FX トレードと凡事のお話 その266


APECでは「あらゆる不公正貿易慣行を含む保護主義に対抗する」
との共同声明が採択され閉幕となりました。


●今週(11月13日から11月17日)の主な予定


<11月13日(月)>

朝8時50分に日国内企業物価指数(10月)、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格(11月)、
午後4時に独卸売物価指数(10月)、
深夜2時45分から黒田日銀総裁の発言、
深夜4時に米月次財政収支(10月)、
などが予定されています。
そして、OPEC月報が発表予定です。


<11月14日(火)>

午前9時半に豪NAB企業景況感指数(10月)、
午前11時に中国鉱工業生産(10月)、中国小売売上高(10月)、
午後4時に独第3四半期GDP速報、独消費者物価指数改定値(10月)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格(10月)、
午後6時半に英消費者物価指数(10月)、英生産者物価指数(10月)、
同午後6時半に英小売物価指数(10月)、
午後7時に独ZEW景気期待指数(11月)、
同午後7時に欧第3四半期GDP改定値、
同午後7時に欧ZEW景気期待指数(11月)、欧鉱工業生産(9月)、
同午後7時からドラギECB総裁の発言、
同午後7時からイエレンFRB議長の発言、
同午後7時からカーニーBOE総裁の発言、
同午後7時から黒田日銀総裁の発言、
夜10時半に米生産者物価指数(10月)、米生産者物価指数コア(10月)、
などが予定されています。
中国・独・英・欧・米の指標と
米・欧・英・日の中銀総裁のパネル討論会での発言には注目です。


<11月15日(水)>

朝8時50分に日第3四半期GDP一次速報、
同朝8時50分に日第3四半期GDPデフレータ一次速報、
午後1時半に日鉱工業生産確報(9月)、
午後4時45分に仏消費者物価指数改定値(10月)、
午後6時半に英失業者数(10月)、英失業率(10月)、英ILO失業率(9月)
午後7時に欧貿易収支(9月)、
夜9時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜10時半に米消費者物価指数(10月)、米消費者物価指数コア(10月)、
同夜10時半に米小売売上高(10月)、米小売売上高(除自動車 10月)、
同夜10時半に米NY連銀製造業景況指数(11月)、
深夜12時に米企業在庫(9月)、
早朝6時に対米証券投資(9月)、
などが予定されています。
日・英・米の指標には注目です。


<11月16日(木)>

午前9時半に豪新規雇用者数(10月)、豪失業率(10月)、
午後3時半に仏第3四半期失業率、
午後6時半に英小売売上高指数(10月)、
午後7時に欧消費者物価指数確報(10月)、
夜10時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(11月)、
同夜10時半に米輸入物価指数(10月)、米輸出物価指数(10月)、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加国際証券取引高(9月)、加製造業出荷(9月)、
夜11時からカーニーBOE総裁の発言、
夜11時15分に米鉱工業生産(10月)、米設備稼働率(10月)、
深夜12時に米NAHB住宅市場指数(11月)、
などが予定されています。
豪・英・欧・米の指標とカーニーBOE総裁の発言には注目です。


<11月17日(金)>

早朝6時半にNZ企業景況感(10月)、
早朝6時45分にNZ第3四半期生産者物価指数、
午後5時半からドラギECB総裁の発言、
午後6時に欧経常収支(9月)、
午後7時に欧建設支出(9月)、
夜10時半に米住宅着工件数(10月)、米建設許可件数(10月)、
同夜10時半に加消費者物価指数(10月)、
などが予定されています。
NZ・米・加の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(11月6日から11月10日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが94.90で始まり、軟調傾向で推移して
94.30で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.402%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)12月限は週の終値で56.74ドルに上昇しました。
NYダウは週間116.98ドル下落、23422.21ドルで週の取引を終える。



<11月6日(月)>

報道「ダドリーNY連銀総裁が早ければ2018年春に辞任へ。」
報道
「全世界の債務残高が226兆米ドルに拡大して
 全世界のGDPの324%に。IIFは危険なレベルと指摘。」
日経平均は73.84円高で寄り付き9.23円高の22548.35で大引け。
日経平均は一時100円超の下落も年初来高値を更新。
米10年債利回りは一時2.35%へ上昇。原油先物は55ドル台後半。
ドル円が一時114円台後半へ上昇。
トランプ米大統領 (日本の財界トップとの会談)
「現在、日本との貿易は公平でなく開かれていない。
 米国はインフラ計画の承認を加速化していく。
 米自動車産業は非常によくやっており、製品は素晴らしい。
 経済連携の将来を非常に楽観している。
 貿易を迅速かつ友好的に交渉する必要あるのは疑いない。
 TPP協定については良いアイデアとは考えていない。」
黒田日銀総裁
「低金利継続が金融仲介に与える影響今後も注視。
 日本経済外需と内需がバランス良く景気を牽引。
 物価を押し上げる力は徐々に強まっている。
 緩和的な金融環境のもと景気は緩やかな拡大続く。」
 現在の政策の継続で物価目標を達成できる。
 今年の春闘は期待できる。
 FRBは新議長の下で適切な政策を運営していく。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.32%台へ低下。
原油先物は一時56ドル台へ上昇。
プラートECB理事
「デフレリスクは消えたが、インフレ圧力は引き続き抑制。
 大規模な緩和策は依然として必要。」
S&P
「世界の金融引き締め局面に最も脆弱な国々の新フラジャイル5は
 トルコが筆頭、アルゼンチン、パキスタン、エジプト、カタール。」
サンフランシスコ連銀総裁
「FOMCは12月に利上げをすべき。」
ダドリーNY連銀総裁
「来年半ばに引退を表明。後任探しのプロセスは現在進行中。
 FOMCの空席は政策に影響しない。
 米経済は完全雇用に近く、インフレは不可解。
 インフレ抑制維持へ2%を小幅に上回る必要。」
米10年債利回りは2.31%台へ低下。ドル円が113円台へ下落。
報道
「サウジアラビア政府が王子や現職閣僚を汚職の疑いで一斉に逮捕。」
NY原油先物12月限の終値は57.35ドル。
NYダウは9.23ドル高の23548.42で取引を終える。最高値を更新。


<11月7日(火)>

日経平均は29.60円安で寄り付き389.25円高の22937.60で大引け。
日経平均はバブル崩壊後の戻り高値を上抜け25年10カ月ぶり高値。
米10年債利回りは2.32%台で推移。
NZアーダーン政権
「RBNZの責務について、現行求められている物価安定の実現に加え
 完全雇用の達成を目標とする二本立てとすることを検討している。」
NZ財務相
「金融政策の決定について、現行方式である総裁単独での決定から、
 委員会形式の政策決定モデルへ変更する。
 その後責務の追加について調査する二段構えで見直す方針。」
安倍首相 (米FOXとのインタビュー)
「日本と米国との同盟の強化を望んでいる。
 北朝鮮は武器開発の時間稼ぎのために対話を利用している。
 制裁の厳格な履行が必要である。
 対話のため対話は無意味となっている。」
麻生財務相は
「日米の貿易赤字について、経済対話で話すことで合意している。
 両国間の貿易不均衡の是正はFTAで行うことは考えていない。
 事実として日米間に貿易不均衡がある。
 ただ、対日赤字が大部分を占めていた時代とは違う。」
豪RBA声明
「当面インフレは低水準を維持。低金利は豪経済を引き続きサポート。
 豪ドル高は生産と雇用の重石。シドニーの住宅市場の状況は緩和。
 金利の据え置きは将来的なCPI目標と合致している。
 非鉱山投資はより活発化している。メルボルン住宅価格は依然上昇。
 家計消費の先行きは不透明。」
日本テレビ
「安倍首相との会談の中で、トランプ大統領は北朝鮮がアメリカ本土に
 届くICBMを完成させることは絶対に許さないとの考えを伝えた。」
ロンドン時間に米10年債利回り一時2.33%台へ上昇。ドル買い優勢。
ドラギECB総裁
「ユーロ圏に信用創造による住宅バブルの兆候はない。」
ラウテンシュレーガーECB理事
「出口を明確に示すべきだった。」
トランプ米大統領
「北朝鮮が交渉のテーブルに着くことは
 同国や全世界の市民にとって良い事。」
OPEC
「減産による価格上昇後、米シェール生産は大幅増加の見通し。」
原油先物は57ドル台前半で推移。
NY時間に米10年債利回りは2.30%台へ低下。ドル円が反落。
米3年債の入札では最高落札利回り1.750%、応札倍率2.76倍。
加BOC総裁
「利上げに関して注意深くなっている。
 インフレの状況は許容範囲。経済的能力を評価するのは指標次第。
 いずれ刺激策が必要とされなくなる。
 余剰生産能力のしつこさに驚いている。基調インフレは目標内。
 労働市場のスラックが無くなるまで成長の足かせは続く可能性。」
報道
「イエレンFRB議長は金融政策や景気見通しに言及せず。」
NYダウは8.81ドル高の23557.23で取引を終える。最高値を更新。


<11月8日(水)>

ワシントンポスト
「米上院が法人税の減税について、
 実施を一年先送りすることを検討している。」
米10年債利回りは一時2.30%台へ低下。
日経平均は87.69円安で寄り付き23.78円安の22913.82で大引け。
トランプ大統領 (韓国の国会演説テキスト)
「我々を過小評価するべきではないと北朝鮮に対して伝える。
 米国の都市が脅威にさらされることは許さない。
 危険に共に立ち向かうことがわれわれの責務である。
 責任ある国家は北朝鮮政権の孤立化に参加する必要がある。
 北朝鮮への支援などを断つ必要。
 文大統領とは、貿易、軍事で生産的な協議を行った。
 中国はなぜ北朝鮮支援の義務があると感じているのか。」
フィラデルフィア連銀総裁
「物価上昇が加速する兆候を確認したい。
 次回12月の利上げについては支持する。」
日銀の布野審議委員
「物価2%に到達するまで全く変更しないというわけではない。
 現時点では追加緩和は必要ない。」
サンダース米報道官
「トランプ大統領が北朝鮮に対して、
 テロ支援国家に再認定するかどうか、アジア歴訪終了時には決定。」
ロシア世論調査 (ロシア革命100年)
「ロシア革命を誇りに思わないと答えたロシア人は94%に上り、
 否定的な意見が大多数を占めた。」
ドイツの政府経済諮問委員会(5賢人委員会)
「2017年の同国成長率見通しを1.4%から2.0%に上方修正。
 2018年の成長率見通しも1.6%から2.2%に上方修正。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が223.7万バレルの増加。
原油先物は56ドル台後半で推移。
ブルームバーグ
「トランプ大統領の訪中に合わせ、米企業が今週中国でまとめる商談は
 規模2500億ドルを上回ると、米政権当局者が明らかにした。」
ムニューシン米財務長官
「新たな法人税率は来年のスタートが好ましい。
 ドル高の一部は好調な米経済を反映。
 貿易における為替の影響には短期的な懸念がある。
 イエレンFRB議長が理事として残るとは思わない。
 12月に債務上限引き上げを望む。
 少なくとも1月までは賄うことはできる。」
ワシントン・ポスト
「米税制改革法案の法人税引き下げを1年延期する可能性がある。」
米10年債の入札では最高落札利回り2.314%、応札倍率2.48倍。
報道
「明日からのEU離脱交渉再開を前にメイ政権の足元が揺らいでいる。
 先日はセクハラ問題でファロン英国防相が辞任した。
 パテル国際開発相がネタニヤフ首相を含むイスラエル政府当局者と
 無許可で会談を行っていたこと明らかになっている。」
米10年債利回りは2.32%から2.33%台で推移。
報道「パテル英国際開発相が辞任。」
政治専門サイトのポリティコ
「上院共和党が新たな税制改革案を明日提示する計画。」
RBNZは政策金利を1.75%に据え置き。
RBNZ声明
「利上げ予想を2019年第2四半期に前倒し。従来19年第3四半期。
 多くの不確実性が残り、政策は調整が必要な可能性。
 住宅価格の鈍化は続く見通し。
 消費者物価の見通しは目標レンジの中間で変わらず。
 第4四半期のGDP見通しを従来の1.0%から0.9%に下方修正。
 NZドル安が持続的なら貿易可能な製品のインフレ上昇。」
NZドル買い反応。
NYダウは6.13ドル高の23563.36で取引を終える。最高値を更新。


<11月9日(木)>

米10年債利回りは2.32%台で推移。
日経平均は75.62円高で寄り付き45.11円安の22868.71で大引け。
日経平均は一時23300円台へ上昇するも終盤に反落。
ECB経済報告
「着実で広範な経済拡大がユーロ圏で続いている。
 各データは今年下半期の成長の勢いに衰えはみられないこと示唆。
 ECBの緩和策は引き続き内需を下支え。
 インフレは中期的に2%に接近する。雇用の強さが消費を下支え。
 緩和的金融環境が投資に寄与。
 成長見通しへのリスクはバランスしている。」
EU
「ユーロ圏成長見通しは、2017年2.2%(従来1.7%)、
 2018年2.1%(従来1.8%)にそれぞれ上方修正。」
クーレECB専務理事
「ユーロ圏の回復はここ20年で最強。」
報道
「トランプ米大統領の訪中で米企業が28兆円相当の商談成立。」
マカファティ英BOE委員
「政治や経済の不安定は企業活動、投資、経済に有害。
 来年春までに確実な進展がなければ事態は先立ち動き始めるだろう。
 銀行はロンドンから出てゆく動きも。」
英FT紙
「EU交渉担当幹部は英国に離脱の支払い額を
 2から3週間以内に提示を要求している。これは非公式の期限。」
欧州の株式市場は軟調に推移。
NY時間序盤に米10年債利回りは一時2.34%台へ上昇。
メルシュECB理事
「ECBは引き続き銀行の不良債権圧縮を推進する。」
原油先物は57ドル台前半へ上昇。
コンスタンシオECB副総裁
「最近のデータには励まされる。
 最近のデータは成長が加速している兆候を示唆。」
ライアン米下院議長
「下院歳入委員会が本日遅くに税制改革法案の投票を実施。
 法案の詳細に関しては解決している。
 法案はゴールラインに到達するだろう。
 今回の法案は全階層で平均的に減税されていると分析。」
米上院共和党のカシディ議員
「上院が提出する税制改革法案は、法人税減税を
 2019年に先送りする案を盛り込むだろう。」
米10年債利回りは一時2.31%度台へ低下。ドル売り反応。
米30年債の入札では最高落札利回り2.801%、応札倍率2.23倍。
米下院歳入委員会の修正案
「企業が海外に留保している資産を
 米国内に還流する場面の一時的減税措置について、
 当初の案では現金など流動性資産には12%、
 非流動資産には5%の暫定的課税となっていたが、
 それぞれ14%、7%に2%引き上げるよう要請。」
米上院共和党の米税制改革法案概要
「法人税減税については2019年からの適用で1年先延ばし。
 住宅ローン減税は現行のまま最大100万ドルのローンまで適用。
 所得税の課税区分は現行の7区分。
 税率は若干引き下げ(最高税率:38.5%)」
報道
「米下院歳入委員会は修正法案を可決。採決は賛成24、反対16。」
NYダウは101.42ドル安の23461.94で取引を終える。


<11月10日(金)>

米10年債利回りは2.33%から2.34%台で推移。
日経平均は288.01円安で寄り付き187.29円安の22681.42で大引け。
サンフランシスコ連銀総裁
「来年2月に就任するパウエル次期議長の下での政策金利動向は
 将来的に2.5%前後の通常水準に戻る。
 FRBの独立性については政策の決定と金融政策の戦略作成において
 FRBが強いコンセンサスを引き続き持つ。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.37%台へ上昇。
英鉱工業生産指数(9月)は予想より強い前月比0.7%。
独BDI
「英EU離脱交渉は2年の期限内にまとまることは不可能。」
独首相報道官
「EU離脱交渉の次の局面入りのカギは引き続き英国が握っている。」
オーストリア中銀総裁
「ECBはQE終了の意思を示すべきだった。
 ECBガイダンスは2019年以前の利上げの可能性を排除している。」
メイ英首相
「EU離脱は2019年3月29日午後11時(現地時間)に。」
EUバルニエ氏
「我々の最優先課題は12月までに合意に至ること。
 市民の権利について幾分かの進展があったが更なる作業が必要。」
英デイビス氏
「支払いについて手続き上の進展も。
 いまは政治的な交渉が必要とされている。」
英NIESRの8−10月GDP推計は前期比0.5%(前回0.4%)。
米国はベテランズデーの振り替え休日。
NY時間に米10年債利回りは2.40%台へ上昇。
セントルイス連銀総裁
「インフレは年末までに改善しないだろう。
 12月に利上げすればインフレ期待を抑制する恐れ。」
NY原油先物12月限の終値は56.74ドル。
米10年債利回りは2.402%で取引を終える。
NYダウは39.73ドル安の23422.21で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初6日に114.02レベルで始まり東京時間前半に
週高値となる114.73へ上昇しましたが、その後、反落して、7日の
オセアニア時間にかけて113.69へ下落する展開になりました。
その後、ロンドン時間前半にかけて114.33へ反発しましたが、
その後、再び反落して、8日のNY時間序盤にかけて113.39へ下落
する展開になりました。その後、9日の東京時間前半にかけて114.06
へ反発しましたが、その後、再び反落して、NY時間後半にかけて
週安値となる113.09へ下落する展開になりました。その後、反発して
揉み合いにになり113.53レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初6日に1.1615レベルで始まり揉み合いなが
らも軟調傾向で推移して7日ロンドン時間前半に週安値となる1.1554
へ下落する展開になりました。その後、切り返して、8日のオセアニア
時間に一時1.16台を回復して1.16を挟む揉み合いが続きました。
その後、9日のロンドン時間前半から上伸して、揉み合いながらも堅調
傾向で推移して10日のNY時間前半にかけて週高値となる1.1677へ
上昇する展開になり1.1664レベルで週の取引を終えました。




●今週(11月13日から11月17日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは114.00の「00」ポイント
から9日の戻り高値114.06を巡る攻防が注目されます。ここを上抜け
た場合7日の戻り高値114.33、さらに上昇した場合は先週高値114.73
ここを上抜けた場合は115.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、先週安値の113.09を巡る攻防が注目されま
す。ここを下抜けた場合は113.00の「00」ポイントから10月31日の
安値112.96、さらに下落した場合は10月19日の安値112.29、ここを
下抜けた場合は112.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、14日の中国鉱工業
生産と中国小売売上高とイエレンFRB議長の発言と黒田日銀総裁の発
言と米生産者物価指数、15日の日第3四半期GDP一次速報と日第3四
半期GDPデフレータ一次速報と米消費者物価指数と米小売売上高と
NY連銀製造業景況指数と対米証券投資、16日のフィラデルフィア連銀
製造業指数と米新規失業保険申請件数と米鉱工業生産と米NAHB住宅
市場指数、17日の米住宅着工件数と米建設許可件数、などが注目され
ます。


先週のドル円は、トランプ米大統領が日本などアジア歴訪の中、週初に
7月11日の高値を一時上抜け114.73へ上昇ましたが、その後は軟調傾
向で推移して113円台半ばで週の取引を終えました。


さて今週は、10月31日の安値112.96で下支えされるかが注目されま
すが、14日の中銀総裁のパネル討論会でのイエレンFRB議長の発言、
15日の日第3四半期GDP速報と米消費者物価指数と米小売売上高が
主な注目材料になりそうです。

また、先週はドルインデックスが軟調に推移するも、米10年債利回り
は週レベルで2.402%に上昇する状況となっていて、今週の米債利回り
の動向が注目されますとともに、先週はNYダウが週足で陰線を示現し
たこともあり今週の株式市場の動向が注目されます。

そして、先週は米上院共和党が米税制改革法案で「法人税減税について
2019年からの適用で1年先延ばし。」を示しましたが、上下両院の米税
制改革法案の擦り合わせが今後どうなっていくのか注目されます。

また、ここのところ軍事挑発行動をしていない北朝鮮ですが、11日に
北朝鮮外務省の報道官が「我々の思想と制度を全面拒否する妄言を並べ
立て、わが国を悪魔化した。わが共和国の自衛的な核抑止力を奪おうと
する好戦狂の対決行為。トランプの妄言は、われわれを、核武力建設の
偉業の完成へと、さらに疾走させる。」と発言して、核・ミサイル開発
を加速させる姿勢を改めて強調していることから、北朝鮮の動向には
一応ながら引き続き注意したいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは先週高値の1.1677
から3日の高値1.1690を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は1.1700の「00」ポイント、さらに上昇した場合は10月23日の
安値1.1725から10月18日安値1.1730、ここを上抜けた場合は10月
24日の高値1.1793、さらに上昇した場合は1.1800の「00」ポイント
ここを上抜けた場合は10月26日の高値1.1836を巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、まずは10日のロンドン時間の押し安値1.1623
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は1.1600の「00」
ポイント、さらに下落した場合は8日のロンドンフィックスでの安値
1.1579、ここを下抜けた場合は先週安値の1.1554、さらに下落した場
合は1.1500の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、14日の独第3
四半期GDP速報と独消費者物価指数改定値と独・欧ZEW景気期待指
数と欧第3四半期GDP改定値と欧鉱工業生産とドラギECB総裁の発
言、16日の欧消費者物価指数確報、17日のドラギECB総裁の発言、
などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、14日の中国鉱工業生
産と中国小売売上高とイエレンFRB議長の発言と米生産者物価指数、
15日の米消費者物価指数と米小売売上高とNY連銀製造業景況指数と
対米証券投資、16日のフィラデルフィア連銀製造業指数と米新規失業
保険申請件数と米鉱工業生産と米NAHB住宅市場指数、17日の米住宅
着工件数と米建設許可件数、などが注目されます。


先週のユーロドルは、週前半に1.1554へと下落しましたが、その後、
切り返して、EUによるユーロ圏経済成長見通しの上方修正、および
クーレECB専務理事の「ユーロ圏の回復は、ここ20年で最強」との
発言も背景に揉み合いながらも堅調傾向で推移して1.16台後半へ戻す
相場展開になりました。


さて今週は、14日の独第3四半期GDP速報および中銀総裁のパネル
討論会でのドラギECB総裁の発言などが注目されますが、対ドル通貨
ペアとして15日の米消費者物価指数と米小売売上高が主な注目材料に
なりそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その266 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十六話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週はトランプ米大統領のアジア歴訪をはじめ
 「ダドリーNY連銀総裁が2018年に辞任するとの表明」、
 「サウジアラビア政府が王子や現職閣僚を汚職の疑いで一斉逮捕」、
 「米上院共和党が米税制改革法案で法人税減税を1年先延ばし」、
 「NYダウが週足で陰線を示現」などいろいろあったがよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 そしてドル円は、週初に7月11日の高値を一時上抜け114.73へ
 上昇するもその後は113円台半ばへ反落する展開になったのう…。」


『トランプ米大統領のアジア歴訪では中国が最上級のもてなしをして、
 そして、米企業が28兆円相当もの商談成立となったようだな…。』


「ふむ…。中国のトランプ米大統領へのもてなしはまさに桁違いで、
 APECを終えてASEAN首脳会議へ向かう米大統領専用機内にて
 『私は習近平国家主席が好きだ。毛沢東以来の最強の指導者だ。
 毛より力を持っていると言う人もいる。(中略) 巨額の対中貿易赤字
 については私が解消する。』と発言したとの報道もあり、
 トランプ米大統領はたいそうご満悦のようであったのう…。」


『そして、米上院共和党が米法人税減税案について19年からの適用で
 1年先延ばしとしたが、米下院と足並みがそろっていないようで、
 なんとも気になるところだよな…。ジイさん。』


「ふむ。今後の上下両院の減税案の擦り合わせが注目されるのう…。」


『今週はどんな相場展開になるのかねぇ…。ジイさん。』


「ドル円では、10月31日の安値112.96で下支えされるか注目じゃ。
 14日の中銀総裁のパネル討論会でのイエレンFRB議長の発言、
 15日の米消費者物価指数と米小売売上高などの次第によっては
 それなりにボラタイルな相場展開になるやも知れぬのう…。」


『NYダウとBTCの相場はどことなく似ているとの話もしたいが…、
 長くなるといけねぇ。さてところで…、今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は『不合理な選択のお話』でも
 させてもらうとしようかのう。溜口剛太郎殿。」


『まぁ、よかろう…。聞いてやるとしようじゃないか。ジイさん。』


「人間とは不思議なもので『解っているのに不合理な選択をする』
 という事がときにあるものでのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁな…。人間は感情の動物なんて言うからなぁ…。
 トレードなんかでもさぁ、結構ありがちな事だよな。』


「その後がわかっている過去チャートによる検証や練習では
 かなり合理的にトレードが出来たとしても…、
 未来が未確定の今現在動いているチャートを前にすると
 とたんに合理的な判断が出来なくなり、
 『1Pipでも先んじようとフライングをしたり』、
 『慎重になり過ぎて出遅れたり』、
 『完璧を求めようとして決定(判断)できなかったり』、
 『ついついグリードになってポジポジ病になったり』、
 『上昇(下降)の事実を観ながら予想が脳内にこだまして渦巻いたり』
 などということがあるものでのう…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。耳が痛い話だが、そういうことってあるよなぁ…。
 過去チャートと未来が未確定の今現在動いているチャートでは
 全く別の世界と言ってよいくらいに心理的には違うものだぜ…。』


「ポジションを持ってからも、このようなことがあって、
 『トレンドが継続しているのに反転を恐れてチキン利食いしたり』
 『損切るべきと解っていても損切りを遅延したり出来なかったり』
 『何とか負けポジションを助けようと無理なナンピンをしたり』、
 などということもあるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁな。そういうこともあるわなぁ…。で、こうしてみると
 負けるトレーダーは「知っている事とやっている事がまるで違う」
 結局、自己流のトレードをしてしまっているとも言えそうだな…。』


「ふむ。人の観念や潜在的意識は恐れや不安ベースとなりやすく…、
 また一方、人は含み損に対してはプロスペクト理論が示すように
 リスクテイカーになりやすいという習性があるものなのじゃのう…。
 そして、これらの『解っているのに不合理な選択をする』習性は
 潜在意識に根付くもので、なかなか容易に治らないものなのじゃ。」


『で…、どうすりゃよいのさ。ジイさん。』


「まぁ、おそらくは『ルールを守ろう』、『規律を守ろう』、
 『ちゃんと切るべきところでは損切りをしよう』、
 『無理な難平はやめよう』などと百回唱えても治ることはなかろう。
 潜在意識に深く根付いたものはそれほど強固なものなのじゃ。」


『だからさぁ…。いったいどうすりゃいいんだよ。ジイさん。』


「それには、この世で全勝できる人はただの1人もいないことを知り、
 『トレードは勝ちと負けとのトータル収支で勝ちを目指すもの』、
 『損切りこそが資金を守る唯一の技術』、
 『大負けはルール破りの結果であり、無理な難平は慎むべき』
 ということを心底わかり潜在意識レベルに刷り込むために
 小ロットでの実弾トレードや過去チャートの検証や練習によって
 『繰り返し潜在意識にインプットする必要』があるのじゃのう…。」


『繰り返し潜在意識にインプットする事が検証や練習の意義なのか。』


「ふむ。『こうしなくてはならない』、『これはしてはならい』、
 などという意識レベルでのマストではなく…、意識の抵抗がなく
 『無意識にできるまで検証や練習は必要』なのじゃのう…。そうして
 最終的にトレーダーとして解る(実感できる)べき事こそが…。」


『それは何だ! ジイさん。』


「それは…、『ちゃんとやればトータル収支で本当に勝てるんだ!!』
 ということが無意識レベルでしっかりと実感できる事であろう…。」


『ちゃんとやれば勝ち負けのトータル収支で勝てる事が確信できた時、
 勝てるトレーダーへの扉が初めて開くという事か…。』


「これこそが、トレードへの確信と自信となるのではなかろうか…。
 これが得られた時、『解っているのに不合理な選択をする』という
 悪しき習性から解放され、自然に合理的な選択ができるトレーダーへ
 となっていけるのではなかろうか…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その265〜


次期FRB議長候補はパウエル氏となりましたね。
さて、今週からは米国やカナダも冬時間に移行します。


●今週(11月6日から11月10日)の主な予定


<11月6日(月)>

※ 米国・カナダが冬時間に移行。

朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨、
午前10時から黒田日銀総裁の発言、
午後4時に独製造業新規受注(9月)、
午後5時15分にスイス消費者物価指数(10月)、
午後5時50分に仏サービス業PMI改定値(10月)、
午後5時55分に独サービス業PMI改定値(10月)、
午後6時に欧サービス業PMI改定値(10月)、
午後7時に欧生産者物価指数(9月)、
深夜12時に加Ivey購買部景況指数(10月)、
などが予定されています。
日・独・スイス・欧の指標には注目です。
そして、ユーロ圏財務相会合が予定されています。


<11月7日(火)>

午前9時01分に英BRC小売売上高調査(10月)、
昼12時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後4時に独鉱工業生産(9月)、
午後4時45分に仏財政収支(9月)、
午後6時からドラギECB総裁の発言、
午後7時に欧小売売上高(9月)、
早朝5時に米消費者信用残高(9月)、
などが予定されています。
豪・独・欧の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。
そして、EU財務相理事会と
トランプ米大統領の韓国訪問が予定されています。


<11月8日(水)>

(時間未定) 中国貿易収支(10月)、
午後2時に日景気先行指数速報(9月)、日景気一致指数速報(9月)、
午後4時45分に仏貿易収支(9月)、仏経常収支(9月)、
夜9時に米住宅ローン申請指数、
夜10時15分に加住宅着工件数(10月)、
夜10時半に加住宅建設許可件数(9月)、
などが予定されています。
中国・(加)の指標には注目です。
そして、トランプ米大統領の中国訪問が予定されています。


<11月9日(木)>

早朝5時にRBNZ政策金利、RBNZ声明、
朝8時50分に日国際貿易収支(9月)、日国際経常収支(9月)、
同朝8時50分に日機械受注(9月)、
午前9時01分に英RICS住宅価格(10月)、
午前9時半に豪住宅ローン件数(9月)、
午前10時半に中国消費者物価指数(10月)、中国生産者物価指数(10月)
午後2時に日景気現状判断DI(10月)、
午後3時45分にスイス失業率(10月)、
午後4時に独貿易収支(9月)、独経常収支(9月)、
午後6時に欧ECB月報、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加新築住宅価格指数(9月)、
深夜12時に米卸売売上高(9月)、米卸売在庫(9月)、
などが予定されています。
NZ・日・中国・米の指標には注目です。


<11月10日(金)>

午前9時半に豪RBA四半期金融政策報告、
午後1時半に日第三次産業活動指数(9月)、
午後4時45分に仏鉱工業生産指数(9月)、
午後6時半に英鉱工業生産指数(9月)、英製造業生産指数(9月)、
同午後6時半に英貿易収支(9月)、
夜10時に英NIESRのGDP予想、
深夜12時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(11月)、
深夜4時に米月次財政収支(10月)、
などが予定されています。
豪・英・米の指標には注目です。
そして、APEC首脳会議が11日まで予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(10月30日から11月3日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが94.75で始まり、94.31へ下げた後に
反発して94.83で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.333%に低下しました。
NY原油先物(WTI)12月限は週の終値で55.64ドルに上昇しました。
NYダウは週間105ドル上昇、23539.19ドルで週の取引を終える。



<10月30日(月)>

日経平均は39.50円高で寄り付き3.22円高の22011.67で大引け。
米10年債利回りは2.41%から2.39%台で推移。
英・欧が冬時間に移行。
スペイン紙「カタルーニャの独立支持は33.5%。」
フィッチ「英国がEU離脱で合意しないなら格下げも。」
スペイン検察「カタルーニャ州首相を訴追。」
英首相報道官
「英内閣は明日、ブレグジットのプランについて話し合う。」
原油先物は53ドル台後半から54ドル台前半で推移。
米コアPCEデフレータ(9月)は予想とおりの前月比0.1%。
独消費者物価指数速報(10月)は予想より弱い前月比0.0%。
NY時間序盤に米10年債利回りは2.38%台へ低下。
報道「カタルーニャ州首相のプチデモン氏、ベルギーで亡命申請へ。」
アトランタ連銀GDPナウ第4四半期は年率換算で2.9%の予想。
安倍首相(トランプ大統領との電話会談)
「米大統領訪日を機に日米で連携の強力なメッセージを発出したい。」
ホワイトハウス当局者
「次期FRB議長を2日に発表へ。」
ブルームバーグ報道
「法人税を現在の35%から20%への引き下げることについて
 下院が協議に入り、素案として2018年から2033年までの
 5年間で毎年3%づつ引き下げる案が検討されている。」
ムニューシン米財務長官
「超長期債への関心が小さいのは驚き。
 もう少し市場動向の監視を続ける。」
米商務省
「中国経済は市場原理で運営されていない。中国経済は非市場経済。」
報道
「露ゲート疑惑でトランプ陣営元選対本部長マナフォート氏を起訴。」
日経新聞
「ソフトバンクは傘下のスプリントと
 TモバイルUSの統合中止を申し入れた。」
サンダース報道官
「(米下院が5年間の段階的導入検討との報道に対して)
 トランプ大統領の方針に段階的法人税減税は認めていない。」
米10年債利回りは2.36%台に低下。
NYダウは85.45ドル安の23348.74で取引を終える。


<10月31日(火)>

トランプ大統領の弁護士セクロー氏
「大統領はモラー特別検察官を解任しないと語った。」
日経平均は114.38円安で寄り付き0.06円安の22011.61で大引け。
日銀展望レポート
「18年度までの期間潜在成長率を上回る成長を維持。
 19年度は成長ペース鈍化も景気拡大続く。CPIは弱めの動き続く。
 マクロ的な需給ギャップが改善続ける下で、
 賃金・価格設定スタンスが次第に積極化し、
 中長期的な予想物価上昇率も上昇。
 従来の見通しと比べ、成長率は概ね不変、
 物価は17年度について幾分下振れ、18年度、19年度は概ね不変。
 物価安定目標に向けたモメンタムは維持も、力強さに欠け、
 引き続き注意深く点検。
 2018年、コアCPI見通し+1.4%。GDP見通し+1.4%。」
日銀政策金利は市場予想とおり-0.1%に据え置き。
米10年債利回りは2.36%台で推移。原油先物は54ドル台前半。
報道
「日銀金融政策会合では片岡委員が前回に続いて反対。
 片岡委員は15年物国債金利が0.2%以下で推移するように
 買い入れすることを主張。」
黒田日銀総裁
「所得から支出への前向きなメカニズム働いている。
 景気は緩やかに拡大している。
 物価については下振れリスク、力強さに欠けており注意深くみる。
 経済はおおむね上下にバランスしている。
 今後も経済、物価、金融情勢踏まえ必要な政策調整行う。
 引き続き強力な金融緩和を粘り強く進めていく方針。
 これまでの株式市場で過度の期待の強気化は観察されず。
 株価は基本的に将来の企業業績の見通しを反映。
 ETF購入額年間6兆円、特定の時期を定めていない。」
独は休場。ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.38%台へ上昇。
欧第3四半期GDP速報は予想より強い前年同期比2.5%。
欧消費者物価指数速報(10月)は予想より弱い前年同月比1.4%。
伊中銀総裁
「ECBはQE調整後もきわめて緩和的姿勢維持へ。
 ユーロ圏の低インフレはイタリアなど数カ国で
 賃金圧力が極めて弱いこと反映。
 労働市場のスラックは依然として大きい。」
プチデモン氏
「スペインはカタルーニャへの激しい攻撃を計画していた。
 暴力に上に共和国を樹立することはできない。
 ベルギーには亡命申請しない。
 我々は分離独立の動きから逃げることはしない。
 正義が保障されればスペインに戻る。」
米消費者信頼感指数(10月)は予想より強い125.9。
カナダ中銀総裁
「金利調整に関しては注意深くなる。労働市場にスラックの兆候。
 我々は景気サイクルにおいて重要な時点に立っている。」
トランプ大統領
「段階的導入は一部の人々が言及したことで、
 それについては検討していない。」
原油先物は54ドル台前半で推移。
NYダウは28.50ドル高の23377.24で取引を終える。


<11月1日(水)>

NZの雇用統計は予想より強い結果に。NZドル買い反応。
英BOE
「EU離脱で英金融業界は最大7.5万人失業と予想。」
報道「米CME、年末までにビットコイン先物を上場へ。」
日経平均は133.31円高で寄り付き408.47円高の22420.08で大引け。
日経平均は年初来高値を更新。
米10年債利回りは2.39%台へ上昇。
報道
「衆議院本会議で安倍晋三氏を第98代首相に指名。」
ロンドン時間に原油先物が一時55ドル台へ上昇。
独の株式市場が1.5%超の上昇。
米ADP雇用統計(10月)は予想より強い23.5万人。ドル買い反応。
安倍首相
「閣議で新しい政策パッケージを策定する。
 2020年までを生産性革命集中投資期間と位置づける。
 これからも経済最優先、三本の矢を放ち続ける。
 賃上げの勢いを力強いものとし、デフレ脱却を目指す。
 憲法改正は、スケジュールありきではない。
 黒田日銀総裁の手腕を信頼している。」
米自動車販売(10月)は予想より強い1809万台。
報道
「米5年債−30年の債利回りスプレッドが
 2007年11月以来の一時83bp割れまで縮小。
 米債利回り曲線のフラットニング化が進んでいる。」
米ISM製造業景況指数(10月)は予想より弱い58.7。
米10年債利回りは一時2.35%台へ低下。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が243.5万バレル減少。
原油先物は54ドル台で推移。
アトランタ連銀GDPナウ第4四半期見通しは4.5%に上昇。
FRB政策金利は1.00-1.25%に据え置き。
FOMC声明
「経済活動はハリケーンにもかかわらず底堅い。
 インフレは食品、エネルギー以外の項目で鈍化。
 労働市場は依然として底堅く推移。失業率は低下。
 消費は緩やかに上昇。設備投資は上昇。
 段階的な利上げが正当化される経済を予想。」
米10年債利回りは2.37%台。
NYダウは57.77ドル高の23435.01で取引を終える。


<11月2日(木)>

WSJ
「トランプ大統領は次期FRB議長にパウエル氏指名を正式に通知。」
日経平均は92.10円高で寄り付き119.04円高の22539.12で大引け。
日経平均は年初来高値を更新。
米10年債利回りは2.36%から2.35%台で推移。
原油先物は54ドル台で推移。
ロンドン時間に米10年債利回りは2.37%台へ上昇。
英BOEは政策金利を25bp引き上げ0.50%に。
英BOEが資産買取プログラム規模を4350ポンドに据え置き。
英BOE議事録要旨
「7対2で政策金利の引き上げを決定。
 据え置き票は、カンリフ氏とラムスデン氏。
 全会一致で資産購入枠の維持を決定。」
英BOEインフレ報告
「2017年成長見通しは1.5%(前回1.3%)
 2018年成長見通しは1.7%(前回1.8%)
 2019年成長見通しは1.7%(前回1.7%)
 2020年成長見通しは1.7%
 2017年インフレ見通しは3.0%(前回2.8%)
 2018年インフレ見通しは2.4%(前回2.5%)
 2019年インフレ見通しは2.2%(前回2.2%)
 2020年インフレ見通しは2.1%」
カーニー英BOE総裁
「英企業投資にEU離脱の不透明性が影響与える。
 国内のインフレ圧力は今後数年にわたって増加する可能性が高い。
 経済状況は正常とはいえない。
 8月時点よりも経済のスラックはわずかに減少。
 国内のインフレ圧力は今後数年で高まる公算。
 利上げの影響が通常よりも大きいと考える根拠はない。
 英中銀がアクセルから足を離すときにきている。
 利上げで家計の状況は改善する見込み。
 英国民の実質所得の下落は最悪期を終えた。
 EU離脱が英経済見通しの最大の決定要因。」
英10年債利回りは1.265%に低下。ポンド売り反応。
パウエルFRB理事は経済見通しや金融政策の言及せず。
米下院共和党の税制改革法案概要
「法人税は20%へ引き下げ、
 401KやIRA(個人退職年金)への課税は変更なし。
 住宅ローン控除は夫婦で100万ドルから50万ドルに引き下げ。
 海外留保資金の米国回帰を促す一度限りの減税措置が12%
 大学基金に1.4%の新税を導入すると提案。」
米10年債利回りは一時2.33%台へ低下。一時ドル売り反応。
トランプ米大統領
「感謝祭までに法案が机の前に着くことを望む。
 民主党が反対するのは困難だろう。
 共和党の税制改革法案は大幅な修正は必要ない。」
ムニューシン米財務長官(税制改革法案に関して)
「小規模事業主の圧迫を緩和する。全体的な改革が必要。
 海外の雇用へのインセンティブを排除。
 超党派の議題にすべきではない。大量の資金が米国に流入する。
 数兆ドルの資本が米国に還流。労働参加率の上昇を誘発。
 今日は改革に向けた最初の日。年内に大統領に法案を留ける必要。
 富裕層への優遇はない。」
報道
「米大統領は次期FRB議長にパウエル氏を指名する人事を発表。」
ホワイトハウス高官
「FRB副議長の人事は今週発表しない。
 トランプ大統領は候補と金利についは話さなかった。
 トランプ大統領はFRBの独立性を尊重。
 トランプ大統領はパウエル氏が最も心地よかった。」
トランプ米大統領
「パウエル氏は強力で意欲的、賢い人物だ。
 パウエル氏は健全な政策のために合意を形成する。
 パウエル氏は独立したFRBを率いていく。
 イエレン議長は素晴しい仕事をした。」
パウエル次期FRB議長候補
「FRBの2大責務の達成を目指す決意。
 米金融当局は市場の変化を引き続き警戒へ。
 客観的かつ独立心をもって判断。」
NYダウは81.25ドル高の23516.26で取引を終える。最高値を更新。


<11月3日(金)>

日経平均は文化の日で取引なし。
米10年債利回りは2.34%%台で推移。
原油先物は54ドル台で推移。
ロンドン時間に米10年債利回りは2.35%台へ上昇。
オーストリア中銀総裁
「QEの終了時期の検討は時期尚早。」
米非農業部門雇用者数(10月)は予想より弱い26.1万人、
米失業率(10月)は予想より強い4.1%、
米平均時給(10月)は予想より弱い前月比0.0%。
米10年債利回りは一時2.32%台へ低下。
米ISM非製造業景況指数(10月)は予想より強い60.1。
WSJ
「スプリントとTモバイルUSは合併協議を再開させ、
 数週間以内に合意に達する可能性がある。」
米10年債利回りは一時2.36%台へ上昇。
ミネアポリス連銀総裁
「パウエル理事は議長として素晴らしい仕事をするだろう。
 パウエル氏は非常にまじめで思慮深い政策当局者だ。
 パウエル議長で金融政策の運営方法に大きな変化は見込んでいない。
 労働市場にはまだスラックの兆候が残っている可能性がある。
 インフレがここ数ヵ月に減速していることに留意。」
コーンNEC委員長
 コーン米国家経済会議(NEC)委員長
「パウエル次期FRB 議長について大統領は素晴らしい人選を行った。
 大統領は副議長の人選に非常に精力的に取り組んでおり、
 年内に何らかの発表があるだろう。」
原油先物12月限の終値は55.64ドル。米10年債利回りは2.333%。
NYダウは22.93ドル高の23539.19で取引を終える。最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初30日に113.73レベルで始まり揉み合いながら
も軟調傾向で推移して31日のロンドン時間序盤に週安値となる112.96
へ下落しましたが、その後、切り返して、1日のNY時間序盤にかけて
114.28へ上昇する展開になりました。その後、114円を挟む上下動の
揉み合いとなって2日のNY時間前半に113.54へ下押した後に再び戻
して114円を挟む揉み合いが続きました。その後、3日の米雇用統計の
発表後に一時113.64へ下押しましたが、その後、反発して、週高値と
なる114.42へ上昇する展開になりました。その後、反落して114.07
レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初30日に1.1609レベルで始まり週安値とな
る1.1594へ下落した後に揉み合いながらも反発して31日のNY時間
前半に1.1661へ上昇しましたが、その後、1日のNY時間序盤にかけ
て1.1606反落する上下動の揉み合いになりました。その後、揉み合い
ながらも反発して2日のNY時間序盤にかけて1.1687へ上昇しました
が、その後、やや下押して揉み合う展開になりました。その後、3日の
米雇用統計の発表後に週高値となる1.1690へ上昇しましたが、その後
反落して1.1607レベルで週の取引を終えました。




●今週(11月6日から11月10日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは先週の米雇用統計後の高値
114.42から10月27日の高値114.45および7月11日の高値114.49
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は115.00の「00」ポ
イント、さらに上昇した場合は3月10日の高値115.50を巡る攻防が
注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週の米雇用統計後の安値113.64から
2日の安値113.54を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は
113.00の「00」ポイントから10月31日の安値112.96、さらに下落し
た場合は10月19日の安値112.29を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、6日の日銀金融政策
決定会合議事録要旨と黒田日銀総裁の発言、8日の中国貿易収支、9日
の日国際貿易収支と日機械受注と中国消費者物価指数と米新規失業保険
申請件数、10日のミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが注目さ
れます。


先週のドル円は、日銀金融政策発表、FOMC、米下院共和党の税制改革
法案の発表、次期FRB議長候補の発表、そして週末の米雇用統計など
数々の重要イベントを経過して、相場は下げては上げる揉み合いとなっ
て週の始値と終値では34Pipsほどの上昇となりました。


さて今週は、先週に重要イベントを経過して材料は少なめですが、トラ
ンプ米大統領の日本をはじめとする韓国と中国の訪問を巡る市場動向が
注目されます。また、米海軍が原子力空母3隻で北朝鮮に圧力を加えて
いて、北朝鮮の軍事挑発行動は抑制されていますが、一応ながら北朝鮮
の軍事挑発行動には注意をしておきたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは先週の米雇用統計後の
高値1.1690から1.1700の「00」ポイントを巡る攻防が注目されま
す。ここを上抜けた場合は10月23日の安値1.1725から10月18日の
安値1.1730を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは3日の安値1.1599を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は10月27日の安値1.1574、さらに下落
した場合は1.1500の「00」ポイント、ここを下抜けた場合7月12日
の高値1.1489から7月20日の安値1.1479、ここを下抜けた場合は
6月30日の高値1.1445を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、6日の独製造業
新規受注と欧生産者物価指数、7日の独鉱工業生産とドラギECB総裁
の発言と欧小売売上高、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとし
て、8日の中国貿易収支、9日中国消費者物価指数と米新規失業保険申
請件数、10日のミシガン大学消費者信頼感指数速報、などが注目され
ます。


先週のユーロドルは、カタルーニャ問題はあまり材料視されなかった
ようで、対ドル通貨ペアとして、FOMC、米下院共和党の税制改革法案
の発表、次期FRB議長候補の発表、米雇用統計などを経過して1.16台
を中心とする揉み合いとなり上へ行って来いの相場で、週の始値と終値
では僅か2Pipsの下げで週足では上ヒゲのある十字線となりました。


今週は、先週までの重要イベントを経過して材料不足の感がありますが
7日のドラギECB総裁の発言は注目されそうです。




さて今回は、■トレードと凡事のお話 その265 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十五話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は日銀金融政策発表、FOMC、
 米下院共和党の税制改革法案の発表、次期FRB議長候補の発表、
 そして週末の米雇用統計など数々の重要イベントがあったが…、
 週の始値と終値では34Pipsほどの上昇で大きな動きとはならなく
 イベントが無事に通過したといったような印象だったな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 次期FRB議長候補も最終的にパウエル氏に決定したが…、
 これも大方の市場予想とおりで、値動きは限定的じゃったのう。
 そして、114円台半ばのレジスタンスが強固な印象じゃった…。」


『北朝鮮は1カ月以上にわたって不気味なくらいに大人しいが…、
 今週からトランプ米大統領のアジア歴訪がいよいよ始まるよな…。』


「ふむ…。米海軍が原子力空母3隻で北朝鮮に圧力を加えていて、
 北朝鮮のミサイル発射などの挑発行動は暫く抑制されておるが、
 一応ながらも、注意だけは忘れずにいたいものじゃのう…。」


『そして、先週、NYダウは23539ドルと史上最高値を更新して
 日経平均も22539円へと上昇して株式市場は総じて堅調だよな…。』


「ふむ…。11月1日に『米5年債と30年の債利回りスプレッドが
 2007年11月以来の一時83bp割れまで縮小。』との報道もあり…、
 米債利回り曲線のフラットニング化が進んでいるのは不気味じゃが、
 事実として株式市場はなんとも堅調ではあるのう…。」


『米債利回り曲線フラットニング化が進んでいても株式が堅調なのは
 いわゆるニュー・ノーマルってやつなのかもしれないが…、
 まぁ、少しばかりは気味が悪いところはあるようだな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。溜口剛太郎殿には、『攻守のバランスのお話』や
 『因果関係と相関関係の違いのお話』や『全体思考のお話』、
 そして、『弱点の克服のお話』、などなど…、
 いろいろとさせてもらいたいお話があるのじゃが…、今日は相場の
 『イナーシャの法則お話』でもさせてもらうとしようかのう。」


『イナーシャの法則だって? それってロシアの少女のお話かい?』


「何でも英語のカタカナ表記をする傾向がある昨今じゃが、
 どういうワケかこの言葉は馴染みが少ないようで…、
 イナーシャとは、『慣性』、『惰性』という意味の英単語で、
 いわば、『状態が継続する』ことを意味するのじゃのう…。」


『で…、相場には「イナーシャの法則」があると?』


「ふむ…。価格はもちろん物質ではなく、値動きは物理法則で
 動ているというワケではないのじゃが…、
 相場は状態が継続することが少なくないものなのじゃのう。」


『まぁ、上昇トレンドも下降トレンドも言ってみれば状態継続で…、
 延々と続くレンジ相場も状態継続と言えるのかもしれないよな。』


「ふむ…。ダウ理論でも『トレンドは明確な転換シグナルが
 発生するまでは継続する』とされていて…、
 相場は疑似的ながらもイナーシャの法則のように惰性的で
 『状態が継続する』ことが少なくないのじゃのう。但しじゃ…。」


『但しって何だよ…。ジイさん。』


「ふむ…。相場には状態が継続しやすい傾向があるものじゃが…、
 但し『いつかは必ずその状態は変化する』ものなのじゃのう…。」


『その相場(価格の動き)に変化たらしめるものは何なのさ?』


「その1つは価格の節目で、そこで跳ね返されるのか突破するのか…、
 レジスタンスやサポートと呼ばれているチャートポイントの節目は
 相場動向に変化をもたらす事があることが知られていよう…。」


『チャートには見えない壁があって、それを視覚化するものが、
 レジスタンス(サポート)ラインやトレンドラインという事だな…。
 そこで跳ね返されれば反発で、突破すればブレークというワケか。』


「ふむ。そのとおりじゃ…。溜口剛太郎殿。
 そして、2つ目がファンダメンタルズ的インパクト(衝撃)であり、
 重要経済指標の発表や重要要人発言や突発的なニュースなどで…、
 相場はこれらによって変化することがあるものなのじゃのう…。」


『不測の突発的なニュースにも相場は影響を受けることがあり…、
 相場は過去の動向のみで数学的に完全に解明はできなく、
 ときに損切りも技術として必要になる場合があるというワケか…。』


「そして、3つ目が『時間の節目』じゃ。溜口剛太郎殿。」


『えっ。時間の節目だって?』


「ふむ。日々、観られるものに『市場替わりの相場動向の変化』
 があるが…、これらの他に、9、17、26、52の日数(時間)や
 よく言われておる3週間、3ヶ月などの日柄の節目のことじゃ…。」


『まぁ、どんな理屈かは分からないが…、3週間、3ヶ月などで
 トレンドが変わるなど相場が変化することはあるもんだよな…。』


「ファンド勢の四半期決算などの影響もあるのやも知れぬが…、
 相場が一旦、エネルギーを放出してしまうかのように、
 日柄(時間)が相場に与える影響は否定できないようじゃのう…。」


『トレンドも若いトレンドなどと言う事があるが…、こうしてみると
 日柄や時間はどことなく人の生活サイクルにも似ているよなぁ…。
 睡眠や休息をとっているような小幅揉み合いが続くこともあり、
 あたかも出社して仕事をしているように活発な活動の時期もあり、
 そして、少し長いタームでは、何かをきっかけに転職したり、
 あるいは長い会社勤めもいつかは定年でピリオドとなるように…。』


「あははっ。溜口剛太郎殿も面白い例え話をするものじゃのう…。」


『「相場の状態は継続する傾向があるが、いつかは必ず変化する」
 ということで、相場に於ける「イナーシャと変化の法則」として、
 1. 価格の節目(チャート・ポイント)はどこなのか
 2. 経済指標や要人発言やニュース等のファンダメンタルズの変化
 3. 時間(日柄)の節目(タイム・ポイント)はいつなのか
 の3つのファクターにしっかり着目してトレードしてやるぜ…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その264


今週は日銀金融政策発表、米FOMC、英金融政策、米雇用統計と
重要イベントが目白押しの1週間になりますね。



●今週(10月30日から11月3日)の主な予定


<10月30日(月)>

※ 今週から欧・英が冬時間に移行。

朝8時50分に日小売業販売額(9月)、
午後4時に独小売売上高指数(9月)、
午後5時にスイスKOF景気先行指数(10月)、
午後6時半に英消費者信用残高(9月)、
午後7時に欧消費者信頼感確報(10月)、欧経済信頼感(10月)、
夜9時半に米個人所得(9月)、米個人消費支出(9月)、
同夜9時半に米コアPCEデフレータ(9月)、
夜10時に独消費者物価指数速報(10月)、
などが予定されてい済ます。
独・欧・米の指標には注目です。


<10月31日(火)>

※ 独が宗教改革記念日で休場。

朝6時45分にNZ住宅建設許可件数(9月)、
朝8時半に日鉱工業生産速報(9月)、日失業率(9月)、
同3朝8時半に日全世帯家計調査消費支出(9月)、
午前9時にANZ企業景況感(10月)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感(10月)、
午前10時に中国製造業PMI(10月)、中国非製造業PMI(10月)、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策発表、
午後2時に日新設住宅着工戸数(9月)、
午後3時半から黒田日銀総裁の定例会見、
同午後3時半に仏第3四半期GDP速報、
午後4時45分に仏消費者物価指数速報(10月)、
同午後4時45分に仏卸売物価指数(9月)、仏消費支出(9月)、
午後7時に欧第3四半期GDP速報、欧消費者物価指数速報(10月)、
同夜7時に欧失業率(9月)、
夜9時半に米第3四半期雇用コスト指数、
同夜9時半に加月次GDP(8月)、
同夜9時半に加鉱工業製品価格(9月)、加原料価格指数(9月)、
夜10時に米ケースシラー住宅価格指数(8月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(10月)、
夜11時に米消費者信頼感指数(10月)、
などが予定されています。
NZ・日・中国・仏・欧・米・加の指標と
黒田日銀総裁の定例会見には注目です。


<11月1日(水)>

朝6時45分にNZ第3四半期就業者数、NZ第3四半期失業率、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(10月)、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数(10月)、
午後6時半に英製造業PMI(10月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米ADP雇用統計(10月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(10月)、米建設支出(9月)、
深夜3時に米FOMC政策金利、米FOMC声明、
などが予定されています。
NZ・中国・英・米の指標には注目です。


<11月2日(木)>

午前9時半に豪貿易収支(9月)、豪住宅建設許可(9月)、
午後2時に日消費者態度指数(10月)、
午後3時45分にスイスSECO消費者信頼感指数(10月)、
午後5時15分にスイス実質小売売上高(9月)、
午後5時50分に仏製造業PMI改定値(10月)、
午後5時55分に独失業者数(10月)、独失業率(10月)、
同午後5時55分に独製造業PMI改定値(10月)、
午後6時に欧製造業PMI改定値(10月)、
午後6時半に英建設業PMI(10月)、
午後8時半に米チャレンジャー人員削減予定数(10月)、
夜9時に英BOE政策金利、英BOE議事録要旨、
同夜9時に英BOE資産買取プログラム規模、
同夜9時に英BOE四半期インフレリポート、
夜9時半に米第3四半期非農業部門労働生産性速報、
同夜9時半に米第3四半期単位労働コスト速報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
などが予定されています。
豪・独・英・米の指標には注目です。
そして、パウエルFRB理事の発言も予定されています。


<11月3日(金)>

※ 東京が文化の日で休場。

午前9時半に豪小売売上高(9月)、
午前10時45分に中国財新サービス業PMI(10月)、
午後6時半に英サービス業PMI(10月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数(10月)、米失業率(10月)、
同夜9時半に米平均時給(10月)、米貿易収支(9月)、
同夜9時半に加就業者数(10月)、加失業率(10月)、加貿易収支(9月)
夜11時に米ISM非製造業景況指数(10月)、米製造業受注指数(10月)
などが予定されています。
豪・中国・英・米・加の指標には注目です。


<11月5日(日)>

トランプ米大統領の来日、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(10月23日から10月27日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.76で始まり、堅調傾向で推移して
94.72で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.416%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)12月限は週の終値で53.90ドルに上昇しました。
NYダウは週間105.56ドル上昇、23434.19ドルで週の取引を終える。



<10月23日(月)>

報道
「衆議院選挙では与党が3分の2を確保。立憲民主が野党第1党。」
ドル円が一時114円台前半へ上昇。
日経平均は251.66円高で寄り付き239.01円高の21696.65で大引け。
日経平均は15日続伸で連騰最長記録に。
米10年債利回りは2.39%から2.28%台で推移。
原油先物は52ドル台で推移。
トランプ米大統領
「税制改革の早期成立を議会に要請。」
ロンドン時間序盤に米10年債利回りは一時2.37%台へ低下。
英CBI製造業受注指数(10月)は予想より弱い−2。ポンド売り反応。
独連銀月報
「上期の拡大ペースを第3四半期も維持した公算。
 製造業は強い輸出と受注に支えられている。
 個人消費は上期の強い拡大の反動でやや落ち着く公算。
 持続的には悪化せず。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.36%台へ低下。
報道
「カタルーニャの州政府は26日州議会を招集。正式に独立宣言か。」
報道
「カタルーニャ分離独立派は中央政府の措置に人の鎖で対抗へ。」
ユンケル欧州委員長
「英EU離脱は悲劇。メイ首相との夕食会は有意義だった。
 貿易交渉に入る前に英国は離脱に伴う負担金に合意する必要。」
カンリフ英BOE副総裁
「利上げ開始時期については議論の余地がある。」
原油先物12月限は51.90ドル。
NYダウは54.67ドル安の23273.96で取引を終える。7日ぶり反落。


<10月24日(火)>

元北朝鮮幹部
「北朝鮮経済は1年ともたない可能性。」
日経平均は26.65円安で寄り付き108.52円高の21805.17で大引け。
日経平均は16日続伸で連騰最長記録を更新。
米10年債利回りは2.36%から2.37%台で推移。
アーダーンNZ労働党党首
「財政責任に人にコミットする。
 最低賃金の大幅上昇を目にするだろう。地域活性化を優先する。
 NZ中銀に対して構造改革を行う。」
NZは一時上昇の後に下落。
原油先物は51ドル台後半から52ドル台で推移。
米GMやキャタピラーや3Mの第3四半期1株利益は予想より強い。
米2年債入札では最高落札利回り1.596%、応札倍率2.74倍。
NY時間に米10年債利回りは2.42%台へ上昇。原油先物52ドル台。
CNBC
「マコニル共和党上院院内総務の関係者の話では、
 税制改革案に3名の共和党上院議員が反対する可能性がある。」
報道
「トランプ大統領がFRB議長人事に関して、
 共和党上院議員に挙手投票を実施した。
 挙手投票ではテイラー氏が勝利したようだったと
 共和党議員のスコット氏が述べた。」
サンダース米報道官
「パウエル、テイラー氏らが大統領が検討中の議長候補。」
NYダウは167.80ドル高の23441.76で取引を終える。最高値を更新。


<10月25日(水)>

日経平均は94.96円高で寄り付き97.55円安の21707.62で大引け。
日経平均は17日ぶりの反落。
米10年債利回りは2.41%から2.42%台で推移。
英第3四半期GDP速報は予想より強い前期比0.4%。ポンド買い反応。
内閣府
「基調判断据え置き。景気は、緩やかな回復基調が続いている。
 個人消費は緩やかに持ち直している。・設備投資は持ち直している。
 輸出は持ち直している。生産は持ち直している。
 企業収益は改善している。企業の業況判断は改善している。
 雇用情勢は改善している。消費者物価は横ばいとなっている。」
報道
「中国の習近平指導部が2期目を始動。後継起用せず求心力。」
NY時間序盤に米10年債利回りは一時2.47%台へ上昇。
ポリティコ
「今週中の次期FRB議長の指名発表の可能性低い。
 イエレン氏が指名されれば株価が上昇するとの見方を
 トランプ大統領は好感している。
 ウォーシュ元FRB理事については、
 ペンス副大統領との面談を受けて指名確率が上昇している。」
米新築住宅販売件数(9月)は予想より強い66.7万件。
加BOC声明
「今年下期の成長は緩やか。この先2年間で潜在成長に接近。
 第3四半期に需給ギャップはなくなったと予想。
 刺激策の縮小がいずれ必要になる可能性。
 個人消費は政策変更と利上げで減速。
 17年と18年の成長見通しをそれぞれ3.1%、2.1%に上方修正。
 NAFTAの再交渉が見通しを大きく不透明に。
 インフレ目標の達成時期の見通しを2018年下半期に後退。
 追加利上げには注意深くなる。加ドル高が輸出やインフレを圧迫。」
加ドル売り反応。
EIA石油在庫統計では原油在庫が85.6万バレルの増加。
原油先物は52ドル台前半で推移。
加BOCポロズ総裁
「インフレの下振れリスクにより心を奪われている。
 雇用者数の増加に賃金上昇が追いついていない。
 労働市場には雇用過剰感がまだある。企業の75%はフル稼働状態。
 見通しにはNAFTAを考慮していない。」
米5年債入札では最高落札利回り2.058%、応札倍率2.44倍。
トランプ大統領
「コーン米国家経済会議委員長の次期FRB議長への就任には反対。
 イエレン現議長を好ましいと思っているが足跡をしるす必要がある。
 次期FRB議長候補探しは2、3人に絞られている。」
報道「生保が為替ヘッジなしで外債投資。」
米10年債利回りは2.433%。
NYダウは112.30ドル安の23329.46で取引を終える。


<10月26日(木)>

ブラジル中銀は政策金利を0.75%引き下げて7.50%に。
日経平均は8.67円安で寄り付き32.16円高の21739.78で大引け。
米10年債利回りは2.42%から2.41%台で推移。
豪RBAデベル副総裁
「インフレはデータが示すよりも弱い印象。
 労働市場には依然としてゆるみが大きい。」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.44%台へ上昇。
トルコ中銀は政策金利を8.00%に据え置く。
関係者
「カタルーニャは独立宣言よりも選挙実施となる公算。」
NY時間序盤に米10年債利回りは一時2.40%台へ低下。
ECB
「政策金利は0.00%に据え置き。中銀預金金利−0.400%に据え置き。
 限界貸付金利を0.250%に維持。
 債券購入を18年9月まで延長、月額は300億ユーロに減額。
 必要ならばQEの規模や期間を拡大する選択肢を残す。
 QE終了後も長期間にわたり保有債券の償還元本を再投資。」
ユーロ売り反応。
ドラギECB総裁
「QEは少なくとも来年9月まで継続。
 月間買い入れ額を300億ユーロに減額。
 大規模な刺激策が引き続き必要。
 成長は幅広い分野でしっかりしている。
 国内の物価圧力は引き続き抑制されている。
 成長へのリスクはほぼ均衡している。
 成長への下方リスクには為替相場が含まれる。
 コアインフレはまだ上昇トレンドを確信させず。
 総合インフレ率は年末を挟んで低下する見込み。
 コアインフレは中期的に上昇に向かう。
 他のQEシナリオについては議論しなかった。
 本日の決定は全会一致ではなかった。
 QE期限をオープンエンドにすること大多数が支持。」
報道
「米下院は2018会計年度連邦予算の大枠を定めた予算決議案を可決。
 減税計画の年内実現に向けた動きが前進。
 採決は賛成216、反対212と拮抗した。
 予算決議案は減税のため財政赤字を今後10年間で
 最大1.5兆ドル拡大させることを許容する内容。」ドル買い優勢。
米7年債入札では最高落札利回り2.280%、応札倍率2.39倍。
報道
「サウジアラビアのサルマン国王が18年末までの協調減産延長支持。」
報道
「米財務省は人権侵害を巡り北朝鮮の個人7人と3組織を
 制裁の対象に加えたと発表した。北朝鮮の保衛司令部、
 その司令官および副司令官が制裁の対象。」
原油先物は52ドル台後半。米10年債利回りは2.45%台。
NYダウは71.40ドル高の23400.86で取引を終える。


<10月27日(金)>

米10年債利回りは2.46%から2.45%台で推移。
日経平均は163.49円高で寄り付き268.67円高の22008.45で大引け。
年初来高値を更新。
米国安全保障専門サイトのディフェンス・ワン
「空軍はB-52爆撃機を24時間体制で待機させる準備を進めている。」
米10年債利回りは一時2.44%台へ低下の後に2.46%台へ反発。
報道
「FBIがトランプ氏による露疑惑の民間文書を議会へ開示の見通し。」
テイラー・スタンフォード大学教授
「リセッション以降の米経済成長が期待外れな状態にあるのは、
 これまで実施されてきた経済政策が要因にある。
 ベーシックな経済学を基にすると成長加速が可能で好機である。」
報道
「ジョイス副首相が連邦議員資格を禁じている複数の国籍を
 持っているかどうかについての連邦裁判所判断を受けて、
 豪ターンブル政権は過半数を失う結果となった。」豪ドル売り反応。
ECB専門家予測
「2017年GDP見通し+2.2%(前回+1.9%)
 2018年GDP見通し+1.9%(前回+1.8%)
 2019年GDP見通し+1.7%(前回+1.6%)
 2017年インフレ見通し+1.5%(前回+1.5%)
 2018年インフレ見通し+1.4%(前回+1.4%)
 2019年インフレ見通し+1.6%(前回+1.6%)」
報道
「ロシア中銀が政策金利を8.50%から8.25%に引き下げ。」
バイトマン独連銀総裁
「拡張的な金融政策は引き続き正当化されよう。
 債券購入については明確な終了日時を設定すべき。
 インフレ見通しはECB目標に沿ったもの。」
米第3四半期GDP速報は予想より良い前期比年率3.0%。
NY時間に原油先物が53ドル台へ上昇。
報道
「カタルーニャ議会が独立宣言を可決。」
ブルーバーグ(関係者の話)
「トランプ大統領は次期FRB議長にパウエル氏指名に傾いている。」
ドル売り反応。
報道
「スペイン上院がカタルーニャ州の自治権停止について審議し、
 ラホイ首相に対して自治権停止の権限を承認した。」
ダウジョーンズ
「トランプ大統領は今日の夕方の定例会見で、
 次期FRB議長の指名を来週正式に発表することに言及する予定。」
スペインのラホイ首相
「カタルーニャ州のプチデモン州首相ら閣僚を解任し、
 独立派が過半の州議会を解散。12月21日に選挙。」
米議会調査局(CRS)
「米国と北朝鮮が戦闘状態に入った場合、核兵器の使用がなくても、
 30万の人々が死亡する可能性がある。2500万人が戦闘の影響を受け
 中国に大量の難民が流入する可能性も。」
報道「日銀総裁の後任人事ではポスト黒田も黒田氏本命。」
フィッチ「英国の格付けをAAで据え置き。見通しネガティブ。」
原油先物12月限の終値は53.90ドル。
米10年債利回りは2.416%。
NYダウは33.33ドル高の23434.19で週の取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初23日に113.87レベルで始まり114.10へ上昇
した後に揉み合いながらも反落してNY時間終盤にかけて週安値となる
113.24へ下落する展開になりました。その後、切り返して、揉み合い
ながらも堅調傾向で推移して、25日のロンドに時間にかけて114.24へ
上昇する展開になりました。その後、再び反落して、25日の東京時間
終盤にかけて113.34へ下落しましたが、その後に再び反発して、27日
のNY時間序盤にかけて週高値となる114.45へ上昇する展開になりま
した。その後、再び反落して113.67レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初23日に1.1764レベルで始まり揉み合いな
がらも軟調傾向で推移してNY時間後半にかけて1.1726へ下落する展
開になりました。その後、その後、小幅な揉み合いがしばらく続きまし
たが、25日のNY時間序盤から堅調推移となって26日の東京時間後半
にかけて週高値となる1.1836へ上昇する展開になりました。その後、
ECB金融政策の発表およびドラギECB総裁の発言を受けて反落して、
27日のロンドンフィックスにかけて週安値となる1.1574へ下落する展
開になりました。その後、やや戻して1.1609レベルで週の取引を終え
ました。




●今週(10月30日から11月3日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは114.00の「00」ポイント
から23日の高値114.10を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は25日の高値114.24、さらに上昇した場合は先週高値の114.45
から7月11日の高値114.49、ここを上抜けた場合は115.00の「00」
ポイント、さらに上昇した場合は3月10日の高値115.50を巡る攻防
が注目されます。
一方、下落した場合、まずは26日の安値113.34から先週安値113.24
を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は113.00の「00」
ポイント、さらに下落した場合は19日の安値112.29、ここを下抜けた
場合は112.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は16日の安値
111.65を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、30日の米個人消費
支出と米コアPCEデフレータ、31日の日鉱工業生産速報と日失業率と
中国製造業PMIと日銀金融政策発表と黒田日銀総裁の定例会見と米第
3四半期雇用コスト指数と米ケースシラー住宅価格指数と米シカゴ購買
部協会景気指数と米消費者信頼感指数、1日の中国財新製造業PMIと
米ADP雇用統計と米ISM製造業景況指数とFOMC政策金利とFOMC
声明、2日の米新規失業保険申請件数、3日の中国財新サービス業PMI
と米非農業部門雇用者数と米失業率と米平均時給と米貿易収支と米ISM
非製造業景況指数と米製造業受注指数、などが注目されます。


先週のドル円は、上下動の揉み合いとなって時間足レベルで高値は切り
上げつつも、週末のブルーバーグの「トランプ大統領は次期FRB議長
にパウエル氏指名に傾いている。」との報道を受けて113円台後半で
取引を終えました。

さて今週ですが、トランプ米大統領の時期FRB議長の指名発表が注目
されますとともに、日銀金融政策発表、FOMC、そして週末の米雇用
統計と重要イベントが目白押しで、これらの結果次第ではありますが
ボラタイルな相場展開になる可能性がありそうです。

そして、11月5日にはトランプ米大統領が来日の予定で、米海軍は
「ロナルド・レーガン」、「セオドア・ルーズベルト」と共に、「ミニ
ッツ」の原子力空母3隻で北朝鮮に圧力を加えていて、北朝鮮の軍事
挑発行動は抑制されていますが、28日の北朝鮮の朝鮮アジア太平洋
平和委員会の報道官談話で「米国の手先となり、軽率に振る舞えば、
日本の領土は丸ごと海に葬られる」と威嚇していますので、北朝鮮の
ミサイル発射など軍事挑発行動には一応ながら注意はしておきたいも
のです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合は、まずは27日の戻り高値
1.1643を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.1700の
「00」ポイント、さらに上昇した場合は23日の安値1.1725、ここを
上抜けた場合は24日の高値1.1793から1.1800の「00」ポイントを
巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値の1.1574を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は1.1500の「00」ポイント、さらに
下落した場合7月12日の高値1.1489から7月20日の安値1.1479、
ここを下抜けた場合は6月30日の高値1.1445、さらに下落した場合
1.1400の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、30日の独小売売上高指数と独
消費者物価指数速報、31日の仏第3四半期GDP速報と欧第3四半期
GDP速報と欧消費者物価指数速報と欧失業率、2日の独失業者数と独
失業率、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、30日の米個
人消費支出と米コアPCEデフレータ、31日の中国製造業PMIと米第
3四半期雇用コスト指数と米ケースシラー住宅価格指数と米シカゴ購買
部協会景気指数と米消費者信頼感指数、1日の中国財新製造業PMIと
米ADP雇用統計と米ISM製造業景況指数とFOMC政策金利とFOMC
声明、2日の米新規失業保険申請件数、3日の中国財新サービス業PMI
と米非農業部門雇用者数と米失業率と米平均時給と米貿易収支と米ISM
非製造業景況指数と米製造業受注指数、などが注目されます。


先週のユーロドルは、1.76台での揉み合いが続いた後に、週の後半に
1.82台前半へと上昇しましたが、その後、ECB金融政策の発表および
ドラギECB総裁の発言を受けて軟調に推移して一時1.16台を割り込む
相場展開になり、週の始値と終値では155Pips程下落となりました。

また、スペインのカタルーニャ問題では、カタルーニャ議会が独立宣言
を可決しましたが、スペインのラホイ首相が「カタルーニャ州のプチデ
モン州首相ら閣僚を解任し、独立派が過半の州議会を解散。12月21日
に選挙」という事態になりました。

さて今週ですが、ECB金融政策発表のイベントを経過して、今週は
欧第3四半期GDP速報と欧消費者物価指数速報が注目されますが、
対ドル通貨ペアとして、米FOMC、米雇用統計など米重要指標の結果
が注目されます。これらの結果の次第によって動意づくと思われます
が、戻りが売られる可能性がありそうです。

そして、ポンドですが、11月2日のスパー・サースデーでの動向が
注目されます。安易な予断はできませんが、次第によってはネガティブ
反応も警戒され、ボラタイルな相場展開になる可能性がありそうです。





さて今回は、トレードと凡事のお話 その264 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十四話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円は上下動の揉み合いとなって、
 時間足レベルで高値を切り上げて一時114.45へ上昇したけど…、
 週末はブルーバーグの「トランプ大統領は次期FRB議長に
 パウエル氏指名に傾いている」との観測報道を受けて
 113円台後半へと反落する展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 次期FRB議長の指名は先週にされるかと思っとったが…、
 その発表は今週に持ち越されることになったのう。
 今週の次期FRB議長指名の発表が大いに注目されるのう…。」


『そして、先週も北朝鮮の弾道ミサイルの発射などはなかったけど…、
 11月初旬からのトランプ大統領のアジア各国訪問にあたり
 原子力空母3隻が近海で圧力を加えていることで、
 さすがの北朝鮮も軍事挑発ができる状況ではなかったようだな。』


「トランプ大統領のアジア各国訪問は無事に終えることになろうが…、
 28日に北朝鮮の報道官が『米国の手先となり、軽率に振る舞えば、
 日本の領土は丸ごと海に葬られる』と威嚇していることもあり、
 一応ながらも警戒だけはしておいた方がよさそうじゃ…。」


『ところで今週は、米コアPCEデフレータ、日銀金融政策発表、
 米ISM景況指数に米FOMC、そして週末の米雇用統計と、
 重要イベントが目白押しで相場が大きく動きそうだな…。』


「ふむ。次期FRB議長指名ととともに、今週は重要イベントが多く、
 それらの結果次第ながら、ボラタイルな相場展開になろうのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。溜口剛太郎殿はAIのディープ・ラーニングによる
 『アルファ碁』が、2016年当時、世界最強囲碁棋士と言われていた
 韓国のイ・セドル九段に5局勝負で勝ち越したことを
 憶えておられると思うが…、2017年10月19日の報道によると、
 ディープ・ラーニングの学習方法を変えた『アルファ碁ゼロ』が、
 イ・セドル九段に勝ち越した『アルファ碁』を100戦100勝で
 打ち負かしたことにちなみ…、今日は『トレードと学習のお話』
 でもさせてもらうとしようかのう…。」


『イ・セドル九段に勝ち越した「アルファ碁」を100戦100勝で
 打ち負かした「アルファ碁ゼロ」はまさに驚異だが…、
 ディープ・ラーニングの学習方法を変えたって言うけど、
 いったいぜんたい、どのように学習方法を変えたというんだい?』


「ふむ…。2016年の『アルファ碁』は人間の対局データを教師として
 ディープ・ラーニングしたのに対して…、『アルファ碁ゼロ』は、
 囲碁の基本ルールを教えたのみで、教師なしでAI同士の対局により
 『ゼロから独学する』ディープ・ラーニングをしたそうなのじゃ。」


『ふーん。「アルファ碁」は人間の積み重ねた知見の延長線上で
 ディープ・ラーニングしたのに対して…、「アルファ碁ゼロ」は
 ルールのみ学び、「ゼロから独学」でより強くなったということか。』


「まぁ…、人の場合は、AIのように短期間に何千万局も試行学習する
 などどいうことはできなく…、人間が積み重ねた知見の延長線上で
 学習していくほかはないと思うが、有益なはずの『積み重ねた知見』
 が、ときに進歩や上達の足かせになる事もあるということは、
 興味深いことではなかろうか…。溜口剛太郎殿。」


『トレードでも、過去のトレーダーが積み上げた知見を学習する事は
 もちろん悪い事であるはずはないが…、ときに学習の積み重ねが
 何が重要な事なのかや、重要度のプライオリティを分かっていないと
 順列なき先入観となって脳内知識のカオス(混沌)の原因となったり、
 トレード自体の足かせになる場合もあるのかもしれないよな…。』


「ふむ…。人間が積み重ねた知見の延長線上で、学習を重ねるほどに
 トレードの戦績が向上するはずだというのは、いわば仮説であり…、
 知識を積み重ねても戦績が向上しない場合、さらに知識を求めるより
 一旦、脳内の知識をリセットして、いわゆるゼロ学習からリスタート
 してみる事も飛躍のきっかけになったり、新たな発見があるる場合も
 あるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『一旦、知識をリセットするということは、「捨てる勇気」でもあるが
 何が大事な事なのかを認識して再構築する事でもあろうからな…。』


「ふむ…。知識を捨てるためには、まずは学ばなくてはならないが…、
 学んだ後に、例えば、チャートからローソク足は別として、
 その他のテクニカル・インジケーターを全て除去するなどすると、
 新鮮で新たな気持ちでチャートを観ることができて…、
 価格のダイナミックな動きが見えてきたり、今まで見えていなかった
 新たな気づきを得れる場合があるものなのじゃのう…」


『で…、例えばどんな事よ…。ジイさん。』


「ふむ…。チャートから全てのインジケーターを除去した後に、
 例えば、EMA5とEMA21だけを太いラインで描画させると、
 これまで『たかが移動平均線ごとき』と思っていたのに…、
 1. 異なる2つの期間のEMAは収束と拡散を必ず繰り返している。
 2. EMAのクロスの前には必ず収束現象が起こる。(トレード準備)
 3. EMA5とEMA21が絡まる時はトレードしてはいけないサイン。
 4. EMA5とEMA21が収束後に拡散する時がトレードチャンス。
 5. EMA5がEMA21に対して強い入射角度で交差し始めると
   ゴールデン(orデッド)クロスになりやすく良いチャンスになる。
 6.  EMA21に対する交差で、EMA5は遅延になりにくい。
 などが新鮮なまでに気づけるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。EMA5とEMA21の収束・拡散なんてあまり単純すぎて
 ついついバカにしがちだけど…、こうしてみると、シンプル(単純)は
 もしかすると、高度を気取るコンプレックス(複雑)な手法よりも、
 ある意味、奥深く優れている場合もあるのかもしれないよな…。』


「EMA5とEMA21の収束・拡散はシンプル手法のほんの一例じゃが、
 シンプル(単純)はコンプレックス(複雑)よりも美しいものじゃ…。
 そして、複雑による『選択のパラドックス』も回避しやすく、
 買うべき売るべきのみならず、待つべき時をも知らせる
 『EMA5とEMA21が絡まる時はトレードしてはいけないサイン』も
 見逃せない利点となるのではなかろうか…。」


『知識を一旦リセットする「捨てる勇気」と、何が大事な事なのかを
 再認識して再構築する作業は、自分自身の手法の確立のためにも
 もしかすると学んだ後の必須項目になるのかもしれないよなぁ…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その263


報道によりますと次期FRB議長は、パウエル氏とテイラー氏と
そしてイエレン氏の「3氏が軸」で検討されているようですね。



●今週(10月23日から10月27日)の主な予定


<10月23日(月)>

※ NZがレイバーデイで休場。

午後2時に日景気先行指数改定値(8月)、日景気一致指数推定値(8月)
午後6時に欧2016年対GDP比政府債務発表、
夜9時半に加卸売売上高(8月)、
夜11時に欧消費者信頼感速報(10月)、
などが予定されています。欧の指標には注目です。


<10月24日(火)>

午後3時45分に仏企業景況感(10月)、
午後4時に仏製造業PMI速報(10月)、仏サービス業PMI速報(10月)
午後4時半に独製造業PMI速報(10月)、独サービス業PMI速報(10月)
午後5時に欧製造業PMI速報(10月)、欧サービス業PMI速報(10月)
夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(10月)、
などが予定されています。
仏・独・欧・米の指標には注目です。
そして、中国共産党大会閉幕となります。


<10月25日(水)>

午前9時半に豪第3四半期消費者物価指数、
午後5時に独IFO景況感指数(10月)、
午後5時半に英第3四半期GDP速報、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米耐久財受注(9月)、米耐久財受注(除輸送用機器 9月)、
夜10時に米住宅価格指数(8月)、
夜11時に加BOC政策金利、加BOC声明、
同夜11時に米新築住宅販売件数(9月)、
などが予定されています。
豪・独・英・米・加の指標には注目です。


<10月26日(木)>

朝6時45分にNZ貿易収支(9月)、
朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(9月)、
午前9時半に豪第3四半期輸入物価指数、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(11月)、
午後8時45分に欧ECB金融政策発表、
夜9時半からドラギECB総裁の定例会見、
夜9時半に米卸売在庫(9月)、米新規失業保険申請件数、
夜11時に米中古住宅販売成約(9月)、
などが予定されています。
NZ・欧・米の指標とドラギECB総裁の会見には注目です。


<10月27日(金)>

朝8時半に日全国消費者物価指数(9月)、
午前9時半に豪第3四半期生産者物価指数、
午後3時に独輸入物価指数(9月)、
午後3時45分に仏消費者信頼感指数(10月)、
夜9時半に米第3四半期GDP速報、米第3四半期個人消費速報、
同夜9時半に米GDPデフレータ速報、
同夜9時半に米第3四半期コアPCEデフレータ速報、
同夜9時半に米第3四半期雇用コスト指数、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(10月)、
などが予定されています。
日・豪・米の指標には注目です。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(10月16日から10月20日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが92.95で始まり、堅調傾向で推移して
93.57で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.383%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)11月限は週の終値で51.47ドルに上昇しました。
NYダウは週間456.91ドル上昇、23328.63ドルで週の取引を終える。



<10月16日(月)>

ロイター(15日)
「ティラーソン米国務長官は北朝鮮との緊張緩和に向け外交努力を
 続けるようトランプ大統領から指示があったと明らかにし、
 外交努力は最初の爆弾が落ちるまで続けると述べた。」
イエレンFRB議長(15日)
「物価の停滞は想定より長引く要素があるかもしれないが、
 今後、数年は緩やかな利上げが適切。」
日経平均は66.09円高で寄り付き100.38円高の21255.56で大引け。
日経平均は10日続伸。
米10年債利回りは一時2.29%台へ上昇。
報道「韓国・インド株は史上最高値つける。」
スイス紙
「カタルーニャ州首相、スイスを仲介として
 スペイン政府と対話を行う意思。
 住民投票結果を受けた独立の権利を擁護。」
報道
「イラク軍がクルド自治区が実効支配の油田都市キルクークに侵攻。」
原油先物は一時52ドル台へ上昇。
スペイン副首相
「カタルーニャ州政府には19日までに修正する機会与える。
 対話は法の下において議会でのみ可能。」
NY時間序盤に米10年債利回りは一時2.27%台へ低下。
NY連銀製造業景気指数(10月)は予想より強い30.2。
米10年債利回りは2.30%台へ上昇。ドル買い反応。
英FT紙
「メイ英首相はEU離脱に伴い英国がEUに支払う負担金について、
 200億ユーロから増額するつもりはないと述べた。
 EU側の試算では600億ユーロを支払う必要があるとの見解。」
コーン米国家経済会議NEC委員長
「大統領は税制改革の年内実現がいかに重要かを強調し始める。
 税制改革は年内実現が必須だとトランプ大統領に言われた。
 議会は税制改革法案を完結のため休会返上を余儀なくさせられる。
 年内の法案成立は現実的に可能だと考えている。極めて重要。」
ロシアのインターファクス通信
「米朝外交官が今週にモスクワで会談する可能性がある。」
CNN「北朝鮮は米国との外交交渉を現在は拒否している。」
一部報道
「次期FRB議長候補の選出でスタンフォード大学の
 テイラー教授がトランプ大統領の高い評価を得た。」
米10年債利回りは一時2.31%台へ上昇。ドル買い反応。
政治専門サイトのポリティコ
「トランプ大統領は19日にイエレンFRB議長と面談する。」
NYダウは85.24ドル高の22956.96で取引を終える。最高値を更新。


<10月17日(火)>

ペンス副大統領
「日米両国が雇用を増やし得る産業の特定に向け協力強化にも重点。
 米国は日本との同盟に強くコミット。
 北朝鮮孤立のために同盟国と連携。」
麻生副総理
「北朝鮮が前例のない脅威。日米同盟の重要性は増している。
 日米同盟は緊密な経済関係に支えられている。」
日経平均は96.61円高で寄り付き80.56円高の21336.12で大引け。
日経平均は11日続伸。
米10年債利回りは2.30%台で推移。
豪RBA議事録要旨
「他の国の利上げが機械的に豪州の利上げになるわけではない。
 いかなる金利の変更も豪経済の状況による。
 米ドルが下落したことによる豪ドルの上昇は物価の重石となる。
 2017年の残りの雇用市場は平均よりもやや上。
 この状況は家計消費の助けとなる。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.31%台へ上昇。
スペインのパイス紙
「スペイン内務省はカタルーニャ州自治権停止に向けた
 最初の措置として、カタルーニャの警察・軍・治安責任者などの
 解任を準備している。」
ルメール仏財務相
「英EU離脱交渉は離脱条件の決着が前提、英首相は決断を。
 EUの誰もハードブレグジットを望んでいない。」
ロシア下院外交委員会のモロゾフ議員
「北朝鮮は米本土攻撃能力を有する可能性。」
ラムスデン英BOE副総裁
「ブレグジットは生産性にネガティブな影響与える。
 生産性の伸びが弱まるリスク。
 英インフレは10月の3%で頭打ちとなる見込み。
 今後数ヶ月はMPCの多数派は利上げ見込まず。
 経済には引き続き余剰資源がある。」
スペイン経済・産業・競争力省
「2018年成長見通しを従来の2.6%から2.3%に引き下げる。
 経済の5分の1を占めるカタルーニャ州の政治情勢の影響が理由。」
報道「カタルーニャから週外への移転を決めた企業が約700社に。」
テンレイロ英政策委員
「ブレグジットは英経済見通しへの最大のリスク。
 英経済には緩みがあるが非常に長く続くものではないだろう。
 賃金上昇は非常に、非常に弱い。
 国内要因のインフレ圧力は目標を下回っている。
 EUとの最終的な貿易交渉の帰結もインフレに影響しそうだ。
 ポンド安に起因するインフレは10月にピークをむかえるだろう。
 国民投票以降のポンド安は強いインフレと弱い需要をもたらした。
 ポンド相場下落後の純輸出の伸びはおそらく無いだろう。」
カーニー英中銀総裁
「引き続き目標超えるインフレ、雇用と経済状況などの綱引。
 英中銀は長期的な生産性に影響を与えることはできない。
 金融政策は金融の安定における基本的な手段ではない
 金融政策に本来可能なこと以上のことを望むことは、
 中銀独立性を脅かすだろう。
 インフレは10月の3%超となって頭打ちとなるだろう。
 ポンド相場はブレグジットに関する思惑で動きやすい。
 金融政策は刺激的だが、財政政策は緊縮的、
 英国は多くの逆風に見舞われている。
 ハードブレグジットの非常事態への備えを検討。」
ポンド売り反応。
モルガンスタンレー第3四半期FICC売上・トレーディング収入は
市場予想より強い11.7億ドル。
ゴールドマンサックス第3四半期FICC売上・トレーディング収入は
市場予想より強い14.5億ドル。
NY時間に米10年債利回りは一時2.32%台へ上昇。
報道
「カタルーニャ州、中央政府の要求拒否。独立は撤回せず。」
ダラス連銀総裁
「インフレの進展で利上げは適切となるだろう。
 貿易、移民政策が米経済成長へのリスク。
 インフレ率が中期的に2%に向かう証拠を確認したい。
 利上げについては引き続き予断を持たない。」
ロイター通信
「トランプ大統領は11月のアジア歴訪前に
 次期FRB議長候補を発表する公算が大きい。」
米CNBC
「カナダとメキシコは米国が提示している
 北米自由貿易協定(NAFTA)の改定案を拒否した。」
フィラデルフィア連銀総裁
「米労働市場のスラックはほとんどない。」
報道
「北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で4回目の交渉が終了。
 結論はでず、交渉期限を来年第1四半期まで延長することで合意。」
米10年債利回りは一時2.29%台へ低下。原油先物は51ドル台後半。
NYダウは40.48ドル高の22997.44で取引を終える。最高値を更新。


<10月18日(水)>

日経平均は38.54円高で寄り付き26.93円高の21363.05で大引け。
日経平均は12日続伸。
米10年債利回りは2.30%台で推移。
フィラデルフィア連銀総裁
「物価動向がこれから2カ月でどのように展開してくか見守る必要。
 株価や他の資産の上昇は継続的な利上げの根拠となりうる。
 個人的にはできるだけ迅速に中立的な実質金利まで
 引き上げる必要があると考える。
 2017年にもう1度利上げと予想。」
ブルームバーグ
「北朝鮮が中国共産党大会に祝賀メッセージを寄せた。」
習総書記
「中国の発展の効率性と質を改善。断固として改革を包括的に深化。
 改革の強さは十分ではない。実体経済の質を向上させる必要。
 資源配分では市場が決定的役割。
 住宅は投資ではなく居住の為のもの。為替や金利市場改革を深化。
 中国経済は質の高さを目指す局面。
 高水準の貿易・投資の自由化を目指す。」
中国人民銀行潘副総裁
「中国の為替取引システムはほぼ完成している。
 現行のシステムの下で人民元の変動は通常通り。
 人民元相場は基本的に安定。」
桜井日銀委員
「現在の金融緩和の枠組みで今のところ十分。
 日銀の株式保有がそれほど大きいとは考えていない。
 ETF買いの枠組み変更の必要を考えるのはまだ早い。」
スペイン紙
「スペイン中央政府はカタルーニャを統治下に置く計画。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.33%台へ上昇。ドル買い優勢。
北朝鮮
「(米韓軍事演習は) 緊張局面を爆発寸前に追い込んでいる。
 予想外の時間に想定外の打撃に直面することを覚悟すべき。」
ドラギECB総裁
「金融政策が緩和的であることは経済改革の良い機会となろう。」
ダラス連銀総裁 
「米国の2017年成長は2.5%をわずかに下回る水準に。
 米国経済の底堅さはきわめて強固。
 FF金利を10年債利回り水準まで引き上げることには消極的。
 これだけの低金利だと人々にリスク志向を引き起こ可能性がある。
 リスク・パリティ・ファンドの伸びを慎重に注視。」
ダドリーNY連銀総裁
「政策課題は税制、移民、貿易など。
 より多くの人々に成長の恩恵の享受を。
 より一層複雑ではない税制が良いスタートにつながる。
 米国はきわめて引き締まった労働市場を制御している。
 今後は賃金上昇圧力につながるだろう。
 税制改革については自身の経済見通しに加味されていない。」
原油先物は一時52ドル台へ上昇。
NY時間に米10年債利回りは一時2.35%台へ上昇。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が573.1万バレル減少。
米地区連銀経済報告
「成長ペースは緩慢ないし緩やか。
 労働市場は逼迫して、雇用拡大は緩やか。
 労働市場の逼迫にもかかわらず賃金上昇は緩やか。
 物価上昇圧力は依然緩い。コスト転嫁は限定的。
 家計支出は緩やかに上昇。車や旅行の販売が増加。」
ホワイトハウス報道官
「FRB議長人事は数日以内に発表されるだろう。」
NYダウは160.16ドル高の23157.60で取引を終える。最高値を更新。


<10月19日(木)>

日経平均は86.99円高で寄り付き85.47円高の21448.52で大引け。
日経平均は29年ぶり13日続伸。
米10年債利回りは2.34%から2.33%台で推移。
日銀の中曽副総裁
「必要ならイールドカーブ形状の調整を行う方針。
 長短金利操作は柔軟で持続性の高い枠組み。」
報道
「NZファースト党が労働党と連立へ。
 労働党、NZファースト党、緑の党の連立政権が樹立。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.31%台へ低下。
スペイン政府「カタルーニャ自治停止プロセス開始へ。」
原油先物は51ドル台で推移。
英小売売上高指数(9月)は予想より弱い前月比−0.8%。ポンド売り。
NY時間に米10年債利回りは一時2.29%台へ低下。
カンリフ英BOE副総裁
「8月の見通し通りであれば緩やかな利上げが必要。
 ただ、開始時期については議論の余地がある。」
ホワイトハウス
「トランプ大統領とイエレンFRB議長の会談が終了。」
NYダウは一時下落も5.44ドル高の23163.04。最高値を更新。


<10月20日(金)>

日経平均は57.57円安で寄り付き9.12円高の21457.64で大引け。
日経平均は年初来高値を更新。56年ぶり14日続伸で歴代最長に並ぶ。
元米財務副次官補
「トランプ税制改革案の年内実現は不可能。」
メルケル独首相
「メイ英首相のブレグジッドに関するプレゼンテーションは、
 これまでの立場を変えるものでない。
 英国の離脱巡るスタンスは、現段階では不十分といえる。
 もっとも、英国の離脱交渉が成功しない訳ではない。
 2月までに交渉の第2段階に入る強いモティベーションがある。」
メイ英首相
「英国とEUとの離脱交渉を前進させるために、
 各国が緊急対応を行うように首脳らに要請。
 英国とEUの双方が国民を納得させることができる合意が必要。」
一部報道
「次期FRB議長の候補、テイラー氏かパウエル氏。」
報道
「米上院、2018年度の予算の大枠を定めた予算決議案を可決。
 賛成51、反対49。」
米10年債利回りは2.36%台へ上昇。ドル買い優勢。
麻生財務相
「TPPは米国の国益に資する。
 日米のFTAを米国が要求した記憶はない。
 内部留保は経営者の意識の問題。
 給与や設備投資に振り向けてほしい。
 課税は二重課税になるので難しい。」
原油先物は51ドル台で推移。
黒田日銀総裁
「景気は緩やかに拡大している。物価面はなお弱めの動き続いてる。
 引き続き強力な金融緩和を粘り強く続けていく。」
オーストリア財務相
「QEはアクセルから足を離すべきだが、
 緊急ブレーキを掛けるべきでない。マイナス金利は終了すべき。」
オーストリア中銀総裁
「中国が世界経済の不透明な要素になっている。」
ユンケル欧州委員長
「英国が合意せずにEUを離脱するとは考えていない。」ポンド買い。
トゥスクEU大統領
「バルニエ氏よりはブレグジットに対して少し楽観的。」
報道
「EUは英国の離脱後の通商協議に入るかどうかの判断を
 12月の首脳会議に先送りすることを決定。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.39%台へ上昇。ドル買い優勢。
米政治専門サイトのポリティコ
「コーン米NEC委員長はトランプ大統領のアジア歴訪に同行せず。
 税制改革案を可決させることに注力する。」
トランプ大統領
「テイラー氏もパウエル氏も共に非常に有能。
 両氏のFRB入りも選択肢に。FRB議長人事、近く決定する。
 イエレン議長も大いに好ましい。」
サンダース報道官
「パウエル氏、テイラー氏の組み合わせも検討。」
クリーブランド連銀総裁
「緩やかな金利正常化が好ましい。
 金融政策を考えるうえで一定のルールを作るのは良い。
 ただ、どのようにルールを導入するか次第。」
原油先物11月限は51.47ドル。米10年債利回りは2.383%。
NYダウは165.59ドル高の23328.63で取引を終える。最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

週初16日に111.77レベルで始まりロンドン時間序盤に週安値となる
111.65へ下落しましたが、その後、揉み合いながらも堅調傾向で推移
して19日のロンドン時間序盤にかけて113.14へ上昇する展開になり
ました。その後、NY時間序盤にかけて112.29へ反落しましたが、
その後、揉み合いを経た後に再び堅調傾向で推移して20日のNY時間
後半にかけて週高値となる113.57へ上昇して113.47レベルで週の取引
を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

週初16日に1.1812レベルで始まり揉み合いながらも軟調傾向で推移
して17日のNY時間前半にかけて1.1736へ下落する展開になりまし
た。その後、18日の東京時間序盤にかけて1.1780へ反発しましたが、
その後、ロンドン時間前半にかけて週安値となる1.1730へ下落する展
開になりました。その後、切り返して、堅調傾向で推移して、19日の
ロンドン時間序盤に一時1.1768へ下押すもNY時間前半にかけて週高
値となる1.1858へ上昇する展開になりました。その後、揉み合いを経
た後に20日の東京時間前半から反落して、軟調傾向で推移してロンド
ンフィックスにかけて1.1762へ下落した後に1.1783レベルで週の取引
を終えました。




●今週(10月23日から10月27日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは114.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は5月11日の高値
114.37、さらに上昇した場合は7月11日の高値114.49、ここを上抜け
た場合は115.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは20日のロンドン時間の押し安値113.06
から113.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを下抜
けた場合は19日の安値112.29、さらに下落した場合112.00の「00」
ポイント、ここを下抜けた場合は16日の安値111.65を巡る攻防が注
目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、24日のリッチモンド連銀製造業指
数、25日の米耐久財受注と米新築住宅販売件数、26日の米新規失業保
険申請件数と米中古住宅販売成約、27日の日全国消費者物価指数と米
第3四半期GDP速報と米第3四半期個人消費速報と米GDPデフレー
タ速報と米第3四半期コアPCEデフレータ速報と米第3四半期雇用コ
スト指数とミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のドル円は、懸念れていた北朝鮮のミサイル発射等の軍事挑発行動
もなく、NYダウの連日の史上最高値更新と日経平均の56年ぶり14日
続伸、および米上院で2018年度予算の大枠を定めた予算決議案が可決
されたことで米10年債利回りが2.38%台へ上昇したことも背景に堅調
に推移して113円台半ばへ上昇する展開になりました。


さて今週ですが、週初まずは本邦の衆議院選挙の結果とその市場反応が
注目されますが、パウエル氏とテイラー氏とイエレン氏の3氏を軸とし
て検討されている次期FRB議長候補の発表が大いに注目されます。
また、次期FRB議長候補とならなかった方がFRB副議長やFRB理事
に残るとの観測もありますのでFRB副議長および理事の人選も注目さ
れます。

11月1日の米FOMCを控えてブラック・アウト期間入りしたことで、
今週はFRBの要人発言はありませんが、経済指標では27日の米第3
四半期GDP速報と米第3四半期個人消費速報と米第3四半期コアPCE
デフレータ速報などの結果が注目されます。

そして、20日に元米財務副次官補が「トランプ税制改革案の年内実現
は不可能。」とも発言していて、米上院で2018年度予算の大枠を定め
た予算決議案が可決されましたが、米税制改革案に関する市場観測が
注目されます。

また、中国共産党大会に祝賀メッセージを送るなど、ここのところ不気
味なくらい大人しい北朝鮮ですが、18日に「(米韓軍事演習は) 緊張局
面を爆発寸前に追い込んでいる。予想外の時間に想定外の打撃に直面す
ることを覚悟すべき。」と声明を出していることで、米韓軍事演習を終
えて、トランプ米大統領がアジア歴訪を始めるこの時期の北朝鮮の軍事
挑発行動には一応ながら注意が要りそうです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは1.1800の「00」ポイ
ントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は19日の高値の
1.1858、さらに上昇した場合は12日の高値1.1880、ここを上抜けた場
合は1.1900の「00」ポイントから8月2日の高値1.1909、さらに上昇
した場合は9月5日の高値1.1940から9月6日の高値1.1950を巡る
攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、20日の安値1.1762を巡る攻防が注目されま
す。ここを下抜けた場合は18日の安値1.1730、さらに下落した場合は
1.1700の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は6日の安値1.1669か
ら8月17日の安値1.1662、さらに下落した場合は7月26日の安値の
1.1612を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、23日の欧消費
者信頼感速報、24日の仏・独・欧の製造業PMI速報と仏・独・欧の
サービス業PMI速報、25日の独IFO景況感指数、26日の欧ECB金融
政策発表とドラギECB総裁の会見、などが注目されますが、対ドル通
貨ペアとして、24日のリッチモンド連銀製造業指数、25日の米耐久財
受注と米新築住宅販売件数、26日の米新規失業保
険申請件数と米中古住宅販売成約、27日の米第3四半期GDP速報と
米第3四半期個人消費速報と米GDPデフレータ速報と米第3四半期
コアPCEデフレータ速報と米第3四半期雇用コスト指数とミシガン大
学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のユーロドルは、スペインのカタルーニャ自治州の独立問題の余波
にも揺れて、ECBのQE縮小期待と米10年債利回りの上昇を背景とす
るドル買いとの綱引きで上下動の相場展開になり、週の始値と終値では
29Pipsほどの下落になりました。

さて今週は、26日のECB金融政策発表とドラギECB総裁の定例会見
が最大の注目材料になります。来年以降、資産購入額を現在の月600
億ユーロから減額して緩和拡大ペースを緩めることはほぼ確実視されて
いるようですが、ECB内には低インフレに対する懸念も根強いようで
18日にドラギ総裁が「金融政策が緩和的であることは経済改革の良い
機会となろう。」と発言していることもあり、ドラギECB総裁の会見
での来年以降の資産購入の減額概要とユーロ圏のインフレに対する認識
が注目されます。安易な予断はできませんが、次第によってはドル高も
背景にネガティブ反応となる場合もありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その263 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十三話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。ブラックマンデーから30年経った先週だけど、
 NYダウが連日、史上最高値を更新して…、
 日経平均も56年ぶり14日続伸と凄い事になっているな…。』


「ふむ。そうじゃのう…。溜口剛太郎殿。もしかすると、
 日経平均の連騰は今週初めに新記録となるやもしれぬのう…。」


『うん。日本の好景気の実感はそれ程でもないようだけれど…、
 月曜日にもしかすると日経は連騰の新記録となるかもしれないよな。
 まぁ、その後の一旦の材料出尽くしの下げは懸念されるけどな…。
 ところで、次期FRB議長候補の人選も進んでするようだが…。』


「ふむ。パウエル氏とテイラー氏とイエレン氏の3名に絞り込まれて
 検討されているようじゃのう…。おそらく今週に発表されよう…。」


『次期FRB議長候補とならなかった方がFRB副議長やFRB理事に
 残るとの観測もあるようで、今週の発表が注目されるよな…。
 そしてところで…、北朝鮮は不気味なくらいに大人しかったが…。』


「ふむ。中国共産党大会に祝賀メッセージを送るなど、軍事挑発行動も
 控えていた北朝鮮じゃったが…、18日に『(米韓軍事演習は) 緊張局
 面を爆発寸前に追い込んでいる。予想外の時間に想定外の打撃に直面
 することを覚悟すべき。』と声明を出していることで、米韓軍事演習
 を終えて、トランプ米大統領がアジア歴訪を始めるこの時期は
 北朝鮮の挑発行動には注意しておいた方がよいのではなかろうか。」


『まぁ、先週は米韓軍事演習で米軍の原子力空母ロナルド・レーガンや
 弾道ミサイルを搭載した米原子力潜水艦ミシガンが近海にいたことで
 さすがに北朝鮮は挑発行動を躊躇ったのかもしれないが…、
 どこかのタイミングで挑発行動を仕掛けるかもしれないからな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。溜口剛太郎殿には、『攻守のバランスのお話』や
 『因果関係と相関関係の違いのお話』や『全体思考のお話』、
 そして、『弱点の克服のお話』、などなど…、
 いろいろとさせてもらいたいお話があるのじゃが…、今日は
 『トレードの確信のお話』でもさせてもらうとしようかのう…。」


『まぁ、よろしい…。「トレードの確信のお話」とやらを
 聞いてやろうじゃないか…。ジイさん。』


「頭の良い人によくありがちな質問なのじゃが…、
 『上位時間軸も上昇トレンドで、執行時間軸でも上昇トレンド。
  下値支持線での反発も確認した上でインジケーターの上昇示唆も
  確認して買いエントリーしたにもかかわらず負けてしまいました。
  いったい私のどこが悪いのでしょう。なぜ負けたのでしょう。
  どこを修正してトレードに臨んだらよいのでしょうか?』
 溜口剛太郎殿はこのような質問を聞いてどう思われるじゃろうか。」


『いわゆる「鉄板」でのトレードで負けたという事なんだろうけれど、
 もしかしたら何波動目だったのかの認識に問題があったのかなぁ…。
 それとも、突発的なニュースや要人発言があったのかもしれないな。
 でも、カイゼンへの真摯な姿勢が伺えるように思われるけどな…。』


「ふむ。確かにカイゼンへの真摯な姿勢が伺われるのう…。
 ただ…、トレードは数学の唯一解のように絶対的なものではなく、
 まぁ…、異論もある所とは思われるけれども…、
 このような問いには完璧の追求や聖杯を指向している様子が伺え…、
 そして、確率的思考として『負けも受け入れる』必要があることが
 忘却されている場合もあるものなのじゃのう…。」


『この世にはトレードの聖杯はなく、トレードに全勝する事は不可能で
 カイゼンにも限界が存在していているということか…。』


「ふむ…。例えば仮に、勝率80%の優秀な手法があったとしても…、
 言ってみれば、100回のトレードで20回は当然と負けるワケで、
 トレードは確率的な大数指向で『トータル収支として勝つ』ことを
 目指すべきものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『必ずしも個々のトレードで改善を指向すべきではないという事か。
 ときに鉄板でも負ける事があることも受け入れる必要があると…。』


「ふむ…。トレードの確信とは個々のトレードに対する確信ではなく、
 『トータル収支としての勝ちへの確信』であるべきなのじゃ…。」


『例えるなら、当たりが8割のクジ引きでもハズレを引くこともあるが
 続けていくなら確率的に当たりを多く引く事になる、みたいな…。』


「あははっ。まぁ、あまりスマートな例えではないが…、
 言ってみれば、そのようなことじゃ…。溜口剛太郎殿。
 個々のトレードで良し悪しを評価するよりも…、
 とりわけ『トータル収支』ということが大切なのじゃのう…。」


『……。』


「トータル収支のために、手法を集合的にブラッシュアップして、
 トータル収支のために、負けを認め『損切りする』、のじゃのう。」


『そして、トータル収支のために、無理に難平してポジションを
 助けようとすることも慎むという事か…。』


「ふむ…。トレードでは『トータル収支』として考えることや…、
 『トータル収支としての勝ちへの確信』こそが大切となろうのう。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その262


G20では7年ぶりに全ての国・地域で成長し回復が増している事が確
認されましたが、日本は20年までの財政黒字化公約を撤回しました。



●今週(10月16日から10月20日)の主な予定


<10月16日(月)>

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(10月)、
午前10時半に中国消費者物価指数(9月)、中国生産者物価指数(9月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(8月)、
午後6時に欧貿易収支(8月)、
夜9時半に米NY連銀製造業景気指数(10月)、
同夜9時半に加国際証券取引高(8月)、
などが予定されています。
中・米の指標には注目です。


<10月17日(火)>

朝6時45分にNZ第3四半期消費者物価指数、
午前9時半に豪RBA議事録要旨、
午後5時15分からカーニー英BOE総裁の発言、
午後5時半に英消費者物価指数(9月)、英生産者物価指数コア(9月)、
同午後5時半に英小売物価指数(9月)、
午後6時に欧ZEW景況感調査(10月)、欧消費者物価指数確報(9月)、
同午後6時に独ZEW景況感調査(10月)、
夜9時半に米輸入物価指数(9月)、米輸出物価指数(9月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(9月)、米設備稼働率(9月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(10月)、
早朝5時に対米証券投資(8月)、
などが予定されています。
NZ・豪・英・欧・独・米の指標には注目です。


<10月18日(水)>

午後5時半に英失業者数(9月)、英失業率(9月)、英ILO失業率(9月)、
午後6時に欧建設支出(8月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米住宅着工件数(9月)、米建設許可件数(9月)、
同夜9時半に加製造業出荷(8月)、
深夜3時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などが予定されています。
英・米の指標には注目です。
そして、NY連銀総裁とダラス連銀総裁の発言も予定されています。
また、中国共産党第19回全国代表大会が開幕されます。


<10月19日(木)>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支(9月)、
午前9時半に豪新規雇用者数(9月)、豪失業率(9月)、
午前11時に中国第3四半期GDP、
同午前11時に中国鉱工業生産(9月)、中国小売売上高(9月)、
午後1時半に日全産業活動指数(8月)、
午後3時にスイス貿易収支(9月)、
午後5時半に英小売売上高指数(9月)、
夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(10月)、
夜11時に米景気先行指標総合指数(9月)、
などが予定されてます。
日・豪・中・英・米の指標には注目です。
そして、EU首脳会議が20日まで開催されます。


<10月20日(金)>

午後3時に独生産者物価指数(9月)、
午後3時35分から黒田日銀総裁の発言、
午後5時に欧経常収支(8月)、
午後5時半に英財政収支(9月)、
夜9時半に加消費者物価指数(9月)、加小売売上高(9月)、
夜11時に米中古住宅販売件数(9月)、
などが予定されています。
加・米の指標には注目です。
そして、時間は不明ですが
イエレンFRB議長の発言も予定されているようです。


<10月22日(日)>

衆議院選挙の投開票、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(10月9日から10月13日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが93.57で始まり、軟調傾向で推移して
92.59へ下落した後に92.92で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.275%に低下しました。
NY原油先物(WTI)11月限は週の終値で51.45ドルに上昇しました。
NYダウは週間98.05ドル上昇、22871.72ドルで週の取引を終える。



<10月9日(月)>

日経平均は体育の日で取引なし。
連休明け上海株式市場は1.62%高で始まり0.76%高で取引を終える。
報道
「バルセロナでカタルーニャ独立反対デモ、35万人参加。」
メルシュECB専務理事 
「最近のインフレ指標にがっかりさせられた。」
ロンドン時間はポンドのショートカバー優勢。
米はコロンブスデーの祝日で債券と為替が休場。
カナダはサンクスギビングデーの祝日で休場。
ラウテンシュレーガーECB専務理事
「ECBはできるだけ早期にQEを終了すべき。」
原油先物は49ドル台半ばで推移。
NYダウは12.60ドル安ので22761.07取引を終える。


<10月10日(火)>

マティス米国防長官
「対北、軍事選択肢も用意しなくてはならない。」
日経平均は10.17円安で寄り付き132.80円高の20823.51で大引け。
6日続伸で年初来高値を更新。TOPIXは10年ぶりの高水準。
米10年債利回りは2.36%から2.37%台で推移。
黒田日銀総裁
「2%物価目標を目指し安定持続に必要な時まで緩和を継続。」
朝鮮労働新聞
「核武力建設の歴史的な偉業を成し遂げなければならない。」
韓国報道
「昨年9月に韓国軍が北朝鮮とみられるハッキングを受け
 斬首作戦などにかかわる軍事機密資料295件が奪われていた。」
小野寺防衛相
「アメリカのトランプ大統領が来月中旬に圧力の効果を見極めた上で
 厳しい対応を取る可能性がある。」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.34%台へ低下。
日銀さくらレポート
「9地区中で4地区が景気判断上方修正。
 関東甲信越、東海、近畿、中国を上方修正。
 その他地区は景気判断を据え置き。」
原油先物が50ドル台へ上昇。
安倍首相
「出口戦略についての議論は時期尚早。
 消費税引き上げできる状況つくれるようあらゆる政策総動員。
 デフレ脱却へ黒田日銀総裁がしっかりとした政策とると確信。」
カタルーニャ自治州報道官
「カタルーニャ州の経済は極めて強い。
 個人的には歴史的な一日になるとみている。
 カタルーニャ自治政府は州警察に全幅の信頼を置いている。」
関係者
「スペイン警察はカタルーニャ州首相を拘束する準備。」
IMF
「世界成長率見通し引き上げ、17年3.6%、18年3.7%。
 回復は加速も中期的リスクは下向き。
 金融環境の引き締まり、先進国・地域の低インフレ、
 新興国の金融混乱、保護主義政策などのリスクを指摘。
 米国成長率見通し、17年2.2%(7月時点2.1%)
 ユーロ圏成長率見通し、17年2.1%(7月時点1.9%)
 中国成長率見通し、17年6.8%(7月時点6.7%)」
NY時間に米10年債利回りは一時2.32%台へ低下。
トランプ大統領
「コーカー議員との対立で税制改革を損なうと思わない。
 税制改革案、もっと強力にするために調整する。
 ティラーソン国務長官を信頼している。
 オバマ前政権で成立した発電規制の撤廃を正式提案。」
カタルーニャ自治州プッチダモン首相
「緊張が高まりに対する責任を全てが受け入れなければならない。
 考えが違えどもカタルーニャの市民は伴に歩まなければならない。
 国民投票の結果を数週間停止し、スペイン中央政府と協議したい。」
一部報道
「スペイン政府はカタルーニャの提案を受け入れる気配はなく、
 憲法155条に基づいた同州の自治権剥奪も視野に検討している。」
NY時間終盤にかけて米10年債利回りは2.35%に反発。
NYダウは69.61ドル高の22830.68で取引を終える。最高値を更新。


<10月11日(水)>

スコットランド
「EU離脱条件が明確になれば独立を問う投票も。」
日経平均は19.80円安で寄り付き57.76円高の20881.27で大引け。
7日続伸で年初来高値を更新。21年ぶりの高値に。
米10年債利回りは2.35%から2.36%台で推移。
原油先物は51ドル台へ上昇。
サンダース米報道官
「トランプ大統領と国家安全保証チームの会合は、
 北朝鮮によるあらゆる形式での攻撃に対する対応や、
 北朝鮮が核兵器を用いて米国や同盟国を脅迫することに対する
 防衛に関する一連の選択肢に焦点を絞った会合。」
報道
「トランプ大統領はケリー首席補佐官の解任観測を否定。」
米共和党のブレイディ下院歳入委員長
「税制改革法案について近く公表する。」
一時ドル買い動意に。
ダラス連銀総裁
「追加利上げについては現時点での予断を持たない姿勢を続ける。
 今後の指標動向をもとに判断する。
 現時点では利上げについてより忍耐強く段階的に臨むべき。
 国内経済への最大の脅威は成長鈍化。」
報道
「海上自衛隊は米原子力空母ロナルド・レーガンと
 沖縄周辺で共同訓練を実施。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.34%台へ低下。ドル売り反応。
伊中銀総裁
「段階的なECBの正常化開始は歓迎されよう。」
スペイン首相
「カタルーニャ州政府の停止に向けたプロセスを開始する。」
シカゴ連銀総裁
「米国の経済ファンダメンタルズは極めて強い。
 世界経済や欧州経済は改善している。
 米国の賃金動向は予想ほど強くない。
 米国の賃金は改善していく過程にある。
 生産性の弱さが賃金に対する重石。中立的な失業率は約4.5%に。
 インフレを抑制するさまざまな潜在的要因がある。
 インフレ率をできるだけ早く2%に押し上げることが重要。
 12月の利上げについて言及することは時期尚早。
 物価が目標に達しないのに引き締めを行うことは建設的ではない。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.33%台へ低下。
カンザスシティー連銀総裁
「緩やかな金利調整を継続すべき。
 インフレへの構造的な影響は継続する可能性も。
 インフレはドル高や原油安の影響が依然としてある。」
米10年債入札では最高落札利回り2.346%、応札倍率2.54倍。
米3年債入札では最高落札利回り1.657%、応札倍率2.83倍。
FOMC議事録
「大半のメンバーは年内の利上げが正当化されると判断。
 大半のメンバーは低インフレは一時的な要因のみではないと懸念。
 大半のメンバーはハリケーンは経済を押し下げないと判断。
 大半のメンバーは労働市場の強さから賃金が上昇すると判断。
 一部メンバーがインフレが上昇するまで利上げ見送るべきと主張。
 一部のメンバーが利上げは今後のデータ次第と判断。」
サンフランシスコ連銀総裁
「米経済は完全雇用の基準を超えた。
 向こう2年でインフレ率は2%目標に上昇。
 金利はニューノーマルの2.5%に上昇する必要。
 緩やかな利上げは適切。バランスシート縮小には約4年かかる。
 バランスシート縮小は長期金利を押し上げる傾向。
 ハリケーンは短期的に雇用と生産に影響も。」
トランプ大統領
「米国保有の核弾頭数を10倍に増やすよう口にしたという
 NBCの報道は捏造。」
NYダウは42.21ドル高の22872.89で取引を終える。最高値を更新。


<10月12日(木)>

ECBプラート専務理事
「デフレリスクは解消された。ユーロ圏のインフレは引き続き抑制。
 ECBは今後数週間に政策スタンスを検討。
 相当程度の緩和策が依然として必要。
 出口戦略の協議をするうえで十分な緩和策も必要と判断。
 再投資に関してもっとコミュニケーションをとるべき。
 まもなく再投資に関して、よりコミュニケーションをとる可能性。」
フィッシャーFRB副議長
「低金利の状況では金利が高めの時に比べて株式市場は上昇傾向。
 ただ資産市場にインフレを誘うようなバブル状況だとは思わない。」
北朝鮮外相
「トランプ大統領の国連における好戦的で常軌を逸した発言が、
 北朝鮮と米国との戦争の導火線に火をつけた。」
米10年債利回りは一時2.35%台へ上昇。
日経平均は76.91円高で寄り付き73.45円高の20954.72で大引け。
年初来高値を更新。
トランプ大統領
「イランの核合意順守状況について、
 近日中に受け入れるかどうかを公表する。」
トランプ米大統領(FOXニュース)
「米国の他国製企業が海外で上げた利益を本国へ戻す際の課税税率は
 10%前後、やや上回るか、下回る可能性がある。
 中国は北朝鮮に対する対応を巡って非常に協力的であった。
 北朝鮮に関して、現状を継続させるわけにはいかない。
 彼らはどうなるのかを見ることになる。」
アトランタ連銀総裁
「FRBのバランスシート縮小は金融政策の大きな引き締めではない。
 市場参加者もこの縮小を重大な金融引締や経済成長の阻害要因とは
 みていない。」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.32%台へ低下。
EU交渉担当者バルニエ氏
「あまり大きな前進を果たせていない。
 市民の権利についてまだ合意に至らず。
 英国とのEU離脱交渉は行き詰まった。」
ポンド売り反応。
米JPモルガンの第3四半期の営業・トレーディング収益は
予想より弱い31.6億ドル。
原油先物は50ドル台で推移。
NY時間に米10年債利回りは一時2.34%台へ上昇。
シティグループ第3四半期債券取引収入は予想とおりの28.8億ドル。
パウエルFRB理事
「FRBの段階的な正常化は継続する。
 FRBにとっては二大責務に焦点をあてることが最善。
 新興国企業の負債の大きさはリスク。
 中国の社債リスクに警戒。
 低ボラティリティの中で市場が急激に動くリスクを懸念。」
ブレナードFRB理事
「インフレのオーバーシュート政策を修正するのは困難。
 FRBのインフレ目標未達はリスク。
 低インフレの持続は民間のインフレ期待を下げるリスク。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が274.7万バレル減少。
ドラギECB総裁
「マイナス金利政策は成功している。
 マイナス金利による銀行の収益への悪影響はない。
 ガイダンスは低金利や量的緩和といった刺激策を強化する。
 労働市場の動向を真剣に見ている。
 賃金上昇に進展が見られるものの、まだ不十分。」
一部報道
「英EU離脱交渉を担当しているEU側のバルニエ首席交渉官が、
 明日のEU大使の会合で、英国が暫定的に2年間、
 EU単一市場へ残留する提案を行う。」
ポンド買い反応。
米30年債の入札では最高落札利回り2.870%、応札倍率2.53倍。
米地質調査所
「北朝鮮のソンジペガムの北東23キロメートルの地点で、
 マグニチュード2.9の地震が確認された。
 自然のものなのか人工的なものなのかは確認できない。」
ケリー米大統領首席補佐官
「FRB議長人事の決定はまだ先。候補者との面談は続いている。
 まだ、面談の予定はある。」
黒田日銀総裁(G20が開催されるワシントンにて)
「現在の量的緩和を継続する。所得増加が支出を支援している。
 賃金や物価が徐々に上昇している。2%インフレ目標には程遠い。
 2%のインフレ目標達成まで現在の緩和を続ける。」
ブルームバーグが
「トランプ大統領が11日に、次期FRB議長の候補として、
 スタンフォード大学のテーラー教授と面談した。」
ボストン連銀総裁
「12月の利上げが適切。18年に3度の利上げが正しいようだ。
 一部に資産バブルを懸念。」
報道「米とイスラエルがユネスコを脱退を表明。」
NY時間後半に米10年債利回りは一時2.31%台へ低下。
NYダウは31.88ドル安の22841.01で取引を終える。


<10月13日(金)>

韓国気象庁「北朝鮮ソンジペガムの地震は自然現象。」
日経平均は4.94円高で寄り付き200.46円高の21155.18で大引け。
9日続伸で21年ぶりの高値に上昇。
米10年債利回りは2.32%台で推移。
ドル円は一時112円台を割り込む。
観測報道(関係筋)
「ECBは資産購入を現在の月600億ユーロから300億ユーロに
 購入ペースを縮小させ、少なくとも9ヵ月間は続けることを検討。」
エストニア中銀総裁
「ECBの金利ガイダンスをより具体的に示すこと可能。
 債券購入の内訳で社債購入について楽観視。
 より長期のリファイナンスオペも。」
独政府報道官
「どのような英EU離脱移行手続きについての協議も時期尚早。
 EU離脱交渉の次の段階に進むのかどうかボールは英国側にある。」
バンク・オブ・アメリカの第3四半期1株利益は0.48ドル、
第3四半期投資銀行収益は陽より強い14.8億ドル。
ボストン連銀総裁
「低失業率とインフレ見通しは引き締めを正当化。
 2018年には基調インフレが2%に近づくだろう。
 インフレ動向が変化したとみるのは時期尚早。
 労働市場の逼迫で賃金は上昇、物価にも波及するだろう。
 ハリケーンの経済統計への影響には留意すべき。
 2017年下期の米GDP成長はおおむね2.5%に。
 米失業率は4%割れとなる可能性も。
 低金利が長期化すれば金利上昇を加速させるリスクに。
 今後1−2年での米景気後退は予想せず。
 FRB議長はその他メンバーと協調できる人に。」
ウェルズ・ファーゴの第3四半期1株利益は予想より弱い0.94ドル。
米消費者物価指数(9月)は市場予想より弱い前月比0.5%。
米消費者物価指数コア(9月)は市場予想より弱い前月比0.1%。
米小売売上高(9月)は市場予想より弱い前月比1.6%。
米10年債利回りは一時2.27%台へ下落。ドル売り反応。
ムニューシン米財務長官
「税制改革法案、12月上旬までの成立目指す。
 税制改革で米経済には1兆ドルのプラス効果が見込める。」
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(10月)は予想より強い101.1。
ドル買い反応。
フィッシャーFRB副議長(本日退任)
「更なるインフレを望む。減税は短期的には成長を引き上げる。
 ただ、財政赤字には影響。より多くの設備投資や消費の余地。
 金融規制緩和は大きな間違い。現段階では懸念。
 トランプ大統領はイエレン議長を再任すべき。」
報道
「トランプ大統領はイラン核合意認定しないが当面の離脱は否定。」
カーニー英中銀総裁
「英国は余剰生産能力を使い果たした。
 数ヵ月以内の利上げが適切かもしれない。
 英EU離脱は家計や企業の意思決定に重し。
 英中銀の政策がEU離脱に自動的に対処するわけではない。
 英中銀の対応はEU離脱の交渉次第。」
ドラギECB総裁
「基調インフレは最近上昇している。
 基調インフレはまだ信頼感がない。
 依然として大規模な緩和策が必要。」
コンスタンシオECB副総裁
「景気回復は期待を上回った。
 世界的なリフレは依然として見られない。
 ECBには量的緩和の残高とフローに関する公式な見解はない。
 個人的には量的緩和の残高は重要だと考えている。
 低インフレはECBのインフレ目標達成を困難させている。
 インフレ期待は抑制されている。ECBは緩和スタンスを維持。」
ユーロ売り反応。
英FT紙
「サウジアラムコがIPO棚上げを検討している。」
米10年債利回りは2.275%。原油先物11月限は51.45ドル。
NYダウは30.71ドル高の22871.72で取引を終える。最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は週初9日に112.59レベルで始まり小幅な揉み合いを経
た後に10日の東京時間序盤に週高値となる112.82へ上昇しましたが
その後に反落して、NY時間前半に111.98へ下落する展開になりまし
た。その後、反発して、112円台前半で揉み合いとなった後に11日の
NY時間後半に112.57へ反発しましたが、その後、再び反落して、揉
み合いながらも軟調傾向で推移して、13日のNY時間序盤に週安値と
なる111.68へ下落して、111.83レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは週初9日に1.1729レベルで始まり揉み合いながら
も堅調傾向で推移して、12日の東京時間後半に週高値となる1.1880へ
上昇しましたが、その後に反落して、揉み合いながらも軟調傾向で推
移して13日のNY時間序盤にかけて1.1805へ下落する展開になりま
した。その後、米経済指標の発表を受けて1.1875へ反発しましたが、
その後、再び反落して1.1821レベルで週の取引を終えました。




●今週(10月16日から10月20日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは10日の安値111.98から
112.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は13日の高値112.27、さらに上昇した場合は11日の高値112.57
ここを上抜けた場合10日の高値112.82、さらに上昇した場合113.00
の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は6日の高値113.44を巡る攻
防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは13日の安値111.68を巡る攻防が注目
されます。ここを下抜けた場合は9月25日の安値111.47、さらに下落
した場合は9月20日の安値111.14、ここを下抜けた場合は111.00の
「00」ポイント、さらに下落した場合は8月31日の高値110.67、
ここを下抜けた場合は110.00の「000」ポイントを巡る攻防が注目さ
れます。


今週のドル円相場は経済指標では、16日の中国消費者物価指数と中国
生産者物価指数とNY連銀製造業景気指数、17日の米鉱工業生産と米
NAHB住宅市場指数と対米証券投資、18日の米住宅着工件数と米建設
許可件数と米地区連銀経済報告、19日の日通関ベース貿易収支と中国
第3四半期GDPと中国鉱工業生産と中国小売売上高と米新規失業保険
申請件数とフィラデルフィア連銀製造業景気指数と米景気先行指標総
合指数、20日の米中古住宅販売件数、などが注目されます。


先週のドル円は、警戒されていた北朝鮮のミサイル発射などの挑発行
動はありませんでしたが、株式市場の堅調とは裏腹に、週の始値と終
値では76Pips程の下落ながら、週足では5週間ぶりに陰線になりまし
た。

また、先週末の米消費者物価指数コアの前年比が5カ月連続で1.7%に
なりました。

さて今週ですが、米原子力空母ロナルド・レーガンも参加して米韓の
海軍による軍事演習も予定されていることで、18日から始まる中国共
産党第19回全国代表大会の前後の北朝鮮の挑発行動の有無が注目され
ますとともに、先週に低下傾向となった米10年債利回りの動向が注目
されます。また、今週末22日は衆議院選挙の投開票となりますが、世
論調査の動向も引き続き注目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは13日の高値1.1875
から12日の高値1.1880を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は1.1900の「00」ポイント、さらに上昇した場合は9月25日の
高値1.1936、ここを上抜けた場合は9月22日の高値1.2004を巡る攻
防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは13日の安値1.1805から11日の安値
1.1795を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた場合は9日の安値
1.1719、さらに下落した場合は1.1700の「00」ポイント、ここを下抜
けた場合は6日の安値1.1669から8月17日の安値1.1662を巡る攻防
が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、17日の独・欧ZEW景況感調
査と欧消費者物価指数確報、などが注目されますが、対ドル通貨ペア
として、16日の中国消費者物価指数と中国生産者物価指数とNY連銀
製造業景気指数、17日の米鉱工業生産と米NAHB住宅市場指数と対米
証券投資、18日の米住宅着工件数と米建設許可件数と米地区連銀経済
報告、19日の中国第3四半期GDPと中国鉱工業生産と中国小売売上
高と米新規失業保険申請件数とフィラデルフィア連銀製造業景気指数
と米景気先行指標総合指数、20日の米中古住宅販売件数、などが注目
されます。


先週のユーロドルは、週半ばにかけて堅調に推移しましたが、週後半
は上下動の相場展開になり、週の始値と終値では92Pips程の上昇とな
りました。

スペインのカタルーニャ自治州の独立を問う住民投票を巡り、スペイ
ン中央政府のラホイ首相はカタルーニャに16日までに独立宣言の有無
を明確するよう求めているとともに、仮に独立宣言をした場合、19日
までに宣言を撤回しなければ憲法に基づいて自治権を停止するなどの
強行措置に踏み切ると警告しました。

さて今週ですが、まずはスペインのカタルーニャ自治州の独立宣言問
題の行方が注目されまとともに、先週末13日に「ECBは資産購入を
現在の月600億ユーロから300億ユーロに購入ペースを縮小させ、少
なくとも9ヵ月間は続けることを検討。」との関係筋とする観測報道も
あったことで、来週26日に予定されているECB理事会に向けての市
場の思惑と動向が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その262 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十二話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は懸念されていた北朝鮮のミサイル発射等の
 挑発行動はなかったが、ドル円は揉み合いながらも軟調傾向で推移
 して、週足では5週間ぶりに陰線となったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 まぁ、週間での下げ幅はさほど大きくはなかったが…、
 週末の米CPIや小売売上高も市場予想より弱い結果となったのう。」


『で…、先週の北朝鮮は主要各国の制裁が効いているのか、
 不気味なくらい静かだったが…、今週はどうなんだろうな…。』


「ふむ。確かな事は判らぬが…、米原子力空母ロナルド・レーガンも
 参加して米韓の軍事演習も16日から20日まで予定されていること
 もあり、18日から始まる中国共産党第19回全国代表大会の前後は
 北朝鮮の挑発行動に警戒しておいた方がよいのではなかろうか…。」


『もしかすると、静かにしていた分、グアム沖へのミサイル発射など
 何か大きな挑発行動を目論んでいるのかもしれないよな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ。そうじゃのう…。今日は風邪気味で体調が良くないのじゃが
 『良くない状況排除のお話』でもさせてもらうとしようかのう…。」


『「良くない状況排除のお話」とは、もちろん相場の事と思うが…、
 季節も変わり目でジイさんのような年寄りは体調に気を付けなよ。
 宜しい。「良くない状況排除の話」を聞いてやろうじゃないか…。』


「健康のためには体調に良くない事も排除する必要があろうのう…。
 ところで…、どんな相場でもトレードできる事は理想ではあるが、
 現実にはそうは出来なく、良いトレード・チャンスとタイミングを
 探す必要があるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。そんなの言われるまでもない当然のことだろうよ…。』


「トレーダーも血気盛んな時には、低ボラ相場では逆張りスキャルを
 そして、大相場ではトレンドの全幅を取るトレンド・フォローを
 目指したいと、まるで『相場の神』のようなトレードを夢見るもの
 じゃが…、実際に相場の神になれるトレーダーはほぼ皆無に近く、
 現実は、自身の得意な相場を学習と経験で徐々に拡大しつつ、
 自身にとって『良いトレード・チャンス』を探すとともに、
 自身にとって『良くない相場状況を排除』することが必要となる、
 ものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『まぁな…。トレードの経験も積んでくれば、野球で言うなら、
 投手が毎試合完封を目指したり、打率10割を目指すようなことは、
 幼き少年の夢想に過ぎないことは身に染みてわかるものだぜ…。』


「世の中にはいろいろなトレード手法があり、一概には言えぬが…、
 もしやすると、『良いトレード・チャンスとなる相場状況』よりも、
 『トレードに良くない相場状況』の方がむしろ多いくらいで…、
 そういった意味では、『良くない相場状況を排除』することは、
 じつは、『良いトレード・チャンスを探す』ことともに、
 重要なスキル(技術)となるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「相場は上がるか下がるかの二択と言われることがあるが、
 『不明』という状況も確かに存在しているものなのじゃのう…。
 よく『休むも相場』と言われるが…、優れたトレーダーと、
 そうではないトレーダーの大きな違いの1つには、もしやすると
 『良くない状況排除』のスキルの違いがあるのではあるまいか…。」


『優れたトレーダーは「良いトレード・チャンスを探す」ことに
 長けているだけではなく、「トレードに良くない状況を排除」して
 言わば休むべき時は「技術的に能動で休んでいる」ということか。
 のべつ幕なしトレード・チャンスだけを血眼になって探している、
 ワケではないんだと…。そういうことかい? ジイさん。』


「まぁ、そこまで言ってよいやらわからぬが…、優れたトレーダーは
 負けトレードを減らす為に『良くない状況を排除』して、休む事も
 技術として心得ているのではあるまいかのう…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その261


米雇用統計NFPは−3.3万人と7年ぶりの弱い結果になりましたが、
米失業率と米平均時給は市場予想より強い結果になりましたね。



●今週(10月9日から10月13日)の主な予定


<10月9日(月)>

※ 東京とカナダが休場。

午前10時45分に中国財新サービス業PMI(9月)、
午後3時に独鉱工業生産(8月)、
などが予定されています。
中国・独の指標には注目です。
そして、ユーロ圏財務相会合が予定されています。
コロンブス・デーで米債券、米為替は休場です。


<10月10日(火)>

朝8時01分に英BRC小売売上高調査(9月)、
朝8時50分に日国際貿易収支(8月)、日国際経常収支(8月)、
午前9時半に豪NAB企業信頼感指数(9月)、
午前9時半から黒田日銀総裁の発言、
午後2時に日景気現状判断DI(9月)、日景気先行き判断DI(9月)、
午後2時半にスイス失業率(9月)、
午後3時に独貿易収支(8月)、独経常収支(8月)、
午後3時45分に仏鉱工業生産(8月)、
午後5時半に英鉱工業生産(8月)、英製造業生産(8月)、
同午後5時半に英貿易収支(8月)、
夜9時に英NIESRのGDP予想、
夜9時15分に加住宅着工件数(9月)、
夜9時半に加住宅建設許可件数(8月)、
などが予定されています。
日・英の指標には注目です。
そして、衆議院選挙の公示とEU財務相理事会が予定されています。
また、この日は朝鮮労働党創建記念日です。


<10月11日(水)>

朝8時50分に日機械受注(8月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
深夜3時に米FOMC議事録要旨、
日・米の指標には注目です。
そして、OPEC月報と
中国共産党第18期中央委員会第7回総会が行われます。


<10月12日(木)>

朝8時01分に英RICS住宅価格(9月)、
朝8時50分に日国内企業物価指数(9月)、
午前9時半に豪住宅ローン件数(8月)、
午後1時半に日第三次産業活動指数(8月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値(9月)、
午後6時に欧鉱工業生産(8月)、
夜9時半に米生産者物価指数(9月)、米生産者物価指数コア(9月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(8月)、
夜11時半からドラギECB総裁の発言、
などが予定されてます。
欧・米の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。
G20財務相・中央銀行総裁会議が13日まで行われます。


<10月13日(金)>

朝6時半にNZ企業景況感(9月)、
(時間未定) 中国貿易収支(9月)、
午後3時に独消費者物価指数改定値(9月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(9月)、
夜9時半に米消費者物価指数(9月)、米消費者物価指数コア(9月)、
同夜9時半に米小売売上高(9月)、米小売売上高(除自動車 9月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(10月)、
同夜11時に米企業在庫(8月)、
などが予定されています。
中国・独・米の指標には注目です。
そして、IMFと世銀の年次総会が予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(10月2日から10月6日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが92.99で始まり、94.09へ上昇した後に
93.62で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.361%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)11月限は週の終値で49.29ドルに下落しました。
NYダウは週間368.58ドル上昇、22773.67ドルで週の取引を終える。



<10月2日(月)>

トランプ米大統領(1日)
「小さなロケットマンと交渉を試みても時間の無駄だと、
 ティラーソン国務長官には言ってある。我々はすべき事をやる!」
報道
「スペイン・カタルーニュ州の住民投票は賛成89%と、
 圧倒的に賛成派が多数となった模様。」
日経平均は44.23円高で寄り付き44.50円高の20400.78で大引け。
米10年債利回りは2.36%台へ上昇。ドル買いが優勢。
香港、上海は休場。
報道
「米ラスベガスでの銃撃事件で59人が死亡、500人超が負傷。」
ハモンド英財務相
「EU離脱交渉、ここ数ヶ月の交渉ペースの遅さに
 主要閣僚全員が苛立っている。
 メイ首相への忠誠心には変わりはない。」
報道
「日産が検査不備で121万台リコールへ。」
EU
「カタルーニャ州の住民投票はスペイン憲法のもとで違法。
 カタルーニャ州問題はスペイン憲法に従って扱われるべき。
 今は統合の時で分断の時ではない。暴力は政治の手段ではない。」
報道
「IMMでユーロ・ロングが2011年以来の高水準に再増加。」
原油先物は50ドル台へ下落。
NY時間に米10年債利回りは一時2.31%台へ低下。
ムーディーズ
「トランプ税制改革案は米政府にクレジットネガティブ。」
米ISM製造業景況指数(9月)は予想より強い60.8。
2004年5月以来の高水準。新規受注が大幅上昇、雇用も堅調。
発表直後はドル買い反応。
報道
「ラスベガス銃乱射でイスラム国が犯行声明。」
ロイター通信
「ラスベガスの銃乱射事件について
 容疑者がイスラム国と関連があったという証拠はない。」
ミネアポリス連銀総裁
「インフレ上昇が持続的になるまで利上げしてはならない。
 利上げを実施しなかったら経済はより良い方向に進んだであろう。
 利上げには2%のインフレが必要。
 失業率が大きく低下すれば利上げする可能性。
 現在のインフレが低水準なのは、
 労働市場のスラックとインフレ期待の低さが要因。
 FRBは刺激的な政策スタンスを過大評価した。」
独DAXが12902.65に上昇して最高値を更新。
ダラス連銀総裁
「ハリケーンの影響で第3四半期のGDPは弱い。
 2017年のGDPは2.25%かそれを若干上回る水準見込む。
 労働市場からスラックが取り除かれ続けることを期待。
 FRBは忍耐強くなれる。12月利上げについてはオープン。
 インフレ上昇の証拠を確認したい。
 利上げに関しては緩やかで忍耐強くいる余裕がある。」
NYダウは152.51ドル高の22557.60で取引を終える。最高値を更新。


<10月3日(火)>

日経平均は74.47円高で寄り付き213.29円高の20614.07で大引け。
年初来高値を更新。
米10年債利回りは2.35%台へ上昇。ドル円は113円台を回復。
上海株式市場は休場。
豪RBAが政策金利を1.50%に据え置く。
豪RBA声明
「低金利は引き続きオーストラリア経済を支援する
 豪ドル高は生産や雇用の見通しの重しとなっている。
 豪ドル高が続けば成長やインフレは鈍化の可能性
 物価の上昇は徐々に加速していく見通し。」
豪ドル売り反応。
独株式市場は休場。
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.36%台へ上昇。
報道
「米自動車販売9月は市場予想より強い1857万台。」
パウエルFRB理事
「次期議長についてのコメントは差し控える。
 米国が直面している最大の課題は持続成長を引き上げること。」
NY時間に米10年債利回りは2.32%台へ低下。
ドル売りが優勢。ドル円は112円台で推移。
政治専門サイトのポリティコ
「次期FRB議長の最有力候補にウォーシュ元FRB理事と
 パウエルFRB理事が挙げられている。
 ムニューシン米財務長官はパウエル氏を支持している。」
マティス米国防長官
「トランプ大統領は北朝鮮への外交と制裁の推進を命じた。
 ティラーソン国務長官は何も取引はしていない。
 政府全体の努力で北朝鮮に尽力している。」
加BOC副総裁
「カナダ経済は過去5四半期、予想以上に成長した。
 成長率は向こう数四半期鈍化する可能性。
 成長は依然として潜在成長率を上回る。
 カナダドル安は新興の中小企業の成長を支援する。
 金利に関しては直接言及しない。
 2016年の中盤以来、生産性は著しく上昇した。」
報道
「米ゴールドマンサックスが仮想通貨の関連業務を検討。」
原油先物は50ドル台で推移。
NYダウは84.07ドル高の22641.67で取引を終える。最高値を更新。


<10月4日(水)>

報道
「米ヤフー、2013年のハッカー攻撃で30億人分の個人情報が流失。
 個人情報流失では過去最大。
 盗まれた情報にはクリアテキストのパスワードや支払い情報、
 銀行口座などは含まれていなかった。」
カタルーニャ自治州のプチデモン州首相
「カタルーニャ州は数日中に独立宣言をする。」
日経平均は46.74円高で寄り付き12.59円高の20626.66で大引け。
年初来高値を更新。
米10年債利回りは2.31%台へ低下。
上海が休場。
北朝鮮の交渉担当者
「元米高官と月内にも会合を行う。」
黒田日銀総裁
「中央銀行として現時点でデジタル通貨発行の具体的な計画はない。
 金融システムの安定への責任を持つ中央銀行の立場から、
 新技術の内容を深く理解する必要がある。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.30%台へ低下。
フィッシャーFRB副議長
「引き続きインフレ率は上昇する見込み。
 中銀当局者は常に政策を大胆に変更する用意をすべき。
 次期FRB議長の人選についてはノーコメント。
 柔軟な精神が必要な職だ。」
米ADP雇用統計(9月)は市場予想とおりの13.5万人。
米ISM非製造業景況指数(9月)は予想より強い59.8。
12年ぶりの高水準。ドル買い反応。
NY時間に米10年債利回りは一時2.34%台へ上昇。
IEA石油在庫統計では原油在庫が602.3万バレルの減少。
発表直後は原油が買われるも、その後に50ドル台を割り込む。
ティラーソン国務長官
「トランプ大統領と国に対してかつてないほどコミットしている。
 トランプ政権はチームで行動している。
 毎日のようにマティス国防長官と協議している。
 自身の職責を去ることは考えていない。」
イエレンFRB議長
「適切な銀行規制を確実にするため懸命に取り組んでいる。
 コミュニティーバンクは金融危機の一因であった高リスクな
 事業慣行とはおおむね無縁。
 危機後の規制と監督の改善が現在適切。
 不当な負担を強いていないことを確実にしようと力を注いでいる。」
カタルーニャ自治州のプチデモン首相
「平和的デモを賞賛。国王のメッセージは受け入れる事はできない。
 国王は多くのカタルニア人を失った。
 カタルニア政府は全ての市民を尊重。調停プロセスを求める。
 中央政府は調停のアプローチに対応しなかった。」
NYダウは19.90ドル高の22661.57で取引を終える。最高値を更新。


<10月5日(木)>

英テレグラフ紙
「英国の一部議員、首相辞任を求める用意がある。」
S&P
「英中銀およびカーニー総裁によるタカ派的な表現について、
 輸入インフレ圧力を弱めるためポンド高を誘導する事が主な狙い。
 今回のインフレはポンド安が要因であり一時的な現象。
 冴えない経済指標は弱い第3四半期を示唆している。」
日経平均は24.05円高で寄り付き1.90円高の20628.56で大引け。
年初来高値を更新。
米10年債利回りは2.32%から2.33%台で推移。
上海・香港・韓国は休場。
英スカイニュース「メイ英首相は辞任を検討せず。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.31%台へ低下。
ECB議事録
「為替レートの監視で合意。
 ユーロ高のボラティリティーやスピードを懸念。
 金融スタンスの再評価は緩やかかつ注意深くあるべき。
 政策の再設定について初めて話し合った。
 引き続き大規模な刺激策が必要なこと合意。
 将来の金融政策についての市場の期待について留意すべき。
 QEの再設定について様々なシナリオの得失について議論した。」
フィラデルフィア連銀総裁
「12月に今年3回目の利上げを予想。
 引き続き来年3回の利上げを予想。
 FRB議長は合意形成に長けたチームプレーヤーであるべき。」
安倍首相
「経済成長なければ財政健全化はない。
 消費税見直し、リーマンショック級の出来事あれば当然対応する。
 長期金利3−4%なら財政厳しい。」
サンフランシスコ連銀総裁
「失業率は4%を若干下回る水準に低下へ。
 インフレ率は2%に上昇する見込み。利上げは可能。
 ハリケーンの影響も経済成長軌道は維持。
 過剰な成長は資産バブルとインフレ加速を招く。
 FOMC予測は非常に緩やかな利上げ軌道を示す。
 インフレ指標が上向くのを確認する必要はない。
 ヘルスケアによる低インフレが向こう数年間は続く。
 イエレン議長は議長として驚くほど良い仕事をしている。」
スペイン最高裁
「9日のカタルーニャ州議会の審議を差し止める。」
NY時間に米10年債利回りは2.35%台へ上昇。原油先物は50ドル台。
マカファティ英中銀委員
「消費者物価はしつこく目標をオーバーシュートする可能性。
 9月の議事録はサプライズ利上げのリスクを減らした。
 スラックは素早く消えた可能性。
 英中銀は必要な時の手段を使い果たしていない。」
アトランタ連銀GDPナウ第3四半期は年率換算で2.8%を予想。
報道「米下院、予算決議案を可決。」
NYダウは113.75ドル高の22775.39で取引を終える。最高値を更新。


<10月6日(金)>

カンザスシティ連銀総裁
「追加的な緩やかな金利調整が必要。
 利上げ先送りは成長と安定にリスク。
 米経済はトレンド上回るペースで拡大。
 過度に待ち過ぎれば、その後の積極的な行動へのリスク。
 金融政策は注意深く進めるのが適切。」
日経平均は88.29円高で寄り付き62.15円高の20690.71で大引け。
年初来高値を更新。
上海株式市場は休場。
米10年債利回りは2.35%台で推移。
ラガルドIMF専務理事
「日銀とECBの緩和策を支持する。
 財政赤字の拡大を招く税制改革は勧められない。
 世界経済の成長は安定しつつある。」
トランプ大統領(米軍の幹部との夕食会にて)
「この会合の意味が分かるか、嵐の前の静けさかもしれない。」
ハーパー豪中銀理事
「豪経済全体に消費の勢いが完全に失われれれば、
 金利を通じた対応が正当化される。」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.37%台へ上昇。
メイ英首相「内閣から全幅の信頼を得ている。」
米非農業部門雇用者数(9月)は予想より弱い−3.3万人、
NFPの前回値が16.9万人から16.9万人へ上方修正。
米失業率(9月)は予想より強い4.2%、
米平均時給(9月)は予想より強い前月比0.5%。
米10年債利回りは一時2.40%台へ上昇。発表直後はドル買い反応。
報道「福島県で震度5弱の地震が発生。」
アトランタ連銀総裁
「米国は力強い雇用成長が継続している。
 企業が高度な技術者の空席を埋められないことが課題。
 企業の投資の判断に足るだけの能力の有する人材が不足。」
ロイター
「今週に北朝鮮を訪問したロシア下院議員が、
 北朝鮮は長距離ミサイル発射実験を計画していて、
 米国の西海岸が射程距離に入るとの見方を示している。」円買いに。
仏中銀総裁
「ECBは量的緩和プログラムのパラメータを変更してはならない。
 出口戦略は緩和姿勢と両立すべき。
 非常に緩やかな正常化が始まった。
 今こそユーロ圏の構造改革の時。
 ECBは再投資の影響を明確化する可能性。
 ECBは忍耐強くなる。」
コーン国家経済会議(NEC)委員長
「9月の米雇用統計を大いに歓迎
 賃金の伸びが改善し失業率が低下したことは明るい点。
 統計にいくらかノイズが生じたのはハリケーンが原因。
 次期FRB議長人事について発言するのは適切ではない。
 税制改革と規制緩和を導入することで3%超の成長可能。」
NY連銀総裁
「段階的な緩和解除はなお適切。
 インフレの目標未達が続いているのには驚き。
 インフレの目標未達は構造的変化が一因の可能性。
 利上げは緩やかな軌道を続けるべき。」
ダラス連銀総裁
「経済は堅調でインフレ圧力は恐らく高まっている。
 次の利上げについては決めていない。
 労働市場のスラックは消え続けている可能性。
 ハリケーンによる雇用の喪失は一時的。」
セントルイス連銀総裁
「雇用者数は予想より弱く懸念を生む。
 FOMCが政策を誤る可能性を一段と懸念。
 金利は必要とされる水準近辺にある
 12月ではハリケーンから持ち直すには早過ぎる。
 インフレ圧力は見られない
 雇用統計への市場の反応はやや脳天気過ぎる。」
米10年債利回りは2.361%。原油先物11月限は49.29ドル。
NYダウは1.72ドル安の22773.67で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初2日に112.66レベルで始まり揉み合いながらも
3日の東京時間後半にかけて113.19へ上昇しましたが、その後、反落
し軟調傾向で推移して4日ロンドン時間にかけて週安値となる112.32
へ下落する展開になりました。その後、切り返して、ロンドンフィッ
クス過ぎに112.94へ反発した後に5日のNY時間序盤にかけて112.41
へ反落する揉み合いになりましたが、その後、再び切り返して、堅調
傾向で推移して6日の米雇用統計発表後に週高値となる113.44へ上昇
する展開になりました。その後、北朝鮮関連の報道を契機に反落して
112.63レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初2日に1.1791レベルで始まり揉み合いなが
らも軟調傾向で推移して3日の東京時間後半にかけて1.1696へ下落し
ましたが、その後、切り返して、4日のNY時間序盤にかけて1.1788
へ反発して揉み合う展開になりました。その後、5日ロンドン時間から
再び反落して揉み合いながらも軟調傾向で推移して、6日の米雇用統計
発表後に週安値となる1.1669へ下落する展開になりました。その後、
反発して1.1728レベルで週の取引を終えました。




●今週(10月9日から10月13日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは113.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は9月27日の高値の
113.25、さらに上昇した場合は10月6日の高値113.44、ここを上抜け
た場合は5月11日の高値114.37から7月11日の高値114.49を巡る
攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは10月5日の安値112.41を巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は4日の安値112.32、さらに下落
した場合は9月29日の安値112.21、ここを下抜けた場合は112.00の
「00」ポイント、さらに下落した場合は9月25日の安値111.47、
ここを下抜けた場合は9月20日の安値111.14、さらに下落した場合は
111.00の「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標では、9日の中国財新サービス業PMI、
10日の日国際貿易収支と黒田日銀総裁の発言、11日の日機械受注と
米FOMC議事録要旨、12日の米生産者物価指数と米新規失業保険申請
件数、13日の中国貿易収支と米消費者物価指数と米小売売上高とミシ
ガン大学消費者信頼感指数速報(10月)、などが注目されます。


先週のドル円は、112円台前半から113円台前半を範囲とする揉み合
いとなり、米雇用統計発表後に一時113.44へ上昇するも北朝鮮関連の
報道を契機に反落して、週の始値と終値では、下と上へほぼ「行って
来い」の相場となり、週足では十字線となりました。

さて今週ですが、原稿を書いている8日の北朝鮮金正日総書記就任20
周年記念日では今のところミサイルの発射等はありませんが、10日の
朝鮮労働党創建記念日の前後の北朝鮮の挑発行動の有無と市場反応が
注目されます。

また、先週の米雇用統計の発表後に、CMEがFF金利から算出してい
るFEDウォッチで12月利上げの確率が90%を超えて織り込みがさら
に進む状況となりましたが、今週は11日のFOMC議事録要旨と13日
の米消費者物価指数と米小売売上高の結果と市場反応が特に注目され
ます。そして、10日に衆議院選挙の公示となりますが、選挙戦を巡る
市場観測も注目されます



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは4日の高値1.1788を
巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.1800の「00」ポイ
ント、さらに上昇した場合は9月29日の高値1.1832、ここを上抜けた
場合は9月26日の高値1.1861、さらに上昇した場合1.1900の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.1700の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合6日の安値1.1669から8月17日
の安値1.1662、さらに下落した場合は1.1600の「00」ポイント、
ここを下抜けた場合は7月18日の高値1.1583、さらに下落した場合は
7月19日の高値1.1557を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、9日の独鉱工業
生産、12日の欧鉱工業生産とドラギECB総裁の発言、13日の独消費
者物価指数改定値、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、
9日の中国財新サービス業PMI、11日のFOMC議事録要旨、12日の
米生産者物価指数と米新規失業保険申請件数、13日の中国貿易収支と
米消費者物価指数と米小売売上高と米ミシガン大学消費者信頼感指数
速報、などが注目されます。


先週のユーロドルは、スペインのカタルーニャ州の独立の是非を問う
住民投票への反応は限定的ながら、ドル買いを背景に揉み合いながら
も軟調傾向で推移して、週の始値と終値では60Pips少々の下落となり
ました。

さて今週ですが、ECB理事会はまだ先ながら、「QEに関する決定の大
部分は10月に下す予定。」とされていることで、12日のドラギECB総
裁の発言が注目されますとともに、対ドル通貨ペアとして、11日の米
FOMC議事録要旨と13日の米消費者物価指数と米小売売上高の結果と
市場反応が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その261 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十一話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週末の米雇用統計のNFPはハリケーンの影響や
 季節調整で−3.3万人と7年ぶりの弱い結果になったけど…、
 米失業率と米平均時給は市場予想よりかなり強い結果になり、
 発表直後はドルが買われる展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 そして、CMEがFF金利から算出しているFEDウォッチで
 12月利上げ確率が90%を超えて織り込みが進む状況となったの
 じゃが…、その後に北朝鮮関連の報道があり、週末調整も手伝って
 ドルが売られて、ドル円は反落することとなったのう…。」


『でさぁ、8日の北朝鮮金正日総書記就任20周年記念日では
 今のところミサイルの発射や核実験はないようだが…、
 10日の朝鮮労働党創建記念日の前後のミサイル発射など
 北朝鮮の挑発行動がかなり懸念されるよなぁ…。ジイさん。』


「ふむ…。先週、トランプ大統領が米軍幹部との夕食会で記者団に
 『この会合の意味が分かるか、嵐の前の静けさかもしれない。』
 と発言していることもあり、10日前後は北朝鮮の挑発行動に
 警戒しておいた方がどうもよさそうじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『でもさぁ。どうして北朝鮮は執拗に挑発行動を続けるのかなぁ。
 そして、ロシアや中国は北朝鮮をなぜ擁護しているのかねぇ…。』


「ふむ。それには歴史的な背景があるのじゃよ…。溜口剛太郎殿。
 NHKスペシャル http://www.dailymotion.com/video/x5wl06f
 (これに続く北朝鮮関連のNHKスペシャルの数話も含めて)
 時間がある時にでも観てみるとよかろう…。疑問が解けよう。」


『へぇーっ。興味深いな。オレ様も観てみるとするか…。
 それとさぁ…。話は変わるけど、先週の話題となった、
 金融庁がFX証拠金倍率を10倍程度に引き下げる検討を
 していることが報道された件だけど、一部の噂ではあるが…、
 同じFXでも取引所取引の「くりっく365」は除外される?
 なんてことを聞いたぜ…。ジイさん。』


「ふむ。現段階では真偽はわからず『噂』に過ぎぬとは思われるが、
 そのようなことも一部では囁かれておるようじゃのう…。
 もしも仮にそのような検討をしていたとしたら不公平となろう…。
 金融庁がFX証拠金倍率を10倍程度に引き下げる検討をしている件
 については、『規制の表面上は投資家保護を謳っていますが、
 NISAに続いて国内株式市場に個人資産を向けさせる策略を感じる』
 など、ジイのところにも何人か方からご意見を頂いており…、
 金融庁には公正かつ適切な判断をして頂きたいものじゃのう…。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?
 「攻守のバランスのお話」や「良くない状況排除のお話」かい?』


「ふむ。そうじゃのう…。前段のお話も既に長めとなっておるが…、
 今日は『仮定の自問のお話』でもさせてもらうとしようかのう…。」


『何やら「へんてこりん」なテーマだが、まぁ、よろしい…。
 聞いてやるとしようじゃないか。ジイさん。』


「先だっての『脳内会議のお話』にもかかわる事じゃが…、
 『仮定の自問をする』ことによって『自分自身で気づきを得れる』
 ことがあるものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『そんなものなのかねぇ…。』


「米アップルの創業者のスティーブ・ジョブズが
 毎朝、洗面の鏡に映る自分自身に対して問うていたとされる
 『今日が人生最後の日だったら、今やろうとしていることを
  やりたいだろうか?』という言葉あるが…、
 これは、仮定の自問によって自分自身にとって最重要な事を
 自分自身に気づかせる作業であったのじゃのう…。」


『うーむ。「人生最後の日」という仮定によって、確かに人は
 多忙な日々で忘れがちであった自分自身にとって最も大切な事、
 例えば家族愛や人への愛の重要性、思いを込めてきた事業の継承等
 改めて気づきを得ることが出来るのかもしれないよな…。』


「まぁ、『人生最後の日』という仮定は極端やも知れず…、
 『明日がある』という前提で人は人生を歩むものではあるが、
 仮定の自問によって気づきを得れることはあるものなのじゃのう。」


『……。』


「この仮定の自問はときにトレードにも役立つことがあってのう…。
 『もしも優れたトレーダーならここでエントリーするだろうか?』
 『もしも優れたトレーダーならここでビビリ利確するだろうか?』
 『もしも優れたトレーダーなら損切りを躊躇っているだろうか?』
 『もしも優れたトレーダーならここで難平なんてするだろうか?』
 などなど…、仮定の自問をすることによって、
 本来取るべき投資行動に自身で気づける場合があるものなのじゃ。」


『人は欲や恐怖の感情に翻弄されたトレードをしてしまったり…、
 学習して知っている事と実際の投資行動が相違してしまうものだが
 トレードの執行時に「仮定の自問」をすることによって、
 本来取るべき投資行動に「気づける」事もあるのかもしれないな。』


「自分自身の脳内会議をリードして正しい方向に導くために、
 『仮定の自問』は有効な1つのスキルとなろう…。溜口剛太郎殿。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その260


先週27日、金融庁がFX証拠金倍率を10倍程度に引き下げる
「検討」をしていることが報道されましたね。



●今週(10月2日から10月6日)の主な予定


<10月2日(月)>

※ 香港、上海が休場。

朝8時50分に日銀短観第3四半期大企業製造業業況判断DI、
同朝8時50分に日銀短観第3四半期大企業非製造業業況判断DI、
朝8時50分に日銀短観第3四半期大企業全産業設備投資、
午後4時15分にスイス実質小売売上高(8月)、
午後4時半にスイスSVME購買部協会景気指数(9月)、
午後4時50分に仏製造業PMI改定値(9月)、
午後4時55分に独製造業PMI改定値(9月)、
午後5時に欧製造業PMI改定値(9月)、
午後5時半に英製造業PMI(9月)、
午後6時に欧失業率(8月)、
夜11時に米ISM製造業景況指数(9月)、米建設支出(8月)、
などが予定されています。
日・英・欧・米の指標には注目です。


<10月3日(火)>

※ 上海、独が休場。

午前9時半に豪住宅建設許可(8月)、
昼12時半に豪RBA政策金利、豪RBA声明、
午後2時に日消費者態度指数(9月)、
午後5時半に英建設業PMI(9月)、
午後6時に欧生産者物価指数(8月)、
などが予定されています。
英・欧の指標には注目です。


<10月4日(水)>

※ 上海が休場。

午後4時50分に仏サービス業PMI改定値(9月)、
午後4時55分に独サービス業PMI改定値(9月)、
午後5時に欧サービス業PMI改定値(9月)、
午後5時半に英サービス業PMI(9月)、
午後6時に欧小売売上高(8月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時15分に米ADP雇用統計(9月)、
夜11時に米ISM非製造業景況指数(9月)、
深夜4時15分からイエレンFRB議長の発言、
などが予定されています。
英・欧・米の指標とイエレンFRB議長の発言には注目です。


<10月5日(木)>

※ 香港、上海が休場。

午前9時半に豪貿易収支(8月)、豪小売売上高(8月)、
午後4時15分にスイス消費者物価指数(9月)、
午後8時半に欧ECB理事会議事録要旨、
同午後8時半に米チャレンジャー人員削減予定数(9月)、
夜9時半に米貿易収支(8月)、米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加貿易収支(8月)、
夜11時に米製造業新規受注(8月)、
などが予定されています。
豪・スイス・米の指標とECB理事会議事録要旨には注目です。


<10月6日(金)>

※ 上海が休場。

午後2時に日景気先行指数速報(8月)、日景気一致指数速報(8月)、
午後3時に独製造業新規受注(8月)、
午後3時45分に仏貿易収支(8月)、仏経常収支(8月)、
同午後3時45分に仏財政収支(8月)、
夜9時半に米非農業部門雇用者数(9月)、米失業率(9月)、
同夜9時半に米平均時給(9月)、
同夜9時半に加新規雇用者数(9月)、加失業率(9月)、
夜11時に米卸売売上高(8月)、米卸売在庫(8月)、
同夜11時に加Ivey購買部景況指数(9月)、
深夜4時に米消費者信用残高(8月)、
などが予定されています。
独・米・加の指標には注目です。
そして、ムーディーズの米格付け発表も予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(9月25日から9月29日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが92.12で始まり、93.50へ上昇した後に
反発して92.91で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.339%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)11月限は週の終値で51.67ドルに上昇しました。
NYダウは週間55.50ドル上昇、22405.09ドルで週の取引を終える。



<9月25日(月)>

報道(先週末)
「NZ選挙では与党国民党が勝利するも過半数はとれず。」
報道
「独連邦議会選挙ではメルケル首相の与党が第1党となる事が確実も
 前回に比べて議席を減らす見通し。独新興右派政党が躍進。」
ユーロドルが下窓を空けて始まり一時1.19台を割り込む。
日経平均は142.98円高で寄り付き101.13円高の20397.58で大引け。
米10年債利回りは2.26%から2.24%あたりで推移。
報道
「衆院選日程、10月10日に公示、22日に投開票。」
安倍首相
「目標は与党で過半数、取れなければ辞任。
 自公連立政権で233が勝敗ライン。」
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.23%台へ低下。
関係筋
「OPECと非OPEC諸国は減産の3−6ケ月延長を検討。」
原油先物は51ドル台へ上昇。
メルケル独首相
「FDP、緑の党、SDPに連立呼び掛け。」
トランプ米大統領
「大幅な減税と改革について、本日、重要な会合開く。」
NY連銀総裁
「一時的かつ特殊な物価要素の影響は弱まる見込み。
 消費支出は今後の数四半期も増加し続ける見込み。
 やや平均トレンドを上回る成長が賃金を下支え。
 ハリケーンの米経済への影響は短期間で収まる見込み。
 FOMCは段階的な緩和解除を継続。
 インフレ率は上昇して2%の目標水準で安定する見込み。
 ファンダメンタルズに基づく景気拡大は極めて好ましいもの。
 FOMCは次の景気後退の対応できる(金利の)糊しろを得るだろう。
 必要であればバランスシートを活用することができる。」
ドラギECB総裁
「構造的な問題が経済の統合を妨げている。
 ユーロ圏の回復は加速し広範にわたっている。
 回復が強いインフレに伝播すべき。非常に大規模な緩和が必要。
 依然としてインフレ見通しは不透明。
 刺激策の再調整が金融緩和を維持させよう。
 為替相場のボラティリティーが不透明性もたらす。
 QEに関する決定の大部分は10月に下す予定。」
北朝鮮の李外相
「トランプ大統領の発言は明白な宣戦布告に相当する。
 国連加盟国は米国が宣戦布告したことに留意するべき。
 国連憲章は自衛の権利を加盟国に与えている。
 北朝鮮には米戦略爆撃機を撃墜する権利がある。」
米10年債利回りは一時2.21%台へ低下。
シカゴ連銀総裁
「追加利上げにはインフレ上昇の明確な兆候が必要。
 インフレが大幅に高進するリスクは見当たらない。
 インフレ期待が低過ぎることを懸念。
 2019年末までに政策金利が2.7%に達するとの予想は心地よい。
 適切なFRBの金融政策でインフレは2%目標に達すると見込む。
 経済のファンダメンタルズは健全。完全雇用に近い。」
原油先物は52ドル台へ上昇。
NYダウは53.50ドル安の22296.09で取引を終える。


<9月26日(火)>

日経平均は48.32円安で寄り付き67.39円安の20330.19で大引け。
米10年債利回りは2.21%から2.22%台で推移。
ミネアポリス連銀総裁
「低いインフレ率が継続していることは難問である。
 景気が過熱する兆候は見られておらず、
 物価も上昇に向かっていないことからブレーキは不要で、
 今利上げする必要はない。
 FRBは目標とされているPCEデフレータ2%に到達しておらず、
 利上げへの圧力下にはない。インフレ率低迷の理由は不明。
 1月末で任期を迎えるイエレン議長の続投を望んでいる。」
ロシアの大統領報道官
「朝鮮半島情勢の緊迫化を引き起こしている関係諸国の言動は
 不適切、極めて危険な結果もたらす可能性がある。」
トゥスクEU大統領
「EU離脱交渉は満足できる進展みられず。」
原油先物は51ドル台へ反落。
NY時間に米10年債利回りは2.24%台へ上昇。
トランプ大統領
「27日に大きな発表がある。
 税制改革に関する極めて包括的な報告をする。」
イエレンFRB議長
「FOMCはゆっくりし過ぎないよう注意すべき。
 緩和政策の長期化は金融の安定を損ないかねない。
 インフレ2%達成まで政策据え置くのは賢明ではない。
 時間をかけた小幅利上げなければ景気過熱のリスク。
 インフレは向こう数カ月で幾分か上昇する見通し。
 2017年のインフレ鈍化はミステリー。
 インフレはオーバーシュートのリスクがある。
 現時点ではインフレ目標の変更を考えていない。
 データは前月比でノイズが出る可能性。」
カナダ財務相
「現在の経済からすれば追加利上げが予想される。
 金利は依然として歴史的に低水準。
 財政計画はGDP比の赤字の割合を引き下げる。
 カナダ経済は現行水準のカナダドルでも堅調を維持できる。
 力強い経済が赤字抑制を支援。」
トランプ大統領
「北朝鮮への軍事力行使を望まないが、必要なら用意はある。
 北朝鮮への軍事的な選択肢は完全に用意ができている。」
報道
「米上院、オバマケア代替法案の可決を見送り。」
NYダウは11.77ドル安の22284.32で取引を終える。


<9月27日(水)>

日経平均は60.37円安で寄り付き63.14円安の20267.05で大引け。
関係筋
「トランプ大統領は法人税を現行の35%から20%へ引き下げを提案。
 個人所得税に関しては最高税率を基本的に35%へ引き下げ、
 高所得者にさらなる高い税率を課すかどうかは議会判断に。」
米10年債利回りは2.24%台へ反発。
報道
「民進党が新党の希望に事実上合流へ。」
欧州委員会の経済通貨問題担当
「EU基準を超える可能性が指摘されているフランスの
 財政赤字について、最終的にGDP3%の基準を下回るであろう。
 フランス政府は公共投資の削減に努力する必要。」
日経電子版
「FX証拠金倍率を引き下げ10倍程度に、金融庁検討。」
関係筋
「ショイブレ独財務相が職を離れて連邦議会議長に就任する準備。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.31%台へ上昇。
ドル円が一時113円台へ上昇。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が184.6万バレルの減少。
原油先物は51ドル台後半で推移。
アトランタ連銀GDPナウ第3四半期は年率換算で2.1%を予想。
カナダBOC総裁
「経済は力強いが、賃金の伸びは予想よりも鈍い。
 設備投資は余剰生産能力の限界を押し上げる可能性。
 家計負債の高さが利上げ影響を増幅させる可能性。
 金利に予め決まった道筋はない。
 カナダ中銀は金利を機械的に操作しない。慎重に実行。」
ECB
「ドラギ総裁が29日の講演をキャンセル。」
米5年債の入札では最高落札利回り1.911%、応札倍率2.52倍。
セントルイス連銀総裁
「現行の政策金利が短期的には適切な可能性高い。
 今年のインフレは下向きのサプライズだった。
 米経済は2%成長の軌道維持する可能性高い。
 最近のデータは近年の低成長と同様であることを示している。
 インフレ鈍化は年内には戻らない可能性。
 低水準の失業率は高インフレ期待の有意義な指標とはなってない。」
NYダウは56.39ドル高の22340.71で取引を終える。5日ぶり反発。


<9月28日(木)>

NZ中銀
「政策は相当な期間緩和的。
 一段のNZドル安がインフレ加速を支援。
 不確実性が残り、政策は調整必要な可能性。
 インフレ率は今後数四半期に減速の可能性強い。」
英BOEホールデン理事
「英国民は金利上昇を恐れるべきではない。
 金融引締めは良いニュース。」
日経平均は131.58円高で寄り付き96.06円高の20363.11で大引け。
ボストン連銀総裁
「現状の低インフレは一時的なものだと広く予想されており、
 過剰反応するべきではない。
 インフレ率は現状で目標水準を下回っているが、
 適切なリスク軽減のため規則性のある緩やかな利上げ実施すべき。」
セントルイス連銀総裁
「先週のFOMCで示された参加メンバーによる金利見通しと、
 市場の金利見通しが一致せず、ドットプロットが示すペースで、
 当局が利上げを行うと市場参加者が必ずしも予想していない状況で
 金融市場の価格形成が進んでいる現状は悩ましいと感じている。」
報道「衆議院が解散。」
米10年債利回りは一時2.35%台へ上昇。
黒田日銀総裁
「現在の景気拡大は持続性が高い。物価の動きは今後変わってくる。
 引き続き強力な金融緩和を粘り強く進めていく方針。」
エストニア中銀総裁
「ユーロ相場は歴史的にみて引き続き平均水準に近い。
 インフレは緩やかな上昇過程を続けるはず。」
IMF
「ギリシャ銀をめぐる課題は早期に解決する見込み。」
カーニーBOE総裁
「EU離脱の進行は今後の英国経済見通しにとって最重要。
 英中銀の使命はCPI目標をスムーズに達成すること。
 これまでの危機と同様にEU離脱においてもBOEの独立性を維持。」
原油先物は52ドル台で推移。
プラートECB理事
「景気回復背景に金融政策正常化の経済ショックは限定的に。
 季節要因に振り回されず持続的なインフレが望ましい。
 目標達成を確信も、まだ仕事は完了していない。
 基調インフレの測定でコアインフレ率に替わる指標を模索中。」
バルニエEU主席交渉官
「英EU離脱交渉で新たな動きも多くの作業残る。
 欧州司法裁判所の役割について合意できず。
 十分な進展には至らず、今後数週間から数ヶ月掛かる見込み。」
カンザスシティー連銀総裁
「緩やかな利上げ継続が適切。
 金融政策はどちらかと言えば緩和的。」
IMF副報道官
「トランプ政権の税制改革に賛同。
 FRBの緩和縮小は緩やかでデータ次第・
 FRBの行動に関しては通常通りで驚きはない。」
コーン米国家経済会議(NEC)委員長
「20%の法人税率は明確な一線。それを超える水準は受け入れない。
 15%よりも低い水準からスタートして、
 交渉余地を確保しておきたかった。」
ムニューシン米財務長官
「米企業が競争力を持つことが重要。
 大統領は経済成長に焦点をあてている。
 税制改革案は元が取れ、財政赤字を縮小する。
 6%のGDPは楽観的すぎる。2.9%が妥当。
 大統領は富裕層への減税を目的にしていない。
 20%の法人税減税は譲れない。」
フィッシャーFRB副議長
「FOMC金利見通し(ドット・プロット)は
 メンバーの見解を反映したもので、
 あくまで予想であり事実ではない。」
米7年債の入札では最高落札利回り2.130%、応札倍率2.70倍。
米10年債利回りは2.30%台へ低下。原油先物は51.56ドル。
NYダウは40.49ドル高の22381.20で取引を終える。


<9月29日(金)>

日経平均は47.77円安で寄り付き6.83円安の20356.28で大引け。
東京時間は米10年債利回りが2.31%台で推移。
金融庁
「仮想通貨取引所として11社を登録。17社は継続審査中。」
韓国政府金融委員会
「イニシャル・コイン・オファリングICOを全面的に禁止する方針。」
カーニーBOE総裁
「消費者信用とEU離脱がリスク材料に。
 EU離脱について英中銀は多くの対応はできない。
 金利は今後数ヶ月で上昇するだろう。」
NHK
「北朝鮮が弾道ミサイル燃料を独自に製造の可能性。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.30%台へ低下。
米コアPCEデフレータ(8月)は市場予想より弱い前月比0.1%。
米10年債利回りは一時2.29%台へ低下。ドル売り反応。
WSJ報道
「トランプ大統領とムニューシン米財務長官が昨日、
 ウォーシュ元FRB理事と面談。
 来年2月に任期を向かえるFRB議長の後任候補として
 潜在的な能力があるか協議した。」
シカゴ購買部協会景気指数(9月)は市場予想より強い65.2.
米10年債利回りは2.33%台へ上昇。ドル買い反応。
ブルームバーグ(関係者の話)
「トランプ大統領は他のFRB議長候補とも面談した。」
フィラデルフィア連銀総裁
「GDPは期待通りに健全に推移。
 GDPはトレンドを若干上回って推移。
 労働市場はタイトに思われる。第4四半期にはGDPは回復。
 我々は一部、賃金上昇圧力を見始めている。
 インフレは二大責務の問題の一部。
 利上げを一旦止めているのは適切。
 12月と来年3回の利上げを予想。」
WSJ報道
「トランプ大統領はパウエルFRB理事を
 次期FRB議長候補として面接。
トランプ大統領
「イエレン、コーン、ウォーシュ、パウエル各氏を面接。
 次期FRB議長人事を2、3週間以内に決定する。」
原油先物11月限は51.67ドル。米10年債利回りは2.339%。
NYダウは23.89ドル高の22405.09で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初25日に112.17レベルで始まり東京時間序盤に
112.53へ上昇しましたが、その後、反落してNY時間後半に111.47へ
下落する展開になりました。その後、揉み合いになりましたが、26日
のロンドン時間から反発して揉み合いながらも堅調傾向で推移して、
27日のNY時間序盤にかけて週高値となる113.25へ上昇する展開にな
りました。その後、NY時間後半に112.37へ反落しましたが、その後
に再び反発して28日のロンドン時間序盤に113.20へ上昇する展開に
なりました。その後、29日のオセアニア時間にかけて112円台前半に
反落して、その後に112円台後半に反発する揉み合いになり、NY時間
序盤に112.21へ反落した後に112.73へ反発して112.52レベルで週の
取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初25日に下窓を空けて1.1899レベルで始ま
り、東京時間後半にかけて1.1936へ反発しましたが、その後、小幅な
揉み合いを経た後に反落して、揉み合いながらも軟調傾向で推移して
26日のNY時間後半にかけて1.1757へ下落する展開になりました。
その後、1.1810へ反発しましたが、再び反落して軟調傾向で推移して
27日のNY時間序盤にかけて週安値となる1.1717へ下落する展開にな
りました。その後、切り返して、揉み合いながらも堅調傾向で推移し
て1.1814レベルで週の取引を終えました。




●今週(10月2日から10月6日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは9月29日の高値112.73
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は113.00の「00」
ポイント、さらに上昇した場合は28日の高値113.20から27日の高値
113.25、ここを上抜けた場合は7月14日の高値113.57、さらに上昇し
た場合は114.00の「00」ポイント、ここを上抜けた場合は7月11日
の高値114.49を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは9月29日オセアニア時間の安値112.25
から29日の安値112.21を巡る攻防が注目されます。ここを下抜けた
場合は112.00の「00」ポイント、さらに下落した場合は25日の安値
111.47、ここを下抜けた場合19日安値111.20から21日安値111.14
さらに下落した場合は111.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合
9月15日のNY時間の押し安値110.61を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、2日の日銀短観と
米ISM製造業景況指数、4日の米ADP雇用統計と米ISM非製造業景
況指数とイエレンFRB議長の発言、5日の米貿易収支と米新規失業保
険申請件数と米製造業新規受注、6日の米非農業部門雇用者数と米失業
率と米平均時給、などが注目されます。


先週のドル円は、週初の北朝鮮の李外相による「トランプ米大統領の
発言は明白な宣戦布告に相当する。」との発言、衆議院の解散観測、
そして26日のイエレンFRB議長の「FOMCはゆっくりし過ぎない
よう注意すべき。緩和政策の長期化は金融の安定を損ないかねない。
インフレ2%達成まで政策据え置くのは賢明ではない。時間をかけた
小幅利上げなければ景気過熱のリスク。(後略)」とのタカ派的な発言、
そして週後半での「米法人税を現行の35%から20%へ引き下げ提案。
個人所得税に関しては最高税率を基本的に35%へ引き下げ提案。」など
を骨子とするトランプ米政権と米共和党による「税制改革案の公表」、
そして週末の「ランプ大統領がイエレン、コーン、ウォーシュ、パウ
エル各氏を面接。次期FRB議長人事を2、3週間以内に決定する。」
との報道、などに揺れながら111円台半ばから113円台前半を範囲と
する上下動となり週の始値と終値では35Pips程の上昇になりました。


さて今週の注目の焦点は、週末6日のハリケーンの影響も懸念される
時期の米雇用統計(9月)の発表ですが、トランプ米政権と米共和党の
「税制改革案」が議会を通過できるかは未知数で、減税への財源に対
する市場観測、そして、25日に安倍首相が「目標は与党で過半数、取
れなければ辞任する。」と発言していますので、本邦の衆議院選挙への
市場観測、なども注目されますとともに、29日に「北朝鮮が弾道ミサ
イル燃料を独自製造の可能性。」と報道されていて、10月10日の朝鮮
労働党創建記念日も近づいてきていることで、「北朝鮮リスク」にも
引き続き注意してトレードしていきたいものです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは29日の高値1.1832
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は26日の東京時間の
戻り高値1.1861、さらに上昇した場合は1.1900の「00」ポイント、
ここを上抜けた場合は先週高値1.1936、さらに上昇した場合は22日の
高値1.2004を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.1800の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は29日の安値1.1772、さらに下落
した場合は26日の安値1.1757、ここを下抜けた場合は28日の安値の
1.1721から27日の安値1.1717、さらに下落した場合1.1700の「00」
ポイント、ここを下抜けた場合は8月17日の安値1.1662、さらに下落
した場合は7月26日の安値1.1612を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、2日の欧失業率、3日の欧生産
者物価指数、4日の欧小売売上高、5日の欧ECB理事会議事録要旨、
6日の独製造業新規受注、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとし
て、2日の米ISM製造業景況指数、4日の米ADP雇用統計と米ISM非
製造業景況指数とイエレンFRB議長の発言、5日の米貿易収支と米新
規失業保険申請件数と米製造業新規受注、6日の米非農業部門雇用者数
と米失業率と米平均時給、などが注目されます。


先週のユーロドルは、独連邦議会選挙でメルケル首相の与党が第1党
は維持するも前回に比べて議席を減らして、独新興右派政党が躍進し
たことを背景に下窓を空けて始まり軟調に推移しましたが、週の後半
から下げ幅を縮小して、週の始値と終値では85Pips程の下落になりま
した。


さて、今週のユーロドルですが、週初は10月1日のスペインのカタル
ーニャ州の独立の是非を問う住民投票の結果がまずは注目されます。

そして25日にドラギECB総裁が「QEに関する決定の大部分は10月
に下す予定。」と重ねて発言していることで、ECBの緩和縮小への市場
観測の動向が注目されますとともに、対ドル通貨ペアとして週末6日
の米雇用統計が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その260 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百六十話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は衆議院の解散にイエレンFRB議長の発言、
 そして、トランプ米政権と米共和党による米法人税を現行の35%
 から20%へ引き下げるなどを骨子とする「税制改革案」の公表、
 ホワイトハウスが次期FRB議長の人選をしているニュースなど、
 いろいろなイベントがあったが…、ドル円は111円台半ばから
 113円台前半を範囲とする上下動となり週の始値と終値では35Pips
 ほどの上昇になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 米税制改革案では個人事業主やパートナーシップ出資者に課税する
 パススルー課税を25%程度に引き下げる案や、米企業が海外資産を
 米国内還流する場合の一時的な優遇課税案なども盛り込まれたよう
 じゃが…、ヘルスケア法案がいまだ議会で可決していないように、
 減税に対する財源問題などもあり、米議会を通過できるか未知数で
 今後の米税制改革案にかかわる展開が注目されるのう…。」


『ところで、先週の北朝鮮のロケットマンは大人しかったようだが、
 今週は週末の米雇用統計がいつもながら焦点になりそうだな…。』


「ふむ…。米雇用統計はハリケーン被害の多かった9月分ゆえ、
 ある程度の落ち込みは市場も想定しているが注目されるのう…。
 そして、トランプ米大統領と北朝鮮との舌戦が激しくなるも、
 先週は北朝鮮のミサイル発射はなかったが…、10月10日の
 朝鮮労働党創建記念日も近づいてきていることで『北朝鮮リスク』
 には引き続き注意しておいた方がよさそうじゃのう…。」


『他にも話したいことがあるけど、前段の話が長くなる行けねぇ…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?
 「攻守のバランスのお話」や「良くない状況排除のお話」かい?』


「ふむ。それらのお話もいつかはさせてもらおうと思っとるのじゃが
 先週、金融庁がFX証拠金倍率を10倍程度に引き下げる『検討』を
 していることが報道されことにちなみ、この話題ついて
 お話をさせてもらおうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『その金融庁の発表はオレ様も気になっていたところだぜ…。
 株式信用取引倍率に徐々に歩調を合わすとか、FXトレーダー保護、
 ということなのかもしれないが、オレ様は賛成できないな…。』


「FXの証拠金倍率については2010年に50倍へ2011年には25倍へ
 と引き下げられたが…、さすがに証拠金倍率10倍にまで下げるのは
 如何なものかのう…。FXの魅力が減じてしまわぬか心配じゃ…。」


『フルレバで無茶なトレードをする人がいるのは確かに事実だけど、
 投資や投機は自己責任で行うもので、証拠金倍率(レバレッジ)は
 まぁ、例えるならカードの与信枠のようなものであり…、
 本来はそれ自体が「悪」ということではではないからな…。
 まだ金融庁は検討の段階という事だけど、そうなる事が確定したら
 日本国内の証券会社やFX会社の口座数が減って、海外のFX会社に
 口座を移転するトレーダーも増えてくるんじゃないかな…。』


「ふむ…。まぁ、そうなる可能性もあるかもしれぬが…、
 FXの海外口座については税金の問題もあるからのう…。」


『オレ様は日本国内の証券会社FX会社しか使っていないが、
 日本国内業者と海外業者でのFX取引では税金が異なるのかい?』


「ふむ。ジイも溜口殿と同じようにFX口座は国内業者だけじゃが、
 また、ジイは税の専門家でもなく、聞きかじっただけじゃが…、
 国内業者でのFXトレードで得た利益は申告分離課税で20.315%
 の税率であるのに対して、海外業者でのFXトレードで得た利益は
 雑所得扱いで所得税と住民税を合わせると最大55%にもなるそうで
 証拠金倍率だけではなく、税金のこともよく考える必要があろう。」


『詳しくはググってみることにするが、日本国内業者と海外業者では
 そんなに税金が異なるのか…。ちょっと驚いたぜ…。』


「儲かっている場合ということになるが、トレードの最大のコストは
 税金であり、これについてはよく考える必要があるのじゃのう…。
 国内業者でのFXトレードの損益は、株取引などとの損益通算もでき
 また、損失の繰越控除が翌年以降3年間できるのに対して…、
 海外業者でのFXトレードで得た利益は雑所得の扱いで
 所得税と住民税を合わせると最大55%になるだけではなく、
 株取引と損益通算もできなく、損失の繰越控除も認められていない
 ということなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『ふーん。日本国内業者は言ってみれば税制で優遇されている
 とも言えそうだな…。証拠金倍率だけで口座の海外移転することは
 よく考えた方がよさそうだな…。ジイさん。』


「まぁ、海外業者が雑所得の扱いと言っても、年195万円以下の利益
 の場合、雑所得では所得税と住民税を合わせても税率は15%で、
 年間に195万円以下の利益の場合、雑所得扱いの方が節税となる
 とのことではあるが…、例えば、FXのトレードで4000万円以上の
 利益となってしまった場合では、日本国内業者でのFXトレードでは
 800万円少々の納税で済むが、海外業者でのFXトレードの場合では
 雑所得扱いで4,796,000円の控除を差し引いても、1720万円ほどの
 納税をしなくてはならないそうなのじゃのう…。」


『へぇ。その差は2倍以上にもなるのか…。驚いたぜ。』


「先ほども言ったように、ジイは税の専門家ではなく
 聞きかじっただけで、どこまで正しいか確証はなく、
 税の専門家に聞くかググるなどして確かめてもらいたいのじゃが…
 損失の繰越控除も大きな問題となろう…。少し極端な例じゃが、
 仮に2年間の損益として、初年度4000万円の損失で、
 次年度4000万円の利益となった場合、2年間の通算損益はゼロで
 日本国内業者での取引の場合、2年間としての納税は実質ゼロと
 なろうけれども…、海外業者の場合では、雑所得の扱いゆえ、
 損益の年次通算は出来なく、初年度4000万円の損失では
 当然、納税もゼロとなろうが、次年度4000万円の利益に対して、
 4,796,000円の控除を差し引いても、1720万円ほどの納税を
 しなくてはならないという事になるようなのじゃのう…。」


『2年間での通算利益はゼロなのに、次年度4000万円の利益に対して
 1720万円も納税しなくてはならないという事かよ…。恐ろしいな。』


「これは極端な例で…、また、海外業者を否定するわけではないが、
 国内業者か海外業者かを選ぶ際には、税金のことも少しばかりは
 考える必要があるのではなかろうかのう…。溜口剛太郎殿。」


『それにしても、金融庁が証拠金倍率を10倍にまで下げることは
 なんとか勘弁してもらいたいもんだぜ…。
 金融庁の相談室 https://www.fsa.go.jp/opinion/ や
 内閣府への意見 https://form.cao.go.jp/keizai3/opinion-0001.html
 などに、オレ様は意見陳述してやろうかな…。』


「ほう。今は国に対して意見を述べるこんな場があるのじゃのう…。」




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その259


23日の午後5時半ころに北朝鮮でM3.4の地震が発生しましたが、
地震波の分析では自然地震の可能性の方が高いとのことです。



●今週(9月25日から9月29日)の主な予定


<9月25日(月)>

※ NZが冬時間終了、夏時間に移行。

午後後2時に日景気先行CI指数改定値(7月)、
同午後2時に日景気一致CI指数改定値(7月)、
午後2時35分から黒田日銀総裁の発言、
午後5時に独IFO景況感指数(9月)、
夜10時からドラギECB総裁の発言、
などが予定されています。
独の指標と日・欧の中銀総裁の発言には注目です。


<9月26日(火)>

朝6時45分にNZ貿易収支(8月)、
朝8時50分に日銀金融政策決定会合議事録要旨(7月19-20開催分)、
同朝8時50分に日企業向けサービス価格指数(8月)、
午前9時にNBNZ企業信頼感(9月)、
午後3時に独輸入物価指数(8月)、
午後3時45分に仏企業景況感(9月)、
夜10時に米ケースシラー住宅価格指数(7月)、
夜11時に米新築住宅販売件数(8月)、米消費者信頼感指数(9月)、
同夜11時に米リッチモンド連銀製造業指数(9月)、
深夜1時45分からイエレンFRB議長の発言、
などが予定されています。
NZ・米の指標とイエレンFRB議長の発言には注目です。


<9月27日(水)>

午後3時45分に仏消費者信頼感指数(9月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米耐久財受注(8月)、米耐久財受注(除輸送用機器 8月)、
夜11時に米中古住宅販売成約(8月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。


<9月28日(木)>

早朝5時にRBNZ政策金利発表、RBNZ声明、
午後3時に独GFK消費者信頼感調査(10月)、
午後3時35分から黒田日銀総裁の発言、
午後5時15分からカーニーBOE総裁の発言、
午後6時に欧消費者信頼感確報(9月)、欧経済信頼感(9月)、
夜9時に独消費者物価指数速報(9月)、
夜9時半に米第2四半期GDP確報、米第2四半期個人消費確報、
同夜9時半に米第2四半期GDPデフレータ確報、
同夜9時半に米第2四半期コアPCEデフレータ確報、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、米卸売在庫(8月)、
などが予定されています。
NZ・欧・独・米の指標とカーニーBOE総裁の発言には注目です。


<9月29日(金)>

朝6時45分にNZ住宅建設許可件数(8月)、
朝8時01分に英GFK消費者信頼感(9月)、
朝8時半に日全国消費者物価指数(8月)、日失業率(8月)、
同朝8時半に日全世帯家計調査消費支出(8月)、
朝8時50分に日鉱工業生産速報(8月)、日小売業販売額(8月)、
午前10時45分に中国財新製造業PMI(9月)、
午後2時に日新築住宅着工戸数(8月)、
午後3時に独小売売上高指数(8月)、
同午後3時に英ネーションワイド住宅価格(9月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数(9月)、
同午後3時45分に仏卸売物価指数(8月)、仏消費支出(8月)、
午後4時にスイスKOF景気先行指数(9月)、
午後4時55分に独失業者数(9月)、独失業率(9月)、
午後5時半に英第2四半期GDP確報、英第2四半期経常収支、
同午後5時半に英消費者信用残高(8月)、
午後6時に欧消費者物価指数速報(9月)、
夜9時半に米個人所得(8月)、米個人消費支出(8月)、
同夜9時半に米コアPCEデフレータ(8月)、
同夜9時半に加月次GDP(7月)、
同夜9時半に加鉱工業製品価格(8月)、加原料価格指数(8月)、
夜10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数(9月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数確報(9月)
夜11時15分からドラギECB総裁の発言、
同る11時15分からカーニー英BOE総裁の発言、
などが予定されています。
NZ・日・中国・独・英・欧・米・加の指標と
欧・英の中銀総裁の発言には注目です。


<9月30日(土)>

午前10時に中国製造業PMI(9月)、中国非製造業PMI(9月)、



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(9月18日から9月22日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが91.72で始まり、91.33へ下落した後に
92.49へ反発して、その後に反落して91.95で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.253%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)11月限は週の終値で50.66ドルに上昇しました。
NYダウは週間81.25ドル上昇、22349.59ドルで週の取引を終える。



<9月18日(月)>

報道
「台風18号が日本各地で猛威。」
報道
「安倍首相が早期解散の意向。衆議院選は10月下旬に投開票へ。」
東京市場は敬老の日で休場。
原油先物は50ドル台で推移。米10年債利回りは2.21%台で推移。
ECB経済報告
「インフレは2018年第1四半期で底を打つ見通し。
 エネルギーと未加工食料品のベース効果が
 2018年第1四半期のHICP押し下げ。
 2018年2月の総合HICPに0.5Pのマイナス寄与となる見込み。
 それ以降は押し上げに転じる見込み。
 7月には0.2P程度のプラス寄与に。」
朝鮮中央通信
「米国の制裁は核開発完了への動きを早めるだけ。」
NY時間に米10年債利回りは2.23%台へ上昇。
カーニー英BOE総裁
「余剰生産能力が従来の見通しよりもより急速に縮小。
 この先数ヵ月以内に利上げは必要となる可能性。
 利上げは限定的で、緩やかなものになる。
 英EU離脱はポンド安を通じてインフレを押し上げた。
 先行きの見通しには相当程度のリスクが依然としてある。
 英経済は2018年の中盤まではG7の平均以下の可能性。」
ポンド売り反応。
米USTR代表(米通商代表)
「中国の貿易に対する姿勢は世界への脅威。
 WTOでは中国の前例のない脅威に対応でない。
 トランプ大統領のもと我々は貿易政策を変更する。」
ホワイトハウス
「トランプ大統領と中国の習近平国家主席が電話会談。
 北朝鮮が続ける国際社会への反逆や北東アジアの安定を揺るがす
 言動を協議した。国連安保理決議の強力な履行を通じて、
 北朝鮮への圧力を最大化することにコミット。」
加BOCレーン副総裁
「カナダドル高の影響を注意深く監視する。
 先日の政策委員会で利上げを実施した背景は
 輸出と設備投資が強まったこと。
 目先の経済のリスクとしてはNAFTAの協議が重要視される。」
カナダドル売り反応。
マチス米国防長官
「北朝鮮に対する軍事的オプションはある。
 ただし、それはソウルを大惨事のリスクにさらさない。
 その軍事オプションの詳細には言及しない。
 先週、米日が北朝鮮のミサイルを打ち落とさなかったのは
 直接の脅威がないと判断したため。」
NYダウは63.01ドル高の22331.35で取引を終える。最高値を更新。


<9月19日(火)>

日経平均は218.68円高で寄り付き389.88円高の20299.38で大引け。
日経平均は年初来高値を更新。時価総額は過去最高の613兆円に。
米10年債利回りは2.21%から2.22%あたりで推移。
豪RBA議事録
「家計債務の高リスクと低インフレのバランスをとる必要がある。
 豪ドルの上昇は米ドル安が背景。雇用は堅調な伸びを見込む。
 豪ドルのさらなる上昇は経済成長やインフレを鈍化させる。
 金利据え置き、成長・インフレ目標に整合的。
 中国の経済は予想以上に力強いが、高債務は脅威。
 鉱業以外の投資見込みも改善。公共インフラ投資は力強い。」
トランプ大統領
「国連での一般討議演説では、
 北朝鮮とイランを主要な脅威と名指しする。
 ベネズエラ問題やテロリズムについても言及する。」
米紙WSJ紙
「米共和党が1.5兆ドルの減税を検討している。
 トランプ大統領が目指す減税に関して、
 税制改革の大枠が大統領と共和党によって今月最終週に示される。」
英テレグラフ紙
「EU離脱方針についてメイ英首相と対立している
 ボリス・ジョンソン外務相が今週中にも辞任する可能性。」
ロイター通信
「ECB関係筋によると、10月のECB理事会では
 QEプログラムの具体的な終了時期設定については合意せず。」
トランプ大統領 (国連演説)
「北朝鮮は邪悪な政権。
 米国は軍事行動の用意、意志、能力がある。
 核兵器や弾道ミサイルの無謀な追求は世界全体の脅威。
 米国は大いなる強さと忍耐力があるが、
 米国と同盟国を守らなければならない時、
 北朝鮮を完全に破壊するほか選択肢はない。
 米国はその準備ができているが、
 北朝鮮に軍事行動を取る必要がないことを望む。
 制裁に賛同した中国とロシアに謝意を表明。
 北朝鮮に対しもっと多くの措置が必要。」
NY時間に米10年債利回りは2.24%台へ上昇。
原油先物は49ドル台へ反落。
共同通信
「安倍首相は2020年度に基礎的財政収支を
黒字化する財政健全化目標を先送りする方針を固めた。
25日の記者会見で、衆院解散の意向と同時に表明する方向。」
報道
「メキシコのプエブラでマグニチュード7.1の地震が発生。」
NYダウは39.45ドル高の22370.80で取引を終える。最高値を更新。


<9月20日(水)>

英FT紙
「メイ首相は英国のEU離脱で200億ユーロを提示の計画。」
報道
「ハリケーン・マリアがカテゴリー5に発達。プエルトリコに警報。」
日経平均は1.95円高で寄り付き11.08円高の20310.46で大引け。
米10年債利回りは2.23%台で推移。原油先物は50ドル台で推移。
NZ世論調査
「与党支持が46%、野党支持が37%。」NZドル買い反応。
豪RBA総裁補
「世界経済の拡大は一時的なものにはとどまらない。
 世界的に賃金とインフレは上向く見込み。
 豪州の労働市場には依然としてかなりのスラックがみられる。
 シドニーやブリスベンでは住宅価格上昇は鈍化している。」
英小売売上高(8月)は市場予想より強い前月比1.0%。ポンド買い。
OECD世界経済見通し
「世界経済成長率、2017年+3.5%、2018年+3.7%と予測。
 2018年成長率見通しは6月時点から0.1ポイント上方修正。
 利上げによるリスクを警戒。成長の持続性が課題に。
 英国については2016年+1.8%、2017年+1.6%、
 2018年+1.0%と伸びが今後急減速することに。」
ポンド売り反応。
ロンドン時間に米10年債利回りは一時2.22%台へ低下。
オランダ中銀総裁
「ユーロ圏は政策の再調整が必要。」
ラガルドIMF専務理事
「トランプ大統領の北朝鮮に対する口調は役に立たない。
 朝鮮問題には落ち着きと友好親善の姿勢必要。制裁措置は効果的。
 イバンカ・トランプ氏には女性の地位向上を期待。
 米国の3−4%成長達成は極めて困難。
 世界経済全般の成長は非常に良い状況。
 米国の成長は2.1%見通しをやや上回る公算。」
安倍首相
「北朝鮮への制裁は完全に履行されなくてはならない。
 今は対話の時ではない、圧力をかけるべき。
 今の道を続けるなら北朝鮮に将来はない。」
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が459.1万バレルの増加。
報道
「三陸沖でマグニチュード5.9の地震。」
FOMC政策金利は市場予想とおりの1.00-1.25%。
FOMCメンバーによる金利見通し(ドットチャート)
「2017年では、1.125%が4人、1.375%が11人、1.500%が0人、
 1.625%が1人、中央値は1.375%。年内あと1回の利上げ。
 2018年では、1.125%が2人、1.625%が1人、1.875%が2人、
 2.000%が0人、2.125%が6人、2.250%が0人、2.375%が3人、
 2.500%が1人、2.625%が1人、2.750%が0人、2.875%が0人、
 3.000%が0人、3.125%が1人、3.250%が1人、3.375%が1人、
 中央値は2.125%。来年3回利上げ。」
FOMC声明
「バランスシートは10月に縮小開始。経済活動は緩やかに拡大。
 ハリケーンは中期的な経済コースを変える可能性低い。
 労働市場は力強い。景気は緩やかに上昇。
 インフレは今年鈍化した。市場ベースのインフレは低水準。
 エネルギー高が短期的にインフレを押し上げる可能性。
 短期的にはハリケーンの影響が出る。」
FOMC経済見通し (カッコ内は6月)
「実質GDP、17年2.4%増(2.2%増)、18年2.1%増(2.1%増)、
 19年2.0%増(1.9%増)、20年1.8%増、長期1.8%増(1.8%増)。
 失業率、17年4.3%(4.3%)、18年4.1%(4.2%)、
 19年4.1%(4.2%)、20年4.2%、長期4.6%(4.6%)。
 PCE、17年1.6%(1.6%)、18年1.9%(2.0%)、
 19年2.0%(2.0%)、20年2.0%、長期2.0%(2.0%)。
 PCEコア、17年1.5%(1.7%)、18年1.9%(2.0%)、
 19年2.0%(2.0%)、20年2.0%。」
イエレンFRB議長
「緩和政策が労働市場を支援。
 バランスシートの縮小は緩やかかつ予測可能に。
 第3四半期のGDPはハリケーンの影響で鈍化見込む。
 9月の雇用者数に影響が出る可能性も。
 ハリケーンの被害にあった人の回復はしばらく時間がかかる。
 インフレ鈍化は一時的要因。
 低インフレは経済全体を反映していない。
 インフレは目標に向かって上昇見込む。
 インフレに対する我々の理解力は完全ではない。」
米10年債利回りは一時2.28%台へ上昇。ドル買い反応。
原油先物10月限は50.41ドル。VIX指数が9.74に低下。
NYダウは41.79ドル高の22412.59で取引を終える。
NYダウは9連騰で最高値を更新。


<9月21日(木)>

報道(日経)
「自民党の衆院選公約の5本柱、
 アベノミクスの加速。社会保障の充実。働き方改革の実現。
 憲法改正。(9条に自衛隊を明記するなど4項目の改憲議論)
 北朝鮮への圧力強化。」
日経平均は146.04円高で寄り付き37.02円高の20347.48で大引け。
米10年債利回りは2.27%台で推移。
日銀
「政策金利−0.1%を維持。8対1で金融政策の現状維持を決定。
 長期国債の買い入れ額は概ね現状程度(年間80兆円増)
 国内景気の現状判断を緩やかに拡大している。景気判断を維持。」
片岡日銀審議委員
「現在の金融緩和は不十分として反対。
 来年以降、2%に向け物価上昇率高めていく可能性低い。
 資本・労働市場に過大な供給余力が残存している。」
豪RBA総裁
「豪経済は幾分の改善がうかがわれる。
 雇用やインフレターゲットが前向きとなっている。
 世界的に金利上昇の動きが強まっているが、
 それが豪州に自動的に影響を与えるものではない。
 柔軟な豪ドルが、金利を変更するタイミングについて、
 独立性をもたらしている。
 金融政策で米国に自動的には追随しない。
 豪ドル相場の柔軟性が利上げタイミングについて
 かなりの独立性を有している。」  豪ドル売り反応。
報道
「韓国が北朝鮮へ800万ドルの人道支援へ。」
黒田日銀総裁
「今後も経済、物価、金融情勢を踏まえ必要な政策調整行う。
 金融環境は極めて緩和的状態続いている。
 2%物価目標の達成にはまだ距離。粘り強く強力な緩和策を継続。
 初会合で片岡委員が反対意見表明。
 我が国の状況に基づいて政策決定。(FOMCについての質問に)
 為替や株式についてのコメント差し控える。
 2%物価目標の早期実現は物価安定の実現形態。放棄しない。
 賃金、物価の上昇については目標にまだまだ遠い。
 諸外国でも成長の割りには賃金が上がらない。
 省力化投資、ビジネスモデルの改定など背景。
 物価は想定よりも遅れがち。
 北朝鮮、リスク要因として注意深く点検。
 現在の枠組みで、最も重要なのは長短金利操作。」
ECB経済報告
「かなりの程度の金融緩和が引き続き必要。
 インフレ率はここ数ヶ月で若干上昇も、
 緩やかな動きに留まっている。
 経済拡大は進行していてインフレ目標に向けた動きが続くと確信。
 為替レートの最近の変動が物価安定の中期見通しに与える影響注視
 緩和スタンスを維持しつつ秋に年末を越える政策手段改定を決定」
S&P
「中国をAA−からA+に格下げ、見通し安定的。」
ドラギECB総裁
「金融システムが実体経済に及ぼすリスクは減少。
 銀行に対するマクロ・プルデンシャル政策が必要に。」
トランプ米大統領
「北朝鮮への制裁を強化するつもりだ。
 北朝鮮と取引を行っている個人と企業を新たな制裁の対象にする。」
ムニューシン米財務長官
「大統領は北朝鮮の資金源を断ち切る権限を強化。
 米国か北朝鮮か、金融機関は選択しなければならない。
 全ての国が北朝鮮との通商関係を断絶することを望む。
 今回の制裁は断じて中国に向けたものではない。
 中国人民銀には21日に電話し制裁について通知。」
ウォーレンバフェット氏
「NYダウは100年後に100万ドルに上昇する。」
原油先物11月限は50.55ドル。米10年債利回りは2.27%台。
NYダウは53.36ドル安の22359.23で取引を終える。


<9月22日(金)>

金正恩朝鮮労働党委員長
「トランプが世界の面前で我が共和国を無くすと宣戦布告した以上、
 史上最高の超強硬対応措置を断行することについて慎重に考慮。」
日経平均は66.13円高で寄り付き51.03円安の20296.45で大引け。
韓国の聨合ニュース
「北朝鮮外相が太平洋での水爆実験を
 かつてない規模で実施する可能性を示唆。」
麻生財務相
「PB黒字化について新たな方針を決めたという事実はない。
 財政再建と経済再生を踏まえて検討。
 教育国債は赤字国債であり発行するつもりはない。
 同国債をめぐる考え方に変更はない。
 PBの黒字化が20年にできるかは計算してみないとわからない。
 消費税は赤字国債と違い財源にあてがある。」
米10年債利回りは2.25%台へ低下。
ドラギECB総裁
「景気回復の進展は若年層の失業を減少させるだろう。
 地域的な不均衡に対して金融政策では解決できず。
 地域的なバブル現象が散見されるがシステミックなものではない。
 より深刻な金融安定のリスクはみられず。
 物価安定の目標はまだ達成されていない。」
サンフランシスコ連銀総裁
「年内の追加利上げの可能性がある。
 FF金利は2.5%が新たなノーマルに。
 今後数年間の主要な政策手段は金利操作に。
 CPIのより一層の上昇がみられなくでも驚かず。」
コンスタンシオECB副総裁
「最近のユーロ高はインフレに限られた影響しか及ぼさないだろう。」
独世論調査
「独政党の支持率は、与党連合36%、野党22%。」
英テレグラフ紙
「メイ英首相は2019年以前のEU離脱見通しを提起。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.23%台へ低下。
メイ英首相
「1月に打ち出した英国の目標に変更はない。
 離脱交渉には具体的な進展があった。
 アイルランドとの物理的な国境は受け入れない。
 英在住のEU市民は従来と同様に生活続けられる。
 英国は単一市場と関税同盟から離脱する。
 EUとカナダのような関係は求めない。関税は賦課しない。
 EUと英国との将来の関係に画一的なモデルは求めず。
 強力かつ適切な紛争解決メカニズムを。
 移行期は時間的制限があるべき。英国が求める移行期は2年前後。
 2019年3月のEU離脱後の激変緩和措置として移行期間設けたい。
 支払いの問題でEU諸国は不安になる必要はない。」
カンザスシティ連銀総裁
「バランスシート縮小の言及は市場に混乱を齎していない。
 遅すぎる利上げペースはリスク。追加利上げが適切。
 緩やかな利上げという現在のスタンスを支持。
 企業活動や設備投資はより活発になる。
 原油価格の安定で資源企業の掘削は加速する。」
ダラス連銀総裁の
「ハービーの影響を受けた第3四半期GGDPは第4四半期に回復へ。
 インフレが目標以下なのは、一時的要因だけではない。
 良識的な移民規制が労働人口にとって重要。
 12月の利上げに関してはオープン。
 今年の世界経済の多くはポジティブ・サプライズ。
 世界経済にとって中国はリスクの一つ。」
報道
「共和党のマケイン米上院議員が共和党だけでまとめられた
 オバマケア代替法案に反対する意向を表明。」
ムーディーズが
「英国の格付けをAA2に格下げ。見通しは安定的に変更。」
原油先物11月限は50.66ドル。米10年債利回りは2.253%。
NYダウは9.64ドル安の22349.59で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初18日に111.09レベルで始まり、揉み合いなが
らも堅調傾向で推移して、19日のロンドン時間序盤にかけて111.88
へ上昇する展開になりました。その後、反落して揉み合いになって、
20日のFOMC発表直後に一時111.12へ下落しましたが、その後、
上伸して21日のロンドン時間序盤にかけて週高値となる112.71へ
上昇する展開になりました。その後、揉み合いを経た後に反落して、
22日の東京時間前半に111.65へ下押す展開になりました。その後、
反発して揉み合いになり111.99レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初18日に1.1921レベルで始まり、揉み合い
の後に1.1915へ下押しましたが、その後、反発して揉み合いながらも
堅調傾向で推移して20日のFOMC発表直後に週高値となる1.2033へ
上昇する展開になりました。その後、急反落して週安値となる1.1861
下落しましたが、その後、揉み合いながらも切り返して、22日のロン
ドン時間に1.2004へ上昇する展開になりました。その後、反落して、
1.1951レベルで週の取引を終えました。




●今週(9月25日から9月29日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは112.00の「00」ポイント
から22日のNY時間の戻り高値112.17を巡る攻防が注目されます。
ここを上抜けた場合は21日の高値112.71、さらに上昇した場合は7月
11日から9月8日の下落波動の76.4%戻しの112.80、ここを上抜けた
場合は113.00の「00」ポイント、さらに上昇した場合は7月14日の
高値113.57を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、7月11日から9月8日の下落波動の61.8%戻
しの111.75から22日の安値111.65を巡る攻防が注目されます。ここ
を下抜けた場合は19日安値111.20から21日安値111.14、さらに下
落した場合は111.00の「00」ポイント、ここを下抜けた場合は16日
のNY時間の押し安値110.61、さらに下落した場合は14日のNY時間
の押し安値110.31を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、25日の黒田日銀総
裁の発言、26日の米ケースシラー住宅価格指数と米新築住宅販売件数
と米消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製造業指数とイエレンFRB
議長の発言、27日の米耐久財受注と米中古住宅販売成約、28日の黒田
日銀総裁の発言と米第2四半期GDP確報と米第2四半期個人消費確報
と米第2四半期GDPデフレータ確報と米第2四半期コアPCEデフレ
ータ確報と米新規失業保険申請件数、29日の日全国消費者物価指数と
日失業率と日鉱工業生産速報と中国財新製造業PMIと米個人消費支出
と米コアPCEデフレータとシカゴ購買部協会景気指数とミシガン大学
消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のドル円は、重要イベントのFOMCがありましたが、上昇した後
に下押しとなって、週レベルの始値と終値では90Pips程の上昇になり
ました。

FOMCでは、インフレ見通しが下方修正されて、GDP見通しが上方修
正された中、市場予想とおりバランスシート縮小開始が表明されて、
そして、注目のドットチャートでは、6月時点で年内あと2回の利上
げを見込んでいたタカ派メンバー4名のうち3名が1回に変更するも
中央値は6月時点と変わらず、年内あと1回の利上げと、来年3回の
利上げを見込むことになり、FEDウォッチでは12月のFOMCでの利
上げ確率が80%近くまで上昇することとなりました。


さて今週ですが、先週行われたトランプ大統領の国連演説に対して、
金正恩朝鮮労働党委員長が「トランプが世界の面前で、我が共和国を
無くすと宣戦布告した以上、史上最高の超強硬対応措置を断行するこ
とについて慎重に考慮する。」と発言して、23日午後にも北朝鮮の外相
が「米国と追従勢力が私たちの指導部に対する『斬首』や軍事的攻撃
の兆候が見えた時は、容赦なく先制行動として予防的な措置を取る。」
と警告していることもあり、引き続き北朝鮮情勢が注目されますとと
もに、イランが新型弾道ミサイルの発射実験を行っていますので地政
学的リスクの高まりが警戒されます。

また、米紙WSJ紙が「米共和党が1.5兆ドルの減税を検討している。
(中略) 税制改革の大枠が大統領と共和党によって今月最終週に示され
る。」とのことで、今週の米税制改革案の大枠の発表とその市場反応が
注目されます。そして、26日の深夜1時45分からのイエレンFRB議
長の発言も注目されます。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは22日の高値1.2004
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は20日高値1.2033
さらに上昇した場合は8月29日の高値1.2070、ここを上抜けた場合は
8日の高値1.2092から1.2100の「00」ポイントを巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、まずは1.1900の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は20日の米雇用統計発表後の安値
1.1861、さらに下落した場合は14日の安値1.1838、ここを下抜けた場
合は8月31日の安値1.1823、さらに下落した場合は1.1800の「00」
ポイントを巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、25日の独IFO
景況感指数とドラギECB総裁の発言、28日の欧消費者信頼感確報と
独消費者物価指数速報、29日の独小売売上高指数と独失業者数と独失
業率と欧消費者物価指数速報とドラギECB総裁の発言、などが注目さ
れますが、対ドル通貨ペアとして、26日の米ケースシラー住宅価格指
数と米新築住宅販売件数と米消費者信頼感指数とリッチモンド連銀製
造業指数とイエレンFRB議長の発言、27日の米耐久財受注と米中古住
宅販売成約、28日の米第2四半期GDP確報と米第2四半期個人消費
確報と米第2四半期GDPデフレータ確報と米第2四半期コアPCEデ
フレータ確報と米新規失業保険申請件数、29日の中国財新製造業PMI
と米個人消費支出と米コアPCEデフレータとシカゴ購買部協会景気指
数とミシガン大学消費者信頼感指数確報、などが注目されます。


先週のユーロドルは、FOMC発表時に170Pips程の激しい値動きとな
りましたが、ドル買いで下落した後に戻しとなって、週レベルの始値
と終値では30Pips程の上昇になりました。

ECB理事の中にはユーロ高を懸念する声もあるようですが、10月に
大筋が発表されるQE縮小への期待観測は根強いようです。
今週の経済指標では28日の独消費者物価指数速報と29日の欧消費者
物価指数速報が特に注目されますが、先週は欧州の要人発言で大きな
動きにはならなかったものの、25日の夜10時からと29日の夜11時
15分からのドラギECB総裁の発言、および対ドル通貨ペアとして、
26日深夜1時45分からのイエレンFRB議長の発言が注目されます。

週初は独連邦議会選挙の結果とその市場反応が注目されます。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その259 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十九話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週注目のFOMCでは、市場予想とおりバランス
 シートの縮小開始が表明されて、ドットチャートの中央値は6月
 時点と変わらなく、年内あと1回の利上げと、来年3回の利上げを
 見込むことになって、ドルが買われる展開になったよな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 FOMCでの米経済見通しでは、GDP見通しが上方修正されるも、
 インフレ見通しが下方修正されることになって、
 インフレ見通し低下の中での利上げ観測にやや違和感はあるが、
 利上げできそうなときにしておいて、将来の危機に備えて金利の
 『のりしろ』を作っておきたいという事なのやも知れぬのう…。
 FEDウォッチでの12月FOMC利上げ確率が80%近くまで
 上昇することになったようじゃ…。」


『ところで、話は変わるけど、トランプ大統領が国連演説で
 金正恩朝鮮労働党委員長のことをロケットマンと揶揄して、
 さらにツイッターでマッドマンと罵ったことに対して、
 金正恩朝鮮労働党委員長が「トランプが世界の面前で我が共和国を
 無くすと宣戦布告した以上、史上最高の超強硬対応措置を断行する
 ことについて慎重に考慮する。」と発言して…、
 舌戦がかなり凄い事になっているよな。ジイさん。』


「ふむ…。舌戦までで有事に至らなければよいが…、
 22日に韓国の聨合ニュースが『北朝鮮外相が太平洋での水爆実験を
 かつてない規模で実施する可能性を示唆。』と報じていることで、
 一部ではICBMに小型水爆を搭載して太平洋に向けて発射する
 のではないかとの声もあるようじゃのう…。」


『別の観測によれば、「北朝鮮はICBMに小型水爆を搭載する技術は
 まだ有していない。」とのことだけど…、もしもそうなったら、
 これまでのように弾頭部が張りぼてのICBMとは異なり、
 日本の上空を水爆を搭載した実弾のICBMが横断するわけだから、
 万一を考えても恐ろしいことだよな…。ジイさん。』


「ふむ…。それも恐ろしい事じゃが…、18日にマチス米国防長官が
 『北朝鮮に対する軍事的オプションはある。
  ただし、それはソウルを大惨事のリスクにさらさない。』と
 発言していることと、トランプ大統領の国連演説での
 『北朝鮮は邪悪な政権。米は軍事行動の用意、意志、能力がある。
  (中略) 米国は大いなる強さと忍耐力があるが、米国と同盟国を
  守らなければならない時、北朝鮮を完全に破壊するほか
  選択肢はない。』と発言していることを考え合わせると…、
 もしかすると、米国は密かに北朝鮮の指導部に対する『斬首』や
 北朝鮮の反撃の余地がない一斉軍事攻撃の準備を既に完了していて
 あとは米領グアム沖へのミサイルの着弾など、
 『国際社会に対して大義名分』が整うように北朝鮮を挑発している
 ようにさえ思えるのはジイだけじゃろうか…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。米国領の海域にICBMが着弾したなら、
 国際社会への大義名分は立つことになるのかもしれないが…、
 そして、大義名分を得て有事へと発展するのかもしれないが…、
 ジイさん、それは、さすがに想像たくましい勘繰り過ぎの
 妄想なんじゃないかな…。』


「まぁ、確かに溜口殿の言われるように妄想なのやも知れぬがのう。」


『ただ、北朝鮮だけではなく、イランも新型弾道ミサイルの
 発射実験を行ったとのことで、世界各所で地政学的リスクが
 高まっているのは事実で、有事なんてありえないとタカをくくらず
 トレードにおいてもリスクへの警戒だけは必要なようだな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい?』


「ふむ…。『攻守のバランスのお話』や『よくない状況の排除のお話』
 『因果関係と相関関係の違いのお話』や『自問の活用のお話』、
 そして『全体思考のお話』や『弱点の克服のお話』、などなど、
 溜口殿にはいろいろさせてもらいたいお話があるが…、
 今日は前段のお話に花が咲き、もう長くなり過ぎておるようじゃ。
 テーマ別のお話はまたお会いした時にさせてもらうとしよう…。」


『あははっ。随分と溜め込んでいるお話があるもんだな…。
 まぁ、また来週から聞いてやるとするぜ。ジイさん。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その258


先週、20年前に地球を飛び立った土星探査機カッシーニが任務を終え
土星の大気圏に突入して燃え尽きその使命を終えましたね。



●今週(9月18日から9月22日)の主な予定


<9月18日(月)>

※ 東京市場が敬老の日で休場。

朝8時01分に英ライトムーブ住宅価格(9月)、
午後6時に欧消費者物価指数確報(8月)、
夜9時半に加国際証券取引高(7月)、
夜11時に米NAHB住宅市場指数(9月)、
深夜12時からカーニー英BOE総裁の発言、
早朝5時に対米証券投資(7月)、
などが予定されています。
欧・米の指標とカーニー英BOE総裁の発言には注目です。


<9月19日(火)>

午前10時半に豪第2四半期住宅価格指数、
同午前10時半に豪RBA議事録要旨、
午後5時に欧経常収支(7月)、
午後6時に独ZEW景気期待指数(9月)、
同午後6時に欧ZEW景気期待指数(9月)、欧建設支出(7月)、
夜9時半に米住宅着工件数(8月)、米建設許可件数(8月)、
同夜9時半に米輸入物価指数(8月)、米輸出物価指数(8月)、
同夜9時半に米第2四半期経常収支、
同夜9時半に加製造業出荷(7月)、
などが予定されています。
豪・独・欧・米の指標には注目です。


<9月20日(水)>

朝7時45分にNZ第2四半期経常収支、
朝8時50分に日通関ベース貿易収支(8月)、
午後3時に独生産者物価指数(8月)、
午後5時半に英小売売上高指数(8月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜11時に米中古住宅販売件数(8月)、
深夜3時に米FOMC政策金利発表、
深夜3時半からイエレンFRB議長の定例記者会見、
などが予定れています。
日・英・米の指標とイエレンFRB議長の会見には注目です。


<9月21日(木)>

朝7時45分にNZ第2四半期GDP、
正午前後(時間未定)に日銀金融政策発表、
午後1時半に日全産業活動指数(7月)、
午後3時にスイス貿易収支(8月)、
午後3時半から黒田日銀総裁の定例記者会見、
午後5時に欧ECB月報、
午後5時半に英財政収支(8月)、
夜9時半に米フィラデルフィア連銀製造業指数(9月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加卸売売上高(7月)、
夜10時に米住宅価格指数(7月)、
夜10時半からドラギECB総裁の発言、
夜11時に欧消費者信頼感速報(9月)、
同夜11時に米景気先行指標総合指数(8月)、
などが予定されています。
NZ・日・米・欧の指標および
黒田日銀総裁の会見とドラギECB総裁の発言には注目です。


<9月22日(金)>

午後3時45分に仏第2四半期GDP確報、
午後4時に仏製造業PMI速報(9月)、仏サービス業PMI速報(9月)、
午後4時半に独製造業PMI速報(9月)、独サービス業PMI速報(9月)、
午後5時に欧製造業PMI速報(9月)、欧サービス業PMI速報(9月)、
午後5時からドラギECB総裁の発言、
夜9時半に加消費者物価指数(8月)、加小売売上高(7月)、
などが予定されています。
仏・独・欧・加の指標とドラギECB総裁の発言には注目です。
そして、メイ英首相のEU離脱巡る演説も予定されています。


<9月23日(土)>

NZの総選挙が行われます。


<9月24日(日)>

仏上院選挙と独連邦議会選挙が行われます。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(9月11日から9月15日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが91.47で始まり、92.66へ上昇した後に
反落して91.83で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.202%に上昇しました。
NY原油先物(WTI)10月限は週の終値で49.89ドルに上昇しました。
NYダウは週間470.55ドル上昇、22268.34ドルで週の取引を終える。



<9月11日(月)>

報道
「ハリケーン・イルマが米国のフロリダ州に上陸。」
北朝鮮外務省
「米が国連安保理で史上最悪の制裁決議でっち上げようとしている。
 我々はいかなる最終手段も辞さない準備ができている。」
米10年債利回りは2.09%台へ上昇して始まる。
日経平均は166.57円高で寄り付き270.95円高の19545.77で大引け。
クーレECB理事
「為替によるショックは金融引き締めになりうる。
 インフレによる影響は近年低下気味。」
安保理関係筋
「米国が提案した当初案には北朝鮮への石油の全面的な輸出禁止が
 盛り込まれていたが、修正案では、年間の原油輸出に上限を
 設定し過去12カ月の輸出量を超過してはならないとした。
 金正恩朝鮮労働党委員長を対象とした資産凍結や海外渡航禁止に
 ついては見送られた。」
独仏英の株式市場は1%超の上昇。
米3年債入札では最高落札利回り1.433%、応札倍率2.70倍。
NY時間に米10年債利回りは2.13%台へ上昇。ドル買い優勢。
原油先物は48.07ドルへ上昇。
S&P500は最高値を更新して2488.11へ上昇。
NYダウは259.58ドル高の22057.37で取引を終える。


<9月12日(火)>

報道
「国連安保理が新たな北朝鮮制裁決議案を全一致で採択。」
米当局者
「国連安保理の制裁強化決議が採択されれば、
 北朝鮮の繊維輸出7億2600万ドル相当が妨げられ、
 石油精製品輸入は200万バレル減少して250万バレルになり、
 北朝鮮の輸出は90%減少する。」
北朝鮮の駐ジュネーブ大使
「違法で不法な決議を全面的に否定する。
 米国が過去に体験したことのない最大の苦痛を与える用意がある。」
日経平均は190.37円高で寄り付き230.85円高の19776.62で大引け。
李中国首相
「中国経済は改革を伴いつつ安定的に維持。
 第一四半期の勢いを今後も維持する。
 個人消費の活況が中国経済を支える。慎重な金融政策を続ける。
 元安での輸出拡大は考えていない。積極的な財政政策は継続。」
ラガルドIMF専務理事
「世界経済は過去10年より良い状況にある。
 昨年よりも改善しているが、雲が陰っている。」
NZ世論調査
「与党国民党47%、野党労働党38%と
 与党が野党に対するリードを広げた。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.16%台へ上昇。
英の物価指数は市場予想より強い。ポンド買い反応。
報道
「米労働省が発表した米求人件数(7月)は617万件と過去最高に。」
一部報道
「トランプ大統領は11月に中国を訪問する意向。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.17%台へ上昇。
米10年債の入札では最高落札利回り2.180%、応札倍率2.28倍。
ムニューシン米財務長官(TVインタビュー)
「トランプ政権が公約している法人税の15%への引き下げは
 達成できるかどうか分からない。」
NYダウ61.49ドル高の22118.86ドルで取引を終える。
NYダウ、S&P500、NASDAQが市場最高値を更新。


<9月13日(水)>

トランプ米大統領
「北朝鮮制裁決議は新たな非常に小さな一歩。」
日経平均は97.07円高で寄り付き89.20円高の19865.82で大引け。
米10年債利回りは一時2.15%台へ低下。
豪RBAハーパー理事
「利上げの正当化には経済成長が不十分。」
ユンケル欧州委員長
「欧州経済の回復に自信を持っている。
 経済と財務を担う欧州の閣僚が必要。
 欧州の全ての財政措置を調整し、
 加盟国が景気後退や危機に直面した際に関与すべき。」
英国の平均時給が予想より弱くポンド売り反応。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が588.8万バレルの増加。
国際エネルギー機関IEA月報
「過剰な原油在庫が縮小に向かっている。」
原油先物は49ドル台前半へ上昇。
米30年債の入札では最高落札利回り2.790%、応札倍率2.21倍。
NY時間に米10年債利回りは2.19%台へ上昇。
ブルームバーグ
「モラー特別検察官がソーシャルメディアに捜査の重点置いている。」
プラートECB専務理事
「ECBは安定感を維持する必要。
 ECBは忍耐強く持続しなければならない。
 ECBがインフレに勝利したと宣言するのは時期尚早。」
トランプ大統領
「法人税減税を要請する。何兆ドルもの資金が国内に還流する。
 自身の税制改革計画では富裕層の減税はない。
 ただし、増税はなく現行と変わらない。中間層の減税が焦点。
 法人税を減税し雇用拡大を追い求める。中間層と雇用が焦点。」
NYダウは39.32ドル高の22158.18で取引を終える。最高値を更新。


<9月14日(木)>

ブルームバーグ
「サウジは予定していた国営石油公社アラムコのIPOを
 2019年に数ヵ月先送りすることを検討している。」
日経平均は5.45円安で寄り付き58.38円安の19807.44で大引け。
北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会の報道官声明
「国連安保理での対北朝鮮制裁決議に関し日本は米国の制裁騒動に
 便乗した。日本列島4島を核爆弾で海に沈めなければならない。
 米国は決議でっち上げの主犯。わが軍や人民は、
 米国人を狂犬のように棒で打ち殺さなければならない。」
報道
「米情報機関が北朝鮮のミサイル発射準備を確認。
 中距離弾道ミサイルもしくは大陸間弾道ミサイルとみられる。」
報道
「日本の株式市場の時価総額がバブル期を超える。」
スイス中銀
「必要であれば為替市場で介入する用意。
 2017年GDPは+1%わずかに下回る可能性。(従来予想+1.5%)
 スイスフランは依然として過大評価されている。
 過大評価の度合いは以前ほどではない。
 住宅、不動産市場の不均衡を引き続き注視。
 2017年CPIは+0.4%、2018年+0.4%、2019年+1.1%と予想。」
ベルギー中銀総裁
「ユーロ圏のインフレは底入れしたもよう。
 インフレ目標に向けて極めて緩和的な金融政策が引き続き必要。」
英中銀
「政策金利据え置きは7対2で決定。
 多数派は今後数ヶ月で刺激策の解除を始める見通し。
 経済が引き続き成長し、インフレ圧力が上昇し続ければ、
 後数カ月以内に利上げを実施する必要がある。
 資産買入枠の据え置き、全員一致。
 マカファティ、サンダース両委員が利上げを主張。
 第3四半期の英成長率見通しは0.3%、8月予測に沿ったもの。」
ポンド買い反応。
トランプ大統領
「DACAの合意はかなり近づいている。壁については後回しに。」
米消費者物価指数(8月)は市場予想より強い+0.4%。ドル買い反応。
米10年債利回りは一時2.22%台へ上昇。
主要各紙
「北朝鮮がICBM発射の兆候、発射台の移動を開始。」
原油先物は一時50ドル台へ上昇。
報道
「BTCチャイナが9月末に売買全面停止でビットコインが大幅安。」
カーニー英中銀総裁
「ポンド安で物価は上昇している。
 自分も向こう数ヵ月での緩和縮小を見込んだ1人。
 この先数ヵ月で金利調整の必要があるかもしれない。」
ティラーソン米国務長官
「対北朝鮮で石油の手段を活用するよう中国に期待。
 北朝鮮問題でより強い国連決議を望んでいた。」
NYダウは45.30ドル高の22203.48で取引を終える。最高値を更新。


<9月15日(金)>

報道
「午前6時57分頃に北朝鮮がミサイルを発射。Jアラートが発動。」
円買い反応。米10年債利回りは一時2.17%台へ低下。
菅官房長官
「北朝鮮のミサイル発射に関して、度を越した挑発行為を
 断じて容認できない。」
日経平均は13.64円安で寄り付き102.06円高の19909.50で大引け。
韓国当局
「北朝鮮に対して、無謀な挑発の停止を促す。
 弾道ミサイル発射を強く非難する。
 北朝鮮が非核化のための交渉に応じるように促していく。
 北朝鮮の脅威に対しては用意を強化していく。」
ティラーソン米国務長官
「ミサイル発射などの挑発行為は北朝鮮の孤立を深めるだけとなる。
 こうした挑発行為に対して、中国とロシアは容認できないことを
 示す必要がある。中国とロシアがそれぞれ行動するように求める。
 また、全ての国に対して北朝鮮への新たな措置取るよう求める。」
安倍首相
「北朝鮮のこのような暴挙を断じて容認できない。
 国連安保理に対して、緊急会合の開催を要請していく。
 国際社会で団結し明確なメッセージを発しなければならない。」
文韓国大統領
「現時点での北朝鮮との対話は不可能。
 韓国は北朝鮮を変えるために断固とした措置取ると発言している。
 韓国は北朝鮮の挑発に無策でいることはない。
 挑発を粉砕する力を持っている。国際社会の制裁と圧力は増大へ。」
東京時間は米10年債利回りは2.18%あたりで推移。ドル円が反発。
ブリハ英政策委員
「今後数ヶ月以内に利上げの必要ある公算。
 英国のインフレが上昇圧力を受ける可能性。
 引き続きEU離脱が英経済の影響を与える一層のリスクがある。
 利上げ時期が近づいている。
 英国の均衡金利水準が上昇している可能性。
 スラックは弱まり緩やかな賃金上昇圧力に。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.20%台へ上昇。
ラウテンシュレーガーECB理事
「今こそQE縮小の決定を下す時期。
 非伝統的措置を終了させる方法を考える必要。
 市場とのコミュニケーションには細心の注意を払うべき。」
ロシア中銀
「今後半年間で追加利下げの余地がある。」
米小売売上高(8月)は市場予想より弱い−0.2%。
米10年債利回りは一時2.19%台へ低下。ドル売り反応。
FRB
「ハービーが8月鉱工業生産を約0.75ポイント押し下げた。」
一部報道
「ECBは来年からの出口戦略の中で、
 償還国債の再投資を月間150億ユーロペースで続ける意向で、
 それを強調することを検討している。」
S&P
「ポルトガルを投資適格級に格上げする。」
マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)
「北朝鮮への対応では時間切れが近づきつつある。
 国連安全保障理事会の追加制裁決議の厳格な履行を急ぐべき。
 現段階では選ばないが、軍事的選択肢はある。
 戦争行為に至らない全ての措置を講じるべきだ。」
トランプ米大統領
「日本上空を通過する弾道ミサイル発射を強行した北朝鮮について、
 またしても近隣諸国と世界全体を完全に侮辱した。
 北朝鮮の脅威への(軍事的)選択肢は効果的かつ圧倒的だ。」
原油先物10月限は49.89ドル。米10年債利回りは2.202%。
NYダウは64.86ドル高の22268.34で取引を終える。最高値を更新。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初11日に上窓を空けて108.22レベルで始まり、
揉み合いながらも堅調傾向で推移して、14日のNY時間序盤に米消費
者物価指数が市場予想より強い結果となって米10年債利回りが一時
2.22%台へ上昇したことを背景に111.04へ上昇しましたが、その後、
主要各紙による「北朝鮮がICBM発射の兆候、発射台の移動を開始。」
との報道に揉み合いながらも反落する展開になりました。その後、
翌15日の早朝に北朝鮮がミサイルを発射してJアラートが発動したこ
とで109.55へと下押しましたが、その後、切り返して、ロンドン時間
にかけて週高値となる111.33へ上昇する展開になりました。その後、
米小売売上高が市場予想より弱い結果となったことを背景に110.61へ
反落した後に揉み合いとなり110.84レベルで週の取引を終えました。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初11日に1.2018レベルで始まり、揉み合い
ながらも軟調傾向で推移して、12日のロンドン時間にかけて1.1926へ
下落しましたが、その後、13日のロンドン時間にかけて1.1995へ反発
する展開になりました。その後、NY時間序盤から再び反落して、1.18
台後半へ下げた後に揉み合いになりましたが、その後、14日のNY時
間序盤に米消費者物価指数が市場予想より強い結果となって米10年債
利回りが一時2.22%台へ上昇したことを背景に週安値となる1.1838へ
下落する展開になりました。その後、切り返して、15日NY時間序盤
に発表された米小売売上高が市場予想より弱い結果となったことを背
景とするドル売りに1.1987へ反発しましたが、その後、下押しとなっ
て1.1943レベルで週の取引を終えました。




●今週(9月18日から9月22日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは111.00の「00」ポイント
から14日の高値111.04を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた
場合は先週高値の111.33、さらに上昇した場合は7月11日から9月
8日の下落波動の61.8%戻しの111.75、ここを上抜けた場合は112.00
の「00」ポイント、さらに上昇した場合7月26日の戻り高値112.20
ここを上抜けた場合は7月11日から9月8日の下落波動の76.4%戻し
の112.80を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは110.00の「00」ポイントから13日の
ロンドン時間の押し安値109.90を巡る攻防が注目されます。ここを下
抜けた場合は15日の安値109.55、さらに下落した場合は6日のNY時
間後半の戻り高値109.39、ここを下抜けた場合は12日のオセアニア時
間の押し安値109.24、さらに下落した場合は109.00の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。


今週のドル円相場は経済指標および要人発言では、18日の米NAHB住
宅市場指数と対米証券投資、19日の米住宅着工件数と米建設許可件数
と米第2四半期経常収支、20日の日通関ベース貿易収支と米中古住宅
販売件数と米FOMC政策金利発表とイエレンFRB議長の定例会見、
21日の日銀金融政策発表と黒田日銀総裁の定例会見とフィラデルフィ
ア連銀製造業指数と米新規失業保険申請件数と米景気先行指標総合指
数、などが注目されます。


先週のドル円は、懸念されていた9日の北朝鮮建国記念日でのミサイ
ルの発射がなく、北朝鮮リスクが後退したことを背景に上窓を空けて
始まり堅調傾向で推移して、15日の早朝に北朝鮮がミサイルを発射し
たことで下押しとなるも109円台半ばで切り返し一時111円台へ上昇
する展開になりました。

国連安保理では新たな北朝鮮制裁決議案が全一致で採択され、注目の
米消費者物価指数(8月)は市場予想より強い+0.4%、そして、米小売売
上高(8月)は市場予想より弱い−0.2%という結果になりました。

さて今週は、20日にFOMC政策金利発表とイエレンFRB議長の会見
が予定されていて注目の焦点になります。市場観測ではバランスシー
ト縮小開始は既定路線になっていて、米国債が60億ドル、住宅ローン
担保証券(MBS)が40億ドルの合計100億ドルのバランスシート縮小開
始が発表される可能性が高いとされているようです。また、ブラック
アウト期間前のFEDの要人達の発言では利上げへの慎重姿勢も観られ
ていましたが、米CPIが市場予想より強い結果となったことでCMEフ
ェドウォッチでの市場が織り込む12月の利上げ確率は53%となってい
て、FOMCメンバーの金利見通しのドットチャートと、FOMC経済見
通しが大いに注目されます。これらの次第によってボラタイルな相場
展開になる可能性がありそうです。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは15日の高値1.1987
を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は13日高値1.1995
から1.2000の「000」ポイント、さらに上昇した場合は11日のロンド
ン時間の戻り高値1.2029、ここを上抜けた場合は7日の高値1.2059、
さらに上昇した場合は8日の年初来高値1.2092を巡る攻防が注目され
ます。
一方、下落した場合は、まずは1.1900の「00」ポイントを巡る攻防が
注目されます。ここを下抜けた場合は14日の東京時間の安値1.1866、
さらに下落した場合は14日の安値1.1838、ここを下抜けた場合は8月
31日の安値1.1823、さらに下落した場合は1.1800の「00」ポイント
を巡る攻防が注目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標および要人発言では、18日の欧消費
者物価指数確報、19日の独・欧ZEW景気期待指数、21日のドラギ
ECB総裁の発言と欧消費者信頼感速報、22日の仏第2四半期GDP確
報と仏・独・欧製造業PMI速報と仏・独・欧サービス業PMI速報と
ドラギECB総裁の発言、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとし
て、8日の米NAHB住宅市場指数と対米証券投資、19日の米住宅着工
件数と米建設許可件数と米第2四半期経常収支、20日の米中古住宅販
売件数と米FOMC政策金利発表とイエレンFRB議長の定例記者会見、
21日のフィラデルフィア連銀製造業指数と米新規失業保険申請件数と
米景気先行指標総合指数、などが注目されます。


先週のユーロドルは、日足レベルでは高値圏の揉み合いながら8日に
年初来高値の1.2092をつけて以来、時間足レベルではやや軟調傾向の
推移となりました。先週は1日の米雇用統計後の押し安値1.1849を
一時下回りその後に戻していますが、下げた場合は、8月31日安値
1.1823がサポートとなるか注目されます。

7日のECB理事会後のドラギECB総裁の会見では「最近のユーロ相場
のボラティリティーは不透明性の原因。」と発言していますが、今週、
21日と22日のドラギECB総裁の発言が注目されます。「QEについて
決定の大筋は10月に発表する。」とされていますが、ユーロ高への具
体的な牽制があった場合は上値を抑えられる可能性がありそうです。

ユーロに係わる経済指標では、19日の独・欧ZEW景気期待指数と欧
消費者信頼感速報、22日の仏・独・欧製造業PMI速報と仏・独・欧
サービス業PMI速報などが焦点となりますが、対ドル通貨ペアとして
20日のFOMC政策金利発表とイエレンFRB議長の会見が注目の焦点
になります。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その258 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十八話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週のドル円はその前週とは打って変わって、
 週初に上窓を空けて始まって以来、堅調に推移したよな…。
 そして、北朝鮮は国連安保理決議をあざ笑うかのように
 15日の早朝にミサイルを発射してまたJアラートが発動したけど、
 リスク回避も限定的で「押し目買いのアラーム」のようだったな。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 北朝鮮に対する安保理決議は当初案の石油の全面禁輸から
 石油輸出に関しては前年の上限を超えてはならないとされ、
 中国やロシアの意向も配慮する格好で全会一致となったが…、
 妥協案ながら、これでも北朝鮮のガソリンなどの石油精製品輸入は
 200万バレル減少して、北朝鮮の輸出も90%減少する内容で、
 北朝鮮はこの決議に反発するかのようにミサイルを発射したのう。
 これに対して、市場も『慣れっこ』になっているのか、
 リスク回避の動きも限定的で、溜口殿の言われるように、
 Jアラートは、あたかも『押し目買いのチャンス到来のアラーム』
 のようではあったのう…。ただ…。」


『おい。ジイさん。「ただ」とは何だよ…。』


「今後の北朝鮮を巡る警戒日は10月10日の朝鮮労働党創設記念日
 となろうが…、ミサイルが今までと異なり、グアム沖へ向けて
 発射された場合や、あるいは日本領海内に着弾したようなときは
 『Jアラートが押し目買いのサインとはならない』場合もある
 可能性があり、安易な条件反射ができないことも考えられるゆえ、
 ミサイルの方向によっては注意が必要なのではあるまいかのう…。」


『まぁ、15日に発射されたミサイルの飛行距離も3700Kmにもなって
 いて、ミサイルが米領グアム沖へ向けて発射された場合などでは
 リスク回避が簡単には収まらず昂進する場合もあるんだろうな…。
 さて…、今週はいよいよFOMCがあるけど、どうなるんだろうな。』


「市場観測ではバランスシート縮小開始は既定路線になっており…、
 FEDの要人達の発言では利上げへの慎重姿勢も観られておったが、
 米CPIが市場予想より強い結果となったことでCMEフェドウォッチ
 での12月の利上げ確率は50%超となっておるようじゃのう…。
 まぁ、市場期待は強気に傾斜しておるわけじゃけれども…、
 FOMCメンバーの金利見通しのドットチャート及び経済見通しと、
 イエレンFRB議長会見を予断なく見届けついて行こうではないか。」


『さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい。
 先日に言っていた「トレードと脳内会議のお話」とやらかい?』


「ふむ…。他にもテーマにしたいお話はあるのじゃが…、今日は
 『トレードと脳内会議のお話』でもさせてもらうとしようかのう。」


『まぁ、よろしい。聞いてやろうじゃないか…。ジイさん。』


「インナー・トークなどと言われることがあるようじゃが…、
 議長役の自分自身とともに、ネガティブな自分、ポジティブな自分
 そして、ロジカルな自分、利己的な自分、疑い深い自分…、etc
 などによって、我々の脳内ではいつも活発に会議が繰り広げられて
 おるワケなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『あははっ。多重人格というワケではないが、脳内会議の内容が
 ポロリと言葉に出る「独り言」も多くの人が経験しているよな…。』


「脳内会議はその人固有の思考プログラムで、その会議の結論は
 偏向性のある自己フィルターを介した結論であり、
 よほどのインパクトがないと偏向性の癖(クセ)は変わらないもので、
 『自分自身の経験や考え方が反映される』ものなのじゃのう…。」


『トレードに際しても脳内会議はされているものなのかねぇ…。』


「ふむ…。トレーダーであれば多くの人が経験していると思うが、
 過去チャートでの模擬トレードや検証では上手くいくのに、
 今まさに動いているチャートでは途端にパフォーマンスが低下する
 ということがあってのう…。これも脳内会議である程度の説明が
 出来るものなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『……。』


「過去チャートでの模擬トレードでは、冷静でいられるという事も
 あるが、ロジカルな自分が脳内会議を主導しているのに対して、
 今まさに動いているチャートで、かつリアル・トレードであれば、
 例えば上昇トレンドでの執行判断に際しても、
 『ここから買うには高過ぎるんじゃないか…。』
 『高値つかみをして負けたらどうする…。』
 『この押しは押しではなく下降トレンド転換になるんじゃないか。』
 『いくらなんでも…。』、『さすがにもう…。』、『こんなバカな…。』
 『アナリストの某氏が7のつく年は株価が暴落すると言っていた。』
 『コリレーション(相関関係)が崩れると末期と言っていた…。』
 『不測の事態は起こりはしないか。なんか嫌な予感がする…。』
 などなど…、脳内会議は激論状態となるというワケなのじゃのう。」


『あははっ。確かに思い当たるフシはあるぜ…。
 例えば、ポンド円は週足のレジスタンスを上方ブレークしたけど、
 ブレグジットがどうのこうのと考えていたりしたら、
 高値つかみが気になってロング(買)が躊躇されたろうからな…。』


「ふむ…。上述のような脳内会議を経て出した執行の結論が、
 果たしてロジカルなテクニカル判断と言えるだろうか…。
 『不測の事態は起こりはしないか。なんか嫌な予感がする…。』
 などに至っては、これは根拠なきオカルト的な予想ではないか。」


『まぁな…。』


「ファンダメンタルズ的な『ブレグジットがどうのこうの』も、
 ファンドなどプロ筋は『百も承知で今は買い上げている』ワケで、
 現在の価格は『未然以外の全てを織り込んでいる』ゆえ、
 テクニカル的に『そしてここから』という事が大切なのじゃのう。」


『どうやらトレードでは脳内会議が負に働くことが多いようだな…。
 もしかするとプロスペクト理論も脳内会議ゆえかもしれないな。』


「トレードではロジカルなテクニカル判断こそ主導とすべきで、
 脳内会議や歪んだ自己フィルターの色眼鏡でチャートを観ていては
 トレード判断も歪むというワケなのじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『どうやら、トレード判断では思惑や予想をすることなく、
 ロジカルなテクニカル判断で臨んだ方が良いようだな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

FX トレードと凡事のお話 その257


9日の北朝鮮建国記念日ではICBM発射などはありませんでしたが、
国連安保理決議が予定される11日などでは警戒が必要なようです。



●今週(9月11日から9月15日)の主な予定


<9月11日(月)>

朝8時50分に日機械受注(7月)、
午後1時半に日第三次産業活動指数(7月)、
夜9時半に加住宅着工件数(8月)、
などが予定されています。日機械受注には一応注目です。


<9月12日(火)>

午前10時半に豪NAB企業信頼感(8月)、
午後4時半に仏第2四半期非農業部門雇用者改定値、
午後5時半に英消費者物価指数(8月)、英生産者物価指数コア(8月)、
同午後5時半に英小売物価指数(8月)、
などが予定されています。英の指標には注目です。
そして、OPEC月報も発表予定です。


<9月13日(水)>

朝8時50分に日第3四半期大企業全産業景況判断BSI、
同朝8時50分に日第3四半期大企業製造業景況判断BSI、
同朝8時50分に国内企業物価指数(8月)、
午後3時に独消費者物価指数改定値(8月)、独卸売物価指数(8月)、
午後4時15分にスイス生産者輸入価格(8月)、
午後5時半に英失業者数(8月)、英失業率(8月)、英ILO失業率(7月)、
午後6時に欧鉱工業生産(7月)、
午後8時に米MBA住宅ローン申請指数、
夜9時半に米生産者物価指数(8月)、米生産者物価指数コア(8月)、
深夜3時に米月次財政収支(8月)、
などが予定されています。
独・英・欧・米の指標には注目です。
そして、ユンケル欧州委員長の所信表明も予定されています。


<9月14日(木)>

朝8時01分に英RICS住宅価格(8月)、
午前10時半に豪新規雇用者数(8月)、豪失業率(8月)、
午前11時に中国鉱工業生産(8月)、中国小売売上高(8月)、
午後1時半に日鉱工業生産確報(7月)、
午後3時45分に仏消費者物価指数改定値
午後4時半にスイスSNB政策金利発表、
午後8時に英BOE政策金利発表、英BOE資産買取プログラム規模、
同午後8時に英MPC議事録要旨、
夜9時半に米消費者物価指数(8月)、米消費者物価指数コア(8月)、
同夜9時半に米新規失業保険申請件数、
同夜9時半に加新築住宅価格指数(7月)、
などが予定されています。
豪・中国・スイス・英・米の指標には注目です。


<9月15日(金)>

朝7時半にNZ企業景況感(8月)、
午後6時に欧貿易収支(7月)、
夜9時半に米小売売上高(8月)、米小売売上高(除自動車 8月)、
同夜9時半に米NY連銀製造業景況指数(9月)、
夜10時15分に米鉱工業生産(8月)、米設備稼働率(8月)、
夜11時に米ミシガン大学消費者信頼感指数速報(9月)、
同夜11時に米企業在庫(7月)、
などが予定されています。米の指標には注目です。
そして、ユーロ圏財務相会合も予定されています。



欧州などの国債入札予定時間につきましては
http://jp.investing.com/economic-calendar/
が参考になります。



■先週(9月4日から9月8日)の主な出来事や要人発言


先週は、ドルインデックスが92.61で始まり、軟調傾向で推移して、
91.31で週の終値になりました。
米10年債利回りは週レベルで2.054%に低下しました。
NY原油先物(WTI)10月限は週の終値で47.48ドルに上昇しました。
NYダウは週間189.77ドル下落、21797.79ドルで週の取引を終える。



<9月4日(月)>

報道(3日)
「北朝鮮がこれまでで最大の核実験を行う。ICBM用水爆と発表。」
トランプ米大統領(3日)
「北朝鮮は重大な核実験を実施した。
 彼らの言動は米国に対してきわめて敵対的で危険なもの。
 北朝鮮は乱暴な国家で大きな脅威となっている。
 そして中国に対して恥をかかせるもの。
 対話路線は効果がないといったことを韓国は知りつつある。」
マティス米国防長官(3日)
「多くの軍事的な選択肢がある。我々及び同盟国である
 日本と韓国を攻撃から守る能力を有している。」
リスク回避の円買い。
日経平均は75.51円安で寄り付き183.22円安の19508.25で大引け。
韓国国防省(韓国国会への報告)
「北朝鮮で弾道ミサイル発射の兆候がある。」
聨合ニュース
「北朝鮮はICBM発射準備の可能性。」
中国人民銀行
「イニシャルコイン・オファリング(ICO)は違法。
 イニシャルコイン・オファリングを通じた資金調達を禁止。」
バルニエEU離脱交渉官
「交渉においてアイルランドの利益はEUの利益。
 EU離脱交渉にはより一層の作業が必要。」
独仏英の株式市場はマイナス圏で推移。
NYがレイバー・デーで休場。原油先物は47ドル台半ばで推移。
G7首脳
「北朝鮮の核実験は断じて容認できない挑発行為。」


<9月5日(火)>

日経平均は25.13円高で寄り付き122.44円安の19385.81で大引け。
麻生財務相
「北朝鮮は明らかに国際世論の意向と異なる。断固容認できない。
 更なる制裁が必要。圧力高めない限り進展はない。
 日本郵政株の売却については、引き続き情勢を見ていく。
 北朝鮮問題の株式市場への影響なども考慮する。」
報道
「北朝鮮が9日の建国記念日を前にICBMを発射可能地点へ移動。」
米10年債利回りは2.13%台へ低下。
豪RBA
「2%へ向け計画通り順調、持続的な加速を示す見込み。
 経済成長と金利の据え置き方針は合致。
 豪ドル高は生産や雇用の見通しに悪影響を与えている。
 金利の据え置きは長期的なCPI目標に合致している。」
プーチン露大統領
「外交が北朝鮮危機の解決の唯一の道。
 ロシアと北朝鮮の貿易は実質的にゼロ。
 北朝鮮の体制への制裁は効果なし。北朝鮮に安全保障上の保障を。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.14%台へ上昇。
ブレイナード理事
「インフレが軌道に乗るまで追加利上げには慎重に。
 基調インフレは現在より低い公算がある。
 バランスシートの変更に近づいている公算が高い。
 バランスシート縮小開始後はインフレ動向を注視。
 ハービー被害は第3四半期GDPPに影響するが、
 生産の回復は想定される。米経済は堅調、投資は上向き。
 レバレッジによるリスク形成は兆候はわずか。」
米NHC報道
「ハリケーンのイルマが最強のカテゴリー5に発達。」
原油先物は48ドル台で推移。
北朝鮮のジュネーブ国際機関代表部大使
「北朝鮮に圧力をかけようとして無謀な挑発行為や無益な試みに
 頼るのであれば、米国はさらに多くのプレゼントを受け取る。
 圧力や制裁は効果がない。どんな状況においても
 北朝鮮が核抑止力を交渉のテーブルに置くことはない。」
トランプ米大統領
「日本と韓国に米国からより一層の先端兵器の購入を認める。」
ミネアポリス連銀総裁
「失業率は低下したが、インフレは低い。
 利上げは経済に実質的な打撃与えた可能性も。
 米労働市場はスラックが依然として存在する模様。」
NY時間に米10年債利回りは2.06%台へ低下。
NYダウは234.25ドル安の21753.31で取引を終える。


<9月6日(水)>

日経平均は99.75円安で寄り付き27.84円安の19357.97で大引け。
米10年債利回りは一時2.05%台へ低下。
ダラス連銀総裁
「2017年の米経済成長率を2.25%と予想している。
 移民は米国の主要な貿易力の源泉。
 労働力の増加なくして、米経済の成長は困難なものとなる。
 金融政策のみで物価の安定と雇用の拡大の目的達成は困難。
 金利は相当期間低水準にとどまると投資家はみている。
 一部で思われているほど、現在の米金融政策は緩和的ではない。
 ハービー被害で3Qの成長に打撃、4Qに回復へ。
 FRBは早期にバランスシートの縮小に着手をするべき。
 同件のタイミングに関してはハリケーン・ハービー影響はない。
 ハービーを受けてのガソリン価格の上昇は一時的なものであるが、
 どの程度続くかは不明。」
米10年債利回りは2.07%台へ反発。
ドンブレット独連銀理事
「銀行は英EU離脱を受けた本拠地移転計画を確定すべき。
 本拠地移転でフランクフルトとダブリンが恩恵受ける。」
原油先物は49ドル台へ上昇。
加BOCが政策金利を0.75%から1.00%に利上げ。
加BOC声明
「未来の政策は事前に決定されていない。
 刺激策の解除が正当化される。
 カナダの成長は安定してきている。
 過剰な労働市場が賃金上昇を抑制。
 利上げに対する経済の反応を注意深く見ている。
 地政学リスクや交易条件の不透明さ、カナダドル高を注視。」
報道
「フィッシャーFRB副議長が10月中旬に辞任。
 FRB理事は定員7名のうち空席が4席に増え過半が空席に。」
ブルームバーグ (ECB関係者の話として)
「量的緩和QEに関して10月26日まで決定に至る公算は小さい。
 スタッフ見通しの草案では2018から2019年のインフレ見通しを
 小幅下方修正へ。来年のシナリオに関する文書を検証中。
 QEのパラメータについて検討。」
報道
「米下院がハリケーン・ハービー被害救済法案を可決。」
報道
「トランプ大統領と議会はハリケーン・ハービーの救済への
 短期の歳出と債務上限引き上げの抱き合わせで合意。
 期間は12月15日まで。」
米10年債利回りは2.10%台へ上昇。
米地区連銀報告
「経済活動は緩慢ないし緩やかに拡大。
 物価は緩やかに上昇。仕入れコスト全般に高い。
 仕入れの価格転嫁は限定的。住宅価格は上昇。
 賃金上昇圧力は限定的。賃金の伸び緩やか。
 住宅、商業不動産は若干上昇。
 製造業は緩やかに拡大。自動車はまちまち。
 自動車産業の減速長期化を懸念する報告があった。
 設備投資は増加。ハービーの影響を判断には時期尚早。
 様々な地域で人手不足。」
NYダウは54.33ドル高の21807.64で取引を終える。


<9月7日(木)>

報道(WSJ)
「トランプ大統領はコーン国家経済会議(NEC)委員長を
 次期FRB議長に指名しない見通し。」
トランプ大統領
「理想的には法人税率を15%に引き下げたい。
 ヘルスケア変更を断念していない。」
日経平均は75.47円高で寄り付き38.55円高の19396.52で大引け。
韓国の李洛淵首相
「北朝鮮が完全な核武装を行うまでに多くの時間が残されていない。
 懸念されている大陸間弾道弾(ICBM)の発射実験について、
 同国の建国記念日である9日に発射する可能性がある。」
米10年債利回りは2.09%あたりで推移。
ロシア極東発展相
「北朝鮮の閣僚に対して自制を求めた。」
ロンドン時間に米10年債利回りは2.08%台へ低下。
ECB
「上下限金利も据え置き、−0.4%と+0.25%。
 見通し悪化の場合、QEの規模と期間を拡大する。
 QEはインフレ過程が持続的となるまで継続。
 金利はQEの終了後もかなりの期間現行水準に留まる。
 QEは12月以降も必要に応じて継続。」
ドラギECB総裁
「600億ユーロ規模のQEは少なくとも12月まで実施。
 QEは持続的なインフレ上昇が見られるまで継続。
 最近のユーロ相場のボラティリティーは不透明性の原因。
 極めて大規模な金融緩和が必要。秋に政策調整について決定する。
 政策調整の決定は2017年を越える期間となろう。
 成長、インフレ、為替が今回のテーマだった。
 インフレには幅広く不満の声。インフレについては忍耐が必要。
 為替相場は成長とインフレにとって重要。
 為替相場を政策決定の判断に組み入れる必要。
 QEについて様々なシナリオについて議論した。
 QEの期間や規模について議論。
 QEについての決定の大筋は10月に発表。
 システミックなバブルのリスクはみられず。
 現在は高い水準の不透明感は広がっていない。
 QEのアセットクラスの拡大については議論せず。
 QEについての発表日を約束することには消極的。」
ECBスタッフ予測
「2017年のインフレ見通しを1.5%に据え置き。
 2018年のインフレ見通しを1.3%から1.2%に引き下げ。
 2019年のインフレ見通しを1.6%から1.5%に引き下げ。
 2017年の成長見通しを1.9%から2.2%に引き上げ。
 2018年の成長見通しを1.8%に据え置き。
 2019年の成長見通しを1.7%に据え置き。」
ライアン下院議長
「法人税率は現実的には世界平均である22.5%程度ないしは、
 それを下回る水準になる。
 米下院歳入委員会の税制改革案の公表は間近に迫っている。
 税制改革法案の年内通過を目指している。」
米10年債利回りは2.04%台へ低下。
EIA週間石油在庫統計では原油在庫が458万バレルの減少。
原油先物は49ドル台前半で推移。
クリーブブランド連銀総裁
「緩やかな利上げが必要。
 現在のインフレ鈍化については特殊要因との見解を維持。
 ただ、インフレが2%を下回る推移は幾分長引く可能性。
 年内の追加利上げに違和感はない。
 3月まで待つのは緩やかではない。
 ドットチャートは上向きに修正される可能性。
 イエレン議長を大いに支持。
 フィッシャー副議長を無くすのはFRBにとって損失。」
トランプ大統領
「北朝鮮への軍事行動は不可避ではない。」
報道
「米上院はハリケーン被害救済と債務上限・短期歳出法案を可決。」
ブルームバーグ (関係者の話)
「ホワイトハウスは次期FRB議長候補として
 少なくとも6人を検討している。」
NYダウは22.86ドル安の21784.78で取引を終える。


<9月8日(金)>

NY連銀総裁
「米景気拡大を支えるファンダメンタルズは全般に良好な状態続く。
 個人消費は引き続き上向き。
 労働市場の漸進的な一段の逼迫につながる可能性も、
 賃金の伸びが物価を支える。
 物価が長期目標の2%を下回り続けていることは驚きだが、
 今年に関しては携帯電話の急速な値下がりなどの一時的要因で
 一部説明可能。構造的な変化が一因となっている可能性も。
 インフレが連銀の判断を幾分下回っているが、
 金融緩和は徐々に解除し続けることが適切であると判断している。
 利上げは当面浅いものに。」
日経平均は98.56円安で寄り付き121.70円安の19274.82で大引け。
カンザスシティ連銀総裁
「政策金利の引き上げを継続する時期である。
 米国の実質金利は依然としてマイナスで推移しており、
 金融情勢は緩和的。
 今後米国が成長を維持するには、一段の作業が必要で、
 政策金利は、より正常な水準に変化するべきである。
 米国の労働市場は完全雇用状態。労働市場の需給に引き締め継続。
 米国のインフレ率は比較的緩やかで、賃金上昇率がインフレ率を
 上回っており、消費者にプラスの状況。 
 米国の投資は世界経済の力強い成長に支えられている。
 ハリケーンは米経済に短期的な影響を及ぼす。」
報道
「メキシコ南西部チアパス州の海岸近くでM8.2の地震が発生。
 メキシコ、エルサルバドル、グァテマラなどに津波の恐れ。」
米10年債利回りは一時2.01%台へ低下。ドル円が107円台へ下落。
フィンランド中銀総裁
「金融政策は引き続き緩和的である必要。
 為替相場はインフレに影響与える。
 再投資はQE終了のショックを緩和する。」
ロイター
「ECBは4パターンのQEシナリオについて検討中。
 期間について6ヶ月と9ヶ月の選択肢。
 QE規模については200億ユーロと400億ユーロへの減額を検討。」
独連銀総裁
「デフレリスクは、ほぼ完全に消え去った。
 ユーロ圏の景気回復は勢いと幅広さを増している。
 インフレ過程の不透明性は極めて大きい。」
NY時間に米10年債利回りは一時2.07%台へ反発。
報道
「東北地方でM5.3の地震が発生。秋田県は震度5強。」
NY連銀総裁
「ハリケーン、短期的に経済に悪影響を及ぼす。
 ハリケーンが利上げ時期に影響する可能性。
 景気は幾分勢いづいている。
 景気トレンドが上向きにシフトしたかの判断は時期尚早。
 インフレは2%目標を下回っており、忍耐強くなれる。
 バランスシート縮小は比較的早期に始まる公算大。」
報道
「米下院が被害救済・債務上限・短期歳出法案可決に必要な票確保。」
報道
「OECDが算出している購買力平価からすると、
 ユーロはドルに対して11%程度割安。」
アトランタ連銀のGDPナウ第3四半期は年率換算で3.0%を予想。
原油先物10月限は47.48へ下落。米10年債利回りは2.054%。
NYダウは13.01ドル高の21797.79で取引を終える。



<先週のドル円の概況>

先週のドル円は、週初4日に前日の北朝鮮の原爆実験を背景とするリ
スク回避に下窓を空けて109.52レベル(一般オープン前に一時109.20
レベル)で始まり、揉み合いながらも軟調傾向で推移して6日のオセア
ニア時間にかけて108円台半ばへ下落する展開になりました。その後
ロンドン時間序盤に108.45へ下落した後に切り返してNY時間後半に
かけて109.39へ反発しましたが、その後、再び軟調傾向で推移して、
8日のNY時間序盤にかけて年初来安値となる107.32へ下落する展開
になりました。その後、反発して107.83レベルで週の取引を終えまし
た。


<先週のユーロドルの概況>

先週のユーロドルは、週初4日に小幅な上窓を空けて1.1884レベルで
始まり1.19を挟んで揉み合いながらも堅調傾向で推移した後に7日の
ロンドン時間から上伸してECB政策金利の発表とドラギECB総裁の会
見を迎えました。ドラギECB総裁の会見では「最近のユーロ相場のボ
ラティリティーは不透明性の原因。」との発言などで一時1.1930へと
下押す場面もありましたが、「QEについて決定の大筋は10月に発表」
と発言したことを背景に再び上伸して、8日の東京時間後半にかけて
年初来高値となる1.2092へ上昇する展開になりました。その後、反落
して1.2035レベルで週の取引を終えました。




●今週(9月11日から9月15日)のドル・円・ユーロの注目点


<今週のドル円>

今週のドル円相場は、上昇した場合、まずは108.00の「00」ポイント
から8日のNY時間の戻り高値108.07を巡る攻防が注目されます。
ここを上抜けた場合は6日のロンドン時間の安値108.45、さらに上昇
した場合は7日のNY時間後半の戻り高値108.71、ここを上抜けた場
合は6日のNY時間後半の戻り高値109.39から6日のロンドン時間序
盤の戻り高値109.55、さらに上昇した場合は5日のオセアニア時間の
戻り高値109.83を巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは先週安値の107.32を巡る攻防が注目さ
れます。ここを下抜けた場合は107.00の「00」ポイント、さらに下落
した場合は2016年11月11日の終値106.65、ここを下抜けた場合は
2016年11月11日の安値106.03から106.00の「00」ポイント、さら
に下落した場合は2016年10月28日の高値105.53を巡る攻防が注目
されます。


今週のドル円相場は経済指標では、11日の日機械受注、13日の米生産
者物価指数と米月次財政収支、14日の中国鉱工業生産と中国小売売上
高と米消費者物価指数と米新規失業保険申請件数、15日の米小売売上
高とNY連銀製造業景況指数と米鉱工業生産とミシガン大学消費者信頼
感指数速報、などが注目されます。


先週のドル円は、3日の北朝鮮の核実験強行を背景に下落して始まり、
米南部へのハリケーンの再来襲と米利上げ観測の後退などを背景に、
米10年債利回りが低下してドルが売られ、ドル円は軟調傾向で推移し
て年初来安値を更新して107円台に下落する相場展開になりました。

債務上限引問題については、ハリケーン・ハービーの救済への短期の
歳出との抱き合わせで12月中旬まで引き上げることで合意になりまし
たが、FRBのフィッシャー副議長が辞任表明したこともドル売り材料
となったようです。

7日にライアン米下院議長が「法人税率は現実的には世界平均である
22.5%程度ないしは、それを下回る水準になる。米下院歳入委員会の
税制改革案の公表は間近に迫っている。」と発言していて、米法人減税
への期待はありますが、引き続き北朝鮮問題とハリケーンが懸念材料
となりそうです。11日の国連安保理決議を巡る北朝鮮の動向が注目さ
れます。

経済指標では週後半14日の米消費者物価指数と15日の米小売売上高
が特に注目されますが、その結果によって動意づく可能性が高そうで
す。



<今週のユーロドル>

今週のユーロドル相場は、上昇した場合、まずは8日の年初来高値の
1.2092を巡る攻防が注目されます。ここを上抜けた場合は1.2100の
「00」ポイント、さらに上昇した場合は2014年12月31日NY時間の
戻り高値1.2134、ここを上抜けた場合は2014年12月30日のロンド
ン時間から2014年12月31日のロンドン時間序盤にかけての揉み合い
下辺1.2150アラウンドのポイント、さらに上昇した場合は1.2200の
「00」ポイントを巡る攻防が注目されます。
一方、下落した場合は、まずは1.2000の「000」ポイントを巡る攻防
が注目されます。ここを下抜けた場合は7日のドラギECB総裁の会見
での押し安値1.1930、さらに下落した場合1.1900の「00」ポイント、
ここを下抜けた場合は5日のロンドン時間の押し安値1.1868、さらに
下落した場合は1日の米雇用統計後の押し安値1.1849を巡る攻防が注
目されます。


今週のユーロドル相場は経済指標では、13日の独消費者物価指数改定
値と欧鉱工業生産、などが注目されますが、対ドル通貨ペアとして、
13日の米生産者物価指数と米月次財政収支、14日の中国鉱工業生産と
中国小売売上高と米消費者物価指数と米新規失業保険申請件数、15日
の米小売売上高とNY連銀製造業景況指数と米鉱工業生産とミシガン大
学消費者信頼感指数速報、などが注目されます。


先週のユーロドルは、ドル売りも背景に堅調傾向で推移して、注目さ
れていた7日のドラギECB総裁の会見では「最近のユーロ相場のボラ
ティリティーは不透明性の原因。」として、ユーロ高牽制とも受け取れ
る発言をしたことを背景に一時下押すも、「QEについて決定の大筋は
10月に発表する。」と発言したことで緩和縮小への期待を背景に年初来
高値となる1.2092へ上昇しましたが、終値では8月29日高値を下回
り1.203台前半で週の取引を終えました。

OECDが算出している購買力平価ではユーロはドルに対して11%程度
割安となっているとのことで上昇の余地はありますが、チャート的に
は2つのトップを形成した格好で、今後、8月29日の高値1.2070及
び先週8日の高値1.2092を明確に超えて行けるのかが注目されます。
一方、下げた場合は1日の米雇用統計後の押し安値1.1849及び8月
31日の安値1.1823がネックに該当するとみられ攻防が注目されます。

今週のユーロに係わる経済指標はそれほど注目度は高くないようです
が、対ドル通貨ペアとして、週後半14日の米消費者物価指数と15日
の米小売売上高が注目されます。その結果によって動意づく可能性が
ありそうです。




さて今回は、トレードと凡事のお話 その257 です。


前回からの続きのお話です。


投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士が
トレードでは当たり前なことこそが大切として、
「投資苑3」の中でこう語っています。


「相場には秘密があります。
 秘密がないということが秘密なのです。」


相場やトレードで秘密ではない「当たり前なこと」とは
いったいぜんたい何なのでしょうか…。


今回は「トレードと凡事」その第二百五十七話です。


それでは、はじまり、はじまり〜。^^



『おい、ジイさん。先週は3日の北朝鮮の核実験でドル円が下窓を
 空けて始まり軟調に推移して107円台へ下落して年初安値を更新。
 そして、ユーロドルもドラギECB総裁の記者会見で「QEについて
 決定の大筋は10月に発表。」と発言したことでユーロが買われ、
 ユーロドルもドル売りと相まって年初来高値を更新して…、
 ドル売りがめちゃめちゃ優勢な一週間だったな…。』


「ふむ。そうであったのう…。溜口剛太郎殿。
 北朝鮮の核実験でのリスク回避とともに、米南部へのハリケーンの
 再来襲と米利上げ観測が後退したことや、フィッシャーFRB副議長
 が辞任表明もあって、米10年債利回りが一時2.01%台へ低下して、
 先週は強いドル売り動意の一週間じゃったのう…。」


『懸念されていた9日の北朝鮮の建国記念日では太陽フレアの懸念も
 あったかICBMの発射もなく、北朝鮮国内は祝賀ムードで
 日経新聞の見出しのように「沈黙の記念日」となったようだが…、
 このまま北朝鮮が何もしないという事はなさそうだよな…。』


「ふむ…。8日の米NBCニュースで『6回目の核実験をした北朝鮮に
 米国がサイバー攻撃を含めた外交・軍事措置を準備している。(中略)
 一方、中国はトランプ政権に対し、北朝鮮を先制攻撃した場合、
 北朝鮮を支援し中国企業への制裁についても報復すると警告した。』
 と報道していることもあり、このまま北朝鮮問題が終息することは
 ないのではなかろうか…。国連安保理決議が予定されている11日
 などでは北朝鮮の挑発行動に警戒が必要なのではあるまいかのう。」


『一旦、北朝鮮を巡るリスク回避は後退するかもしれないが、
 引き続き北朝鮮情勢には注目しておいた方がよさそうだな…。
 さてところで…、ジイさん。今日は何のお話だい。
 先日に言っていた「トレードと脳内会議のお話」とやらかい?』


「ふむ…。そのお話もいつかはさせてもらおうと思っとるのじゃが、
 今日は、4日に中国人民銀行が中国共産党の党大会を10月に控え
 金融リスクの根絶と海外への資金流出防止のため、
 『ICOを通じた資金調達を禁止。』としたとのことで、
 鮮度があるうち時事ネタとしてICO考察をしてみようではないか。」


『4日の中国人民銀行の発表を受けて、ビットコインが9月2日の
 1ビットコイン55万円超の最高値から10万円近く下落したが…、
 ICOと言えば、企業が株式でのIPOのように、トークンと呼ばれる
 代用コイン(仮想通貨)を発行して資金を調達する、
 イニシャル・コイン・オファリングのことだよな…。』


「ふむ…。ICOは仮想通貨市場の拡大の一翼を担っていて、
 最近はリスク回避で金が買われるとともにリスク回避の一端として
 資金が仮想通貨市場に流れ、最近はICOも活況のようでのう…。」


『最近はICOの話題をよく聞くがICOはまだ法整備がなされていなく
 ICOの中には詐欺まがいのモノもあるようだけどな…。』


「ふむ…。ICOの中にはブロック・チェーンの体裁を整えただけで
 実態の怪しいものもあるようで、また、ICOは当然ながら上場前で、
 上場に至ることができなければビットコインに交換できなかったり
 あるいは、ドルや円などのいわゆる法定通貨に交換できなく、
 額面は高騰しても事実上の『おもちゃのお金』で終わるモノもあり
 IPO投資の選定にあたってはよく検討する必要があろうのう…。」


『ただ、仮想通貨市場ではいわゆる「億り人」も続出しているようで
 初期投資が数十倍になる例も珍しくはなく、魅力的ではあるよな。』


「ふむ…。本当に上場されるのか、ウォレットなどのツールや
 インフラが本当に整備されるのか、その仮想通貨の主体や母体は
 どこなのか、そこは信用できるのか、などが選別で重要となろうが
 仮想通貨市場では初期投資が数十倍になる例も決して珍しくはない
 ようじゃのう…。溜口剛太郎殿。」


『仮想通貨市場は、ほんの1年ほど前は1兆円規模と言われていたが
 今は20兆円に迫る市場規模になったとも言われているからな…。』


「成長しきって成熟した市場での売買(トレード)であれば、
 『勝者の利得は敗者が支払う』ゼロサムとなることがあるが…、
 仮想通貨市場は成熟には程遠い、まだまだ膨張の過程にあり、
 『勝者の利得は新規参入者が支払っている』先行者利益が望める
 まだまだこれからの若き市場であるからのう…。」


『本当にそうなるのかは分からないけれど…、一説によれば、
 仮想通貨市場は1000兆円の市場規模になる可能性もあるようで
 「市場の拡大 = 先行者の利益」と、市場が膨張している間は
 先行者の利益も比例して膨張するだろうからな…。』


「その市場膨張の過程で、仮に例えば…、古参の仮想通貨が、
 市場規模50万が200万になっても4倍と凄い事じゃが…、
 ICOでは当初の市場規模の僅か1000が10万へと100倍になる
 可能性を秘めているという事なのじゃのう…。」


『まぁ、そのICOが無事に上場されるという事が重要な前提となる、
 だろうけれどもな…。上場されなければ絵空事の儚き夢だぜ…。』


「ふむ…。企業が株式でのIPOのように、トークンと呼ばれる
 代用コイン(仮想通貨)を発行して資金を調達するICOじゃが…、
 その一方で、通貨として、より本質的で本来的な価値である
 『モノやサービスが買える』という事に主眼を置いた
 単なる資金集めではない、仮想通貨もあるのじゃのう…。」


『へーっ。まぁ、上場さえしていれば、ビットコインに交換できたり
 あるいはドルや円などのいわゆる法定通貨に交換できるワケだけど
 通貨であれば、その本来的な価値はその通貨それ自体で
 「モノやサービスが買える」ということだろうからな…。』


「まぁ、購入を煽る事は目的ではないのでどこで買えるか言わないが
 HDAC(ヒュンダイ・ダック)もその1つとなろう…。
 https://youtu.be/x3LTjgSMy-8  (3分30秒ほどの解説動画)」


『ダブル・ブロック・チェーン技術や量子乱数技術を用いて
 セキュリティ強化をして、実際に世の中で使える仮想通貨を
 目指しているようだが…、ヒュンダイと言えば、
 韓国のあの有名企業のことかい? ジイさん。』


「ふむ。そのとおりじゃ…。溜口剛太郎殿。
 デジタルで実際にモノが買えるという事は例えば大手家電量販店の
 『ポイント』でモノが買えることでイメージできると思うが…、
 これからはビットコイン以外にも実際に世の中でモノが買える
 仮想通貨が複数台頭してくることであろう…。」


『ビットコインが仮想通貨の王者なのは、おもちゃのお金ではなく
 実際にモノが買えるという事が大きな要素であろうからな…。』


「仮想通貨市場が膨張していると言っても、現在は一部の投機家が
 参入している過程や段階で、これからはファンド勢も参入してくる
 と思われるが、将来の最大の市場拡大要素は『一般の人達の参入』、
 つまり、普通の人達が世の中でモノやサービスを購入するために
 デビッドカードを使うように、仮想通貨を利用し始めて
 普及していくことではなかろうか…。溜口剛太郎殿。」


『そうなる時代こそ仮想通貨市場の成熟期になるのかもしれないな。』


「ふむ…。そのようなワケで、ジイは仮想通貨の単なるICOではなく
 『実際に世の中でモノやサービスが買えるようになるのだろうか』
 という視点で仮想通貨を観て、ペイパル・日本ペイ・現代ペイなど
 決済システムを提供している会社と提携している(する)ことで
 『一般の人達の参入』により利用拡大する将来の可能性の有無で
 仮想通貨を選別して投資しているというワケなのじゃのう…。」


『短期的には上場が見込める限り単なる資金集めのICOに乗るのも
 良いかもしれないが、長期的視点ではモノが買えるようになるのか
 ということは、有力な仮想通貨投資の選別基準になりそうだな…。』




なーんちゃって。

またまたお話が長くなりました。 m(_ _)m


ではまた来週。

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