワード)に反応』する、いわゆるアルゴや、
 経済指標の発表において人が太刀打ちできないほど早く反応する、
 ものなど、トレーディングにおいて人工知能(AI)は既に50%ほど
 活用されているとも聞くが…、例えば、先般の米大統領選挙で
 トランプ氏が勝つと予想を的中した人工知能(AI)が皆無であった
 ことも話題になっていたようで…、
 人工知能(AI)は『予想において』必ずしも絶対的で正確無比ではなく
 未来はともあれ、現段階では極度に恐れたり神格化する見方をする
 その必要はないのではなかろうか…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「そして、人工知能(AI)がいかに達しても、
 過去のチャートで『未来を完全に予測する』ことは
 現在レート以降に、織り込み未然の『未来要素が加わってくる』
 ことで…、つまり、未来のチャートは
 『過去の相場に完全に規定されていない(支配されていない)』ために
 完全に未来を予測することは『原理的に不可能』で…、また、
 為替の場合は勝者の利得は敗者が支払うという市場原理からも
 おのずと、人工知能(AI)がディープラーニングしても、
 そこには予測の限界点(予測の臨界点)が原理的に存在することになり
 聖杯は未来永劫、見つからぬことであろうのう…。溜口剛太郎殿。」


『例えるなら、聖杯同士の麻雀のようなもので、
 為替相場では勝者の利得は敗者が支払うということからも、
 全ての人工知能(AI)が勝つということは
 ゼロ・サム(スプレッドを考慮すればマイナス・サム)の
 為替相場では原理的にあり得なく、
 聖杯は矛盾により存在しえないことになるというワケか…。』


「ただ…、人工知能(AI)が人より上手にトレードすることは
 あり得ることで、人(ヒューマン・トレーダー)は
 例えるなら、人工知能(AI)の自動運転で走る『AIカー』を先導として
 それに追従して『ヒューマン・カー』も走行することは
 人として賢明なトレード術になるやもしれぬのう…。
 また、プライス・アクションとしては、『坊主頭のローソク足』
 の示現と『加速感を伴うローソク足』の示現は
 人工知能(AI)先導の合図になるやもしれぬのう…。」


『トレンドフォローならぬプライスムーブメント・フォローってか。
 おっといけねぇ…。今日は話がめっちゃ長くなっているぜ。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その228


テロ対策を理由にイスラム圏7カ国出身者の入国を一時禁止する
米大統領令に米連邦地裁が差し止めを命じる仮処分を下しましたね。


●今週の主な予定

<2月6日(月)>

午前9時半に豪小売売上高(12月)、
午後4時に独製造業新規受注(12月)、
夜11時からドラギECB総裁の発言、
深夜12時に米LMCI労働市場情勢指数(1月)、
豪・独・米とドラギECB総裁の発言には注目です。


<2月7日(火)>

午前9時01分に英BRC小売売上高調査(1月)、
午前10時45分に中国財新サービス業PMI(1月)、
昼12時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後2時に日景気先行指数速報(12月)、日景気一致指数速報(12月)、
午後3時45分にスイスSECO消費者信頼感指数(1月)、
午後4時に独鉱工業生産(12月)、
午後4時45分に仏貿易収支(12月)、仏経常収支(12月)、
同午後4時45分に仏財政収支(12月)、
夜10時半に米貿易収支(12月)、
同夜10時半に加建設許可件数(12月)、加貿易収支(12月)、
深夜12時に加Ivey購買部景況指数(1月)、
早朝5時に米消費者信用残高(12月)、
などが予定されてます。
中国・豪・独・米の指標には注目です。


<2月8日(水)>

朝8時50分に日国際貿易収支(12月)、日国際経常収支(12月)、
午後2時に日景気現状判断DI(1月)、日景気先行き判断DI(1月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時15分に加住宅着工件数(1月)、
早朝5時にRBNZ政策金利、RBNZ声明、
などが予定されています。
日貿易収支とNZの指標には注目です。


<2月9日(木)>

早朝6時45分にNZ住宅建設許可件数(12月)、
朝8時50分に日機械受注(12月)、
午前9時01分に英RICS住宅価格指数(1月)、
午後3時45分にスイス失業率(1月)、
午後4時に独貿易収支(12月)、独経常収支(12月)、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(12月)、
深夜12時に米卸売売上高(12月)、米卸在庫(12月)、
深夜3時半から英BOE総裁の発言、
などが予定されています。
NZ・(日)・米の指標には注目です。


<2月10日(金)>

朝8時50分に日国内企業物価指数(1月)、
午前9時半に豪住宅ローン件数(12月)、豪RBA四半期金融政策報告、
午後1時半に日第3次産業活動指数(12月)、
(時間未定) 中国貿易収支(1月)、
午後4時45分に仏鉱工業生産指数(12月)、
同午後4時45分に仏第4四半期非農業部門雇用者速報
午後6時半に英鉱工業生産(12月)、英製造業生産(12月)、
同午後6時半に英貿易収支(12月)、
夜10時半に米輸入物価指数(1月)、米輸出物価指数(1月)、
同夜10時半に加新規雇用者数(1月)、加失業率(1月)、
深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(2月)、
同深夜12時に英NIESRのGDP予想、
深夜4時に米月次財政収支(1月)、
などが予定されています。
豪・中国・英・加・米の指標には注目です。
そして、日米首脳会談も予定されていて注目されます。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(2月6日から2月10日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが100.43で始まり、101.02へ反発した後に
99.19へ反落して99.84で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルでは2.469%に低下しました。
NY原油先物(WTI)3月限は53.83ドルで週の終値になりました。
NYダウは週間22.32ドル下落、20071.46ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは113.00の「00」ポイント
から3日のNY時間後半での戻り高値113.07を巡る攻防が注目されま
す。ここを上抜けた場合は3日の米雇用統計発表直後の高値113.48、
さらに上昇した場合は1日の高値113.95から114.00の「00」ポイン
ト、ここを上抜けた場合は1月30日の東京時間の押し安値114.26、
さらに上昇した場合は115.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合
1月27日の高値115.37を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは3日の米雇用統計後の安値112.31を巡る
攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は2日の安値112.05から
112.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は11月29日の安値の
111.67、ここを下抜けた場合は11月28日の安値111.36、さらに下落
した場合は111.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合11月21日
の安値110.46、さらに下落した場合は11月22日の安値110.27、ここ
を下抜けた場合は110.00の「000」ポイントを巡る攻防が注目されま
す。


今週のドル円相場は経済指標では、6日の米LMCI労働市場情勢指数、
7日の中国財新サービス業PMIと米貿易収支、8日の日国際貿易収支、
9日の日機械受注と米新規失業保険申請件数、10日の中国貿易収支と
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初1月30日に下窓を空けて114.75レベル
で始まり、NYダウが2万ドル台を割り込んだことや米10年債利回り
の低下を背景に揉み合いながらも軟調傾向で推移して、翌31日にトラ
ンプ米大統領の「日本と中国は通貨切り下げで市場を手玉に取った。」
との発言も背景にNY時間に112.08へ下落する展開になりました。
その後、切り返して、翌2月1日に日経平均の上昇を背景に堅調傾向
で推移して、NY時間に発表された米ADP雇用統計や米ISM製造業景
況指数が市場予想より強い結果となったことを背景に113.95へ上昇し
ましたが、その後に反落して、FOMCでは市場予想通りFF金利据え置
きとなるもFOMC声明で今後の利上げに対し慎重姿勢も見られたこと
を背景に揉み合いながらも軟調傾向で推移して、翌2日の日経平均の
下落も背景に軟調傾向が続いてNY時間序盤に週安値となる112.05へ
下落する展開になりました。その後、切り返して、翌3日の東京時間
に上下動の揉み合いとなるも日銀が日長期金利上昇の抑制のため指値
オペを実施したことを背景に113円台を回復して米雇用統計の発表を
迎えました。米雇用統計ではNFPが市場予想より強い22.7万人になり
ましたが、米平均時給が予想より弱い前月比+0.1%となったことで、
発表の初期反応で113.48へ上昇するも、その後、112.31へと下落する
上下動の揉み合いとなって112.59レベルで週の取引を終えました。

先週は、NYダウが週初に2万ドル台を割り込むも週末に2万ドル台を
回復しましたが、ドル円は日銀金融政策発表、FOMC、米雇用統計など
のイベントを経て週間で2円ほど下落する展開になりました。

「米国第一」の保護主義政策の大統領令を矢継ぎ早に打ち出している
トランプ政権ですが、昨年末時点での米ドルの実質実効為替レートが
130弱と、1985年に主要国がドル高是正で協調したプラザ合意直前の
140台に近い水準まで上昇していた経緯もあってか、先週はトランプ
米大統領から「日本と中国は通貨切り下げで市場を手玉に取った。」
との発言も聞かれ、10日の日米首脳会談およびその市場反応が注目さ
れます。

今後の注目イベントとしましては、(日時未定ですが)2月の米予算教書
演説、3月中旬のG20、4月の米為替政策報告書、などがありますが、
米減税にかかわる大統領令および金融規制緩和にかかわる大統領令に
続いて米インフラ整備にかかわる具体的な大統領令が発令された場合
はドル買い要因として注目されますとともに、4月の新年度に向けて
生保など機関投資家のヘッジ外しがドル円の上昇要因になるとの指摘
もあるようですので、今後、注目材料になる可能性がありそうです。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは3日の高値1.0797か
ら1.0800の「00」ポイント巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は1日の高値1.0807から1月31日の高値1.0812、さらに上昇し
た場合は2日の高値1.0829、ここを上抜けた場合は12月8日の高値
1.0874、さらに上昇した場合は1.0900の「00」ポイント、ここを上抜
けた場合は11月11日の高値1.0923から11月10日の高値1.0953、
さらに上昇した場合は1.1000の「000」ポイントを巡る攻防が注目さ
れます。
一方、下落した場合、まずは3日の米雇用統計発表直後の安値1.0712
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は1.0700の「00」ポ
イント、さらに下落した場合は1月31日安値1.0684、ここを下抜けた
場合は1月27日の安値1.0658から1月26日の安値1.0657、さらに
下落した場合は1月30日の安値1.0620、ここを下抜けた場合1.0600
の「00」ポイント、さらに下落した場合は1月19日安値1.0589から
1月16日の安値1.0579を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、6日の独製造業
新規受注とドラギECB総裁の発言、7日の独鉱工業生産、などが注目
されますが、対ドル通貨ペアとして、6日の米LMCI労働市場情勢指数
7日の中国財新サービス業PMIと米貿易収支、9日の米新規失業保険申
請件数、10日の中国貿易収支と米ミシガン大学消費者信頼感指数速報
などが注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、週初1月30日に上窓を空けて1.0722レ
ベルで始まり揉み合いながらも軟調傾向で推移してNY時間序盤に週安
値となる1.0620へ下落しましたが、その後、切り返して、1.07レベル
の揉み合いを経た後に、翌31日に米国家通商会議の責任者ピーター・
ナバロ氏の「ユーロは過小評価されている。」との発言および米10年
債利回りの低下を背景にロンドンフィックスにかけて1.0812へ上昇す
る展開になりました。その後、小幅な揉み合いを経て、翌2月1日の
NY時間に発表された米ADP雇用統計や米ISM製造業景況指数が市場
予想より強い結果となったことを背景とするドル買いに1.0731へ反落
しましたが、その後、FOMCでは市場予想通りFF金利据え置きとなる
もFOMC声明で今後の米利上げに対し慎重姿勢も見られたことを背景
に反発して揉み合いながらも堅調傾向で推移して、翌2日NY時間序盤
にかけて週高値となる1.0829へ上昇する展開になりました。その後、
ドル円の反発に伴うドル買いを背景に翌3日のロンドン時間にかけて
1.07台前半へ反落して米雇用統計の発表を迎えました。米雇用統計で
はNFPが市場予想より強い22.7万人になりましたが、米平均時給が
市場予想より弱い前月比+0.1%となったことで、発表直後の初期反応
で1.0712へ下落するも、その後、1.0797へ反発して、揉み合いを経た
後に1.0783レベルで週の取引を終えました。

先週のユーロドルは、FOMC、米雇用統計などのイベントを経て週間で
60Pipsほど上昇する展開になりましたが、値動きは今一つといった印
象でした。

さて、2日に英国のメイ首相が英離脱「白書」を公表したことで、3月
上旬のEUへの英離脱の正式通知が視野入りすることになったことも
影響してか、先週の英BOE政策金利、英BOE議事録要旨および四半
期インフレレポートの発表されたスーパー・サースデーからのポンド
の動向も注目されますが、ユーロにかかわる今後の材料としましては
「3月5日のオランダ総選挙」、「4月23日および5月7日のフランス
大統領選挙」、「7月のギリシャの債務返済のピーク(約60億ユーロ)」、
「9月24日のドイツ連邦議会選」などが注目され、欧州政治リスク
およびギリシャ問題の再燃などが近い将来にユーロドルの相場に次第
に影響してくる可能性がありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その228 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百二十八話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はNYダウが週初に2万ドル台を割ったけど
 週末には2万ドル台を回復する相場展開になったが…、
 一方、ドル円の方はってえてと、日銀金融政策発表に米FOMC、
 そして米雇用統計などのイベントを経て週間で200Pipsほど
 下落する相場展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 イベントのみならず、トランプ米大統領が次々と出す大統領令や
 大統領発言に翻弄されている印象もあるが…、
 今後、米減税や米金融規制緩和に続き、米インフラ整備にかかわる
 具体的な大統領令が発令された場合はドル買い要因として注目され
 ることになるやもしれぬのう…。」


『他方、ユーロドルの方はってえと、週間で60Pipsほど上昇はしたが
 独調査会社センテックスの投資家向け調査ではオランダやフランス
 のユーロ圏離脱を予想する確率が大きく上昇しているとのことで、
 英のEU離脱「Brexit」に続き、「Nexit」や「Frexit」という造語が
 話題を呼んでるとかでさぁ…、ギリシャ債務問題への不安も再び高
 まっていることもあり…、今年は酉年だけにいつかまた近い将来に
 ブラック・スワンが飛来することもあるのかもしれないよな…。』


「ふむ。安易な予想はできないが…、今年は『7のつく年』でもあり、
 87年にはブラック・マンデー、97年にはアジア通貨危機、そして
 07年にはサブプライム問題からリーマンショックになったように、
 7のつく年は世界経済の災厄となるアノマリーがあるようで…、
 注意だけは怠れないのやもしれぬのう…。溜口剛太郎殿。」


『ところでさぁ、ジイさん。話はガラリと変わるが、
 米国のTPP離脱の話ではなく…、ピコ太郎さんのPPAPなんだけど
 何ら関係のない大阪の企業から商標出願がされて、
 「PPAP」の名称を使ったCDや関連商品が販売できなくなったり、
 使用料要求される可能性があるそうだよな。』


「あははっ。何の話かと思ったらPPAPのお話とは驚きじゃのう…。
 商標は先願権が認められているも、商標法の第29条では、
 他人の著作権に抵触する商標は使用できないと定められており、
 PPAPには著作権があることで問題は生じないのではなかろうか…。
 まぁ、しかしながら、世の中には法の隙間を縫うような
 いろいろと嫌らしいビジネスモデルがあるものじゃのう…。」


『その話にちなんでなんだけど、先週の木曜日だったな…。
 朝に「モー・サテ(モーニング・サテライト)」を観ていたらさぁ、
 中国で「ポケモン・ゴー」のモデルをパクったような
 「10元ほど入ったお年玉袋」を街中でゲットして、そして
 実際にお年玉の現金が貰えるというゲームが大流行になったそうで
 オレ様は面白いビジネス・モデルを思いついちゃったんだよね。』


「ほほう…。それはどのようなビジネス・モデルかね?
 パクリにヒントを得たパクリ返しのモデルというわけじゃね。^^」


『スマートフォンで街中にいる可愛い怪獣たちをゲットしていく、
 という基本モデルは「ポケモン・ゴー」と同じなんだけどさぁ…、
 その怪獣たちは企業のマスコット・キャラクターで、
 キャラクターをゲットするたびにその企業のポイントが貯まる、
 というシステムで、つまり、仮想現実にリアルビジネスの企業も
 参加してもらう、いわば「ポイントでゴー」みたいなゲームだよ。』


「ほほう…。溜口剛太郎殿もいろいろ考えるものじゃのう…。」


『そして、そのポイントはただの仮想現実の中のポイントではなく、
 企業の協賛を得て実際のリアル社会での商品購入や
 飲食の割引きとして現実に使えるようにするってワケさ…。
 「ポイントでゴー」の運営主体となる例えば任天堂さんは
 参加希望企業に対する初期設定で設定料がまずは収益となり、
 また、月毎にその企業の総ポイントの10%を運営主体に支払うが
 参加する企業にとっても、新しい大きな宣伝効果になるだろうぜ。』


「うーむ。なんか現実にイメージできそうなゲームじゃのう…。」


『参加企業は大企業だけではなく、例えば街のレストランでもよく、
 ユーザーがゲットしたポイントを無駄にしたくないからと
 百ポイント程度で来店してくれれば採算もとれるだろうし…、
 また、キャラクターを作っていない(もっていない)企業には
 運営主体が有償でキャラクターを作ってやれば
 これもビジネスになろうってもんだぜ…。』


「なるほどのう…。溜口剛太郎殿。」


『さらにアイデアを発展的に演繹させていけば…、
 ユーザーが獲得した各企業のキャラクターのポイントを
 仮想現実内の交換所で10%のポイント手数料を取るなどして
 交換できる「トレーディング・センター」を作って、
 例えば、ある企業の商品を買いたいと思っている人が
 各企業のキャラクターをゲットして集めたポイントを
 特定の企業のポイントに交換できるようにしたりすれば、
 仮想現実内の交換所で10%のポイント手数料も運営主体の
 収益とすることもできるだろうし…、
 また、例えば「ポイントでゴー」の仮想現実内に銀行を作って
 20%の手数料を取ってコンビニで使える電子マネーに
 チャージできたり、あるいは一定のポイント以上となったら
 現実社会の銀行に振り込みができる、なんてシステムにしたら、
 「ポイントでゴー」の利用者は爆発的に増えていくことだろうよ。』


「うーむ。将来には溜口剛太郎殿がいうような仮想現実と
 リアル社会とを結ぶゲームがほんとうに誕生するやもしれぬのう。」


『このようなビジネスモデルが現実化したら、
 例えば任天堂さんの株価は高騰するかもしれないよな…。
 それに…。ジイさん。』


「それに…、何じゃね。溜口剛太郎殿。」


『「ポイントでゴー」でのポイントを現実社会の銀行に振り込みする
 というのは無理だとしても、「ポイントでゴー」でのポイントを
 ジイさんが以前に言っていたビットコインなどの仮想通貨(暗号通貨)
 へ交換してやることなどは電子取引としてやりやすいかもな…。』


「ふむ…。そうやもしれぬのう。溜口剛太郎殿。」


『今日はオレ様が喋りまくってしまったが…、
 ところでさぁ…、仮想通貨(暗号通貨)なんだけど
 ビットコインは仮想通貨(暗号通貨)としてインフラも整備されてきて
 リアル社会でも実際に使えるマネーとしてまさに基軸通貨だけど、
 もしもタイムマシンがあったら発売当初に戻って買いたいと思うが
 実社会でのインフラが整備されて、第2のビットコインとなる
 可能性のある仮想通貨(暗号通貨)は何かないのかなぁ…。』


「ふむ…。仮想通貨(暗号通貨)の95%はインフラ整備されることなく
 実社会で現実には使えぬ『事実上のおもちゃのお金』となる
 ものが多く、仮想通貨(暗号通貨)への投資は慎重にせねばならぬが、
 インフラ整備される可能性が高く、
 第2のビットコインになる可能性のあるものとして、
 http://bit.ly/2jsdHdD が有力やもしれぬのう…。溜口剛太郎殿。」


『ふーん。動画もあるようだから覗いてみるとするぜ。ジイさん。
 さて今日はオレ様がしゃべくりまくって話が長くなってしまったが
 テーマとなる予定だった「人工知能(AI)とトレード」ついては
 「また、次回に」ということになりそうだな…。』


「ふむ。『人工知能(AI)とトレード』については、また次回以降に
 ゆっくりお話をしようではないか…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その227


トランプ米大統領が誕生して早くも一週間が過ぎましたね。
今週は日銀金融政策とFOMCに米雇用統計とイベント目白押しです。


●今週の主な予定

<1月30日(月)>

※香港・上海が旧正月で休場。

早朝6時45分にNZ貿易収支(12月)、
朝8時50分に日小売業販売額(12月)、
午後5時にスイスKOF景気先行指数(1月)、
午後7時に欧消費者信頼感確報(1月)、欧経済信頼感(1月)、
夜10時に独消費者物価指数速報(1月)、
夜10時半に米個人所得(12月)、米個人消費支出(12月)、
同夜10時半に米コアPCEデフレータ(12月)、
深夜12時に米中古住宅販売成約(12月)、
などが予定されています。
NZ・独・米の指標には注目です。


<1月31日(火)>

※香港・上海が旧正月で休場。

朝8時半に日全世帯家計調査消費支出(12月)、日失業率(12月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(12月)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感(1月)、
午前9時半に豪NAB企業景況感指数(12月)、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策発表、
午後2時に日新設住宅着工戸数(12月)、
午後3時半から黒田日銀総裁の定例会見、
同午後3時半に仏第4四半期GDP速報、
午後4時に独小売売上高指数(12月)、
午後4時45分に仏消費者物価指数速報(1月)、仏卸売物価指数(12月)
午後5時55分に独失業者数(1月)、独失業率(1月)、
午後6時半に英消費者信用残高(12月)、
午後7時に欧第4四半期GDP速報、
同午後7時に欧消費者物価指数速報(1月)、欧失業率(12月)、
夜10時半に加GDP(11月)、
同夜10時半に加鉱工業製品価格(12月)、加原料価格指数(12月)、
夜11時に米ケースシラー住宅価格指数(11月)、
夜11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(1月)、
深夜12時に米消費者信頼感指数(1月)、
などが予定されています。
日・仏・独・欧・加・米の指標と黒田日銀総裁の会見には注目です。


<2月1日(水)>

※上海が旧正月で休場。

早朝6時45分にNZ第4四半期就業者数、NZ第4四半期失業率、
午前10時に中国製造業PMI(1月)、中国非製造業PMI(1月)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(1月)、
午後5時50分に仏製造業PMI改定値(1月)、
午後5時55分に独製造業PMI改定値(1月)、
午後6時に欧製造業PMI改定値(1月)、
午後6時半に英製造業PMI(1月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時15分に米ADP雇用統計(1月)、
深夜12時に米ISM製造業景況指数(1月)、米建設支出(12月)、
深夜4時に米FOMC政策金利、米FOMC声明、
などが予定されています。
NZ・中国・英・米の指標には注目です。


<2月2日(木)>

※上海が旧正月で休場。

午前9時半に豪貿易収支(12月)、豪住宅建設許可件数(12月)、
午後2時に日消費者態度指数(1月)、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(12月)、
午後6時に欧ECB月報、
午後6時半に英建設業PMI(1月)、
午後7時に欧生産者物価指数(12月)、
夜9時に英BOE政策金利、英BOE資産買取プログラム規模、
同夜9時に英BOE議事録要旨、英BOE四半期インフレレポート、
夜9時半からカーニー英BOE総裁の発言、
同夜9時半に米チャレンジャー人員削減予定数(1月)、
夜10時半に米第4四半期非農業部門労働生産性速報、
同夜10時半に米第4四半期単位労働コスト速報、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
などが予定されています。
豪・欧・英・米の指標には注目です。


<2月3日(金)>

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録(12月開催分)、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(1月)、
午後5時50分に仏サービス業PMI改定値(1月)、
午後5時55分に独サービス業PMI改定値(1月)、
午後6時に欧サービス業PMI改定値(1月)、
午後6時半に英サービス業PMI(1月)、
午後7時に欧小売売上高(12月)、
夜10時半に米非農業部門雇用者数(1月)、米失業率(1月)、
同夜10時半に米平均時給(1月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(1月)、米製造業受注指数(12月)、
などが予定されています。
中国・英・欧・米の指標には注目です。
また、EU首脳会が開催予定です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(1月30日から2月3日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが100.75で始まり、軟調傾向で推移して
99.77へ下落した後に反発して100.53で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルでは2.483%に上昇しました。
NYダウは週間266.53ドル上昇、20093.78ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは19日の高値115.62を巡
る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は116.00の「00」ポイン
ト、さらに上昇した場合は11日の高値116.87、ここを上抜けた場合は
117.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は9日の高値117.53、
ここを上抜けた場合は118.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合
3日の高値118.60を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは115.00の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は19日の安値114.40から20日の
安値114.21、さらに下落した場合は114.00の「00」ポイント、ここ
を下抜けた場合は16日の安値113.63、さらに下落した場合は25日の
安値113.04から113.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は23
日の安値112.53、さらに下落した場合は112.00の「00」ポイント、
ここを下抜けた場合は11月28日の安値111.36を巡る攻防が注目され
ます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、30日の米個人消費
支出と米コアPCEデフレータと米中古住宅販売成約、31日の日失業率
と日鉱工業生産速報と日銀金融政策発表と黒田日銀総裁の定例会見と
米ケースシラー住宅価格指数とシカゴ購買部協会景気指数と米消費者
信頼感指数、2月1日の中国製造業PMIと中国非製造業PMIと米ADP
雇用統計と米ISM製造業景況指数とFOMC政策金利とFOMC声明、
2日の米新規失業保険申請件数、3日の日銀金融政策決定会合議事録と
中国財新製造業PMIと米非農業部門雇用者数と米失業率と米平均時給
とISM非製造業景況指数と米製造業受注指数、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初23日に114.27レベルで始まりトラン
プ新米大統領の保護主義的な政策への懸念があったか米10年債利回
りの低下も背景に24日のオセアニア時間にかけて週安値となる112.53
へ下落しましたが、その後、切り返して、NYダウが2万ドルの大台へ
上昇して史上最高値を更新したことも背景に26日のオセアニア時間に
113.99へ反発する展開になりました。その後、113円台前半へ下押し
て揉み合いになりましたが、26日のロンドン時間からドル買い動意が
強まり米10年債利回りの上昇も背景に堅調に推移して、NY時間後半
に一時揉み合うも27日の東京時間に115円台へ上昇する展開になりま
した。その後、揉み合いとなってNY時間に発表された米第4四半期
GDP速報が市場予想を下回ったことで114.75へ下押すも、その後、
押し目は買われて週高値となる115.37へ上昇して、115.09レベルで
週の取引を終えました。

トランプ米大統領が誕生して1週間目となる先週ですが、米国第一主
義のもとTPPからの完全離脱など選挙時に掲げた公約を有言実行して
13の大統領令を発してドル円相場は揺れる展開になりましたが、115
円台へ上昇する展開になりました。
26日には2国間の通商協議の対象に通貨を含めることを表明して、異
例の方針に、今後の通商協議において為替相場も影響を受けることに
なると思われますが、ドル円のチャート的には17・18日と23・24日
のボトムに対する19日のネックラインをしっかり超えていけるのかど
うかが注目されます。
また、今週のイベントとしましては日銀金融政策の発表と米FOMCに
週末の米雇用統計などが注目されます。日米ともに大きな金融政策の
発表はないものと思われますが、リスク管理をしっかりしてトレード
に臨みたいものです。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは27日の高値1.0725
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合24日の高値1.0775、
さらに上昇した場合は1.0800の「00」ポイント、ここを上抜けた場合
12月8日の高値1.0874、さらに上昇した場合は1.0900の「00」ポイ
ント、ここを上抜けた場合11月11日の高値1.0923から11月10日
の高値1.0953、さらに上昇した場合は1.1000の「000」ポイントを巡
る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは26日の安値1.0657を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は1.0600の「00」ポイントから19日
の安値1.0589、さらに下落した場合は1.0500の「00」ポイント、
ここを下抜けた場合は11日の安値1.0454、さらに下落した場合は
1.0400の「00」ポイントから4日の安値1.0390を巡る攻防が注目さ
れます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、30日の独消費者物価指数速報
31日の仏第4四半期GDP速報と独小売売上高指数と独失業者数と独
失業率と欧第4四半期GDP速報と欧消費者物価指数速報と欧失業率、
2月2日の欧生産者物価指数、3日の欧小売売上高、などが注目されま
すが、対ドル通貨ペアとして、30日の米個人消費支出と米コアPCEデ
フレータと米中古住宅販売成約、31日の米ケースシラー住宅価格指数
と米シカゴ購買部協会景気指数と米消費者信頼感指数、2月1日の中国
製造業PMIと中国非製造業PMIと米ADP雇用統計と米ISM製造業景
況指数とFOMC政策金利とFOMC声明、2日の米新規失業保険申請件
数、3日の中国財新製造業PMIと米非農業部門雇用者数と米失業率と
米平均時給と米ISM非製造業景況指数と米製造業受注指数、などが
注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、週初23日に1.0703レベルで始まり米
10年債利回りの低下も背景に揉み合いながらも堅調傾向で推移して
24日のNY時間に週高値となる1.0775へ上昇する展開になりました。
その後、イタリア憲法裁判所が下院の選挙法の一部は違憲との判決が
あるなか25日のロンドン時間に1.0711へ下押した後に1.07代後半へ
反発して揉み合いになりましたが、26日のロンドン時間から米10年
債利回りの上昇も背景に反落してNY時間に週安値となる1.0657へ下
落する展開になりました。その後、揉み合いながらも反発して、27日
のNY時間に発表された米第4四半期GDP速報が市場予想を下回った
こと背景とするドル売りに一時1.0725へ上昇した後に1.0698レベル
で週の取引を終えました。

先週のユーロドルは週始値と週終値の差が5Pipsと上下動の揉み合い
相場となりましたが、今週は独・欧の消費者物価指数速報と欧第4四
半期GDP速報などが注目されます。また、対ドル通貨ペアとして、
米ISMの景況指数、米FOMCと週末の米雇用統計などが注目されま
すが、ある程度動意づくことに期待したいものです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その227 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百二十七話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はトランプ米大統領が就任してから
 最初の一週間だったけど、米国第一主義のもとTPP完全離脱など
 有言実行を示すように13もの大統領令を矢継ぎ早に発令して…、
 週前半は保護主義にリスク回避の動きも見られたが、
 その後、NYダウがついに2万ドル台へ上昇したよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 通商は多国間から2国間へとシフトすることとなって、
 そして、2国間の通商協議の対象に通貨を含めることを表明した
 ことから、今後の通商協議において為替相場も影響を受ける
 ことになろうと思われるが…、一部では米国の保護主義的な政策が
 1990年代前半のように日米金利差が拡大しても円高となる可能性を
 指摘する声も聞かれ始めているようじゃのう…。
 まぁ…、ただ、1990年代当時とは異なり、日本の多くの製造業は
 米国での現地生産も進んでいて、先週はNYダウが2万ドル台へと
 上昇して米10年債利回りも回復してきたことを背景に
 ドル円も115円台を回復する展開になったがのう…。」


『ドル円は、チャート的には18日と24日の2つのボトムに対する
 19日のネックラインとなる所を超えかけてきているようだが…、
 しっかり超えていけるのか、はたまた再び反落するのか、
 今週は日銀金融政策発表や米FOMCや米雇用統計など
 イベントが多く、今週のドル円の展開が注目されるな…。』


「ふむ…。日銀金融政策やFOMCでは大きな政策変更はない
 ものと思われるが、黒田日銀総裁の会見やFOMC声明は
 それなりに注目材料になることであろうのう…。」


『ところでさぁ…、トランプ政権のショーン・スパイサー報道官が
 「トランプ大統領就任式に集まった聴衆の数は過去最高であった。」
 と虚偽の事実を述べてしまったことに対して、
 トランプ大統領のケリーアン・コンウェイ顧問が
 「それはオルタナティブ・ファクト(もう1つの事実)。」だなんて
 強弁していていたけど…、写真を見れば明らか虚偽なのに、
 報道官や大統領顧問として信用を毀損する行為で
 みっともなく恥ずかしい寸劇だったよな…。ジイさん。』


「まぁ、新政権の発足当初で引っ込みがつかず、
 勢い、無理やり強弁で擁護してしまったものと思われるが…、
 前列側の人は過去最多であったくらいに受け止めようではないか。
 それよりも、トランプ大統領や顧問がどこまで事実を認識して
 そして深く思慮したうえで政策を実行しようとしているのかが…、
 むしろ注目されるのではなかろうか。溜口剛太郎殿。」


『それって、どういうことだよ。』


「今後、2国間の通商協議の対象に通貨を含めることになろうが…、
 世界最大の輸入大国である米国はドル高が国を利する面も多く、
 もしも副作用について深い思慮をせずドル安に誘導してしまうと
 モノが高くなって困るのは米国民となってしまうことになろう…。
 そして、中国からの輸入を制限したり、高い関税をかけたりすると
 米国の中流以下の人々の衣料品は高騰することになり…、
 また、自動車でも自国生産に重点を置き輸入に高い関税をかけると
 車両価格が高騰して困るのは米国の庶民たちとなろう…。
 『トランプ大統領を信じて投票したが生活が苦しくなった。』との
 批判が米国内から湧き上がる場合もあるのではなかろうか…。
 そして、雇用を取り戻すとしておるが…、米国はすでに
 完全雇用に近い状況という事実も無視できない事ではあるまいか。」


『政策においては副作用も十分に考慮すべきなのかもしれないよな。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。今日は『人工知能(AI)とトレード』について
 お話をさせてもらうと思っておったが…、
 トランプ米大統領の就任一週間目ということで
 そちらの話に花が咲いてしもうたようじゃ…。
 そのお話はまた次回にでもさせてもらうとしよう。
 まずはAIとトレードについてとても参考になるサイトがあるので
 https://matome.naver.jp/odai/2143505597597036701
 こちらを勉強しようではないか…。」


『じゃあ、また来週に会おうぜ。ジイさん。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その226 (仮想通貨のお話)


1月20日にトランプ第45代米大統領が誕生しました。
そして、TPP離脱やNAFTA再交渉などが発表されました。


●今週の主な予定

<1月23日(月)>

午後1時半に日全産業活動指数(11月)、
午後2時に日景気先行指数確報(11月)、日景気一致指数確報(11月)、
午後8時半からドラギECB総裁の発言、
夜10時半に加卸売売上高(11月)、
深夜12時に欧消費者信頼感速報(1月)、
などが予定されています。
欧の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。


<1月24日(火)>

午後5時に仏製造業PMI速報(1月)、仏サービス業PMI速報(1月)
午後5時半に独製造業PMI速報(1月)、独サービス業PMI速報(1月)
午後6時に欧製造業PMI速報(1月)、欧サービス業PMI速報(1月)
午後6時半に英財政収支(12月)、
深夜12時に米中古住宅販売件数(12月)、
同深夜12時に米リッチモンド連銀製造業指数(1月)
などが予定されています。
独欧のPMI速報と米の指標には注目です。
そして、英最高裁のEU離脱の英議会承認を巡る判断が下されます。


<1月25日(水)>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(12月)、
午前9時半に豪第4四半期消費者物価指数、
午後4時45分に仏企業景況感指数(1月)、
午後6時に独IFO景況感指数(1月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜11時に米住宅価格指数(11月)、
深夜1時からカーニー英BOE総裁の発言、
などが予定されています。
日・豪・独の指標と英BOE総裁の発言には注目です。


<1月26日(木)>

※豪がオーストラリアデーで休場。

早朝6時45分にNZ第4四半期消費者物価指数、
朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(12月)、
午後4時にスイス貿易収支(12月)、
午後4時に独GFK消費者信頼感調査(2月)、
午後6時半に英第4四半期GDP速報、
夜10時半に米卸売在庫(12月)、米新規失業保険申請件数、
深夜12時に米新築住宅販売件数(12月)、
同深夜12時に米景気先行指標総合指数(12月)、
などが予定されています。
NZ・英・米の指標には注目です。
そして、ユーロ圏財務相会合が開催予定です。

<1月27日(金)>

※上海が旧正月で休場(2月2日まで)。

朝8時半に日全国消費者物価指数(12月)、
午前9時半に豪第4四半期生産者物価指数、
同午前9時半に豪第4四半期輸入物価指数、
午後4時に独輸入物価指数(12月)、
午後4時45分に仏消費者信頼感指数(1月)、
夜10時半に米第4四半期GDP速報、米耐久財受注(12月)、
同夜10時半に米第4四半期個人消費速報、
同夜10時半に米第4四半期GDPデフレータ速報、
同夜10時半に米第4四半期コアPCEデフレータ速報、
深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(1月)、
などが予定されています。
日・豪・米の指標には注目です。
そして、EU財務相理事会が開催予定です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



●今週(1月23日から1月27日)のドル・円・ユーロの注目点


先週は、ドルインデックスが101.48で始まり、軟調傾向で推移して
100.23へ下落した後に100.69で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.465%に上昇しました。
NYダウは週間58.48ドル下落、19827.25ドルで週の取引を終える。


<ドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは115.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合20日の高値115.39、
さらに上昇した場合19日の高値115.62、ここを上抜けた場合116.00
の「00」ポイント、さらに上昇した場合11日の高値116.87、ここを
上抜けた場合は117.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は9日
の高値117.53を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合、まずは20日の安値114.21を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は114.00の「00」ポイント、さらに下落
した場合は12日の安値113.75から16日の安値113.63、ここを下抜
けた場合は113.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は17日の
安値112.57、ここを下抜けた場合は2016年11月30日の安値112.06
から112.00の「00」ポイント、さらに下落した場合11月28日の安値
111.36を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、24日の米中古住宅販売件数とリッ
チモンド連銀製造業指数、25日の日通関ベース貿易収支、26日の米新
規失業保険申請件数と米新築住宅販売件数と米景気先行指標総合指数
27日の日全国消費者物価指数と米第4四半期GDP速報と米耐久財受
注と米第4四半期個人消費速報と米第4四半期GDPデフレータ速報と
米第4四半期コアPCEデフレータ速報とミシガン大学消費者信頼感指
数確報、などが注目されます。


先週のドル円 (概況) は、週初16日に114.34レベルで始まり揉み合
いを経た後に日経平均の軟調や米10年債利回りの低下を背景に18日
のオセアニア時間にかけて週安値となる112.57へ下落しましたが、
その後、切り返して、NY時間終盤でのイエレンFRB議長の「2019年
末まで政策金利を年2、3回のペースで引き上げるとの見通しをFRB
内で概ね共有している、政策金利が長期の中立金利見通しである3%に
近づく見通し」などの発言および米10年債利回りの上昇を背景に堅調
に推移して、19日のNY時間後半に週高値となる115.62へ上昇する展
開になりました。その後、米財務長官に就任予定のムニューチン氏の
米上院財務委員会での「ドルは非常に強い」との発言および「ドルの
長期的な強さは重要。」などの発言に揺れて揉み合いになりましたが、
20日のトランプ第45代米大統領の就任で米国第一主義への政策転換
において全ての区分で税率引き下げ計画が示されるとともに通商政策
でTPPからの離脱やNAFTA再交渉を表明するなど保護貿易を示した
ことを背景に114.21へ反落して114.58レベルで週の取引を終えました。

さて、トランプ米大統領は演説で「道路を、高速道路を、橋を、空港
を、トンネルを、鉄道を、全米に建設していく。」ことを示しましたが
どの程度の規模で実施するのかは明示していなく、今後、具体的政策
がいつ打ち出されるのか注目されます。
そして、経済紙の見出しにあるように「混沌の幕開け」で、トランプ
大統領への期待があるとともに、自由貿易は視界不良となってTPPや
NAFTAのみならず世界の貿易にかかわるメガ協定が総崩れになる危機
をはらんでいて場合によってはリスク回避の動きとなる可能性もあり
ますので今後の市場動向が注目されます。
今週は27日の米第4四半期GDP速報が注目の焦点になりますが、米
10年債利回りの動向にも注視しながらリスク管理をしっかりしてトレ
ードに臨んでいきたいものです。


<ユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは17日の高値1.0719
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は5日の高値1.0796
から1.0800の「00」ポイント、さらに上昇した場合8日高値1.0874
ここを上抜けた場合は1.0900の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、まずは20日の安値1.0625を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合1.0600の「00」ポイント、さらに下落
した場合は19日の安値1.0589から16日の安値1.0579、ここを下抜
けた場合9日の安値1.0511から1.0500の「00」ポイントを巡る攻防
が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標及び要人発言では、23日のドラギ
ECB総裁の発言と欧消費者信頼感速報、24日の独・欧の製造業PMI
速報と独・欧のサービス業PMI速報、25日の独IFO景況感指数、
などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、24日の米中古住宅販
売件数とリッチモンド連銀製造業指数、26日の米新規失業保険申請件
数と米新築住宅販売件数と米景気先行指標総合指数27日の米第4四半
期GDP速報と米耐久財受注と米第4四半期個人消費速報と米第4四半
期GDPデフレータ速報と米第4四半期コアPCEデフレータ速報と米
ミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のユーロドル (概況) は、週初16日に1.0606レベルで始まり
ロンドン時間に週安値となる1.0579へ下落しましたが、その後、切り
返して、揉み合いを経た後に米10年債利回りの低下も背景に17日の
ロンドン時間に週高値となる1.0719へ上昇する展開になりました。
その後、揉み合いを経て、18日のNY時間終盤でのイエレンFRB議長
の「2019年末まで政策金利を年2、3回のペースで引き上げるとの見
通しをFRB内で概ね共有している、政策金利が長期の中立金利見通し
である3%に近づく見通し」などの発言および米10年債利回りの上昇
を背景に19日の東京時間序盤に1.0622へ反落しましたが、その後に
1.06台後半へ戻してドラギECB総裁の会見を迎えました。ドラギECB
総裁の会見では「景気見通しのリスクは依然下向き。基調インフレに
は確たる上昇トレンドみられない。大規模な刺激策の水準は依然とし
て必要に。ECBは刺激策の縮小について議論しなかった。今回の決定
は全会一致、前回12月の決定を反映。」などが示されて1.0589へ下落
する展開になりました。その後、NY時間後半から切り返して、20日
の東京時間に1.0693へ反発しましたが、その後、1.0625へ反落して
トランプ第45代米大統領の就任式を迎えました。その後、トランプ新
米大統領による通商政策の発表を背景にドル売り動意となって.0709へ
上昇した後に1.0700レベルで週の取引を終えました。

さて、19日にECB金融政策の発表とドラギ総裁の会見のイベントを終
えたユーロドルですが、ドル売りも背景に先週は1.07台へ上昇して引
けました。今週は23日のドラギECB総裁の発言と欧消費者信頼感速
報、24日の独・欧のPMI速報などが注目されますが、対ドル通貨ペア
としてトランプ米大統領就任後の米ドル主導の相場展開となる可能性
もありそうです。また、24日には英最高裁のEU離脱の英議会承認を
巡る判断が下されますが、ポンドの動向も注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その226 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百二十六話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。ついにトランプ米新大統領が誕生したが、
 米国では100以上ものデモがあったそうだな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 トランプ米大統領が誕生したが、就任式の会場に集まった人出は
 2009年1月のオバマ大統領の就任式の時の約半分だったそうで…、
 就任当初の支持率が40%、そして不支持率が52%ということも
 前代未聞であったのう…。」


『そして、さっそく米国第一主義を示すとともに、通商政策で
 TPPからの離脱やNAFTA再交渉を表明したが…、
 それほど大きな動きにはならなかったけれども、
 米ドルが下落したよな…。ジイさん。』


「ふむ…。世界の貿易にかかわるメガ協定が総崩れになる危機を
 はらんでいることが嫌気されたのだと思われるが…、
 経済紙の見出しにあるように、まさに『混沌の幕開け』で、
 トランプ新米大統領の政策への市場評価が下されるのは
 まだこれからということになろうのう…。」


『ハネムーン期間というものも一応はあるだろうからな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。今日は『仮想通貨(暗号通貨)』について、
 お話をさせてもらうとしようかのう…。溜口剛太郎殿。」


『「仮想通貨(暗号通貨)」っていうとビットコインなんかのことかい?
 まぁ、よろしい聞いてやろうじゃないか…。』


「仮想通貨は三菱東京UFJ銀行もその発行を予定していて、
 http://www.asahi.com/articles/ASJ69566CJ69UHBI00V.html
 2017年は仮想通貨(暗号通貨)元年とも言われておるが…、
 現在、仮想通貨(暗号通貨)は、シェア85%のビットコインが
 その基軸通貨の地位にあるといってもよかろう…。」


『最近、たしかにビットコインの話はよく聞くようになったよな…。』


「ふむ。ビットコインについてはBingの検索サイトで
 『ビットコイン動画の動画』という変なキーワードで検索すると
 たくさんの動画が視聴できて、その知見を得ることができるが…、
 その入門編としては、少し古いが2014年収録の池上彰さん解説の
 https://youtu.be/MACC_Q43Oio  など(16分)や
 https://youtu.be/Ey1lkWZEnrs がよかろう…。」


『あははっ。2014年の動画を2017年の未来人として観ると、
 なんか面白いよなぁ…。マウントゴックス事件も
 そこの社長自身が犯人だったようだし…、
 そして、2014年に42,000円だった1ビットコインは
 その未来の2017年現在は10万円を超えているんだからな…。』


「ふむ…。ビットコインは発行総量が2100万ビットコインまでと
 決まっていて、需要の関係で価格が変動するものなのじゃのう…。
 https://bitflyer.jp/bitcoin-chart
 1D(日足)にすると上昇トレンドであることが確認できよう…。
 そして、 http://ビットコイン.pw/articles/PgRHn
 (日本語の入ったこのままコピーしてURL欄にペースト)や
 http://renkinweb.blogspot.jp/2016/04/6.html
 などでビットコインのいろいろな知見を得ることができよう…。
 また、Bit bank というキーワードで検索すると
 日平均600Pips以上の変動幅のビットコインを
 FXトレードできるところもあるようで…、日本のFX業界にも
 やがてビットコインFXが普及する日が来るやもしれぬのう…。」


『日本のような先進国では、銀行に口座を持っていない人は
 幼児を除いて、さすがにほとんどいないと思うけど…、
 後進国では銀行に口座を持っている人のほうが少ないというから、
 今後、送金などでも仮想通貨(暗号通貨)の需要は
 高まっていきそうだよな…。悪い組織なんかも利用しそうだし…。』


「現在、ビットコインはほとんど手数料なしで送金できる、
 だけではなく、瞬間的に移動できて、送金のみならず、
 ビットコインで買い物や飲食ができるようになってきていて、
 デビッド・カードとの連携も始まっていて、
 日本円への両替ができるATMまで徐々に普及してきていることで
 ますますビットコインは普及が加速していくのではなかろうか…。
 また、やがて近い将来に仮想通貨(暗号通貨)がアマゾンなど
 大手リテール販売でも使える日が来るやもしれぬのう…。」


『株式の購入でも、もしもビットコインで投資できるようになったら
 外国勢も為替ヘッジしなくてもよくなる時代になるよな…。』


「ふむ…。もしかすると、やがて未来に仮想通貨(暗号通貨)が
 世界通貨となる日が来るのかもしれぬのう…。溜口剛太郎殿。』


『ところで、最近、ポスト・ビットコインを目指して、
 いろいろ新たな仮想通貨(暗号通貨)の話を聞くけど、
 どうなんだろうね…。ジイさん。』


「ふむ…。問題は、ビットコインのように
 実社会でほんとうに買い物や飲食ができるようになれるのか。
 ATMまで普及するようになるのか…。ということではなかろうか。
 そうなれないのであれば、それは『おもちゃのお金』であり、
 つまり…、実社会で通貨として実際に使えるようになるのか、
 ということが大切なキーポイントになろう…。
 プレ・セールを何弾も行い、市場取引前に2倍以上になったように
 見せかけているものなどは、市場取引開始と同時に暴落する
 場合もあるようで、注意が必要であろう…。溜口剛太郎殿。」


『振興の仮想通貨(暗号通貨)の中にはインターネットの
 藻屑となるものもあるというわけか…。』


「ただ…、全ての振興の仮想通貨(暗号通貨)が
 そうなるというわけではなく…、
 VISAやJCBなどクレジット・カードの普及のときように、
 未来に大手リテール販売でビットコインのみならず、
 何種類かの仮想通貨(暗号通貨)が使われる日も
 来るのやもしれぬのう…。溜口剛太郎殿。」


『ふーん。なんかイメージできる気もするよな…。』


「日本でも2016年に成立した新資金決済法の関連で
 仮想通貨法(仮称)が検討されていると聞くが…、
 仮想通貨(暗号通貨)での取引やその利得が租税を免れやすいことで
 想像ではあるが…、もしかすると、少し未来にgoogleなど
 大手のIT会社と主要各国政府もしくは中銀がタッグを組んで
 税務当局が取引を管理しやすい仕組みの仮想通貨(暗号通貨)を作り
 たとえば、G7コインなどとして、主要各国政府お墨付きの
 仮想通貨(暗号通貨)などが出現する可能性もあるやもしれぬのう。」


『あははっ。ジイさんも想像がたくましいというか。
 妄想がたくましいな…。でも、未来にはあり得る話かもな…。』


「ともあれ、そう遠くない将来に仮想通貨(暗号通貨)が
 世界通貨となる日が来る可能性は否定できないのではあるまいか。」


『てもさぁ、そうなったら、各国の通貨を交換するという
 為替取引がなくなったりするんじゃないのかなぁ…。』


「数百年後は判らぬが…、おそらくそうはならぬであろう…。
 インターネットの電子化が普及しても紙媒体としての
 書籍や郵便物がなくならないように…、各国の通貨取引と
 仮想通貨(暗号通貨)とは併存していくことであろう…。」


『2017年は仮想通貨(暗号通貨)が世界通貨へとなりゆく
 その元年になるのかもしれないな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

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